JP3362335B2 - ディスクブレーキパッドの予備成形装置 - Google Patents

ディスクブレーキパッドの予備成形装置

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JP3362335B2
JP3362335B2 JP06916898A JP6916898A JP3362335B2 JP 3362335 B2 JP3362335 B2 JP 3362335B2 JP 06916898 A JP06916898 A JP 06916898A JP 6916898 A JP6916898 A JP 6916898A JP 3362335 B2 JP3362335 B2 JP 3362335B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、鉄道など
の各種車両や産業機械等の制動に用いるディスクブレー
キパッドに関する。詳しくは摩擦材の接着されるプレー
トに断熱層を設ける際の予備成形装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ディスクブレーキパッドは、鉄製のプレ
ートにフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を塗布したもの
に、摩擦材原料を加熱成形により接着させ、その後の加
熱硬化反応により所定の硬度に整え摩擦面の研磨やプレ
ートの防錆塗装を施すものが一般的である。 【0003】ところが最近のディスクブレーキパッド
は、車両の高性能化に伴いブレーキ性能も高度化され、
広い温度領域に安定した制動能力を要求されるため、摩
擦材も健康を害するおそれのあるアスベストを主体とし
たものから、金属やミネラルのファイバー類を中心とし
たノンアスベスト材料に変わっている。 【0004】摩擦材の変化に伴い様々な問題が発生して
いるが、金属やミネラルのファイバーを主体としたもの
ではアスベストのように断熱性がなく、熱伝導性が高い
ので摩擦摺動面に発生する熱は、容易に摩擦材を経由し
てプレートとの接着面に至り、接着剤を熱劣化させ摩擦
材が剥離する恐れがある。さらに、摩擦材の繊維の太さ
や柔軟性の違いから、プレートとの密着性はアスベスト
に比較して低下している。 【0005】そこで、プレートと摩擦材との間に断熱層
を設け、摩擦摺動面側には摩擦性能を重視した材料を用
い、接着面側にはプレートとの密着性を重視した材料を
用いる等の摩擦材の多層化が進んでいる。例えば、特開
昭58−211031号公報には、摩擦材を含む断熱層
をタブレットの形態にて予備成形する技術が提案されて
いる。この従来技術は、プレート内に設けられるモール
ド穴周辺の材料密度を高くして、モールド穴からの水分
の浸透を防いでプレートとの接着面の発錆とセミメタリ
ック系の摩擦材の界面発錆を防ぐものである。 【0006】図15は、前記公報で提案されているとこ
ろのプレス装置に摩擦材を含む断熱層を充填したところ
の断面図である。下型CにスプリングFで支えられてい
るダイBとインサートDの中に、摩擦材201と断熱層
202を充填する際、モールド穴203に相当する下パ
ンチE部分の断熱層202の圧縮率を多くして、下型C
をP1の圧力で上方に、上パンチAをP2の圧力にて下
方に加圧してタブレット状に予備成形したものを、別の
熱成形金型にて図16のディスクブレーキパッドの一断
面に示すように、プレート204に接着し加熱、加圧す
ることによりディスクブレーキパッド成形体と成すもの
である。 【0007】このようにして成形されたディスクブレー
キパッドは、モールド穴部における断熱層の密度が高ま
り、該部からの水分の侵入を防ぐことができ、その結
果、水分の侵入による錆発生を防止し、セミメタリック
摩擦材の断熱層との界面からの脱落の心配のない摩擦材
を提供できると説明している。 【0008】他の予備成形の従来技術として、特開平8
−145097号公報には、プレートに接する断熱層の
材料に造粒材料を用い、該造粒材料を金型に投入する前
にあらかじめ金型を予熱しておき、バインダーは溶融す
るが硬化反応が進まない温度で該造粒材料を投入し、予
備成形によりプレートと一体化した後、該一体物を別の
熱成形金型にセットし、摩擦材を投入しバインダーが硬
化反応する温度以上で熱成形したディスクブレーキパッ
ドの製造方法が提案されている。 【0009】図17は、前記プレートと一体化した予備
成形品を別の熱成形金型にセットしてディスクブレーキ
パッドを造る工程の概要を示したものである。最初のA
工程で、造粒材から成る断熱層302とプレート301
を一体にした予備成形品300を、下型305の上に置
き、断熱層302の形状に合致したキャビティを有する
ダイ306にセットする。次のB工程で、ダイ306の
キャビティに摩擦材303を充填する。そしてC工程で
上型307を矢印方向に上パンチ308と共に加圧しな
がらバインダーが硬化反応する温度以上で熱成形する。
最後にD工程で、上型307と下型305を開放してデ
ィスクブレーキパッド310を取り出す。 【0010】このようにして成形されたディスクブレー
キパッドは、プレートと接する断熱層に造粒材料を用い
ているから、予備成形作業での粉塵を押さえ、作業環境
を改善すると共に予備成形時にプレートと一体化するこ
とでハンドリングする部品数を減らすことができ、又、
摩擦材との界面に何ら加工することなしに界面強度を持
たせることができると説明している。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】特開昭58−2110
31号公報の従来技術では、断熱層におけるモールド穴
周辺の材料密度を高くして水分の侵入を抑えて錆の発生
を防げても、特開平8−145097号公報の従来技術
のように、断熱層に造粒材料を用いていないから、最終
の熱成形の際、バインダーの溶融流動によつて造粒材料
の間隙が減ると同時に、摩擦材中の繊維等を造粒材料の
間隙に押し込むことにより、表面に幾何学的な凹凸を形
成しバインダーによる接着を補助することによる、強靱
な界面固着は期待できない。 【0012】そして、予備成形作業での粉塵の発生を抑
え、作業環境を改善すると共に予備成形時にプレートと
一体化することでハンドリングする部品数を減らすこと
もできない。本発明は、特開平8−145097号公報
の予備成形品を効率よく自動的に製造するディスクブレ
ーキパッドの予備成形装置を提案する。 【0013】 【課題を解決するための手段】摩擦材が多層になってい
るディスクブレーキパッドの予備成形装置であって、 1)接着剤の塗布されたプレートを所定の位置に搬送す
る第1プレート投入部と、第1プレート投入部から搬送
されて来るプレートの初期温度と予熱上昇温度とを検温
し、目標設定温度と比較することにより加熱出力を制御
する加熱部と、加熱済プレートをプレス本体部のインサ
ート上に搬送する第2プレート投入部とからなる前段工
程とその前段工程を制御する第1制御部、 2)原料タンクに貯蔵されている造粒材を秤量して前記
インサート上に移動するホッパ投入部と、予備成形品の
形状に適合したクシ歯状の撹拌装置を有し、前記プレス
本体のダイ内部の造粒材を均平化する均らし部とからな
る中段工程とその中段工程を制御する第2制御部、 3)前記インサート上のプレートと造粒材を所定の圧力
で加熱成形するプレス本体であって、上パンチ及び下パ
ンチを有し、インサートに対してモールド穴の穴径やプ
レートの板厚変化に対応してモールド穴からの水分の浸
入を防ぐことができる高い造粒材密度に調整する位置に
下パンチの初期位置を設定し、上パンチを加圧する上部
プレスと下パンチを加圧する下部プレスはその稼動タイ
ミングを同期させるか、上部プレス稼動後下部プレスが
稼動するように設定するプレス本体と、加圧成形後予備
成形品を搬出するハンドリング部と、前記予備成形品を
次工程に移動する第2コンベア部とからなる後段工程と
その後段工程を制御する第3制御部、の自動に操作する
ための3つの制御部を含む。 【0014】加熱部は、第1プレート投入部から搬送さ
れて来るプレート温度を自動計測し、目標設定温度と比
較することにより加熱出力を学習制御するようにすれ
ば、プレートの形状や板厚が変更され熱容量が変わって
も、断熱層としての造粒材中のバインダーが溶融して硬
化反応が進行しない温度範囲にプレート温度を制御でき
る。 【0015】プレス本体のダイ内部の造粒材を均平化す
る均らし部は、予備成形品の形状に適合したクシ歯状の
撹拌装置を用いて、任意の振幅や振動数のもとに造粒材
の表面を平坦にする。 【0016】プレス本体の下パンチの初期位置は、イン
サートに対し任意の位置に設定できようにすれば、モー
ルド穴の穴径やプレートの板厚の変化に対応して造粒材
密度を適確に高く調整することが可能になる。 【0017】プレス本体の上部プレスと下部プレスは同
期させるか、上部プレス稼動後下部プレスが稼動するよ
うに設定すれば、先に進入する下パンチで造粒材が逃げ
ることを防ぎ、モールド穴周辺の造粒材密度を適確に高
くすることができる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下に、本発明のディスクブレー
キパッドの予備成形装置を、図面に基づいて詳細に説明
する。図1(a)、(b)、(c)は、該予備成形装置
の概念図である。各構成要素の詳細については、実施例
に基づき別途説明する。 【0019】図1(a)は、投入されたプレート2が位
置決めされ、加熱部に搬送され予熱れた後、プレス本体
にセットされる前段工程を示す。第1プレート投入部A
は、接着剤の塗布されたプレート2を搬送する第1コン
ベア部10と、プレート2をマグネットにて吸着して、
位置決め部30や高周波加熱部Bの加熱テーブルに、移
動させるハンドリング部20により構成される。高周波
加熱部Bにて所定の温度に予熱されたプレート2は、再
びマグネットに吸着されて第2プレート投入部Cより、
プレス本体Dのインサート100上にセットされる。 【0020】図1(b)は、原料タンクEからプレス本
体Dのインサート100上に、造粒材を投入する中段工
程を示す。自動秤量機能を有する原料タンクEに貯蔵す
る造粒材は、ホッパ投入部Fに一旦収納され、これをプ
レス本体Dのダイ94とインサート100に囲まれる空
間に放出する。この時プレス本体Dの下パンチ103
は、インサート100内でモールド穴の材料密度が高く
なる位置に待機する。一方、均らし部Gは、クシ歯状の
撹拌装置を有し造粒材の表面を平坦にする。 【0021】図1(c)は、プレス本体Dにて熱成形さ
れた予備成形品1を、別の熱成形金型に移動させる後段
工程を示す。プレス本体Dの上パンチ98と下パンチ1
03とにより加圧して熱成形した予備成形品1を成形し
たら、ダイ94を上昇させると共に下パンチ103を下
降してプレス本体Dを開放して、ハンドリング部Hのマ
グネット126に予備成形品1を吸着させ、別の熱成形
金型に移動させるコンベア部I上に移動する。 【0022】次に、各構成要素の詳細について説明す
る。図2は、第1プレート投入部Aの一部を構成する第
1コンベア部10の概要を示す斜視図である。プレート
2の材料には、熱間または冷間の圧延鋼板を板金プレス
にて打ち抜いたものが用いられる。プレート2は洗浄
後、表面の酸化被膜と板金プレスの油脂分を除去するた
めショットブラスト処理を施し、フェノール樹脂等の接
着材を塗布して乾燥させる。このようにして用意したプ
レート2を、接着面を上にしてガイドレール13に沿っ
て一定の方向に人為的にランダムに並べる。足付きの架
台11に設置されたベルトコンベア12上のプレート2
は、位置検出センサ14にて発信する信号を受け速度を
コントロールするモータ(図示せず)にて間歇的に移送
される。 【0023】図3は、第1プレート投入部Aの一部を構
成するハンドリング部20の概要を示す斜視図である。
枠体21の中にはシリンダ22が収納され、シリンダ2
2の可動部23は、ベルトコンベア12の側面に設置さ
れる光学的または機械的な位置検出センサ14がプレー
ト2のキャッチした位置に誘導され、プレート2がマグ
ネット24の直下に来るのを検出したら、別途設ける第
1制御部に信号が送られると共に、昇降装置25が下降
してマグネット24の先端にプレート2を吸着する。マ
グネット24の吸着に同期して昇降装置25は、上昇し
ながら位置決め部30に移動する。 【0024】図4は、第1プレート投入部Aの一部を構
成する位置決め部30の概要を示す斜視図である。プレ
ート台31には、姿勢矯正治具32とクランプシリンダ
33が配置され、プレート台31の上でマグネット24
がプレート2を開放して昇降装置25が上昇すると、そ
の信号を受けた第1制御部の指令によりクランプシリン
ダ33が駆動され、プレート2を姿勢矯正治具32側に
押し付けて後工程のプレート2の姿勢を整える。クラン
プシリンダ33は、ストロークセンサを内臓していて姿
勢矯正が済んだら、自動的に待機位置に後退すると共
に、再び、昇降装置25が下降してマグネット24でプ
レート2を吸着すべく第1制御部から指令を出す。マグ
ネット24の吸着が完了したら昇降装置25は、上昇し
ながら次の図5に示す高周波加熱部Bの加熱テーブル4
1上にプレート2を移動すべくシリンダ22が稼動す
る。 【0025】加熱テーブル41上にプレート2を移動し
たマグネット24は、間歇停止している第1コンベア部
10のプレート2の待機位置に復帰する。第1コンベア
部10、位置決め部30、高周波加熱部Bの間でプレー
ト2を移動する第1プレート投入部Aのマグネット24
の数は、複数個設けて2個取りとしたり、昇降装置25
を複数個設け作業タクトを短縮することもできる。 【0026】図5は、高周波加熱部Bの概要を示す斜視
図である。加熱部の形態は、高周波に限定されるもので
はなく電気ヒータ等であってもよい。加熱テーブル41
に移動したプレート2は、モールド穴4にガイドピン4
2を挿入して位置決め精度を正確にすると共に、ハンド
リング部20の昇降装置15の動作が完了することによ
り、枠体43に収納されているシリンダ44が稼動さ
れ、加熱テーブル41は加熱コイル45側に移動してス
トロークセンサにて所定位置に停止する。 【0027】加熱テーブル41上のプレート2は、初期
温度を非接触のプレート温度検出計46で、予熱上昇温
度を非接触のプレート温度検出計47により検温され、
その信号を受けた第1制御部の指令により、プレート2
の設定予熱に到達する電流を加熱コイル45に出力す
る。設定予熱は、接着材の溶融が始まり断熱層3内の硬
化剤の硬化反応が進行しない範囲の70〜120℃が好
ましい。プレート2が設定領域の予熱温度に到達したこ
とをプレート温度検出計47で確認したら、第2プレー
ト投入部Cのマグネット55がプレート2を吸着し昇降
装置53の上昇完了にて、加熱テーブル41はシリンダ
44により元の待機位置に復帰する。 【0028】図6は、第2プレート投入部Cの概要を示
す斜視図である。第2プレート投入部Cは、前記ハンド
リング部20と類似のユニットであり、枠体51の中に
ストロークセンサ付きシリンダ54が配置され、可動部
52に附属する昇降装置53にマグネット55が設置さ
れている。予熱済みプレート2は、マグネット55に吸
着されてストロークセンサの停止位置であるプレス本体
Dのインサート100の上に移動し、インサート100
のプレートガイド101の中にプレート2を開放する。
同時に、第1制御部からその信号を受けてマグネット5
5は、昇降装置53により上昇しながら待機位置に復帰
する。 【0029】図7は、造粒材が貯蔵されている原料タン
クEにて造粒材が自動秤量される工程の概要を示す斜視
図である。タンク61の漏斗状の開放口の下には、電磁
コイル63にて微振動している振動フィーダ62が配置
され、造粒材を転がしながら自動秤量シュータ64側に
移送する。シュータ64の重量は、造粒材の重さも含め
てロードセル65で計測されていて、後述する第3制御
部のダイ94のセット完了信号を受けると、所定の重量
になれば常時は遮断されているゲート66が、ロードセ
ル65からの信号により開放され造粒材を下方のホッパ
投入部Fに放出する。ゲート66は、造粒材放出後再び
遮断される。 【0030】ホッパ投入部Fにおける造粒材を一旦収納
したホッパ67は、ストロークセンサ付きシリンダ68
のヨーク69に支持され、ゲート66の開放信号を受け
た別途設ける第2制御部の指令により、プレス本体Dの
ダイ94の方向に移動を開始する。ダイ94の直上に進
入したホッパ67は、ストロークセンサの信号を受けて
底部ゲート70をエヤーチャックにより開放し、ダイ9
4とインサート100に囲まれる空間に造粒材を投入す
る。設定タイム後に底部ゲート70を閉じ、第2制御部
の指令を受けたシリンダ68は後退し、シュータ64の
直下に戻る。 【0031】因みに、造粒材の成分は、ファイバ繊維と
してアラミド、銅、セラミックスに、充填材として黒
鉛、カシューダスト、水酸化カルシュウム、硫酸バリウ
ム、その他若干の未加硫ゴムと、そしてバインダーレジ
ンとしてフェノール樹脂などを均一に混合し、不二パウ
ダル製ディスクペレッタを用い、紐状に押し出したのち
切断して粒状物とするのが好ましい。 【0032】図8(a)は、均らし部Gの概要を示す斜
視図である。ストロークセンサ付きシリンダ71の可動
部72は、昇降装置73を介してクシ歯状の撹拌装置7
4を保持している。クシ歯ヘッド75から伸びるロッド
77は、昇降装置73に固定されているスライド軸受け
76の中に摺動自在に支持されていて、スライド軸受け
76の側面の偏心クランク78とクシ歯ヘッド75の側
面の間は、コンロッド79で連結されている。 【0033】図8(b)は、均らし部Gの動作を説明す
る概念図である。シリンダ68が後退をすると第2制御
部は、シリンダ71に矢印Aの方向に可動部72を移動
させ、ストロークセンサの終端に至ると昇降装置73
は、矢印Bの方向にクシ歯ヘッド75をプレス本体Dの
ダイ94の中に下降させる。所定の位置まで下降すると
偏心クランク78は、矢印Cの回転を始めクシ歯ヘッド
75をコンロッド79を介して矢印Dの方向に振動する
ことにより、断熱層3としての造粒材の表面を平坦に均
らす。この時プレス本体Dの下パンチ103は、インサ
ート100内でモールド穴4の造粒材密度が高くなる位
置に待機する。その後、クシ歯ヘッド75は、前述とは
逆の指令を第2制御部から受けて初期の待機位置に復帰
する。 【0034】図9は、プレス本体Dの概要を示す正面図
である。図9は、第2プレート投入部Cからプレート2
が投入される直前の状態を示している。81はプレス枠
台であり、四隅にプレス支柱82がロックナット83a
にて固定されている。上部プレスの油圧シリンダ84
は、上部フレーム85を介してプレス支柱82にロック
ナット83bにて固定されている。一方、下部プレスの
油圧シリンダ86は、下部フレーム87を介してプレス
支柱82にロックナット83cにて固定されている。 【0035】上部シリンダヘッド88は、四隅のプレス
支柱82を案内にして上下にスライドできるよう上部プ
レスガイド89に固定されている。下部シリンダヘッド
90は、四隅のプレス支柱82を案内にして上下にスラ
イドできるよう下部プレスガイド91に固定されてい
る。プレス枠台81と上部シリンダヘッド88の間に
は、四隅にダイ支柱92を有するダイセット93が配置
されている。 【0036】ヒータ付きのダイ94には、中央に断熱層
3の外郭形状と同一の空所95が設けられ、フランジ9
6を介してダイ昇降シリンダ97に連結され、ダイ支柱
92に案内されながら油圧シリンダ84とは単独の動作
ができる。ダイ昇降シリンダ97は、上部プレート85
に固定されている。ヒータ付きの上パンチ98は、上部
シリンダヘッド88のスライド溝99に係合して、ダイ
支柱92に案内されながら上下動する。 【0037】ヒータ付きのインサート100には、ダイ
支柱92が固定され、プレート2の板厚より低い突起の
プレートガイド101が設けられている。モールド穴4
の位置に相当するインサート100の下パンチ穴102
には、下パンチ103が下部シリンダヘッド90のスラ
イド溝104に係合して、下パンチ穴102に案内され
ながら上下動する。 【0038】次に、プレス本体Dの動作について説明す
る。プレス支柱82の四方は開放しているので、中央の
インサート100に対し、例えば、東側から第2プレー
ト投入部Cが進入し、西側からホッパ投入部Fが造粒材
を投入し、南側から均らし部Gにて造粒材の表面を平坦
にし、北側からハンドリング部Hにて予備成形品1を搬
出することも可能である。 【0039】図10(a)、(b)、(c)に、プレー
ト2上に断熱層3が接着され予備成形品1が成形される
際のプレス本体Dの動作を示す。図10(a)は、イン
サート100の上に予熱済みプレート2をセットした状
態の部分拡大図である。第2プレート投入部Cから搬入
されたプレート2は、プレス枠台81に固定されている
インサート100のプレートガイド101の中にセット
される。 【0040】この時点では、ダイ94はダイセット支柱
92に案内されているフランジ96を介して、ダイ昇降
シリンダ97によって懸垂され、上部プレス側に待機し
ている。さらに下パンチ103は、モールド穴4の位置
に相当する下パンチ穴102に案内されながら、造粒材
密度が高くなる位置に待機している。 【0041】図10(b)は、インサート100と下降
したダイ94とで囲まれる空所95に、ホッパ67から
断熱層3となる造粒材が投入された状態の部分拡大図で
ある。図10(a)の状態にプレート2がセットされた
信号を受けた第3制御部は、ダイ昇降シリンダ97を下
降させてダイ94をプレート2上にセットする。ダイ昇
降シリンダ97のストロークセンサの信号は、第3制御
部を経由して第2制御部から原料タンクEに伝達され造
粒材が投入される。次工程の均らし部Gの動作について
は、図8(b)に説明した通りである。 【0042】図10(c)は、上パンチ98を降下して
断熱層3を予備成形する状態の部分拡大図である。均ら
し部Gのクシ歯ヘッド75が初期の待機位置に復帰した
との第2制御部の信号を第3制御部は受信し、先ず、上
部プレート85に固定されている上部シリンダヘッド8
8を降下させ、ダイ支柱92に沿って上パンチ98をダ
イ94の空所95内に下降させるよう指令する。 【0043】ダイ94とインサート100にはヒータが
内臓されていて、プレート2の予熱範囲と同等の70〜
120℃に第3制御部にて維持されている。上パンチ9
8は、100〜150kg/cm2の圧力にて造粒材を
加圧する。続いて、第3制御部は、下部フレーム87に
固定されている下部シリンダヘッド90に、下部プレス
ガイド91がプレス支柱82に沿って下パンチ103
を、下パンチ穴102にガイドされながら上パンチ98
と同等の圧力にて上昇させるよう指令する。数秒から1
0数秒の加熱と加圧により断熱層3はプレート2上に接
着され、予備成形品1は成形される。 【0044】図11(a)、(b)は、予備成形品1の
離型工程であるノックアウト動作を説明するインサート
100周辺の部分拡大図である。図11(a)は、上パ
ンチ98の初動を示す部分拡大図である。任意の加圧時
間後第3制御部は、上パンチ98を距離L1だけ上昇す
べく上部シリンダヘッド88に指令する。 【0045】次に、図11(b)に示す部分拡大図のよ
うに、ダイ94を距離L1より上昇するようダイ昇降シ
リンダ97に指令する。この動作で、仮にダイ94と共
に上昇した予備成形品1は、上パンチ98に当接し完全
に離型される。最後に、プレート2がプレートガイド1
01から離れる距離L2だけ、下パンチ103を上昇す
べく下部プレスのシリンダヘッド90に指令する。一連
のノックアウト動作が終了したら、プレス本体Dは、図
9の待機位置にダイ94、上パンチ98、下パンチ10
3を復帰させる。 【0046】図12はハンドリング部Hの概要を示す斜
視図である。枠体121の中にはシリンダ122が収納
され、シリンダ122の可動部123には、昇降装置1
24が設けられ、アーム125の先端にマグネット12
6が設置されている。プレス本体Dが待機位置にあると
の第3制御部からの信号を受けて、マグネット126は
インサート100上の予備成形品1の直上まで進入し、
ストロークセンサの指令により、昇降装置124が下降
して予備成形品1を吸着する。所定タイム後、昇降装置
124は上昇し、シリンダ122の作動により予備成形
品1をコンベア部I上に移動して、ストロークセンサの
指示により予備成形品1を開放する。 【0047】図13は、第2コンベア部Iの概要を示す
斜視図である。架台131に設けられたベルトコンベア
132は、電動モータ(図示せず)により連続的に駆動さ
れ、マグネット126から解放された予備成形品1は、
摩擦材を重ねてディスクブレーキパッド成形体を得るた
めの別の熱成形金型に投入すべく順次移動しながら人為
的に回収される。 【0048】各構成要素に設置される位置やストローク
や温度のセンサ、タイマー並びにマグネットやシリンダ
等のアクチュエータは、周知の技術を適宜組み合わせた
ものであり、第1、2、3制御部の制御対象やシーケン
スについても記載の方法に限定されるものではない。 【0049】第1プレート投入部Aに人為的に投入する
プレート2が、第2コンベア部Iで回収されるまでの一
連の工程を自動的に実行するためには、図14のフロー
チャートのステップに従うのが好ましい。 【0050】先ず前段工程では、投入されるプレート2
の姿勢を整えプレス本体Dに移動する。(1)ベルトコ
ンベア12上に、接着材の塗布面を上にして一定の方向
に人為的に投入する。(2)ハンドリング部20のマグ
ネット24で吸着して位置決め部30に移動する。
(3)姿勢矯正治具32にてプレート2の姿勢を整え
る。(4)ハンドリング部20のマグネット24で吸着
して高周波加熱部Bに移動する。(5)加熱テーブル4
1上のプレート2の温度を計測する。(6)加熱コイル
45にて予熱温度に加熱する。(7)プレート2が予熱
温度範囲にあることを確認する。(8)第2プレート投
入部Cのマグネット55に吸着してプレス本体Dに移動
する。この前段工程のステップは、第1制御部により
−間の動作を監視され制御される。 【0051】中段工程では、原料タンクEに貯蔵されて
いる造粒材を自動秤量すると共に、ダイ94内部の造粒
材の表面を平坦にする。(9)プレス本体Dにプレート
2を受入れると、(10)ダイ94を降下する。一方、
(11)造粒材は原料タンクEに貯蔵されている。(1
2)タンク61の漏斗状の開放口の直下の振動フィーダ
62でシュータ64に造粒材を転動させる。(13)シ
ュータ64に付属するロードセル65にて計測する。
(14)ゲート66を開放し造粒材をホッパ67に投入
する。(15)シリンダ68によりダイ94の直上に移
動し底部ゲート70を開放してホッパ67内の造粒材を
放出する。(16)シリンダ68の後退信号を受けシリ
ンダ71にてクシ歯ヘッド75は前進する。(17)昇
降装置73にてクシ歯ヘッド75をダイ94の中に下降
させる。(18)偏心クランク78にてクシ歯ヘッド7
5を振動させ造粒材の表面を平坦にする。この中段工程
のステップは、第2制御部により−間の動作を監視
され制御される。 【0052】後段工程では、プレス本体Dにて予備成形
品1を熱成形し、別の熱成形金型に移動させる。(1
9)クシ歯ヘッド75が待機位置に復帰したとの信号を
受けて上パンチ98を降下させる。(20)下パンチ1
03を上昇させる。(21)所定の時間加圧ホールドす
る。(22)予備成形品1を離型するためノックアウト
動作をする。(23)上パンチ98を上昇する。(2
4)下パンチ103を下降させる。(25)ダイ94を
上昇させる。(26)ハンドリング部Hのマグネット1
26で予備成形品1を吸着し、シリンダ122を駆動し
てコンベア部Iに移動する。(27)ベルトコンベア1
32上の予備成形品1を別の熱成形金型に移動する。こ
の後段工程のステップは、第3制御部により−間の
動作を監視され制御される。 【0053】 【発明の効果】前段工程で、プレートを自動搬送に適し
た姿勢に整え、プレス成形の際プレート接着面に接する
造粒材に温度勾配が生じないよう、任意の温度範囲にプ
レートを予熱する。中段工程では、断熱層として造粒材
を用いて自動秤量と均らし作業の自動化を達成して、作
業精度と作業環境の改善を図った。後段工程では、プレ
ートのプレス本体への投入と予備成形品の熱成形の自動
化と搬出の自動化を達成して、作業の安全性と造粒材を
用いたことによるプレス時間の短縮を図った。 【0054】以上の各工程を自動的に稼動することで、
省人化と作業の安全性や環境の改善が可能となり、品質
の安定したディスクブレーキパッドの予備成形品が効率
よく提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のディスクブレーキパッドの予備成形装
置の概要を示す概念図である。 (a):前段工程の各ユニットの配置図である。 (b):中段工程の各ユニットの配置図である。 (c):後段工程の各ユニットの配置図である。 【図2】本発明の第1コンベア部の概要を示す斜視図で
ある。 【図3】本発明のハンドリング部の概要を示す斜視図で
ある。 【図4】本発明の位置決め部の概要を示す斜視図であ
る。 【図5】本発明の高周波加熱部の概要を示す斜視図であ
る。 【図6】本発明の第2プレート投入部の概要を示す斜視
図である。 【図7】本発明の原料タンクとホッパ投入部の概要を示
す斜視図である。 【図8】本発明の均らし部の概要と動作の説明図であ
る。 (a):均らし部の概要を示す斜視図である。 (b):均らし部の動作を説明する概念図である。 【図9】本発明のプレス本体の概要を示す正面図であ
る。 【図10】本発明のプレス本体の動作の説明図である。 (a):予熱済みプレートをセットした状態の部分拡大
図である。 (b):造粒材が投入された状態の部分拡大図である。 (c):加圧状態の部分拡大図である。 【図11】本発明の予備成形品の離型工程の説明図であ
る。 (a):ノックアウト動作の初動を示す部分拡大図であ
る。 (b):ノックアウト動作の終了を示す部分拡大図であ
る。 【図12】本発明のハンドリング部の概要を示す斜視図
である。 【図13】本発明の第2コンベア部の概要を示す斜視図
である。 【図14】本発明のフローチャートである。 【図15】従来例の断熱層と摩擦材をタブレット状に予
備成形する金型の断面図である。 【図16】従来例のディスクブレーキパッドの断面図で
ある。 【図17】従来例の予備成形品に摩擦材を重ねるプレス
工程図である。 【符号の説明】 A:第1プレート投入部 B:高周波加熱部 C:第2プレート投入部 D:プレス本体 E:原料タンク F:ホッパ投入部 G:均らし部 H:ハンドリング部 I:第2コンベア部 1:予備成形品 2:プレート 3:断熱層 4:モールド穴 10:第1コンベア部 20:ハンドリング部 22、44、54、68、71、122:シリンダ 24、55、126:マグネット 25、53、73、124:昇降装置 32:姿勢矯正治具 33:クランプシリンダ 45:加熱コイル 46:雰囲気温度検出計 47:プレート温度検出計 61:タンク 62:振動フィーダ 64:シュータ 65:ロードセル 66:ゲート 67:ホッパ 70:底部ゲート 75:クシ歯ヘッド 82:プレス支柱 88:上部シリンダヘッド 90:下部シリンダヘッド 94:ダイ 97:ダイ昇降シリンダ 98:上パンチ 100:インサート 101:プレートガイド 103:下パンチ 132:ベルトコンベア
フロントページの続き (72)発明者 柏瀬 雅一 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住 友電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 新内 利宏 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住 友電気工業株式会社伊丹製作所内 (56)参考文献 特開 平8−145097(JP,A) 特開 平2−290275(JP,A) 特開 昭58−160638(JP,A) 特開 平3−28534(JP,A) 特開 昭60−4536(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 69/04 B23P 15/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】摩擦材が多層になっているディスクブレー
    キパッドの予備成形装置であって、 1)接着剤の塗布されたプレートを所定の位置に搬送す
    る第1プレート投入部と、第1プレート投入部から搬送
    されて来るプレートの初期温度と予熱上昇温度とを検温
    し、目標設定温度と比較することにより加熱出力を制御
    する加熱部と、加熱済プレートをプレス本体部のインサ
    ート上に搬送する第2プレート投入部とからなる前段工
    程とその前段工程を制御する第1制御部、 2)原料タンクに貯蔵されている造粒材を秤量して前記
    インサート上に移動するホッパ投入部と、予備成形品の
    形状に適合したクシ歯状の撹拌装置を有し、前記プレス
    本体のダイ内部の造粒材を均平化する均らし部とからな
    る中段工程とその中段工程を制御する第2制御部、 3)前期インサート上のプレートと造粒材を所定の圧力
    で加熱成形するプレス本体であって、上パンチ及び下パ
    ンチを有し、インサートに対してモールド穴の穴径やプ
    レートの板厚変化に対応してモールド穴からの水分の浸
    入を防ぐことができる高い造粒材密度に調整する位置に
    下パンチの初期位置を設定し、上パンチを加圧する上部
    プレスと下パンチを加圧する下部プレスはその稼動タイ
    ミングを同期させるか、上部プレス稼動後下部プレスが
    稼動するように設定するプレス本体と、加圧成形後予備
    成形品を搬出するハンドリング部と、前記予備成形品を
    次工程に移動する第2コンベア部とからなる後段工程と
    その後段工程を制御する第3制御部、 を含むことを特徴とする自動化されたディスクブレーキ
    パッドの予備成形装置。
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