JP3340396B2 - 気液混合装置 - Google Patents

気液混合装置

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JP3340396B2 JP03195799A JP3195799A JP3340396B2 JP 3340396 B2 JP3340396 B2 JP 3340396B2 JP 03195799 A JP03195799 A JP 03195799A JP 3195799 A JP3195799 A JP 3195799A JP 3340396 B2 JP3340396 B2 JP 3340396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中に気体を混
合して気液混合液として噴出させるための気液混合装置
に関し、特に、気体導入のための外部動力なしで液体中
に気体を効率良く混合せしめることのできる気液混合装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体中に気体(空気)を混合
させ、気液混合された状態の液体を噴出させる気液混合
装置は、例えば活魚等を養殖する養殖用池の水中に酸素
を強制的に送り込むための酸素供給手段等のように各種
分野において広く用いられている。
【0003】かかる気液混合装置においては、液体中に
気体を如何に効率良く混合させるかが重要であるが、従
来では、ポンプ等の液体供給手段により配管内を流通す
る液体中に、コンプレッサー等の外部動力を利用して強
制的に気体を混入せしめるようにしているものが一般的
である。
【0004】例えば、特開平7−222943号公報に
は、内管と外管との二重管構造を有し、ポンプ等の液体
供給手段により内管先端から液体を噴出させると共に、
内管と外管との間隙にコンプレッサー等の外部動力によ
り気体を圧送させ、内管先端から噴出される液体と気体
とを衝突させることにより強制的に気液混合を行うよう
にした二重管構造を有する気液混合装置が記載されてい
る。
【0005】このような従来の気液混合装置にあって
は、液体及び気体の両者をそれぞれ外部動力を用いて気
液混合装置に供給するようにしているため、外部動力の
設置スペースの確保が余儀なくされるばかりでなく、そ
れだけ動力コストもかかるという問題がある。
【0006】しかも、このように内管及び外管からなる
二重管構造を有する気液混合装置では、液体及び気体の
各流体を内管又は外管に供給するために、いずれか一方
を装置本体の長さ方向に対して交差する方向から外部動
力と連絡しなくてはならない。このため液体又は気体の
流入口を装置本体の長さ方向に対して交差する側方へ突
出状に形成しなくてはならず、構造の複雑化は到底避け
られない。
【0007】そこで、本発明者は、液体流路を構成する
内管の外側に外管を被せ、両者の間を気体流路とした二
重管を構成し、該気体流路の一端は大気開放しておき、
液体を内管に供給してその先端の液体噴出口から噴出さ
せると共に、その液体の噴出圧により該液体噴出口の周
囲に臨む気体流路内の気体を巻き込んで気液混合させる
ことにより、特別な外部動力を不要とし、更に構造を単
純化させた気液混合装置を考えた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、気体供給の
ための外部動力をなくして液体中への気体の混合を液体
の噴出圧のみに依存するようにすると、気体の混合状態
が不十分となり、必ずしも効率の良い気液混合が行われ
ないことがわかった。
【0009】そこで、本発明の課題は、気体導入のため
の外部動力をなくすことにより、設置スペースや動力コ
ストの増大を防ぎ、また装置の形状を単純化させた気液
混合装置でありながらも、液体中に効率良く気体を混合
せしめることが可能な気液混合装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題につ
いて鋭意検討したところ、効率の良い気液混合を行うた
めには、気体の液体への混合時に、液体の噴出圧のみな
らず気体の巻き込み方向が重要であること、更に液体と
気体の流れ方向が重要であることを見出し本発明に至っ
た。
【0011】即ち、上記課題を解決するための請求項1
に記載の気液混合装置は、一端に液体流入口を有すると
共に他端に内径及び外径が漸次小径となるノズル部を有
し、該ノズル部の先端に液体噴出口を形成してなる内管
と、該内管の外側に所定の間隙を有して設けられ、一端
に大気開放された気体取込口を有すると共に他端に前記
内管のノズル部に沿って内径が漸次小径となる絞り部を
有してなる外管との二重管構造を有してなり、ノズル部
の先端を直接又は間接に水中に浸漬して用いる気液混合
装置において、前記気体取込口は該内管の外周全面に環
状に形成され、前記気体取込口への気体の取り込み方向
と前記液体流入口への液体の流入方向が同一方向であ
り、前記液体流入口は該気体取込口から同軸状に突出し
て形成されており、前記内管と外管との間に、前記気体
取込口から該内管の外周全面にわたって取り込まれた気
体を該内管及び外管の軸方向に沿って流通させる気体流
路を構成すると共に、前記外管の絞り部の先端を前記内
管の液体噴出口よりも延設して、該絞り部の先端と液体
噴出口との間に液体の噴出時に前記気体流路から吸引さ
れた気体と液体とを混合させる気液混合部を形成し、且
つ前記内管のノズル部の外面又は前記外管の絞り部の内
面に、前記気体流路内を流通して前記気液混合部へ至る
気体の流れの向きを一定方向に偏向させる偏向手段を設
けたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、前記偏向手段は複
数枚の羽根板からなり、各羽根板は、内管又は外管の中
心軸線を通る平面と該内管のノズル部の外面又は外管の
絞り部の内面とが交差する交線に対して10°〜30°
の傾きを有して取付けられていることを特徴とする請求
項1記載の気液混合装置である。
【0013】請求項3記載の発明は、前記偏向手段は内
管のノズル部の外面に設けられた複数条の凹溝からな
り、各凹溝は、その長さ方向が内管の中心軸線を通る平
面と該内管のノズル部の外面とが交差する交線に対して
10°〜30°の傾きを有して設けられていることを特
徴とする請求項1記載の気液混合装置である。
【0014】請求項4記載の発明は、前記凹溝により、
内管のノズル部の内面側に突出する突条が形成されてい
ることを特徴とする請求項3記載の気液混合装置であ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、前記外管の絞り部
の先端に、前記気液混合部において混合された気液の混
合を更に促進させるための気液混合促進管を連結したこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の気液混合
装置である。
【0016】請求項6記載の発明は、前記気液混合促進
管内にスタティックミキシングモジュールを有すること
を特徴とする請求項5記載の気液混合装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明に係る気液混合装置の実施
の一形態を示す縦断面図である。
【0019】図中、1は内管、2は該内管1の外側に設
けられた外管であり、本発明に係る気液混合装置は、こ
れら内管1及び外管2による二重管構造を有している。
【0020】内管1は、直管部101の一端(図示左
側)に、図示しない液体供給手段を介して供給される液
体を流入させるための液体流入口102を有すると共
に、その他端(図示右側)に内径及び外径が漸次小径と
なるノズル部103が連結されて構成されており、該ノ
ズル部103の先端に上記液体流入口102より流入さ
れた液体を噴出させる液体噴出口104が形成されてい
る。これにより内管1の内部には、液体流入口102か
ら液体噴出口104へ至る液体流路3が構成されてい
る。
【0021】外管2は、内径が該直管部101よりも大
径に形成された筒状部201の他端(図示右側)に、上
記内管1のノズル部103に沿って内径が漸次小径とな
る絞り部202が連結されて構成されており、上記筒状
部201が前記内管1の直管部101の外側に位置する
と共に、上記絞り部202が前記内管1のノズル部10
3の外側にそれぞれ位置するように、前記内管1の外側
に略同軸状に設けられている。
【0022】該外管2の内面と内管1の外面との間、即
ち、筒状部201の内面及び絞り部202の内面と直管
部101の外面及びノズル部103の外面との間には所
定の間隙が形成されている。一方、外管2の筒状部20
1の一端(図示左側)は内管1の直管部101よりも短
く、その端部が大気開放されており、該端部に気体を取
り込む気体取込口203を有している。従って、内管1
と外管2との間に形成される間隙により上記気体取込口
203から取り込まれた気体を流通させる気体流路4が
構成されている。
【0023】上記気体取込口203には、ゴミや埃等の
異物の侵入を防止するため、ネットやメッシュ等のゴミ
避け部材を設けておくことが好ましい。
【0024】なお、図中、5は内管1の直管部101の
外面と外管2の筒状部201の内面との間に亘って適宜
数設けられたスペーサーであり、内管1を外管1の内側
に気体流路4となる所定間隙を形成するように固定支持
している。
【0025】外管2の絞り部202の先端204は、前
記内管1のノズル部103の液体噴出口104よりも延
設されて更に先に延びている。これにより該絞り部20
2の先端204と上記液体噴出口104との間に、ノズ
ル部103の液体噴出口104から噴出された液体と該
液体の噴出時に気体流路4から吸引された気体とを混合
させるための気液混合部6が形成されている。従って、
前記気体流路4の気体出口側は前記ノズル部103の液
体噴出口104の周囲から該気液混合部6に臨むように
設けられている。
【0026】この絞り部202の先端204の開口径
は、内管1のノズル部103の液体噴出口104から気
液混合部6へ噴出される液体によって気体流路4から気
体を円滑に巻き込むようにする関係上、上記ノズル部1
03の液体噴出口104の開口径と略同一か、僅かに大
径であることが好ましい。
【0027】前記ノズル部103における液体噴出口1
04近傍の外面には、複数枚の羽根板7が設けられてい
る。この羽根板7は、図2(a)に示すように、略矩形
状の平板によって形成されてなり、ノズル部103にお
ける液体噴出口104近傍の外面に一定間隔をおいて適
宜枚数(図示例では4枚)設けられている。
【0028】なお、図2において、図1と同一符号は同
一構成を示すため説明は省略する。
【0029】各羽根板7は、内管1の中心軸線xを通る
平面とノズル部103の外面とが交差する交線x1に対
して、それぞれ同一方向に所定の角度αだけ傾きを有し
て取付られており、気体流路4内を流通して気液混合部
6へ至る気体の流れの向きを、この各羽根板7によって
一定方向に変え、旋回流とする機能を有している。これ
により各羽根板7は、気体の流れを偏向させる偏向手段
を構成している。
【0030】この羽根板7の取付け角度αは、気体流路
4から気液混合部6へ至る気体を旋回流とし、ノズル部
103の液体噴出口104から噴出される液体との混合
を効率良く行わせるために、10°〜30°が好まし
い。この範囲を超えると液体の噴出による気体の巻き込
み効果が薄くなり、効率の良い気液混合を行うことが難
しくなる。
【0031】この羽根板7は、気体の流れを偏向させ得
るようにするために気体流路4中に設けられればよく、
図示するように内管1のノズル部103の外面に取付ら
れるものに限らない。即ち、該羽根板7は外管1の内面
に取付けるようにしても上記と同様の機能を果たすこと
ができる。この場合、各羽根板7は、外管2の中心軸線
を通る平面と外管2の絞り部202の内面とが交差する
交線に対して、それぞれ同一方向に上記と同様の角度α
だけ傾きを有して取付けるようにすることはもちろんで
ある。
【0032】また、各羽根板7の形状は、略矩形状の平
板に限らず、気体流路4内に設けられて気体の流れを偏
向させることができるものであれば任意に用いることが
できる。例えば、略矩形状の平板を長さ方向に湾曲させ
た湾曲板を用い、その湾曲方向を同一方向に揃えて内管
1のノズル部103の外面又は外管2の絞り部202の
内面に取付けるようにしてもよい。
【0033】8は外管2の絞り部202の先端204に
連結された気液混合促進管であり、前記気液混合部6に
おいて気液混合された状態の液体がこの気液混合促進管
8内を流通する過程で更に両者の混合状態を促進させる
ための流路を構成している。
【0034】この気液混合促進管8は、外管2の絞り部
202の先端204から該先端204の開口径と略同径
状の直管状に延びる直管部分801と、該直管部分80
1に連結されて次第に拡開する拡開部分802とを有し
て形成され、該拡開部分802内にスタティックミキシ
ングモジュール9を有している。
【0035】スタティックミキシングモジュール9は、
多数の翼板を所定角度で折り曲げ或いは組合せて構成さ
れ、接触する液体を無方向拡散させ、微小な気泡を液体
中へ混入させる働きを有している。従って、気液混合促
進管8の拡開部分802内を流通する気液混合状態の混
合液がこのスタティックミキシングモジュール9と接触
することで、該混合液中の気泡を更に微細化し、液体中
への混入を一層促進させる機能を果たす。かかるスタテ
ィックミキシングモジュール9は、例えば実開平6−3
9123号、実用新案登録第3003581号等におい
て本発明者等によって提案されたものを用いることがで
きる。
【0036】なお、図中、10は内管1の端部及び気液
混合促進管8の拡開部分802の端部にそれぞれ設けら
れたフランジであり、それぞれ図示しない配管のフラン
ジとボルト止め等の手段によって接続することにより、
本気液混合装置を配管途中に組み込むことができるよう
になっている。
【0037】また、803は気液混合促進管8の他端の
気液混合液の吐出口である。
【0038】次に、かかる気液混合装置の作用について
説明する。
【0039】内管1の液体流入口102より図示しない
液体供給手段(外部動力)によって液体を所定圧で供給
すると、該液体は内管1の直管部101内を通ってノズ
ル部103内に流れ込む。該ノズル部103内に流れ込
んだ液体は、ノズル部103の内径が漸次小径となるに
従って次第に加圧され、ノズル部103の先端に開口さ
れた液体噴出口104から気液混合部6へ勢いよく噴出
される。
【0040】一方、液体噴出口104の周囲から気液混
合部6に臨む気体流路4中の気体は、外部動力により供
給されるものではなく、一端の気体取込口203が大気
開放されているだけであるため、液体噴出口104から
勢いよく噴出される液体により気液混合部6近傍に存す
る気体の圧力を負圧にして気体取込口203との間に圧
力差が生じさせる。これにより液体噴出口104の周囲
から気液混合部6に臨む気体流路4中の気体は、液体噴
出口104から噴出される液体に巻き込まれ、気体取込
口203から次々吸引されていく。
【0041】このとき気体流路4中を流通する気体は、
気液混合部6へ流出する際、該気体流路4の出口近傍に
位置する複数枚の羽根板7によってその流れ方向が一定
方向に変えられ、旋回流となって気液混合部6において
液体と混合される。この羽根板7によって気体の流れが
旋回流となることで、気体取込口203からの気体の吸
引効果が高まると共に気液混合部6における液体中への
気体の巻き込み効果が高まる。従って、外部動力を利用
して気体を供給しなくても、液体中へ効率良く気体を混
入することが可能となる。
【0042】気液混合部6において気液混合された状態
の液体は、外管2の絞り部202の先端204から吐出
し、該絞り部202の先端204に連結された気液混合
促進管8へ流入する。この気液混合促進管8に流入した
気液混合状態の液体は、該気液混合促進管8の直管部分
801を流通する過程で更に気液混合が促進され、続く
拡開部分802において、スタティックミキシングモジ
ュール9と接触することで、気液混合液が無方向拡散さ
れて液体中の気泡が微細化され、該気泡の液体中への混
入を一層促進させる。
【0043】このように効率の良い気液混合作用は、気
体を供給するための外部動力なしに行われる。従って、
気体供給のための外部動力を設置するスペースは不要と
なり、それだけ動力コストも低減させることができる。
特に、気体を供給するための外部動力が不要であること
により、気体供給用配管等を装置本体に接続する必要も
なくなるため、装置の構造も単純化できる。また、液体
を内管1に供給するための外部動力として、内管1の液
体流入口102と連通させた配管(図示せず)にライン
ポンプを介設して行うようにすると、更に省スペース化
を図ることができる。
【0044】なお、図2(b)は、偏向手段の別の態様
を示している。この偏向手段は、内管1のノズル部10
3における液体噴出口104近傍の外面に凹設された複
数条(図示例では4条)の凹溝11により構成されてい
る。
【0045】この凹溝11は、適宜の冶具により、内管
1のノズル部103における液体噴出口104近傍の外
面を内面側へ向けて押圧加工することによって形成した
断面V字状の溝である。
【0046】各凹溝11は、その長さ方向が内管1の中
心軸線xを通る平面と該内管1のノズル部103の外面
とが交差する交線x1に対して、それぞれ同一方向に所
定の角度αだけ傾きを有して取付られている。これによ
り、気体流路4内を流通して気液混合部5へ至る気体の
一部がこの凹溝11内に流れ込み、気液混合部5へ至る
際に前記した羽根板7と同様に気体の流れを一方向に変
え、旋回流とする機能を有している。
【0047】この凹溝11の長さ方向と交線x1とのな
す角度αは、前記した羽根板7の場合と同様の理由から
に10°〜30°が好ましい。
【0048】また、ノズル部103の外面から内面側へ
向けて押圧加工することによって凹溝11を形成する際
には、その押圧加工によって該ノズル部103の内面に
突出した突条12が同時に形成されるようにすることが
好ましい。
【0049】ノズル部103の内面に突条12が突出形
成されることによって、ノズル部103の液体噴出口1
04から噴出される液体がこの突条12に案内され、流
れ方向が一定方向に変えられ、旋回流となって噴出され
るようになる。従って、気液混合部6に吸引される気体
流路4中の気体を旋回流とする凹溝11の作用と相俟っ
て、液体と気体とを気液混合部6においてより一層効率
良く混合させることができるようになる。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】以上説明した実施の形態は、外管2の絞り
部202の先端204に気液混合促進管8を連結し、該
気液混合促進管8の他端にフランジ10を設けて配管中
に組み込み可能な気液混合装置についてのものである
が、気液混合促進管8の先端を養殖池等の水中に浸漬さ
せ、該気液混合促進管8から直接水中に気液混合された
混合液を吐出させるようにしてもよい。
【0054】また、この場合、外管2の絞り部202の
先端204に気液混合促進管8を連結することなく、該
絞り部202を水中に浸漬させ、その先端204から気
液混合された混合液を直接吐出させるようにすることも
できる。
【0055】本発明の気液混合装置は、本発明の思想の
範囲内で種々の形態を採り得る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、気体導入のための外部
動力をなくすことにより、設置スペースや動力コストの
増大を防ぎ、また装置の形状を単純化させた気液混合装
置でありながらも、液体中に効率良く気体を混合せしめ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気液混合装置の好ましい実施の一
形態を示す縦断面図
【図2】(a)偏向手段を示すノズル部の斜視図、
(b)偏向手段の他の態様を示すノズル部の斜視図
【符号の説明】
1 内管 101 直管部 102 液体流入口 103 ノズル部 104 液体噴出口 2 外管 201 筒状部 202 絞り部 203 気体取込口 204 先端 3 液体流路 4 気体流路 5 スペーサー 6 気液混合部 7 羽根板(偏向手段) 8 気液混合促進管 801 直管部分 802 拡開部分 803 吐出口 9 スタティックミキシングモジュール 10 フランジ 11 凹溝(偏向手段) 12 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 3/04 B01F 5/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に液体流入口を有すると共に他端に内
    径及び外径が漸次小径となるノズル部を有し、該ノズル
    部の先端に液体噴出口を形成してなる内管と、該内管の
    外側に所定の間隙を有して設けられ、一端に大気開放さ
    れた気体取込口を有すると共に他端に前記内管のノズル
    部に沿って内径が漸次小径となる絞り部を有してなる外
    管との二重管構造を有してなり、ノズル部の先端を直接
    又は間接に水中に浸漬して用いる気液混合装置におい
    て、前記気体取込口は該内管の外周全面に環状に形成さ
    れ、前記気体取込口への気体の取り込み方向と前記液体
    流入口への液体の流入方向が同一方向であり、前記液体
    流入口は該気体取込口から同軸状に突出して形成されて
    おり、前記内管と外管との間に、前記気体取込口から該
    内管の外周全面にわたって取り込まれた気体を該内管及
    び外管の軸方向に沿って流通させる気体流路を構成する
    と共に、前記外管の絞り部の先端を前記内管の液体噴出
    口よりも延設して、該絞り部の先端と液体噴出口との間
    に液体の噴出時に前記気体流路から吸引された気体と液
    体とを混合させる気液混合部を形成し、且つ前記内管の
    ノズル部の外面又は前記外管の絞り部の内面に、前記気
    体流路内を流通して前記気液混合部へ至る気体の流れの
    向きを一定方向に偏向させる偏向手段を設けたことを特
    徴とする気液混合装置。
  2. 【請求項2】前記偏向手段は複数枚の羽根板からなり、
    各羽根板は、内管又は外管の中心軸線を通る平面と該内
    管のノズル部の外面又は外管の絞り部の内面とが交差す
    る交線に対して10°〜30°の傾きを有して取付けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の気液混合装
    置。
  3. 【請求項3】前記偏向手段は内管のノズル部の外面に設
    けられた複数条の凹溝からなり、各凹溝は、その長さ方
    向が内管の中心軸線を通る平面と該内管のノズル部の外
    面とが交差する交線に対して10°〜30°の傾きを有
    して設けられていることを特徴とする請求項1記載の気
    液混合装置。
  4. 【請求項4】前記凹溝により、内管のノズル部の内面側
    に突出する突条が形成されていることを特徴とする請求
    項3記載の気液混合装置。
  5. 【請求項5】前記外管の絞り部の先端に、前記気液混合
    部において混合された気液の混合を更に促進させるため
    の気液混合促進管を連結したことを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の気液混合装置。
  6. 【請求項6】前記気液混合促進管内にスタティックミキ
    シングモジュールを有することを特徴とする請求項5記
    載の気液混合装置。
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