JP3345473B2 - アニメーション生成方法 - Google Patents

アニメーション生成方法

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JP3345473B2 JP21095593A JP21095593A JP3345473B2 JP 3345473 B2 JP3345473 B2 JP 3345473B2 JP 21095593 A JP21095593 A JP 21095593A JP 21095593 A JP21095593 A JP 21095593A JP 3345473 B2 JP3345473 B2 JP 3345473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の装置やソフトウ
エアを設計する際に用いる設計支援システムにおけるア
ニメーション生成方法に関し、特にオブジェクト指向の
インスタンスの変化をアニメーション表示する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】計算機をはじめとする電子装置の開発で
はソフトウェアによる支援が必須である。特に、新機
種、新方式の検討段階では、様々な装置構成のスケッチ
をモデルとして入力し、シミュレーションを行い、結果
を評価し、これを繰り返して設計の方針を吟味していく
ことが重要である。また、設計方針を関係者に正確かつ
わかりやすく伝達することが重要である。
【0003】同様に、ソフトウェア応用システムの開発
においても、要求仕様等の設計段階で対話的にモデルを
作成し、顧客等に提示することが、重要な業務となって
きている。
【0004】一方、オブジェクト指向言語は、「もの」
を部品としてソフトウェアを構成する方法論を提供する
ものであり、設計問題への適合性が高い。オブジェクト
指向言語におけるプログラムの基本要素は、クラスによ
り定義する。クラス定義では、そのクラスの変数である
スロット群およびそのクラスに関する手続きであるメソ
ッド群を定義する。
【0005】このクラス定義に従う具体的なプログラム
要素をインスタンスという。設計対象に含まれる部品の
種類に対応してクラスを設け、その部品の属性および要
素などをスロット、部品の作用をメソッドとして定義す
る。そして、クラスのインスタンスを組み合わせて多様
な対象のモデルを構築し、メソッドを起動してシミュレ
ーションを実施する。
【0006】上記のようなオブジェクト指向型シミュレ
ータを効果的に利用するには、インスタンスの入力、お
よびシミュレーション結果の出力などで、インタフェー
スの向上が望まれる。インスタンスの入力においては、
対話操作で可能なこと、および入力中の部品とモデル全
体を把握しやすいことが重要である。そこで、図形によ
るインスタンスの入力が望まれる。また、設計モデルの
機能をわかりやすく示すという点では、モデルの構成を
図示するだけでなく、シミュレーションの動作をアニメ
−ションで表示するのが効果的である。
【0007】インスタンスの図形入出力とこうした図形
入出力によるオブジェクト指向型設計支援に関しては、
例えば、「情報処理学会、オブジェクト指向ソフトウェ
ア技術シンポジウム論文集pp.1-11(1991) 、ODETTE:オ
ブジェクト指向CLOSをベースとした設計支援構築環境」
に述べられた方法がある。図2に、その設計支援手順20
0 を示す。
【0008】図2を参照して、オブジェクト指向型言語
を用いた従来の設計支援の手順を説明する。まず、部品
をオブジェクト指向言語のプログラムでクラス(以下、
このクラスを「機能クラス」と呼ぶ)として定義し、そ
の機能クラスに部品の機能情報を設定する(ステップ20
1 )。次に、適用型図形エディタで、ユーザ図形のクラ
ス(以下、このクラスを「表示クラス」と呼ぶ)を定義
し、その表示クラスに図形情報を設定する(ステップ20
2 )。
【0009】図形情報の設定では、まずオペレータによ
りマウス等でユーザ図形を任意に作図して、先に定義し
た機能クラスと対応付けをする(ステップ203 )。する
と図形形式が上記の表示クラスに加わる。次に、オペレ
ータによりユーザ図形の表示スロットを指定する(ステ
ップ204 )。すると表示スロット定義形式が上記の表示
クラスに加わる。
【0010】次に、オブジェクト指向のプログラムでア
ニメーションプログラムを定義し、機能クラス、および
表示クラスに設定する(ステップ205 )。アニメーショ
ンプログラムの設定では、まずアニメーション起動のた
めのメソッド定義を上記の機能クラスに設定する(ステ
ップ206 )。そして、アニメーションのためのメソッド
を上記の表示スロットを用いて定義し、上記の表示クラ
スに設定する(ステップ207 )。
【0011】次に、適用型図形エディタを用いて、イン
スタンスによるモデル入力を実行する(ステップ208
)。モデル入力は、オペレータにより機能クラスを示
す図形を画面上に描くことにより行う(ステップ209
)。これにより、表示クラスのインスタンスと対応す
る機能クラスのインスタンスを生成する。
【0012】設計対象のモデルができあがったら、シミ
ュレーションを実行する(ステップ210 )。シミュレー
ションは、機能クラスのメソッドを実行することで行う
(ステップ211 )。そのシミュレーションの結果は、ア
ニメーションプログラムを実行して表示する(ステップ
212 )。アニメーションプログラムの実行というのは、
具体的には、以下のように行われる。
【0013】まず、アニメーション起動メソッドが実行
され(ステップ213 )、アニメーションメソッドが起動
され実行される(ステップ214 )。アニメーションメソ
ッドの実行により、表示スロットが更新される(ステッ
プ215 )。これにより、新しいスロット値に合うように
図形が変形されアニメーションが実行される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、アニメーションの設定は、アニメーションを起動す
るためのメソッド定義と、アニメーションのためのメソ
ッド定義とを、プログラムで記述することにより行って
いる。オブジェクト指向シミュレータにおいては、より
効果的な表示を行なうために、アニメーションの表示方
法を何度も試行しながら決定したい。そのためには、ア
ニメーションプログラムを幾度も作成する必要がある。
【0015】しかし、このアニメーションプログラムの
作成は、一般的には容易でない。例えば、アニメーショ
ンプログラムの作成においては、そのアニメーションメ
ソッド中で使用する表示スロットを事前に定義しなけれ
ばならない。また、その表示スロットに設定する値(す
なわち、参照する値)を調べて決定する必要がある。例
えば、アニメーションメソッド中で使用する表示スロッ
トに、対応する機能クラスの属性名を設定したい場合
は、その属性名を調べて設定する必要がある。アニメー
ションを連動させるメソッドの引数、および他の図形属
性の表示スロット名などを参照する場合も同様であり、
このような作業は煩雑で面倒であり容易ではない。
【0016】上述の「情報処理学会、オブジェクト指向
ソフトウェア技術シンポジウム論文集pp.1-11(1991) 、
ODETTE:オブジェクト指向CLOSをベースとした設計支援
構築環境」に述べられている図形入出力によるオブジェ
クト指向型設計支援環境を用いて、電話交換サービスの
モデルを部品数10個、サービス数10個で試作したと
ころ、アニメーションプログラムは1.3Kステップと
なった。部品数100個、サービス数300個程度の実
用的なモデルでは、約40Kステップと予想され、アニ
メーションプログラムの開発に多くの労力が必要と考え
られる。
【0017】一方、特開平3−271934号公報に
は、ソフトウエア設計の検証を、設計情報に基づくモジ
ュール間のデータ授受状態を示すアニメーション表示に
よって支援するソフトウエア設計支援装置が開示されて
いる。これは、所定の文法に基づいてアクタ(プログラ
ムのモジュールなどに対応する処理の単位)およびスク
リプト(アクタの詳細な内容を定義するもの)を定義し
て実行すると、データの流れをアニメーション表示する
ものである。
【0018】しかし、該公報に記載の技術では、データ
の流れをアニメーション表示するだけであって、データ
の流れ以外の各アクタの内部状態や設計対象装置の外部
状態をアニメーション表示することができない。また、
アニメーションの表示方法を変更することについても記
載がない。
【0019】本発明の目的は、上述の表示スロット定義
やアニメーションプログラムの作成および変更を対話的
に容易に行うことができるようにして、アニメーション
作成の負荷を軽減し、柔軟性の高い設計支援を実現する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、計算機上で、設計対象装置の部品をオブ
ジェクト指向プログラムのインスタンスで定義するとと
もに、該インスタンスに図形を対応付け、該インスタン
スの動作に連動して該図形の表示を変形させるアニメー
ションメソッドを対話的に生成するアニメーション生成
方法であって、上記インスタンスのスロットまたは上記
インスタンスに作用するメソッドのメソッド引数を指定
するステップと、上記図形の図形属性を指定するステッ
プと、上記インスタンスのスロットまたは上記インスタ
ンスに作用するメソッドのメソッド引数を参照して上記
図形属性を設定および変更するアニメーションメソッド
を生成するステップとを備えたことを特徴とする。
【0021】前記スロットまたはメソッド引数の指定
は、それらの一覧をメニュー表示し、該メニューから選
択するようにするとよい。
【0022】また、インスタンスのスロットまたはイン
スタンスに作用するメソッドのメソッド引数を指定して
用いる代わりに、属性値を入力してそれを用いてもよい
し、他の図形の図形属性値を指定して用いるようにして
もよい。
【0023】さらに、これらのスロットもしくはメソッ
ド引数、入力された属性値、または指定された他の図形
の図形属性は、所定の変換式により変換して用いるよう
にしてもよい。
【0024】生成したアニメーションメソッドを起動す
るアニメーション起動メソッドは、インスタンスのメソ
ッドを指定するとともに、指定したメソッドの前または
後のどちらのタイミングでアニメーションメソッドを起
動するかを指定するようにし、その指定したタイミング
でアニメーションメソッドを起動するようなアニメーシ
ョン起動メソッドを生成するようにする。さらに、所定
の起動条件を満たしたときのみアニメーションメソッド
を起動するようにしてもよい。
【0025】さらに本発明に係るアニメーション生成方
法は、計算機上で、設計対象装置の部品を定義するオブ
ジェクト指向プログラムの機能クラスを生成するステッ
プと、上記機能クラスに対応する図形を入力するととも
に、該図形を定義する表示クラスを生成するステップ
と、上記機能クラスのメソッドおよびアニメーション起
動のタイミングを指定するステップと、上記指定された
メソッドに対応するアニメーションメソッド名を生成す
るとともに、該アニメーションメソッド名のアニメーシ
ョンメソッドを指定されたアニメーション起動タイミン
グで起動するアニメーション起動メソッドを生成し、機
能クラスに設定するステップと、上記機能クラスに対応
する図形の図形要素を指定するとともに、該図形要素の
図形属性を指定し、該図形要素の図形属性を定義する表
示スロットを表示クラスに設定し、該表示スロットを参
照するように表示クラスの図形定義を変更するステップ
と、上記機能クラスのスロット変数またはメソッドのメ
ソッド引数を指定するステップと、指定されたスロット
変数またはメソッド引数を用いて上記表示スロットを更
新する更新式を生成するとともに、該更新式を含むアニ
メーションメソッドを生成して上記表示クラスに設定す
るステップと、上記機能クラスのインスタンスによりモ
デリングを行い、該機能クラスのメソッドを実行するこ
とによりシミュレーションを行い結果表示するステップ
とを備えたことを特徴とする。
【0026】具体的には、通常の図形エディタに、アニ
メーション起動メソッド生成機能とアニメーションメソ
ッド生成機能を拡張したアニメーションプログラムエデ
ィタを用いて、対話操作でアニメーションプログラムの
生成を行うようにするとよい。
【0027】
【作用】上記本発明の方法によれば、オペレータは、以
下のようにして対話的にアニメーションを生成すること
ができる。
【0028】まず、オペレータは、アニメーションを連
動させる機能クラスのインスタンスのメソッドを指定
し、さらに起動のタイミングを指定する。すると、アニ
メーションメソッドを起動するためのアニメーション起
動メソッドが、機能クラスの前処理メソッド、または後
処理メソッドとして生成される。
【0029】また、オペレータが、その機能クラスのイ
ンスタンスに対応する図形の属性、例えば図形要素の長
さ、色、柄、文字列などを選択すると、表示スロット定
義が生成されそのユーザ図形の表示クラスに設定され
る。そして、対応する機能クラスの属性名、連動する機
能クラスのメソッドの引数名や他の図形属性名を指定す
ると、その指定した属性値で表示スロットの値を更新し
て図形を変形するアニメーションメソッドが生成され
る。
【0030】
【実施例】次に、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。
【0031】図1は、本発明の一実施例に係る設計支援
手順を示すフローチャートである。図3に、本実施例で
使用する設計支援システムの概略構成を示す。まず、図
1の手順を説明する前に、本実施例の設計支援システム
の概要を説明する。
【0032】本実施例の設計支援手順100 (図1)で用
いる設計支援システム300 は、図3に示すように、メモ
リ301 、CPU311、および端末312 から構成される。メモ
リ301 には、オブジェクト指向言語処理系302 、適用型
図形エディタ303 、およびアニメーションプログラムエ
ディタ304 が搭載されている。設計支援手順100 に従っ
てこれらが動作することにより、機能クラス定義305 、
…、表示クラス定義308 、…、および各クラスのインス
タンス306,307,309,310,…、が生成される。
【0033】オブジェクト指向言語処理系302 は、CLOS
(Common Lisp Object System) の仕様を満たすような言
語処理系であり、クラス定義、インスタンス生成、総称
関数制御、およびスロットアクセス等の機能を有する。
CLOSの言語仕様は、例えば、D. G. Bobrow, et. al., "
Common Lisp Object System Specification", ANSI X3J
13 Document88-002R(1988)に示されている。
【0034】適用型図形エディタ303 としては、従来技
術の欄でも説明した「情報処理学会、オブジェクト指向
ソフトウェア技術シンポジウム論文集pp.1-11(1991) 、
ODETTE:オブジェクト指向CLOSをベースとした設計支援
構築環境」に述べられたものと同様のものを用いてい
る。適用型図形エディタ303 は、図4に示すように、ユ
ーザ図形定義部401 、およびユーザ図形描画部402 を有
する。
【0035】ユーザ図形定義部401 は、オペレータによ
るユーザ図形の定義を支援する。オペレータは、端末31
2 のマウスを使ってユーザ図形を作図することで表示ク
ラスを定義し、対応する機能クラスを指定する。生成さ
れた図形定義データは、表示クラスに格納される。
【0036】ユーザ図形描画部402 では、ユーザ図形定
義部401 で生成されたユーザ図形をオペレータが指定す
るとその図形を表示し、当該ユーザ図形に対応する機能
クラスのインスタンスを1つ生成する。
【0037】アニメーションプログラムエディタ304
は、図5に示すように、アニメーション起動メソッド定
義生成部501 、およびアニメーションメソッド定義生成
部502からなる。アニメーションメソッド定義生成部502
は、表示スロット定義生成部503 、および表示スロッ
ト更新式生成部504 からなる。表示スロット更新式生成
部504 は、対応する機能クラスの属性による表示スロッ
ト更新式生成部505 、機能クラスのメソッド引数による
表示スロット更新式生成部506 、キーボードからの属性
値入力による表示スロット更新式生成部507 、および他
の図形要素の図形属性による表示スロット更新式生成部
508 を有する。
【0038】アニメーション起動メソッド定義生成部50
1 は、アニメーションを起動するメソッドを生成する。
アニメーションを起動するメソッドは、機能クラスのメ
ソッドが実行される前または後で実行されるようになっ
ている。
【0039】具体的には、まずオペレータが、機能クラ
スのメソッド名と、アニメーションを起動するタイミン
グ(その機能クラスのメソッドの前または後のタイミン
グ)とを、指定する。アニメーション起動メソッド定義
生成部501 は、この指定に応じて、後述するアニメーシ
ョンメソッドを呼び出す式を持つメソッド定義式を、機
能クラスのメソッドの前処理または後処理メソッドとし
て1つ生成し、その機能クラスに格納する。
【0040】アニメーションメソッド定義生成部502 で
は、まず表示スロット定義生成部503 で、表示スロット
を定義する。そして、表示スロット更新式生成部504
で、表示スロットを更新する式を複数持つメソッド定義
式を1つ生成し、その表示クラスに格納する。
【0041】表示スロット定義生成部503 は、適用型図
形エディタ303 のユーザ図形定義部401 で定義されたユ
ーザ図形に対応する表示スロットを設定するものであ
る。すなわち、表示スロット定義生成部503 では、オペ
レータによりユーザ図形のいずれかの図形要素を指定
し、そして図形属性メニューによりいずれかの図形属性
を指定すると、その図形属性を表示スロットとして設定
する定義式を生成し、その表示クラスに設定する。
【0042】対応する機能クラスの属性による表示スロ
ット更新式生成部505 は、表示スロット定義生成部503
で定義した表示スロットを、対応する機能クラスの属性
値で更新する式を生成するものである。すなわち、この
表示スロット更新式生成部505 では、対応する機能クラ
スの属性をメニューで表示し、オペレータによりそのメ
ニューのいずれかの属性名を指定すると、その属性を参
照した値で表示スロットを更新する式を生成する。
【0043】機能クラスのメソッド引数による表示スロ
ット更新式生成部506 は、表示スロット定義生成部503
で定義した表示スロットを、アニメーション起動メソッ
ド定義生成部501 で指定した機能クラスのメソッドの引
数値で更新する式を生成するものである。すなわち、こ
の表示スロット更新式生成部506 では、当該機能クラス
のメソッド定義の引数をメニューで表示し、オペレータ
によりそのメニューの何れかの引数名を指定すると、そ
の引数を参照した値で表示スロットを更新する式を生成
する。
【0044】キーボードからの属性値入力による表示ス
ロット更新式生成部507 は、表示スロット定義生成部50
3 で定義した表示スロットを、キーボードにより入力さ
れた値で更新する式を生成するものである。すなわち、
この表示スロット更新式生成部507 では、オペレータに
よりキーボードから属性値を入力すると、その値で表示
スロットを更新する式を生成する。
【0045】他の図形要素の図形属性による表示スロッ
ト更新式生成部508 は、表示スロット定義生成部503 で
定義した表示スロットを、他の図形要素の図形属性値で
更新する式を生成するものである。すなわち、この表示
スロット更新式生成部508 では、オペレータによりユー
ザ図形のいずれかの図形要素を指定し、そして図形属性
メニューによりいずれかの図形属性を指定すると、その
図形属性を表示スロットとして設定する定義式を生成
し、その表示クラスに設定する。そして、その表示スロ
ットを参照した値で、当該表示スロット(すなわち、表
示スロット定義生成部503 で定義した更新対象の表示ス
ロット)を更新する式を生成する。
【0046】なお、適用型図形エディタ303 、およびア
ニメーションプログラムエディタ304 において、機能ク
ラスおよび表示クラスへのメソッドおよびスロットの設
定、並びにインスタンスの生成は、オブジェクト指向言
語処理系302 が行う。
【0047】次に、電話機部品を例として、本実施例に
おける設計支援の手順100 について、詳細に説明する。
【0048】図1および図3を参照して、まず、オブジ
ェクト指向言語処理系302 の上で、オペレータの入力に
応じて、電話機に関する機能クラス定義305 の生成と機
能情報の設定を行う(ステップ201 )。
【0049】図6は、電話機機能クラスの定義記述例を
示す。機能クラス定義記述600 は、スロットの定義記述
601 とメソッドの定義記述602 とからなる。このスロッ
ト定義記述601 は、「電話機」という名称の機能クラス
を定義するものである。「ID番号」、「状態」、「電
話番号」、および「接続回線」は、「電話機」の要素あ
るいは属性を表すスロット変数である。各スロット変数
には、初期値が与えられている。メソッド定義記述602
は、「ダイアルする」という名称のメソッドを定義す
る。このメソッドのメソッド引数は、「object」と「te
l-no」である。
【0050】図7(a) は、オペレータにより入力された
これらの機能クラス定義記述600 を格納するための電話
機機能クラス305 (図3のメモリ301 上)を示す。電話
機機能クラス305 は、スロット定義記述の集まりである
スロット定義群700 とメソッド定義記述の集まりである
メソッド定義群701 とからなる。
【0051】図7(b) はスロット定義700 の例、図7
(c) はメソッド定義701 の例である。具体的には、図6
の電話機機能クラス定義記述600 が入力されると、図7
(b),(c) の702,703,704,705,707 が設定されることにな
る。以上の実行は、オブジェクト指向言語処理系302 が
担当する。
【0052】ここで、スロット定義のうち、「接続回
線」スロット705 は、インスタンス間を接続するのに利
用される既定のスロットである。また「図形」スロット
706 は、対応する表示クラスのインスタンスの格納に利
用される既定のスロットである。
【0053】次に、適用型図形エディタ303 を起動し、
オペレータの入力に応じて、表示クラス定義308 を生成
する(ステップ101 )。表示クラス定義の生成では、ま
ず機能クラスに対応する図形を入力し(ステップ203
)、その図形の表示のためのメソッドを設定する。
【0054】図8(a) は、表示クラス定義308 (図3の
メモリ301 上)の構成を示す。表示クラス定義308 は、
図7(a) の機能クラス定義305 と同様に、スロット定義
記述の集まりであるスロット定義群800 とメソッド定義
記述の集まりであるメソッド定義群801 とからなる。図
8(b) は、表示クラス定義308 のスロット定義800 の例
を示す。図9は、表示クラス定義308 のメソッド定義80
1 の例を示す。
【0055】入力された表示クラス定義308 は、図8お
よび図9に示すように電話機表示クラス308 (図3のメ
モリ301 上)の中に格納される(詳しくは、図8(b),図
9の802,803,804,809 および808 のうち811,812,813,81
4,815,816,817,818 を除いた部分) 。以上の実行は、適
用型図形エディタ303 が担当する。
【0056】ここで、スロット定義のうち、「機能」ス
ロット802 は、対応する機能クラスのインスタンスの格
納に利用する既定のスロットである。また、「px」スロ
ット803 、および「py」スロット804 は、図形の表示位
置を表す既定のスロットである。「graphic 」スロット
808 は、図形定義データを設定する既定のスロットであ
る。
【0057】また、メソッド定義のうち、「表示」メソ
ッド809 は、上記「graphic 」スロット808 を参照し
て、自らを表示する手続きを持つ既定のメソッドであ
る。「pn-args 」メソッド830 は、表示スロットを参照
する手続きを持つ既定のメソッドである。「setf pn-ar
gs」メソッド831 は、表示スロットの更新と図形を再表
示する手続きを持つ既定のメソッドである。
【0058】次に、アニメーションプログラムエディタ
304 を起動し、アニメーション起動メソッドとアニメー
ションメソッドを設定していく(ステップ102 )。まず
アニメーション起動メソッド定義を生成する(ステップ
103 )。
【0059】図10は、メソッドとタイミング指定操作
によるアニメーション起動メソッド定義生成と設定の手
順103 の詳細なフローチャートである。また、図11
は、図10の手順における画面表示例である。以下、図
10および図11を用いて、メソッドとタイミング指定
操作によるアニメーション起動メソッド定義生成と設定
の手順103 について、詳細に説明する。
【0060】まず、オペレータにより適用型図形エディ
タ303 の画面表示を行う(ステップ901 )。次に、オペ
レータは、表示されている適用型図形エディタ303 のメ
ニューから、アニメーション定義メニュー1001を選択す
る(ステップ902 )。これにより、アニメーションプロ
グラムエディタ304 が起動する。図11(a) は、アニメ
ーション定義メニュー1001を選択した様子を示す。画面
上には、図1のステップ201,101 により作成された電話
機のモデルが表示されている。
【0061】次に、アニメーション起動をかける機能ク
ラスのメソッド名を入力する(ステップ903 )。図11
(a)に示すように、ここでは「ダイアルする」1002と入
力している。すると、入力されたメソッド名に「−表
示」を付けたアニメーションメソッド名を生成する(ス
テップ904 )。ここでは、「ダイアルする−表示」とい
うアニメーションメソッド名が生成される。
【0062】続いて、アニメーション起動のタイミング
を入力する(ステップ905 )。図11(b) に示すよう
に、ここでは「前」1003と指定している。次に、入力さ
れたタイミングを元に識別子を生成する(ステップ906
)。入力されたタイミングが「前」なら「:before
」、「後」なら「:after」という識別子を生成する。
いまステップ905 では、「前」1003と入力しているの
で、識別子「:before 」が生成されることになる。
【0063】次に、ステップ903 で入力したメソッド名
に基づいて機能クラスのメソッド定義式を検索し、引数
定義を取得する(ステップ907 )。メソッド名としては
「ダイアルする」が入力されているから、図7(c) の引
数定義710 が取得されることになる。さらに、ステップ
904 で生成したアニメーションメソッド名のメソッドを
呼出す式709 を生成する(ステップ908 )。ここでは、
メソッド名「ダイアルする−表示」を呼出す式709 が生
成されることになる。この式709 の引数としては、機能
クラスの「図形」スロットの値などが用いられる。
【0064】そして、ステップ903 で入力したメソッド
名「ダイアルする」であって、識別子がステップ906 で
生成した「:before 」であり、さらにステップ907 で取
得した引数を持ち、ステップ908 で生成した式709 を実
行するようなアニメーション起動メソッド定義708 を生
成する(ステップ909 )。生成したアニメーション起動
メソッド定義708 は、機能クラス定義305 のメソッド定
義として設定する(ステップ910 )。
【0065】以上のように生成した識別子「:before 」
が付いたメソッドは、オブジェクト指向言語CLOSの仕様
に基づき、識別子のないメソッドの直前に実行されるこ
とになる。なお、ここで機能クラスへの設定の実行は、
オブジェクト指向言語処理系302 が行う。
【0066】以上で、図1のステップ103 のアニメーシ
ョン起動メソッド定義と設定が終了した。次に、アニメ
ーションメソッド定義生成と設定を行う(ステップ106
)。
【0067】図12は、図形要素指定とメニュー操作に
よるアニメーションメソッド定義生成と設定の手順104
の詳細なフローチャートである。図13は、図12のス
テップ1102の表示スロット定義生成の詳細手順を示す。
図14は、図12のステップ1103の表示スロット更新の
ための参照属性指定の詳細手順を示す。
【0068】図15は、図14のステップ1305の機能ク
ラスの属性を用いた表示スロット更新式の生成の詳細手
順を示す。図16は、図14のステップ1310の機能クラ
スのメソッド引数を用いた表示スロット更新式の生成の
詳細手順を示す。図17は、図14のステップ1313のキ
ーボードからの属性入力を用いた表示スロット更新式の
生成の詳細手順を示す。図18は、図14のステップ13
16の他の図形要素属性を用いた表示スロット更新式の生
成の詳細手順を示す。
【0069】また、図19〜図27は、アニメーション
メソッド定義生成と設定における画面表示の例である。
【0070】以下、これらの図を参照して、図形要素指
定とメニュー操作によるアニメーションメソッド定義生
成と設定の手順104 を説明する。
【0071】まず最初に、対応する機能クラスの属性を
用いた表示スロット更新式の生成手順について説明す
る。
【0072】図12を参照して、まずオペレータが、ア
ニメーションプログラムエディタ上のメニューを選択す
る(ステップ1101)。ここでは、対応する機能クラスの
属性を用いた表示スロット更新式を生成するため、オペ
レータは、「クラス属性指定」メニュー1401を選択した
とする。図19(a) は、画面上で「クラス属性指定」メ
ニュー1401を選択した様子を示す。
【0073】次に、表示スロット定義生成が行なわれる
(ステップ1102)。図13を参照して、表示スロット定
義生成について詳細に説明する。まず、アニメーション
の対象となる図形要素を指定することがメッセージで促
され、オペレータは、ユーザ図形のいずれかの図形要素
を指定する(ステップ1201)。図19(a) では、「図形
要素を指定して下さい。」というメッセージ1402が表示
され、オペレータは電話機の上部の文字列1403を指定し
ている。
【0074】次に、指定された図形要素の図形属性の一
覧メニューを表示するとともに、図形属性を選択するこ
とを促すメッセージを表示する(ステップ1202)。オペ
レータは、その一覧メニューからいずれかの図形属性を
選択する(ステップ1203)。図19(b) は、ステップ12
01で指定された文字列1403の図形属性の一覧メニューを
表示するとともに、「図形要素の属性を選択して下さ
い。」とのメッセージ1404を表示している様子を示す。
ここでオペレータは、「string」メニュー1405を選択し
たとする。
【0075】次に、任意の名前(システムが自動的に決
定する)の表示スロット定義情報を表示クラス定義308
に設定する(ステップ1204)。ここで設定した表示スロ
ット名は、「text1 」805 (図8)とする。この表示ス
ロットの初期値は、現在の表示に対応した値がとられ
る。ここでは文字列「"-----" 」1403が指定されている
から、表示スロットの初期値は「"-----" 」824 であ
る。
【0076】さらに、「graphic 」図形定義スロットの
初期値として格納した図形定義関数の当該属性の記述
を、属性値に代えて当該表示スロットへの参照形式に変
更しておく(ステップ1205)。この例では、図8(b) に
示すように、表示スロット「text1 」の参照形式として
のシンボル「text1 」811 の定義を与え、さらに文字列
描画のキーワード:string の値として、実際に描かれて
いた「"-----" 」という値をシンボル「text1 」815 に
変更している。
【0077】以上のような図13の手順で表示スロット
定義(ステップ1102)が完了する。
【0078】再び図12を参照して、ステップ1103以降
の処理を説明する。ステップ1102の表示スロット定義の
後、その表示スロットの更新のために参照する属性の指
定を行う(ステップ1103)。そして、表示スロット更新
式を生成する。
【0079】図14を参照して、表示スロット更新のた
めの参照属性指定の手順1103を詳細に説明する。まず、
クラス属性指定がなされているか否か判別する(ステッ
プ1301)。ここでは、クラス属性指定がなされた場合を
説明しているから、ステップ1302に進む。そして、対応
する機能クラス定義からそのクラスの属性情報を取得し
(ステップ1302)、属性一覧のメニューおよび属性を選
択することを促すメッセージを表示する(ステップ130
3)。
【0080】図20は、属性一覧のメニューおよび属性
を選択することを促すメッセージ1406を表示した様子を
示す。オペレータは、属性一覧のメニューからいずれか
の属性を選択する(ステップ1304)。ここでは「状態」
メニュー1407を選択している。すると、対応する機能ク
ラスの指定された属性値(「状態」)で先に定義された
表示スロット(「text1 」)を更新する式を生成する
(ステップ1305)。これにより、図9の表示スロット更
新式819 が生成される。
【0081】図15は、ステップ1305の詳細を示す。ま
ず、ステップ1304で指定された機能クラスの属性を参照
する式840 (図9)を生成する(ステップ2501)。次
に、その式840 でステップ1204で定義された表示スロッ
トを更新する式819 を生成する(ステップ2502)。これ
により、機能クラスの属性を用いた表示スロット更新式
が生成される。
【0082】次に、機能クラスのメソッド引数による表
示スロット更新式の生成手順について詳細に説明する。
【0083】図12を参照して、まずオペレータが、ア
ニメーションプログラムエディタ上のメニューを選択す
る(ステップ1101)。ここでは、機能クラスのメソッド
引数を用いた表示スロット更新式を生成するため、オペ
レータは、「メソッド引数指定」メニュー1501を選択し
たとする。図21(a) は、画面上で「メソッド引数指
定」メニュー1501を選択した様子を示す。
【0084】次に、前述の表示スロット更新式の生成手
順と同様に、表示スロット定義が行なわれる(ステップ
1102)。表示スロット定義生成の詳細は、図13により
説明した。
【0085】ここでは、図21(a) に示すようにユーザ
図形である電話機中の文字列1502を指定し、さらに図2
1(b) に示すようにその図形属性「string」1405を選択
したとする。また、任意の名前(システムが自動的に決
定する)の表示スロット「text2 」806 を表示クラス定
義308 に定義している。このスロットの初期値は「"00-
0000" 」825 である。
【0086】さらに、「graphic 」図形定義スロット80
8 の図形定義関数の当該属性の記述に、表示スロット
「text2 」の参照形式としてのシンボル「text2 」812
の定義を与え、文字列描画のキーワード:string の値と
して、実際に描かれていた「"00-0000" 」という値をシ
ンボル「text2 」817 に変更している。
【0087】このような表示スロット定義の後、その表
示スロットの更新のために参照する属性の指定を行う
(ステップ1103)。そして、表示スロット更新式を生成
する。
【0088】図14を参照して、表示スロット更新のた
めの参照属性指定の手順1103を詳細に説明する。まず、
クラス属性指定がなされているか否かの判別(ステップ
1301)、およびメソッド引数指定がなされているか否か
の判別(ステップ1306)を行う。ここでは、メソッド引
数指定がなされた場合を説明しているから、ステップ13
01,1306 を介して、ステップ1307に進む。そして、機能
クラスのメソッド定義から引数情報を取得し(ステップ
1307)、メソッド引数の変数名の一覧メニューを表示す
る(ステップ1308)。
【0089】図22は、メソッド引数の変数名の一覧メ
ニューおよび引数変数名を選択することを促すメッセー
ジ1503を表示した様子を示す。オペレータは、引数変数
名の一覧メニューからいずれかの変数名を選択する(ス
テップ1309)。ここでは「tel-no」メニュー1504を選択
している。すると、指定された引数(「tel-no」)を参
照した値で先に定義された表示スロット(「text2 」)
を更新する式を生成する(ステップ1310)。これによ
り、図9の表示スロット更新式820 が生成される。
【0090】図16は、ステップ1310の詳細を示す。ま
ず、ステップ1309で指定された引数を参照する式841
(図9)を生成する(ステップ2601)。次に、その式84
1 で先にステップ1204で定義された表示スロットを更新
する式820 を生成する(ステップ2602)。これにより、
機能クラスのメソッド引数を用いた表示スロット更新式
が生成される。
【0091】次に、キーボードからの属性値入力による
表示スロット更新式の生成手順について詳細に説明す
る。
【0092】図12を参照して、まずオペレータが、ア
ニメーションプログラムエディタ上のメニューを選択す
る(ステップ1101)。ここでは、キーボードからの属性
値入力による表示スロット更新式生成を行なうため、オ
ペレータは、「キーボード入力」メニュー1601を選択し
たとする。図23(a) は、画面上で「キーボード入力」
メニュー1601を選択した様子を示す。
【0093】次に、前述の表示スロット更新式の生成手
順と同様に、表示スロット定義が行なわれる(ステップ
1102)。
【0094】ここでは、図23(a) に示すようにユーザ
図形である電話機中の文字列1502を指定し、さらに図2
3(b) に示すようにその図形属性「style 」1602を選択
したとする。また、任意の名前(システムが自動的に決
定する)の表示スロット「text3 」807 を表示クラス定
義308 に定義している。このスロットの初期値は「:nor
mal 」826 である。
【0095】さらに、「graphic 」図形定義スロット80
8 の図形定義関数の当該属性の記述に、表示スロット
「text3 」の参照形式としてのシンボル「text3 」813
の定義を与え、文字列描画のキーワード:styleの値とし
て、実際に描かれていた「:normal 」という値をシンボ
ル「text3 」818 に変更している。
【0096】このような表示スロット定義の後、その表
示スロットの更新のために参照する属性の指定を行う
(ステップ1103)。そして、表示スロット更新式を生成
する。
【0097】図14を参照して、表示スロット更新のた
めの参照属性指定の手順1103を詳細に説明する。まず、
クラス属性指定がなされているか否かの判別(ステップ
1301)、メソッド引数指定がなされているか否かの判別
(ステップ1306)、およびキーボード入力の指定がなさ
れているか否かの判別(ステップ1311)を行う。ここで
は、キーボード入力の指定がなされた場合を説明してい
るから、ステップ1301,1306,1311を介して、ステップ13
12に進む。
【0098】まず、選択した属性への値の入力を促すメ
ッセージを表示し、オペレータは任意の値を入力する
(ステップ1312)。図24は、値の入力を促すメッセー
ジ1603を表示し、オペレータが、キーボードから「:ita
lic 」と入力した様子を示す。次に、入力された
値(「:italic 」)で先に定義された表示スロット
(「text3」)を更新する式を生成する(ステップ131
3)。これにより、図9の表示スロット更新式821 が生
成される。
【0099】図17は、ステップ1313の詳細を示す。ま
ず、ステップ1312で入力された属性値を参照する式842
(図9)を生成する(ステップ2701)。次に、その式84
2 で先にステップ1204で定義された表示スロットを更新
する式821 を生成する(ステップ2702)。これにより、
キーボードからの属性入力を用いた表示スロット更新式
が生成される。
【0100】次に、他の図形要素の図形属性による表示
スロット更新式の生成手順について詳細に説明する。
【0101】図12を参照して、まずオペレータが、ア
ニメーションプログラムエディタ上のメニューを選択す
る(ステップ1101)。ここでは、他の図形要素の図形属
性による表示スロット更新式生成を行うため、オペレー
タは、「図形属性指定」メニュー1701を選択したとす
る。図25(a) は、画面上で「図形属性指定」メニュー
1701を選択した様子を示す。
【0102】次に、前述の表示スロット更新式の生成手
順と同様に、表示スロット定義が行なわれる(ステップ
1102)。
【0103】ここでは、図25(a) に示すようにユーザ
図形である電話機中の文字列1403を指定し、さらに図2
5(b) に示すようにその図形属性「style 」1602を選択
したとする。また、任意の名前(システムが自動的に決
定する)の表示スロット「text4 」823 を表示クラス定
義308 に定義している。このスロットの初期値は「:nor
mal 」827 である。
【0104】さらに、「graphic 」図形定義スロット80
8 の図形定義関数の当該属性の記述に、表示スロット
「text4 」の参照形式としてのシンボル「text4 」814
の定義を与え、文字列描画のキーワード:styleの値とし
て、実際に描かれていた「:normal 」という値をシンボ
ル「text4 」816 に変更している。
【0105】このような表示スロット定義の後、その表
示スロットの更新のために参照する属性の指定を行う
(ステップ1103)。そして、表示スロット更新式を生成
する。
【0106】図14を参照して、表示スロット更新のた
めの参照属性指定の手順1103を詳細に説明する。まず、
クラス属性指定がなされているか否かの判別(ステップ
1301)、メソッド引数指定がなされているか否かの判別
(ステップ1306)、キーボード入力の指定がなされてい
るか否かの判別(ステップ1311)、および図形属性指定
がなされているか否かの判別(ステップ1314)を行う。
ここでは、図形属性指定がなされた場合を説明している
から、ステップ1301,1306,1311,1314 を介して、ステッ
プ1315に進む。
【0107】まず、表示スロット定義生成を行う(ステ
ップ1315)。これは、属性を参照すべき他の図形要素に
関して表示スロットの定義を行うものであり、具体的に
は、図13と同じ処理である。すなわち、まず属性を参
照すべき他の図形要素を指定することを促すメッセージ
を表示し、オペレータは、いずれかの図形要素を指定す
る(ステップ1201) 。図26(a) は、他の図形要素を指
定することを促すメッセージ1702を表示し、オペレータ
が、文字列1502を指定した様子を示す。
【0108】次に、指定された図形要素の図形属性の一
覧メニューを表示するとともに、図形属性を選択するこ
とを促すメッセージを表示する(ステップ1202)。オペ
レータは、その一覧メニューからいずれかの図形属性を
選択する(ステップ1203)。
【0109】図26(b) は、ステップ1201で指定された
文字列1502の図形属性の一覧メニューを表示するととも
に、「図形要素の属性を選択して下さい。」とのメッセ
ージ1703を表示している様子を示す。ここでオペレータ
は、「style 」メニュー1602を選択したとする。
【0110】次に、任意の名前の表示スロット定義情報
を表示クラス定義308 に設定し(ステップ1204)、その
表示スロットを参照するよう表示クラスの図形定義を変
更する(ステップ1205)。ここでは、すでに表示スロッ
ト定義がされているので定義済みの表示スロット「text
3 」を使用すればよい。
【0111】以上のようにして、属性を参照すべき他の
図形要素の表示スロットを得たら、その指定された図形
属性値(「text3 」の「style 」)で先に定義された表
示スロット(「text4 」)を更新する式を生成する(ス
テップ1315)。これにより、図9の表示スロット更新式
822 が生成される。
【0112】図18は、ステップ1316の詳細を示す。ま
ず、指定された図形属性値を参照する式843 (図9)を
生成する(ステップ2801)。次に、その式843 で、先に
定義された表示スロットを更新する式822 を生成する
(ステップ2802)。ここでは、表示スロット「text3 」
807 を参照して「text4 」823 を更新することになる。
【0113】以上の手順を繰り返して、表示スロット定
義と表示スロット更新式を生成して行く(ステップ110
4)。
【0114】最後に、オペレータは、「定義終了」メニ
ューを選択する(ステップ1105)。図27(a) は、「定
義終了」メニュー1801を選択している様子を示す。「定
義終了」メニューが選択されると、任意の名前のアニメ
ーションメソッドが定義され、表示クラス定義308 に設
定される(ステップ1106)。ここでは、「ダイアルする
−表示」810 が設定される。
【0115】そして、アニメーションプログラムエディ
タによるアニメーションプログラム定義が終了し、図2
7(b) に示すようにメッセージ1802が表示される。な
お、ここで、表示クラスへの設定の実行は、オブジェク
ト指向言語処理系302 が行うものとする。
【0116】以上で、図1のステップ102 のアニメーシ
ョン起動メソッドとアニメーションメソッドの設定が終
了した。
【0117】再び図1を参照して、ステップ102 の後、
適用型図形エディタを用いてインスタンスによるモデリ
ングを行う(ステップ208 )。このモデリングでは、適
用型図形エディタ308 上で図形を生成し、「表示」メソ
ッド809 を呼び出して図形を描画する(ステップ209
)。
【0118】さらに、対応する機能クラスのインスタン
スを生成する。インスタンス生成の実行は、オブジェク
ト指向言語処理系302 を呼び出して行う。また、ユーザ
が定義した結合処理を実行することで、インスタンスど
うしのリンケージを設定する。描画、および結合処理を
繰り返して、いくつかのクラスにわたって、いくつかの
インスタンスを生成して行く。
【0119】次に、シミュレーションを行う(ステップ
210 )。シミュレーションは、オペレータが機能クラス
のメソッドを起動することにより実行される(ステップ
211)。
【0120】例えば、図7(c) のメソッド「ダイヤルす
る」を電話機機能クラスのインスタンスに対して起動す
る。「ダイアルする」では、自分自身「object」と電話
番号「tel-no」を引数として「送信する」を実行する。
「送信する」(不図示)では、この電話機に接続された
他の部品に電話番号を引数として、「受信する」を実行
する。そこで電話番号を伝播させ、シミュレーションを
続けることができる。なお、このような機能クラスのメ
ソッドの実行は、オブジェクト指向言語処理系302 が行
う。
【0121】次に、結果表示を行う(ステップ212 )。
ステップ210 のシミュレーションにより機能クラスのメ
ソッドが随時実行され、その機能クラスのメソッドの前
処理または後処理としてアニメーション起動メソッドが
定義されている場合、結果表示においてそのアニメーシ
ョン起動メソッドが実行され、アニメーションプログラ
ムが起動される(ステップ213 )。
【0122】図28は、アニメーションプログラム起動
の動作を示す説明図である。まず、電話機の機能クラス
の「ダイアルする」メソッドの呼び出しがかかったとす
る(1901)。すると、アニメーション起動メソッド「ダイ
アルする:before 」メソッド708 が起動される(図1の
ステップ213 )。この「ダイアルする:before 」メソッ
ド708 では、電話機図形クラスの「ダイアルする−表
示」メソッド810 を呼び出す(図1のステップ214 )。
【0123】電話機図形クラスの「ダイアルする−表
示」メソッド810 には、上述したように生成された表示
スロット更新式が設定されているから、これらの更新式
が呼出され表示スロットの更新が行われる(ステップ21
5 )。
【0124】「ダイアルする−表示」メソッド810 で
は、まず最初に、対応する機能クラスのインスタンスの
「状態」スロットの値「"sleep" 」で「text1 」表示ス
ロット805 を更新する。また、「ダイアルする−表示」
メソッド810 の引数の電話番号「"12-3456" 」で「text
2 」表示スロット806 を更新する。さらに、定数「:ita
lic 」で「text3 」表示スロット807 を更新する。ま
た、「text4 」表示スロット823 を「text3 」表示スロ
ット807 の値で更新する。
【0125】以上のような表示スロットの更新により、
図28に示すように表示画面上の電話機図形1902が電話
機図形1903に変形される。具体的には、電話機図形1902
の"----"の部分が電話機図形1903ではイタリック体の"s
leep" となり、電話機図形1902の"00-0000" の部分が電
話機図形1903ではイタリック体の"12-3456" となる。こ
のように、シミュレーションの結果がアニメーションで
表示される。なお、ここで、表示スロットアクセスなど
のメソッドの実行制御および表示スロット値の更新の実
行は、オブジェクト指向言語処理系302 が行う。
【0126】以下、本実施例の効果を述べる。
【0127】上記実施例によれば、アニメーションプロ
グラムエディタ上で、アニメーションを起動させる機能
クラスのメソッド、起動のタイミング、および図形要素
を指定し、さらにその図形要素の属性とその属性を更新
する値をメニューにより対話的に選択操作する。これに
より、シミュレーションのメソッドに連動してアニメー
ションを行なうためのアニメーション起動メソッドと、
対応する機能クラスの属性値、連動するメソッドの引数
値、および他の図形属性値などでユーザ図形を変形する
アニメーションメソッドとを、自動的に生成することが
できる。
【0128】また、生成したアニメーション起動メソッ
ドとアニメーションメソッドをそれぞれ機能クラス、表
示クラスに記憶し、シミュレーションの結果の表示に用
いることができる。したがって、オブジェクト指向型の
設計支援の、シミュレーション結果表示方法の作成、拡
張、変更を容易なものとしている。
【0129】(拡張例1)なお、上記アニメーション
は、シミュレーション中に常に実行するようにしなくて
もよい。例えば、図10のアニメーション起動メソッド
定義生成と設定の手順において、オペレータによって入
力された起動条件を満たすときのみにアニメーションメ
ソッドを呼出すようなアニメーション起動メソッド定義
式を生成して設定するようにしてもよい。
【0130】図29は、そのようなアニメーション起動
メソッド定義式の生成と設定の手順を示す。ステップ90
1 〜908 は、図10の対応するステップと同じであるの
で説明を省略する。図29において、アニメーションメ
ソッドを呼び出す式を生成(ステップ908 )した後、起
動条件を入力するか否か判別する(ステップ2001)。起
動条件を入力する場合は、オペレータによる起動条件の
入力を行う(ステップ2002)。
【0131】次に、起動条件式の生成を行う(ステップ
2003)。そして、ステップ903 で入力したメソッド名で
あって、ステップ906 で生成した識別子であり、さらに
ステップ907 で取得した引数を持ち、ステップ2003,908
で生成した起動条件式とアニメーションメソッドを呼出
す式を持つアニメーション起動メソッド定義式を生成す
る(ステップ2004)。生成したアニメーション起動メソ
ッド定義式は、機能クラス定義305 のメソッド定義とし
て設定する(ステップ910 )。
【0132】以上により、起動条件式を含むアニメーシ
ョン起動メソッド定義式が生成・設定され、これにより
所定の条件のもとでアニメーションの実行を制限するこ
とができる。
【0133】図30は、ステップ2002において起動条件
を入力する画面の例、および生成されるメソッド定義の
例を示す。ここでは、「状態」スロットの値が「"slee
p" 」ならば起動するというアニメーション起動の条件2
101を入力している。すると、ステップ2003ではこの条
件でアニメーションメソッドを呼出すかどうかを判定す
る起動条件式2102を生成し、さらにステップ2004ではこ
の式2102を含むメソッド定義708 を生成し、ステップ91
0 では生成したメソッド定義708 をその機能クラス定義
305 に設定する。
【0134】このように起動条件式を含むアニメーショ
ン起動メソッド定義式を生成・設定することにより、シ
ミュレーションした結果のうち必要なところのみを表示
することができ、シミュレーションの高速性を確保する
ことができる。
【0135】(拡張例2)また、上記実施例では、対応
する機能クラスの属性値や連動するメソッドの引数値な
どの値を参照してユーザ図形の変形を行うことによりア
ニメーションを実現しているが、常にその参照する値を
そのまま使用しなくてもよい。すなわち、数値を文字列
に変換したり、文字列を任意の変換テーブルを用いて違
う文字列に変換して、用いるようにしてもよい。
【0136】図31は、そのように文字列等を変換して
用いるアニメーションメソッド定義生成と設定の手順を
示す。ステップ1101〜1103,1104〜1106は、図12の図
形要素指定とメニュー操作によるアニメーションメソッ
ド定義生成と設定の手順と同じであるので説明を省略す
る。
【0137】図31において、表示スロット更新のため
の参照属性を指定(ステップ1103)した後、参照属性値
を変換するか否か判別する(ステップ2201)。参照属性
値を変換する場合は、オペレータにより変換式を入力す
る(ステップ2202)。そして、表示スロット更新のため
の参照属性指定(ステップ1103)のときに生成した表示
スロット更新式の中の属性参照部分の記述を、入力され
た変換式に、変更する(ステップ2203)。これにより、
参照する属性値を変換した値で、表示スロットを更新す
るようになる。
【0138】図32は、ステップ2202において変換式を
入力する画面の例、および生成されるメソッド定義の例
を示す。この例では、変換式として、「状態」スロット
の値が「"sleep" 」なら「" 待機中" 」に、「"activ
e"」なら「" 通話中" 」に、…変換するように指定して
いる(2301)。すると、表示スロット更新式819 の属性
参照の部分を、入力された変換式2302で、置き換える。
これにより、表示する文字列を変換することができる。
【0139】このように、入力した変換式に置き換える
ことができるので、色々なアニメーションを作成するこ
とができ、シミュレーションの結果表示をより見易くす
ることを可能としている。
【0140】
【発明の効果】本発明によれば、アニメーションの対象
であるユーザ図形の図形要素や、その図形要素について
アニメーションを実行するために参照する属性などを対
話的に指定するだけで、アニメーションプログラムを自
動的に生成することができる。したがって、本発明によ
れば、従来のようにシミュレーションの結果表示方法を
変える度にアニメーションのためのプログラムを記述す
る必要がなく、アニメーション作成の負荷が軽減され
る。また、アニメーションを対話的に簡単に設定、拡
張、変更することが可能となり、設計支援システムのシ
ミュレーション結果表示方法の柔軟な拡張、変更への対
応を容易にする効果がある。
【0141】さらに、本発明の方法を、応用ソフトウェ
アの開発過程の上流(要求仕様の設計段階等)におい
て、要求仕様を視覚化するために用いれば、顧客に対し
てメーカー側が提案する仕様を正しく分かりやすく示す
ことができる。また、顧客の業務の種類、関心事に対応
して、すばやくアニメーション表示の内容を変更し、各
顧客に適したプレゼンテーションを実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る設計支援手順を示すフ
ローチャートである。
【図2】従来の設計支援手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】図1の実施例で用いる設計支援システムの概略
構成図である。
【図4】図3の適用型図形エディタの構成図である。
【図5】図3のアニメーションプログラムエディタの構
成図である。
【図6】電話機の機能クラスの定義記述例である。
【図7】図3の機能クラス定義の構成、並びに、スロッ
ト定義部およびメソッド定義部の例である。
【図8】図3の表示クラス定義の構成、並びに、表示ス
ロット定義部の例である。
【図9】図3の表示クラス定義のメソッド定義部の例で
ある。
【図10】図1のメソッドとタイミング指定操作による
アニメーション起動メソッド定義生成と設定の詳細手順
である。
【図11】図10の手順における端末画面の例である。
【図12】図1の図形要素指定とメニュー操作によるア
ニメーションメソッド定義生成と設定の詳細手順であ
る。
【図13】図1の表示スロット定義生成の詳細手順であ
る。
【図14】図1の表示スロット更新のための参照属性指
定の詳細手順である。
【図15】図14の機能クラスの属性を用いた表示スロ
ット更新式の生成の詳細手順である。
【図16】図14の機能クラスのメソッド引数を用いた
表示スロット更新式の生成の詳細手順である。
【図17】図14のキーボードからの属性入力を用いた
表示スロット更新式の生成の詳細手順である。
【図18】図14の他の図形要素属性を用いた表示スロ
ット更新式の生成の詳細手順である。
【図19】対応する機能クラスの属性を用いた表示スロ
ット更新式生成における端末画面表示例(その1)であ
る。
【図20】対応する機能クラスの属性を用いた表示スロ
ット更新式生成における端末画面表示例(その2)であ
る。
【図21】機能クラスのメソッド引数を用いた表示スロ
ット更新式生成における端末画面表示例(その1)であ
る。
【図22】機能クラスのメソッド引数を用いた表示スロ
ット更新式生成における端末画面表示例(その2)であ
る。
【図23】キーボードからの属性値入力による表示スロ
ット更新式生成における端末画面表示例(その1)であ
る。
【図24】キーボードからの属性値入力による表示スロ
ット更新式生成における端末画面表示例(その2)であ
る。
【図25】他の図形要素の図形属性による表示スロット
更新式生成における端末画面表示例(その1)である。
【図26】他の図形要素の図形属性による表示スロット
更新式生成における端末画面表示例(その2)である。
【図27】定義終了指示における端末画面表示例であ
る。
【図28】アニメーションプログラム起動の動作を示す
説明図である。
【図29】起動条件を満たすときにアニメーションメソ
ッドを呼出すようなアニメーション起動メソッド定義式
の生成と設定の詳細手順である。
【図30】図29の手順における端末画面例およびメソ
ッド定義例である。
【図31】文字列等を変換して用いるアニメーションメ
ソッド定義生成と設定の詳細手順である。
【図32】図31の手順における端末画面例およびメソ
ッド定義例である。
【符号の説明】
100 …設計支援手順、300 …設計支援システム、301 …
メモリ、311 …CPU 、312 …端末、302 …オブジェクト
指向言語処理系、303 …適用型図形エディタ、304 …ア
ニメーションプログラムエディタ、305 …機能クラス定
義、308 …表示クラス定義、306,307,309,310 …インス
タンス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 久 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 湯浦 克彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社 日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 久保 昭一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 菅原 康弘 宮城県仙台市青葉区一番町二丁目4番1 号 日立東北ソフトウエア株式会社内 (56)参考文献 オブジェクト指向ソフトウェア技術シ ンポジウム論文集,日本,社団法人情報 処理学会,p1−11 第44回(平成4年前期)全国大会講演 論文集(5),日本,社団法人情報処理 学会,p37−42 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 13/00 G06F 9/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機上で、 設計対象装置の部品を定義するオブジェクト指向プログ
    ラムの機能クラスを生成するステップと、 上記機能クラスに対応する図形を入力するとともに、該
    図形を定義する表示クラスを生成するステップと、 上記機能クラスのメソッドおよびアニメーション起動の
    タイミングを指定するステップと、 上記指定されたメソッドに対応するアニメーションメソ
    ッド名を生成するとともに、該アニメーションメソッド
    を指定されたアニメーション起動タイミングで起動する
    アニメーション起動メソッドを生成し、機能クラスに設
    定するステップと、 上記機能クラスに対応する図形の図形要素を指定すると
    ともに、該図形要素の図形属性を定義する表示スロット
    を表示クラスに設定し、該表示スロットを参照するよう
    に表示クラスの図形定義を変更するステップと、 上記機能クラスのスロット変数またはメソッドのメソッ
    ド引数を、一覧をメニューで表示し、該メニューから選
    択して指定するステップと、 指定されたスロット変数またはメソッド引数を用いて上
    記表示スロットを更新する更新式を生成するとともに、
    該更新式を含むアニメーションメソッドを生成して上記
    表示クラスに設定するステップと、 上記機能クラスのインスタンスによりモデリングを行
    い、該機能クラスのメソッドを実行することによりシミ
    ュレーションを行い結果表示するステップとを備えたこ
    とを特徴とするアニメーション生成方法。
  2. 【請求項2】請求項に記載のアニメーション生成方法
    において、前記機能クラスのスロット変数またはメソッ
    ド引数を指定するのにえて、属性値または他の図形属
    性を指定し、指定された属性値または他の図形属性を用
    いて上記表示スロットを更新する更新式を生成すること
    を特徴とするアニメーション生成方法。
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