JP3352447B2 - ホタテ貝のヒモ取り装置 - Google Patents

ホタテ貝のヒモ取り装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホタテ貝の貝柱
(タマ)を剥ぐ処理時に出る内臓物から、外套膜(ヒモ)
だけを取り出す水産加工機械、すなわち、ホタテ貝のヒ
モ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホタテ貝の水産加工物としての利
用は、貝柱のみが対象となり、ヒモは取り出す作業が煩
雑なことからほとんど利用されていなかった。
【0003】すなわち、水産加工業界で、「ホタテ貝」
の処理・加工といえば、主に貝柱の生産になっており、
ホタテ貝のヒモやウロその他の内臓については、その殆
どが廃棄処分になっている。その中でヒモに関しては、
処理量全体の約0.1%とごく僅かな量が缶詰や珍味と
して利用されているにすぎず、ほとんどが廃棄処理され
ており、資源の有効利用という観点から問題を有してい
る。
【0004】ヒモを利用しない理由として、「貝殻から
はずされた内臓物から、ヒモを取る作業は非常に手間が
かかる手作業でなされ、熟練した女工でも1日に約50
kg程しか処理できない」、「製品の単価が安い」、
「用途としては、現段階では、珍味としての乾物や、缶
詰ぐらいしか用途がない」等の経済的なメリットが少な
いことにある。
【0005】このホタテのヒモ取り作業は、貝柱処理の
際出た内臓物を一箇所に集め、その内臓物をひとつずつ
手に取って、そこからヒモだけを剥ぎ取る作業であり、
たいへんな労力を要するが、その割には生産量が上がら
ない作業である。
【0006】しかしながら、最近になってこのヒモを食
用として利用することが見直されてきており、学校給食
や新しいタイプの珍味等に提供され、需要が伸びる要素
が見えてきている。
【0007】このような状況に鑑み、本出願人は、ホタ
テ貝のヒモ取り装置の発明(特願2000‐02950
5号)を出願している。この発明によって、従来廃棄さ
れていた貝柱を取り去ったホタテ貝の残滓からカイヒモ
を効率よく取り出すことができるようになった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記ホタテ
貝の処理・加工作業の中で出てくる内臓物の中から、ヒ
モのみを自動的にさらに効率よく取り出し、資源の有効
利用を図ることができるホタテ貝のヒモ取り装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、原料(ホタテ貝の内臓物)が投入される
原料投入容器と、抄い取り手段と、梳き落とし手段とか
らなるヒモ取り機構を有するホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記原料投入容器を、断面形状が半円形状もし
くは半円より短い円弧状とし、前記抄い取り手段に、ヒ
モ取り機構の支持枠に支持された回転軸に取り付けられ
前記原料投入容器の内壁に接近して回転する抄い取り羽
根を設け、前記梳き落とし手段を、前記抄い取り羽根が
通過できる溝を設けるとともに、前記原料投入容器の開
口部に取り付け、原料投入容器内に投入された原料を抄
い取り羽根で梳き落とし手段に移動させ、ヒモのみを梳
き落とし手段の溝を通過させて内臓物から取り出すよう
にしたホタテ貝のヒモ取り装置。
【0010】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記原料投入容器を、断面形状が半円形状に形
成し、該半円の中心部に設けた軸受けを介して、前記ヒ
モ取り機構の支持枠に支持された回転軸に揺動できるよ
うに取り付けた。
【0011】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記原料投入容器を、駆動機構によって前記軸
受けを中心にして所定のタイミングで揺動するようにし
た。
【0012】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記原料投入容器を、断面形状が半円より短い
円弧状に形成するとともに固定されて支持し、原料投入
容器の上部開口部に前記梳き落とし手段を外側が下がる
ように傾斜させて設けた。
【0013】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記原料投入容器に、両端部に塞ぎ板を設ける
とともに、一方の塞ぎ板に原料投入口を他方の塞ぎ板に
残滓排出口を設けた。
【0014】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記抄い取り手段の抄い取り羽根を、前記回転
軸に複数個取り付けた構造とした。
【0015】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記抄い取り手段を、前記抄い取り羽根の間に
間隔保持部材を設けた構造とした。
【0016】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記間隔保持部材を、その外周が前記梳き落と
し手段に間隙を保持して対向するように配置した。
【0017】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記梳き落とし手段を、柔軟性を有する材料か
ら構成した。
【0018】本発明は、上記ホタテ貝のヒモ取り装置に
おいて、前記ヒモ取り機構を、角度調整機構によって、
原料投入側から残滓排出側に向けて下る傾斜を有するよ
うに傾けられる構造とした。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明にかか
るホタテ貝のヒモ取り装置の構成を説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態にかかるホタテ貝のヒモ取り装
置の構造を示す正面図であり、図2は上面、図3は左側
面図、図4は右側面図、図5はヒモ取り機構の構造を説
明する斜視図、図6はヒモ取り機能の拡大斜視図、図7
は、ヒモ取り機構の働きを説明する図である。
【0020】図1から図4に示すように第1の実施の形
態にかかるホタテ貝のヒモ取り装置1は、原料投入容器
10と、抄い取り部20と、梳き落とし部材30と、原
料投入シュート41と、ヒモ出口シュート42と、残滓
排出シュート43と、散水部50と、駆動部60と、フ
レーム70とから構成される。
【0021】原料投入容器10は、両端を塞ぎ板11,
13で塞いだ円筒を縦に半分に断ち切った形状を有して
おり、断面は半円形状をなしている。原料投入容器10
の両端に設けた塞ぎ板11,13の中心部に軸受15を
設けて、フレーム70のヒモ取り機構支持枠72に設け
た軸受77に支持された抄い取り部20の回転軸21に
該回転軸21の回転とは関係なく揺動可能に支持されて
いる。
【0022】上流側の塞ぎ板11にはホタテ貝の貝柱を
取り去った後の内臓物である原料を投入する原料投入口
12が設けられ、下流側の塞ぎ板13にはヒモを取り去
った残りの原料を排出する残滓排出口14が設けられて
いる。
【0023】抄い取り部20は、回転軸21に取りつけ
られた複数の抄い取り羽根22と、この抄い取り羽根の
間の間隔を保持する間隔保持部材23とを有して構成さ
れる。抄い取り羽根22は、間隔保持部材23とほぼ同
じ外形を有する円板の外側に張り出した扇型の形状を有
しており、その外周は原料投入容器10の内壁に微小な
間隙を有して対向するように構成されている。抄い取り
羽根22は前記円板の全周のおよそ3分の1にわたって
設けられる。
【0024】梳き落とし部材30は、原料投入容器10
の上面開口部に取り付けられており、ゴムなどの柔軟性
を有する材料を用いて構成される。梳き落とし部材30
には抄い取り羽根22が通過する位置に、原料投入容器
に取り付けられたとき回転軸21側から外側に向かう溝
31が設けられている。溝31の幅は、抄い取り羽根2
2とホタテ貝のヒモが通過でき、ウロその他の内臓物の
通過を阻止する幅とされている。
【0025】原料投入シュート41は、ヒモ取り支持枠
72に取り付けられ、ここに投入される貝柱を取り去っ
た後の内臓物を原料投入口12から原料投入容器10内
に供給する。ヒモ出口シュート42は、梳き落とし部材
30の外側下方に位置し、梳き落とし部材30上に残さ
れたヒモが落とされる。残滓排出シュート43は、原料
投入容器10の残滓排出口14から排出された残滓を受
ける。
【0026】散水部50は、梳き落とし部材30上に散
水する手段で、散水によって梳き落とし部材30上に残
されたヒモをヒモ出口シュート42上に流し落とすとと
もに、原料投入容器10内の原料を下流側に流し落とす
働きを有している。
【0027】駆動部60は、原料投入容器10と抄い取
り部20を揺動させるモータなどを有し、連結ロッド6
1によって原料投入容器10を所定の態様で揺動させる
とともに、図示を省略した機構によって抄い取り部20
を所定の態様で揺動させる。
【0028】フレーム70は、フレーム本体71と、ヒ
モ取り機構支持部枠72と、キャスタ73とを有して構
成される。ヒモ取り機構支持枠72は、一端がピン74
を介してフレーム本体71に支持され、他端に設けられ
た角度調節腕75を角度固定ハンドル76で固定して、
ヒモ取り機構を所定の角度に傾斜させて支持する。ヒモ
取り機構支持枠72には、原料投入容器10および抄い
取り部20を支持する軸受77および原料投入シュート
41が設けられている。
【0029】図5および図6に示すように、抄い取り部
20は、抄い取り羽根22と間隔保持部材23を交互に
積み重ねて回転軸21に通して構成される。抄い取り羽
根22は、間隔保持部材23と同じ直径を有する円板2
21に設けられる。抄い取り羽根22の円周方向の両端
部222には、図6に示すようにノコギリ歯状の凹凸を
有する波型部223が設けられ、原料の中のヒモをしっ
かりと捕らえる。
【0030】抄い取り部20は、抄い取り羽根22が梳
き落とし部材30の溝31を通過するように配置され
る。抄い取り羽根22がヒモを捕らえて梳き落とし部材
30の溝31を通過するとき、他の内臓物は梳き落とし
部材30に邪魔されて梳き落とされる。
【0031】このヒモ取り装置の作用の概要を説明す
る。 1.原料投入シュートから投入された原料(ヒモ・ウロ
・卵など)は、そのまま原料投入容器10へと進む。 2.波型(のこ山)部223を2ヶ所有する抄い取り羽
根22が回転往復運動をしながら原料を捕らえていく。 3.抄い取り羽根22の回転により波型部223にある
原料は梳き落とし部材30へと進む。このとき、梳き落
とし部材30の溝31の幅と抄い取り羽根22の板厚が
ほとんど同じであることから、波型部223に引っかか
りながらも、内臓物の中では最も弾力があり破損しにく
いヒモだけが、まるで手で抜き取ったように梳き落し部
30の溝31を通過する。 4.ヒモと分離された内臓物は、原料投入容器10の傾
斜により残滓排出口14方向へと進む。 5.抄い取り羽根22が回転運動をし、原料投入容器1
0にあるもう一方の側の波型部223で同じ動作が始ま
る。 6.抄い取り羽根22の波型部223が梳き落とし部材
30に隠れ、ヒモと抄い取り羽根22が離れる。このと
き散水と梳き落とし部材30の傾斜により、ヒモはシュ
ートへ落ちる。 7.この抄い取り羽根22が複数枚設けられて、原料が
原料投入口から残滓排出口へ進む間にほとんどのヒモは
分離処理される。
【0032】図7を用いてこのヒモ取り機構の動作を詳
細に説明する。ヒモ取り機構は、投入された原料が原料
投入側から残滓排出側に流れ落ちるように傾斜して配置
される。
【0033】図7(A)に示すように、原料投入容器1
0が右側に傾き、抄い取り羽根22が右側に120度回
転した状態にあるとき容器10の底部に原料が投入され
ると、抄い取り羽根22は、時計回りに回転して、抄い
取り羽根22の端部222が原料を捕らえて原料を原料
投入容器10の左側に移動させる(図7(B))。
【0034】端部222に捕らえられた原料が原料投入
容器10の壁面を押し上げられて行くと同時に、原料投
入容器10は反時計方向に回転を始め、梳き落とし部材
30が原料の方へ降りてくる(図7(C))。
【0035】さらに、抄い取り羽根22が時計方向に回
転し原料投入容器10が反時計方向へ回転して、抄い取
り羽根22の端部222が梳き落とし部材30の溝に到
達すると、端部222に捕らえられたヒモは抄い取り羽
根22とともに溝31を通過し、その他の内臓は梳き落
とし部材30の裏面に邪魔をされてヒモから引き剥がさ
れる(図7(D))。
【0036】さらに、抄い取り羽根22が時計方向に回
転して左方向に120度の位置まで移動し、原料投入容
器10が反時計方向へ回転して左方向230度の位置ま
で傾くと、抄い取り羽根22の端部222に捕らえられ
たヒモは抄い取り部20の間隔保持部材23上に位置し
て他の内臓物から完全に引き剥がされる(図7(E))。
【0037】抄い取り羽根22が反時計方向に回転を始
めると、抄い取り羽根22は原料投入容器10内に進入
を始め、抄い取り部20の間隔保持部材23の上に位置
したヒモは、梳き落とし部材30の上面に残される(図
7(F))。このとき抄い取り羽根22の他方の端部22
は、図7(B))に示したと同様に、上流から流れてき
た原料を抄い始める。
【0038】抄い取り羽根22の後ろ側の端部22が梳
き落とし部材30の溝31に入りこむと、ヒモは梳き落
とし部材30の上面に残され、散水によって時も出口シ
ュート上へ落とされる(図7(G))。
【0039】このようにしてヒモ取り機構は左右交互に
作用し、原料は多段に設けた抄い取り羽根22を複数回
通過して、ヒモのみが取り出され、残滓が残滓排出シュ
ートへ排出される。
【0040】図8を用いて、本発明に第2の実施の形態
にかかるホタテ貝のヒモ取り装置の構成を説明する。図
8は、ホタテ貝のヒモ取り装置のヒモ取り機構の構成を
説明する抄い取り羽根22部での断面図である。
【0041】この実施の形態におけるホタテ貝のヒモ取
り装置は、第1の実施の形態における原料投入容器10
を、揺動しない原料投入容器80とするとともに、該原
料投入容器80の断面形状を半円形からおよそ3分の1
の円弧の形状としたこと、および原料投入容器の上部開
口に設ける梳き落とし部材30を外側に傾けて設けた点
に特徴を有しており、その他の構成は第1の実施の形態
と同様に構成される。
【0042】この実施の形態にかかるヒモ取り機構の動
作は、原料投入容器80が固定されたままであり、梳き
落とし部材30も固定されたままである点を除いて、第
1の実施の形態におけるヒモ取り機構と、同様になされ
る。
【0043】このような構成とすることによって、原料
投入容器を揺動させる機構が不要となり、装置自体を安
価に製造することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、原料
投入容器10に投入された原料を複数回にわたり処理す
るので、ヒモ取り処理の歩留まりが向上し、連続処理な
ので、手作業の4〜5倍処理できる。
【0045】さらに、本発明は、原料を原料投入シュー
ト41を介して原料投入容器10に投入するだけなの
で、作業に熟練の必要がない。
【0046】本発明は、梳き落とし部材30をシリコン
系ゴムなどの柔軟な材料で構成したので、ヒモを傷付け
ることなく、かつ余分な内臓物や表面に付着したごみな
どもきれいに取り除くことができる。
【0047】本発明は、ヒモ取り機構の傾斜角度を調整
することによって、原料が排出口へ進む速度を変えるこ
とができ、原料の状態に合わせてヒモ取り処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかるホタテ貝
のヒモ取り装置の構成を説明する正面図。
【図2】 図1のヒモ取り装置の上面図。
【図3】 図1のヒモ取り装置の左側面図。
【図4】 図1のヒモ取り装置の右側面図。
【図5】 図1のヒモ取り装置のヒモ取り機構の構成を
説明する斜視図。
【図6】 図5の部分拡大図。
【図7】 本発明にかかるホタテ貝のヒモ取り装置の作
用を説明する図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態にかかるホタテ貝
のヒモ取り装置のヒモ取り機構の構造を説明する断面
図。
【符号の説明】
1 ホタテ貝のヒモ取り装置 10 原料投入容器 11 塞ぎ板 12 原料投入口 13 塞ぎ板 14 残滓排出口 15 軸受 20 抄い取り部 21 回転軸 22 抄い取り羽根 221 円板 222 端部 223 波型部 30 梳き落とし部材 31 溝 41 原料投入シュート 42 ヒモ出口シュート 43 残滓排出シュート 50 散水部 60 駆動部 61 連結ロッド 70 フレーム 71 フレーム本体 72 ヒモ取り機構支持枠 73 キャスタ 74 ピン 75 角度調節腕 76 角度調節ハンドル 77 軸受 80 原料投入容器

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料(ホタテ貝の内臓物)が投入される
    原料投入容器と、抄い取り手段と、梳き落とし手段とか
    らなるヒモ取り機構を有するホタテ貝のヒモ取り装置に
    おいて、前記原料投入容器は、断面形状が半円形状もし
    くは半円より短い円弧状であり、前記抄い取り手段は、
    ヒモ取り機構の支持枠に支持された回転軸に取り付けら
    れ前記原料投入容器の内壁に接近して回転する抄い取り
    羽根を有し、前記梳き落とし手段は、前記原料投入容器
    の開口部に取り付けられ、前記抄い取り羽根が通過でき
    る溝を有しており、原料投入容器内に投入された原料を
    抄い取り羽根で梳き落とし手段に移動させ、ヒモのみを
    梳き落とし手段の溝を通過させて内臓物から取り出すよ
    うにしたホタテ貝のヒモ取り装置。
  2. 【請求項2】 前記原料投入容器が、断面形状が半円形
    状に形成され、該半円の中心部に設けた軸受を介して、
    前記ヒモ取り機構の支持枠に支持された回転軸に揺動で
    きるように取り付けられた請求項1に記載のホタテ貝の
    ヒモ取り装置。
  3. 【請求項3】 前記原料投入容器が、駆動機構によって
    前記軸受けを中心にして所定のタイミングで揺動するよ
    うに構成された請求項1または請求項2に記載のホタテ
    貝のヒモ取り装置。
  4. 【請求項4】 前記原料投入容器が、断面形状が半円よ
    り短い円弧状に形成されるとともに固定されて支持さ
    れ、原料投入容器の上部開口部に前記梳き落とし手段を
    外側が下がるように傾斜させて設けた請求項1に記載の
    ホタテ貝のヒモ取り装置。
  5. 【請求項5】 前記原料投入容器が、両端部に塞ぎ板を
    有し、一方の塞ぎ板に原料投入口を他方の塞ぎ板に残滓
    排出口を設けた構造である請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1項に記載のホタテ貝のヒモ取り装置。
  6. 【請求項6】 前記抄い取り手段の抄い取り羽根が、前
    記回転軸に複数個取り付けられた請求項1ないし請求項
    5のいずれか1項に記載のホタテ貝のヒモ取り装置。
  7. 【請求項7】 前記抄い取り手段が、前記抄い取り羽根
    の間に間隔保持部材を設けた手段である請求項1ないし
    請求項6のいずれか1項に記載のホタテ貝のヒモ取り装
    置。
  8. 【請求項8】 前記間隔保持部材が、その外周が前記梳
    き落とし手段に間隙を保持して対向するように設けられ
    た請求項7に記載のホタテ貝のヒモ取り装置。
  9. 【請求項9】 前記梳き落とし手段が、柔軟性を有する
    材料から構成される請求項1ないし請求項8のいずれか
    1項に記載のホタテ貝のヒモ取り装置。
  10. 【請求項10】 前記ヒモ取り機構が、角度調整機構に
    よって、原料投入側から残滓排出側に向けて下る傾斜を
    有するように傾けられた構造である請求項1ないし請求
    項9のいずれか1項に記載のホタテ貝のヒモ取り装置。
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