JP3347664B2 - 音声通信会議方法及びシステム装置 - Google Patents

音声通信会議方法及びシステム装置

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JP3347664B2
JP3347664B2 JP06720098A JP6720098A JP3347664B2 JP 3347664 B2 JP3347664 B2 JP 3347664B2 JP 06720098 A JP06720098 A JP 06720098A JP 6720098 A JP6720098 A JP 6720098A JP 3347664 B2 JP3347664 B2 JP 3347664B2
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学 岡本
茂明 青木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の地点を通信
回線で接続し、通話を行うことが出来る音声通信会議方
法及びその実施に直接使用するシステム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声通信会議システム装置は、各
地点それぞれに独立した音響特性測定手段及び音響補正
手段を持ち、各地点のみの音響特性の測定及び補正を行
っている。図11にそれぞれの地点でスピーカからマイ
クロホンの間の音響特性(回り込み特性)を測定し、測
定した回り込み特性を補正出来る従来の音声会議システ
ム装置の1チャンネル、2地点の例を示す。
【0003】このシステム装置9は音声回線1で2地点
(A地点とB地点)を接続している。A地点とB地点の
各音声通信会議室内で発せられた音声をマイクロホン2
a,2bで収音し、他の地点A,Bへ送信するととも
に、送信されてきた音声信号をスピーカ3a,3bで再
生する。A地点における回り込み特性を測定するには、
まず測定用信号発生器4aから発生した測定用信号をス
ピーカ3aから音声通信会議室内に放射する。
【0004】なお、番号の後の“a”,“b”は、複数
の地点A,Bに装置が同時にある場合、どちらの地点
A,Bに設置されているかを表わす。次に、マイクロホ
ン2aで収音し、その信号を音響特性測定器5aに入力
する。測定結果に基づき補正するには、制御器6aは測
定結果に基づき音響信号補正器に与えるべき特性を算出
し、再生音響特性補正器7aか、又は収音音響特性補正
器8aの特性に変化させることにより、その地点Aの音
声通信会議室内の音響特性を補正する。
【0005】3地点A,B,C以上の接続を行う場合も
図12のシステム装置9が基本となる。同図中に3地点
A,B,C接続の構成例を示す。複数の地点A,B,C
内のの各2地点間は図12の2地点接続のシステム装置
9をそれぞれ接続した形となる。
【0006】図13は音声回線1で二対地(A地点とB
地点)接続され、各地点A,Bの音声通信会議室内にマ
イクロホン2a,2bとスピーカ3a,3bを1つずつ
有し、送受話特性を補正する機能を有す従来の音声通信
システム装置9の例を示す。例えばB地点からA地点へ
の送受話特性を補正する場合、B地点の測定用信号発生
器4から発生した測定用信号は測定用信号発生用スピー
カ10からB地点の音声通信会議室内に放射される。
【0007】測定用信号発生用スピーカ10から放射さ
れた測定用信号は、B地点のマイクロホン2bで収音さ
れ、音声回線1を通り、A地点のスピーカ3aでA地点
の音声通信会議室内に放射される。放射された測定用信
号は、測定用マイクロホン11で収音され、音響特性測
定器5で測定される。その測定結果を基に、A地点の再
生音響特性補正器7aか、又はB地点の収音音響特性補
正器8bを補正することにより、送受話音響特性を補正
する。
【0008】また、A地点からB地点の送受話特性を補
正するためには、A地点に測定信号発生器と測定信号発
生用スピーカ、B地点に測定用マイクロホンと音響特性
測定器を設置することにより、同様の手段で測定及び補
正が可能となる。3地点A,B,C以上の接続を行う場
合も回り込み特性を測定及び補正する装置と同様に、2
地点A,B間のシステム装置9を図12のように接続す
ることにより構成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11に示されるよう
な従来のシステム装置9では、それぞれの地点で音響特
性測定及び補正を行うため、接続された地点全ての音響
特性をある一地点で自由に統括集中補正することが出来
ない。接続された状態での補正を行うには、全ての地点
において、同時に人手で測定器及び補正器の操作をしな
ければいけないという第一の問題であった。
【0010】図11に示されるような従来のシステム装
置9では、回り込み特性を測定するためには、全ての地
点に人を配置し、測定する必要があるという第二の問題
があった。図11にしめされるような従来のシステム装
置9では、回り込み特性を補正しハウリングを防止する
ために、測定結果を基に、全ての地点で音響特性補正器
を操作する必要があるという第三の問題があった。
【0011】図13のような、従来の音声通信システム
装置9は、地点が異なる場所に設置された測定用信号発
生器4や音響特性測定器5の制御を音声回線1を通じて
行えないため、音声回線1を通った送受信特性を測定す
る際には両地点に人手が必要という第四の問題があっ
た。従来の音声通信システム装置9は自動で音声回線1
を通った送受話特性を測定出来ないため、音声回線1に
接続した状態の送受話特性を自動的に補正する手段がな
いという第五の問題があった。
【0012】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は次の通りです。即ち、本発明の第1の目的は、接
続された地点全ての音響特性をある一地点で自由に統括
集中遠隔補正し得る音声通信会議方法及びシステム装置
を提供せんとするものである。
【0013】本発明の第2の目的は、一地点において全
地点の回り込み特性の測定及び補正を可能とする音声通
信会議方法及びシステム装置を提供せんとするものであ
る。
【0014】本発明の第3の目的は、一地点において全
地点相互間の送受話特性の測定及び補正を可能とする音
声通信会議方法及びシステム装置を提供せんとするもの
である。
【0015】本発明の第4の目的は、複数の地点の音響
特性の補正を自動制御することにより、各地点のバラン
スを取りながら高速に音響補正が可能となる音声通信会
議方法及びシステム装置を提供せんとするものである。
【0016】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明かと
なろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、前記課題
の解決に当り、複数地点を通信回線で接続された音声通
信会議を遂行する際、各地点の音響特性を制御線を用い
て制御測定及び測定結果を一地点で制御することによ
り、一地点で全地点の音響特性の補正を可能とする手法
を講じた。
【0018】又、一地点で発生した測定用信号をもう一
方の地点で測定することで送受話特性の測定を可能と
し、測定結果から全地点の全通信回線の音響特性を補正
することにより、自動で音声通信会議システム全体の音
響特性の補正を可能とする手法を講じた。
【0019】本発明装置は、各地点にスピーカとマイク
ロホンの間の音響特性を測定する手段と補正する手段を
設置し、その測定結果を一箇所において制御回線を通
じ、送受信、又は補正手段を一箇所で操作出来る手段を
設置することにより、一箇所に集中された結果から音響
補正値を算出し全地点において補正を行う。その為、測
定器を遠隔で起動出来ること、測定結果の送受信が出来
ることと、全地点の測定結果から補正特性を算出出来る
点と、それらにより一箇所で全地点のスピーカとマイク
ロホンの間の補正が行える手段を講じた。
【0020】しかも、各地点の音声通信会議室には、測
定用信号発生器を通信回線受信側に接続し、音響特性測
定器を通信回線送信側に接続することにより、回り込み
特性を測定する。各地点の測定用信号発生器及び音響特
性測定器は一箇所で制御分析が可能であるため、一箇所
において各地点の回り込み特性の測定が可能となる。そ
の為、一箇所において各地点の測定用信号発生器の制御
及び測定結果が受信出来る手段を講じた。
【0021】又、各地点の音声通信会議室に対しては、
一箇所に集中された全地点の回り込み特性を基に、適切
な回り込み特性補正値を算出し、制御回線を通じ各地点
の音響特性補正手段にその補正値を送信することによ
り、一箇所で全地点の回り込み特性を補正出来る。その
為、一地点で全地点の音響特性補正手段を制御出来る手
段を講じた。
【0022】さらに、音声通信会議室内に、測定用信号
発生器の出力に接続され測定用信号を放射する測定用信
号発生用スピーカと、測定用信号を収音し音響特性測定
器に入力する測定用マイクロホンを設置する。前記測定
用信号発生用スピーカを用い、ある地点の音声通信会議
室内に測定用信号を放射し、別の地点の前記測定用マイ
クロホンで音声回線を通じ送信されてきた測定用信号を
収音することにより2地点の間の送受話音響特性を測定
する手段を講じた。
【0023】それ故、全ての地点の測定用信号発生器と
音響特性測定器を制御出来る為、接続された全ての地点
の間の送受話特性の測定の実行を一箇所で行い、その結
果を集約出来る。その為、一箇所で全地点の測定用信号
発生器と音響特性測定器が制御出来、測定用信号発生用
スピーカと測定用マイクロホンを用いて送受話特性を測
定出来る手段を講じた。
【0024】加えて、一箇所に集中された送受話特性を
基に、適切な送受話特性補正値を算出し、制御回線を通
じ各地点の音響特性補正手段にその補正値を送信するこ
とにより、一箇所で全地点の送受話特性を補正出来る。
その為に一地点で全地点の音響特性補正手段を制御出来
る手段を講じた。
【0025】従って、以上のような手法及び手段を講じ
た本発明では、全ての地点の音響特性測定結果及び補正
の為の補正値を送受信出来ることにより、全ての地点の
音響特性補正を同期して行うことが可能となる。また、
補正値を自動で算出することにより、全ての地点の音響
特性を一箇所で自動補正することが可能であるとともに
ハウリングの抑圧や音響補正を高速に行うことが可能と
なる。これらの作用により、複数の地点に接続された音
声通信会議システム装置の音響補正を高速に自動で行う
ことが出来る。
【0026】更に、具体的詳細に述べれば、前記課題の
解決は、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念に
亙る新規な特徴的解決手法及び手段を採用することによ
り、前記目的を達成するように為される。
【0027】即ち、本発明方法の第1の特徴は、分散す
る複数地点同志を音声回線で結んで音声通信会議を遂行
するに当り、一地点から当該複数各地点の音響特性の測
定及び分析、前記各音声回線毎の送受話特性の測定及び
分析を行った結果を用いて音響特性の補正を集中遠隔制
御してなる音声通信会議方法の構成採用にある。
【0028】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における0前記一地点が、前記複数地点
内の一つである音声通信会議方法の構成採用にある。
【0029】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における前記一地点が、前記複数地点と
は別地点である音声通信会議方法の構成採用にある。
【0030】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記音響特性の補正
が、前記複数全地点の音響特性の補正である音声通信会
議方法の構成採用にある。
【0031】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記音響特性の補正
が、前記複数全地点の前記全音声回線の音響特性の補正
である音声通信会議方法の構成採用にある。
【0032】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記送受話特性の測定が、前記複数地点の内の一地点で発
生した測定用信号を当該複数地点の内のもう一方の地点
で測定することにより行われてなる音声通信会議方法の
構成採用にある。
【0033】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記集中遠隔制御が、前記複数各地点をそれぞれ接
続する制御線を通して行ってなる音声通信会議方法の構
成採用にある。
【0034】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方
法の第7の特徴における前記音響特性の補正が、前記制
御線を介して各地点の受話側の音声回線か又は送話側の
音声回線に働きかけてなる音声通信会議方法の構成採用
にある。
【0035】本発明方法の第9の特徴は、前記本発明方
法の第6、第7又は第8の特徴における前記測定信号
が、周波数特性が平坦な信号である音声通信会議方法の
構成採用にある。
【0036】本発明方法の第10の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における前記複数各地点が、音声通信
会議室を有してなる音声通信会議方法の構成採用にあ
る。
【0037】本発明方法の第11の特徴は、前記本発明
方法の第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第10
の特徴における前記複数全地点の音響特性が、当該複数
全地点の各音声通信会議室内毎の音響特性である音声通
信会議方法の構成採用にある。
【0038】本発明方法の第12の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10又は第11の特徴における前記音響特
性の補正が、前記複数地点中のある地点の音響特性測定
値を当該音響特性測定値の平均値から減算した値を当該
ある地点の補正値として設定してなる音声通信会議方法
の構成採用にある。
【0039】本発明装置の第1の特徴は、分散する複数
地点を音声回線にて接続して相互の音声を同時交信自在
とする音声通信会議システム装置において、測定用の音
響信号を発生する測定用信号発生手段と、当該測定用信
号発生手段により発生された音響信号により音響特性を
測定する音響特性測定手段と、前記各音声回線の送受話
特性の補正を行う送受話特性補正手段と、前記測定用信
号発生手段と前記音響特性測定手段と当該送受話特性補
正手段の起動や停止を制御する制御データと当該音響特
性測定手段で測定された測定データと当該送受話特性補
正手段で使用する補正データとそれぞれの送受信を行う
データ送受信手段とを前記複数各地点に、前記複数地点
の接続状態において当該各種データ送受信を通して、前
記測定用信号発生手段と前記音響特性測定手段を起動し
音響特性を測定するとともに、前記複数各地点の測定デ
ータを集中し、この集中された各地点のデータを分析し
当該各地点に必要な送受話特性の補正データを算出し、
算出した補正データを当該各地点に配信し、前記送受話
特性補正手段を起動して前記各音声回線の送受話特性の
補正を行う複数地点音声特性制御手段を一地点に、それ
ぞれ配備してなる音声通信会議システム装置の構成採用
にある。
【0040】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における前記複数地点が、相互に音声回
線で接続された音声通信会議室をそれぞれ有してなる音
声通信会議システム装置の構成採用にある。
【0041】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第2の特徴における前記音声通信会議室が、個別
に、前記音声回線の受話側に前記測定用信号発生手段を
接続し、前記音声回線の送話側に前記音響特性測定手段
を接続して、前記音響特性の測定として前記音声回線受
話側から送話側への回り込み特性を測定自在な室内環境
としてなる音声通信会議システム装置の構成採用にあ
る。
【0042】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第3の特徴における前記複数地点音響特性制御手段
が、前記データ送受信手段を制御して、測定された全て
の地点の回り込み特性を一地点に集中するとともに、全
ての地点の音響信号の補正値を算出し、前記データ送受
信手段により、当該算出した補正データを各地点に配信
し、前記送受話特性補正手段を起動して、全ての地点に
おける回り込み特性を補正自在なシステム制御機能を有
してなる音声通信会議システム装置の構成採用にある。
【0043】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第3又は第4の特徴における前記複数地点音響特性
制御手段が、前記測定用信号発生手段の出力を室内に放
射するスピーカと、当該室内の音を収音し、前記音響特
性測定手段に入力するマイクロホンとを備えた前記音声
通信会議室を有する複数各地点のうちのある地点の前記
測定用信号発生手段と、別の地点の前記音響特性測定手
段を起動させることにより、前記音響特性の測定とし
て、前記ある地点と当該別地点間を接続した前記音声回
線の送受話音響特性を測定自在なシステム制御機能を有
してなる音声通信会議システム装置の構成採用にある。
【0044】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第5の特徴における前記複数地点音響制御手段が、
前記データ送受信手段を制御して測定された前記送受話
音響特性を、一地点に集中するとともに、全ての地点の
音響信号の補正値を算出し、前記データ送受信手段によ
り、当該算出した補正データを各地点に配信し、送受話
特性補正手段を起動して、全ての地点間の送受話音響特
性を予め設定された特性に補正自在なシステム制御機能
を有してなる音声通信会議システム装置の構成採用にあ
る。
【0045】本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装
置の第2、第3、第4、第5又は第6の特徴における前
記複数地点音響特性制御手段が、前記複数地点の内の一
つの前記音声通信会議室か、当該複数地点のいずれでも
ない第三地点に配備してなる音声通信会議システム装置
の構成採用にある。
【0046】本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装
置の第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特徴にお
ける前記データ送受信手段が、各音声通信会議室に各配
備されて、前記複数地点音響特性制御手段に直結するデ
ータ送受信手段へ制御回線を介して集中接続してなる音
声通信会議システム装置の構成採用にある。
【0047】本発明装置の第9の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における前記送受話特性補正手段が、再生音響
特性補正手段と収音音響特性補正手段とからなる音声通
信会議システム装置の構成採用にある。
【0048】本発明装置の第10の特徴は、前記本発明
装置の第9の特徴における前記音声通信会議室が、1つ
以上の前記受話側音声回線の各受話端に設けたスピーカ
と、1つ以上の前記送話側音声回線の各送話端に設けた
マイクロホンと、前記受話側音声回線に挿入した前記再
生音響特性補正手段と、前記送話側音声回線に挿入した
前記収音音響特性補正手段と、測定用の音響信号を発す
る前記測定用信号発生手段と、当該測定用信号の音響を
測定する前記音響特性測定手段と、前記再生音響特性補
正手段と前記収音音響特性補正手段と前記測定用信号発
生手段と前記音響特性測定手段とを集中接続する前記デ
ータ送受信手段と、を少なくとも設備してなる音声通信
会議システム装置の構成採用にある。
【0049】本発明装置の第11の特徴は、前記本発明
装置の第9の特徴における前記音声通信会議室が、1つ
以上の前記受話側音声回線の各受話端に設けたスピーカ
と、1つ以上の前記送話側音声回線の各送話端に設けた
マイクロホンと、前記受話側音声回線に挿入した前記再
生音響特性補正手段と、前記送話側音声回線に挿入した
前記収音音響特性補正手段と、前記再生音響特性補正手
段と前記スピーカ間の前記受話側音声回線に結線した前
記測定用信号発生手段と、前記収音音響特性手段と前記
マイクロホン間の前記送話側音声回線に結線した前記音
響特性測定手段と、前記再生音響特性補正手段と前記収
音音響特性補正手段と前記測定用信号発生手段と前記音
響特性測定手段とを集中接続する前記データ送受信手段
と、を少なくとも設備してなる音声通信会議システム装
置の構成採用にある。
【0050】本発明装置の第12の特徴は、前記本発明
装置の第9の特徴における前記音声通信会議室が、1つ
以上の前記受話側音声回線の各受話端に設けたスピーカ
と、1つ以上の前記送話側音声回線の各送話端に設けた
マイクロホンと、前記受話側音声回線に挿入した前記再
生音響特性補正手段と、前記送話側音声回線に挿入した
前記収音音響特性補正手段と、測定用スピーカと接続
し、測定用の音響信号を発する前記測定用信号発生手段
と、測定用マイクロホンと接続し、当該測定用信号の音
響を測定する前記音響特性測定手段と、前記再生音響特
性補正手段と前記収音音響特性補正手段と前記測定用信
号発生手段と前記音響特性測定手段とを集中接続する前
記データ送受信手段と、を少なくとも設備してなる音声
通信会議システム装置の構成採用にある。
【0051】本発明装置の第13の特徴は、前記本発明
装置の第8、第9、第10、第11又は第12の特徴に
おける前記音声通信会議室に配備された複数地点音響特
性制御手段が、1つ以上の前記受話側音声回線に各挿入
した前記再生音響特性補正手段と、1つ以上の前記送話
側音声回線に各挿入した前記収音音響特性補正手段と、
測定用の音響信号を発する前記測定用信号発生手段と、
当該測定用信号の音響を測定する前記音響特性測定手段
と、前記制御回線と接続する前記データ送受信手段と、
の全手段を集中接続してなる音声通信会議システム装置
の構成採用にある。
【0052】本発明装置の第14の特徴は、前記本発明
装置の第8、第9、第10、第11又は第12の特徴に
おける前記音声通信会議室に配備された複数地点音響特
性制御手段が、1つ以上の前記受話側音声回線に各挿入
した前記再生音響特性補正手段と、1つ以上の前記送話
側音声回線に各挿入した前記収音音響特性補正手段と、
各受話端に設けたスピーカと前記再生音響特性補正手段
間の前記受話側音声回線に結線した前記測定用信号発生
手段と、各送話端に設けたマイクロホンと前記収音音響
特性補正手段間の前記送話側音声回線に結線した前記音
響特性測定手段と、前記制御回線と接続する前記データ
送受信手段と、の全手段を集中接続してなる音声通信会
議システム装置の構成採用にある。
【0053】本発明装置の第15の特徴は、前記本発明
装置の第8、第9、第10、第11又は第12の特徴に
おける前記音声通信会議室に配備された複数地点音響特
性制御手段が、1つ以上の前記受話側音声回線に各挿入
した前記再生音響特性補正手段と、1つ以上の前記送話
側音声回線に各挿入した前記収音音響特性補正手段と、
測定用スピーカと接続する前記測定用信号発生手段と、
測定用マイクロホンと接続する前記音響特性測定手段
と、前記制御回線と接続する前記データ送受信手段と、
の全手段を集中接続してなる音声通信会議システム装置
の構成採用にある。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態をその装置例及び方法例につき説明する。以
下、本発明の代表的な装置例と方法例について説明する
が、本発明は必ずしも以下の装置例の手段及び方法例の
手法等だけに限定されるものではない。本発明の目的を
達成し、後述する効果を有する範囲内において適宜変更
して実施することができるものである。
【0055】(装置例1)図1は、本装置例のもっとも
基本的なシステム構成のブロック図である。本装置例9
aは音声回線1で結ばれたA地点の音声通信会議室とB
地点の音声通信会議室に亙って配備される。
【0056】A地点の音声通信会議室には、音声回線1
の受話端に設けたスピーカ3aと、音声回線1の送話端
に設けたマイクロホン2aと、測定用の音響信号を発す
る測定用信号発生器4aと、当該測定用信号の音響を測
定する音響特性測定器5aと、音声回線1の受話側に挿
入した再生音響特性補正器7aと、音声回線1の送話側
に挿入した収音音響特性装置8aと、制御回線13端に
設けたデータ送受信器12aと、測定用信号発生器4a
と音響特性測定器5aと再生音響特性補正器7aと収音
音響特性補正器8aとデータ送受信器12aを集中接続
して統括制御する音響特性制御器6とを備える。
【0057】B地点の音声通信会議室には、音声回線1
の受話端に設けたスピーカ3bと、音声回線1の送話端
に設けたマイクロホン2bと、測定用の音響信号を発す
る測定用信号発生器4bと、当該測定用信号の音響を測
定する音響特性測定器5bと、音声回線1の受話側に挿
入した再生音響特性補正器7bと、音声回線1の送話側
に挿入した収音音響特性補正器8bと、測定用信号発生
器4bと音響特性測定器5bと再生音響特性補正器7b
と収音音響特性補正器8bを集中接続して制御回線13
端に設けたデータ送受信器12bとを装備する。
【0058】(方法例1)当該装置例1に適用した本実
施形態の方法例1を図1につき説明する。音響特性制御
器6は、A地点の測定用信号発生器4aと音響特性測定
器5aと再生音響特性補正器7aと収音音響特性補正器
8aと接続されており、制御可能である。
【0059】また、両地点A,Bのデータ送受信器12
a,12bは、制御回線13で接続されている。これに
よりB地点の音響特性測定器5bの測定結果を制御器6
に送ることと、制御器6からの補正値を、A,B地点の
収音音響特性補正器8a,8b及び再生音響特性補正器
7a,7bに送り制御することが可能である。
【0060】音響特性制御器6は、両地点A,Bの測定
用信号発生器4a,4bを起動して測定用信号を発生出
来、また両地点A,Bの音響特性測定器5a,5bを起
動して測定を行い、その結果を受信することが出来る。
これにより一箇所Aで両地点A,Bの音響特性を測定す
ることが出来る。また同じく音響特性制御器6は両地点
A,Bの再生音響特性補正器7a,7b、及び収音音響
特性補正器8a,8bを制御出来、一箇所Aで任意の音
響特性に補正することが可能である。
【0061】なお、2チャンネル以上の音声通信会議シ
ステム装置9a′を構成するには、図2の多チャンネル
(nチャンネル)の本装置例1の変態例に示すように、
マイクロホン2a,2b、スピーカ3a,3b、再生音
響特性補正器7a,7b、収音音響特性補正器8a,8
b、及び音声回線1を複数化(n個化)することにより
実現可能である。図2においては、“1−n”や“2a
−n”のように各構成要素の番号の後に“−n”がつく
場合、その構成要素は第n番目チャンネル用に作用する
ことを示す。
【0062】また、2チャンネル以上3地点以上の音声
通信会議システム装置を構成するには、図2に示したよ
うな、複数チャンネル、2地点の音声通信会議システム
装置の構成9a′を、図12と同様に各地点間に構成す
ることにより実現可能である。ただしその際、全ての2
地点の音声通信会議システム装置の構成9a′の制御器
6を相互に接続するか、1つの2地点の音声通信会議シ
ステム装置の構成9a′のみに制御器6を設置し、他の
構成とデータ送受信手段12a,12bで接続すること
により、全ての地点間の音響特性をその地点の音声通信
会議システム装置に集約することにより、各地点間の特
性に対応したきめ細かい音響特性の補正が可能となる。
【0063】(装置例2)図3は、本装置例2のシステ
ム基本構成のブロック図で、音声回線1が送受信それぞ
れ1チャンネル2対地接続されている場合の構成例であ
る。
【0064】本装置例2と図1に示す前記装置例1との
相違点は、A地点の音声通信会議室及びB地点の音声通
信会議室における測定用信号発生器4a,4bを、再生
音響特性補正器7a,7bとスピーカ3a,3b間の音
声回線1に接続した点と、音響特性測定器5a,5b
を、収音音響特性補正器8a,8bとマイクロホン2
a,2b間の音声回線1に接続した点である。他は同一
に構成され同一符号を付した。
【0065】なお、本装置例2を複数チャンネルで実施
する場合、図4の変態例構成になる。両地点(例えば、
A,B)の測定用信号発生器4a,4bの出力する受話
チャンネル、また音響特性測定器5a,5bへ入力する
送話チャンネルを切り替えることにより、それぞれの地
点における全てのスピーカ(3a−n),(3b−n)
とマイクロホン(2a−n),(2b−n)の組合せの
回り込み特性を測定することが可能である。
【0066】また、本装置例2を2チャンネル以上3地
点以上の音声通信会議システム装置を構成するには、前
記装置例1同様に、図4に示したような、複数チャンネ
ル、2地点音声の通信会議システム装置の構成9b′
を、図12と同様に各地点間に構成することにより実現
可能である。
【0067】(方法例2)当該装置例2に適用した本実
施形態の方法例2を図3について説明する。A地点のス
ピーカ3aからマイクロホン2aの間の音響特性(回り
込み特性)を測定するためには、音響特性制御器6はA
地点の測定用信号発生器4aを起動して測定用信号を、
受話側であるスピーカ3aから、A地点の音声通信会議
室空間に放射し、同じA地点内の送話側であるマイクロ
ホン2aで収音する。収音された信号は音響特性測定器
5aに入力される。音響特性制御器6はその測定結果を
読み込むことにより、A地点の回り込み特性を測定する
ことが可能である。
【0068】また、B地点の回り込み特性を測定するに
は、音響特性制御器6は、データ送受信器12a,12
bと制御回線13を通じてB地点の測定用信号発生器4
bを起動し、B地点の音声通信会議室空間に測定用信号
を放射する。B地点のマイクロホン2bで収音された信
号は、B地点の音響特性測定器5bに入力される。音響
特性制御器6は、データ送受信器12a,12bと制御
回線13を通じて、その測定結果を読み込むことによ
り、B地点の回り込み特性を測定することが可能であ
る。
【0069】音響特性制御器6に集中された全地点の回
り込み特性から、全地点の各再生音響特性補正器7a,
7b、収音音響特性補正器8a,8bに与えるべき、補
正値を算出し、データ送受信器12a,12b、制御回
線13を通じて補正値を設定させることにより実現出来
る。
【0070】次いで、具体的な補正の制御方法は、次の
ようになる。A地点の測定用信号発生器4aは、図5に
示すような周波数特性が平坦な測定用信号を発生する。
この特性をN(f)とする。fはこの特性が周波数によ
るものであることを示す。スピーカ3aからA地点の音
声通信会議室内に放射され、マイクロホン2aで収音さ
れた測定用信号を音響特性測定器5aで測定する。
【0071】その結果が、例えば図6に示されるような
特性Ha(f)で表わせるとする。また、同様にB地点
で測定された測定結果が図7に示されるようなHb
(f)で表せるとする。これらの場合、制御器6は、図
6に示すようなA地点用の補正値Ea(f)=−Ha
(f)+C、及び図7に示すようなB地点用の補正Eb
(f)=−Hb(f)+Dを算出する。C,Dは定数と
し、例えばCはHa(f)の平均値、DはHb(f)の
平均値などを用いるとよい。
【0072】算出された結果Ea(f)は、A地点の再
生音響特性補正器7a又は収音音響特性補正器8aに送
られ、補正値として設定される。また算出された結果E
b(f)はデータ送受信器12aから制御回線13を通
じ、B地点のデータ送受信器12bに送られ、B地点の
再生音響特性補正器7bまたは収音音響特性補正器8b
の補正値として設定される。このようにA地点において
全ての地点の音響特性補正が可能となる。
【0073】複数地点、複数チャンネルの場合も同様
に、音響特性制御器6で各地点毎の測定値より各地点の
補正値を算出し設定することにより実現できる。以上の
本装置例2及び本方法例2により、ある地点で全ての地
点の音響特性の測定及び音響特性の補正が可能となる。
また、音響特性制御器6を制御回線13側に設置し、全
ての地点のデータ送受信器12に対し音響特性制御器6
がデータを送受信するように構成することにより、全て
の地点のシステム装置構成を同じにすることが可能とな
る。
【0074】(装置例3)図8は、本装置例のシステム
構成のブロック図で、1チャンネル2地点接続されてい
る場合の構成例である。本装置例3と図1に示す前記装
置例1との相違点は、A,B地点の音声通信会議室にお
ける測定用信号発生器4a,4bに、マイクロホン2
a,2bに対応対峙する測定用信号発生用スピーカ10
a,10bを接続した点と、音響特性測定器5a,5b
に、スピーカ3a,3bに対応対峙する測定用マイクロ
ホン11a,11bを接続した点である。他は同一に構
成され同一符号を付した。
【0075】図10は、二地点、複数チャンネルで実現
するための本装置例3の変態例を示す。チャンネル数に
よらず、測定用信号発生用スピーカ10a,10b、測
定用マイクロホン11a,11bの数は1本ずつでも測
定可能である。但し、音声通信会議室などが広い場合複
数にし、測定用信号発生器4a,4b、音響特性測定器
5a,5bの接続を切り替えることにより、よりこまや
かな測定結果を得ることが可能である。複数地点を接続
する場合も図12と同様の接続で実現できる。
【0076】また、図10に、2チャンネル以上のシス
テム装置9c′で両地点A,Bの送受話特性を補正する
場合の構成例を示す。図2に示す前記装置例1の変態例
の場合と同様に、音声回線1、マイクロホン2、スピー
カ3、再生音響特性補正器7及び収音音響特性補正器8
を複数にし、データ送受信器12a,12bが全てのチ
ャンネルの再生音響特性補正器7a−n,7b−n及び
収音音響特性補正器8a−n,8b−nを制御出来るよ
うに構成することにより可能である。
【0077】チャンネルが増えた場合も測定用信号発生
器4a,4b、音響特性測定器5a,5b、測定用信号
発生用スピーカ10a,10b、測定用マイクロホン1
1a,11bは各地点に1つずつしか必要ない。更に、
また前記装置例1の時と同様に、二地点接続された装置
を図12に示すように各対地間に設置することにより、
3地点以上の場合も装置の構成が可能である。
【0078】例えば、B地点からA地点の送受話特性を
測定するには、図8に示すようA地点の音響特性測定器
5aを測定用マイクロホン11aの出力に接続し、B地
点の測定用信号発生器4bを測定用信号発生用スピーカ
10bに接続する。
【0079】音響特性制御器6は、A地点のデータ送受
信器12a、制御回線13、B地点のデータ送受信器1
2bを通じて、B地点の測定用信号発生器4bを起動
し、測定用信号を発生させる。測定用の信号としては前
記方法例2と同様に図5のような周波数特性が平坦な信
号を用いるとよい。発生させられた測定用信号は測定用
信号発生用スピーカ10bからB地点の音声通信会議室
内空間に放射され、同じくB地点のマイクロホン2bで
収音され、音声回線1を通じて、A地点のスピーカ3a
から音声通信会議室内に放射される。
【0080】A地点で放射された測定用信号は測定用マ
イクロホン11aにより収音される。収音された測定用
信号は音響特性測定器5aで測定を行い、その結果を音
声特性制御器6に送ることにより、A地点で、B地点か
らA地点への送受話音響特性を測定することを可能とす
る。
【0081】また、B地点の音響特性測定器5b、測定
用マイクロホン11b、A地点の測定用スピーカ10a
と測定用信号発生器4aを用い、音声特性制御器6は、
それぞれをデータ送受信器12a、制御回線13で接続
し制御することにより、A地点からB地点への送受話音
響特性を測定することも可能である。
【0082】以上のように測定された送受話音響特性に
基づき音響特性制御器6は、音響補正のための補正値を
算出する。算出された補正値はA地点では直接に、B地
点へはA地点のデータ送受信器12a、制御回線13、
B地点のデータ送受信器12bを通じ、両地点A,Bの
再生音響特性補正器7a,7b及び収音音響特性補正器
8a,8bに対し補正値を設定することが出来る。
【0083】具体的な補正の制御方法は、次のようにな
る。接続状態で測定したA地点からB地点への送受話特
性が図9のH(f)で表わせるとする。これらの場合、
音声特性制御器6は、図9に示すような補正値E(f)
=−H(f)+Cを算出する。
【0084】Cは定数とし、例えばCはH(f)の平均
値を用いるとよい。算出された結果E(f)はA地点の
収音音響特性補正器8a及びB地点の再生音響特性補正
器7bに送られ、補正値として設定される。
【0085】また、B地点からA地点への送受話特性を
補正する場合は、同様に測定した結果から補正値を算出
しA地点の再生音響特性補正器7a及びB地点の収音音
響特性補正器8bの補正値として設定される。このよう
にA地点において全ての地点の音響特性補正が可能とな
る。
【0086】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、従来各地点
で調整を行っていた音声通信会議システム装置の音響特
性補正を一地点で集中的に行い、なおかつその地点の音
響特性の測定分析、音声回線を通った送受話特性の測定
分析を行い、その結果を用いて音響特性を補正すること
から、特別の熟練のない人でも容易に音響特性の補正及
び調整をすることを可能とする利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の1チャンネル、2地点の場
合の装置例1を示すシステム構成ブロック図である。
【図2】同上、多チャンネル、2地点の場合の装置例1
の変態例を示すシステム構成ブロック図である。
【図3】同上、1チャンネル、2地点の場合の装置例2
を示すシステム構成ブロック図である。
【図4】同上、多チャンネル、2地点の場合の装置例2
の変態例を示すシステム構成ブロック図である。
【図5】同上、方法例2で使用する測定用信号の周波数
特性線図である。
【図6】同上、方法例2におけるA地点の測定結果と補
正値線図である。
【図7】同上、方法例2におけるB地点の測定結果と補
正値線図である。
【図8】同上、1チャンネル、2地点の場合の装置例3
を示すシステム構成ブロック図である。
【図9】同上、方法例3における送受話特性の測定結果
と補正値線図である。
【図10】同上、多チャンネル、2地点の場合の装置例
3の変態例を示すシステム構成ブロック図である。
【図11】スピーカからマイクロホンまでの音響特性を
補正手段を有する従来の音声通信会議システム装置の構
成ブロック図である。
【図12】同上、3地点接続のシステム装置の構成模式
図である。
【図13】同上、送受話特性補正手段を有する従来の音
声通信会議システム装置である。
【符号の説明】
番号の後の“a”,“b”は複数の地点にシステム装置
が同時にある場合、その地点を表す。 1…音声回線 2a,2b…マイクロホン 3a,3b…スピーカ 4a,4b…測定用信号発生器 5a,5b…音響特性測定器 6…音声特性制御器 6a,6b…制御器 7a,7b…再生音響特性補正器 8a,8b…収音音響特性補正器 9a,9b,9c…2地点接続された音声通信会議シス
テム装置 9a′,9b′,9c′…多チャンネル、2地点接続さ
れた音声通信会議システム装置 10a,10b…測定用発生信号用スピーカ 11a,11b…測定用マイクロホン 12a,12b…データ送受信器 13…制御回線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−183835(JP,A) 特開 平9−83988(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/56 G10L 3/00 - 9/20 G10K 15/00 - 15/06 H04R 3/00

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散する複数地点同志を音声回線で結んで
    音声通信会議を遂行するに当り、 一地点から当該複数各地点の音響特性の測定及び分析、
    前記各音声回線毎の送受話特性の測定及び分析を行った
    結果を用いて音響特性の補正を集中遠隔制御する、 ことを特徴とする音声通信会議方法。
  2. 【請求項2】前記一地点は、 前記複数地点内の一つである、 ことを特徴とする請求項1に記載の音声通信会議方法。
  3. 【請求項3】前記一地点は、 前記複数地点とは別地点である、 ことを特徴とする請求項1に記載の音声通信会議方法。
  4. 【請求項4】前記音響特性の補正は、 前記複数全地点の音響特性の補正である、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音声通信会議
    方法。
  5. 【請求項5】前記音響特性の補正は、 前記複数全地点の前記全音声回線の音響特性の補正であ
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音声通信会議
    方法。
  6. 【請求項6】前記送受話特性の測定は、 前記複数地点の内の一地点で発生した測定用信号を当該
    複数地点の内のもう一方の地点で測定することにより行
    われる、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    音声通信会議方法。
  7. 【請求項7】前記集中遠隔制御は、 前記複数各地点をそれぞれ接続する制御線を通して行
    う、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載の音声通信会議方法。
  8. 【請求項8】前記音響特性の補正は、 前記制御線を介して各地点の受話側の音声回線か又は送
    話側の音声回線に働きかける、 ことを特徴とする請求項7に記載の音声通信会議方法。
  9. 【請求項9】前記測定信号は、 周波数特性が平坦な信号である、 ことを特徴とする請求項6、7又は8に記載の音声通信
    会議方法。
  10. 【請求項10】前記複数各地点は、 音声通信会議室を有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載の音声通信会議方法。
  11. 【請求項11】前記複数全地点の音響特性は、 当該複数全地点の各音声通信会議室内毎の音響特性であ
    る、 ことを特徴とする請求項4、5、6、7、8、9又は1
    0に記載の音声通信会議方法。
  12. 【請求項12】前記音響特性の補正は、 前記複数地点中のある地点の音響特性測定値を当該音響
    特性測定値の平均値から減算した値を当該ある地点の補
    正値として設定する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10又は11に記載の音声通信会議方法。
  13. 【請求項13】分散する複数地点を音声回線にて接続し
    て相互の音声を同時交信自在とする音声通信会議システ
    ム装置において、 測定用の音響信号を発生する測定用信号発生手段と、 当該測定用信号発生手段により発生された音響信号によ
    り音響特性を測定する音響特性測定手段と、 前記各音声回線の送受話特性の補正を行う送受話特性補
    正手段と、 前記測定用信号発生手段と前記音響特性測定手段と当該
    送受話特性補正手段の起動や停止を制御する制御データ
    と当該音響特性測定手段で測定された測定データと当該
    送受話特性補正手段で使用する補正データとそれぞれの
    送受信を行うデータ送受信手段とを前記複数各地点に、 前記複数地点の接続状態において当該各種データ送受信
    を通して、前記測定用信号発生手段と前記音響特性測定
    手段を起動し音響特性を測定するとともに、前記複数各
    地点の測定データを集中し、この集中された各地点のデ
    ータを分析し当該各地点に必要な送受話特性の補正デー
    タを算出し、算出した補正データを当該各地点に配信
    し、前記送受話特性補正手段を起動して前記各音声回線
    の送受話特性の補正を行う複数地点音声特性制御手段を
    一地点に、それぞれ配備する、 ことを特徴とする音声通信会議システム装置。
  14. 【請求項14】前記複数地点は、 相互に音声回線で接続された音声通信会議室をそれぞれ
    有する、 ことを特徴とする請求項13に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  15. 【請求項15】前記音声通信会議室は、 個別に、前記音声回線の受話側に前記測定用信号発生手
    段を接続し、 前記音声回線の送話側に前記音響特性測定手段を接続し
    て、 前記音響特性の測定として前記音声回線受話側から送話
    側への回り込み特性を測定自在な室内環境とする、 ことを特徴とする請求項14に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  16. 【請求項16】前記複数地点音響特性制御手段は、 前記データ送受信手段を制御して、測定された全ての地
    点の回り込み特性を一地点に集中するとともに、全ての
    地点の音響信号の補正値を算出し、前記データ送受信手
    段により、当該算出した補正データを各地点に配信し、
    前記送受話特性補正手段を起動して、 全ての地点における回り込み特性を補正自在なシステム
    制御機能を有する、 ことを特徴とする請求項15に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  17. 【請求項17】前記複数地点音響特性制御手段は、 前記測定用信号発生手段の出力を室内に放射するスピー
    カと、当該室内の音を収音し、前記音響特性測定手段に
    入力するマイクロホンとを備えた前記音声通信会議室を
    有する複数各地点のうちのある地点の前記測定用信号発
    生手段と、別の地点の前記音響特性測定手段を起動させ
    ることにより、前記音響特性の測定として、前記ある地
    点と当該別地点間を接続した前記音声回線の送受話音響
    特性を測定自在なシステム制御機能を有する、 ことを特徴とする請求項15又は16に記載の音声通信
    会議システム装置。
  18. 【請求項18】前記複数地点音響制御手段は、 前記データ送受信手段を制御して測定された前記送受話
    音響特性を、一地点に集中するとともに、全ての地点の
    音響信号の補正値を算出し、前記データ送受信手段によ
    り、当該算出した補正データを各地点に配信し、送受話
    特性補正手段を起動して、全ての地点間の送受話音響特
    性を予め設定された特性に補正自在なシステム制御機能
    を有する、 ことを特徴とする請求項17に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  19. 【請求項19】前記複数地点音響特性制御手段は、 前記複数地点の内の一つの前記音声通信会議室か、当該
    複数地点のいずれでもない第三地点に配備する、 ことを特徴とする請求項14、15、16、17又は1
    8に記載の音声通信会議システム装置。
  20. 【請求項20】前記データ送受信手段は、 各音声通信会議室に各配備されて、前記複数地点音響特
    性制御手段に直結するデータ送受信手段へ制御回線を介
    して集中接続する、 ことを特徴とする請求項14、15、16、17、18
    又は19に記載の音声通信会議システム装置。
  21. 【請求項21】前記送受話特性補正手段は、 再生音響特性補正手段と収音音響特性補正手段とからな
    る、 ことを特徴とする請求項13、14、15、16、1
    7、18、19又は20に記載の音声通信会議システム
    装置。
  22. 【請求項22】前記音声通信会議室は、 1つ以上の前記受話側音声回線の各受話端に設けたスピ
    ーカと、 1つ以上の前記送話側音声回線の各送話端に設けたマイ
    クロホンと、 前記受話側音声回線に挿入した前記再生音響特性補正手
    段と、 前記送話側音声回線に挿入した前記収音音響特性補正手
    段と、 測定用の音響信号を発する前記測定用信号発生手段と、 当該測定用信号の音響を測定する前記音響特性測定手段
    と、 前記再生音響特性補正手段と前記収音音響特性補正手段
    と前記測定用信号発生手段と前記音響特性測定手段とを
    集中接続する前記データ送受信手段と、を少なくとも設
    備する、 ことを特徴とする請求項21に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  23. 【請求項23】前記音声通信会議室は、 1つ以上の前記受話側音声回線の各受話端に設けたスピ
    ーカと、 1つ以上の前記送話側音声回線の各送話端に設けたマイ
    クロホンと、 前記受話側音声回線に挿入した前記再生音響特性補正手
    段と、 前記送話側音声回線に挿入した前記収音音響特性補正手
    段と、 前記再生音響特性補正手段と前記スピーカ間の前記受話
    側音声回線に結線した前記測定用信号発生手段と、 前記収音音響特性手段と前記マイクロホン間の前記送話
    側音声回線に結線した前記音響特性測定手段と、 前記再生音響特性補正手段と前記収音音響特性補正手段
    と前記測定用信号発生手段と前記音響特性測定手段とを
    集中接続する前記データ送受信手段と、を少なくとも設
    備する、 ことを特徴とする請求項21に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  24. 【請求項24】前記音声通信会議室は、 1つ以上の前記受話側音声回線の各受話端に設けたスピ
    ーカと、 1つ以上の前記送話側音声回線の各送話端に設けたマイ
    クロホンと、 前記受話側音声回線に挿入した前記再生音響特性補正手
    段と、 前記送話側音声回線に挿入した前記収音音響特性補正手
    段と、 測定用スピーカと接続し、測定用の音響信号を発する前
    記測定用信号発生手段と、 測定用マイクロホンと接続し、当該測定用信号の音響を
    測定する前記音響特性測定手段と、 前記再生音響特性補正手段と前記収音音響特性補正手段
    と前記測定用信号発生手段と前記音響特性測定手段とを
    集中接続する前記データ送受信手段と、を少なくとも設
    備する、 ことを特徴とする請求項21に記載の音声通信会議シス
    テム装置。
  25. 【請求項25】前記音声通信会議室に配備された複数地
    点音響特性制御手段は、 1つ以上の前記受話側音声回線に各挿入した前記再生音
    響特性補正手段と、 1つ以上の前記送話側音声回線に各挿入した前記収音音
    響特性補正手段と、 測定用の音響信号を発する前記測定用信号発生手段と、 当該測定用信号の音響を測定する前記音響特性測定手段
    と、 前記制御回線と接続する前記データ送受信手段と、 の全手段を集中接続する、 ことを特徴とする請求項20、21、22、23又は2
    4に記載の音声通信会議システム装置。
  26. 【請求項26】前記音声通信会議室に配備された複数地
    点音響特性制御手段は、 1つ以上の前記受話側音声回線に各挿入した前記再生音
    響特性補正手段と、 1つ以上の前記送話側音声回線に各挿入した前記収音音
    響特性補正手段と、 各受話端に設けたスピーカと前記再生音響特性補正手段
    間の前記受話側音声回線に結線した前記測定用信号発生
    手段と、 各送話端に設けたマイクロホンと前記収音音響特性補正
    手段間の前記送話側音声回線に結線した前記音響特性測
    定手段と、 前記制御回線と接続する前記データ送受信手段と、 の全手段を集中接続する、 ことを特徴とする請求項20、21、22、23又は2
    4に記載の音声通信会議システム装置。
  27. 【請求項27】前記音声通信会議室に配備された複数地
    点音響特性制御手段は、 1つ以上の前記受話側音声回線に各挿入した前記再生音
    響特性補正手段と、 1つ以上の前記送話側音声回線に各挿入した前記収音音
    響特性補正手段と、 測定用スピーカと接続する前記測定用信号発生手段と、 測定用マイクロホンと接続する前記音響特性測定手段
    と、 前記制御回線と接続する前記データ送受信手段と、 の全手段を集中接続する、 ことを特徴とする請求項20、21、22、23又は2
    4に記載の音声通信会議システム装置。
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