JP3334304B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造にお
けるレジストパターンを形成する半導体装置の製造方法
に関し、特には、レジスト膜の表面に反射防止膜を形成
してパターンを形成する半導体装置の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造におけるリソグラフィ
ー工程では、高い反射率を有する金属または金属化合物
からなる薄膜上でしかも段差が形成されている部分で、
レジストのパターニングを行うことがある。このような
場合には、いわゆる定在波効果による寸法変動を低減す
るために、レジスト膜の表面に反射防止膜を形成する方
法が提案されている。この反射防止膜は、定在波効果が
最小になるように屈折率と膜厚とを設定したものであ
る。例えば、透明(例えば複素屈折率の虚部k=0)な
反射防止膜を用いた場合の屈折率nA R L は、nA R L
=(nr e s I s t1 / 2、その膜厚dA R L =λ(2
m+1)/(4nA R L )となることが知られている。
ここでnr e s I s t はレジスト膜の屈折率を示し、λ
は照射光の波長を示す。例えば、フッ化クリプトン(K
rF)エキシマレーザ光(波長λ=248nm)を用い
たリソグラフィーで、高反射基板上に複素屈折率の実部
n=1.802,その虚部k=0.011なるレジスト
膜のパターニングを想定した場合には、m=0ならばn
A R L =1.34,dA R L =0.0463μmが反射
防止膜の条件になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記条
件に合う材料は極一部の材料に限定され、しかも水溶性
の膜はない。またレジスト膜の表面に塗布する反射防止
膜で水溶性のものを用いることが実用化されているi線
リソグラフィーでも、定在波効果を0にする最適条件か
らずれた条件で、反射防止膜が形成されている。このた
め、レジスト膜のパターニングでは、定在波効果の影響
を受けるので、高精度のパターンを得ることは困難とな
っている。
【0004】本発明は、レジスト膜の表面に定在波効果
を0にする最適条件の反射防止膜を形成して、その後の
露光および現像処理によってパターンを形成する半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた半導体装置の製造方法である。す
なわち、基板上に形成したレジスト膜の表面に反射防止
膜を塗布して、当該反射防止膜を透して前記レジスト膜
を露光した後、現像処理を行ってパターンを形成するパ
ターンの形成方法において、反射防止膜には露光時の照
射光を吸収するもので、
【化15】 で示される化学式(1)もしくは
【化16】 で示される化学式(2)の構造を持つ芳香族酸アンモニ
ウム塩を含む水溶性染料、
【化17】 で示される化学式(3)もしくは
【化18】 で示される化学式(4)の構造を持つ芳香族酸金属塩を
含む水溶性染料、
【化19】 で示される化学式(5)の構造を持つ陰イオンを含む芳
香族塩を含む水溶性染料、
【化20】 で示される化学式(6)もしくは
【化21】 で示される化学式(7)の構造を持つもので水溶性ポリ
マーに水溶性官能基を共重合させたものを含む水溶性染
料、または、
【化22】 で示される化学式(8):3−インドールアセティック
アシッド(3-Indole Acetic acid)、
【化23】 で示される化学式(9):インドール−2−カーボキシ
リックアシッド(Indole-2-carboxylic acid )、
【化24】 で示される化学式(10):トリプタミンハイドロクロ
ライド(Tryptamine Hydrochrolide )、
【化25】 で示される化学式(11):2,4,6トリメチルピリ
ジニウムP−トルエンスルフォネート(2,4,6 Trimetyl
pridinium p-Toluensulfonate)、
【化26】 で示される化学式(12):アンモニウムベンゾエト
(Ammonium Benzoate)、
【化27】 で示される化学式(13):トラゾリンハイドロクロラ
イド(Tolazoline Hydrochrolide )、および
【化28】 で示される化学式(14):トリペレンアミンハイドロ
クロライド(Tripelennamine Hydrochrolide )のうち
のいずれかの化学式によって表される水溶性染料からな
る吸収剤を含むものを用い、露光時におけるレジスト膜
と反射防止膜との界面からの反射光と当該反射防止膜の
表面からの反射光とがほぼ相殺されるように、反射防止
膜の複素屈折率の虚部と膜厚とで反射防止膜の吸収率を
設定して、レジスト膜の表面に当該反射防止膜を塗布
し、その後、前記露光と前記現像処理とを行ってパター
ンを形成する。また、露光の照射の波長は180nm
以上300nm以下である。
【0006】
【作用】上記半導体装置の製造方法では、レジスト膜の
表面に塗布する反射防止膜には露光時の照射光を吸収す
上記化学式(1)乃至(14)のいずれかで表される
水溶性染料からなる吸収剤を含むものを用い、その反射
防止膜の吸収率を、露光時におけるレジスト膜と反射防
止膜との界面からの反射光とその反射防止膜の表面から
の反射光とがほぼ相殺されるように、反射防止膜の複素
屈折率の虚部と膜厚とで設定することから、レジスト膜
の定在波効果の影響はほぼ無くなる。また反射防止膜の
吸収率を、その複素屈折率の虚部と膜厚とで決定するこ
とから、材料選択の範囲が広がる。さらに上記吸収剤
に、水溶性染料を用いたことから、反射防止膜を塗布に
よって形成することが可能になる。
【0007】
【実施例】本発明の半導体装置の製造方法に係わる実施
例を、図1のパターンの形成工程図により説明する。
【0008】図1の(1)に示すように、基板11上に
形成したレジスト膜12の表面に反射防止膜13を塗布
する。この反射防止膜13には露光時の照射光を吸収す
る吸収剤(図示せず)を添加したものを用いる。例え
ば、水溶性ポリマーに、紫外線(例えば波長が180n
m〜300nm程度)を照射しても分解することが無く
かつ水溶性を有する染料を添加したものを用いる。
【0009】そして図1の(2)に示すように、露光時
の照射光21を照射した際に、レジスト膜12と反射防
止膜13との界面からの反射光31と、反射防止膜13
の表面からの反射光32とがほぼ相殺されるように、当
該反射防止膜13の吸収率を設定する。この吸収率は、
吸収剤の添加量と反射防止膜13の膜厚とによって決ま
る。
【0010】上記水溶性ポリマーには、例えば、下記化
学式(15)により表されるポリビニルアルコール(P
VA)を用いる。
【0011】
【化29】
【0012】上記ポリビニルアルコールは、一般にフッ
化クリプトン(KrF)エキシマレーザ光に対する複素
屈折率の実部n=1.5、虚部k=0.0程度である。
【0013】上記水溶性染料には、例えば波長が180
nm以上300nm以下の照射光を吸収するもので、そ
の照射光によって分解しないような芳香族酸塩類を添加
したものを用いる。
【0014】上記芳香族酸塩類としては、上記化学式
(1)の構造を持つ芳香族酸アンモニウム塩を用いる。
【0015】もしくは、上記化学式(2)の構造を持つ
芳香族酸アンモニウム塩を用いる。
【0016】このような反射防止膜13では、フッ化ク
リプトン(KrF)エキシマレーザ光に対して、一例と
して、複素屈折率の虚部k=0.0747、d=0.2
00μmを得る。
【0017】その後図1の(3)に示すように、上記反
射防止膜13を透してレジスト膜12の所定の領域を露
光して、パターン像14を形成する。
【0018】続いて図1の(4)に示すように、現像処
理を行って、レジスト膜(12)でパターン15を形成
する。このとき、反射防止膜13は、水溶性なので、現
像液を滴下した際に溶解して除去される。または現像処
理装置(図示せず)には純水洗浄ノズルが設置されてい
るので、現像前に、反射防止膜13上に純水洗浄ノズル
から純水を供給することにより純水洗浄を行って反射防
止膜13を除去した後、現像処理を行ってもよい。
【0019】次に上記反射防止膜13の反射防止条件を
説明する。反射を防止する最適条件は、kA R L =0で
は、nA R L =1.34、dA RL =0.0463μ
m、(このとき、m=0,1,2,・・・とする。)な
る条件において周期的に存在する。そして、吸収率を有
しかつ現実的な範囲(例えば、0<kA R L <0.3,
1.3<nA R L <1.6,0<dA R L <0.3μ
m)で、最適条件(定在波効果が0になる条件)を求め
ると、図2に示すようになる。図では、縦軸は複素屈折
率の虚部kA R L を示し、横軸は複素屈折率の実部n
A R L を示す。また図中の数値は膜厚dA R L を示す。
なお、レジスト膜12(図1参照)の複素屈折率は、実
部nr e s I s t =1.8,虚部kr e s I s t =0.
01とする。また露光波長は248nmとする。
【0020】図に示すように、曲線上の全ての点でレジ
スト膜12(図1参照)の定在波効果が表れない最適条
件になる。そこで、反射防止膜13(図1参照)の条件
を設定するには、まず定在波効果を0にする複素屈折率
の実部nA R L の値を選択する。そして、その値におけ
る膜厚dA R L と複素屈折率の虚部kA R L とを選択す
る。その結果を表1に示す。なお、この表1は最適条件
の内の一例を示したものである。
【0021】
【表1】
【0022】この結果、吸収率を上げて膜厚を最適化す
ることによって、任意の複素屈折率に最適条件を見出す
ことが可能になる。なお、吸収率を上昇させるとレジス
ト膜12の吸収エネルギー量が低下するが、高感度レジ
スト(例えば化学増幅レジスト)を用いることによっ
て、エネルギー量の低下を補うことは可能である。
【0023】また複素屈折率の実部nA R L =1.5〜
1.8の領域には、種々の水溶性ポリマーが存在する。
したがって、上記説明したように水溶性ポリマーに適量
の染料を導入することによって、最適条件を満足する反
射防止膜13を形成することは容易である。
【0024】次に、上記半導体装置の製造方法でパター
ン14を形成した場合における定在波効果の影響を図3
によって説明する。図では、縦軸はレジストの吸収率を
示し、横軸はレジスト膜12の膜厚を示す。
【0025】図の実線で示すように、レジスト膜12の
照射光の吸収率(感度)はおよそ50%程度減少する
が、定在波効果の影響はほぼ完全に除去される。なお、
参考として、染料を含まない反射防止膜を用いた場合を
破線によって示した。
【0026】次に、反射防止膜13の膜厚変動に対する
定在波効果の大きさを図4によって説明する。図では、
縦軸は膜厚の変動率を示し、横軸は膜厚を示す。また図
中の実線は上記半導体装置の製造方法で求めた条件、n
A R L =1.5、kA R L =0.0747、dA R L
0.2μmの場合を示し、破線は従来の最適条件の場合
を示す。
【0027】図に示すように、本案の方法によれば、膜
厚dA R L に対する定在波効果の変動率は小さくなる。
また膜厚の制御量wは、従来の最適条件における膜厚の
制御量w’よりも広くなる。例えば、膜厚の変動率が5
%の場合には、w=0.085μm程度になり、w’=
0.060μm程度になる。
【0028】上記パターンの形成方法では、芳香族酸塩
類としては、芳香族酸アンモニウム塩を用いたが、例え
ばその他に芳香族酸金属塩を用いることができる。
【0029】芳香族酸金属塩としては、上記化学式
(3)の構造を持つものを用いる。
【0030】もしくは、上記化学式(4)の構造を持つ
ものを用いる。
【0031】もしくは、陰イオンを含む芳香族塩(例え
ば塩化ピリジン)を用いることができる。
【0032】陰イオンを含む芳香族塩(例えば塩化ピリ
ジン)としては、上記化学式(5)の構造を持つものを
用いる。
【0033】または、反射防止膜13には、例えば波長
が180nm以上300nm以下の露光波長帯域に吸収
を有する官能基を持つポリマーを用いる。このポリマー
は、主鎖に上記官能基を所定の重合比で共重合させたも
のからなる。上記官能基には、例えば芳香環、または芳
香環を有するモノマーを所定の重合比で共重合させたも
のを用いる。また、水溶性ポリマーに水溶性官能基を共
重合させたものを用いることによって、水溶性の反射防
止膜13になる。
【0034】ここで、水溶性ポリマーに水溶性官能基を
共重合させたものの一例を示す。
【0035】水溶性ポリマーに水溶性官能基を共重合さ
せたものとしては、上記化学式(6)で示された構造を
持つものを用いる。
【0036】または、上記化学式(7)で示された構造
を持つものを用いる。
【0037】次に水溶性の反射防止膜の調整方法を説明
する。化学分野で用いられている吸光係数εと光学薄膜
の複素屈折率の虚部kとの間には、波長をλ(μm)、
濃度をc(mol/dm3 )とすると(1)式になる。
【0038】
【数1】
【0039】すなわち、適当な吸光係数εを有する水溶
性の紫外線(Deep UV )用染料を用いれば、その濃度c
によって、反射防止膜のkを容易に制御することが可能
になる。したがって、適当な複素屈折率を有する水溶性
有機薄膜と組み合わせることで、定在波効果による周期
的な実行ドーズ量の変化を理論的に0にすることが可能
になる。
【0040】上記条件を有する染料の一例を以下に示
す。
【0041】上記化学式(8)で表される3−インドー
ルアセティックアシッド(3-IndoleAcetic acid)。
【0042】上記化学式(9)で表されるインドール−
2−カーボキシリックアシッド(Indole-2-carboxylic
acid )。
【0043】上記化学式(10)で表されるトリプタミ
ンハイドロクロライド(TryptamineHydrochrolide )。
【0044】上記化学式(11)で表される2,4,6
トリメチルピリジニウムP−トルエンスルフォネート
(2,4,6 Trimetylpridinium p-Toluensulfonate)。
【0045】上記化学式(12)で表されるアンモニウ
ムベンゾエト(Ammonium Benzoate)。
【0046】上記化学式(13)で表されるトラゾリン
ハイドロクロライド(TolazolineHydrochrolide )。
【0047】上記化学式(14)で表されるトリペレン
アミンハイドロクロライド(Tripelennamine Hydrochr
olide )。
【0048】上記のような染料を用いることが可能であ
る。
【0049】例えば、露光波長λ=248nm、レジス
ト膜の複素屈折率の実部nr e s Is t =1.8、その
虚部kr e s I s t =0.01とする。また反射防止膜
をポリビニルアルコールのような水溶性吸収膜として、
その複素屈折率の実部nA RL =1.5とした場合にお
ける最適な吸収率kA R L とdA R L を求める。その結
果、kA R L =0.075、dA R L =0.200μm
を得る。ここで、染料としてトリプタミンハイドロクロ
ライド(Tryptamine Hydrochrolide )を用いた場合、
露光波長248nmにおけるこの物質の吸光係数は、l
ogε=4程度になる。
【0050】したがって、必要とするkA R L にするに
は、樹脂固形分(比重1と仮定する)67.6gに対し
て、上記染料(mw196.65)を32.4g混入し
て水溶液とする。そしてレジスト膜上に塗布すること
で、所望の複素屈折率nA R L,kA R L ,膜厚d
A R L を有する反射防止膜を得ることが可能になる。こ
の他にも、樹脂および染料の組合せは存在するので、例
えば、反射防止膜の自動設計法によって組み合わせを適
宜選択する。
【0051】また、上記パターンの形成方法では、反射
防止膜13の基材にポリビニルアルコールのような水溶
性ポリマーを用いることで、現像処理前に反射防止膜1
3を除去する工程を付加する必要がなくなる。したがっ
て、反射防止膜13の基材には、ポリビニルアルコール
のような水溶性ポリマーを用いることが好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
レジスト膜表面に塗布する反射防止膜に露光時の照射光
を吸収するもので化学式(1)乃至(14)のいずれか
で表される水溶性染料からなる吸収剤を添加したものを
用い、その反射防止膜の吸収率を、露光時におけるレジ
スト膜と反射防止膜との界面からの反射光とその反射防
止膜の表面からの反射光とがほぼ相殺されるように、反
射防止膜の複素屈折率の虚部と膜厚とで設定するので、
露光時には定在波効果の影響はほぼ無くなる。このた
め、その後の現像によって形成されるパターンは高精度
に形成することができる。また反射防止膜の吸収率を、
その複素屈折率の虚部と膜厚とで決定するので、反射防
止膜の材料選択の範囲が広がる。このため、最適な材料
を選択することが可能になる。さらに上記水溶性吸収剤
に染料を用いたので、反射防止膜を塗布によって形成す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法を説明するパタ
ーンの形成工程図である。
【図2】反射防止膜の最適条件の説明図である。
【図3】レジストの吸収率とその膜厚との関係図であ
る。
【図4】定在波効果の大きさと膜厚との関係図である。
【符号の説明】
11…基板、12…レジスト膜、13…反射防止膜、1
5…パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/004 G03F 7/11

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成したレジスト膜の表面に反
    射防止膜を塗布して、当該反射防止膜を透して前記レジ
    スト膜を露光した後、現像処理を行ってパターンを形成
    するパターンの形成方法において、 前記反射防止膜には露光時の照射光を吸収するもので、 【化1】 もしくは 【化2】 で示される化学式の構造を持つ芳香族酸アンモニウム塩
    を含む水溶性染料、 【化3】 もしくは 【化4】 で示される化学式の構造を持つ芳香族酸金属塩を含む水
    溶性染料、 【化5】 で示される化学式の構造を持つ陰イオンを含む芳香族塩
    を含む水溶性染料、 【化6】 もしくは 【化7】 で示される化学式の構造を持つもので水溶性ポリマーに
    水溶性官能基を共重合させたものを含む水溶性染料、 または、 【化8】 で示される3−インドールアセティックアシッド(3-In
    dole Acetic acid)、 【化9】 で示されるインドール−2−カーボキシリックアシッド
    (Indole-2-carboxylicacid )、 【化10】 で示されるトリプタミンハイドロクロライド(Tryptami
    ne Hydrochrolide )、 【化11】 で示される2,4,6トリメチルピリジニウムP−トル
    エンスルフォネート(2, 4,6 Trimetylpridinium p-Tol
    uensulfonate)、 【化12】 で示されるアンモニウムベンゾエト(Ammonium Benzoa
    te)、 【化13】 で示されるトラゾリンハイドロクロライド(Tolazoline
    Hydrochrolide )および 【化14】 で示されるトリペレンアミンハイドロクロライド(Trip
    elennamine Hydrochrolide )のうちのいずれかの化学
    式によって表される水溶性染料からなる吸収剤を含むも
    のを用い、 前記露光時における前記レジスト膜と前記反射防止膜と
    の界面からの反射光と当該反射防止膜の表面からの反射
    光とがほぼ相殺されるように、前記反射防止膜の複素屈
    折率の虚部と膜厚とで前記反射防止膜の吸収率を設定し
    て、前記レジスト膜の表面に当該反射防止膜を塗布し、 その後、前記露光と前記現像処理とを行ってパターンを
    形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記露光の照射光の波長は180nm以上300nm以
    下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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