JP3340190B2 - 判断フィードバック等化方法およびその装置 - Google Patents

判断フィードバック等化方法およびその装置

Info

Publication number
JP3340190B2
JP3340190B2 JP15763593A JP15763593A JP3340190B2 JP 3340190 B2 JP3340190 B2 JP 3340190B2 JP 15763593 A JP15763593 A JP 15763593A JP 15763593 A JP15763593 A JP 15763593A JP 3340190 B2 JP3340190 B2 JP 3340190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
matrix
noise
decision
whitening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15763593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06284053A (ja
Inventor
カレ・ガシャン カワ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orange SA
Original Assignee
France Telecom SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Telecom SA filed Critical France Telecom SA
Publication of JPH06284053A publication Critical patent/JPH06284053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3340190B2 publication Critical patent/JP3340190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03019Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
    • H04L25/03057Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a recursive structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03993Noise whitening
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L2025/03433Arrangements for removing intersymbol interference characterised by equaliser structure
    • H04L2025/03439Fixed structures
    • H04L2025/03445Time domain
    • H04L2025/03471Tapped delay lines
    • H04L2025/03484Tapped delay lines time-recursive
    • H04L2025/0349Tapped delay lines time-recursive as a feedback filter
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L2025/03592Adaptation methods
    • H04L2025/03598Algorithms
    • H04L2025/03605Block algorithms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変化する歪チャンネ
ルに伝送される情報記号のブロック伝送のための判断フ
ィードバック等化方法およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】時間的に瞬時に変化する歪チャンネルを
通しての情報符号のブロック伝送は、無線周波数チャン
ネルをフェージングする周波数−選択のような、受信端
できびしい抑制を負う。このため、これら伝送される情
報符号の適切な受信および適切なデコーディングを可能
にする。情報符号は、論理変量の値、もしくはデジタル
化されたアナログ変量の値のいずれかを含む信号として
理解される。
【0003】特に、受信は、内部−符号干渉の存在にお
いて実行されることのみを可能とする。ブロック伝送の
ためのシステムは、F.Hsuによる「Data Directed
Estimation Techniques for Single-Tone HF Modem
s」、IEEE Military Commun. Conf., Boston, MA, 10
月, 1985, pp.124,1-10 に述べられている。このシステ
ムは、適当なものであると認識されており、かつ、(H
F)電離圏チャンネルに対するモデムの技術的な特性
を、決定し、記述している標準として採用されている。
また、車両の情報交換のためのシステムにも適当であ
る。
【0004】図によれば、ブロック伝送のためのシステ
ムは、十分に短い符号ブロックの伝送の間、伝送チャン
ネルが、その物理的もしくは無線周波数特性において、
一定であるという仮定を基準としていることを思い起さ
せる。チャンネルの評価、もしくは物理的、無線周波数
パラメータの評価、すなわち、受信端において実行され
る処理に対して要求される評価は、図1aに示すよう
に、情報符号ブロックBEの間に介挿されたブロックB
Iの形式で、周知の符号の伝送によって得られる。これ
ら周知の符号ブロックBIは、処理された信号から干渉
を減じる役割および、符号ブロックBEを分割する役割
を有している。そのため、連続した各ブロックは、隣接
したブロックに対し、独立して処理される。このような
方法は、周知のブロックの符号数が、チャンネルのイン
パルス反応の持続時間より短くないということを意味す
る。チャンネルは、符号の数で表され、もっと一般的に
はチャンネルメモリを示す。対応する適切な受信器は、
前述した文献に記述されており、「非線形判断指示評価
器(Nonlinear Decision-Directed Estimator)」、も
しくはNDDEを指示する。このタイプの受信器は、実
際、M個の符号を含む符号ブロックに対して、M/2,
……,2となる減少次元の数式のM/2個のシステムの
解を要求する。
【0005】図1(b)は、このような伝達システムの
ベースバンド等価モデルの一部を示すブロック図であ
る。複素表記における符号dnは、独立して、かつ同一
に分配され、符号の有限のアルファベット内に予想可能
な(equiprobable)値をとる。符号は、有限のエネルギ
ーパルスf(t)の振幅を、支持部[0,LT]ととも
に変調する。上記符号Tは、2つの連続した符号の発信
を分割する持続時間を示す。伝送の間に生じるノイズ
は、パワースペクトル密度2N0でガウスのノイズとし
て集中する。
【0006】受信は、符号速度で、サンプリングによっ
て生じる、最適に適合されたフィルタリングf*(−
t)によって開始される。アスタリスク”*”は共役複
素数であることを表す。チャンネル、すなわち、その物
理パラメータおよび無線周波数パラメータが符号ブロッ
クの観測中に一定であり、かつ、f(t)の完全評価が
受信器において可変であると仮定すると、適合フィルタ
リングの数学的な施行が行なわれ得る。瞬時値nTでサ
ンプリングされた適合フィルタからの出力は、次のよう
に表される。 ただし、n=1,2,……,M この関係において、符号{rk}は、有限エネルギー・
パルスf(t)および適合フィルタf*(−t)からな
るカスケードのインパルス応答の瞬時値kTでのサンプ
ルを表す。エルミートシンメトリr−k=rk*である
ことに注意されたい。サンプルukは、自動−相関関数
E(un・un−k*)=2N0・rkによる中央集中さ
れたガウス乱数変数の実現であり、受信端でのサンプリ
ングの間のノイズのための寄与からなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したブ
ロック伝送のためのシステムでは、介挿ブロックBIの
周知の符号dnの干渉は、適合フィルタの出力において
得られたサンプルy’nから減じられる。なお、上記n
は、n>Mおよびn<1であり、符号dnは、nε
[1,M]において符号dnから成る符号ブロックBE
に隣接する。したがって、観測ベクトルとして、 y=(yM,YM-1,……,y1t を得ることが可能となる。該観測ベクトルは、周知のサ
ンプルに依存しないが、次の符号ベクトルには依存す
る。 D=(dM,dM-1,……,d1t ここで、符号tは、移項演算子を表す。いずれの観測ベ
クトルYも次の関係を満足する。
【0008】Y=R・D+U この関係において、符号Rは、エルミートシンメトリ
で、かつ、要素Rij=rj−1でのM×M次元のトープ
リッツ(Toeplitz)マトリクスである。なお、符号i,
jは、0,1,……,M−1の範囲をとる。また、符号
Uは、共分散マトリクス2N0・Rにおいて、中央集中
されたガウスベクトルの実現である。
【0009】このタイプの受信器は、NDDE受信器と
して設計されており、ベクトルYから、発送された符号
ベクトルDに関する信頼できる判断を得ることを可能と
する。ところで、このタイプの受信器は、減少次元M/
2,M/2,…,2の方程式のM/2システムの解を必
要とする。なお、符号Mは、ブロック当りの符号の数で
あり、偶数と仮定する。最後に、DFE(Decision Fee
dback Equaliser)等化装置として設計された等化装置
は、通常、連続伝送のために適合される。したがって、
ブロック伝送のためのそれらの使用は有効性が小さい。
【0010】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、前述した先行技術の受信器の欠点を解決するも
のであり、判断を得るために費やした要素算出演算子の
数として定義された複雑性を、従来の装置および方法と
比較して、M/6のオーダの割り合いで減少でき、信号
−ノイズ比を確実に向上できる判断フィードバック等化
装置および情報符号のブロック伝送のための方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、参照符号ブロック
に介挿されたデータ符号ブロックに対して伝送が行なわ
れ、ノイズと内部符号干渉の存在において、変化しやす
い歪チャンネルに係り、情報符号のブロック伝送のため
の判断フィードバック等化方法であって、受信端では、− 前記受信された参照符号およびデータ符号ブロッ
クに基づいて、観測サンプルを形成し、 − 連続した白色化−ノイズ観測サンプルを発生する
ために、前記観測サンプルに影響するノイズを白色化
し、 − 前記白色化−ノイズ観測サンプルから、初期決定
符号の検出に基づいて現在の符号を検出するステップか
らなることを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明では、N個の参
照符号のブロックに介挿されたM個の情報符号を含むデ
ータブロックの形式で、前記情報符号の伝送が行なわ
れ、そして、これらの符号の検出が、受信端で得られた
観測サンプルyiから形成される観測ベクトルY=
(YM,YM-1,…,Yi,…,Y1tから行なわれ、変
化しやすい歪チャンネルに係り、情報符号のブロック
(di)の伝送のための判断フィードバック等化装置で
あって、受信した前記観測サンプルYiに影響するノイ
ズを白色化し、順位iの連続した白色化−ノイズ観測サ
ンプルziをコレスキー分解によって出力する白色化手
段と、一端に、前記白色化−ノイズ観測サンプルzi
受け、他端に、コレスキー分解のマトリクスΣ-1の要素
M−iを表す乗算係数1/σM-iを受け、積pi=zi
σM-iを出力する乗算手段と、一端に、前記積piを受
け、他端に、伝送される符号の数のうちのチャンネルの
メモリの持続時間を表す符号Lにほぼ等しい符号L’に
よって表されるq∈[1,L’]において全ての初期決
定情報符号di-q ̄の合計であり、コレスキー分解のマ
トリクスHの対応要素HM-i,m-i+qによって重み付けさ
れた信号qiを受け、決定信号siを出力する減算手段
と、前記決定信号siを受け、決定情報符号信号di ̄を
出力するスレッシュホールド比較手段と、前記決定情報
符号信号di ̄を受け、一端に、前記対応要素HM-i
m-i+qによって初期決定情報符号信号di-1 ̄からdi-q
 ̄までを重み付けする重み付け回路と、他端に、q∈
[1,L’]において積HM-i,m-i+q・di-q ̄を加算
し、前記信号qiを前減算手段の減算入力端に供給する
加算回路とを備えるフィードバックループとを具備する
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、受信端では、
記受信された参照符号およびデータ符号ブロックに基づ
いて、観測サンプルを形成し、連続した白色化−ノイズ
観測サンプルを発生するために、前記観測サンプルに影
響するノイズを白色化し、前記白色化−ノイズ観測サン
プルから、初期決定符号の検出に基づいて現在の符号を
検出する。また、請求項4記載の発明によれば、白色化
手段によって、受信した観測サンプルYiに影響するノ
イズを白色化し、順位iの連続した白色化−ノイズ観測
サンプルziをコレスキー分解によって出力する。ま
た、乗算手段は、一端に受信した白色化−ノイズ観測サ
ンプルziと、他端に受信したコレスキー分解のマトリ
クスΣ-1の要素M−iを表す乗算係数1/σM-iとを乗
算し、積pi=zi/σM-iを出力する。そして、減算手
段は、一端に受信した積piから、他端に受信したコレ
スキー分解のマトリクスHの対応要素HM-i,m-i+qによ
って重み付けされた信号qiを減算することにより、決
定信号siを出力する。そして、スレッシュホールド比
較手段によって、決定信号siに基づいて決定情報符号
信号di ̄を出力する。そして、決定情報符号信号di
を出力するとともに、これをフィードバックループへ供
給する。フィードバックループでは、重み付け回路によ
り、対応要素HM-i,m-i+qによって初期決定情報符号信
号di-1 ̄からdi-q ̄までを重み付けするとともに、積
M-i,m-i+q・di-q ̄を加算し、その結果を信号qi
して、上記減算手段の減算入力端に供給する。
【0014】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。この発明の目的である方法によれば、通
常、情報符号は、前述したしたように、可変歪チャンネ
ルを介して伝送される。伝送された符号の受信は、伝送
自身、および内部−符号干渉に固有のノイズの存在にお
いて実行される。受信終端では、これらの符号の検出
が、図2(a)に示されるように、符号Yで示される観
測ベクトルから実行される。この観測ベクトルYは、観
測サンプルyiから形成されている。当然、観測ベクト
ルY、特に観測サンプルによって形成されるその構成要
素yiの各々は、前述したノイズの所在(位置;seat)
だけではなく、前述した内部−符号干渉現象である。観
測サンプルyiから形成される観測ベクトルYを構成す
るためのステップは図2(a)に符号1000で示され
る。
【0015】この発明の目的である方法の特筆すべき優
位な特徴によれば、前述した図に示されているように、
受信終端での連続的な実行において、符号ziで示され
る、連続した白色化−ノイズ観測サンプルを発生するた
めに、受信された観測サンプルに影響を及ぼすノイズを
白色化するためのステップ1001を有している。
【0016】上記ステップ1001は、ステップ100
2により続けられる。ステップ1002は、白色化−ノ
イズ観測サンプルziから初期に決定した符号の検出に
基づいて、現在の符号の検出を行なう。したがって、ス
テップ1003において、決定符号diは可変であり、
検出された現在の符号を表すものであるということが理
解される。
【0017】この発明の目的である方法は、以下の効果
により可能となるということが特に注目され、前述した
ステップ1001および1002の2つのステップの連
続に帰する。 −白色ノイズのパワーの減少、および−唯一の初期決定
による原因、もしくは、有効的に、相互に逆相関される
ノイズの複数のサンプルによる原因となる現在の決定符
号di ̄に関する判断の実行。
【0018】初期決定もしくは上記複数のサンプルを用
いて、帰納法によって決定すべく、初期決定された符号
量の検出から現在の符号を検出するためのステップ10
02は注目されるであろう。一般に、ノイズ−白色化操
作は、周知の方法で実行できる。この操作は、連続した
ノイズ値の十分な逆相関を得ることを可能にする。白色
−ノイズサンプルziの各々に影響する上記ノイズは、
白色ノイズと見なすことができる。
【0019】ところで、実行される処理の本質的なデジ
タルの性質を与える、この発明の目的である方法によれ
ば、ノイズ−白色化操作の特に有利な実施例は図2
(b)に関係して与えられる。この実施例によれば、ノ
イズ−白色化操作は、コレスキー(Cholesky)分解によ
って実行され得る。したがって、検出された現在の符号
を代表する、決定された符号を発生するために、1つも
しくはそれ以上の初期決定された符号を用いることによ
って、現在の符号についての判断を実現することを可能
にする。特に、コレスキー分解は、次式で表される形式
における伝送チャンネルの共分散マトリクスRのノイズ
Uに対する表現から公式化されると見なされる。 R=H*t・Σ2・H
【0020】この関係において、Hは三角マトリクスで
あり、このマトリクスの主対角線上の要素は1に等し
く、符号”t”は移項を示し、符号”*”は共役マトリク
スであることを示す。三角マトリクスの下部もしくは上
部を用いることができ、上部マトリクスを用いる場合に
は、初期決定に関しての現在の決定符号di ̄に関する
決定の因果的な特徴となり、下部の三角マトリクスを用
いる場合には、後述する決定に関しては非因果的となる
ということが注目されるであろう。
【0021】さらに、Σは、i番目の予測値から得られ
た予測エラーの平均パワーを表す正の真要素Σii=σi,
σi 2の対角マトリクスである。なお、iε[0,…,M
−1]である。MはデータブロックBEに含まれる情報
符号の数を表す。マトリクスHによって成し遂げられた
変換の構造によれば、この変換は、因果的であり、各サ
ンプルまたは白色化ノイズは次の式で示される。 Z=Σ・H・D+V この関係において、Zは白色化ノイズのサンプルZi
ベクトルを表すことに気付く。Y=R・D+Uの関係に
おいて、− ΣおよびHは、前述したマトリクスを
表し、− Dは、受信された符号のベクトルを表
す。すなわち、白色化−ノイズのサンプルZiのベクト
ルZは次の関係を満足する。 Z=[H*t・Σ]-1・Y
【0022】前述した係数の決定は、シューア(Schu
r)アルゴリズムの履行によって実行される。すなわ
ち、i,j=0,1,…,M−1において、要素Rij
rj−iを含む伝送チャンネルのノイズに対する共分散
Rを伴うM×Mマトリクスに対して前述したマトリクス
HおよびΣを用いた、上記共分散マトリクスを連鎖する
コレスキー分解は、上部三角マトリクスB=Σ2Hおよ
び補助マトリクスCから以下に示す方法で実行される。
【0023】マトリクスΣ2=diag(B)を得ることを
意味するマトリクスBを得る。マトリクスBは以下の方
法におけるシューアアルゴリズムから得られる。 B0,0=r0 それから、 − j=1,Lに対して、B0,j=C0,j=rj − i=1,2,M−1に対して、ri=−Ci-1,i
/Bi-1,i-1 − j=i,i+1,…,min(i+L,M−
1)に対して、 Ci,j=Ci-1,j+Гi・Bi-1,j-1i,j=Bi-1,j-1+Гi *・Ci-1,j となる。なお、上記minは、2つの引数の最小値を表
す。ここで、i=0,1,M−1に対してCi,j=0で
あることに気付くであろう。
【0024】この発明の目的である、情報符号のブロッ
ク伝送のための判断フィードバック等化装置のさらに詳
細な説明は、図3およびこれに続く図によって与えられ
る。前述したように、符号の検出は、M個の情報符号を
含み、データブロックの形式で実行される情報符号の伝
送を用いて、受信終端で得られた観測サンプルYiから
形成された観測ベクトルY=(YM,YM-1,…Yi,…
1tから実行される。すなわち、従来のベースバンド
モデルに関して、図1(b)に示したように、適合フィ
ルタリングおよびサンプリングの後に実行される。
【0025】図3に示されるように、本発明の目的であ
る等化装置は、受信した観測サンプルYiに影響するノ
イズを白色化し、かつ、順位iの連続した白色化−ノイ
ズ観測サンプルZiをコレスキー分解により出力するこ
とを可能とする。さらに、乗算回路2が備えられてお
り、一方に上記白色化−ノイズ観測サンプルZiを受信
し、他方にコレスキー分解のマトリクスΣ-1の要素M−
iを表す乗算係数1/σM-iを受信する。この乗算回路
2は乗算結果pi=zi/σM-iを出力する。減算回路3
は、一方に上記乗算結果piを受信し、他方に信号qi
受信する。信号qiは、qε[1,L’]における初期
決定情報符号d ̄i-qの全ての合計である。ここで、
L’は、伝送された符号の数におけるチャンネルのメモ
リの長さであるLにほぼ等しく、また、Lは、コレスキ
ー分解のマトリクスHの対応エレメントHM-i,M-i+q
よって白色化されている。減算回路3は決定信号Siを
出力する。
【0026】減算回路3は、スレシュホールド比較回路
4を備えている。このスレシュホールド比較回路4は、
前に決定された決定信号siを受信し、これに対応する
決定情報符号信号di ̄を出力する。スレシュホールド
比較回路4の出力には、決定情報符号信号di ̄を受信
するフィードバックループ5が設けられている。このフ
ィードバックループ5は、一方に、初期決定情報符号信
号di-1 ̄からdi-q ̄を、これに対応するエレメントH
M-i,M-i+qによって重み付けする回路を備え、他方に、
qε[1,L’]を用いて、乗算結果HM-i,M-i+q・d
i-q ̄を合計する加算回路51を備えている。加算回路
51は、減算回路3の減算入力に信号qiを出力する。
当然、コレスキー分解は、前述したように、伝送チャン
ネルのノイズ共分散マトリクスRに対しての式から公式
化される。
【0027】本発明の目的である装置の好ましい実施例
においては、図3に示すように、ノイズ−白色化回路1
は、サンプルのパラレル/シリアル変換のためのパラレ
ル/シリアル変換モジュール11が続く、ノイズ−白色
化モジュール10を備えており、連続した白色化−ノイ
ズサンプルziを出力する。後段の回路、またはパラレ
ル/シリアル変換モジュール11は、従来型の回路によ
って構成されてもよく、このため、詳細な説明は省略す
る。観測サンプルのノイズを白色化するためのノイズ−
白色化モジュール10は、図4に示すように、マトリク
ス乗算回路100を備えてもよい。このマトリクス乗算
回路100は、観測ベクトルYを受け、ベクトルZ’=
(H*t-1・Yを出力する移送関数(H*t-1を有す
る。この関係において、”t”は移項演算子を表す。さ
らに、マトリクス乗算回路100は、上記ベクトルZ’
を受け、ベクトルZ−Σ-1・Z’を出力する、移送関数
Σ-1を有するマトリクス乗算回路101によって引き継
がれる。
【0028】したがって、ベクトルZは、白色化された
観測サンプルziから形成された白色化−ノイズ観測ベ
クトルに一致する。当然、パラレル/シリアル変換モジ
ュール11は、連続する白色化された観測サンプルを出
力することが可能である。マトリクス乗算器モジュール
100および101に関しては、後者は、例えば、複数
の数値演算モジュールを備えることに気付くであろう。
これら数値演算モジュールは、例えば、論理モジュー
ル、もしくはメモリタイプの再プログラミングが可能な
モジュールのいずれかで実現できる。
【0029】したがって、図3に示すように、フィード
バックループ5を構成する重み付け回路50はL個の遅
延セル500を含み、各遅延セルは、500i-qで示さ
れ、期間Tによる遅延を与える。期間Tは2つの連続し
た情報符号の間の持続期間を表す。遅延セルは、決定情
報符号di ̄を受ける第1の遅延セルの入力と、各々が
qε[1,L’]において初期決定符号di-q ̄を出力
するq番目の遅延セルの各々の出力とを接続するよう
に、順次カスケード(縦続)接続されている。さらに、
重み付け回路50は、L個の乗算回路501を備えてお
り、各々んいは、符号501i-qが付けられている。q
番目の乗算回路の各々は、q番目の遅延セルの出力に接
続された入力端、および乗算係数を受ける第2の入力端
を有する。上記乗算係数は、HM-1,M-i+qによって示さ
れ、コレスキー分解のマトリクスHの要素に対応してい
る。
【0030】q番目の各乗算器501の出力端は、乗算
結果HM-1,M-i+q・di-q ̄を出力し、重み付け回路50
とともにフィードバックループ5を構成する加算回路5
1の入力端に接続されている。スレッシュホールド比較
器4は、減算回路3によって出力される決定信号s
iと、対応符号のアルファベットの符号diとの間のユー
クリッド距離を算出し、最小化するための回路を備える
ことができる。符号のアルファベットは対応辞書ファイ
ルに保持されている。
【0031】スレッシュホールド比較器4は、次の決定
関数を実行する。 di ̄=argmin|si-di| 当然、ユークリッド距離|si-di|の値を最小化する
操作が対応アルファベットの全ての符号diについて行
なわれるということが理解される。図3および図4に示
すように、本発明の目的である等化装置の操作モードは
以下に示す通りである。白色化−ノイズサンプルベクト
ルZのための式は、V=(H*t・Σ)-1・Uにおいて、 Z=Σ・H・D+V と書くことができる。また、ノイズVの共分散マトリク
スは、2N0・Iである。原因となる変換Hを用いた、
符号diに関する決定は、前述したタイプの従来の等化
装置で行なった同様の方法においてのみ、初期符号に関
しての決定を行なうことができる。本発明の等化装置と
従来の等化装置との間の基本的な相違は、フィードバッ
クループ5によって構成されたフィルタの係数が、本発
明の等化装置の前後関係において、時間に対して、その
値および数が可変であるという点にある。当然、従来の
等化装置の場合のように、初期符号に関する決定は正確
であると考えられる。このような場合において、それら
の干渉は、決定信号siを得るために、乗算結果pi=z
i/σm-iから除くことができる。決定、すなわち決定符
号di ̄は、スレッシュホールド比較器4を通して決定
信号siから得られる。本発明の目的である等化装置の
実施例においては、図3に示すように、重み付け回路5
0および加算回路51は、実際には、トランスバース・
フィルタを構成している。このトランスバース・フィル
タの係数の値、および個数は、時間的なインデックス
i、L’=min(i−1,l)により変化する。
【0032】白色化されたノイズVに関連して白色化−
ノイズサンプルのベクトルZの値を与える関係は、次式
で書くことができる関係を得ることを可能にする。 si=z1/σM-1=d1+V1/σM-11に関する決定は、s1とd1の間のユークリッド距離
を最小化する。すなわち、 ここで、最小値は、符号のアルファベット{d}内に探
される。他の関係は、次のように書かれる。 ここで、i=2,3,…,M、またL’=min(i−
1,L)である。
【0033】 正確な決定の仮定において、k<iに対して、di-k
i-k ̄となり、この最後の関係は、si=di+vi/σ
M-iとなる。図3および図4に関して前述したように、
本発明の目的である等化装置の操作モードは、さらに、
ゼロ・フォーシングタイプのブロック伝送のための決定
フィードバック等化装置、もしくはZF−BDFEの名
称によって表される。
【0034】次に、本発明の目的である等化装置の変形
例について図5を参照して説明する。図5においては、
最小平均二乗誤差を用いたブロック伝送のための決定フ
ィードバック等化装置の実施を可能とするノイズ−白色
化モジュール10の変形例が示されている。この変形例
は、さらに利点を有する。これは、次に示す関係による
Rへ連結されたマトリクスダビングR’によって、ノイ
ズ分散行列Rを置き換える。 R’=[R+aI] ここで、Iは恒等マトリクスであり、aは正の定数であ
る。その最適値は、 2N0/E(|dk|2) である。
【0035】マトリクスR’は、ノイズの存在、および
Rより狭い幅の固有値を有するという点で有利である。
MMSE−BDFEのための基本的な計画は、ZF−B
DFEのための計画と同じである。ただ一つの相違は、
R’を用いたRの置き換えである。従って、上記マトリ
クスΣおよびHは、各々、図5に示すように、Σ’およ
びH’で置き換えなければならない。上記Σ’および
H’は次式のコレスキー分解を介して得られる。 R’=H’*t・Σ’2・H’ 前述した関係において、2N0はベースバンド・ノイズ
・パワー・スペクトラム密度を表す。 − E(|dk|2)は、符号dk2のモジュールの
数学的期待値を表す。それ自体は対応符号|dk|のエ
ネルギーを表している。 − Iは恒等マトリクスを表す。 図5に示す変形例は、MMSE−BDFEによって短く
表される最小平均二乗誤差を用いたブロック決定フィー
ドバック等化装置と同等である。
【0036】図6は、dB単位で信号−ノイズ比S/B
の低下を表している。一方は、種々の従来の等化装置、
例えば、前述した従来の(ゼロ・フォーシング型)DF
E等化装置、NDDE型の等化装置に対するものであ
り、他方は、本発明の目的に従った等化装置の信号−ノ
イズ比S/Bの低下をdB単位で表している。各々、Z
F−BDFE型とMMSE−BDFE型である。信号−
ノイズ比の値は、ブロック内の情報符号の位置もしくは
順位を関数として減少することが分る。前述したダイア
グラムは、与えられたチャンネルに対し、20個の情報
符号を含むブロックに対してプロットされている。本発
明によるZF−BDFE等化装置は、符号の半分に対し
てNDDE型の等化装置と同一の動作を有し、一方、符
号の残りのM/2は、本発明によるZF−BDFE型の
等化装置を用いた場合、確率的に小さい誤差を有する。
図6において、本発明によるMMSE−BDFE型の等
化装置の場合には、その動作は、ZF−BDFE型のゼ
ロ・フォーシング変形と比較すると、さらに向上してい
るということが分る。本発明による、これらの等化装置
は、従来のDFE等化装置と比較すると、向上した動作
を示す。
【0037】このように、情報符号のブロック伝送のた
めの決定フィードバック等化装置および方法を説明し
た。これらは、従来の等化装置がトランスバース・フィ
ルタを用いるのに反して、本発明の目的である、方法お
よび等化装置が有力なマトリクス乗算演算子を用いる限
りにおいて特に有力である。チャンネルのインパルス応
答もしくはその推定は、リアルタイムで利用でき、本発
明の目的である等化装置の係数は、すなわち、マトリク
スもしくは用いられるマトリクス演算子の係数は、例え
ば、前述したようなSchurアルゴリズムを用いるこ
とにより容易に決定される。これは、その動作を向上さ
せる一方で、装置の複雑化を、少なくともM/6に等し
い、重要な要素によって減少することを可能にする。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、前述した先行技術の受信器の欠点を解決するもので
あり、判断を得るために費やした要素算出演算子の数と
して定義された複雑性を、従来の装置および方法と比較
して、M/6のオーダの割り合いで減少でき、信号−ノ
イズ比を確実に向上できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は情報符号の構成を示す概念図であり、
(b)は従来のベースバンドモデルの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】(a)は本発明の方法の施行を示すフローチャ
ートであり、(b)は同図(a)に示す方法のステップ
の構成要素を示す概念図である。
【図3】本発明の情報符号のブロック伝送のための判断
フィードバック等化装置の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3に示す判断フィードバック等化装置のノイ
ズ−白色化モジュールの詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4に示すノイズ−白色化モジュールの変形例
を示すブロック図である。
【図6】符号ブロックの符号位置の関係として、従来の
技術および本発明の方法の実行によって得られた信号−
ノイズ比の値を比較してプロットした信号−ノイズ比特
性図である。
【符号の説明】
1 ノイズ−白色化回路 2 乗算回路 3 減算回路 4 スレシュホールド比較回路 5 フィードバックループ 10 ノイズ−白色化モジュール 11 パラレル/シリアル変換モジュール 50 重み付け回路 51 加算回路 100 マトリクス乗算回路 101 マトリクス乗算回路 501 遅延セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/005 - 7/015 H04B 3/00 - 3/44

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照符号ブロックに介挿されたデータ符
    号ブロックに対して伝送が行われ、ノイズと内部符号干
    渉の存在において、変化しやすい歪チャネルに係り、情
    報符号のブロックの伝送のための判断フィードバック等
    化方法であって、 受信端では、− 前記受信された参照符号およびデータ符号ブロック
    に基づいて、観測サンプルを形成し、 − 連続した白色化−ノイズ観測サンプルを発生するた
    に、前記観測サンプルに影響するノイズを白色化し、 − 前記白色化−ノイズ観測サンプルから、初期決定符
    号の検出に基づいて現在の符号を検出するステップから
    なることを特徴する判断フィードバック等化方法。
  2. 【請求項2】 受信した観測サンプルに影響するノイズ
    の白色化は、コレスキー(Cholesky)分解によって行な
    われ、現在の符号を表す決定符号を発生するために1つ
    もしくはそれ以上の初期決定符号から現在の符号を決定
    する請求項1記載の判断フィードバック等化方法。
  3. 【請求項3】 前記コレスキー分解は、 数式、R=H*t・Σ2・Hにおける伝送チャンネルのノ
    イズ・分散マトリクスRに対する数式から公式化され、 前記符号Hは、三角マトリクスであり、該三角マトリク
    スの主対角要素は1に等しく、前記符号”t”は転位を
    表し、かつ、前記符号”*”は共役マトリクスを表し、 前記符号Σは、正の実要素の対角マトリクスであり、前
    記正の実要素は、i∈[0,1,…,M−1]におい
    て、i番目の予測値から得られた予測誤差の実パワーを
    表すΣii=σi,σi 2であることを特徴とする請求項2
    記載の判断フィードバック等化方法。
  4. 【請求項4】 N個の参照符号のブロックに介挿された
    M個の情報符号を含むデータブロックの形式で、前記情
    報符号の伝送が行なわれ、そして、これらの符号の検出
    が、受信端で得られた観測サンプルyiから形成される
    観測ベクトルY=(YM,YM-1,…,Yi,…,Y1t
    から行なわれ、変化しやすい歪チャンネルに係り、情報
    符号のブロック(di)の伝送のための判断フィードバ
    ック等化装置であって、 受信した前記観測サンプルYiに影響するノイズを白色
    化し、順位iの連続した白色化−ノイズ観測サンプルz
    iをコレスキー分解によって出力する白色化手段と、 一端に、前記白色化−ノイズ観測サンプルziを受け、
    他端に、コレスキー分解のマトリクスΣ-1の要素M−i
    を表す乗算係数1/σM-iを受け、積pi=zi/σM-i
    出力する乗算手段と、 一端に、前記積piを受け、他端に、伝送される符号の
    数のうちのチャンネルのメモリの持続時間を表す符号L
    にほぼ等しい符号L’によって表されるq∈[1,
    L’]において全ての初期決定情報符号di-q ̄の合計
    であり、コレスキー分解のマトリクスHの対応要素H
    M-i,m-i+qによって重み付けされた信号qiを受け、決定
    信号siを出力する減算手段と、 前記決定信号siを受け、決定情報符号信号di ̄を出力
    するスレッシュホールド比較手段と、 前記決定情報符号信号di ̄を受け、一端に、前記対応
    要素HM-im-i+qによって初期決定情報符号信号di-1
     ̄からdi-q ̄までを重み付けする重み付け回路と、他
    端に、q∈[1,L’]において積HM-i,m-i+q・di-q
     ̄を加算し、前記信号qiを前減算手段の減算入力端に
    供給する加算回路とを備えるフィードバックループとを
    具備することを特徴とする判断フィードバック等化装
    置。
  5. 【請求項5】 数式R=H*t・Σ2・Hにおける伝送チ
    ャンネルのノイズ共役マトリクスRから形成される前記
    コレスキー分解を用いて、 前記符号Hは、三角マトリクスであり、該三角マトリク
    スの主対角要素は1に等しく、符号”t”は転位を表
    し、かつ、前記符号”*”は共役マトリクスを表し、 前記符号Σは、正の実要素の対角マトリクスであり、前
    記正の実要素は、i∈[0,1,…,M−1]におい
    て、i番目の予測値から得られた予測誤差の実パワーを
    表すΣii=σi,σi 2であって、 前記観測サンプルのノイズを白色化する白色化手段は、 前記観測ベクトルYを受け、符号”t”が転位演算子を
    表すベクトルZ’=(H*t-1・Yを出力するマトリク
    ス乗算手段(H*t-1と、 前記ベクトルZ’を受け、前記白色化された観測サンプ
    ルziから形成された白色化−ノイズ観測ベクトルに対
    応するベクトルZ=Σ-1・Z’を出力するマトリクス乗
    算手段(Σ-1)と、 前記マトリクス乗算手段(Σ-1)によってパラレルに出
    力されるM個の白色化−ノイズ観測サンプルziから、
    前記連続した白色化−ノイズ観測サンプルziを出力す
    るパラレル/シリアル変換手段とを具備することを特徴
    とする請求項4記載の判断フィードバック等化装置。
  6. 【請求項6】 前記フィードバックループを形成する前
    記重み付け回路は、さらに、 縦続接続され、2つの連続する情報符号の間の持続時間
    を示す期間Tによって遅延するためのL個の遅延セルで
    あって、先頭の遅延セルの入力が決定情報符号di ̄を
    受け、順位qの連続した遅延セルの各々の出力がq∈
    [1,L’]における初期決定符号di-q ̄を出力する
    遅延セルと、 L個の乗算回路であって、順位qの乗算回路は、順位q
    に対応する前記遅延セルからの出力に接続された入力
    と、前記コレスキー分解のマトリクスHのエレメントに
    対応する乗算係数HM-i,M-i+qを受ける第2の入力とを
    有し、積HM-i,M-i+q・di-q ̄を出力する順位qの各乗
    算回路の出力が前記フィードバックループを形成する前
    記加算回路の入力へ接続された乗算回路とを具備するこ
    とを特徴とする請求項4記載の判断フィードバック等化
    装置。
  7. 【請求項7】 前記スレッシュホールド比較手段は、決
    定信号siと対応アルファベット:di ̄=argmin|si
    −di|の符号diとの間のユークリッド距離を算出し、
    最小化するための回路を具備することを特徴とする請求
    項4記載の判断フィードバック等化装置。
  8. 【請求項8】 前記コレスキー分解はR’=[R+a
    I]なる関係を満足するマトリクスR’に対する式から
    形成され、前記符号Iは恒等マトリクスであり、符号a
    は正の定数であり、 前記マトリクスR’は、R’=H’*t・Σ2・H’にお
    いて2N0/E(|dk|2)に依存し、前記マトリクス
    H’および前記マトリクスΣ’は、各々、マトリクスH
    およびΣの代りに用いられ、後者と同じ属性を有し、 前記2N0は、ベースバンド・ノイズ・パワー・スペク
    トラム密度を表し、 前記E(|dk|2)は、対応符号dkのエネルギーを
    表す、二乗された符号dkのモジュールの数学的期待値
    を表すことを特徴とする請求項5記載の判断フィードバ
    ック等化装置。
JP15763593A 1992-06-26 1993-06-28 判断フィードバック等化方法およびその装置 Expired - Lifetime JP3340190B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9207917A FR2693062B1 (fr) 1992-06-26 1992-06-26 Procédé et dispositif égaliseur à retour de décisions pour la transmission par blocs de symboles d'information.
FR9207917 1992-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06284053A JPH06284053A (ja) 1994-10-07
JP3340190B2 true JP3340190B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=9431267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15763593A Expired - Lifetime JP3340190B2 (ja) 1992-06-26 1993-06-28 判断フィードバック等化方法およびその装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5436929A (ja)
EP (1) EP0576359B1 (ja)
JP (1) JP3340190B2 (ja)
DE (1) DE69320265T2 (ja)
FR (1) FR2693062B1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5790598A (en) * 1996-03-01 1998-08-04 Her Majesty The Queen In Right Of Canada Block decision feedback equalizer
ATE292336T1 (de) * 1997-01-31 2005-04-15 Cit Alcatel Verfahren und geräte zur schachtelung/entschachtelung von digitalen daten und kommunikationssystem
IT1295863B1 (it) * 1997-10-22 1999-05-28 Telital Spa Metodo e apparato di trasmissione e ricezione di segnali digitali e stima dei canali di comunicazione
FR2776872B1 (fr) * 1998-03-25 2000-06-02 Nortel Matra Cellular Procede d'egalisation numerique, et recepteur de radiocommunication mettant en oeuvre un tel procede
US6151358A (en) * 1999-08-11 2000-11-21 Motorola, Inc. Method and apparatus, and computer program for producing filter coefficients for equalizers
FR2802041A1 (fr) * 1999-12-07 2001-06-08 Koninkl Philips Electronics Nv Methode de detection de blocs pour canal soumis a evanouissement
US6760374B1 (en) 2000-09-19 2004-07-06 Rockwell Collins, Inc. Block decision feedback equalization method and apparatus
US6763064B1 (en) 2000-09-21 2004-07-13 Rockwell Collins Block decision directed equalization method and apparatus
US7050513B1 (en) * 2001-02-20 2006-05-23 Comsys Communications & Signal Processing Ltd. Block based channel tracking using weighted recursive least squares
US6847917B2 (en) * 2001-05-24 2005-01-25 Simmonds Precision Products, Inc. Method and apparatus for selecting condition indicators in determining the health of a component
US7010030B2 (en) * 2001-07-20 2006-03-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. Software definable block adaptive decision feedback equalizer
US7006564B2 (en) * 2001-08-15 2006-02-28 Intel Corporation Adaptive equalizer
WO2003055159A1 (en) * 2001-12-19 2003-07-03 Globespanvirata Incorporated Method and apparatus for cascaded feedforward filtering in a decision feedback equalizer
JP2003242133A (ja) * 2002-02-19 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 行列演算装置
CA2502610A1 (en) * 2002-10-16 2005-01-13 Board Of Regents Of The University Of Texas System Bead bound combinatorial oligonucleoside phosphorothioate and phosphorodithioate aptamer libraries
CN1682214A (zh) * 2003-03-07 2005-10-12 松下电器产业株式会社 矩阵运算装置
WO2005034406A2 (en) * 2003-09-25 2005-04-14 Interdigital Technology Corporation Method and system for enhancing reception of wireless communication signals
AU2005203278A1 (en) * 2004-08-12 2006-03-02 Nec Australia Pty Ltd Method for calculating filter coefficients for an equaliser in a communication receiver
AU2005244521A1 (en) * 2004-12-20 2006-07-06 Nec Australia Pty Ltd Computing filter coefficients for an equaliser in a communication receiver
US7542508B2 (en) * 2005-04-21 2009-06-02 Lsi Logic Corporation Continuous-time decision feedback equalizer

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4644562A (en) * 1985-08-28 1987-02-17 At&T Company Combined cross polarization interference cancellation and intersymbol interference equalization for terrestrial digital radio systems
EP0293620A1 (de) * 1987-05-25 1988-12-07 BBC Brown Boveri AG Signalübertragungsverfahren
NL8701333A (nl) * 1987-06-09 1989-01-02 Philips Nv Inrichting voor het bestrijden van intersymboolinterferentie en ruis.
US5031195A (en) * 1989-06-05 1991-07-09 International Business Machines Corporation Fully adaptive modem receiver using whitening matched filtering

Also Published As

Publication number Publication date
DE69320265D1 (de) 1998-09-17
FR2693062A1 (fr) 1993-12-31
US5436929A (en) 1995-07-25
JPH06284053A (ja) 1994-10-07
EP0576359A1 (fr) 1993-12-29
EP0576359B1 (fr) 1998-08-12
DE69320265T2 (de) 1999-04-15
FR2693062B1 (fr) 1994-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3340190B2 (ja) 判断フィードバック等化方法およびその装置
US4701936A (en) Apparatus and method for adjusting the receivers of data transmission channels
US4468786A (en) Nonlinear equalizer for correcting intersymbol interference in a digital data transmission system
JP2770626B2 (ja) 適応受信機
US5887035A (en) Method for joint equalization and detection of multiple user signals
US5590154A (en) Equalizer circuit and a method for equalizing a continuous signal
US6151358A (en) Method and apparatus, and computer program for producing filter coefficients for equalizers
US5533063A (en) Method and apparatus for multipath channel shaping
US5111484A (en) Adaptive distortion canceller
US20060104342A1 (en) Adaptive coefficient signal generator for adaptive signal equalizers with fractionally-spaced feedback
Ding et al. On channel identification based on second-order cyclic spectra
JPH06197032A (ja) 適応型等化器
US6940898B2 (en) Adaptive coefficient signal generator for adaptive signal equalizers with fractionally-spaced feedback
Mannerkoski et al. Blind equalization using least-squares lattice prediction
EP1714449B1 (en) Method and apparatus to perform channel estimation for a communication system
CN109547370B (zh) 联合均衡和干扰消除的超奈奎斯特系统符号估计方法
EP1190491B1 (en) Method and apparatus for interference rejection
US6301315B1 (en) Methods and systems for symbol estimation in a receiver
CN109743271B (zh) 基于迭代干扰消除的超奈奎斯特系统符号估计方法
EP1128617B1 (en) Method and receiver for obtaining channel estimated values for equalising digital signals
JPH10336083A (ja) アダプティブアレイ受信機
De Carvalho et al. Burst mode non-causal decision-feedback equalizer based on soft decisions
KR960014403B1 (ko) 적응 등화기의 탭 계수 갱신 제어 시스템
JP3166913B2 (ja) 自動等化器
KR880001292B1 (ko) 데이타 전송시스템의 멀티-레벨 신호 검파방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020716

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090816

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100816

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100816

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110816

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120816

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130816

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term