JP3335591B2 - ソーセージ原料のボーンセパレータ - Google Patents

ソーセージ原料のボーンセパレータ

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JP3335591B2 JP15792199A JP15792199A JP3335591B2 JP 3335591 B2 JP3335591 B2 JP 3335591B2 JP 15792199 A JP15792199 A JP 15792199A JP 15792199 A JP15792199 A JP 15792199A JP 3335591 B2 JP3335591 B2 JP 3335591B2
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毅 東本
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株式会社ヒガシモトキカイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソーセージ原料から
軟骨、骨くず、筋などの不純物を除去するソーセージ原
料のボーンセパレータに関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】たとえば、荒挽きソーセージ
については、それに軟骨、骨くず、筋などの不純物が混
入されるおそれがあるが、この場合、不純物によってソ
ーセージの食感が損なわれるだけではなく、消費者の歯
を傷め、社会問題を呈することもある。したがって、ソ
ーセージの製造工程において、ソーセージ原料から軟
骨、骨くず、筋などの不純物を除去することは重要であ
り、これまでにも、それを達成する装置がすでに開発さ
れ、使用されている。ボーンセパレータと呼ばれている
ものがそれである。
【0003】ソーセージ原料のボーンセパレータでは、
多数のスリットがスリットドラムの周壁に形成され、ソ
ーセージ原料がスリットドラム内に導入される。さら
に、スリットドラム内において、多数のバーがスリット
ドラムの中心軸のまわりに小さい間隔を置いて配置さ
れ、まず、ソーセージ原料が各バー間を通り、バーによ
ってソーセージ原料が濾過され、不純物が除去される。
さらに、ソーセージ原料がスリットドラムのスリットを
通り、排出され、スリットドラムによってソーセージ原
料が濾過され、不純物が除去される。
【0004】ところで、このボーンセパレータの場合、
不純物がスリットドラムのスリットに付着し、詰まるこ
とはさけられない。このため、その都度ソーセージの製
造工程を中断し、手作業でスリットドラムのスリットを
清掃せねばならないという問題があった。2台のボーン
セパレータを並列に接続し、各ボーンセパレータを交互
に使用するようにすれば、一方のボーンセパレータにお
いて、不純物がスリットドラムのスリットに詰まって
も、それを清掃する間、他方のボーンセパレータによっ
てソーセージ原料を濾過し、不純物を除去することがで
き、ソーセージの製造工程を中断する必要はないが、2
台のボーンセパレータを特別に設けねばならず、コスト
が高い。しかも、手作業でスリットドラムのスリットを
清掃せねばならないことは同様である。
【0005】
【発明の目的】この発明は、多数のスリットをスリット
ドラムの周壁に形成し、ソーセージ原料をスリットドラ
ム内に導入し、スリットドラムのスリットに通し、排出
し、スリットドラムによってソーセージ原料を濾過し、
ソーセージ原料から軟骨、骨くず、筋などの不純物を除
去するソーセージ原料のボーンセパレータにおいて、不
純物がスリットドラムのスリットに詰まらないようにす
ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【発明の構成】この発明によれば、ソーセージ原料のボ
ーンセパレータにスクレーパブレードが設けられる。ス
クレーパブレードはスリットドラムに対応する長さをも
ち、スリットドラムの内周面に沿ってのびる。さらに、
スリットドラムの中心軸のまわりにおいて、スリットド
ラムとスクレーパブレードが相対的に回転し、不純物が
スリットドラムのスリットに付着したとき、スクレーパ
ブレードによってそれが掻き落とされる。
【0007】好ましい実施例では、スクレーパブレード
はスパイラル状をなし、スリットドラムの内周面に沿っ
てのびる。さらに、複数のスクレーパブレードがスリッ
トドラムの周方向に角度間隔を置いて配置され、各スク
レーパブレードがスリットドラムの内周面に沿って回転
する。さらに、スリットドラム内において、多数のバー
がスリットドラムの中心軸のまわりに小さい間隔を置い
て配置され、まず、ソーセージ原料が各バー間を通り、
バーによってソーセージ原料が濾過され、不純物が除去
され、その後、ソーセージ原料がスリットドラムのスリ
ットを通り、スリットドラムによってソーセージ原料が
濾過され、不純物が除去される。
【0008】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
【0009】図1において、これはソーセージ原料のボ
ーンセパレータであり、円筒状のスリットドラム1を有
し、スリットドラム1は円筒状のシェル2内に収容さ
れ、シェル2と同心に配置されている。したがって、図
2に示すように、シェル2およびスリットドラム1が二
重筒状に配置されているものである。さらに、図3に示
すように、多数のスリット3がスリットドラム1の周壁
に形成されている。スリット3はスリットドラム1の軸
方向にのびる。
【0010】さらに、スリットドラム1内において、多
数のバー4がスリットドラム1の中心軸のまわりに小さ
い間隔を置いて配置されている。さらに、エンドプレー
ト5がシェル2およびスリットドラム1の一端にはめ込
まれ、ボス6がエンドプレート5の中央に設けられてお
り、図4に示すように、バー4はシェル2およびスリッ
トドラム1の軸方向にのび、半径方向に傾斜し、その一
端はエンドプレート5のボス6に埋め込まれ、支持され
ている。
【0011】さらに、このボーンセパレータでは、それ
にスクレーパブレード7が設けられており、スクレーパ
ブレード7はスリットドラム1に対応する長さをもち、
スパイラル状をなし、スリットドラム1の内周面に沿っ
てのびる。そして、スリットドラム1の中心軸のまわり
において、スリットドラム1とスクレーパブレード7が
相対的に回転する。
【0012】この実施例では、複数のスクレーパブレー
ド7がスリットドラム1の周方向に角度間隔を置いて配
置されている。たとえば、3つのスクレーパブレード7
が120°の角度間隔を置いて配置されている。4つの
スクレーパブレード7を90°の角度間隔を置いて配置
してもよい。さらに、図5に示すように、スクレーパブ
レード7の一端が環状のリング8に固定され、他端は中
空円錐状の回転体9に固定されている。
【0013】さらに、シェル2およびスリットドラム1
の一端において、ガイド10がエンドプレート5のボス
6にはめ合わされ、リング8はそのガイド10にはめ合
わされ、回転可能に案内されている。シェル2およびス
リットドラム1の他端については、カバー11がそれに
はめ合わされ、カバー11によって回転体9が被覆され
ており、バー4は回転体9に向かってのび、その他端は
回転体9内に突出している。さらに、回転体9のカバー
11が駆動モータ12のケーシングに固定されており、
回転体9は駆動モータ12の中空軸13に固定され、連
結され、中空軸13はスリーブ14,15内に収容さ
れ、回転可能に案内されている。さらに、駆動モータ1
2内において、キー16によって減速機と中空軸13が
連結され、パイプ17が中空軸13のスリーブ15に接
続されており、開閉バルブ18がそのパイプ17に設け
られている。開閉バルブ18はピストン式のもので、ピ
ストンを有し、ピストンはパイプ17内に収容され、ス
リーブ15の位置に配置されている。したがって、ピス
トンによってスリーブ15の出口ポートが閉じられてい
るものである。開閉バルブ18によってそのピストンを
移動させ、スリーブ15の出口ポートを開くこともでき
る。
【0014】さらに、カプラ19がエンドプレート5の
中央に設けられ、パイプまたはホースによってカプラ1
9と送りポンプが接続されており、カプラ20がシェル
2の周壁に設けられ、パイプまたはホースによってカプ
ラ20と充填機が接続されている。送りポンプはソーセ
ージ原料を送るためのものである。充填機はソーセージ
原料を充填するためのものである。
【0015】したがって、このボーンセパレータでは、
送りポンプによってソーセージ原料が送られ、それがカ
プラ19を通り、スリットドラム1内に導入され、スリ
ットドラム1内において、まず、ソーセージ原料が各バ
ー4間を通り、半径方向に流動する。したがって、バー
4によってソーセージ原料が濾過され、ソーセージ原料
から軟骨、骨くず、筋などの不純物が除去され、不純物
は各バー4に沿って流動し、回転体9内を通り、中空パ
イプ13内に導入される。その後、ソーセージ原料がス
リットドラム1のスリット3を通り、シェル2とスリッ
トドラム1間に排出され、カプラ20に導入される。し
たがって、スリットドラム1によってソーセージ原料が
濾過され、不純物が除去され、不純物はスリットドラム
1の内周面に沿って流動し、回転体9内を通り、中空パ
イプ13内に導入される。
【0016】したがって、バー4によって第1フィルタ
が構成され、スリットドラム1によって第2フィルタが
構成され、2段階にわたってソーセージ原料が濾過さ
れ、不純物が除去されるものである。その後、ソーセー
ジ原料がカプラ20を通り、充填機に送られ、充填機に
おいて、ソーセージ原料がケーシングに充填される。し
たがって、製造されたソーセージに軟骨、骨くず、筋な
どの不純物が混入されることはない。
【0017】さらに、これと同時に、駆動モータ12内
において、減速機およびキー16によって中空軸13が
駆動され、回転し、回転体9およびスクレーパブレード
7が中空軸13と一体的に回転する。したがって、スリ
ットドラム1の中心軸のまわりにおいて、各スクレーパ
ブレード7がスリットドラム1の内周面に沿って回転
し、不純物がスリットドラム1のスリット3に付着した
とき、スクレーパブレード7によってそれが掻き落とさ
れる。スクレーパブレード7に刃状のものを使用し、粘
着性の筋がスリットドラム1のスリットに付着したと
き、スクレーパブレード7によってそれをそぎ落とすこ
ともできる。
【0018】中空パイプ13内に導入された不純物につ
いては、それが中空軸13内で堆積する。さらに、一定
時間毎に、開閉バルブ17によってスリーブ14の出口
ポートが開かれ、不純物がパイプ16内に押し出され、
排出され、回収される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、不純物がスリットドラム1のスリット3に付着した
とき、スクレーパブレード7によってそれが掻き落とさ
れる。粘着性の筋がスリットドラム1のスリットに付着
したとき、スクレーパブレード7によってそれをそぎ落
とすこともできる。したがって、不純物がスリットドラ
ム1のスリット3に詰まらず、ソーセージの製造工程を
中断する必要はない。手作業でスリットドラム1のスリ
ット3を清掃する必要もなく、所期の目的を達成するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のボーンセパレータの横断面図である。
【図3】図1のスリットドラムの一部断面側面図であ
る。
【図4】図1のバーの一部断面側面図である。
【図5】図1のスクレーパブレードの一部断面側面図で
ある。
【符号の説明】
1 スリットドラム 3 スリット 4 バー 7 スクレーパブレード 12 駆動モータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のスリットをスリットドラムの周壁
    に形成し、ソーセージ原料を前記スリットドラム内に導
    入し、前記スリットドラムのスリットに通し、排出し、
    前記スリットドラムによって前記ソーセージ原料を濾過
    し、前記ソーセージ原料から軟骨、骨くず、筋などの不
    純物を除去するソーセージ原料のボーンセパレータであ
    って、前記スリットドラムに対応する長さをもち、前記
    スリットドラムの内周面に沿ってのびるスクレーパブレ
    ードと、前記スリットドラムの中心軸のまわりにおい
    て、前記スリットドラムと前記スクレーパブレードを相
    対的に回転させ、前記不純物が前記スリットドラムのス
    リットに付着したとき、前記スクレーパブレードによっ
    てそれを掻き落とす駆動機構とを備えたことを特徴とす
    るソーセージ原料のボーンセパレータ。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパブレードはスパイラル状
    をなし、前記スリットドラムの内周面に沿ってのびるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のソーセージ原料のボー
    ンセパレータ。
  3. 【請求項3】 複数の前記スクレーパブレードが前記ス
    リットドラムの周方向に角度間隔を置いて配置され、前
    記各スクレーパブレードが前記スリットドラムの内周面
    に沿って回転することを特徴とする請求項2に記載のソ
    ーセージ原料のボーンセパレータ。
  4. 【請求項4】 前記スリットドラム内において、多数の
    バーが前記スリットドラムの中心軸のまわりに小さい間
    隔を置いて配置され、まず、前記ソーセージ原料が前記
    各バー間を通り、前記バーによって前記ソーセージ原料
    が濾過され、前記不純物が除去され、その後、前記ソー
    セージ原料が前記スリットドラムのスリットを通り、前
    記スリットドラムによって前記ソーセージ原料が濾過さ
    れ、前記不純物が除去されるようにしたことを特徴とす
    る請求項3に記載のボーンセパレータ。
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