JP3348349B2 - 魚信等の微振動検出装置とその取り付け具 - Google Patents

魚信等の微振動検出装置とその取り付け具

Info

Publication number
JP3348349B2
JP3348349B2 JP11842599A JP11842599A JP3348349B2 JP 3348349 B2 JP3348349 B2 JP 3348349B2 JP 11842599 A JP11842599 A JP 11842599A JP 11842599 A JP11842599 A JP 11842599A JP 3348349 B2 JP3348349 B2 JP 3348349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
capsule body
fishing rod
support shafts
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11842599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000270748A (ja
Inventor
年仁 三浦
勲 鎌田
Original Assignee
年仁 三浦
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 年仁 三浦 filed Critical 年仁 三浦
Priority to JP11842599A priority Critical patent/JP3348349B2/ja
Publication of JP2000270748A publication Critical patent/JP2000270748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3348349B2 publication Critical patent/JP3348349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣竿や浮きなどに
装備し、魚信等の、すなわち魚が釣糸の先の餌をつつい
ているときの、コッン、コッンと短い間隔で繰り返し糸
に伝わってくるような微弱な振動に敏感に反応してそれ
を確実に感知し、感知した振動を光、音、バイブレーシ
ョン等に変換し、釣人その他の人にそれを伝え、あるい
はまた、疑似餌などに装備し、チカ、チカと短い間隔で
連続的に発光し魚の興味を引きつける簡易な微振動検出
装置と、その取り付け具に関する。
【0002】
【従来の技術】簡単な構造のもので魚信を感知するよう
にした装置としては、特開昭55−131338号公報
の「魚信ライト」が知られている。これは、魚が釣糸を
引いたとき、その自由振動によりまたは釣竿が曲がるこ
とにより、金属スプリングが金属筒に接触し通電状態に
なって発光ダイオードが点灯するようになっている。
【0003】上述した類いの装置の取り付け具として
は、特開平10−210914号公報の「小型発光器」
において開示されたものがある。それは、クリップを円
筒状の発光器に接合したもので、クリップを側方に押し
開きその弾性力を利用して釣竿の横腹を側方から挟み付
けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の感知装置におい
ては、叙上の構造から明らかなように、釣竿の曲がり易
さが利用する上で第一の問題になるということのみなら
ず、小さい魚が餌に触っているときなど、つまり当たり
が小さいときなどは自由振動が小さく釣竿の曲りも少な
いから、金属スプリングが金属筒に接触せず発光ダイオ
ードの点灯が確実に行われるという保証がなかった。ま
た、剛性の小さな金属スプリングを用いたとすると、釣
竿が少し振動したり曲がったりしただけで金属スプリン
グが金属筒に直ぐに接触し発光ダイオードが点灯し続け
るようなことが起きるから、それが魚信によるものかど
うかの区別ができなくなり、その逆に、剛性の大きな金
属スプリングを用いたとすると、振動が小さかったり釣
竿が少し曲がったりしただけでは金属スプリングが金属
筒に接触せず、発光ダイオードが全く点灯しないままで
いるということもあった。微振動検出装置に係る本発明
は、上述の難点を解決し、魚信等の微弱な振動に敏感に
反応してそれを確実に感知し、感知した振動を光、音、
バイブレーション等に変換したり、チカ、チカと短い間
隔で連続的に発光したりする簡易な装置を提供すること
を解決課題とするものである。
【0005】従来の取り付け具においては、叙上の構造
から明らかなように、発光器に接合されたクリップを側
方に押し開いて釣竿に挟着するようになっているため、
発光器を取り付け取り外しするのが容易ではなく、ま
た、そのクリップも釣竿の横腹を側方から挟み付けるだ
けの構造のものであったから、小さな外力が加えられた
だけで、発光器の取り付け位置がずれたり、衝撃で発光
器が釣竿から外れ落ちたりするということも生じてい
た。取り付け具に係る本発明は、上述の難点を解決し、
微振動検出装置等を収納する円筒体を釣竿等から容易に
取り外したり取り付けたりすることができ、しかも、一
旦取り付けた後は、その取り付け位置がずれたり外れ落
ちたりしなくなる簡易な器具を提供することを解決課題
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】感知装置の前記課題を解
決するため、本発明の装置においては全体が振り子にな
るように構成した。すなわち、カプセル本体(1)の上
方開口部を蓋体(9)で覆って、全体を一線上に配設さ
れた2本の支持軸(4)(4)により側方から回動自在
に支持し、全体の重心が前記支持軸(4)(4)の支持
点より常に下方にあるように構成した。
【0007】この振り子の内部に、魚信等の微弱な振動
に敏感に反応しそれを確実に感知する機構を収納した。
すなわち、カプセル本体(1)の内面を球面のほぼ下半
分の形にし、その底面に球面状の凹部(2)を穿設し、
該凹部(2)にそれより僅か小径の導電球体(3)を載
置し、カプセル本体(1)の内面に、前記凹部(2)か
らカプセル本体(1)の縁の近傍に至るまで、前記支持
軸(4)(4)の軸線と平面視で交差する双方向に伸び
てその中を前記導電球体(3)が転動するように形成さ
れた横断面がほぼU字状の転動溝(5)を穿設し、該溝
(5)の底部の両側に複数個の導電端(6)を、溝
(5)の中を転動する導電球体(3)が左右の導電端
(6)(6)に同時に接触したり接触しなかったりする
位置関係に配設した。
【0008】そして、感知した魚信等の微弱な振動を
光、音またはバイブレーションなどに変換するために、
前記支持軸(4)(4)の軸部を導電体(7)とし、一
方の導電体(7)を電池(10)の一極に他方の導電体
(7)を電池(10)の他の極に接続し、カプセル本体
(1)側に設けた軸受を導電環(8)とし、一方の導電
環(8)を前記転動溝(5)の一方の側の導電端(6)
に他方の導電環(8)を前記転動溝(5)の他方の側の
導電端(6)に各別に結線し、前記電池(10)により
形成される電気回路中に通電時に作動する報知器(1
1)を介挿した。
【0009】取り付け具の前記課題を解決するため、本
発明においては次のように構成した。 魚信等の微振動
検出装置等を収納する筒体(12)と横断面がU字状の
弾性支持板(13)とから成り、筒体(12)は、その
底部に全長にわたり逆V字溝(14)を設け、両側部に
筒体(12)の基端またはその近傍から先端にかけて延
びる下り勾配の係合部(15)を設けたものとし、弾性
支持板(13)は、その底部に全長にわたり前記逆V字
溝(14)に対応するV字溝(16)を設け、両側縁に
前記係合部(15)に係合する鉤部(17)を設けたも
のとした。
【0010】すなわち、筒体(12)とは別に弾性支持
板(13)を準備し、筒体(12)の下り勾配の係合部
(15)に弾性支持板(13)の鉤部(17)を係合さ
せ楔留めすることにより、筒体(12)の逆V字溝(1
4)と弾性支持板(13)のV字溝(16)とで釣竿そ
の他細長い棒状の物(以下「釣竿等」という。)を上下
から強く締め付け、筒体(12)の取り付け位置がずれ
たりそれが外れ落ちたりしないようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しながら、本発明
の実施の形態を説明する。図1および図2は、微振動検
出装置に係る本発明の一実施例の概要を示し、図1はカ
プセル本体(1)の平面図、図2(a)はその装置全体
の側面図、図2(b)は図2(a)をb−b線で断面し
た図である。
【0012】まず、図1および図2(b)に見られるよ
うに、球面のほぼ下半分から成る内面を有するカプセル
本体(1)の底面に球面状の凹部(2)を穿設し、カプ
セル本体(1)の内面に前記凹部(2)からカプセル本
体(1)の縁の近傍に至るまで、支持軸(4)(4)の
軸線と平面視で交差する双方向に伸びてその中を導電球
体(3)が転動するように形成された横断面がほぼU字
状の円形の転動溝(5)を穿設する。カプセル本体
(1)は、図では球状の殻となっているが、その外形は
問われない。転動溝(5)の本数は図示の2本に限られ
ることはないが、本発明は振り子の原理を利用するもの
であるから、転動溝(5)は、支持軸(4)(4)の軸
線と平面視で交差する双方向に凹部(2)から伸び出て
いる必要がある。一方向の転動溝(5)だけでは、双方
向への振れを十分に検出することができないものになっ
てしまうからである。
【0013】転動溝(5)の底部の両側には複数個の導
電端(6)を、溝(5)の中を転動する導電球体(3)
が左右の導電端(6)(6)に同時に接触したり接触し
なかったりするような位置関係に配設する。前記の凹部
(2)にはその径より僅か小径の導電球体(3)を載置
する。導電球体(3)は鉛、銅、真鍮、スチール等の金
属で形成できる。導電端の形状として、図には、複数の
短い線が転動溝(5)の底部の両側に並んで露出するよ
うにした線状の導電端(6)を示したが、互いに独立し
た点を並べそれらを個々に導電環(8)と結線するよう
にしたものであってもよいことは勿論である。但し、導
電端(6)の形状、個数、配設位置等は、溝(5)の中
を導電球体(3)が容易に転動し確実に左右の導電端
(6)に同時に接触したり接触しなかったりできるよう
なものとしなければならない。
【0014】支持軸(4)(4)の軸部を導電体(7)
とし、一方の導電体(7)を電池(10)の一極に他方
の導電体(7)を電池(10)の他の極に接続し、カプ
セル本体(1)側に設けた軸受を導電環(8)とし、一
方の導電環(8)を前記転動溝(5)の一方の側の導電
端(6)に他方の導電環(8)を前記転動溝(5)の他
方の側の導電端(6)に各別に結線する。カプセル本体
(1)側の軸受は、カプセル本体(1)か蓋体(9)の
いずれかに設ける。そして、カプセル本体(1)側が揺
動し振子運動をしても導電体(7)と導電環(8)とは
常に接触しているように構成する。
【0015】カプセル本体(1)の上方開口部を蓋体
(9)で覆って、全体を一線上に配設された2本の支持
軸(4)(4)により側方から回動自在に支持し、全体
の重心が前記支持軸(4)(4)の支持点より常に下方
にあるように構成する。蓋体(9)は、球状の殻のほぼ
上半分である必要はなく、カプセル本体(1)が揺動し
たとき、中の導電球体(3)が外へ飛び出してしまわな
いようなものであれば足りる。全体の重心が前記支持軸
(4)の支持点より常に下方にあるようにするには、カ
プセル本体(1)の底を厚くするか底に重しを付ける
か、蓋体(9)を平たくするか薄くするか等して頭の側
を軽くするか、あるいは支持軸(4)の取り付け位置を
上方にする、例えば蓋体(9)の方へ支持軸(4)を取
り付けるようにするとか、様々な方策が考えられる。導
電球体(3)を重いもので構成することも一策だが、重
い導電球体であると、微弱な振動のとき、該球体が凹部
(2)から外へ飛び出さなくなり検出不能になることが
あるので、その設計には注意を要する。
【0016】電池(10)により形成される電気回路中
に通電時に作動する報知器(11)を介挿する。報知器
(11)としては、通電時において、光を発するもの例
えば発光ダイオード、音を発するもの例えばベルとかオ
ルゴール、バイブレーションにより増幅した振動を手元
に伝えるようにしたもの等が適宜用いられる。
【0017】図3ないし図5は、取り付け具に係る本発
明の一実施例の概要を示し、図3(a)は魚信等の微振
動検出装置を収納する筒体(12)の側面図、図3
(b)は図3(a)をB−B線で断面し矢印方向に見た
図、図4(a)は弾性支持板(13)の側面図、図4
(b)はその端面図、図5は取り付け具を釣竿(20)
に取り付けた状態を図3(a)のB−B線で断面して示
した図である。なお、これらの図面および以下の説明に
おいては、筒体(12)に設けられる係合部(15)を
内方に窪んだ形にし、それに係合する鉤部(17)を内
方に突起した形にしてあるが、係合部(15)を外方に
突起した形にし、それに係合する鉤部(17)を外方に
膨出させ突起した係合部(15)にかぶさるような形に
してもよいことは勿論である。
【0018】魚信等の微振動検出装置が収納される筒体
(12)は、次のようにして作られる。なお、図3およ
び図5には筒体(12)として、円筒体が示されている
が多角形の筒等でも、前記装置を取り付ける部分だけ太
くなった筒等でもよいことはいうまでもない。筒体(1
2)の基端またはその近傍から先端に至るまで、筒体
(12)の外壁の左右の側部には下り勾配の係合部(1
5)を設け、底部にはその全長にわたり逆V字溝(1
4)を設ける。逆V字溝(14)は、使用が予定されて
いる様々な太さの釣竿等を、それと後述する弾性支持板
(13)のV字溝(16)とで協同して上下から押さえ
付けることができるような形状にする。係合部(15)
の勾配の強さは、取り付ける釣竿等の太さや締め付け強
度等を考慮して定める。あまり強く締め付ける必要のな
い釣竿等においては、その勾配は弱いものであってもよ
い。要は、係合部(15)に弾性支持板(13)を深く
係合させることにより、楔留めの効果が釣竿等のサイズ
やその使用態様などに応じ十分に発揮できるような勾配
にすることである。
【0019】弾性支持板(13)は、次のようにして作
られる。適宜素材の板で横断面をU字状に形成し、その
左右の両側縁を、内方に突起した形にして前記筒体(1
2)の係合部(15)に係合する鉤部(17)とし、該
支持板(13)の底部を屈曲し前記筒体(12)の逆V
字溝(14)に対応するV字溝(16)とする。鉤部
(17)は、釣竿等に対し下方から弾性支持板(13)
のV字溝(16)を当てつけたとき、釣竿等の上面にお
いて、筒体(12)の先端側からその係合部(15)が
容易に差し込め、かつその係合が外れることなく筒体
(12)を釣竿等の上面に添って前方に押し進めること
ができるような形にする。V字溝(16)は、使用が予
定されている様々な太さの釣竿等を、それと前述した筒
体(12)の逆V字溝(14)とで協同して上下から押
さえ付けることができるような形状になっていなければ
ならない。なお、本発明の装置を浮きや疑似餌に装備す
る場合には、その棒状の部分に筒体(12)を弾性支持
板(13)を用いて取り付けるだけでなく、弾性支持板
(13)を用いずに、筒体(12)を図6(b)に例示
したように、浮きや疑似餌の内部に直接埋め込むように
してもよいことは勿論である。
【0020】図6(a)は、本発明の微振動検出装置と
取り付け具を釣竿に取り付けた場合の使用例を示す。こ
の例では筒体(12)は、釣竿(20)の上面におい
て、支持軸(4)(4)が釣竿等の軸線に平面視で直交
するように、その先端近くに前記の弾性支持板(13)
で取り付けられている。前端が底で限られた筒体(1
2)の前方内部には微振動検出装置が収納されその後方
内部には電池(10)が収納され、筒体(12)の後端
には蓋(23)がOリングを介して嵌め込まれている。
筒体(12)の上部には、発光ダイオード(22)が釣
竿の基部の方に傾けて、つまり釣竿の基部にいる釣人が
よく見える方向に傾いた角度で取り付けられている。図
6(b)は、本発明の微振動検出装置を疑似餌に埋め込
んで装備した場合の使用例を示す。
【0021】
【発明の効果】本発明の微振動検出装置は、全体が振り
子になっており、釣竿等の角度とは無関係に、カプセル
本体(1)が常に鉛直方向を維持するように支持軸
(4)(4)から吊り下げられている。その時、導電球
体(3)はカプセル本体(1)の底面の球面状の凹部
(2)の中央に位置している。釣竿が水の流れによりま
たは風等の力で大きくゆっくり揺れ動いたとしても、カ
プセル本体(1)は鉛直の状態を維持し続けるから、導
電球体(3)が凹部(2)の中から外へ飛び出すことは
ない。したがって、電気回路に電流が流れることはな
い。しかし、魚信等の、すなわち魚が釣糸の先の餌をつ
ついているときの、コッン、コッンと短い間隔で繰り返
し糸に伝わってくるような微弱な振動が、釣糸と釣竿を
経てカプセル本体(1)の中の導電球体(3)に、ある
いは水の流れによる微振動等が疑似餌等に装備された導
電球体(3)に伝えられると、カプセル本体(1)より
ずっと軽量の導電球体(3)は、その振幅の小さな衝撃
的な振動に敏感に反応して凹部(2)の中から外へ跳ね
出し、カプセル本体(1)の内面を転がり、支持軸
(4)の軸線と平面視で交差するように伸びた転動溝
(5)の中に飛び込み、溝(5)の中を重力の作用で底
面の凹部(2)に向かって転げ落ちる。転げ落ちなが
ら、導電球体(3)は凹部(2)の底部の両側の複数個
の導電端(6)に接触したり接触しなかったりする。接
触すると電気回路に電流が流れ、報知器(11)が作動
する。それ故、報知器(11)に発光ダイオードを用い
たときには、それがチカ、チカと短い間隔で連続的に発
光し、魚信特有の信号となり、魚が釣糸の先の餌をつつ
いていることが釣人等の目に確実に報知される。また、
それが疑似餌の場合であれば、その連続的発光により魚
の興味を強く引きつける。
【0022】本発明の取り付け具によれば、筒体(1
2)を釣竿等に極めて容易に取り付けることができる。
すなわち、その際には、釣竿等の取り付け箇所に下方か
ら弾性支持板(13)のV字溝(16)を当てつけ、そ
の後方の釣竿等に上方から筒体(12)の逆V字溝(1
4)を当てつけ筒体(12)を釣竿等の上面を滑らせる
ようにしながら、弾性支持板(13)の鉤部(17)の
後端に対し筒体(12)の係合部(15)の先端を差し
込み、引き続いて筒体(12)を釣竿等の上面に添わせ
て前方に押し進める。そして、下り勾配の係合部(1
5)がもたらす楔の締め付け作用によって、容易に進め
なくなる位置にまで筒体(12)を到達させれば、取り
付けが完了する。これだけの操作で、釣竿等に対する筒
体(12)と弾性支持板(13)の位置関係は堅固に定
まり、釣竿等は弾性支持板(13)のV字溝(16)と
筒体(12)の逆V字溝(14)との間に上下から強く
挟み付けられる。その際、弾性支持板(13)のV字溝
(16)は、釣竿等の太さに応じて弾性的に自在に拡大
または縮小するから、逆V字溝(14)とV字溝(1
6)は、釣竿等の取り付け箇所の全長にわたりぴったり
と接触し筒体(12)を安定して保持している。したが
って、筒体(12)が取り付け位置からずれ動いたり釣
竿等から外れ落ちたりすることがない。微振動検出装置
を使用する必要がないときは、釣竿等から筒体(12)
と弾性支持板(13)を取り外す。その取り外しは、前
述の操作を逆に行うだけでよいから、説明は省略する
が、これも簡単にできることは明らかである。
【0023】本発明によれば、微振動検出装置にしても
その取り付け具にしても、構造が簡単であり小型軽量に
することができるから、安価で利用範囲の広いものとな
っている。例えば、本発明の装置を浮きに装備すれば、
釣糸の微妙な引きまでをも立ち所に感知できる。また、
本発明の装置を疑似餌に装備すれば、水の流れ等によっ
て振動し、チカ、チカと短い間隔で連続的に発光するか
ら、魚の興味を強く引きつけそれに食いつかせる効果
が、倍増することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】微振動検出装置に係る本発明の一実施例につ
き、カプセル本体(1)の概要を示した平面図である。
【図2】(a)はその装置全体の側面図、(b)は図2
(a)をb−b線で断面した図である。
【図3】(a)は魚信等の微振動検出装置の取り付け具
に係る本発明の一実施例につき、その装置を収納する筒
体(12)の側面図、(b)は図3(a)をB−B線で
断面し矢印方向に見た図である。
【図4】(a)は前記取り付け具の弾性支持板(13)
の側面図、(b)はその端面図である。
【図5】前記取り付け具を釣竿(20)に取り付けた状
態を、図3(a)のB−B線で断面して例示した図であ
る。
【図6】(a)は本発明の微振動検出装置を取り付け具
により釣竿に取り付けた場合の使用例を、(b)はその
装置を疑似餌に埋め込んだ場合の使用例を示した概念図
である。
【符号の説明】
1 カプセル本体 2 球面状の凹部 3 導電球体 4 支持軸 5 転動溝 6 導電端 9 蓋体 10 電池 11 報知器 12 筒体 13 弾性支持板 14 逆V字溝 15 係合部 16 V字溝 20 釣竿

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球面のほぼ下半分から成る内面を有するカ
    プセル本体(1)の底面に球面状の凹部(2)を穿設
    し、該凹部(2)にそれより僅か小径の導電球体(3)
    を載置し、カプセル本体(1)の内面に前記凹部(2)
    からカプセル本体(1)の縁の近傍に至るまで、後記支
    持軸(4)(4)の軸線と平面視で交差する双方向に伸
    びてその中を前記導電球体(3)が転動するように形成
    された横断面がほぼU字状の転動溝(5)を穿設し、該
    溝(5)の底部の両側に複数個の導電端(6)を、溝
    (5)の中を転動する導電球体(3)が左右の導電端
    (6)(6)に同時に接触したり接触しなかったりする
    位置関係に配設するとともに、後記支持軸(4)(4)
    の軸部を導電体(7)とし、一方の導電体(7)を電池
    (10)の一極に他方の導電体(7)を電池(10)の
    他の極に接続し、カプセル本体(1)側に設けた軸受を
    導電環(8)とし、一方の導電環(8)を前記転動溝
    (5)の一方の側の導電端(6)に他方の導電環(8)
    を前記転動溝(5)の他方の側の導電端(6)に各別に
    結線し、カプセル本体(1)の上方開口部を蓋体(9)
    で覆って、全体を一線上に配設された2本の支持軸
    (4)(4)により側方から回動自在に支持し、全体の
    重心が前記支持軸(4)(4)の支持点より常に下方に
    あるように構成し、前記電池(10)により形成される
    電気回路中に通電時に作動する報知器(11)を介挿し
    たことを特徴とする魚信等の微振動検出装置。
JP11842599A 1999-03-24 1999-03-24 魚信等の微振動検出装置とその取り付け具 Expired - Fee Related JP3348349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11842599A JP3348349B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 魚信等の微振動検出装置とその取り付け具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11842599A JP3348349B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 魚信等の微振動検出装置とその取り付け具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000270748A JP2000270748A (ja) 2000-10-03
JP3348349B2 true JP3348349B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=14736337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11842599A Expired - Fee Related JP3348349B2 (ja) 1999-03-24 1999-03-24 魚信等の微振動検出装置とその取り付け具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3348349B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817909B1 (ko) 2006-10-20 2008-03-31 염희철 어신 감지 제어 장치와 이를 이용한 낚시찌

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000270748A (ja) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4930243A (en) Angling bite detector
US5228228A (en) Bite detector for fishing
US5331760A (en) Fish-attracting float
US7032343B1 (en) Ice fishing tip-up strike indicator
US4505063A (en) Night fishing signal
US5274943A (en) Indicating device for fishing rods
US5615512A (en) Float with light indicators
US4809456A (en) Fish activated signalling apparatus
US5159774A (en) Marker for fishing rig
JP3348349B2 (ja) 魚信等の微振動検出装置とその取り付け具
US4399630A (en) Fish detecting fishing rod and holder
KR102230287B1 (ko) 다용도 어신감지기
US3188767A (en) Signalling device for fishing rods
US20030066229A1 (en) Fishing float having light displaying members
US3999323A (en) Fishing rod rest and bite signal
JPH11215942A (ja) 魚の食い込み表示機能付き電気うき
EP1647185B1 (en) Signalling device applicable to fishing rods for signalling touching or biting of bait
KR200235466Y1 (ko) 어신 감지센서
JP2010246394A (ja) 釣竿用当たり報知装置
US5293710A (en) Fishing pole strike indicator
EP1382242A1 (en) Signaller of bite by tip for fishing rod
JPH055892Y2 (ja)
JP2005034116A (ja) 魚信の感知装置
KR940001193B1 (ko) 어신감지기
CN217591851U (zh) 一种钓铃及鱼竿

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees