JP3337457B2 - ねじ式ジャッキ装置 - Google Patents

ねじ式ジャッキ装置

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JP3337457B2 JP2000104451A JP2000104451A JP3337457B2 JP 3337457 B2 JP3337457 B2 JP 3337457B2 JP 2000104451 A JP2000104451 A JP 2000104451A JP 2000104451 A JP2000104451 A JP 2000104451A JP 3337457 B2 JP3337457 B2 JP 3337457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家具の高さ
調整などに使用することのできるねじ式ジャッキ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ねじ式ジャッキ装置は、螺軸とこれに螺
嵌する雌ねじ体との組み合わせから成るジャッキ手段に
より2部材を互いに接近離間移動させるものであるが、
この種のねじ式ジャッキ装置に於いて、前記ジャッキ手
段の行程端を規制する場合、前記2部材が接近離間運動
の行程端を越えて相対移動するのを阻止するストッパー
が設けられていた。
【0003】このような従来の構成では、前記2部材が
接近離間移動の行程端に達して前記ストッパーが相手側
に当接したとき、ねじ式ジャッキ手段を駆動する回転操
作軸の回転操作抵抗が大きくなるので、ここで回転操作
を終了させれば良いが、螺軸の1回転でねじの1ピッチ
分しか相対移動しない2部材間の行程端での負荷抵抗の
変化を正確に捕らえて瞬時に回転操作を終了させること
は現実的に不可能であり、大抵の場合、ねじ式ジャッキ
手段の回転操作が殆ど無理な状況になるまで回転操作を
続けてしまうことになる。この結果、螺軸と雌ねじ体と
の噛み合い部を強力に締め付けてしまうことになり、当
該噛み合い部に焼き付きが生じたり、次の逆回転操作が
非常に困難になり、延いては各部の破損や耐用寿命の低
下につながっていた。
【0004】このような問題点を解消するため、特許第
2889894号の公報に記載のように、一方の部材に
自転のみ可能に一端部が支承された螺軸の遊端に半径方
向に突出する突起部を設け、雌ねじ体が固定された他方
の部材側には、前記2部材の相対的接近離間移動の少な
くとも一方の行程端において、前記突起部の回転方向側
辺に当接して前記螺軸の回転を阻止する制止部を設ける
構成が提案されたが、この構成は、螺軸が一方の部材に
自転のみ可能に片持ち状に支承され、他方の部材に雌ね
じ体が固定されているジャッキ手段に限って採用し得る
ものであって、螺軸が一方の部材に固定され、他方の部
材に雌ねじ体が回転のみ可能に支承され、この雌ねじ体
を回転操作する方式のジャッキ手段には採用することが
できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得るねじ式ジャッキ装置を提供する
ことを目的とするものであって、その手段を後述する実
施形態の参照符号を付して示すと、ねじ式ジャッキ手段
(ジャッキユニット15a〜15d)と回転操作軸27
とを回転軸33〜36を含む伝動手段32で連動連結し
て成るねじ式ジャッキ装置であって、前記伝動手段32
中の回転軸33に軸方向にのみ相対移動可能で一体に回
転する筒状螺軸43が外嵌され、この筒状螺軸43の端
部には半径方向に突出する突起44が設けられ、固定フ
レーム(ジャッキ取付フレーム10a)側には、前記筒
状螺軸43に螺嵌する雌ねじ孔45と、このねじ式ジャ
ッキ手段(ジャッキユニット15a〜15d)が少なく
とも一方の行程端に達したときに前記筒状螺軸端部の突
起44に当接して伝動手段32中の回転軸33の回転を
停止させるストッパー46とが設けられた構成となって
いる。
【0006】上記構成の本発明のジャッキ装置を実施す
るに際し、前記筒状螺軸43は、前記伝動手段32中の
回転軸33に遊嵌する円筒状螺軸本体47と、この円筒
状螺軸本体47の一端に固着されたフランジ48とから
構成し、このフランジ48に前記筒状螺軸端部の突起4
4を突設すると共に、このフランジ48の軸孔に、前記
伝動手段32中の回転軸33に軸方向に連続して形成さ
れた回り止め部33aに係合する回り止め用係合部48
aを設けることができる。
【0007】又、前記固定フレーム(ジャッキ取付フレ
ーム10a)側の雌ねじ孔45は、当該固定フレーム
(ジャッキ取付フレーム10a)に取り付けられた板材
49に形成し、この板材49に形成された切り起こし舌
片を前記ストッパー46とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態に係る
ねじ式ジャッキ装置を応用した家具の支持装置を添付図
に基づいて説明すると、図1〜図4に於いて、1は家具
本体2の底部に取り付けられた家具支持装置である。当
該家具支持装置1は、外側台輪3、内側台輪4、移動用
車輪5、及びねじ式ジャッキ装置6とから構成されてい
る。
【0009】外側台輪3は、家具本体2の長手方向と平
行な木製又は合成樹脂製の前後両側板7の両端を鉄板等
の薄板材8で連結した矩形枠状のもので、薄板材8の外
側面と家具本体2の長手方向両端の外側面2aとが略面
一になるように、家具本体2の底板2b(図5及び図6
参照)の下側に取り付けられており、前後両側板7間に
は、両端近傍に位置する車輪取付フレーム9a,9b
と、これら車輪取付フレーム9a,9bの内側に隣接す
るジャッキ取付フレーム10a,10bと、両ジャッキ
取付フレーム10a,10bの中間に位置する中間フレ
ーム11とが、外側台輪3の上端(家具本体2の底面)
と面一になるように架設されている。移動用車輪5は、
前記車輪取付フレーム9a,9bの前後両端下側に取り
付けられている。なお、車輪支持フレーム9a,9bと
ジャッキ取付フレーム10a,10bとは一体に構成す
ることもできる。
【0010】内側台輪4は、外側台輪3の前後両側板7
の内側に隣接する木製又は合成樹脂製の前後両側板12
の両端を、外側台輪3の両端の薄板材8の内側に隣接す
る鉄板等の薄板材13で連結した矩形枠状のもので、外
側台輪3の内側で昇降可能に遊嵌し、前後両側板12間
には、外側台輪3のジャッキ取付フレーム10a,10
bの真下に位置するように、ジャッキ受けフレーム14
a,14bが、内側台輪4の下端と面一になるように架
設されている。
【0011】ねじ式ジャッキ装置6は、外側台輪3のジ
ャッキ取付フレーム10a,10bの前後両端下側に取
り付けられたジャッキユニット(ねじ式ジャッキ手段)
15a〜15dと、中間フレーム11の前端下側に取り
付けられた操作ユニット16とを備えている。
【0012】図4〜図6に示すように、各ジャッキユニ
ット15a〜15dは、ジャッキ取付フレーム10a,
10bに固着されたケーシング17と、このケーシング
17内に軸心が垂直上下方向になる向きで自転のみ可能
に支承された雌ねじ孔付き回転体18と、当該回転体1
8の上下に貫通する雌ねじ孔部19に螺嵌する螺軸20
とから成り、当該螺軸20の下端が内側台輪4のジャッ
キ受けフレーム14a,14bに固着されている。前記
回転体18の上端には、下向きの傘歯車部21が同心状
に連設されている。22は、外側台輪3のジャッキ取付
フレーム10a,10bと前記回転体18との間に介装
されたスラスト軸受であり、23は、外側台輪3のジャ
ッキ取付フレーム10a,10bに回転体18と同心状
に設けられた貫通孔であって、当該回転体18から上方
への螺軸20の突出移動を許す。
【0013】ジャッキ受けフレーム14a,14bに対
する螺軸20の下端の取付方法の一例を説明すると、当
該螺軸20の下端には角形座板部20aが一体成形さ
れ、この角形座板部20aをジャッキ受けフレーム14
a,14bから突設された切り起こし舌片24で挟んで
周り止めした状態で、ジャッキ受けフレーム14a,1
4bと螺軸20とを1本の締結ねじ25で締結固定して
いる。なお、ジャッキ受けフレーム14a,14bに
は、締結ねじ25の頭部が内嵌する凹部26をプレス加
工により形成し、この凹部26の上側で螺軸20を支持
するように構成している。
【0014】操作ユニット16は、図6に示すように中
間フレーム11に自転のみ可能に支承された垂直な回転
操作軸27と、この回転操作軸27の下端に固着され且
つ中間フレーム11に取り付けられたケーシング28内
に内装される傘歯車29と、前記回転操作軸27に対し
て着脱自在な操作ハンドル30とから構成されている。
前記回転操作軸27は、外側台輪3を下側に取り付けら
れた家具本体2の底板2bに設けられた着脱自在な蓋板
付きのハンドル収納部31内に突出する角軸部27aを
備え、この角軸部27aに操作ハンドル30の角孔付き
筒軸部30aを外嵌させることにより、当該操作ハンド
ル30で回転操作軸27を正逆任意の方向に回転操作す
ることができる。使用しない操作ハンドル30は、前記
底板2bのハンドル収納部31内に収納することができ
る。
【0015】図4に示すように、各ジャッキユニット1
5a〜15dの雌ねじ孔付き回転体18と操作ユニット
16の回転操作軸27とは伝動手段32により連動連結
されている。この伝動手段32は、前後対を成すジャッ
キユニット15a,15c及び15b,15dのケーシ
ング17に両端を支承された回転軸33,34と、前側
左右一対のジャッキユニット15a,15bのケーシン
グ17とその中間の操作ユニット16のケーシング28
とに両端が支承された回転軸35,36とを備えてい
る。回転軸33,34の両端には、ジャッキユニット1
5a,15cの雌ねじ孔付き回転体18の傘歯車部21
に咬合する傘歯車37a,37b及び38a,38bが
取り付けられ、回転軸35,36の両端には、ジャッキ
ユニット15a,15bの雌ねじ孔付き回転体18の傘
歯車部21に咬合する傘歯車40a,41aと、操作ユ
ニット16の回転操作軸27に取り付けられている傘歯
車29に咬合する傘歯車40b,41bとが取り付けら
れている。
【0016】一方のジャッキユニット15a,15c間
に架設された回転軸33には、ストッパー手段42が併
設されている。このストッパー手段42は、図5、図7
及び図8に示すように、前記回転軸33に対し軸方向に
のみ相対移動可能で一体に回転する筒状螺軸43と、こ
の筒状螺軸43の端部から半径方向に突出する突起44
と、ジャッキ取付フレーム10a側に設けられ且つ前記
筒状螺軸43に螺嵌する雌ねじ孔45と、外側台輪3に
対し内側台輪4が下降限まで下降したときに前記筒状螺
軸端部の突起44に対し周方向に当接して前記回転軸3
3の回転を停止させるストッパー46とから構成されて
いる。
【0017】更に詳述すれば、前記筒状螺軸43は、前
記回転軸33に遊嵌する円筒状螺軸本体47と、この円
筒状螺軸本体47の一端に固着されたフランジ48とか
ら成り、このフランジ48に前記突起44が突設される
と共に、このフランジ48の軸孔に、前記回転軸33に
軸方向に連続して形成された直径方向2箇所の切欠偏平
回り止め部33aに係合する回り止め用係合部48aが
設けられている。又、前記雌ねじ孔45は、ジャッキ取
付フレーム10aに取り付けられた板材49に形成さ
れ、この板材49に形成された切り起こし舌片が前記ス
トッパー46となっている。
【0018】上記構成の家具の支持装置1によれば、図
1に示すように、外側台輪3に対し内側台輪4を下降さ
せることにより、当該内側台輪4の下端を着床させる
(移動用車輪5を床面から浮上させる)と共に家具本体
2を床面に対し上昇させ、当該家具本体2の上端を天井
面に当接させて、家具本体2を床面と天井面との間で突
っ張らせて固定することができる。又、家具本体2を移
動させるときは、図2に示すように、外側台輪3に対し
内側台輪4を上昇させることにより、当該内側台輪4の
下端を床面から浮上させる(移動用車輪5を着床させ
る)と共に家具本体2を床面に対し下降させることによ
り、当該家具本体2を移動用車輪5で床面上に支持させ
ると共にその上端を天井面から離間させることができ
る。
【0019】外側台輪3に対する内側台輪4の昇降操作
は、図6に示すように、家具本体2の内側から操作ハン
ドル30を操作ユニット16の回転操作軸27にセット
し、当該操作ハンドル30により回転操作軸27を回転
駆動することにより行われる。しかして、この回転操作
軸27の回転は、傘歯車29,40b,41b、回転軸
35,36、傘歯車40a,41a、及び傘歯車部21
を介して、前側左右一対のジャッキユニット15a,1
5bの雌ねじ孔付き回転体18に伝達されると共に、当
該雌ねじ孔付き回転体18の傘歯車部21から傘歯車3
7a,38a、回転軸33,34、傘歯車37b,38
b、及び傘歯車部21を介して、後ろ側左右一対のジャ
ッキユニット15c,15dの雌ねじ孔付き回転体18
に伝達される。
【0020】全てのジャッキユニット15a〜15dの
雌ねじ孔付き回転体18が同時に回転駆動されることに
より、それぞれの雌ねじ孔19に螺合し且つ下端が内側
台輪4側に固定されている各螺軸20が昇降駆動される
が、このとき、各螺軸20が同一方向に同一速度で連動
昇降運動するように、各ジャッキユニット15a〜15
d及び伝動手段32が構成されている。しかして、各ジ
ャッキユニット15a〜15dの螺軸20を同時に同一
速度で下降させることにより、内側台輪4を平行下降さ
せることができ、操作ハンドル30を逆転させて、各ジ
ャッキユニット15a〜15dの螺軸20を同時に同一
速度で上昇させることにより、内側台輪4を平行上昇さ
せることができる。
【0021】上記の内側台輪4の昇降作動時にストッパ
ー手段42の筒状螺軸43は、そのフランジ48と回転
軸33との係合により、当該回転軸33と一体に回転す
るので、固定板材49側の雌ねじ孔45との螺嵌によ
り、軸方向に移動することになる。しかして、上記実施
形態では、内側台輪4の下降時に於ける筒状螺軸43の
移動方向が、そのフランジ48が固定板材49に接近す
る方向となるように構成すると共に、内側台輪4が下降
限に達したとき、前記フランジ48の突起44が固定板
材49側のストッパー46に対し周方向に当接するよう
に構成している。
【0022】従って、内側台輪4を外側台輪3に対し下
降させて、家具本体2を床面と天井面との間で突っ張ら
せて据え付けるとき、天井面の高さが予想より高くて、
内側台輪4が外側台輪3に対し下降限の直前まで下降し
ても家具本体2の上端が天井面に当接しないときは、内
側台輪4が外側台輪3に対し下降限まで下降したとき、
回転軸33と一体に回転しながら軸方向に移動する筒状
螺軸43の突起44が固定板材49側のストッパー46
に対し周方向に当接して、回転軸33の回転を阻止す
る。即ち、それ以上の操作ハンドル30の回転操作、即
ち、内側台輪4の下降操作が自動的に阻止される。
【0023】内側台輪4を外側台輪3に対し上昇させて
移動用車輪5を着床させると共に家具本体2を床面側に
下降させるときは、移動用車輪5の着床を確認して操作
ハンドル30の回転操作を終了すれば良いが、そのまま
操作ハンドル30を回し続けたために内側台輪4が外側
台輪3に対し上昇し続け、螺軸20の上端が家具本体2
の底板2bに当接したり、外側台輪3側の部材と内側台
輪4側の部材とが上下方向に互いに当接するのを防止す
る必要があるときは、図7に示す筒状螺軸43の回転軸
33に対する移動方向が内側台輪4の下降時とは逆方向
となるので、このときにフランジ48が接近移動する側
に、前記ストッパー46と同様のストッパーを配設する
か又は、筒状螺軸43の反対側の端部にも突起44と同
様の突起を付設すると共に当該突起に対応させてストッ
パーを配設する(例えば固定板材49からストッパー4
6とは反対側に突出するようにストッパーを配設する)
ことにより、上記作用と同様の作用で、内側台輪4が外
側台輪3に対し所定高さまで上昇したときに回転軸33
の回転を阻止し、それ以上の操作ハンドル30の回転操
作をできなくすることもできる。
【0024】なお、筒状螺軸43のねじピッチを一般的
なものよりも大きくして、行程限での筒状螺軸43側の
突起44と固定フレーム側のストッパー46との重なり
代をできる限り大きくするのが望ましい。又、回転軸3
3をスプライン軸とするか又は回転軸33に軸方向と平
行に突条又は凹溝(キー溝)を設け、この回転軸33に
筒状螺軸43(円筒状螺軸本体47又はフランジ48)
を軸方向移動のみ可能に外嵌することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上のように実施し且つ家具の支持装置
などに応用することのできる本発明のねじ式ジャッキ装
置によれば、ねじ式ジャッキ手段と回転操作軸との間の
伝動手段が備える回転軸を利用して、当該ねじ式ジャッ
キ手段と連動して回転しながら軸方向に移動する筒状螺
軸を設け、当該ねじ式ジャッキ手段の少なくとも一方の
行程端において、前記筒状螺軸側の突起と固定フレーム
側のストッパーとを、前記筒状螺軸の回転方向で互いに
当接させて前記回転軸の回転を直接阻止させるものであ
るから、ねじ式ジャッキ手段が、回転しながら軸方向に
移動する螺軸を持たないもの、例えば実施形態に示した
ように、固定の螺軸に螺嵌する雌ねじ孔付き回転体を回
転操作する方式のねじ式実施形態手段であっても、この
ねじ式ジャッキ装置の回転操作軸を回転操作する操作者
は、ねじ式実施形態手段が行程限に達した瞬間を感覚的
に容易且つ確実に知ることができ、従来のように螺軸と
雌ねじ体との噛み合い部を締め付けてしまう恐れが皆無
となる。
【0026】従って、従来のように螺軸と雌ねじ体との
噛み合い部を焼き付かせたり、次の逆回転操作が非常に
困難になるようなことがなくなり、操作が楽になると共
に、装置各部の破損を防止し、装置の耐用寿命を長くす
ることができるのである。
【0027】又、本発明の構成によれば、ねじ式ジャッ
キ手段そのものを構成する螺軸と雌ねじ孔付き回転体と
は別に、当該ねじ式実施形態手段に連動して回転しなが
ら軸方向に移動する筒状螺軸を利用するものであるか
ら、ねじ式ジャッキ手段により接近離間移動せしめられ
る2部材の接近離間運動の行程両端や、任意の一端に於
いて、或いは行程両端限間で任意に設定された行程端に
於いて、2部材の接近離間運動を突起とストッパーとの
周方向当接により阻止させることも可能である。
【0028】なお、請求項2に記載の構成によれば、回
転操作軸から雌ねじ孔付き回転体への伝動用回転軸の回
転に連動して回転しながら軸方向に移動する筒状螺軸を
簡単容易に構成することができ、安価に実施することが
できる。又、請求項3に記載の構成によれば、固定フレ
ーム側の雌ねじ孔やストッパーも簡単容易に構成するこ
とができ、より一層安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 家具据え付け状態にした家具支持装置を示す
正面図である。
【図2】 家具を移動可能な状態にした家具支持装置を
示す正面図である。
【図3】 家具支持装置の底面図である。
【図4】 家具支持装置の横断底面図である。
【図5】 図4のA−A線での縦断面図である。
【図6】 図4のB−B線での縦断面図である。
【図7】 ストッパー手段の詳細を示す縦断側面図であ
る。
【図8】 同ストッパー手段の縦断正面図である。
【符号の説明】 1 家具支持装置 2 家具本体 3 外側台輪 4 内側台輪 5 移動用車輪 6 ねじ式ジャッキ装置 10a,10b ジャッキ取付フレーム(固定フレー
ム) 11 中間フレーム 15a〜15d ジャッキユニット(ねじ式ジャッキ
手段) 16 操作ユニット 18 雌ねじ孔付き回転体 19 雌ねじ孔 20 螺軸 21 傘歯車部 27 回転操作軸 29,37a〜38b,40a〜41b 傘歯車 32 伝動手段 33〜36 回転軸 33a 回転軸33の切欠偏平回り止め部 42 ストッパー手段 43 筒状螺軸 44 突起 45 雌ねじ孔 46 ストッパー(切り起こし舌片) 47 円筒状螺軸本体 48 フランジ 48a 回り止め用係合部 49 固定板材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ式ジャッキ手段と回転操作軸とを回転
    軸を含む伝動手段で連動連結して成るねじ式ジャッキ装
    置であって、前記伝動手段中の回転軸に軸方向にのみ相
    対移動可能で一体に回転する筒状螺軸が外嵌され、この
    筒状螺軸の端部には半径方向に突出する突起が設けら
    れ、固定フレーム側には、前記筒状螺軸に螺嵌する雌ね
    じ孔と、このねじ式ジャッキ手段が少なくとも一方の行
    程端に達したときに前記筒状螺軸端部の突起に当接して
    伝動手段中の回転軸の回転を停止させるストッパーとが
    設けられている、ねじ式ジャッキ装置。
  2. 【請求項2】前記筒状螺軸は、前記伝動手段中の回転軸
    に遊嵌する円筒状螺軸本体と、この円筒状螺軸本体の一
    端に固着されたフランジとから成り、このフランジに前
    記筒状螺軸端部の突起が突設されると共に、このフラン
    ジの軸孔に、前記伝動手段中の回転軸に軸方向に連続し
    て形成された回り止め部に係合する回り止め用係合部が
    設けられている、請求項1に記載のねじ式ジャッキ装
    置。
  3. 【請求項3】前記固定フレーム側の雌ねじ孔は、当該固
    定フレームに取り付けられた板材に形成され、この板材
    に形成された切り起こし舌片が前記ストッパーとなって
    いる、請求項1又は2に記載のねじ式ジャッキ装置。
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