JP3348652B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気式集じん器を
備えた車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気集じん器を備えた車両用空気
調和装置としては、図4に示すものが知られている。本
体ケーシング1内の吸入口2には内気循環又は外気導入
を切り替えるダンパ3が設けられ、ここから吸入された
空気は、送風ファン4により送風され、電気集じん器5
により空気中に含まれる塵,埃(以下、まとめて塵埃と
いう)が取り除かれるとともに、隣接して設けられたエ
バポレータ6の通過時に冷却され、エアミックスダンパ
7、ヒータコア8に送られて車室内に送風される。電気
集じん器5は放電プレート間に高電圧を印加することに
より流通する空気に含まれた塵埃を帯電させ、その帯電
した塵埃を塵埃プレートに付着させて浄化するもので、
送風ファンの作動に合わせて運転される。
【0003】ところで、このような空気調和装置は、送
風ファン4作動時に常に電気集じん器5が作動するよう
に構成されているため、電気集じん器5に隣接したエバ
ポレータ6で発生した水滴や、霧雨時に外気に含まれる
水滴が、高電圧の印加されている電気集じん器5の内部
に侵入してしまい、電気集じん器5でリーク(漏電)が
発生して運転停止したり、電気集じん器5が故障すると
いう欠点がある。この問題を解決するため、特開平7−
71779号公報に記載のように送風ファンと電気集じ
ん器との間に水滴を補集するブラインドを設けたものが
ある。ブラインドは複数枚のフィンを上下に位置するよ
うに一体形成されたもので、電気集じん器側に向かって
上記各フィンが上方に傾くように各フィンが傾斜して形
成され、各フィンの上端部にはフィンと略直角をなすよ
うに斜め上方に突出するストッパ部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブラインドに
よって全ての水滴を取り除くことは困難であり、フィン
に付着した水滴の一部は送風された空気によりブライン
ドを通過してしまうため、電気集じん器内部への水滴の
侵入を完全に防ぐことはできない。したがって、電気集
じん器でリークが発生するおそれは依然として残り、こ
れにより電気集じん器の運転が停止したり、故障してし
まうという欠点がある。また、水滴侵入防止用のブライ
ンドにより空気流通路内の通風抵抗が大きくなるため、
ブラインドが無い場合に比べて送風性能が低下して空調
の性能が悪化してしまうという欠点があるほか、フィン
で発生する流体騒音も問題になる。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、電気集じん器内への水滴侵入によるリークを防止可
能な、車両用空気調和装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明では、電気集じん器をエバポレータの上流側に離隔し
て設けるとともに、内外気切替ダンパが外気導入の位置
にあるか否かを検出するダンパ位置検出手段と、降雨か
否かを検出する降雨検出手段と、前記ダンパ位置検出手
段と前記降雨検出手段との検出結果に基づいて前記電気
集じん器の作動を制御する電気集じん器制御手段とを備
え、前記電気集じん器制御手段は外気導入時に降雨が検
出されると電気集じん器の作動を停止することを特徴と
する。これによって、降雨時の外気導入時に水滴が電気
集じん器内部に侵入しても電気集じん器でリークが発生
するのを防止することができる。また、エバポレータで
発生する水滴が電気集じん器内部に侵入することを防止
することができる。
【0007】さらに、請求項2の発明では、電気集じん
器制御手段が、外気導入時に降雨が検出されなくなって
から所定時間経過するまでは電気集じん器の作動を停止
することを特徴とする。これにより、外気導入時に降雨
後しばらくの間、水滴が電気集じん器内部に存在する状
態では電気集じん器は停止しているので、電気集じん器
でリークが発生するのを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1,2,3に基づいて説明する。なお、図4に示す従来
技術と同一の部材には同一符号を付して詳細な説明を省
略する。図1は電気式集じん器を備えた車両用空気調和
装置の断面図である。本体ケーシング1内には吸入口2
側から順に、内気循環と外気導入を切り替えるダンパ
3、空気中の塵埃を補集する電気集じん器(Elect
ric AirPurifier、以下、A/Pと記述
する)5、送風ファン4、エバポレータ6、エアミック
スダンパ7、ヒータコア8が設けられており、これらを
通過した空気は図示しないダクトにより車室内の適宜位
置から送風される。A/P5はエバポレータ6の上流に
離隔して配置されており、エバポレータ6で発生する水
滴がA/P5に侵入しないように構成されている。した
がって、エバポレータ6で発生する水滴によりA/P5
でリーク(漏電)が起こることが無い。
【0009】ダンパ3の位置、送風ファン4の運転状態
は車室内のスイッチ操作に応じて制御され、A/P5の
運転は後述のECU(電気集じん器制御手段)12によ
り制御される。本実施形態の制御ブロック図を図2に示
す。ECU12には、車室内に設けられたダンパ3の操
作スイッチのモードあるいはダンパ3の位置のいずれか
を検出する内外気切替位置検出手段(ダンパ位置検出手
段)9、ワイパスイッチ(以下ワイパSWと記述する)
の操作状態あるいは雨滴センサ等により降雨か否かを検
出する降雨検出手段10、送風ファン4が作動している
か否かを検出するファン作動状態検出手段11の検出結
果が入力され、ECU12からA/P5の運転、停止を
行なう信号が出力される。
【0010】本実施形態のA/P5の制御を図3に示す
フローチャートに基づいて説明する。車両のIGスイッ
チがONになると、まずステップS1で送風ファン4が
作動しているか否かが確認され、送風ファンの作動時に
は、ステップS2で降雨か否かを検出するためにワイパ
SWの作動が確認される。ステップS2でワイパSWが
ON(降雨)であることが確認されると、ステップS3
で内外気切替位置が確認され、外気導入モードであれば
ステップS4でA/P5を停止し、内気循環モードであ
ればステップS6でA/P5を運転する。降雨で外気導
入モード時という外気に含まれる水滴が本体ケーシング
1内に侵入してA/P5でリークが生じるおそれがある
条件ではA/P5を停止し、降雨で内気循環時という外
気に含まれる水滴が本体ケーシング1内へ侵入せずA/
P5でリークが起こることの無い条件ではA/P5を運
転する。したがって、A/P5ではリークが発生せず、
A/P5の故障を防止することができる。
【0011】一方、ステップS2でワイパSWのOFF
(降雨では無い)が確認されると、ステップS5で内外
気切替位置が確認され、内気循環モードであればステッ
プ6でA/P5を運転する。また、外気導入モードであ
れば、ステップS7で雨が止んだ直後かどうかを確認す
るためにワイパSWのONからOFFへの切替時か否か
が確認される。そして、ワイパSWのONからOFFへ
の切替時(雨が止んだ直後)にはステップS8で雨が止
んでからの時間を計測するタイマをスタートさせる。そ
して、ステップS9でタイマの値が所定値以下か否かが
判定される。この場合、最初の制御周期ではタイマスタ
ート直後で必ずタイマの値は所定値以下のためステップ
S10に進んでA/P5の停止状態を維持する。
【0012】つぎに、ステップS7でワイパSWのON
からOFFへの切替時では無いと判定されると、ステッ
プS9でタイマ作動中で且つタイマの値が所定値以下か
否かが確認される。タイマが作動中で所定値以下と判定
されるとステップS10でA/P5の停止状態を維持
し、ステップS9でタイマが作動していないまたはタイ
マの値が所定値より大きい場合にはステップS11でA
/P5を運転する。
【0013】ここで、タイマの値が所定値より大きい状
態とは、雨が止んでから時間が十分経過しており、雨が
止んだ直後に外気とともに侵入した水滴がA/P5内部
に残っていても、送風ファン4の気流によりA/P5内
部から吹き飛ばされている状態を意味し、所定値とは具
体的には10分程度の時間である。雨が止んだ後の外気
導入時にA/P5内部に水滴が残っている場合には送風
ファン4によりA/P5内部の水滴が吹き飛ばされて無
くなるまではA/P5を停止させ、水滴が無くなりリー
クが起こらない状態になってからA/P5を運転し、内
気循環時や雨が降っていない時の外気導入という水滴が
本体ケーシング1内に存在しない時にはA/P5を運転
する。したがって、A/P5でのリーク発生を防止する
ことができ、A/P5の故障を防止することができる。
【0014】したがって、上述した車両用空気調和装置
では、本体ケーシング1内に特別な構造を設けることが
無いので、流体騒音の発生や流体抵抗の増加による送風
効率の低下を招くことなく確実にA/P5でのリークを
防止することができ、A/P5の故障の発生を防ぐこと
ができる。上記実施形態の他に、降雨時または雨が止ん
でから所定時間が経過するまでの場合で外気導入モード
時には、ダンパ3を自動的(強制的)に内気循環モード
に切替えても良い。この場合、内気導入モードではA/
P5内へ水滴が侵入することがないため、A/P5のリ
ークを防止することができるとともにA/P5を常に作
動させることができるので空気中の塵埃を常に除去する
ことができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、請求項1の本発明の車両
用空気調和装置では、電気集じん器をエバポレータの上
流側に離隔して設けたのでエバポレータで発生する水滴
により電気集じん器でリークが発生することを防ぐこと
ができるとともに、外気導入時に降雨が検出されると電
気集じん器の作動を停止するので、降雨で外気導入時に
水滴が電気集じん器内部に侵入しても電気集じん器でリ
ーク(漏電)が発生せず、電気集じん器の故障発生を防
止して、電気集じん器の寿命を延ばすことができる。
【0016】さらに、請求項2の本発明の車両用空気調
和装置では、外気導入時に降雨が検出されなくなってか
らも所定時間経過するまでは電気集じん器の作動を停止
するので、外気導入時で雨が止んだ直後で電気集じん器
内に水滴があっても送風ファンの気流により電気集じん
器内部から水滴が吹き飛ばされるまで電気集じん器を停
止して、電気集じん器でのリーク(漏電)を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用空気調和装
置における縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態としての車両用空気調和装
置における制御ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態としての車両用空気調和装
置における制御フローチャートである。
【図4】従来の車両用空気調和装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケーシング(ケーシング) 2 吸入口(空気吸込口) 3 ダンパ(内外気切替ダンパ) 4 送風ファン 5 A/P(電気集じん器) 6 エバポレータ 9 内外気切替位置検出手段(ダンパ位置検出手段) 10 降雨検出手段 12 ECU(電気集じん器制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 3/06 B01D 46/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に空気吸込口、他端に空気吹出口が
    設けられたケーシング内に車外の空気導入と車内の空気
    循環とを切り替える内外気切替ダンパと、空気中の塵埃
    を補集する電気集じん器と、送風ファンと、エバポレー
    タとが設けられた車両用空気調和装置において、 前記電気集じん器を前記エバポレータの上流側に離隔し
    て設けるとともに、 前記内外気切替ダンパが外気導入の位置にあるか否かを
    検出するダンパ位置検出手段と、 降雨か否かを検出する降雨検出手段と、 前記ダンパ位置検出手段と前記降雨検出手段との検出結
    果に基づいて前記電気集じん器の作動を制御する電気集
    じん器制御手段とを備え、 前記電気集じん器制御手段は、外気導入時に降雨が検出
    されると前記電気集じん器の作動を停止することを特徴
    とする、車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記電気集じん器制御手段は、外気導入
    時に降雨が検出されなくなってから所定時間経過するま
    では前記電気集じん器の作動を停止することを特徴とす
    る、請求項1記載の車両用空気調和装置。
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