JP3356369B2 - サブバンドエコーキャンセラ - Google Patents
サブバンドエコーキャンセラInfo
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- JP3356369B2 JP3356369B2 JP00006196A JP6196A JP3356369B2 JP 3356369 B2 JP3356369 B2 JP 3356369B2 JP 00006196 A JP00006196 A JP 00006196A JP 6196 A JP6196 A JP 6196A JP 3356369 B2 JP3356369 B2 JP 3356369B2
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- H04B3/21—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a set of bandfilters
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
に関するものであり、より特定するに、サブバンドエコ
ーキャンセラに関するものである。
にあらゆるアダプテイブフィルタ(適応フィルタ)のサ
ブバンドでの実施では、処理される信号、すなわち、受
信信号及び伝送信号、は、最初に一連の周波数域の列に
分割され、それから、各周波数域毎に処理がなされる。
このような目的のために、受信信号x(k)を所定の数
の周波数域に分割するために、X解析フィルタバンクが
用いられ、また、伝送信号y(k)を同じ数の周波数域
へ分割するためにY解析フィルタバンクが用いられてい
る。そこで、これらのXとYのサブバンド信号は、各サ
ブバンドにおけるエコーをキャンセルするために、各々
のサブバンドにおけるエコーキャンセラへと送られる。
そのようなサブバンドエコーキャンセラのひとつは、19
93年12月21日に付与された米国特許番号5,272,695号に
開示されている。
エコーキャンセラでは、X及びY解析フィルタバンクの
各Xフィルタ及びYフィルタは同一のものであった。す
なわち、それらは同一の周波数特性を有するものであっ
て、その結果として、周波数特性のロールオフ領域に重
なりが存在していた。X及びY解析フィルタバンクにお
いて、各サブバンドについて同一の周波数特性を有する
ようなフィルタを用いた、先行技術のサブバンドエコー
キャンセラは、収束の点で問題があることが認められて
きた。事実、周波数域(バンド)の端部、すなわち、2
つの隣接するサブバンドによって大体同じ範囲をカバー
された周波数であるが、収束が劣るということが認めら
れている。周波数域(バンド)端部での収束が劣ること
の説明としては、サブサンプリングされた周波数域(バ
ンド)毎の基準信号(すなわち、各サブバンドにおける
エコーキャンセラのタップ付遅延線を出てきた、Xのサ
ブバンド信号のこと)についての相関マトリックスが、
小さな固有値についてうまく条件付けされていないこと
がある。これらの小さな値の固有値に伴う固有モードが
励起されるとすれば、長時間の定数が、各サブバンドで
のエコーキャンセラーの収束に関して必然的に導入され
ることになろう。その結果、サブバンド間の遷移領域に
おいて、サブバンドエコーキャンセラーの収束が、実際
には存在しないことになる。このことは、極めて望まし
くないことである。
コーキャンセラに伴う問題点は、X解析フィルタバンク
において、サブバンドフィルタの通過域が、Y解析フィ
ルタバンクでの、対応するサブバンドフィルタの通過域
よりも広いものを用いることによって解決される。これ
によって、エコーが合成される、すべての周波数におい
て、各サブバンドエコーキャンセラ内のアダプテイブフ
ィルタ(適応フィルタ)のタップ付遅延線に十分なエネ
ルギーが存在することが保証される。さらに特筆すべき
点としては、各サブバンドエコーキャンセラ内のアダプ
テイブフィルタ(適応フィルタ)のタップ付遅延線での
十分なエネルギーを維持することは、相関マトリックス
について小さな固有値を伴った固有モードを励起する事
を避けることにもなるということがある。
図の形式であるが、図1は、本発明が実施されうるサブ
バンドエコーキャンセラ100の詳細である。ここで
は、信号処理はデジタル形式でなされており、アナログ
からデジタル、あるいはデジタルからアナログへの変換
器はいずれも示されていないということは留意された
い。ここでは特に、受信信号x(k)は、受信経路10
1を経由してエコー経路102及びX解析フィルタバン
ク103へと送られている。出力音声信号v(k)はエ
コー経路102からのエコー信号と加算器104を経由
して結び付けられ、端部付近の出力信号y(k)を形成
している。エコー経路102は、電気的あるいは音響的
性質であり得るということは留意されたい。エコー経路
が音響的なものであるとすれば、電気的な経路に比べ
て、その加算がマイクロホンあるいはその種のものを用
いてなされることは明らかである。加算器104は、音
声信号とエコー経路の信号の結合が存在することを単に
例示するに過ぎないものであり、それ自体物理的な加算
器ではない。端部付近の出力信号は、Y解析フィルタバ
ンク105へと送られる。X解析フィルタバンク103
及びY解析フィルタバンク105は、受信信号x(k)
及び端部付近の出力信号y(k)をそれぞれ、複数のサ
ブバンドへ分割するために用いられる。本例では、X解
析フィルタバンク103とY解析フィルタバンク105
におけるサブバンドの数は、同じである。X解析フィル
タバンク103からのサブバンド信号xm(k)、ここ
でm=0,....,M−1,で、特定例ではM=3
2、は、106−0から106−M−1までのダウンサ
ンプリングユニットに送られる。これらの信号は、以下
に記述されているようにして、ダウンサンプリングがな
される。一方、x0(s)からxM-1(s)までの、結果
としてのダウンサンプリングがなされた信号は、107
−0から107−M−1までのエコーキャンセラーへ送
られ、そこでさらに、トランスバーサルフィルタ108
−0から108−M−1へとそれぞれ送られる。また、
107−0から107−M−1までのエコーキャンセラ
ーは、それぞれ、109−0から109−M−1までの
代数的結合ユニットを含んでおり、それらには、それぞ
れyハット0(s)からyハットM-1(s)までのエコー
推定信号が送られている。Y解析フィルタバンク105
からのサブバンド信号ym(k)、ここでm=
0,....,M−1,で、特定例ではM=32、は、
110−0から110−M−1までのダウンサンプリン
グユニットに送られる。これらの信号は、以下に記述さ
れているようにして、ダウンサンプリングがなされる。
一方、y0(s)からyM-1 (s)までの、結果としての
ダウンサンプリングがなされた信号は、107−0から
107−M−1までのエコーキャンセラーへ送られ、そ
こでさらに、それぞれ109−0から109−M−1ま
での代数的結合ユニットへ送られ、各サブバンドにおけ
るエコーをキャンセルするために、それらからyハット
0(s)からyハットM-1(s)までのエコー推定信号が
差し引かれる。そのようなエコーキャンセラは、当技術
分野においてはよく知られているところであり、アダプ
テイブフィルタ108は、典型的には、米国特許番号3,5
00,000号(U.S.Patent 3,500,000)、または、IEEE Tra
nsactions on Communications, Vol.Com-26,No.5,May
1978,pages 647-653に掲載されたD.L.Duttweilerによる
記事"A Twelve-Channel Digital Echo Canceler"に幅広
く記述された形式のアダプテイブトランスバーサルフィ
ルタである。107−0から107−M−1までのエコ
ーキャンセラから結果として生じる、e0(s)からe
M-1(s)までのサブサンプルがなされたエラー信号
は、それぞれ、111−0から111−M−1までのア
ップサンプリングユニットへ送られる。e0(s)から
eM-1(s)までのアップサンプリングがなされたエラ
ー信号は、E合成フィルタバンク112へ送られ、そこ
でこれらの信号はエラー信号e(k)を形成するために
再結合がなされる。このようなサブバンドエコーキャン
セラは、当技術分野においては知られているところであ
り、そのひとつとしては、1993年12月21日に付与された
米国特許番号5,272,695号(U.S.Patent 5,272,695)に
開示されている。
08−0から108−M−1までのアダプティブフィル
タ(適応フィルタ)のタップ付遅延線での信号は、信号
ym(k)が弱いスペクトルエネルギーしか有していな
い、あらゆる周波数においても、強いスペクトルエネル
ギーを有しているという点は重要である。このような目
的を達成するために、X解析フィルタバンク103及び
Y解析フィルタバンク105で用いられるバンドパスフ
ィルタ(帯域通過フィルタ)の設計には注意を要する。
図2に関して、容易にバンドパスフィルタ(帯域通過フ
ィルタ)へと拡張が可能な低域通過形のプロトタイプフ
ィルタについての周波数特性が示されている。X解析フ
ィルタバンク103で用いられるXフィルタの理想的な
周波数特性、Y解析フィルタバンク105で用いられる
Yフィルタの理想的な周波数特性、先のXフィルタ及び
Yフィルタの周波数特性への関係が示されている。先の
Xフィルタ及びYフィルタは同一の周波数特性を有して
おり、この点が、X及びYのバンドパスフィルタ(帯域
通過フィルタ)のロールオフ領域内での重なりにおける
周波数でのエコーをキャンセルすることができないとい
う問題に結びついている。理想的な解決方法は、図2に
示されているように、Xフィルタの通過域をYフィルタ
の通過域よりも広くするということである。これによっ
て、アダプティブフィルタ(適応フィルタ)108のタ
ップ付遅延線において、バンドパスフィルタ(帯域通過
フィルタ)のロールオフ領域内の重なりにおける周波数
での、各サブバンドにおける適切なエコー推定を合成す
ることを可能とするために利用可能なエネルギーが常に
存在することになる。このような目的のために、X解析
フィルタバンク103で用いられるXフィルタの周波数
特性は、周波数の値がおよそfmidでロールオフ(周
波数特性が落ちること)を始め、周波数の値がおよそf
sでカットオフがなされる一方で、Y解析フィルタバン
ク105で用いられるYフィルタの周波数特性は、周波
数の値がおよそfpでロールオフを始め、周波数の値が
およそfmidでカットオフがなされる。本例において
は、fpが0.5/Mであり、fsは0.5/Sである。ここ
で、Sはサブサンプリングレートであり、fmidはf
pとfsの間の中程の値である。X及びYフィルタ両者
の周波数特性については、周波数fsまでにはカットオ
フされなくてはならないという点に留意されたい。この
ように、Yフィルタの理想周波数特性のロールオフ領域
はf p から始まってf mid に終わり、Xフィルタの理
想周波数特性のロールオフ領域はf mid から始まって
f s に終わる。その結果、図2に示されるように、Xフ
ィルタとYフィルタの理想周波数特性のロールオフ領域
の重なりはない。しかしながら、図2に示されているよ
うな、X及びYフィルタの、そのような理想的な周波数
特性に対しては、必要とされるフィルタ長のために損失
が増加することになる。フィルタ長、すなわち必要とさ
れるタップ数、さらにそのコストを減らすために、図3
に示されているように、X及びYフィルタに対して周波
数特性が折衷させて用いられている。示されているよう
に、Yフィルタの周波数特性は周波数fpでロールオフ
を始め、周波数fpとfsの間のおよそ3分の2程の周
波数でカットオフする。Xフィルタの周波数特性のロー
ルオフは、周波数fpとfsの間のおよそ3分の1程の
周波数で始まり、周波数の値がおおよそfsでカットオ
フする。その結果、この例では、図3に示されるよう
に、XフィルタとYフィルタの周波数特性のロールオフ
領域の部分的な重なりがある。実際のフィルタにおいて
は、ロールオフは、ロールオフ点からおおよそ3dB程
下がった位置になるであろうということについては、留
意されたい。
て、図1のX解析フィルタバンク103の詳細を示して
いる。Y解析フィルタバンクは、フィルタ402の周波
数特性が異なるという差異だけで、本質的には同一の要
素を含むであろうということは留意されたい。ここで示
されているのは、401−mとして一般化される、40
1−0から401−M−1までの乗算器に、受信信号x
(k)が送られているということである。乗算器401
のそれぞれには、m番目のヘテロダイン(ダウン)化さ
れた信号を得るために、exp(−j2πkm/M)、
ここでm=0,....,M−1,によって表される信
号が送られている。401−0から401−M−1まで
の乗算器からのヘテロダイン(ダウン)化された出力信
号は、それぞれ、402−0から402−M−1までの
バンドパスフィルタ(帯域通過フィルタ)に送られ、そ
こで、それぞれx0(k)からxM-1(k)までのサブバ
ンド信号を生成する。X解析フィルタバンク103及び
Y解析フィルタバンク105、それぞれのXフィルタ及
びYフィルタで用いられるフィルタの詳細及び設計手順
については、以下で詳細に記述されている。
て、図1のE合成フィルタバンク112の詳細を示して
いる。E合成フィルタバンク112で用いられているE
フィルタ501は、Y解析フィルタバンク105のYフ
ィルタと典型的には同一であり、その設計は以下で記述
されている。特に、アップサンプリングがなされたエラ
ー信号e0(k)からeM-1(k)は、それぞれ、502
−mとして一般化される乗算器を伴った501−0から
501−M−1までのEフィルタに送られる。e
0(k)からeM-1(k)までのエラー信号で、フィルタ
リングがなされたものは、502−0から502−M−
1までの乗算器から、それぞれ送られ、そこで、それら
の信号は、exp(+j2πkm/M)、ここでm=
0,....,M−1,によって表され、各乗算器50
2へ送られている信号により、ヘテロダインアップ化が
なされ、m番目のヘテロダイン(アップ)化された信号
が得られる。502−0から502−M−1までの乗算
器からのヘテロダイン(アップ)化がなされた各出力信
号は、代数的加算器503へと送られて、ここで、伝送
路113上での望みの出力エラー信号e(k)を生成す
るために結合される。
IR)フィルタを設計するための多くの既存の技術で、
以下に記述されるような手法でフィルタを設計可能とす
るものはなかった。このような必要性に適合するため
に、新しいFIR設計の方法論が開発された。これは、
Z平面交換と呼ばれている。この方法論は、一般的なも
のであり、強力なものであり、また効率的なものであ
る。直線位相フィルタ及び最小位相フィルタの両方が設
計可能である。さらに、以下のような、ほとんどのあら
ゆる生じうる制約を受け入れることが可能である。すな
わち、 ・時間域インパルス応答の形状 ・周波数域伝達関数の形状 ・Z平面におけるゼロ点の位置及び対称性 である。Z平面交換は、計算上効率的であり、適切な注
意を払うことによって、有限精度の演算を行うことによ
る、部分(ローカル)に対する全体の最小値及び丸めに
伴う問題点から一般的に逃れられるのである。
は低域通過型のフィルタの設計を前提とすることになろ
う。しかしながら、これは帯域通過型及び高域通過型フ
ィルタについても、明らかに一般化されるものである。
は、阻止域ゼロ点のZ平面上の位置及び通過域ゼロ点の
Z平面上の位置について、交互に最適化を行うというこ
とにある。阻止域ゼロ点は、現在では古典的な手法であ
る、Remez−exchange法類似のアルゴリズ
ムを経て、配置されている。このアルゴリズムについて
は、Hofstetter らによって記された、"A New Techniqu
e For The Design of Non-recursive Digital Filter
s",The Fifth Annual PrincetonConference:Informatio
n Sciences and Systems,pp.64-72,March 1971という記
事に記述されている。このように、結果としてのフィル
タは、最悪値をとった場合の阻止域の阻止が、特定の数
の阻止域ゼロ点に対してもっとも起こりうるという意味
で、最適なものとなるのである。
ことによって配置される。ここでの出願においては、我
々は、W.H.Press,S.A.Teukolsky,W.T.Vetterling,B.P.F
lannery,によって記された、"Numerical Recipes",seco
nd edition,Cambridge University Press,1992,という
本に記述されているPowellのアルゴリズムが、簡
潔ではあるが、かなり満足のいくものであることを見い
だした。コスト関数は線形である必要がなく、Z平面の
特徴付けも、時間域インパルス応答及び周波数域伝達関
数に変換されることが可能であることから、時間域及び
周波数域における要件は、Z平面における要件と、ほと
んど同じ程度容易に受け入れられることが可能なのであ
る。非線形コスト関数の最小化は、多くの場合、部分的
な(ローカルな)最小値に留まるということはよく認識
されている。しかしながら、注意を払うことによって、
これまでの我々の出願においては、そのような問題点を
一般的に避けることが可能となった。サイズの点では小
さな、1000例のサンプルであるインパルス応答のう
ち750番目のサンプルを維持しようとすると、Z平面
上でパラメータ化された非常にでこぼこしたコスト関数
となるであろう。通過域リプルの最小化、フィルタバン
ク内でのバンド間の平滑なつながりの保証、遅延の最小
化といったような多くの場合共通の目的に対しては、注
意を払うことで、ゼロ点位置を有する、比較的平滑なコ
スト関数とすることが可能であろうが、しかし、一方
で、設計目的がより合理的な場合である、このような例
にまでも対応するということは非常に困難なことではあ
る。
には全体のゼロ点よりも小さいという事実は、演算時間
を相当なものに保つという点で、また重要な事項であ
る。数値最適化アルゴリズムは、自由なパラメータの数
に伴って、急速に増加する複雑性及び命令カウントを有
するのである。我々の経験からは、実質的な限界は、こ
のような数値(パラメータ数)については、およそ25
であるといえる。
位置を一つに特定するために2つのパラメータを必要と
する。しかしながら、仮に、フィルタタップ係数が全
て、実数であるとすると、実軸外のあらゆるゼロ点は複
素共役対となっていなくてはならない。このことから、
自由なパラメータの数は、大体、通過域ゼロ点の数に下
げられることになる。位相において直線であることを制
限されている設計においては、2つの要因のうちの一つ
により、さらに、減少することになる。単位円上に位置
する通過域ゼロ点は存在しないであろうし、直線位相と
した設計においては、rexp(j2πθ)で表され
る、単位円外のあらゆるゼロ点は、(1/r)exp
(j2πθ)で表される、組みとなっているゼロ点を有
していなくてはならない。
面交換による設計手順に対する流れ図を示している。こ
のルーチンはステップ601を経由して開始される。そ
の後、ステップ602においては、最初の推定λ(ベク
トル)は、自由なパラメータのNλ次元のベクトルから
成っている。(各ベクトルは、太字で示されている。)
このような特定のλ(ベクトル)によって特定される通
過域ゼロ点のZp次元のベクトルzp(λ(ベクトル))
は、代わりに、ステップ603において計算される阻止
域ゼロ点のZs次元ベクトル、すなわち、
場合の阻止域の阻止を最小化するものである。通過域ゼ
ロ点のあらゆる所与のベクトルzpに対して、この関数
を計算するために、Remez−exchange法類
似のアルゴリズムのような処理が用いられる。最小化が
なされるべきコスト関数は、通過域及び阻止域ゼロ点の
位置についての関数J(zpλ(ベクトル),zs)であ
る。自由なパラメータの新たなベクトルλ(ベクトル)
は、ステップ604において、その最小値を求めること
によって計算される。すなわち、
る。このようなサーチにおいて、新たな位置の候補であ
るλ´(ベクトル)がテストされる度に、zs=R(zp
λ´(ベクトル))として再評価されるというよりもむ
しろ、ベクトルzsは一定のものとして維持されてい
る。図6に示されたリターンループにより補償がなされ
る。いったん、新たな自由なパラメータのベクトルλ
(ベクトル)が、ステップ605において見つけだされ
ると、制御はステップ603に戻り、Remez−ex
change法を経由して、阻止域ゼロ点の新たなベク
トルを演算するために、ステップ603から605まで
が繰り返される。ステップ605が、λ´(ベクトル)
において感知できるほどの、相当程度の変化が存在して
いないことを示すまで、このようなプロセスが繰り返さ
れる。代わって、その値が、他のコスト関数の最適化に
おける定数となる。
に到達されるまでに、10回あるいはそれよりも少ない
回数繰り返されることのみが必要であることが示され
た。選択的には、各最小値の候補となるλ´(ベクト
ル)に対して、以下のコスト関数、すなわち、
みがなされることの可能な場合がある。しかしながら、
計算時間は、示されているループ型アルゴリズムによる
方が実質的には、より短いようである。
点についての、あらゆる所与のベクトルzpとzsは、伝
達関数H(f;zp,zs)を定義付ける。ここで、fと
は規格化された周波数である。fsは低域通過型フィル
タに対する阻止域の下限を示すものとしよう。さらに、
以下の式を挙げることとする。すなわち、
の阻止域の損失である。通過域ゼロ点の位置についての
所与のベクトルzpに対しては、δ(zp,zs)を最小
化する固有のベクトルzsが存在する。このように、我
々はR(zp)をzpからzsへとマッピングする関数と
して定義付けることにする。
した、Hofstetter、Oppenheim、Seigelによって最初に
記述されたものに類似している。
わりにH(f)という表記を用いると、以下のように書
くことが可能である。すなわち、
トルzp及びzsのn番目の構成要素を表示している。こ
こで、我々は、N次元ベクトルの要素を、より一般的な
習慣である1からNとするよりも、Cプログラミング言
語の習慣である、0からN−1と番号付けしていること
に留意されたい。阻止域ゼロ点を位置付ける際に、通過
域ゼロ点は固定されており、従って、Hp(f)は既知
の関数である。
位円上に存在していると推定され、サーチは単位円上の
みに限定される。直観的には、r0exp(j2πf0)
で表されるゼロ点について、周波数fに関しては、周波
数f0近傍が、非常に合理的であり、r0が1に向けて動
くにつれて、阻止域の阻止は常に改善されている。
いるということが前提となされていたので、ゼロでない
虚数部分を有する、あらゆる阻止域ゼロ点は、複素共役
対となっていなければならない。原理的には、−1で表
される阻止域ゼロ点には多様性があり得る。しかしなが
ら、また、幾何学的な直観から、一つ以上有することに
ついては、決してなんらの利点もないであろうことは明
らかである。
は、根本的な区別が存している。すなわち、
れ、Rsは0または1となる。もしZsが偶数であれば、
最適な設計では、図7で示されているように複素共役な
ゼロ点をQs対有することになろう。もしZsが奇数であ
れば、図8に示されているように、Qsの複素共役対に
加えて、ひとつの実数のゼロ点が存在するであろう。
が偶数である第一の例を考えると、
しており、すなわち、
s次の多項式を定義している。それ故、数11を以下の
ように書き換えることが可能である。すなわち、
1、については、もし要求されるのであれば、ゼロ点の
周波数θi、ここでi=0,1,・・・,Qs−1、から
計算されることが可能であろう。しかしながら、このよ
うなマッピングの必要はなく、その正確な関数形式には
関心を持つ必要はないのである。三角関数の同一性によ
って、以下のように書き換えることが可能である。すな
わち、
あるが、どのようになるかについての結果は有していな
い。数13の展開を用いて、重み付け関数W(f)、任
意の関数D(f)、多項式P(f)に対する明確な定義
をもって、最終的に以下の式を得ることができる。すな
わち、
数形式である数15に到ることが可能である。唯一の違
いは、重み付けW(f)が、ここでは
しては、ここで、問題となっている点は、上で記述され
た手順及びRemez−exchange法に類似した
技術が利用可能な、Hofstetterらによるフレームワーク
の範囲内にあるということである。ここでは、δを定義
する式、すなわち数4において、最大値が取られる領域
は、実数の線上のひとつの連続的な間隔となるのに対し
て、Hofstetterらによる応用においては、2つあるいは
それ以上の分割された間隔から成っており、複雑さが導
入されているということから、ここでの応用は、彼らの
ものよりも、やや簡単ではある。
は、ラグランジュの内挿多項式の重心型あるいは標準型
をうまく用いることができた。しかしながら、それ以上
のフィルタについては、Hofstetterらによって勧められ
た重心型を用いる際に、困難な点にしばしば遭遇した。
J(zpλ(ベクトル),zs)を最小化する自由なパラ
メータのベクトルλ(ベクトル)を見いだすことによっ
て配置される。ここで、zsは最適化のために固定され
ている。このような最小化を行うベクトルを見いだす最
良の方法は、必然的に、関連のある特定のコスト関数に
高く依存している。以下で与えられたサンプルとしての
コスト関数については、上で記述されたPowellの
アルゴリズムが満足に機能することが明らかとなった。
このような特定のアルゴリズムは、なんらの傾斜のある
情報を必要とするものではない。
用)Z平面交換についての我々の特定の応用は、サブバ
ンドエコーキャンセラーのための、X解析フィルタバン
ク103及びY解析フィルタバンク105内のXフィル
タ及びYフィルタ、E合成フィルタバンク112内のE
フィルタの設計に対してなされてきた。
ブバンドエコーキャンセラー100のブロック線図であ
る。信号x(k)は、いくつかの未知のエコー経路h
path(k)102へ到る途中で、分け取られる(タップ
される)。この分け取られた信号が、X解析フィルタバ
ンク103内で、M個のサブバンド信号xm(k),k
=0,1,・・・M−1に分割される。m番目のそのよ
うな信号は、最初に、exp(ーj2πmk)によって
ヘテロダイン(ダウン)化され、次に低域通過フィルタ
gx(k)によりフィルタリングがなされることによっ
て、生成される。すなわち、
エコー及び、ローカルエンド側からのあらゆる任意の音
声v(k)を合わせたものである。信号y(k)はま
た、M個のサブバンド信号に分割されているが、重要な
点は、Y解析フィルタバンク105内で用いられる、低
域通過型のプロトタイプフィルタgY(k)は、X解析
フィルタバンク103内で用いられる、低域通過型のプ
ロトタイプフィルタと同一である必要はないということ
である。
ym(k)は、S<Mという関係式に従って、サブサン
プリングがなされる。境界レートにおけるサンプリン
グ、すなわち、S=Mは原理的には可能であるが、実際
上は的確な考えではないといえる。A.Gilloire及びM.Ve
tterliによって著された、"Adaptive filtering insubb
ands with critical sampling:Analysis,experiments,a
nd application toacoustic echo cancellation",IEEE
Transactions Signal Processing,Vol.40,pp.1862-187
5,August 1992を参照のこと。また、エコーym(s)か
らエコー推定信号yハットm(s)を差し引くことか
ら、一つのバンドにおけるエイリアジング(重複歪)が
別のバンドからのエイリアジングをキャンセルする直交
鏡像フィルタリングは起こり得ない。このように、フィ
ルタgX(k)及びgY(k)は、少なくとも周波数0.
5/Sでカットオフを行わなくてはならない。
サンプリングされた信号xm(s)及びym(s)が、適
応フィルタ(エコーキャンセラー)を駆動し、サブサン
プリングがなされたエラー信号e´m(s)を生成す
る。このような信号が、em(k)を形成するためにゼ
ロ点と補間(インターポレーション)がなされ、さら
に、em(k)は低域通過フィルタgE(k)によってフ
ィルタリングがなされ、exp(j2πmk)によりヘ
テロダイン(アップ)化がなされる。M個のそのような
信号のすべては、さらに、フルバンドの信号e(k)を
形成するために加算される。すなわち、
す、すなわち、
エコー推定信号yハットm(s)がすべてゼロであると
すれば、図1のエコーキャンセラー構造の下半分は単な
る解析合成サブバンドフィルタバンクとなる。フィルタ
gY(k)(示されていない)及びフィルタgE(k)5
01(図5)が、エイリアジングについては無視できる
程度、適切な阻止域における減衰を有するものとする
と、y(k)からe(k)への伝達関数T(f)は、以
下のような式によって表現可能である。すなわち、
ついては、Y解析フィルタバンク105と同一なものと
なるように選択している。このような場合には、式20
は以下のようになる。
(k)からe(k)に到る経路での遅延はできる限り小
さいものとなることが望ましい。およそM=32程度の
大きさのフィルタバンクに対しては、最良のフィルタは
最小位相フィルタであるように考えられる。というの
は、それらのフィルタでは、考えられ得る最小の遅延し
か有さず、人間の耳も、それらのフィルタが導入する、
位相の歪みに対しては鈍感であるからである。(Ohm
の法則による)しかしながら、Mが32以上となると、
実験的には、最小位相フィルタの位相の歪みが顕著にな
り始めることが見いだされた。それゆえに、Mの値が非
常に大きな数字であるとすれば、いくつかの応用例にお
いては直線位相フィルタの方がより望ましいものであ
る。ここでの記述は、mの値が32以下であり、最小位
相フィルタが望ましいとされているという前提の下で進
めるものとなろう。直線位相フィルタの設計も類似して
いるが、実際のところ、最小位相フィルタの設計よりも
いくらか簡単であるという点は留意する事項である。
ものである。以下のコスト関数、
る。この関数が割り当てるコストとは、考えられ得る最
良のスケーリングでの、最悪値としての周波数における
エラーである。残念なことに、このような特定のコスト
関数は、Z平面内でパラメータ化がなされたときには、
でこぼこしている。(非常に小さなスケール上で)最適
化の手順は、すぐに部分的な(ローカルな)最小値に留
まるようになる。数22の代わりに、我々は、以下の式
を用いた。すなわち、
れまで、部分的な(ローカルな)最小値によって問題が
生じたことはない。
タップ数の数を示すものとし、ZY, P及びZY,Sが通過域
及び阻止域におけるゼロ点の数を示すとする。必然的
に、
求める際、ZY,Pが奇数である場合には、実軸上に一つ
のゼロ点が存在し、そうでない場合には存在しないもの
とみなしている。インパルス応答は実数でなくてはなら
ないので、実軸からはずれたゼロ点は複素共役対となっ
ていなくてはならない。我々は、サーチを行っている間
に、いかなるゼロ点も単位円外へ移動させないようにす
ることで、最小遅延(最小位相)フィルタの実現を達成
している。
た、そのようなフィルタの一つは、M=54、S=4
0、ZY,P=10、ZY,S=669、fY,P=0.009
259、fY,S=0.01169である、680のタッ
プ数のフィルタであり、ここで、fY ,P及びfY,Sは、こ
のようなYフィルタに対する通過域の上限及び阻止域の
下限である。隣接する阻止域ゼロ点の幾つかと同様、通
過域ゼロ点のプロットは、図9に示されている。図に示
されていない阻止域ゼロ点は、引き続いて単位円を取り
まいており、−1に近つ″くにつれて、通常の間隔が次
第に増えていく。最悪値をとった場合の阻止は、59.
89dBであり、伝達関数T(f)でのピーク間のリプ
ルは、0.20dBである。Yフィルタの遅延は、10
9.30サンプルである。これは、680タップの直線
位相フィルタについての340サンプルという遅延の、
およそわずか3分の1であることに留意されたい。
点が[−fY,P,fY,P]にわたっての周波数において等
間隔となり、角度による間隔に対して、単位円から等し
い距離にあるように、我々は配置した。Remez−e
xchange法の極値点に対する最初の推定では、
[fY,S,0.5]にわたって、均一にそれらの間隔を
設けた。
ィルタバンク105内のYフィルタの上での設計におけ
る、カットオフ周波数fY,S=0.01169は、0.
5/Sに等しくない。むしろ、0.5/Mから0.5/
Sへ向けての途中の値として、このような値が選ばれ
た。このようにカットオフ周波数を動かす理由は、フィ
ルタGY(f)の通過域を、上で示されたようなG
X(f)よりもいくらか狭いものとすることの重要性の
ためであるといえる。このようなことを可能とするため
に、エイリアジングのみを単に考慮する場合に要求され
るよりも、GY(f)は、よりはやくロールオフしなく
てはならない。また、gX(k)の通過域ゼロ点が、gY
(k)の通過域ゼロ点とできるだけ多く重複するように
させるということは、極めて重要なことであることは留
意する点である。我々は、複素共役なゼロ点の余分な一
対を加えることのみで、gX(k)の通過域ゼロ点の構
造が、gY (k)の通過域ゼロ点の構造と異なるように
することによって、このように仕向けている。
タは、上のY解析フィルタバンク105内のYフィルタ
と組み合わさるように設計されており、図10に示され
たゼロ点位置を有している。最悪値をとった場合の阻止
は、59.06dBで、フィルタの遅延は、102.1
6サンプルである。
わずか2つの自由度しかなかった。すなわち、ゼロ点の
付加的な複素共役対の半径及び角度である。数21にお
けるような、平滑に畳込みがなされた応答に対する要求
が存在しないことから、コスト関数は、以下のように変
換された。すなわち、
0.5/Mから0.5/Sへ向けての途中の値において
設定されたもので、阻止域上の下限であるfX,Sは、
0.5/Sとすることを要求するエイリアイジングに対
して合わせられたものであった。通過域は、以前よりも
さらに2つのゼロ点を有していることから、GX(f)
の阻止域での損失を、GY(f)におけるその値におよ
そ等しく維持するために、さらに幾つかの阻止域ゼロ点
を加えることが必要である。gX(k)を設計する際用
いられた実際の数は、M=54、S=40、NX=72
0、ZX,P=12、ZX,S=707、fX,P=0.010
07、及びfX,S=0.01250であった。
Remez−exchange法の極値点に対する最初
の推定は、Yフィルタの設計と同じであった。通過域ゼ
ロ点の付加的な複素対の一つは、Yフィルタにおけるも
っとも高い周波数を有する対と単位円から同じ距離にあ
り、そのもっとも高い周波数を有する対の周波数とf
X,P−fY,Pの合計に等しい周波数を有するように配置さ
れた。図10においてみられるように、最適化によっ
て、このような付加的な複素対は、配置された位置から
相当な距離を移動したのである。異なったカットオフ、
そして阻止域ゼロ点及び通過域ゼロ点の数を持つ、この
種のその他のXフィルタもまた、一般的には、配置され
た位置から長い距離を移動した付加的な複素対を有して
いる。しかしながら正確には、どこへ及びどの方向へ移
動するかということは、奇妙なことに、特定の数に依存
しているのである。
における問題点として、X及びY解析フィルタバンク内
の各Xフィルタ及びYフィルタの周波数特性に関して、
ロールオフ領域上の重なりが存在していることにより、
収束の点で問題があることが認められてきた。本発明で
は、X解析フィルタバンクにおいて、サブバンドフィル
タの通過域が、Y解析フィルタバンクでの、対応するサ
ブバンドフィルタの通過域よりも広いものを用いること
によって、この点を解決した。
実施されることのできるサブバンドエコーキャンセラの
詳細を示している。
れたX及びYフィルタの理想的な周波数特性及び先行技
術における周波数特性に対する関係のグラフによる表示
である。
及びYフィルタの、より実際的な周波数特性のグラフに
よる表示である。
解析フィルタバンクの詳細を示している。
合成フィルタバンクの詳細を示している。
ている流れ図である。
阻止域ゼロ点のパターンを図によって示している
阻止域ゼロ点のパターンを図によって示している
対するゼロ点を例示する、Z複素平面上の単位円のわず
かな一部分を示している。
に対するゼロ点を例示する、Z複素平面上の単位円のわ
ずかな一部分を示している。
ット 107−0〜107−M−1 エコーキャンセラ 108−0〜108−M−1 トランスバーサルフィル
タ 109−0〜109−M−1 代数的結合ユニット 110−0〜110−M−1 ダウンサンプリングユニ
ット 111−0〜111−M−1 アップサンプリングユニ
ット 112 E合成フィルタバンク 113 伝送経路 401−0〜401−M−1 乗算器(マルチプライヤ
ー) 402−0〜402−M−1 帯域通過フィルタ(バン
ドパスフィルタ) 501−0〜501−M−1 Eフィルタ 502−0〜502−M−1 乗算器(マルチプライヤ
ー) 503 加算器 601 開始(スタート) 602 元となるλ 603 zs=R(zp(λ)) 604 J(zp(λ),zs)を最小にするλを見つけ
る。 605 λが、このような手順を相当程度変化させたか
? 606 停止(ストップ)
Claims (16)
- 【請求項1】 所定の数のサブバンドを設定し、受信信
号(x(k))を対応する数の受信サブバンド信号(x
0(k)〜xM−1(k))に分解するための、所定の
数の第一のフィルタ(402−0〜402−M−1)を
含み、前記第一のフィルタのそれぞれについては所定の
第一の周波数の通過域を有している、第一の解析フィル
タ(103)と、 対応する数のサブバンドを設定し、エコー成分を含む送
信信号を対応する数の送信サブバンド信号(y0(k)
〜yM−1(k))に分解するための、所定の数の前記
第一のフィルタの個数に等しい、所定の数の第二のフィ
ルタ(402−0〜402−M−1)を含み、前記第二
のフィルタのそれぞれについては、前記第一の周波数の
通過域よりも狭い、所定の第二の周波数の通過域を有し
ている、第二の解析フィルタ(105)と、 前記第一の解析フィルタ(103)からの受信サブバン
ド信号(x0(k)〜xM−1(k))と前記第二の解
析フィルタ(105)からの送信サブバンド信号(y0
(k)〜yM−1(k))を受け取り、対応する送信サ
ブバンド信号におけるエコーをキャンセルし、前記所定
の数のサブバンドの個数に等しい、所定の数のエラー信
号(e0(k)〜eM−1(k))を生成するための、
複数のエコーキャンセラ(107−0〜107−M−
1)と、 前記所定の数のエラー信号を受け取り、出力信号(e
(k))を合成するための、合成フィルタ(112)
と、 を含むことを特徴とする、サブバンドエコーキャンセ
ラ。 - 【請求項2】 前記各第一のフィルタが、第一の解析プ
ロトタイプフィルタ(402)及び受信信号の周波数を
ヘテロダイン(ダウン)化する第一のヘテロダイン装置
(401)とを含み、 前記各第二のフィルタが、第二の解析プロトタイプフィ
ルタ(402)及び送信信号の周波数をヘテロダイン
(ダウン)化する第二のヘテロダイン装置(401)と
を含むことを特徴とする請求項1のサブバンドエコーキ
ャンセラ。 - 【請求項3】 前記第一及び第二の解析プロトタイプフ
ィルタ(402)が、有限長インパルス応答(FIR)
フィルタであることを特徴とする請求項2のサブバンド
エコーキャンセラ。 - 【請求項4】 対応する数のサブバンドを設定し、所定
の数のサブバンドからのエラー信号(e0(k)〜e
M−1(k))を出力信号(e(k))に再構成するた
めの、所定の数の前記第一のフィルタ(402−0〜4
02−M−1)の個数に等しい、所定の数の第三のフィ
ルタ(501−0〜501−M−1)を、前記合成フィ
ルタ(112)が含み、前記第三のフィルタ(501)
のそれぞれについては所定の第三の周波数の通過域を有
していることを特徴とする請求項2のサブバンドエコー
キャンセラ。 - 【請求項5】 前記各第三のフィルタ(501)が、 対応するエラー信号にフィルタをかけた信号を生成する
合成プロトタイプフィルタ(501)と、 前記対応するエラー信号にフィルタをかけた信号の周波
数をヘテロダイン(アップ)化する第三のヘテロダイン
装置(502)と、 出力信号(e(k))を生成するために、前記エラー信
号にフィルタをかけ、ヘテロダイン(アップ)化した信
号を結合する結合装置(503)と を含むことを特徴とする請求項4のサブバンドエコーキ
ャンセラ。 - 【請求項6】 前記合成プロトタイプフィルタ(50
1)のそれぞれが、有限長インパルス応答(FIR)フ
ィルタであることを特徴とする請求項5のサブバンドエ
コーキャンセラ。 - 【請求項7】 前記第一のフィルタ(402)のそれぞ
れが、第一の周波数応答域を有し、前記第二のフィルタ
(402)のそれぞれが、第二の周波数応答域を有し、 前記第一及び第二の周波数応答域が、ロールオフ領域に
おいて重なり合わないことを特徴とする請求項1のサブ
バンドエコーキャンセラ。 - 【請求項8】 前記第一の解析プロトタイプフィルタの
それぞれが、第一の周波数応答域を有し、前記第二の解
析プロトタイプフィルタのそれぞれが、第二の周波数応
答域を有し、 前記第一及び第二の周波数応答域がロールオフ領域にお
いて部分的に重なり合うことを特徴とする請求項1のサ
ブバンドエコーキャンセラ。 - 【請求項9】 前記第一の周波数応答域及び前記第二の
周波数応答域の重なり合いが、実質的には、ロールオフ
周波数fpとおよそのカットオフ周波数fsの間で生じ
ることを特徴とする請求項8のサブバンドエコーキャン
セラ。 - 【請求項10】 前記第二の解析プロトタイプフィルタ
のそれぞれの周波数応答が、およそ周波数fpでロール
オフを開始し、ロールオフ周波数fpとカットオフ周波
数fsの間のおよそ3分の2の周波数でほぼカットオフ
し、前記第一の解析プロトタイプフィルタのそれぞれの
周波数応答が、ロールオフ周波数fpとカットオフ周波
数fsの間のおよそ3分の1の周波数で、ロールオフを
開始し、およそのカットオフ周波数fsでカットオフす
ることを特徴とする請求項9のサブバンドエコーキャン
セラ。 - 【請求項11】 前記第一の解析プロトタイプフィルタ
のそれぞれ、及び前記第二の解析プロトタイプフィルタ
のそれぞれが、複素共役対の形をとる、複素数による複
数の通過域ゼロ点及び0個以上の実数によるゼロ点を有
することを特徴とする請求項1のサブバンドエコーキャ
ンセラ。 - 【請求項12】 前記第一の解析プロトタイプフィルタ
のそれぞれが、所定の数の帯域通過ゼロ点を有し、前記
第二の解析プロトタイプフィルタのそれぞれが、複素共
役対の形をとる、複素数による所定の数の通過域ゼロ点
及び実数による幾つかのゼロ点を有することを特徴とす
る請求項11のサブバンドエコーキャンセラ。 - 【請求項13】 通過域ゼロ点の複素共役対の所定の数
が、前記第一の解析プロトタイプフィルタ及び前記第二
の解析プロトタイプフィルタに対して同じであることを
特徴とする請求項12のサブバンドエコーキャンセラ。 - 【請求項14】 通過域ゼロ点の複素共役対の所定の数
が、前記第一の解析プロトタイプフィルタ及び前記第二
の解析プロトタイプフィルタに対して同じであり、 前記第一の解析プロトタイプフィルタにおける通過域ゼ
ロ点の、もっとも外側の複素共役対が、前記第二の解析
プロトタイプフィルタにおける通過域ゼロ点の、もっと
も外側の複素共役対と異なっていることを特徴とする請
求項12のサブバンドエコーキャンセラ。 - 【請求項15】 前記第一のプロトタイプフィルタにお
ける、通過域ゼロ点の複素共役対の所定の数が、前記第
二の解析プロトタイプフィルタにおけるゼロ点の複素共
役対の所定の数よりも多いことを特徴とする請求項12
のサブバンドエコーキャンセラ。 - 【請求項16】 前記第一のプロトタイプフィルタにお
ける、通過域ゼロ点の複素共役対の所定の数が、前記第
二の解析プロトタイプフィルタにおけるゼロ点の複素共
役対の所定の数よりも、ゼロ点の複素共役対が一対だ
け、多いことを特徴とする請求項12のサブバンドエコ
ーキャンセラ。
Applications Claiming Priority (2)
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US368687 | 1995-01-04 | ||
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