JP3339919B2 - 部材固定具 - Google Patents

部材固定具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、釘,びょうなどの部
材固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の技術の一例として、実開昭62
ー196914号公報に示されたものがある。この技術
は釘の脚部を軸方向に沿って一対の脚片に分割し、これ
ら脚片の間に曲がり易い薄い短冊板を挟ませたものであ
る。そして、気泡コンクリートへの釘の打ち込みに従
い、脚片下端から両脚片間にコンクリート層が進入し、
短冊板は上方へジグザグ状に折り畳まれていき、前記両
脚片は八字状に開き、錨となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
技術では、釘は打ち込みと同時に脚片が八字状に開いて
いくので打ち込み層を不都合に破壊し、空洞を生じさ
せ、引き抜き耐力が弱い。
【0004】本発明は上記課題を解決し、打ち込みに際
し、不都合に打ち込み層を破壊しない部材固定具を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、筒本体の上端にフランジを持ち、下端付近に孔を持
つ外筒と、該外筒の下端に一体屈曲形成または別体固定
された尖部と、前記外筒の上端から挿入され、外周面に
は前記外筒の内面との締め代で抜け止めとなる複数の凸
部が円周方向に配置して設けられた軸と、該軸の下端と
前記尖部の上方との間に介在され、前記軸と一体または
別体で固着され、下端が前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨
部材とを含むことである。
【0006】第2構成は、筒本体の上端にフランジを持
ち、下端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の下端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の上端か
ら挿入され、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜
け止めとなる複数の軸方向凸条が円周方向に配置して設
けられた軸と、該軸の下端と前記尖部との間に介在さ
れ、前記軸と一体または別体で固着され、下端が前記外
筒の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含むことである。
【0007】
【作用】 ハンマで軸の頭を打撃して打ち込んでいく
と、外筒と軸は、凸部または凸条があるため、それらが
一体となって、外筒がフランジまで打ち込まれて止ま
る。続く打撃で、頭が外筒のフランジの表面まで打ち込
まれる。このとき、錨部材は、外筒の孔から出ていき、
下地材の内部に侵入する。これにより、釘の引き抜き力
に対抗する錨となる。
【0008】
【実施例】 以下に本発明の実施態様を図面に示す一実
施例にもとづき説明する。図17,18において、外筒
1は鋼製の円筒本体1aの上端に同心の丸フランジ1b
を持ち、下端が屈曲されて尖部1dとなっている。ま
た、尖部1d付近の直径上に対向する2カ所に孔1cが
設けられる。
【0009】鋼製の軸2の円柱本体2aは前記外筒1の
上端から挿入されて上端に同心の丸頭2bを持つ。円柱
本体2aの外周には複数の凸部3が円周方向に等間隔で
設けられ、これが外筒1の内面との“締め代(しめし
ろ)”となり、外筒1が打ち込み終わるまでは、両者は
一体となっている。凸部3に代えて、軸方向凸条が円周
方向に配置して設けられる。また、これらの凸部または
凸条は外筒1の外側から押圧(又は打撃)することによ
り、外筒1の内側に突出成形させてもよい。
【0010】棒状の錨部材4は、該軸2の下端と前記尖
部1cの上方との間に介在され、軸2の下端に溶接10
で固着され、下端が前記外筒1の孔1cに臨む。錨部材
4は鋼からなる丸針金からなり、これが逆U字状に屈曲
され、針金の両端部4aが下側となり、これら両端部4
aは前記外筒1の孔1c内に臨むように屈曲されてい
る。
【0011】以上において、図18,19で、軽量気泡
コンクリート下地材Bの表面に屋根瓦または木板等の外
装材料Aを本発明の釘で固定する場合を説明する。ハン
マで軸2の頭2bを打撃して打ち込んでいくと、外筒1
と軸2は、凸部3があるため、それらが一体となって、
外筒1がフランジ1bまで打ち込まれて止まる。続く打
撃で、軸頭2bがフランジ1bまで打ち込まれる。この
とき、錨部材4は、その軸方向に順に外筒の孔1cから
出ていき、下地材Bの内部に侵入する。これにより、釘
の引き抜き力に対抗する錨となる。
【0012】図5は他の実施例を示す。外筒の孔1cは
上側が切り出され、内側に屈曲されて、案内片1eが形
成され、これに錨部材4の下端が支持される。
【0013】図6は他の実施例を示す。外筒1下部の内
側で尖部1dと孔1cとの間には、円柱状案内部材5が
介在される。案内部材5の上端は、外筒1の軸方向にほ
ぼ直角をなす平坦面からなる。この場合は図6のよう
に、錨部材4の下部下面は案内部材5の上面により反力
を受けると共に、案内部材5の上面周縁の隅角部5aに
強力に押し付けられ、錨部材4の先端は上向きに屈曲し
ていく。続くハンマの打撃で、錨部材4が外筒孔1cを
通過する部分の上面も外筒孔1cの隅角1fに強力に押
し付けられる。この結果錨部材は外筒孔1cを通過する
部分において上下面で強力に挟まれた状態で、外筒から
出ていくので、“しごかれる”ことになり、上方にほぼ
円弧を描いて屈曲していく。
【0014】図7は更に他の実施例を示す。前記案内部
材5の下端を尖部として、前記外筒尖部1dに代えたも
のである。即ち、案内部材51は、外筒1の円筒本体1
aと同心の円柱部51aの下端に下向きの尖頭山部51
bが一体形成され、上端は平坦面とされる。そして、円
柱部51aの外周に円周溝51cが設けられ、これに前
記外筒1の下端の屈曲片1gがかしめ加工により嵌合さ
れる。
【0015】前記錨部材4は前記に代えて図10,11
のごとく、l(アルファベット筆記体小文字)字状線材
の両端が外方に向いて屈曲されたもの、或いは、図1
2,13のごとく、短冊薄板片が長さ方向に沿って下辺
から上辺手前まで切断され、人字状(又は入字状)に屈
曲されたものなどが適用される。また、J字状線材(図
示省略)が用いられ、これが外筒の1個の孔から出るよ
うにしてもよい。
【0016】錨部材として、通常の釘用の材料が用いら
れる。また、ステンレスばね鋼などのばね材を使えば、
弾力に富むので、地震などで外筒1と錨部材との位置関
係がずれても元の状態に戻り、固定強度が強い。
【0017】図14は軸の他の実施例を示し、軸は頭を
有しない。図16は軸の他の実施例を示し、軸は頭を有
せず、軸の上部にシール材層8が塗布される。この場合
は、外筒1内への軸2の打ち込み後は、シール材層8が
雨水の浸入を阻止する。或いは図15のように、軸2の
外周に円周溝2cを設け、これにリングパッキン9を嵌
め込んでもよい。
【0018】本発明は、釘,画びょう、畳びょう等,そ
の他の部材固定具として極めて広い用途に適用される。
また、被打ち込み部材の材料は前記のほか、木毛セメン
ト板,木材,畳等に適用される。
【0019】
【参考例】 図1,2,3において、前記軸凸部3に代
えて、スペーサ筒6が外筒フランジ1bと軸頭2bとの
間に介在される。スペーサ筒6はプラスチック(合成樹
脂)の円筒からなり、外周面には軸方向に沿う複数の溝
6aが等間隔で設けられる。そして、円柱本体2aの外
周には接着剤(または粘着剤)3が塗布され、これが外
筒1の円筒本体1aの内面との粘着または摩擦により、
軸2は抜け止めされる。
【0020】ハンマーで軸2の頭2bを打撃して打ち込
んでいくと、スペーサ筒6があるため、それらが一体と
なって外筒1がフランジ1b間で打ち込まれて止まる。
続いて打撃すると、外筒1はフランジ1bのために移動
が止められているので、軸2の頭により圧縮されて、ス
ペーサ筒6は円周方向に拡がってはじけ分離する。続く
打撃で、接着剤3の付着が解かれ、軸頭2bが外筒1の
フランジ1bの表面まで打ち込まれる。また、このよう
にスペーサ筒6があるので、外筒1が完全に打ち込まれ
るまでは軸2が外筒内を進まない。このため、図4のよ
うに、外筒1の打撃完了後に初めて錨部材4が外筒から
突出していき、打ち込み層の周囲を不都合に破壊しな
い。
【0021】また、図8のように、外筒1が軸方向に沿
う複数の凹凸条があるように成形されたもので、固着力
が増加する。この場合は相対向する凸条間に錨部材4を
介在させ、これらの部分に孔1cを設ければ、錨部材4
の孔1cに対する位置決めが容易・確実となる。また、
この場合、軸2の外径を僅かに太くして、“締め代(し
めしろ)”を生じさせると、前記接着剤3が省略でき
る。また、図9のように、外筒1の軸断面が矩形(正方
形)の場合も、軸2の太さを大きくして締め代を作る
と、前記接着剤3が省略できる。
【0022】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0023】
【発明の効果】 本発明の構成により、外筒の先端付近
の側面から、棒状の錨部材が棒の先端から長さ方向に突
出してくるので、錨部材は層を破壊することなくスムー
ズに侵入する。従って、固定具の根元の安定性もよい。
また、固定具の先端を尖頭形状に出来るので、打ち込み
易く、層を不都合に破壊しない。しかも、太さは外筒と
軸または外筒と錨部材とにより決まるので、従来のもの
より細くでき、打ち込み易く、打ち込んだ釘の周囲の防
水もやり易い。そのうえ、錨部材の太さと材料強度およ
び長さを選択することにより、引き抜き耐力を自由に設
計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例の正面図である。
【図2】 図1の縦断面図である。
【図3】 図1のX−X端面図である。
【図4】 参考例の使用状態断面図である。
【図5】 外筒下部の第2実施例である。
【図6】 外筒下部の第3実施例である。
【図7】 外筒下部の第4実施例である。
【図8】 外筒の参考例である。
【図9】 外筒の他の参考例である。
【図10】 錨部材の第2実施例の正面図である。
【図11】 図10の左側面図である。
【図12】 錨部材の第3実施例の正面図である。
【図13】 図12の右側面図である。
【図14】 外筒と軸との仮止め部の他の実施例図であ
る。
【図15】 外筒と軸との仮止め部の他の実施例図であ
る。
【図16】 軸の上部の他の実施例である。
【図17】 本発明の一実施例の正面図である。
【図18】 図1の縦断面図である。
【図19】 一実施例の使用状態断面図である。
【符号の説明】
A 外装材 B 下地材 1 外筒 1a 筒本体 1b フランジ 1c 孔 1d 尖部 2 軸 2a 本体 2b 頭 3 接着剤 4 錨部材 4a 端部 5 案内部材 6 スペーサ 8 シール材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 15/00 - 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒本体の上端にフランジを持ち、下端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の下端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の上端から挿入さ
    れ、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜け止めと
    なる複数の凸部が円周方向に配置して設けられた軸と、
    該軸の下端と前記尖部の上方との間に介在され、前記軸
    と一体または別体で固着され、下端が前記外筒の孔に臨
    んだ棒状の錨部材とを含むことを特徴とする部材固定
    具。
  2. 【請求項2】 筒本体の上端にフランジを持ち、下端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の下端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の上端から挿入さ
    れ、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜け止めと
    なる複数の軸方向凸条が円周方向に配置して設けられた
    軸と、該軸の下端と前記尖部との間に介在され、前記軸
    と一体または別体で固着され、下端が前記外筒の孔に臨
    んだ棒状の錨部材とを含むことを特徴とする部材固定
    具。
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