JP3354870B2 - 溶接ロボットの自動教示方法及び装置 - Google Patents
溶接ロボットの自動教示方法及び装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元のCAD形
状に基づいて溶接ロボットの溶接線や溶接姿勢を自動的
に決定してり、ボックス形状(建機,自動車,工作機
械,他の溶接構造部材)をした部材でポジショナーを有
する溶接ロボットの溶接順番をポジショナーの仕様に対
応して求めるようにした溶接ロボットの自動教示方法及
び装置に関する。
状に基づいて溶接ロボットの溶接線や溶接姿勢を自動的
に決定してり、ボックス形状(建機,自動車,工作機
械,他の溶接構造部材)をした部材でポジショナーを有
する溶接ロボットの溶接順番をポジショナーの仕様に対
応して求めるようにした溶接ロボットの自動教示方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接は、作業者の経験を生かして
溶接する順序を設定し、その順序通りにコントローラに
溶接位置や溶接条件を教示し、この溶接ロボットによっ
て溶接作業を行っていた。また、従来の溶接ロボットの
教示は、オフラインティーチング、つまり、事前に事務
所などの机上で教示を行い、その教示データを通信回線
やフロッピーディスクなどの外部記憶装置を用いてロボ
ットに教示データを記憶させ、溶接と教示を平行に作業
させることで、この溶接ロボットの稼働率を高めてい
る。即ち、教示を機上で行わないので、その間溶接を行
うことができるため、溶接ロボットの稼働率を高めるこ
とができる。
溶接する順序を設定し、その順序通りにコントローラに
溶接位置や溶接条件を教示し、この溶接ロボットによっ
て溶接作業を行っていた。また、従来の溶接ロボットの
教示は、オフラインティーチング、つまり、事前に事務
所などの机上で教示を行い、その教示データを通信回線
やフロッピーディスクなどの外部記憶装置を用いてロボ
ットに教示データを記憶させ、溶接と教示を平行に作業
させることで、この溶接ロボットの稼働率を高めてい
る。即ち、教示を機上で行わないので、その間溶接を行
うことができるため、溶接ロボットの稼働率を高めるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の溶接
にあっては、作業者が溶接する順序通りにロボットのコ
ントローラに溶接位置や溶接条件を教示しており、人手
を省くことができずに、作業性が良くないという問題が
ある。また、従来のロボットの教示は、オフラインティ
ーチングであるため、作業者に変わって、事務所にいる
人間が教示をする必要があり、教示作業を効率的に行う
ことができなかった。
にあっては、作業者が溶接する順序通りにロボットのコ
ントローラに溶接位置や溶接条件を教示しており、人手
を省くことができずに、作業性が良くないという問題が
ある。また、従来のロボットの教示は、オフラインティ
ーチングであるため、作業者に変わって、事務所にいる
人間が教示をする必要があり、教示作業を効率的に行う
ことができなかった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作業効率の向上を図った溶接ロボットの自動教
示方法及び装置を提供することを目的とする。
あって、作業効率の向上を図った溶接ロボットの自動教
示方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の溶接ロボットの自動教示方法は、
CADシステムにて3次元で描かれた設計データが作ら
れる際、この設計データに各継手部に対して溶接を行う
か否かの属性コードを埋め込む場合は、溶接の対象とな
る2つの面に対応してそれぞれ反対面の情報を属性デー
タに記憶させ、この属性データに基づいてある面で溶接
の指示がある場合に、属性データから相手の面を求め、
この2つの面から接合線を幾何学的に求め、この接合線
を溶接線として求めるようにしたことを特徴とするもの
である。
めの請求項1の発明の溶接ロボットの自動教示方法は、
CADシステムにて3次元で描かれた設計データが作ら
れる際、この設計データに各継手部に対して溶接を行う
か否かの属性コードを埋め込む場合は、溶接の対象とな
る2つの面に対応してそれぞれ反対面の情報を属性デー
タに記憶させ、この属性データに基づいてある面で溶接
の指示がある場合に、属性データから相手の面を求め、
この2つの面から接合線を幾何学的に求め、この接合線
を溶接線として求めるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0006】また、請求項2の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、前記溶接線の始点と終点を求め、溶接
開始、終了点側の片面の法線ベクトルと他面の法線ベク
トルから、これを等分するベクトルを求めて各解放方向
ベクトルとし、全ての継手の溶接線に対して求め、この
解放方向ベクトル、または片面からの角度を指定して溶
接姿勢として利用することで、これをすべての継手で同
様に定義して溶接トーチが入り込める部材の解放方向を
設計データの形状より求めるようにしたことを特徴とし
ている。
動教示方法では、前記溶接線の始点と終点を求め、溶接
開始、終了点側の片面の法線ベクトルと他面の法線ベク
トルから、これを等分するベクトルを求めて各解放方向
ベクトルとし、全ての継手の溶接線に対して求め、この
解放方向ベクトル、または片面からの角度を指定して溶
接姿勢として利用することで、これをすべての継手で同
様に定義して溶接トーチが入り込める部材の解放方向を
設計データの形状より求めるようにしたことを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項3の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、ワークのポジショナーを有する場合に
は、周辺機器のインデックス角度の単位にあわせて解放
方向ベクトルからなるべく下向き溶接が可能となるよう
に、前記ポジショナーの回転インデックス角度ごとに溶
接線を自動設定するようにしたことを特徴としている。
動教示方法では、ワークのポジショナーを有する場合に
は、周辺機器のインデックス角度の単位にあわせて解放
方向ベクトルからなるべく下向き溶接が可能となるよう
に、前記ポジショナーの回転インデックス角度ごとに溶
接線を自動設定するようにしたことを特徴としている。
【0008】また、請求項4の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、溶接ロボットの配置に従って、ストロ
ーク範囲内でできるように溶接線を選定し、複数の対向
するロボットに対しても溶接線の自動テリトリー分けを
解放方向ベクトルの方位から自動的に最適姿勢で溶接可
能に求めるようにしたことを特徴としている。
動教示方法では、溶接ロボットの配置に従って、ストロ
ーク範囲内でできるように溶接線を選定し、複数の対向
するロボットに対しても溶接線の自動テリトリー分けを
解放方向ベクトルの方位から自動的に最適姿勢で溶接可
能に求めるようにしたことを特徴としている。
【0009】また、請求項5の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、解放方向ベクトルとその溶接始終端で
の板厚を求め、この板厚が厚い方を下向きにして溶接を
行うようにしたことを特徴としている。
動教示方法では、解放方向ベクトルとその溶接始終端で
の板厚を求め、この板厚が厚い方を下向きにして溶接を
行うようにしたことを特徴としている。
【0010】また、請求項6の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、インデックス角度のどの角度から順番
に行うのかを、各インデックス角度ごとの溶接線長を求
め、この長さの長い面から順に溶接を行って歪みが最小
となるようにインデックス順を求めるようにしたことを
特徴としている。
動教示方法では、インデックス角度のどの角度から順番
に行うのかを、各インデックス角度ごとの溶接線長を求
め、この長さの長い面から順に溶接を行って歪みが最小
となるようにインデックス順を求めるようにしたことを
特徴としている。
【0011】また、請求項7の発明の溶接ロボットの自
動教示装置は、溶接の対象となる2つの面に属性データ
を記憶させて3次元設計データを作成する3次元CAD
システムと、該3次元設定データに基づいて溶接線デー
タと溶接姿勢データと溶接手順指示データを出力する溶
接手順自動決定システムと、前記溶接線データと溶接姿
勢データと溶接手順指示データを用いて自動教示を行っ
て教示データを出力するオフライン自動決定システムと
を具えたことを特徴とするものである。
動教示装置は、溶接の対象となる2つの面に属性データ
を記憶させて3次元設計データを作成する3次元CAD
システムと、該3次元設定データに基づいて溶接線デー
タと溶接姿勢データと溶接手順指示データを出力する溶
接手順自動決定システムと、前記溶接線データと溶接姿
勢データと溶接手順指示データを用いて自動教示を行っ
て教示データを出力するオフライン自動決定システムと
を具えたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態に係る
溶接ロボットの自動教示装置による自動教示方法のシス
テムを表すフローチャート、図2に溶接線や部材の解放
方向ベクトルを表す説明、図3に溶接箇所の各面の法線
ベクトルから解放方向ベクトルを求めるための説明、図
4にブロック形状をした部材の解放方向ベクトル例を表
した説明、図5に90度インデックスのポジショナーで
溶接線を選定した結果を表した説明、図6に45度イン
デックスのポジショナーで溶接線を選定した結果を表し
た説明を示す。
溶接ロボットの自動教示装置による自動教示方法のシス
テムを表すフローチャート、図2に溶接線や部材の解放
方向ベクトルを表す説明、図3に溶接箇所の各面の法線
ベクトルから解放方向ベクトルを求めるための説明、図
4にブロック形状をした部材の解放方向ベクトル例を表
した説明、図5に90度インデックスのポジショナーで
溶接線を選定した結果を表した説明、図6に45度イン
デックスのポジショナーで溶接線を選定した結果を表し
た説明を示す。
【0013】本実施形態の溶接ロボットの自動教示装置
は、図1に示すように、3次元設計データAを作成する
3次元CADシステム11と、この3次元設定データA
に基づいて溶接線データBと溶接姿勢データCと溶接手
順指示データDを出力する溶接手順自動決定システム1
2とを有しており、周辺機器条件データベースEを用い
て溶接姿勢データCを修正可能となっている。また、オ
フライン自動決定システム13を有しており、溶接線デ
ータBと溶接姿勢データCと溶接手順指示データDを用
いて自動教示を行って教示データFを出力することがで
きる。
は、図1に示すように、3次元設計データAを作成する
3次元CADシステム11と、この3次元設定データA
に基づいて溶接線データBと溶接姿勢データCと溶接手
順指示データDを出力する溶接手順自動決定システム1
2とを有しており、周辺機器条件データベースEを用い
て溶接姿勢データCを修正可能となっている。また、オ
フライン自動決定システム13を有しており、溶接線デ
ータBと溶接姿勢データCと溶接手順指示データDを用
いて自動教示を行って教示データFを出力することがで
きる。
【0014】即ち、3次元CADシステム11は、3次
元で描かれた設計データA(サーフェースもしくはソリ
ッド形状データ)を作成する。この際、この設計データ
Aには、各継手部に対して溶接を行うか否か、行う場合
には、図2に示すように、溶接を行う溶接線21に隣接
する部材22上の面SAと部材23上の面SBに溶接す
るという属性を記憶させる。つまり、面SAには、どの
面と接合したところを溶接するか判るように“面SB”
という面を属性データの中に記憶させる。また、溶接す
る旨のコード(1)も属性データに記憶させ、同様に、
面SB側にも、“面SA”と溶接する旨のコード(2)
を属性データに記憶させる。一方、溶接しない場合に
は、コード(0)を属性として記憶させる。これは、例
えば、市販のCADシステムをカスタマイズ(ユーザが
C言語などにより、プログラムを作成してこれを市販の
CADシステムに組み込んで、操作者の指示により)す
ることにより実現することができる。その際、脚長や開
先形状が指示されれば、属性データとして埋め込まれ、
その溶接箇所の溶接条件を埋め込む場合もある。
元で描かれた設計データA(サーフェースもしくはソリ
ッド形状データ)を作成する。この際、この設計データ
Aには、各継手部に対して溶接を行うか否か、行う場合
には、図2に示すように、溶接を行う溶接線21に隣接
する部材22上の面SAと部材23上の面SBに溶接す
るという属性を記憶させる。つまり、面SAには、どの
面と接合したところを溶接するか判るように“面SB”
という面を属性データの中に記憶させる。また、溶接す
る旨のコード(1)も属性データに記憶させ、同様に、
面SB側にも、“面SA”と溶接する旨のコード(2)
を属性データに記憶させる。一方、溶接しない場合に
は、コード(0)を属性として記憶させる。これは、例
えば、市販のCADシステムをカスタマイズ(ユーザが
C言語などにより、プログラムを作成してこれを市販の
CADシステムに組み込んで、操作者の指示により)す
ることにより実現することができる。その際、脚長や開
先形状が指示されれば、属性データとして埋め込まれ、
その溶接箇所の溶接条件を埋め込む場合もある。
【0015】具体的なCADのオペレータの指示方法
は、例えば、溶接線の指示ボックスをクリック、
「溶接線とする第1の面を指示してください。」という
メッセージで面SAをクリック、「溶接線とする第2
の面を指示してください。」というメッセージで面SB
をクリック、この2つの指示された面よって面SAの
属性に“面SB”と“溶接する旨のコード”、面SBの
属性に“面SB”と“溶接する旨のコード”をそれぞれ
記憶させる。
は、例えば、溶接線の指示ボックスをクリック、
「溶接線とする第1の面を指示してください。」という
メッセージで面SAをクリック、「溶接線とする第2
の面を指示してください。」というメッセージで面SB
をクリック、この2つの指示された面よって面SAの
属性に“面SB”と“溶接する旨のコード”、面SBの
属性に“面SB”と“溶接する旨のコード”をそれぞれ
記憶させる。
【0016】そして、溶接手順自動決定システム12で
は、前述した3次元設計データAに基づいて各面ごとに
その属性データ中に溶接の指示があるかを調べる。つま
り、前述の例では、(1)か(2)のいずれかであった
場合に処理するものであり、(1)と(2)では、いず
れか一方を処理すれば良い。そして、溶接の指示がある
場合に、例えば、面SAで溶接の指示があつた場合、属
性データから相手の面SBを求め、この2つの面から接
合線を幾何学的に求め、この接合線を溶接線21として
求める。そして、さらに、この溶接線21の始点PAと
終点PBも求め(どちらを始点または、終点にするか
は、後で手順を自動決定するため、ここでは任意で良
い)、これをすべての継手で同様に定義する。
は、前述した3次元設計データAに基づいて各面ごとに
その属性データ中に溶接の指示があるかを調べる。つま
り、前述の例では、(1)か(2)のいずれかであった
場合に処理するものであり、(1)と(2)では、いず
れか一方を処理すれば良い。そして、溶接の指示がある
場合に、例えば、面SAで溶接の指示があつた場合、属
性データから相手の面SBを求め、この2つの面から接
合線を幾何学的に求め、この接合線を溶接線21として
求める。そして、さらに、この溶接線21の始点PAと
終点PBも求め(どちらを始点または、終点にするか
は、後で手順を自動決定するため、ここでは任意で良
い)、これをすべての継手で同様に定義する。
【0017】次に、部材の解放方向ベクトルVA,VB
位置に対して、溶接トーチが入り込める解放方向を設計
データAの形状より求める。つまり、図3に示すよう
に、溶接開始点PAでの面SAの法線ベクトルV1と面
SBの法線ベクトルV2から、これを等分するベクトル
を求めて、解放方向ベクトルVAとする。同様に終点側
の解放方向ベクトルVBも求め、これをすべての継手の
溶接線21に対して求める。
位置に対して、溶接トーチが入り込める解放方向を設計
データAの形状より求める。つまり、図3に示すよう
に、溶接開始点PAでの面SAの法線ベクトルV1と面
SBの法線ベクトルV2から、これを等分するベクトル
を求めて、解放方向ベクトルVAとする。同様に終点側
の解放方向ベクトルVBも求め、これをすべての継手の
溶接線21に対して求める。
【0018】次に、ワークのポジショナーを有する場合
の例について説明する。図1により、ポジショナーの
有無を調べる。ポジショナー有りの場合、そのポジシ
ョナーが任意の回転ができる装置かを調べる。任意の
回転ができるポジショナーは、以下の処理を飛ばすか否
かは、計算機内のデータベースの設定または、オペレー
タの指示により行う。例えば、図4に示すようなボック
ス形状をした6面体の箱形状をした部材の前後を除いた
4面を溶接することを考えると、能率面からは、任意の
角度の溶接姿勢のものがあったとき、その方向にポジシ
ョニングしながら溶接する場合、ある角度ごとにまとめ
て溶接するよりも、時間がかかってしまうことになり、
ボックス形の形状の部材では、一般に45度もしくは、
90度とにインデックスさせて、その面ごとにまとめて
溶接する方法が採られる。以下、このようにするための
ロジックを説明する。任意回転のできないポジショナ
ーの場合(一般にインデックステーブルと呼ばれる)あ
るいは、前述のようにいくつかの角度ごと(45度また
は90度ごと)にまとめて溶接を行う場合、以下の処理
を行う。これは、溶接姿勢を回転テーブルでそのように
設定しようとしてもハード的に無理があるため、以下の
処理が必要となってくる。
の例について説明する。図1により、ポジショナーの
有無を調べる。ポジショナー有りの場合、そのポジシ
ョナーが任意の回転ができる装置かを調べる。任意の
回転ができるポジショナーは、以下の処理を飛ばすか否
かは、計算機内のデータベースの設定または、オペレー
タの指示により行う。例えば、図4に示すようなボック
ス形状をした6面体の箱形状をした部材の前後を除いた
4面を溶接することを考えると、能率面からは、任意の
角度の溶接姿勢のものがあったとき、その方向にポジシ
ョニングしながら溶接する場合、ある角度ごとにまとめ
て溶接するよりも、時間がかかってしまうことになり、
ボックス形の形状の部材では、一般に45度もしくは、
90度とにインデックスさせて、その面ごとにまとめて
溶接する方法が採られる。以下、このようにするための
ロジックを説明する。任意回転のできないポジショナ
ーの場合(一般にインデックステーブルと呼ばれる)あ
るいは、前述のようにいくつかの角度ごと(45度また
は90度ごと)にまとめて溶接を行う場合、以下の処理
を行う。これは、溶接姿勢を回転テーブルでそのように
設定しようとしてもハード的に無理があるため、以下の
処理が必要となってくる。
【0019】ポジショナーが回転軸中心の方位よりどの
面で回転するかによって、図4に示すように、XY平面
での回転であれば、その方向でXY平面のベクトルを対
象として、解放方向ベクトルVをラウンド(指定角度で
四捨五入)していき、どの回転位置で溶接するかを求め
ていく。例えば、90度インデックスであれば、0,9
0,180,270度の4ポジションとなるため、この
角度に回転させたときに、45〜135度の解放方向ベ
クトルVを選択する。このとき、図4に示す例では、V
A11,VA12,VA22,VA41が対象となる。
次に溶接ロボットの仕様によりどの溶接線ができるか求
める。
面で回転するかによって、図4に示すように、XY平面
での回転であれば、その方向でXY平面のベクトルを対
象として、解放方向ベクトルVをラウンド(指定角度で
四捨五入)していき、どの回転位置で溶接するかを求め
ていく。例えば、90度インデックスであれば、0,9
0,180,270度の4ポジションとなるため、この
角度に回転させたときに、45〜135度の解放方向ベ
クトルVを選択する。このとき、図4に示す例では、V
A11,VA12,VA22,VA41が対象となる。
次に溶接ロボットの仕様によりどの溶接線ができるか求
める。
【0020】つまり、ロボットが1台でX軸のプラス方
向に置かれたものとすれば、VA41とVA12をスト
ロークの関係から求める。逆に、X軸のマイナス方向に
置かれたものとすれば、VA22とVA11を選択す
る。
向に置かれたものとすれば、VA41とVA12をスト
ロークの関係から求める。逆に、X軸のマイナス方向に
置かれたものとすれば、VA22とVA11を選択す
る。
【0021】ロボットが天吊り型でX軸方向に移動軸を
伴うガントリーのような外部軸を持つものは、4つのす
べてを対象として溶接可能とできる。
伴うガントリーのような外部軸を持つものは、4つのす
べてを対象として溶接可能とできる。
【0022】また、2台のロボットを左右に対向させて
配置させた場合は、2台のロボットに対して、どのロボ
ットがどの溶接線を対象とするかまで求める必要が生じ
る。この場合は、前述したように、ロボットがX軸のプ
ラス方向に置かれたものは、VA41とVA12、逆に
X軸のマイナス方向に置かれたものは、VA22とVA
11を選択する。
配置させた場合は、2台のロボットに対して、どのロボ
ットがどの溶接線を対象とするかまで求める必要が生じ
る。この場合は、前述したように、ロボットがX軸のプ
ラス方向に置かれたものは、VA41とVA12、逆に
X軸のマイナス方向に置かれたものは、VA22とVA
11を選択する。
【0023】天吊り型のロボットや2台対向式のロボッ
トでは、この4つの溶接線は、別の角度でも溶接可能で
あるため、さらに、より歪み最小、精度向上を目指した
溶接のインデックス角度を求める。即ち、VA11とV
A22は、0度と270度、VA12とVA41は、0
度と90度のいずれでも溶接可能である。そこで、アー
クセンサ(溶接トーチをウィービングさせて、その時の
溶接電流の変化を検知して溶接線倣いするセンサ)の追
従性や歪みを考慮すると、板厚が厚い方を下にして溶接
させる方が良いことを考慮して、各溶接線の始終点部で
の板厚を法線ベクトルの反対方向向きに求める。つま
り、解放方向ベクトルVAi,VBiに対して、面SA
側の板厚t1i,面SBの板厚t2i(始点と終点で板
厚は、2つ求まるが平均値とする)を求め、この板厚を
比較して厚い方が下になるように選択する。図4では、
VA11,VA12に対しては、t11とt12を比較
することになる。同様にVA22では、t21とt2
2、VA41では、t41とt42を比較して選定す
る。以上の結果、板厚が厚い方を下にするようにして溶
接線を選定すると、図5に示すように、各角度ごとに溶
接線を選定できる。
トでは、この4つの溶接線は、別の角度でも溶接可能で
あるため、さらに、より歪み最小、精度向上を目指した
溶接のインデックス角度を求める。即ち、VA11とV
A22は、0度と270度、VA12とVA41は、0
度と90度のいずれでも溶接可能である。そこで、アー
クセンサ(溶接トーチをウィービングさせて、その時の
溶接電流の変化を検知して溶接線倣いするセンサ)の追
従性や歪みを考慮すると、板厚が厚い方を下にして溶接
させる方が良いことを考慮して、各溶接線の始終点部で
の板厚を法線ベクトルの反対方向向きに求める。つま
り、解放方向ベクトルVAi,VBiに対して、面SA
側の板厚t1i,面SBの板厚t2i(始点と終点で板
厚は、2つ求まるが平均値とする)を求め、この板厚を
比較して厚い方が下になるように選択する。図4では、
VA11,VA12に対しては、t11とt12を比較
することになる。同様にVA22では、t21とt2
2、VA41では、t41とt42を比較して選定す
る。以上の結果、板厚が厚い方を下にするようにして溶
接線を選定すると、図5に示すように、各角度ごとに溶
接線を選定できる。
【0024】また、45度インデックスの場合も同様
に、45度単位に出力するようにラウンディングする。
通常は、図4に示すように、ボックス形状をした部材で
は、溶接姿勢(解放方向ベクトルV)は45度方向にな
るため、図6に示すように、溶接はすべて下向きとな
る。この例では、45,135,225,315度単位
の出力であるが、実際は、45度ピッチで出力されるた
め、0,45,90,135,180,225,27
0,315度ごとに溶接線が選択されることになる。
に、45度単位に出力するようにラウンディングする。
通常は、図4に示すように、ボックス形状をした部材で
は、溶接姿勢(解放方向ベクトルV)は45度方向にな
るため、図6に示すように、溶接はすべて下向きとな
る。この例では、45,135,225,315度単位
の出力であるが、実際は、45度ピッチで出力されるた
め、0,45,90,135,180,225,27
0,315度ごとに溶接線が選択されることになる。
【0025】そして、何度ごとにラウンディングするか
は、周辺機器条件データベースEに単位インデックス量
を入力しておくことにより計算することができる。
は、周辺機器条件データベースEに単位インデックス量
を入力しておくことにより計算することができる。
【0026】各インデックスで溶接する対象が求まった
が、各インデックスをどういう順序で行うかも求める。
これは、歪み最小化の観点から継手の多い箇所から溶接
を行うようにする。即ち、各面ごとに溶接線長を求め、
その量の多いインデックス角度順に溶接を行う様にす
る。
が、各インデックスをどういう順序で行うかも求める。
これは、歪み最小化の観点から継手の多い箇所から溶接
を行うようにする。即ち、各面ごとに溶接線長を求め、
その量の多いインデックス角度順に溶接を行う様にす
る。
【0027】次に、各面ごとでの溶接順序を求める(溶
接ロボットが複数の場合は、各溶接ロボットごと、各面
ごとに求める)。1平面内での溶接順序を求める方法
は、一般的ないくつかの方法があり、その中のいずれか
のロジックを用いればよい。例えば、Nearest Neighbor
法,Greedy法,Farthest Insertion法,Christofides A
lgorithm法などがあり、これに局所改善法を加えた2−
OPT法,3−OPT法,Lin-Kernigham 法などがあ
る。この場合、溶接の始点と終点は、2対で処理すると
いう規定を入れてロジック化することになる。溶接の始
点と終点は、仮に求めていたが、上記でトータルの空送
距離が短くなる溶接手順となる順番に設定替えされるこ
とになる。
接ロボットが複数の場合は、各溶接ロボットごと、各面
ごとに求める)。1平面内での溶接順序を求める方法
は、一般的ないくつかの方法があり、その中のいずれか
のロジックを用いればよい。例えば、Nearest Neighbor
法,Greedy法,Farthest Insertion法,Christofides A
lgorithm法などがあり、これに局所改善法を加えた2−
OPT法,3−OPT法,Lin-Kernigham 法などがあ
る。この場合、溶接の始点と終点は、2対で処理すると
いう規定を入れてロジック化することになる。溶接の始
点と終点は、仮に求めていたが、上記でトータルの空送
距離が短くなる溶接手順となる順番に設定替えされるこ
とになる。
【0028】以上により、溶接順序を求めて各溶接ロボ
ットごと、各インデックス角度ごとに(インデックスも
各インデックスごとの溶接線長が長い順に出力)、さら
に溶接順の若い順に、図1に示すように、教示データF
を出力する。従って、溶接は、この教示データFを溶接
ロボットに記憶させて実行することで溶接施工されるこ
とになる。
ットごと、各インデックス角度ごとに(インデックスも
各インデックスごとの溶接線長が長い順に出力)、さら
に溶接順の若い順に、図1に示すように、教示データF
を出力する。従って、溶接は、この教示データFを溶接
ロボットに記憶させて実行することで溶接施工されるこ
とになる。
【0029】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の溶接ロボットの自動教示方法に
よれば、CADシステムにて3次元で描かれた設計デー
タが作られる際、この設計データに各継手部に対して溶
接を行うか否かの属性コードを埋め込む場合は、溶接の
対象となる2つの面に対応してそれぞれ反対面の情報を
属性データに記憶させ、この属性データに基づいてある
面で溶接の指示がある場合に、属性データから相手の面
を求め、この2つの面から接合線を幾何学的に求め、こ
の接合線を溶接線として求めるようにしたので、溶接作
業の作業効率の向上を図ることができる。
ように請求項1の発明の溶接ロボットの自動教示方法に
よれば、CADシステムにて3次元で描かれた設計デー
タが作られる際、この設計データに各継手部に対して溶
接を行うか否かの属性コードを埋め込む場合は、溶接の
対象となる2つの面に対応してそれぞれ反対面の情報を
属性データに記憶させ、この属性データに基づいてある
面で溶接の指示がある場合に、属性データから相手の面
を求め、この2つの面から接合線を幾何学的に求め、こ
の接合線を溶接線として求めるようにしたので、溶接作
業の作業効率の向上を図ることができる。
【0030】また、請求項2の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、溶接線の始点と終点を求め、溶接開
始、終了点側の片面の法線ベクトルと他面の法線ベクト
ルからこれを等分するベクトルを求めて各解放方向ベク
トルとし、全ての継手の溶接線に対して求め、この解放
方向ベクトル、または片面からの角度を指定して溶接姿
勢として利用することで、これをすべての継手で同様に
定義して溶接トーチが入り込める部材の解放方向を設計
データの形状より求めるようにしたので、高精度に溶接
線を求めることができる。
動教示方法では、溶接線の始点と終点を求め、溶接開
始、終了点側の片面の法線ベクトルと他面の法線ベクト
ルからこれを等分するベクトルを求めて各解放方向ベク
トルとし、全ての継手の溶接線に対して求め、この解放
方向ベクトル、または片面からの角度を指定して溶接姿
勢として利用することで、これをすべての継手で同様に
定義して溶接トーチが入り込める部材の解放方向を設計
データの形状より求めるようにしたので、高精度に溶接
線を求めることができる。
【0031】また、請求項3の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、ワークのポジショナーを有する場合に
は、周辺機器のインデックス角度の単位にあわせて解放
方向ベクトルからなるべく下向き溶接が可能となるよう
に、ポジショナーの回転インデックス角度ごとに溶接線
を自動設定するようにしたので、容易に溶接線を求める
ことができる。
動教示方法では、ワークのポジショナーを有する場合に
は、周辺機器のインデックス角度の単位にあわせて解放
方向ベクトルからなるべく下向き溶接が可能となるよう
に、ポジショナーの回転インデックス角度ごとに溶接線
を自動設定するようにしたので、容易に溶接線を求める
ことができる。
【0032】また、請求項4の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、溶接ロボットの配置に従って、ストロ
ーク範囲内でできるように溶接線を選定し、複数の対向
するロボットに対しても溶接線の自動テリトリー分けを
解放方向ベクトルの方位から自動的に最適姿勢で溶接可
能に求めるようにしたので、高品質の溶接を可能とする
ことができる。
動教示方法では、溶接ロボットの配置に従って、ストロ
ーク範囲内でできるように溶接線を選定し、複数の対向
するロボットに対しても溶接線の自動テリトリー分けを
解放方向ベクトルの方位から自動的に最適姿勢で溶接可
能に求めるようにしたので、高品質の溶接を可能とする
ことができる。
【0033】また、請求項5の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、解放方向ベクトルとその溶接始終端で
の板厚を求め、この板厚が厚い方を下向きにして溶接を
行うようにしたので、高品質の溶接を可能とすることが
できる。
動教示方法では、解放方向ベクトルとその溶接始終端で
の板厚を求め、この板厚が厚い方を下向きにして溶接を
行うようにしたので、高品質の溶接を可能とすることが
できる。
【0034】また、請求項6の発明の溶接ロボットの自
動教示方法では、インデックス角度のどの角度から順番
に行うのかを、各インデックス角度ごとの溶接線長を求
め、この長さの長い面から順に溶接を行って歪みが最小
となるようにインデックス順を求めるようにしたので、
容易に溶接手順求めることができる。
動教示方法では、インデックス角度のどの角度から順番
に行うのかを、各インデックス角度ごとの溶接線長を求
め、この長さの長い面から順に溶接を行って歪みが最小
となるようにインデックス順を求めるようにしたので、
容易に溶接手順求めることができる。
【0035】また、請求項7の発明の溶接ロボットの自
動教示装置は、溶接の対象となる2つの面に属性データ
を記憶させて3次元設計データを作成する3次元CAD
システムと、3次元設定データに基づいて溶接線データ
と溶接姿勢データと溶接手順指示データを出力する溶接
手順自動決定システムと、溶接線データと溶接姿勢デー
タと溶接手順指示データを用いて自動教示を行って教示
データを出力するオフライン自動決定システムとを設け
たので、簡単な装置で溶接作業の作業効率の向上を図る
ことができる。
動教示装置は、溶接の対象となる2つの面に属性データ
を記憶させて3次元設計データを作成する3次元CAD
システムと、3次元設定データに基づいて溶接線データ
と溶接姿勢データと溶接手順指示データを出力する溶接
手順自動決定システムと、溶接線データと溶接姿勢デー
タと溶接手順指示データを用いて自動教示を行って教示
データを出力するオフライン自動決定システムとを設け
たので、簡単な装置で溶接作業の作業効率の向上を図る
ことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る溶接ロボットの自動
教示装置による自動教示方法のシステムを表すフローチ
ャート図である。
教示装置による自動教示方法のシステムを表すフローチ
ャート図である。
【図2】溶接線や部材の解放方向ベクトルを表す説明図
である。
である。
【図3】溶接箇所の各面の法線ベクトルから解放方向ベ
クトルを求めるための説明図である。
クトルを求めるための説明図である。
【図4】ブロック形状をした部材の解放方向ベクトル例
を表した説明図である。
を表した説明図である。
【図5】90度インデックスのポジショナーで溶接線を
選定した結果を表した説明図である。
選定した結果を表した説明図である。
【図6】45度インデックスのポジショナーで溶接線を
選定した結果を表した説明図である。
選定した結果を表した説明図である。
11 3次元CADシステム 12 溶接手順自動決定システム 13 オフライン自動決定システム A 3次元設計データ B 溶接線データ C 溶接姿勢データ D 溶接手順指示データ E 周辺機器条件データベース F 教示データ
フロントページの続き (72)発明者 松田 晃樹 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重 工業株式会社 相模原製作所内 (72)発明者 酒井 幹弘 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重 工業株式会社 相模原製作所内 (56)参考文献 特開 平9−164483(JP,A) 特開 昭63−256281(JP,A) 特開 平10−24372(JP,A) 特開 平7−200042(JP,A) 特開 昭59−206905(JP,A) 特開 平1−293978(JP,A) 特開 平8−57644(JP,A) 特開 平6−31450(JP,A) 実開 昭57−152378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/127 B23K 9/12 B25J 9/22 G05B 19/4093 G05B 19/42
Claims (7)
- 【請求項1】 CADシステムにて3次元で描かれた設
計データが作られる際、この設計データに各継手部に対
して溶接を行うか否かの属性コードを埋め込む場合は、
溶接の対象となる2つの面に対応してそれぞれ反対面の
情報を属性データに記憶させ、この属性データに基づい
てある面で溶接の指示がある場合に、属性データから相
手の面を求め、この2つの面から接合線を幾何学的に求
め、この接合線を溶接線として求めるようにしたことを
特徴とする溶接ロボットの自動教示方法。 - 【請求項2】 請求項1の溶接ロボットの自動教示方法
において、前記溶接線の始点と終点を求め、溶接開始、
終了点側の片面の法線ベクトルと他面の法線ベクトルか
ら、これを等分するベクトルを求めて各解放方向ベクト
ルとし、全ての継手の溶接線に対して求め、この解放方
向ベクトル、または片面からの角度を指定して溶接姿勢
として利用することで、これをすべての継手で同様に定
義して溶接トーチが入り込める部材の解放方向を設計デ
ータの形状より求めるようにしたことを特徴とする溶接
ロボットの自動教示方法。 - 【請求項3】 請求項1の溶接ロボットの自動教示方法
において、ワークのポジショナーを有する場合には、周
辺機器のインデックス角度の単位にあわせて解放方向ベ
クトルからなるべく下向き溶接が可能となるように、前
記ポジショナーの回転インデックス角度ごとに溶接線を
自動設定するようにしたことを特徴とする溶接ロボット
の自動教示手法。 - 【請求項4】 請求項3の溶接ロボットの自動教示方法
において、溶接ロボットの配置に従って、ストローク範
囲内でできるように溶接線を選定し、複数の対向するロ
ボットに対しても溶接線の自動テリトリー分けを解放方
向ベクトルの方位から自動的に最適姿勢で溶接可能に求
めるようにしたことを特徴とする溶接ロボットの自動教
示手法。 - 【請求項5】 請求項3の溶接ロボットの自動教示方法
において、解放方向ベクトルとその溶接始終端での板厚
を求め、この板厚が厚い方を下向きにして溶接を行うよ
うにしたことを特徴とする溶接ロボットの自動教示手
法。 - 【請求項6】 請求項1の溶接ロボットの自動教示方法
において、インデックス角度のどの角度から順番に行う
のかを、各インデックス角度ごとの溶接線長を求め、こ
の長さの長い面から順に溶接を行って歪みが最小となる
ようにインデックス順を求めるようにしたことを特徴と
する溶接ロボットの自動教示手法。 - 【請求項7】 溶接の対象となる2つの面に属性データ
を記憶させて3次元設計データを作成する3次元CAD
システムと、該3次元設定データに基づいて溶接線デー
タと溶接姿勢データと溶接手順指示データを出力する溶
接手順自動決定システムと、前記溶接線データと溶接姿
勢データと溶接手順指示データを用いて自動教示を行っ
て教示データを出力するオフライン自動決定システムと
を具えたことを特徴とする溶接ロボットの自動教示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15901698A JP3354870B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 溶接ロボットの自動教示方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15901698A JP3354870B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 溶接ロボットの自動教示方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11347733A JPH11347733A (ja) | 1999-12-21 |
JP3354870B2 true JP3354870B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=15684417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15901698A Expired - Fee Related JP3354870B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 溶接ロボットの自動教示方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354870B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010093018A1 (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接線選定方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3621867B2 (ja) * | 2000-06-14 | 2005-02-16 | 三菱重工業株式会社 | 溶接システム及び溶接方法 |
JP4917252B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2012-04-18 | ファナック株式会社 | アーク溶接用装置 |
JP4498072B2 (ja) * | 2004-09-01 | 2010-07-07 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接ロボット用ポジショナの設定方法 |
JP6568169B2 (ja) | 2017-09-12 | 2019-08-28 | ファナック株式会社 | 溶接ロボットプログラミング装置および溶接ロボットのプログラミング方法 |
CN109483545B (zh) * | 2018-12-04 | 2022-03-29 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种焊缝重构方法、智能机器人焊接方法及系统 |
CN110773842B (zh) * | 2019-10-21 | 2022-04-15 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种焊接定位方法及装置 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP15901698A patent/JP3354870B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010093018A1 (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接線選定方法 |
JP2010184278A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Kobe Steel Ltd | 溶接線選定方法 |
CN102317024A (zh) * | 2009-02-13 | 2012-01-11 | 株式会社神户制钢所 | 焊接线选定方法 |
CN102317024B (zh) * | 2009-02-13 | 2014-10-22 | 株式会社神户制钢所 | 焊接线选定方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11347733A (ja) | 1999-12-21 |
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