JP3244574B2 - 部材固定具 - Google Patents

部材固定具

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JP3244574B2
JP3244574B2 JP26166493A JP26166493A JP3244574B2 JP 3244574 B2 JP3244574 B2 JP 3244574B2 JP 26166493 A JP26166493 A JP 26166493A JP 26166493 A JP26166493 A JP 26166493A JP 3244574 B2 JP3244574 B2 JP 3244574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釘,びょうなどの部材
固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例として、実開昭62ー
196914号公報に示されたものがある。この技術は
釘の脚部を軸方向に沿って一対の脚片に分割し、これら
脚片の間に曲がり易い薄い短冊板を挟ませたものであ
る。そして、気泡コンクリートへの釘の打ち込みに従
い、脚片下端から両脚片間にコンクリート層が進入し、
短冊板は上方へジグザグ状に折り畳まれていき、前記両
脚片は八字状に開き、錨となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、釘は打ち込みと同時に脚片が八字状に開いてい
くので打ち込み層を不都合に破壊し、空洞を生じさせ、
引き抜き耐力が弱い。
【0004】本発明は上記課題を解決し、打ち込みに際
し、不都合に打ち込み層を破壊しない部材固定具を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、第1構成
は、筒本体の一端にフランジを持ち、他端付近に孔を持
つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成または別体固定
された尖部と、前記外筒の一端から挿入された軸と、該
軸の他端と前記尖部との間に介在され、または前記軸と
一体に形成もしくは別体で固着され、他端が前記外筒の
孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記外筒フランジと前記軸
頭との間に介在された離脱可能なスペーサ筒とを含み、
前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
され、該ドーナツ状板の孔周縁が外筒他端側に屈曲さ
れ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前
記ドーナツ状板が嵌合した状態で、該ドーナツ状板の屈
曲部が絞られて前記筒本体に固着されたことである。
【0006】第2構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入され、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜
け止めとなる複数の凸部が円周方向に配置して設けられ
た軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、また
は前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が
前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含み、前記外筒
フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板とされ、該
ドーナツ状板の孔周縁が外筒他端側に屈曲され、前記筒
本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前記ドーナツ
状板が嵌合した状態で、該ドーナツ状板の屈曲部が絞ら
れて前記筒本体に固着されたことである。
【0007】第3構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入され軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在さ
れ、または前記軸と一体に形成もしくは別体で固着さ
れ、他端が前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記
外筒フランジと前記軸頭との間に介在された離脱可能な
スペーサ筒と、前記外筒の前記フランジに至る部分の外
周に挿入されたスリーブを含み、前記外筒フランジは前
記筒本体と別体のドーナツ状板とされ、前記筒本体の一
端は拡径屈曲され、前記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌
合した状態で、前記スリーブが前記外筒の他端から挿入
されてこれらの部分が組とされたことである。
【0008】第4構成は、筒本体の一端にフランジを持
ち、他端付近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈
曲形成または別体固定された尖部と、前記外筒の一端か
ら挿入され、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜
け止めとなる複数の凸部が円周方向に配置して設けられ
た軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、また
は前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が
前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記外筒の前記
フランジに至る部分の外周に挿入されたスリーブを含
み、前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状
板とされ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本
体に前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、前記スリーブ
が前記外筒の他端から挿入されてこれらの部分が組とさ
れたことである。
【0009】第5構成は、前記いずれかの構成におい
て、前記ドーナツ状板は皿バネまたは円板バネからなる
ことである。
【0010】
【作用】ハンマで軸の頭を打撃して打ち込んでいくと、
外筒と軸は、スペーサ筒があるため、それらが一体とな
って、外筒がフランジまで打ち込まれて止まる。続いて
打撃すると、外筒はフランジで移動が止められているの
で、軸の頭に圧縮されてスペーサ筒は破壊され分離す
る。続く打撃で、軸頭が外筒のフランジの表面まで打ち
込まれる。このとき、錨部材は、外筒の孔から出てい
き、下地材の内部に侵入する。これにより、引き抜き力
に対抗する錨となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。
【0012】図1,2,3において、外筒1は鋼製の円
筒本体1aの上端に同心の丸フランジ1bを持ち、下端
が屈曲されて尖部1dとなっている。また、尖部1d付
近の直径上に対向する2カ所に孔1cが設けられる。該
外筒の孔1cは外筒軸方向に長い長孔である。
【0013】前記外筒フランジ1bは前記筒本体1aと
別体のドーナツ状板とされ、該ドーナツ状板の孔周縁が
下方に屈曲され、前記筒本体の上端は拡径屈曲され、前
記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、該ドー
ナツ状板の屈曲部が絞られて前記筒本体に固着される。
【0014】鋼製の軸2の円柱本体2aは前記外筒1の
上端から挿入されて上端に同心の丸頭2bを持ち、前記
軸本体2aと前記頭2bとの境界には、頭側に拡がるテ
ーパ面2cが形成されている。また、前記軸2の下端面
には位置決め凹部2dが形成されている。そして、円柱
本体2aの外周には接着剤(または粘着剤)3が塗布さ
れ、これが外筒1の円筒本体1aの内面との粘着または
摩擦により、軸2は抜け止めされる。
【0015】棒状の錨部材4は、該軸2の下端と前記尖
部1cの上方との間に介在され、下端が前記外筒1の孔
1cに臨む。錨部材4は鋼からなる丸針金からなり、こ
れが逆U字状に屈曲され、針金の両端部4aが下側とな
り、これら両端部4aは前記外筒1の孔1c内に臨むよ
うに屈曲されている。
【0016】スペーサ筒6は外筒フランジ1bと軸頭2
bとの間に介在される。スペーサ筒6はプラスチック
(合成樹脂)の円筒からなり、軸方向を境として片側部
分で他の部分(厚肉部6a)よりも薄く(薄肉部6b)
されている。そして、前記片側部分(薄肉部6b)の前
記軸頭側端面において、薄肉部6bの上面が低くなるよ
うな傾斜面6cが設けられている。
【0017】前記スペーサ6と前記筒本体1aの境界に
はワッシャ9が介在されている。
【0018】以上において、図4で、軽量気泡コンクリ
ート下地材Bの表面に屋根瓦または木板等の外装材料A
を本発明の釘で固定する場合を説明する。ハンマで軸2
の頭2bを打撃して打ち込んでいくと、外筒1と軸2
は、スペーサ筒6があるため、それらが一体となって、
外筒1がフランジ1bまで打ち込まれて止まる。
【0019】続いて打撃すると、外筒1はフランジ1b
のために移動が止められているので、軸2の頭2bによ
り圧縮されて、スペーサ筒6の傾斜面6cおよび軸2の
テーパ面2cによって、軸心を境として厚肉部6a側へ
の半径方向分力がスペーサ筒6の上部に生じる。このた
めスペーサ筒6は仮想線示のごとく、上部から軸2より
半径方向にずれて傾いて行き、薄肉部6bが軸2に強圧
されて破れ軸2から外れる。そして、スペーサ筒は軸の
打ち込みに際し、勢いよく周囲に飛散することなく、ほ
ぼ一方向に緩やかに分離される。このとき、ワッシャ9
は、スペーサ筒6の下部が軸と外筒との間に喰い込むの
を防止する。
【0020】続く打撃で、接着剤3の付着が解かれ、軸
頭2bがワッシャ9を介して外筒1のフランジ1bの表
面まで打ち込まれる。このとき、錨部材4は、その軸方
向に順に外筒の孔1cから出ていき、下地材Bの内部に
侵入する。
【0021】ここで、軸2の下端面には位置決め凹部2
dがあるので、軸2と錨部材4の軸線がほぼ一致するよ
うに保持され、錨部材4はスムーズに外筒から出て行
く。また、孔1cが長孔となっているので、該孔に対す
る錨部材4の先端部の位置決めに厳しい精度が要求され
ない。しかも、孔1cの長さ方向に方向が案内されて、
錨部材4が外筒から出て行く場合もあり、この場合には
錨部材4は外筒から出た部分において、バランスのとれ
た姿勢となる。これにより、引き抜き力に対抗する錨と
なる。また、スペーサ筒6があるので、外筒1が完全に
打ち込まれるまでは軸2が外筒内を進まない。このた
め、外筒1の打撃完了後に初めて錨部材4が外筒から突
出していき、打ち込み層の周囲を不都合に破壊しない。
【0022】ここで、接着剤3は取り扱い中に軸2が外
筒1から抜け出たり、軸2の打ち込み中に錨部材4の弾
性復元力によって軸2に逆方向の力が働いたときに、こ
れに抵抗する。
【0023】図9aは外筒フランジの他の実施例を示
す。外筒フランジ1bは前記筒本体1aと別体のドーナ
ツ状板とされ、筒本体1aの上端は拡径屈曲される。そ
して、前記筒本体に前記ドーナツ状板が嵌合した状態
で、スリーブ11が前記外筒の他端から密接挿入され、
これらの部分が脱落しない組とされている。スリーブ1
1は合成樹脂の成型品からなり、円筒本体11aの一端
に外フランジ11b、他端に先細テーパ面11cがもう
けられる。また、前記ドーナツ状板として皿バネまたは
円板バネが使用されたときは、振動や衝撃を緩衝し、被
打ち込み体に対する緩み止めとなる。
【0024】図5は他の実施例を示す。外筒の孔1cは
上側が切り出され、内側に屈曲されて、案内片1eが形
成され、これに錨部材4の下端が支持される。
【0025】図6は他の実施例を示す。外筒1下部の内
側で尖部1dと孔1cとの間には、円柱状案内部材5が
介在される。案内部材5の上端は、外筒1の軸方向にほ
ぼ直角をなす平坦面からなる。この場合は図6のよう
に、錨部材4の下部下面は案内部材5の上面により反力
を受けると共に、案内部材5の上面周縁の隅角部5aに
強力に押し付けられ、錨部材4の先端は上向きに屈曲し
ていく。続くハンマの打撃で、錨部材4が外筒孔1cを
通過する部分の上面も外筒孔1cの隅角1fに強力に押
し付けられる。この結果錨部材は外筒孔1cを通過する
部分において上下面で強力に挟まれた状態で、外筒から
出ていくので、“しごかれる”ことになり、上方にほぼ
円弧を描いて屈曲していく。
【0026】図7は更に他の実施例を示す。前記案内部
材5の下端を尖部として、前記外筒尖部1dに代えたも
のである。即ち、案内部材51は、外筒1の円筒本体1
aと同心の円柱部51aの下端に下向きの尖頭山部51
bが一体形成され、上端は平坦面とされる。そして、円
柱部51aの外周に円周溝51cが設けられ、これに前
記外筒1の下端の屈曲片1gがかしめ加工により嵌合さ
れる。
【0027】また、図8のように、外筒1が軸方向に沿
う複数の凹凸条があるように成形されたもので、固着力
が増加する。この場合は相対向する凸条間に錨部材4を
介在させ、これらの部分に孔1cを設ければ、錨部材4
の孔1cに対する位置決めが容易・確実となる。また、
この場合、軸2の外径を僅かに太くして、“締め代(し
めしろ)”を生じさせると、前記接着剤3が省略でき
る。また、図9のように、外筒1の軸断面が矩形(正方
形)の場合も、軸2の太さを大きくして締め代を作る
と、前記接着剤3が省略できる。
【0028】前記錨部材4は前記に代えて図10,11
のごとく、l(アルファベット筆記体小文字)字状線材
の両端が外方に向いて屈曲されたもの、或いは、図1
2,13のごとく、短冊薄板片が長さ方向に沿って下辺
から上辺手前まで切断され、人字状(又は入字状)に屈
曲されたものなどが適用される。また、J字状線材(図
示省略)が用いられ、外筒の1個の孔から出るようにし
てもよい。錨部材4は軸2と一体に形成され、または別
体で接着剤・溶接などで固着される。
【0029】錨部材として、通常の釘用の材料が用いら
れる。また、ステンレスばね鋼などのばね材を使えば、
弾力に富むので、地震などで外筒1と錨部材との位置関
係がずれても元の状態に戻り、固定強度が強い。
【0030】前記に代え、または前記と共にスペーサ筒
6の外周に、軸方向に沿う複数の溝6d(図1の仮想
線)を設ければ、この部分でも破壊する。
【0031】前記スペーサ筒6を設けない場合は、前記
接着剤3の固着力を大きくしておく。これにより、外筒
1が打ち込み終わるまでは、軸2と一体的に打ち込ま
れ、その後に接着剤3の固着が解かれ、軸2が外筒1内
に打ち込まれていく。また、図14のように接着剤3に
代えて、円柱本体2aの外周には複数の凸部3が円周方
向に等間隔で設けられ、これが外筒1の内面との“締め
代(しめしろ)”となり、外筒1が打ち込み終わるまで
は、両者は一体となっている。凸部3に代えて、軸方向
凸条が円周方向に配置して設けられる。また、これらの
凸部または凸条は外筒1の外側から押圧(又は打撃)し
て、外筒1の内側に突出成形させてもよい。或いは図1
5のように、軸2の外周に円周溝2cを設け、これにリ
ングパッキン9を嵌め込んでもよい。これらの変形例は
スペーサ筒6が設けられても適用されるが、外筒と軸と
の付着力は軸が抜け出ない程度に小さく定められる。
【0032】図16は軸の他の実施例を示し、軸は頭を
有せず、軸の上部にシール材層8が塗布される。この場
合は、外筒1内への軸2の打ち込み後は、シール材層8
が雨水の侵入を阻止する。
【0033】本発明は、釘,画びょう、畳びょう等,そ
の他の部材固定具として極めて広い用途に適用される。
また、被打ち込み部材の材料は前記のほか、木毛セメン
ト板,木材,畳等に適用される。
【0034】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0035】
【発明の効果】本発明の構成により、外筒の先端付近の
側面から、棒状の錨部材が棒の先端から長さ方向に突出
してくるので、錨部材は層を破壊することなくスムーズ
に侵入する。従って、固定具の根元の安定性もよい。ま
た、固定具の先端を尖頭形状に出来るので、打ち込み易
く、層を不都合に破壊しない。しかも、太さは外筒と軸
または外筒と錨部材とにより決まるので、従来のものよ
り細くでき、打ち込み易く、打ち込んだ釘の周囲の防水
もやり易い。そのうえ、錨部材の太さと材料強度および
長さを選択することにより、引き抜き耐力を自由に設計
できる。
【0036】また、スペーサ筒のため、外筒がほぼ完全
に打ち込まれるまでは軸が外筒内を進まない。従って、
外筒がほぼ完全に打ち込まれてから錨部材が外筒から突
出して行き、打ち込み層の周囲を不都合に破壊すること
ができるだけ阻止される。
【0037】外筒フランジは筒本体と別体のドーナツ状
板とされ、該ドーナツ状板の孔周縁が下方に屈曲され、
筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前記ドーナ
ツ状板が嵌合した状態で、ドーナツ状板の屈曲部が絞ら
れ筒本体に固着される。従って、外筒にフランジを金型
とプレスで取り付けられ、多量生産に適する。
【0038】外筒フランジは筒本体と別体のドーナツ状
板とされ、筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、スリーブが前記外
筒の他端から挿入され、これらの部分が組とされてい
る。従って、筒本体にフランジを取り付けるプレス設備
が要らない。また、防水シートを通して打ち込む場合、
スリーブの部分で防水効果が増す。
【0039】外筒フランジが皿バネや円板バネのとき、
緩衝による抜け止め効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1のIII─III端面図である。
【図4】使用状態断面図である。
【図5】外筒下部の第2実施例である。
【図6】外筒下部の第3実施例である。
【図7】外筒下部の第4実施例である。
【図8】外筒の他の実施例である。
【図9】外筒の他の実施例である。
【図9a】外筒フランジの他の実施例である。
【図10】錨部材の第2実施例の正面図である。
【図11】図10の左側面図である。
【図12】錨部材の第3実施例の正面図である。
【図13】図12の右側面図である。
【図14】外筒と軸との仮止め部の他の実施例図であ
る。
【図15】外筒と軸との仮止め部の他の実施例図であ
る。
【図16】軸の上部の他の実施例である。
【符号の説明】
1…外筒 1a…筒本体 1b…フランジ 1c…孔
1d…尖部 2…軸 2a…本体 2b…頭 3…接着剤 4…錨部材 4a…端部 5…案内部材 6…スペーサ 8…シール材層 11…スリーブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 15/00 - 15/04 E04B 1/41 503

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入され
    た軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、また
    は前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が
    前記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記外筒フラン
    ジと前記軸頭との間に介在された離脱可能なスペーサ筒
    とを含み、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、該ドーナツ状板の孔周縁が外筒他端側に屈曲さ
    れ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前
    記ドーナツ状板が嵌合した状態で、該ドーナツ状板の屈
    曲部が絞られて前記筒本体に固着されたことを特徴とす
    る部材固定具。
  2. 【請求項2】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入さ
    れ、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜け止めと
    なる複数の凸部が円周方向に配置して設けられた軸と、
    該軸の他端と前記尖部との間に介在され、または前記軸
    と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が前記外筒
    の孔に臨んだ棒状の錨部材とを含み、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、該ドーナツ状板の孔周縁が外筒他端側に屈曲さ
    れ、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に前
    記ドーナツ状板が嵌合した状態で、該ドーナツ状板の屈
    曲部が絞られて前記筒本体に固着されたことを特徴とす
    る部材固定具。
  3. 【請求項3】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入され
    軸と、該軸の他端と前記尖部との間に介在され、または
    前記軸と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が前
    記外筒の孔に臨んだ棒状の錨部材と、前記外筒フランジ
    と前記軸頭との間に介在された離脱可能なスペーサ筒
    と、 前記外筒の前記フランジに至る部分の外周に挿入された
    スリーブを含み、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
    前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、前記スリーブが前
    記外筒の他端から挿入されてこれらの部分が組とされた
    ことを特徴とする部材固定具。
  4. 【請求項4】 筒本体の一端にフランジを持ち、他端付
    近に孔を持つ外筒と、該外筒の他端に一体屈曲形成また
    は別体固定された尖部と、前記外筒の一端から挿入さ
    れ、外周面には前記外筒の内面との締め代で抜け止めと
    なる複数の凸部が円周方向に配置して設けられた軸と、
    該軸の他端と前記尖部との間に介在され、または前記軸
    と一体に形成もしくは別体で固着され、他端が前記外筒
    の孔に臨んだ棒状の錨部材と、 前記外筒の前記フランジに至る部分の外周に挿入された
    スリーブを含み、 前記外筒フランジは前記筒本体と別体のドーナツ状板と
    され、前記筒本体の一端は拡径屈曲され、前記筒本体に
    前記ドーナツ状板が嵌合した状態で、前記スリーブが前
    記外筒の他端から挿入されてこれらの部分が組とされた
    ことを特徴とする部材固定具。
  5. 【請求項5】 前記ドーナツ状板は皿バネまたは円板バ
    ネからなることを特徴とする前記いずれか1の項記載の
    部材固定具。
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