JP3334536B2 - 回路遮断器及びこれを備えた分電盤 - Google Patents

回路遮断器及びこれを備えた分電盤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相3線式の配線路に
介在する回路遮断器及びこれを備えた分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路遮断器としては、実
開平 5-25907号における単相三線式分電盤の充電部電圧
変換構造において開示されている。これらの回路遮断器
X(Y)は、図9乃至図12に示すように、導電バーである
中性極バーA1及び2つの電圧極バー A2,A3のうちの一方
の電圧極バーA2と、中性極バーA1又は他方の電圧極バー
A3とをそれぞれ接続するものであって、一方の電圧極バ
ーA2を接続する共通端子(図示せず)と、中性極バーA1
又は他方の電圧極バーA3を接続する選択端子(図示せ
ず)とが横並びに並設され、接続された2つの導電バー
の組み合わせにより異なる大きさの電圧(100V又は200
V)が印加されるものである。
【0003】100V用の回路遮断器 Xに結線をする場
合は、まず、共通端子に一方の電圧極バーA2をその一部
A4によって接続した状態から、図10に示すように、選
択端子に接続された接続端子 Bに接続バー Cの下板C3を
重ね、第1止めネジ Eを下板C3の挿通孔C5から挿入して
接続端子 Bの螺子孔B1に螺着し、接続端子 Bに接続バー
Cを接続する。次に、接続バー Cの螺子孔C4に第2止め
ネジ Dを少し浅めに螺着し、第2止めネジ Dの首下部D1
を中性極バーA1の切欠部A5に嵌入し、第2止めネジ Dを
締め付けて、接続バー Cが中性極バーA1に接続されるこ
とにより行われる。
【0004】また、200V用の回路遮断器 Yに結線を
する場合は、まず、共通端子に一方の電圧極バーA2をそ
の一部A4によって接続した状態から、上述した100V
の結線の際に接続バー Cに螺着した第1止めネジ Eと第
2止めネジ Dとを緩め、第1止めネジ Eを回転の軸とし
て、第2止めネジ Dを螺着した接続バー Cの上板C2側を
上記と90°反対方向へ回転させて、図10に示すよう
に、第2止めネジ Dの首下部D1を他方の電圧極バーA3の
切欠部A6に嵌入し、第2止めネジ Dを締め付けて、接続
バー Cを他方の電圧極バーA3に接続すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路遮
断器にあっては、100V及び200Vの結線を行う場
合、兼用の接続バー Cによって行うものであるから、1
00V用及び200V用の2つの専用接続バーを必要と
せず、そのために部品の製作や管理に余計な手間がかか
らない。また、接続バー Cを相互に反転させることによ
り100V及び200Vの結線が行えるので、接続バー
を外す必要がなく、もって接続バー C自体の紛失も少な
くなる。
【0006】しかしながら、100V用の回路遮断器 X
と200V用の回路遮断器 Yとは、接続バー Cと接続す
る接続端子 Bとが同一形状であるために、100V用の
回路遮断器 Xに対して、接続バー Cの上板C2側を第2止
めネジ Dでもって他方の電圧極バーA3の切欠部A6に取り
付けると、200Vが印加されて100V用の回路遮断
器 Xが破壊される恐れがあった。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、所定電圧以外の電圧
が印加されるのを未然に防止できる回路遮断器及びこれ
を備えた分電盤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の回路遮断器は、3本の導電バー
のうちの1本に対応する位置に設けられた共通端子収納
部に配設されて3本の導電バーのうちの1本を接続する
共通端子と、残りの2本の導電バーに対応する2つの位
置に各々設けられた2つの選択端子収納部のうち、選択
される導電バーに対応させた1つの選択端子収納部に配
設して残りの2本の導電バーのうちの1本を接続する選
択端子とを備え、接続された2本の導電バーの組み合わ
せにより異なる大きさの電圧が印加される回路遮断器に
おいて、前記共通端子は、導電バーを接続した状態で取
り付けられる取付面から見て協約形回路遮断器における
導電バー接続部と略同一位置に配設され、前記選択端子
及び共通端子を長手方向一方側に配設するとともに、選
択端子を共通端子よりも突設させた構成としてある。
【0009】請求項2記載の回路遮断器は、請求項1の
ものの共通端子及び選択端子の少なくとも一方は、導電
バーを差し込み接続する受刃状に形成された構成として
ある。
【0010】請求項3記載の分電盤は、3本の導電バー
と、これら3本の導電バーのうちの2本の導電バーを共
通端子及び選択端子に各々接続するとともに残りの導電
バーを選択端子収納部に収納して導電バーに沿って配設
された請求項1又は請求項2記載の回路遮断器と、を備
えた構成としてある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である回路遮
断器及びこれを備えた分電盤を図1乃至図8に基づいて
以下に説明する。本実施の形態は、共通端子 4及び選択
端子10(25)がオンオフ操作する操作ハンドル23(操作
面)から見て上下二段に配設されている。
【0012】この回路遮断器 100には100V用の回路
遮断器100aと200V用の回路遮断器100bとがあり、い
ずれも3本の導電バーのうちの1本を接続する共通端子
4と、残りの導電バーのうちの1本を各々選択し、該各
々1本の導電バーを接続する選択端子10(25)とを備え、
接続された2本の導電バーの組み合わせにより異なる大
きさの電圧(100V又は200V)が印加されるもの
である。なお、ここで言う導電バーとは、各電圧極バー
300a,300c及び中性極バー300b、各分岐バー400a,400b,
400cのことである。
【0013】まず、100V用の回路遮断器100aについ
て、図1乃至図3、図7及び図8に基づいて説明する。
この回路遮断器100aは、図1に示すように、フェノール
樹脂のような絶縁材料にて各部品を横嵌め式にした箱状
の第1ケース31及び第2ケース32により略直方体状の器
体 1が形成されている。
【0014】器体 1の長手方向一方側は、図2及び図3
に示すように、図において最上段と最下段とを長手方向
一方側で突設させて、選択端子10を収納するとともに接
続されない残りの1本の導電バーを収納する選択端子収
納部 35,37が形成され、長手方向一方側の中央段には共
通端子 4を収納する共通端子収納部36が形成されてい
る。また、器体 1の長手方向他方側には、負荷(図示せ
ず)に接続される負荷端子 5,5(端子ねじ)が配設され
ている。
【0015】選択端子収納部 35,37及び共通端子収納部
36は、上述したように、導電バーである分岐バー400a,4
00b,400cを差し込み接続する受刃状に形成された選択端
子10及び共通端子 4をそれぞれ収納し得るものであり、
選択端子10については、選択端子収納部35の方へ配設さ
れる。共通端子収納部36は、一方の電圧極バー300aに接
続される分岐バー400aを共通端子 4に接続した状態で取
り付けられる取付部材15(取付面)から見て、共通端子
4が協約形回路遮断器における導電バー接続部と略同一
位置に配設される位置 Lに設けられており、導電バーで
ある分岐バー400aを共通端子 4から外して協約形回路遮
断器に接続し直すことができ、使い勝手が向上するよう
になっている。
【0016】また、共通端子 4から負荷を電気的に接続
する長手方向他端までの寸法 Wを、協約形回路遮断器に
おける導電バー接続部から負荷を電気的に接続する長手
方向他端までの寸法と略同一となる位置に共通端子収納
部36が設けられており、この共通端子収納部36よりも選
択端子収納部 35,37の方が長手方向で突設することとな
るので、選択端子10に接続される分岐バー400bの選択端
子10方向への突出量を共通端子 4に接続される分岐バー
400aの共通端子 4方向への突出量よりも少なくできる。
このため、分岐バー400aをそのままの状態にしても協約
形回路遮断器に置換することができ、協約形回路遮断器
への置換が容易に行えることとなる。なお、協約形回路
遮断器とはJIS協約形回路遮断器のことである。
【0017】図2及び図3において、器体1 の上下壁や
長手方向の両側の壁は、均一な肉厚ではなく、内壁側は
収容する部材の配置、固定、位置決め等を考慮し、外壁
側は各端子の取着等を考慮して適宜設計する。器体 1の
壁内の下方には、固定接点41,42及び可動接点 43,44を
収容する収容空間45(可動接点 43,44が固定接点 41,42
にそれぞれ接離するよう動作する空間)を有している。
また、第1及び第2ケース 31,32の肉厚部分には、両方
のケース 31,32固定のためのかしめピン(図示せず)用
の孔46が設けられている。これらの両ケース 31,32に各
部材を収容し、両ケース 31,32をそれぞれの開口部を塞
ぐように合わせて、かしめピンにてかしめて器体1 を形
成する。
【0018】固定接点41を器体 1の内部側に位置する一
端に固着した共通端子用電源端子板47は、共通端子収納
部36に収容されたプラグイン端子である共通端子 4に他
端側が溶接によって電気的に接続されている。固定接点
42を器体 1の内部側に位置する一端に固着した選択端子
用電源端子板48は、選択端子収納部35に収容されたプラ
グイン端子である選択端子10に他端側が溶接によって電
気的に接続されている。49は共通端子用負荷端子板で、
負荷端子板装着部39に装着され、端子ねじ5 が螺合して
いる。50は選択端子用負荷端子板で、共通端子用負荷端
子板49と同様、負荷端子板装着部40に装着され、端子ね
じ5 が螺合している。51,52 はいずれも可動接触子で、
一端側には固定接点 41,42に接離自在に対向する可動接
点 43,44をそれぞれ固着している。
【0019】共通端子用電源端子板47と共通端子用負荷
端子板49との間には、バイメタル20により構成される異
常電流検出部22が介在するとともに、開閉機構部24の一
部である操作ハンドル23が器体 1から突出するよう設け
られており、操作ハンドル23を操作することにより開閉
機構部24を介して可動接点43,44 が固定接点41,42 にそ
れぞれ接離するとともに、異常電流が電路に流れたとき
には異常電流検出部22により異常を検出して開閉機構部
24に作用させることにより、可動接点 43,44を固定接点
41,42から強制開極させる。
【0020】次に、200V用の回路遮断器100bについ
て、図4乃至図8に基づいて説明する。なお、100V
用の回路遮断器100aと異なるところのみ記す。100V
用の回路遮断器100aは、中性極バー300bに接続される分
岐バー400bを接続する選択端子10が設けられているのに
対し、この200V用の回路遮断器100bは、他方の電圧
極バー300cに接続される分岐バー400cを接続する選択端
子25が設けられた構成になっている。
【0021】詳しくは、100V用の回路遮断器100aで
は、オンオフ操作する操作ハンドル23(操作面)から見
て上下二段に形成された2つの選択端子収納部 35,37の
うちの上段の選択端子収納部35にプラグイン端子である
選択端子10が配設された構成であるのに対し、この20
0V用の回路遮断器100bでは、下段の選択端子収納部37
にプラグイン端子である選択端子25が配設された構成に
なっている。従って、図7及び図8に示すように、分電
盤 200に回路遮断器100b(100a)を取り付ける取付部材15
(取付面)からの選択端子 10,25の距離は、100V用
の回路遮断器100aと200V用の回路遮断器100bとでは
異なるのである。
【0022】この200V用の回路遮断器100bは、上述
した100V用の回路遮断器100a同様、端子収納部37に
収容されてプラグイン端子である選択端子25に溶接され
て電気的に接続される選択端子用電源端子板53が、また
負荷端子板装着部40には選択端子用負荷端子板54がそれ
ぞれ装着されている。そして、共通端子用電源端子板47
と共通端子用負荷端子板49との間に加えて、選択端子用
電源端子板53と選択端子用負荷端子板54との間にも、バ
イメタル20により構成される異常電流検出部22が介在し
ている。また、この200V用の回路遮断器100bは、1
00V用の回路遮断器100aと同様、器体 1から突出する
よう設けられた操作ハンドル23を操作することにより開
閉機構部24を介して可動接点43,44 が固定接点41,42 に
それぞれ接離するとともに、異常電流が電路に流れたと
きには異常電流検出部22により異常を検出して開閉機構
部24に作用させることにより、可動接点 43,44を固定接
点41,42から強制開極させる。
【0023】この200V用の回路遮断器100bも100
V用の回路遮断器100aと同じ器体 1で構成されているの
で、共通端子収納部36は、一方の電圧極バー300aに接続
される分岐バー400aを共通端子 4に接続した状態で取り
付けられる取付部材15(取付面)から見て、共通端子 4
が協約形回路遮断器における導電バー接続部と略同一位
置に配設される位置 Lに設けられており、導電バーであ
る分岐バー400aを共通端子 4から外して協約形回路遮断
器に接続し直すことができ、使い勝手が向上するように
なっている。また、共通端子 4から負荷を電気的に接続
する長手方向他端までの寸法 Wを、協約形回路遮断器に
おける導電バー接続部から負荷を電気的に接続する長手
方向他端までの寸法と略同一となる位置に共通端子収納
部36が設けられており、この共通端子収納部36よりも選
択端子収納部 35,37の方が長手方向で突設することとな
るので、選択端子25に接続される分岐バー400cの選択端
子25方向への突出量を共通端子 4に接続される分岐バー
400aの共通端子 4方向への突出量よりも少なくできる。
このため、分岐バー400aをそのままの状態にしても協約
形回路遮断器に置換することができ、協約形回路遮断器
への置換が容易に行えることとなる。
【0024】以上、100V用の回路遮断器100aと20
0V用の回路遮断器100bとを詳細に説明したが、要する
に回路遮断器 100a,100bの異なる点は、中性極バー300b
又は他方の電圧極バー300cが電気的に接続される選択端
子 10,25の位置が異なることである。すなわち、回路遮
断器 100a,100bをオンオフ操作する操作ハンドル23(操
作面)から見たときに、中性極バー300bを分岐バー400b
により電気的に接続する選択端子10が、2本の電圧極バ
ー300a,300c を分岐バー 400a,400cにより電気的に接続
する共通端子 4及び選択端子25の位置よりも一番手前側
に配設されることとなり、共通端子 4に一方の電圧極バ
ー300aを電気的に接続するとともに選択端子10に中性極
バー300bを電気的に接続すると、共通端子 4に触れる前
に選択端子10に触れる可能性が大きくなり、ほとんど電
流が流れないので安全性が向上する。つまり、100V
用及び200V用の回路遮断器 100a,100bが必ず含まれ
る単相3線式分電盤にあっては、1本の中性極バー300b
と2本の電圧極バー 300a,300cが配設されており、10
0V用の回路遮断器100aの選択端子10に電気的に接続さ
れる中性極バー300bが回路遮断器100a(100b)をオンオフ
操作する操作ハンドル23(操作面)から見て一番手前側
になるのである。
【0025】また、本実施の形態における回路遮断器 1
00a,100bにあっては、共通端子 4及び選択端子10(25)
を、導電バーである分岐バー400a,400b,400cを差し込み
接続する受刃状のプラグイン端子にて形成しているの
で、導電バーである分岐バー400a,400b,400cを差し込む
ことによってのみ各分岐バー400a,400b,400cを接続で
き、接続作業性が向上する。さらに、100V用の回路
遮断器100aと200V用の回路遮断器100bにあっては、
同じ器体 1(外壁)を用い、内部に収納される異常電流
検出部22のバイメタル20の数を増減するとともに選択端
子10(25)をどちらか一方の選択端子収納部35(37)に収納
することにより2種類の大きさの電圧に対応できるの
で、器体 1を共通に使用でき、部品の共通化が図れる。
【0026】次に、これらの100V用の回路遮断器10
0a及び200V用の回路遮断器100bが取り付けられた分
電盤 200を図7及び図8に基づいて説明する。なお、本
実施の形態では、各電圧極バー 300a,300c及び中性極バ
ー300bの接続状態を分かり易くするために、導電バーを
挟んで対向する一対の回路遮断器 100を100V用の回
路遮断器100a及び200V用の回路遮断器100bとしてい
る。この分電盤 200は、単相3線式のものであって、1
本の中性極バー300b及び2本の電圧極バー 300a,300cを
有した導電バーと、1本の中性極バー300b及び2本の電
圧極バー 300a,300cのうちの2本の導電バーを各々接続
するとともに残りの1本の導電バーを選択端子収納部35
(37)に収納して導電バーに沿って並設された100V用
及び200V用の回路遮断器 100a,100bとを備えたもの
である。中性極バー300b及び電圧極バー 300a,300cは、
板状の導電部材によりそれぞれ形成され、中性極バー30
0bを中央とし、その両側に電圧極バー 300a,300bを配設
している。各電圧極バー 300a,300cは、図7に示すよう
に、中性極バー300bと比べて回路遮断器100a(100b)を取
り付けた取付部材15(取付面)側、かつ取付部材15(取
付面)から見て略同一距離 Jに配設されている。1本の
中性極バー100bと2本の電圧極バー 100a,100cとは、そ
れぞれ分岐バー400b,400a,400cを介して各回路遮断器10
0a(100b)の共通端子 4及び選択端子10(25)に電気的に接
続されることとなる。
【0027】中性極バー300bに接続される分岐バー400b
は、直線状に形成されて中性極バー300bの延出方向に対
して直交方向で接続され、そのまま中性極バー300bの延
出方向に対して直交方向に配設した100V用の回路遮
断器100aの選択端子 4に接続されたり、200V用の回
路遮断器100bの選択端子収納部35内に収納されたりして
いる。各電圧極バー 300a,300cに接続される分岐バー 4
00a,400cは、図7に示すように、各電圧極バー 300c,30
0aに接触しないよう、各電圧極バー 300a,300cに接続さ
れる部分が折曲形成され、それぞれ各電圧極バー 300a,
300cで反対側(上面側及び下面側)に取着されている。
【0028】これらの分岐バー 400a,400cは、互いに反
対の電圧極バー 300c,300aに接続することができる。す
なわち、図7において、分岐バー400aの両端を逆にして
折曲形成された部分を電圧極バー300cに接続して、各回
路遮断器 100a,100bの共通端子収納部 36,36内に収納さ
せることができ、分岐バー400Cも同様に、その両端を逆
にして折曲形成された部分を電圧極バー300aに接続し
て、各回路遮断器 100a,100bの選択端子収納部 37,37内
に収納させることができるのである。このようにする
と、一方の電圧極バーが300cとなるとともに、他方の電
圧極バーが300aとなる。従って、中性極バー300b及び各
電圧極バー 300a,300cを挟んで対向する一対の回路遮断
器にどちらの電圧極バー 300a,300cでも接続し易くな
り、もって1の中性極バー300b及び2つの電圧極バー 3
00a,300cからバランス良く給電できるようになってい
る。
【0029】また、1本の中性極バー300bと2本の電圧
極バー 300a,300cのうちの2本を共通端子 4及び選択端
子10(25)に各々接続するとともに残りの1本を選択端子
収納部37(35)に収納して導電バーに沿って並設されてい
るので、現在使用している第1の回路遮断器100a(100b)
から異なる電圧の第2の回路遮断器100b(100a)に変更す
る場合、各バーを第1の回路遮断器100a(100b)から外し
たそのままの状態で、第2の回路遮断器100b(100a)に接
続することによって行え、各回路遮断器 100a,100bの変
更作業が容易にできる。
【0030】この分電盤 200に取着された100V用の
回路遮断器100aにあっては、一方の電圧極バー300aに接
続された分岐バー400aが共通端子 4に差し込まれて接続
されるとともに、中性極バー300bに接続された分岐バー
400bが選択端子10に接続される。このとき、他方の電圧
極バー300cに接続された分岐バー400cは、選択端子収容
部37に収納されることとなるが、選択端子10が収容され
ていないために、電気的に接続されることはない。この
ようにして、100V用の回路遮断器100aは、導電バー
から所定の電圧、つまり100Vが印加される。なお、
これと同様に、200V用の回路遮断器100bは、導電バ
ーから所定の電圧、つまり200Vが印加される。つま
り、各回路遮断器 100a,100bに所定電圧以外の電圧が印
加されるのを未然に防止することができるのである。
【0031】なお、本実施の形態の回路遮断器 100a,10
0bにあっては、共通端子 4及び選択端子10(25)が受刃状
のプラグイン端子により構成されているが、オンオフ操
作する操作ハンドル23(操作面)側から締め付け作業が
行えるものであれば、ねじ締め方式のものであっても良
い。また、共通端子 4及び選択端子10(25)のどちらか一
方のみが受刃状のプラグン端子であっても良い。
【0032】また、本実施の形態によれば、共通端子 4
及び選択端子10(25)は、接点を開閉操作する各部品を組
み込んだ器体 1内に一体に収納しているが、これらの各
部品を収納する器体 1とは別体で器体 1に後付けできる
第2の器体内に収納しても良く、この場合、選択端子10
(25)の組み替え作業が容易となる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の回路遮断器は、3本の導
電バーのうちの1本に対応する位置に設けられた共通端
子収納部に配設されて3本の導電バーのうちの1本を接
続する共通端子と、残りの2本の導電バーに対応する2
つの位置に各々設けられた2つの選択端子収納部のう
ち、選択される導電バーに対応させた1つの選択端子収
納部に配設して残りの2本の導電バーのうちの1本を
続する選択端子とを備え、接続された2本の導電バーの
組み合わせにより異なる大きさの電圧が印加されるの
で、選択端子を2つの選択端子収納部のうちの一方に配
設した位置と他方に配設した位置とに対応した導電バー
を接続することにより、各回路遮断器に所定電圧以外の
電圧が印加されるのを未然に防止できる。また、共通端
子は、導電バー を接続した状態で取り付けられる取付面
から見て協約形回路遮断器における導電バー接続部と略
同一位置に配設され、前記選択端子及び共通端子を長手
方向一方側に配設するとともに、選択端子を共通端子よ
りも突設させているので、選択端子に接続される導電バ
ーの選択端子方向への突出量を少なくでき、導電バーを
共通端子から外して協約型回路遮断器に接続し直す際、
選択端子方向に突出する導電バーをそのままの状態にし
ても協約型回路遮断器に置換することができ、もって協
約型回路遮断器への置換が容易に行える。
【0034】請求項2記載の回路遮断器は、請求項1に
おいて、共通端子及び選択端子の少なくとも一方は、導
電バーを差し込み接続する受刃状に形成されているの
で、導電バーを差し込むことによってのみ導電バーを接
続でき、請求項1記載の効果に加え、導電バーの接続作
業性が向上する。
【0035】請求項3記載の分電盤は、3本の導電バー
と、これら3本の導電バーのうちの2本の導電バーを共
通端子及び選択端子に各々接続するとともに残りの導電
バーを選択端子収納部に収納して導電バーに沿って配設
された請求項1又は請求項2記載の回路遮断器と、を備
えているので、現在使用している第1の回路遮断器から
異なる電圧の第2の回路遮断器に変更する場合、導電バ
ーを第1の回路遮断器から外したそのままの状態で、第
2の回路遮断器に接続することによって行え、各回路遮
断器の変更作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す100V用の回路遮
断器の断面図である。
【図2】同上の第1ケースを外した状態を示す側面図で
ある
【図3】同上の第2ケースを外した状態を示す側面図で
ある。
【図4】同上のものの200V用の回路遮断器を示す断
面図である。
【図5】同上の200V用のものの第1ケースを外した
状態を示す側面図である。
【図6】同上の200V用のものの第2ケースを外した
状態を示す側面図である。
【図7】同上のものの分電盤への取り付け状態を示す断
面図である。
【図8】同上の分電盤の要部斜視図である。
【図9】従来例を示す要部分解斜視図である。
【図10】同上の100V用の結線状態を示す説明図で
ある。
【図11】同上の200V用の結線状態を示す説明図で
ある。
【図12】同上のものが取り付けられた分電盤の充電部
構造の平面図である。
【符号の説明】
4 共通端子 10,25 選択端子 15 取付部材(取付面) 23 操作ハンドル(操作面) 300a,300c 電圧極バー 300b 中性極バー 400a,400b,400c 分岐バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久本 秀夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 田中 孝信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 水野 初男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 中道 義也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 松井 靖 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 大井戸 敏宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 住野 安弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 二畠 康 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 審査官 中川 真一 (56)参考文献 特開 平7−245824(JP,A) 特開 平7−327304(JP,A) 実開 昭56−129113(JP,U) 実開 平5−25907(JP,U) 実開 昭55−173056(JP,U) 実開 昭59−47203(JP,U) 実公 平3−12001(JP,Y2) 実公 昭62−37366(JP,Y1) 米国特許3346777(US,A) SQUARE D COMPANYカ タログ1982,1982年4月 SQUARE D COMPANYカ タログ1977,1977年2月7日 JIS C8371,日本 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/20 H01H 71/08 H01H 73/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本の導電バーのうちの1本に対応する
    位置に設けられた共通端子収納部に配設されて3本の導
    電バーのうちの1本を接続する共通端子と、残りの2本
    の導電バーに対応する2つの位置に各々設けられた2つ
    の選択端子収納部のうち、選択される導電バーに対応さ
    せた1つの選択端子収納部に配設して残りの2本の導電
    バーのうちの1本を接続する選択端子とを備え、接続さ
    れた2本の導電バーの組み合わせにより異なる大きさの
    電圧が印加される回路遮断器において、 前記共通端子は、導電バーを接続した状態で取り付けら
    れる取付面から見て協約形回路遮断器における導電バー
    接続部と略同一位置に配設され、前記選択端子及び共通
    端子を長手方向一方側に配設するとともに、選択端子を
    共通端子よりも突設させたことを特徴とする回路遮断
    器。
  2. 【請求項2】 前記共通端子及び選択端子の少なくとも
    一方は、導電バーを差し込み接続する受刃状に形成され
    ことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 3本の導電バーと、これら3本の導電バ
    ーのうちの2本の導電バーを共通端子及び選択端子に各
    々接続するとともに残りの導電バーを選択端子収納部に
    収納して導電バーに沿って配設された請求項1又は請求
    項2記載の回路遮断器と、を備えて成る分電盤。
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