JP3340320B2 - ケーブル被覆体のストリップ装置 - Google Patents

ケーブル被覆体のストリップ装置

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JP3340320B2
JP3340320B2 JP18428296A JP18428296A JP3340320B2 JP 3340320 B2 JP3340320 B2 JP 3340320B2 JP 18428296 A JP18428296 A JP 18428296A JP 18428296 A JP18428296 A JP 18428296A JP 3340320 B2 JP3340320 B2 JP 3340320B2
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隆一 小林
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株式会社日立テレコムテクノロジー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの被覆体
を剥がすのに使用されるケーブル被覆体のストリップ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルの被覆体を剥がすには、
図12に示す治具80が用いられていた。この治具80
は、一方の把持体82と、この把持体82に支点部83
で連結された他方の把持体84とを備えており、一方の
把持体82の先端部にはケーブル受け部81が形成して
あり、他方の把持体84の先端部にはカッター85が取
り付けてある。
【0003】そして、一方の把持体82のケーブル受け
部81と他方の把持体84のカッター85の刃部85A
とでケーブル90を挟み、治具80をケーブル90に対
して図13の矢印のように回転させ、刃部85Aで被覆
体91にスリットを刻み、被覆体91を引き抜いてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カッタ
ー85の刃部85Aが被覆体91内の芯線92に干渉し
てしまい、芯線92に傷が付いてしまうために、拡大鏡
を使用して傷の有無を確認する検査作業が余儀なくされ
ていたし、傷の有無の確認に時間を要するという問題点
があった。
【0005】本発明は上記の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、ケーブル内の芯
線に傷を付けることなく被覆体をストリップすることが
できるばかりか、スリットの刻まれた部分を引き抜くこ
とも可能になって、傷の有無を確認する検査行為が省略
される共に、容易にストリップ作業が行え、作業時間の
短縮が図れるケーブル被覆体のストリップ装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わるケーブル被覆体のストリ
ップ装置は、ケーブルの被覆体の円周方向にスリットを
刻む一方の円周方向刃部を有する一方の被覆円周方向刃
体と、前記ケーブルの被覆体の抜き方向にスリットを刻
む抜き方向刃部を有する被覆抜き方向刃体と、前記ケー
ブルの前記被覆体の円周方向にスリットを刻む他方の円
周方向刃部を有する他方の被覆円周方向刃体と、一方及
び他方の被覆円周方向刃体と被覆抜き方向刃体とのそれ
ぞれの前記刃部を加熱する加熱手段と、前記ケーブルを
スリット形成位置に案内して位置決めするケーブルガイ
ド手段であって、上部に前記被覆抜き方向刃体の前記抜
き方向刃部を前記被覆体のセンターに案内するガイド部
が形成された、ケーブル被覆抜き方向に沿う断面円環形
状のケーブルガイド部を有するケーブルガイド手段と、
少なくとも一方の被覆円周方向刃体と前記被覆抜き方向
刃体とを、前記ケーブルの前記被覆体側に往復動させる
移動操作手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】かかる構成により、必要な長さにカットし
たケーブルをケーブルガイド手段により位置決め保持
し、移動操作手段により、少なくとも一方の被覆円周方
向刃体と前記被覆抜き方向刃体とを前記ケーブルの前記
被覆体側に移動して、一方の被覆円周方向刃体の円周方
向刃部と被覆抜き方向刃体の抜き方向刃部とによりケー
ブルの周部に半円形状のスリットと被覆抜き方向スリッ
トを刻み、他方の被覆円周方向刃体の他方の円周方向刃
部でケーブルの周部に半円形状のスリットを刻む。この
場合、ケーブルガイド手段は、被覆抜き方向刃体の抜き
方向刃部をケーブルのセンターへと誘いこむ。
【0008】次に、移動操作手段により、少なくとも一
方の被覆円周方向刃体と前記被覆抜き方向刃体とを前記
ケーブルの前記被覆体側とは反対側に移動して、ケーブ
ルガイド手段よりケーブルを引き出す。すると、引き出
されたケーブルには、円周方向の上下と抜き方向にスリ
ットが刻まれており、これらのスリット通りに手作業に
て被覆体を裂くことで、ストリップ作業ができる。
【0009】また、前記被覆抜き方向刃体の抜き方向刃
体の熱によりスリット部分の被覆体が熱膨張しているた
めに、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなって
いることからスリットの刻まれた被覆体を引き抜くこと
も可能である。
【0010】上記したように熱を利用して、被覆体に、
ケーブルの円周方向にスリットを刻むと共に、抜き方向
にもスリットを刻んで、被覆体をストリップすることに
より、ケーブル内の芯線に傷を付けることなく被覆体を
ストリップすることができる。また、被覆抜き方向刃体
の抜き方向刃部の熱により被覆体が熱膨張しているため
に、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなってい
ることからスリットの刻まれた部分を引き抜くことも可
能になり、その結果、傷の有無を確認する検査行為が省
略される共に、容易にストリップ作業が行えるたため
に、作業時間の短縮が図れる。
【0011】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わるケーブル被覆体のストリップ装置
は、請求項1記載のケーブル被覆体のストリップ装置に
おいて、一方の被覆円周方向刃体が、上刃本体の下部に
刃形成部を設けて、この刃形成部に逆U字形状の円周方
向上刃部とVカット部とを形成した被覆円周方向上刃体
であり、他方の被覆円周方向刃体が、下刃本体の上部に
刃形成部を設けて、この刃形成部にU字形状の円周方向
下刃部とVカット部とを形成した被覆円周方向下刃体で
あり、前記被覆抜き方向刃体が、刃本体の下部に刃形成
部を形成し、この刃形成部の下縁部を抜き方向刃部にし
た構成である。
【0012】かかる構成により、必要な長さにカットし
たケーブルをケーブルガイド手段により位置決め保持
し、移動操作手段により、被覆円周方向上刃体と被覆抜
き方向刃体とを前記ケーブルの前記被覆体側(下方)に
移動して、被覆円周方向上刃体の円周方向上刃部と被覆
抜き方向刃体の抜き方向刃部とによりケーブルの被覆体
の上周部に半円形状のスリットと被覆抜き方向スリット
を刻み、被覆円周方向下刃体の円周方向下刃部でケーブ
ルの被覆体の下周部に半円形状のスリットを刻む。この
場合、ケーブルガイド手段は、被覆抜き方向刃体の抜き
方向刃部をケーブルのセンターへと誘いこむ。
【0013】次に、移動操作手段により、被覆円周方向
上刃体と被覆抜き方向刃体とを上方に移動して、ケーブ
ルガイド手段よりケーブルを引き出す。すると、引き出
されたケーブルには、円周方向の上下と抜き方向にスリ
ットが刻まれており、これらのスリット通りに手作業に
て被覆体を裂くことで、ストリップ作業ができる。
【0014】また、前記被覆抜き方向刃体の抜き方向刃
体の熱によりスリット部分の被覆体が熱膨張しているた
めに、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなって
いることからスリットの刻まれた被覆体を引き抜くこと
も可能である。
【0015】上記したように熱を利用して、被覆体に、
ケーブルの円周方向にスリットを刻むと共に、抜き方向
にもスリットを刻んで、被覆体をストリップすることに
より、ケーブル内の芯線に傷を付けることなく被覆体を
ストリップすることができる。また、被覆抜き方向刃体
の抜き方向刃部の熱により被覆体が熱膨張しているため
に、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなってい
ることからスリットの刻まれた部分を引き抜くことも可
能になり、その結果、傷の有無を確認する検査行為が省
略される共に、容易にストリップ作業が行えるたため
に、作業時間の短縮が図れる。
【0016】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わるケーブル被覆体のストリップ装置
は、請求項1又は請求項2記載のケーブル被覆体のスト
リップ装置において、前記加熱手段が、前記被覆円周方
向上刃体に設けられたヒーターと、前記被覆円周方向下
刃体に設けられたヒーターと、前記被覆抜き方向刃体に
設けられたヒーターとで構成してあり、これらのヒータ
ーが加熱温度調整手段により調整可能である。
【0017】かかる構成により、上記した請求項2の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記被覆円
周方向上刃体、被覆円周方向下刃体及び被覆抜き方向刃
体のそれぞれの刃部の加熱が調整できて、スリットの刻
みをより効率よく行うことができる。
【0018】また、上記目的を達成するために、請求項
4の発明に係わるケーブル被覆体のストリップ装置は、
請求項1又は請求項2又は請求項3記載のケーブル被覆
体のストリップ装置において、前記ケーブルガイド手段
の端部に、前記ケーブルのストリップ寸法を決めるスト
ッパーを備えて構成した。
【0019】かかる構成により、上記した請求項2の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、ストリップ
寸法を正確に定めつつ、前記被覆抜き方向刃体の前記抜
き方向刃部を前記被覆体のセンターに案内することがで
きて、スリットの刻みをより効率よく行うことができ
る。
【0020】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係わるケーブル被覆体のストリップ装置
は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記
載のケーブル被覆体のストリップ装置において、前記移
動操作手段が、前記被覆円周方向上刃体及び前記被覆抜
き方向刃体を保持した刃取付部材と、この刃取付部材を
機体本体に対して弾性部材により昇降可能に保持する保
持機構と、前記保持機構の弾性部材の弾性に抗して前記
刃取付部材を押し下げるハンドルとを備えた。
【0021】かかる構成により、上記した請求項2の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記被覆円
周方向上刃体及び前記被覆抜き方向刃体の昇降を効率よ
く行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係るケーブル被覆体の
ストリップ装置の正面図、図2は図1のA−A線に沿う
断面図である。
【0023】本発明に係る被覆ストリップ機は機体本体
1を備えており、この機体本体1はテーブル部1Aとこ
のテーブル部1Aの上面に立設された正面視で門型のフ
レーム部1Bから構成してある。そして、フレーム部1
Bには熱を遮断する遮熱板7が取り付けてあり、また、
フレーム部1Bには上刃機構部20が、ベース部1Aの
上面には下刃機構部30がそれぞれ設けてある。
【0024】前記上刃機構部20は、一方の被覆円周方
向刃体である被覆円周方向上刃体2と、ケーブル被覆抜
き方向の刃、すなわち、被覆抜き方向刃体4と、被覆円
周方向上刃体2と被覆抜き方向刃体4とを昇降させる移
動操作手段とから大略構成してあり、前記下刃機構部3
0は、他方の被覆円周方向刃体である被覆円周方向下刃
体3と、ケーブルガイド手段であるガイドレール40と
から大略構成してある。
【0025】すなわち、前記上刃機構部20は刃取付部
材10を備えており、この刃取付部材10の前端部の左
右には保持ロッド11、11の下端部が固着してあり、
保持ロッド11、11は前記遮熱板7及びフレーム部1
Bを貫通していて、その先端部はハンドル6に固着して
ある。そして、このハンドル6とフレーム部1Bとの間
に保持機構12が介装してあり、これらの保持機構12
は、フレーム部1Bに固着され且つハンドル6を摺動可
能に貫通したガイドロッド13と、このガイドロッド1
3に捲装されてハンドル6を支える弾性部材であるスプ
リング14とで構成してある。また、フレーム部1Bの
上面部には受台8が固着してあり、ハンドル6には、受
台8に対向するようにしてねじ部材より成るストローク
調整ストッパー9が螺装してある。
【0026】そして、前記刃取付部材10の下面部に
は、その前側に被覆円周方向上刃体2が左右方向に沿わ
せて固着してあり、その中央には前後方向に沿わせて被
覆抜き方向刃体4が固着してある。
【0027】すなわち、被覆円周方向上刃体2は、図3
に示すように側面直角に屈曲した上刃本体2Aの下部に
刃形成部2Bが設けてあり、この刃形成部2Bの中央部
に逆U字形状の円周方向上刃部2CとVカット部2Dと
が形成してある。また、被覆抜き方向刃体4は、図5に
示すように側面直角に屈曲した刃本体4Aの下部に刃形
成部4Bが設けてあり、この刃形成部4Bの下縁部が抜
き方向刃部4Cになされている。
【0028】そして、被覆円周方向上刃体2は、上刃本
体2Aの上部で刃取付部材10の下面部に固着してあ
り、この上刃本体2Aの上部に熱源であるヒーター15
が装着してある。また、被覆抜き方向刃体4は、刃本体
4Aの上部で刃取付部材10の下面部に固着してあり、
この刃本体4Aの上部に熱源であるヒーター16が装着
してある。
【0029】前記下刃機構部30の被覆円周方向下刃体
3は、図4に示すように側面直角に屈曲した下刃本体3
Aの上部に刃形成部3Bが設けてあり、この刃形成部3
Bの中央部に逆U字形状の円周方向下刃部3CとVカッ
ト部3Dとが形成してある。
【0030】そして、被覆円周方向下刃体3は、下刃本
体3Aの下部で前記テーブル部1Aに座体1Cを介して
固着してあり、この上刃本体2Aの上部に熱源であるヒ
ーター17が装着してある。前記ヒーター15、16、
17は加熱手段を構成しており、ヒーター15、16、
17の温度は、温度調整つまみ31、32、33により
調整することが可能である。
【0031】また、ガイドレール40は、前後方向に沿
う断面円環形状のケーブルガイド部18を備えており、
このケーブルガイド部18の上部にはケーブル被覆抜き
方向(前後方向)に沿うガイド部19が形成してあり、
また、ケーブルガイド部18の後部にはストッパー部2
1が設けてある。前記ケーブルガイド部18は、図6に
示すようにケーブル90を多方向からガイドし、まっす
ぐに矯正する部分であり、前記ガイド部19は、ケーブ
ル90にスリットを平行に刻む為の被覆抜き方向刃体4
をガイドする部分であり、被覆抜き方向刃体4が下降し
てきた時、ケーブル90のセンターへその抜き方向刃部
4Cを誘導するように構成されている。
【0032】前記ストッパー部21は、図6の(1)に
示すようにケーブル90のストリップ寸法を決めるスト
ッパーである。このストッパーはガイドレール40にネ
ジ21Aが取り付けて構成してあり、そのネジ21Aへ
ケーブル90を突き当てることでストリップ寸法が決定
される。この時、ケーブル90のストリップ寸法を変更
する場合は、同じネジ径で長さの違うネジを付け替える
ことにより可能である。
【0033】尚、ガイドレール40の寸法関係は、図
1、図7に示すように被覆抜き方向刃体4がケーブル9
0の芯線92への切り込み深さを決める部分となり、そ
の切り込み深さは、ケーブル径Dとテーブル部1Aの面
からのケーブル挿入口40Aの底部高さhに関係する
為、特定寸法に設定されている。
【0034】すなわち、図1に示すようにストローク調
整ストッパー9の下面から受台8の上面までの距離l
は、被覆円周方向上刃体2が下降する距離であり、図7
に示すように被覆円周方向上刃体2が最下部に位置して
いる時、芯線92から約0.2ミリメートルの隙間dが
できるようになっている。
【0035】次に、上記のように構成されたケーブル被
覆体のストリップ装置により、ケーブル90にスリット
を刻む動作を更に詳しく説明する。
【0036】前記被覆円周方向上刃体2の円周方向上刃
部2Cにはヒーター15からの熱が、被覆抜き方向刃体
4の抜き方向刃部3Cにはヒーター16からの熱が、被
覆円周方向下刃体3の円周方向下刃部3Cにはヒーター
17からの熱がそれぞれ伝導されている。また、ヒータ
ー15、16、17の温度は、温度調整つまみ31、3
2、33により調整して、円周方向上刃部2C、抜き方
向刃部3C、円周方向下刃部3Cのそれぞれに伝導され
る熱を調整する。
【0037】そして、必要な長さにカットしたケーブル
90をストッパー21に突き当たるまでガイドレール4
0に挿入する。次に、ハンドル6を押し下げることによ
り、押圧力を利用して、被覆円周方向上刃体2と被覆抜
き方向刃体4を下降させて、図10の(2)に示すよう
に被覆円周方向上刃体2の円周方向上刃部2Cと被覆抜
き方向刃体4の抜き方向刃部4Cによりケーブル90の
上部に半円形状のスリットS1と直線状のスリットS2
を刻む。また、被覆円周方向下刃体3の円周方向下刃部
3Cがケーブル90の上部に半円形状のスリットS3を
刻む。
【0038】この時、被覆円周方向上刃体2の円周方向
上刃部2Cはケーブル90内の芯線92に対し、円周方
向上刃部2Cが接触しないように芯線92の半径に対し
て0.2ミリメートル大きくクリアランスをとる。ま
た、被覆円周方向下刃体3の円周方向下刃部3Cはケー
ブル90内の芯線92に対し円周方向下刃部3Cが接触
しないようにケーブル90の半径に対して0.2ミリメ
ートル大きくクリアランスをとる。また、被覆抜き方向
刃体4の抜き方向刃部4Cはケーブル90内の芯線92
に対し抜き方向刃部4Cが接触しないようにケーブル9
0の半径に対して0.2ミリメートル大きくクリアラン
スをとっている。図8は、ハンドル6を最下部まで押し
下げた時の円周方向上刃部2Cと円周方向下刃部3Cの
様子を表しており、円周方向下刃部3Cに対して円周方
向上刃部2Cが重なる。
【0039】この場合、ケーブル90が挿入されている
ガイドレール40は、被覆抜き方向刃体4の抜き方向刃
部4Cをガイド部19にて案内し、ケーブル90のセン
ターへと誘いこむ。また、ハンドル6を押し下げた時の
押圧によりケーブル90が逃げないようにケーブル90
をケーブルガイド18にて多方向からケーブル90をガ
イドしている。
【0040】次に、ハンドル6を上昇させ、ガイドレー
ル40よりケーブル90を引き出す。すると、引き出さ
れたケーブル90には、円周方向の上下と抜き方向にス
リットS1、S3、S2が刻まれており、これらのスリ
ットS1、S3、S2通りに手作業にて被覆体91を裂
くことで、ストリップ作業ができる。また、被覆抜き方
向刃体4の抜き方向刃部4Cの熱によりスリットS2部
分の被覆体91が熱膨張している為、被覆体91内の芯
線92とのクリアランスが大きくなっていることからス
リットS1、S3、S2の刻まれた被覆体91を引き抜
くことも可能である。
【0041】なお、被覆体91へ刻む抜き方向のスリッ
トS2の形態は、図11の(1)に示すように被覆TA
I91の上部のみならず下部に形成するようにしてもよ
い。この場合には、前記下刃機構部30に被覆抜き方向
刃体4と同様な刃体を設ける必要がある。また、抜き方
向のスリットS2は図11の(2)に示すように蛇行し
たものでもよい。この場合には被覆抜き方向刃体4の抜
き方向刃部4Cに蛇行したものを使用する。また、抜き
方向のスリットS2は図11の(3)〜(5)に示すよ
うに部分的なものであってもよいし、図11の(6)に
示すように斜めになるものでもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わるケーブル被覆体のストリップ装置は、ケーブルの
被覆体の円周方向にスリットを刻む一方の円周方向刃部
を有する一方の被覆円周方向刃体と、前記ケーブルの被
覆体の抜き方向にスリットを刻む抜き方向刃部を有する
被覆抜き方向刃体と、前記ケーブルの前記被覆体の円周
方向にスリットを刻む他方の円周方向刃部を有する他方
の被覆円周方向刃体と、一方及び他方の被覆円周方向刃
体と被覆抜き方向刃体とのそれぞれの前記刃部を加熱す
る加熱手段と、前記ケーブルをスリット形成位置に案内
して位置決めするケーブルガイド手段であって、上部に
前記被覆抜き方向刃体の前記抜き方向刃部を前記被覆体
のセンターに案内するガイド部が形成された、ケーブル
被覆抜き方向に沿う断面円環形状のケーブルガイド部を
するケーブルガイド手段と、少なくとも一方の被覆円
周方向刃体と前記被覆抜き方向刃体とを、前記ケーブル
の前記被覆体側に往復動させる移動操作手段とを備えた
ことにより、必要な長さにカットしたケーブルをケーブ
ルガイド手段により位置決め保持し、移動操作手段によ
り、少なくとも一方の被覆円周方向刃体と前記被覆抜き
方向刃体とを前記ケーブルの前記被覆体側に移動して、
一方の被覆円周方向刃体の円周方向刃部と被覆抜き方向
スリット刃体の抜き方向刃部とによりケーブルの周部に
半円形状のスリットと被覆抜き方向スリットを刻み、他
方の被覆円周方向刃体の他方の円周方向刃部でケーブル
の周部に半円形状のスリットを刻む。この場合、ケーブ
ルガイド手段は、被覆抜き方向刃体の抜き方向刃部をケ
ーブルのセンターへと誘い込む。
【0043】次に、移動操作手段により、少なくとも一
方の被覆円周方向刃体と前記被覆抜き方向刃体とを前記
ケーブルの前記被覆体側とは反対側に移動して、ケーブ
ルガイド手段よりケーブルを引き出す。すると、引き出
されたケーブルには、円周方向の上下と抜き方向にスリ
ットが刻まれており、これらのスリット通りに手作業に
て被覆体を裂くことで、ストリップ作業ができる。
【0044】また、前記被覆抜き方向刃体の抜き方向刃
体の熱によりスリット部分の被覆体が熱膨張しているた
めに、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなって
いることからスリットの刻まれた被覆体を引き抜くこと
も可能である。
【0045】上記したように熱を利用して、被覆体に、
ケーブルの円周方向にスリットを刻むと共に、抜き方向
にもスリットを刻んで、被覆体をストリップすることに
より、ケーブル内の芯線に傷を付けることなく被覆体を
ストリップすることができる。また、被覆抜き方向刃体
の抜き方向刃部の熱により被覆体が熱膨張しているため
に、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなってい
ることからスリットの刻まれた部分を引き抜くことも可
能になり、その結果、傷の有無を確認する検査行為が省
略される共に、容易にストリップ作業が行えるたため
に、作業時間の短縮が図れる。
【0046】また、請求項2の発明に係わるケーブル被
覆体のストリップ装置によれば、請求項1記載のケーブ
ル被覆体のストリップ装置において、一方の被覆円周方
向刃体が、上刃本体の下部に刃形成部を設けて、この刃
形成部に逆U字形状の円周方向上刃部とVカット部とを
形成した被覆円周方向上刃体であり、他方の被覆円周方
向刃体が、下刃本体の上部に刃形成部を設けて、この刃
形成部にU字形状の円周方向下刃部とVカット部とを形
成した被覆円周方向下刃体であり、前記被覆抜き方向刃
体が、刃本体の下部に刃形成部を形成し、この刃形成部
の下縁部を抜き方向刃部にした構成であることにより、
必要な長さにカットしたケーブルをケーブルガイド手段
により位置決め保持し、移動操作手段により、被覆円周
方向上刃体と被覆抜き方向刃体とを前記ケーブルの前記
被覆体側(下方)に移動して、被覆円周方向上刃体の円
周方向上刃部と被覆抜き方向刃体の抜き方向刃部とによ
りケーブルの被覆体の上周部に半円形状のスリットと被
覆抜き方向スリットを刻み、被覆円周方向下刃体の円周
方向下刃部でケーブルの被覆体の下周部に半円形状のス
リットを刻む。この場合、ケーブルガイド手段は、被覆
抜き方向刃体の抜き方向刃部をケーブルのセンターへと
誘いこむ。
【0047】次に、移動操作手段により、被覆円周方向
上刃体と被覆抜き方向刃体とを上方に移動して、ケーブ
ルガイド手段よりケーブルを引き出す。すると、引き出
されたケーブルには、円周方向の上下と抜き方向にスリ
ットが刻まれており、これらのスリット通りに手作業に
て被覆体を裂くことで、ストリップ作業ができる。
【0048】また、前記被覆抜き方向刃体の抜き方向刃
体の熱によりスリット部分の被覆体が熱膨張しているた
めに、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなって
いることからスリットの刻まれた被覆体を引き抜くこと
も可能である。
【0049】上記したように熱を利用して、被覆体に、
ケーブルの円周方向にスリットを刻むと共に、抜き方向
にもスリットを刻んで、被覆体をストリップすることに
より、ケーブル内の芯線に傷を付けることなく被覆体を
ストリップすることができる。また、被覆抜き方向刃体
の抜き方向刃部の熱により被覆体が熱膨張しているため
に、被覆体内の芯線とのクリアランスが大きくなってい
ることからスリットの刻まれた部分を引き抜くことも可
能になり、その結果、傷の有無を確認する検査行為が省
略される共に、容易にストリップ作業が行えるたため
に、作業時間の短縮が図れる。
【0050】また、請求項3の発明に係わるケーブル被
覆体のストリップ装置によれば、請求項1又は請求項2
記載のケーブル被覆体のストリップ装置において、前記
加熱手段が、前記被覆円周方向上刃体に設けられたヒー
ターと、前記被覆円周方向下刃体に設けられたヒーター
と、前記被覆抜き方向刃体に設けられたヒーターとで構
成してあり、これらのヒーターが加熱温度調整手段によ
り調整可能であることにより、上記した請求項2の発明
の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記被覆円周
方向上刃体、被覆円周方向下刃体及び被覆抜き方向刃体
のそれぞれの刃部の加熱が調整できて、スリットの刻み
をより効率よく行うことができる。
【0051】また、請求項4の発明に係わるケーブル被
覆体のストリップ装置によれば、請求項1又は請求項2
又は請求項3記載のケーブル被覆体のストリップ装置に
おいて、前記ケーブルガイド手段の端部に、前記ケーブ
ルのストリップ寸法を決めるストッパーを備えて構成し
たことにより、ストリップ寸法を正確に定めつつ、上記
した請求項2の発明の作用と同様な作用を奏し得るばか
りか、前記被覆抜き方向刃体の前記抜き方向刃部を前記
被覆体のセンターに案内することができて、スリットの
刻みをより効率よく行うことができる。
【0052】また、請求項5の発明に係わるケーブル被
覆体のストリップ装置よれば、請求項1又は請求項2又
は請求項3又は請求項4記載のケーブル被覆体のストリ
ップ装置において、前記移動操作手段が、前記被覆円周
方向上刃体及び前記被覆抜き方向刃体を保持した刃取付
部材と、この刃取付部材を機体本体に対して弾性部材に
より昇降可能に保持する保持機構と、前記保持機構の弾
性部材の弾性に抗して前記刃取付部材を押し下げるハン
ドルとを備えたことにより、上記した請求項2の発明の
作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記被覆円周方
向上刃体及び前記被覆抜き方向刃体の昇降を効率よく行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブル被覆体のストリップ装置
の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】(1)は本発明に係るケーブル被覆体のストリ
ップ装置における被覆円周方向上刃体の正面図である。 (2)同被覆円周方向上刃体の側面図である。
【図4】(1)同ケーブル被覆体のストリップ装置にお
ける被覆円周方向下刃体の正面図である。 (2)同被覆円周方向下刃体の側面図である。
【図5】(1)同ケーブル被覆体のストリップ装置にお
ける被覆抜き方向刃体の正面図である。 (2)同被覆抜き方向刃体の側面図である。
【図6】(1)同ケーブル被覆体のストリップ装置にお
けるケーブルガイド部の正面図である。 (2)同ケーブルガイド部の側面図である。
【図7】同ケーブルガイド部の正面の拡大図である
【図8】同ケーブル被覆体のストリップ装置におけるハ
ンドルを押し下げた時の絶縁円周方向上下刃体の正面図
である。
【図9】図8のB−B線に沿う断面図である。
【図10】(1)スリット未加工のケーブルの斜視図で
ある。 (2)スリット加工後のケーブルの斜視図である。
【図11】(1)〜(6)は加工可能な様々なスリット
形態の斜視図である。
【図12】従来ストリップ使用工具の正面図である。
【図13】従来工具を使用してのケーブルのスリット加
工の説明図である。
【符号の説明】
2 被覆円周方向上刃体(一方の被覆円周方向刃体) 3 被覆円周方向下刃体(他方の被覆円周方向刃体) 4 被覆抜き方向刃体 15、16、17 ヒーター(加熱手段) 90 ケーブル 91 被覆体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/12 B26D 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの被覆体の円周方向にスリット
    を刻む一方の円周方向刃部を有する一方の被覆円周方向
    刃体と、 前記ケーブルの被覆体の抜き方向にスリットを刻む抜き
    方向刃部を有する被覆抜き方向刃体と、 前記ケーブルの前記被覆体の円周方向にスリットを刻む
    他方の円周方向刃部を有する他方の被覆円周方向刃体
    と、 一方及び他方の被覆円周方向刃体と被覆抜き方向刃体と
    のそれぞれの前記刃部を加熱する加熱手段と、前記ケーブルをスリット形成位置に案内して位置決めす
    るケーブルガイド手段であって、上部に前記被覆抜き方
    向刃体の前記抜き方向刃部を前記被覆体のセンターに案
    内するガイド部が形成された、ケーブル被覆抜き方向に
    沿う断面円環形状のケーブルガイド部を有 するケーブル
    ガイド手段と、 少なくとも一方の被覆円周方向刃体と前記被覆抜き方向
    刃体とを、前記ケーブルの前記被覆体側に往復動させる
    移動操作手段とを備えたことを特徴とするケーブル被覆
    体のストリップ装置。
  2. 【請求項2】 一方の被覆円周方向刃体が、上刃本体の
    下部に刃形成部を設けて、この刃形成部に逆U字形状の
    円周方向上刃部とVカット部とを形成した被覆円周方向
    上刃体であり、他方の被覆円周方向刃体が、下刃本体の
    上部に刃形成部を設けて、この刃形成部にU字形状の円
    周方向下刃部とVカット部とを形成した被覆円周方向下
    刃体であり、前記被覆抜き方向刃体が、刃本体の下部に
    刃形成部を形成し、この刃形成部の下縁部を抜き方向刃
    部にした構成である請求項1記載のケーブル被覆体のス
    トリップ装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が、前記被覆円周方向上刃
    体に設けられたヒーターと、前記被覆円周方向下刃体に
    設けられたヒーターと、前記被覆抜き方向刃体に設けら
    れたヒーターとで構成してあり、これらのヒーターが加
    熱温度調整手段により調整可能である請求項1又は請求
    項2記載のケーブル被覆体のストリップ装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーブルガイド手段の端部に、前記
    ケーブルのストリップ寸法を決めるストッパーを備えた
    請求項1又は請求項2又は請求項3記載のケーブル被覆
    体のストリップ装置。
  5. 【請求項5】 前記移動操作手段が、前記被覆円周方向
    上刃体及び前記被覆抜き方向刃体を保持した刃取付部材
    と、この刃取付部材を機体本体に対して弾性部材により
    昇降可能に保持する保持機構と、前記保持機構の弾性部
    材の弾性に抗して前記刃取付部材を押し下げるハンドル
    とを備えた請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
    項4記載のケーブル被覆体のストリップ装置。
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