JP3346860B2 - 航空機用インターフォンシステム - Google Patents

航空機用インターフォンシステム

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JP3346860B2
JP3346860B2 JP31509793A JP31509793A JP3346860B2 JP 3346860 B2 JP3346860 B2 JP 3346860B2 JP 31509793 A JP31509793 A JP 31509793A JP 31509793 A JP31509793 A JP 31509793A JP 3346860 B2 JP3346860 B2 JP 3346860B2
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治 小野
千秋 工藤
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All Nippon Airways Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、航空機の乗員と、
この近傍にいる機付整備員等の間での連絡用に使用され
る航空機用インターフォン無線送受信システムに係わる
ものである。
【0002】
【従来の技術】 航空機中のインターフォン・システム
は、航空管制官など機外との音声通信、機外から到来す
る電波航法施設の識別信号、客室乗務員との通話、およ
び、地上の整備士との交信を担っている。この内、駐機
場において、地上の整備士と、乗員との交信に使用され
るのがフライト・インターフォンである。従来、地上整
備士との交信は、航空機の前脚付近に既設のインターフ
ォン・ジャックの一端にプラグを有する長いケーブルの
コード付きインターフォンを接続して行っていた。この
[コード付きインターフォン]のプラグが航空機のイン
ターフォンジャックに挿入される。10m程度のケーブ
ルの他端にはイアフォーンおよびマイクが接続されてい
る。しかし、このコード付きインターフォンは、コード
長の範囲内でしか交信できない、機体に落ちた雷がコー
ドを介し、整備士に危害を与える、及び機体の移動中、
前輪にコードが巻き付き人身事故が発生する等の問題が
あった。
【0003】
【発明の概要】 本発明は、航空機内インターフォンシ
ステムの既設ジャックにプラグにより接続された無線用
シップターミナルと該無線用シップターミナル親機無線
機と無線交信する航空機付の整備員の携帯する子機無線
機とからなる。無線用シップターミナルは通常、航空機
の前脚付近に取りはずし可能に取り付けられるが、取り
はずしを忘れそのまま離陸すると前脚が機内へ収納され
る際、無線用シップターミナルが巻き込まれ、当該部に
損傷を与え、航空機の安全に重大な影響を与える恐れが
ある。機付整備員等が無線用シップターミナルを外し忘
れる時の状況は、機付整備員等は無線用シップターミナ
ルのことを意識していないため、無線用シップターミナ
ルの電源は入ったままで、かつ無線用シップターミナル
は航空機に既設のインターフォンシステムに接続された
ままであると考えられる。一方、機付整備員等が携帯す
る携帯用無線機側は、機付整備員等が携帯用無線機の電
源を切る場合と、電源を入れたままにしている場合の二
つのケースがあると考えられる。そして、無線用シップ
ターミナルと携帯用無線機は互いに相手を特定する識別
符号を有し、かつ複信型の無線機である。複信型無線機
では、相手側から発せられる電波の状態を作動中常時検
知する機能を有している。相手から発せられる電波が無
くなったり、または、交信の品質が劣化する程度に電波
が微弱になった場合は、自動的に相手を呼び出す機能が
付けられている。
【0004】本発明にあっては、無線用シップターミナ
ルを外し忘れた状態、つまり、無線用シップターミナル
の電源が入っていて、かつ航空機に既設のインターフォ
ンシステムに接続されたままの時に、携帯用無線機の電
源を切ると、無線用シップターミナルは交信が途切れた
ことを検知し、無線用シップターミナルに装備されてい
る光源を作動させると共に、無線用シップターミナルか
ら航空機に既設のインターフォンシステムを介して、乗
員に対し警報音を発する。また、前述の無線用シップタ
ーミナルを外し忘れた状態の時に、携帯用無線機の電源
を入れたままであった場合は、航空機が駐機場を離れ、
誘導路から滑走路に達するまでの間に、無線用シップタ
ーミナルで受信する携帯用無線機から発せられる電波は
減衰し交信が途絶える。無線用シップターミナルは交信
が途切れたことを検知し、無線用シップターミナルに装
備されている光源を作動させると共に、無線用シップタ
ーミナルから航空機に既設のインターフォンシステムを
介して、乗員に対し警報音を発する。本発明で使用する
無線用シップターミナルおよび携帯用無線機は共に、制
御チャネルと通信チャネルを兼ね備えている。無線用シ
ップターミナルまたは携帯用無線機に電源が入ると、複
数の割当通信チャネルの中から近傍で使用されていない
空きチャネルを自動的に検出し、当該機が使用する通信
チャネルを決定する。このチャネル番号はあらかじめ周
波数が定められている制御チャネルを介して送出され
る。また、無線用シップターミナルと、携帯用無線機は
あらかじめ相手機を自動選択するための識別符号が設定
されている。この識別符号は、前述の制御チャネルを介
して、当該機が使用する通信チャネル番号とともに送出
される。この、制御チャネルを受信した相手機はまず、
識別符号を照合し、それがあらかじめ設定されている符
号と一致すると、自動選択された通信チャネルを介して
通信が開始される。このように、本装置を具備すること
によって、機体番号やチャネル番号を設定する必要がな
くなる。
【0005】
【実施例の説明】図1及び図2に示すように、機内イン
ターフォンシステム1に属する複数のジャック端の1つ
が、航空機の前脚付近に設けられている。機内インター
フォンシステムでは、音声信号によって複数のジャック
端(2,2´)にプラグを介して接続されたイアフォー
ンとマイクロフォンからなるヘッドセット(3−3´)
間で会話が行われるものである。航空機の前脚付近に設
けられたジャック4にプラグ6を挿入することで無線用
シップターミナル親機5が取付けられる。プラグ6を介
して親機5に入力された音声信号は、親機5内の送信機
によって周波数変調方式による電話としてアンテナより
発信される。子機7は、発信電波を受信して、受信電波
信号を復調して音声信号にし、ヘッドセット8で聴く。
この交信は子機7から親機5を介して双方向で行なわれ
る。
【0006】図3に示すように、無線用シップターミナ
ル親機5は、アンテナ部、受信部51、送信部52、制
御部53、および航空機接続部としてのプラグから構成
される。電源が入ると受信部51は、制御部53から供
給される割当周波数信号を基に、アンテナ部から供給さ
れる電波を順次受信し、空きチャネルを探し出す。この
空きチャネルは音声通信に使用する通信チャネルとな
る。通信制御部53はこの通信チャネル番号と、あらか
じめ登録されている無線機識別符号を送信部に供給す
る。送信部52は、制御チャネルを使って通信チャネル
番号と無線機識別符号をアンテナ部より送出する。携帯
用無線子機は、親機と同様アンテナ部、受信部、送信
部、制御部、およびマイクレシーバ部から構成される。
電源が入ると、受信部は制御チャネルを復調し、無線機
識別符号と通信チャネル番号を検出する。識別符号があ
らかじめ登録されている符号と一致した場合は、制御部
は通信チャネル番号を送信部、および受信部に出力す
る。送信部は、マイクレシーバ部から供給される音声信
号を指定された通信チャネル周波数で変調し、アンテナ
部より送出する。一方、受信部は無線用シップターミナ
ルから通信チャネルを介して送出される乗員の音声信号
を復調しマイクレシーバ部に供給する。機付整備員等は
航空機の乗員と航空機用インターフォン無線送受信シス
テムを介して交信する場合、無線用シップターミナルを
航空機側に接続後、無線用シップターミナルと携帯用無
線機の電源を入れるだけで、自動的に空きチャネルの選
択と相手機の識別が行われるため、ただちに交信を開始
することができる。この発明により、機体番号やチャネ
ル番号の誤設定が皆無になるとともに、煩雑な各駐機ス
ポットへのチャネル番号割当業務が不要となるばかり
か、混信の防止にも有効である。
【0007】本発明に係る無線用シップターミナルの受
信部51には、図4に示す警報発生部が含まれている。
警報発生部は受信電波モニター回路511を有し、携帯
用無線子機7が発する電波の強度が規定値を下回った
時、警報音生成回路512と警報光生成回路513に対
し警報発生指示信号を供給する。警報発生部は、警報発
生指示信号を受け、警報光を点灯させると共に、警報音
信号を制御装置53を介して航空機の既設インターフォ
ンシステムに送出する。又この警報音信号は、無線用シ
ップターミナルで復調された携帯用無線機から発せられ
る音声信号の送出経路に重畳させてもよい。この警報音
は、航空機に具備されている警報音と識別するため、既
設の音とは異なった音色が望ましい。また、シンセサイ
ザー等で生成される音声でもよい。無線機部と警報発生
部は一体化されていることが望ましいが、製作上の理由
または警報光の視認性向上等の理由で分離してもよい。
警報光と警報音はどちらか一方だけを具備しているもの
であってもよい。警報の発生は、電波の強度が規定値を
下回った直後でもよいが、乗員に対する過度の警報発生
を防止する等の理由で、警報を発するまでに例えば10
秒程度の遅延時間を設けることが望ましい。無線用シッ
プターミナルの無線機部は、携帯用無線機が発する電波
の強度が規定値を下回った時、携帯用無線機を呼び出す
信号を送信機52を介して送出する機能を有する。この
信号が送出された時、警報発生部に対し警報発生指示信
号を供給する。携帯用無線機を呼び出す信号は特定の周
波数チャネルを介して送出されるため、第三者が近隣で
このチャネルを傍受することにより外し忘れを検知する
ことが可能となる。
【0008】本発明に従い、外し忘れ警報装置を具備し
た航空機用無線インターフォンシステムを使用すること
によって、航空機の前脚付近に取り付けられる無線用シ
ップターミナルを外し忘れた場合でも、航空機が離陸す
るまえに警報が発せられるため、離陸後、脚が機体内に
収納される際に無線用シップターミナルが巻き込まれ当
該部位に損傷を与えることによる重大事故を未然に防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を航空機に取付け状態を示す図で
ある。
【図2】 本発明装置の構成全体図である。
【図3】 本発明装置の無線親機の構成図である。
【図4】 本発明装置の無線親機における警報発生部の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1:機内インターフォンシステム 5:シップターミナル無線親機 7:無線子機 511〜513:警報発生部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機内の既設のインターホンシステム
    に接続された航空機付設のジャックに対して無線機親機
    である無線用シップターミナルをプラグ接続して、該無
    線用シップターミナルを介して無線機子機である携帯用
    無線機と前記既設のインターホンシステムとの間で交信
    する航空機用インターホンシステムにおいて、携帯用無
    線機から発せられ、無線用シップターミナル側で受信す
    る電波が規定値以下になった場合に、前記無線用シップ
    ターミナルから前記既設のインターホンシステムを介し
    て警報音を発するように構成された航空機用インターホ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】 携帯用無線機から発せられ無線用シップ
    ターミナル側で受信する電波が規定値以下になった場合
    に、前記無線用シップターミナルに装備されている光源
    を作動させるとともに、前記無線用シップターミナルか
    ら前記既設のインターホンシステムを介して警報音を発
    するように構成された請求項1に記載の航空機用インタ
    ーホンシステム。
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