JP3333227B2 - デジタル映像信号処理装置 - Google Patents

デジタル映像信号処理装置

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JP3333227B2
JP3333227B2 JP05506392A JP5506392A JP3333227B2 JP 3333227 B2 JP3333227 B2 JP 3333227B2 JP 05506392 A JP05506392 A JP 05506392A JP 5506392 A JP5506392 A JP 5506392A JP 3333227 B2 JP3333227 B2 JP 3333227B2
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雄二 金野
英貴 斉藤
伸行 八木
一夫 福井
和雅 榎並
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Japan Broadcasting Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば放送局などの
放送信号処理設備に用いられるデジタル映像信号処理装
置に係り、特にハイビジョン方式に対応するための改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、放送局などで用いられるデジタ
ル映像信号処理装置は、映像信号の処理目的に応じた個
々の専用処理ユニットで構成される。このため、処理項
目が多くなればなるほどユニット数も多くなり、装置全
体としては大掛りなものとなる。これに伴い、装置の設
計、保守、ユニットの組み合わせといった、目的の処理
機能を実現するための構築作業等には多大な労力を必要
とする。
【0003】そこで、最近ではソフトウェアにより目的
の処理機能を実現でき、物理的な接続作業を要しないデ
ジタル映像処理装置の実用化が進められている。この装
置は複数の演算処理部とネットワーク部を備え、各演算
処理部に外部から映像信号の処理項目に応じたプログラ
ムを与えて目的の処理機能を実現させ、ネットワーク部
に外部から全体的な映像信号処理目的に応じたプログラ
ムを与えて、各演算処理部で得られた機能を結び付ける
接続回線を実現するようにしたものである。
【0004】一方、放送映像の高品位化を目的として、
ハイビジョン方式が開発されている。このハイビジョン
方式は、従来のNTSC方式等と比較して、極めて標本
化周波数が高く、かつ多種多様な処理機能が要求され
る。放送局などではこのハイビジョン方式と従来方式の
各映像信号を共に扱う方向にある。しかし、従来のデジ
タル映像信号処理装置では演算処理能力、機能変更、系
統変更に対する自由度が低く、ハイビジョン方式に対応
することができない。
【0005】このような背景から、上記のソフトウェア
によるデジタル映像信号処理装置を発展させ、ハイビジ
ョン方式にも対応可能とし、従来方式と併用できるよう
にすることが強く要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のデジタル映像信号処理装置では、演算処理能力、機
能変更、系統変更に対する自由度が低く、ハイビジョン
方式に対応することができない。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、高速かつ高度な演算処理を実現すると共
に、機能変更、系統変更に対する自由度を向上させるこ
とができ、特に標本化周波数の1/2で動作する演算器
を用いて、高速映像信号の画素補間データを生成するこ
とができるデジタル映像信号処理装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、入力映像信号の標本化周波数の1/2の
速度で動作するデジタル映像信号処理装置において、前
記入力映像信号の画素データを奇数画素、偶数画素に分
けてそれぞれ奇数画素記憶部、偶数画素記憶部に記憶す
る記憶手段と、前記入力映像信号の画素データをアフィ
ン変換して、水平方向アドレス、垂直方向アドレスを生
成するアドレス生成手段と、この手段で得られる水平方
向生成アドレスと垂直方向生成アドレスを整数部と小数
部に分ける分離手段と、前記アドレス生成手段で得られ
る水平方向生成アドレスと前記分離手段で得られる水平
方向生成アドレスの整数部及び小数部に基づいて水平方
向補間処理を行う水平方向補間処理手段と、前記アドレ
ス生成手段で得られる垂直方向生成アドレスと前記分離
手段で得られる垂直方向生成アドレスの整数部及び小数
部に基づいて垂直方向補間処理を行う垂直方向補間処理
手段とを具備し、 前記水平方向補間処理手段は、前記分
離手段で分離された水平方向生成アドレスの整数部につ
いて最下位ビットにより奇数/偶数を判別する判別手段
と、前記分離手段で分離された水平方向生成アドレスの
整数部から(整数部/2:小数点以下切り捨て)と(整
数部/2+1:小数点以下切り捨て)を水平方向参照ア
ドレスとして求める整数部処理手段と、前記分離手段で
分離された水平方向生成アドレスの小数部から(小数
部)と(1−小数部)を補間係数として求める小数部処
理手段と、前記判別手段で前記水平方向生成アドレスの
整数部が奇数と判別されたとき、前記奇数画素記憶部か
ら水平方向参照アドレス(整数部/2)に対する画素デ
ータを読み出して補間係数(1−小数部)を乗算し、前
記偶数画素記憶部から水平方向参照アドレス(整数部/
2+1)に対する画素データを読み出して補間係数(小
数部)を乗算し、各乗算結果を加算することで水平方向
2点補間画素データを求める第1の水平方向補間手段
と、前記判別手段で前記水平方向生成アドレスの整数部
が偶数と判別されたとき、前記奇数画素記憶部から水平
方向参照アドレス(整数部/2+1)に対する画素デー
タを読み出して補間係数(小数部)を乗算し、前記偶数
画素記憶部から水平方向参照アドレス(整数部/2)
対する画素データを読み出して補間係数(1−小数部)
を乗算し、各乗算結果を加算することで水平方向2点補
間画素データを求める第2の水平方向補間手段とを備
え、 前記垂直方向補間処理手段は、前記分離手段で分離
された垂直方向生成アドレスの整数部から(整数部)と
(整数部+1)を垂直方向参照アドレスとして求める整
数部処理手段と、前記分離手段で分離された垂直方向生
成アドレスの小数部から(小数部)と(1−小数部)を
補間係数として求める小数部処理手段と、前記奇数画素
記憶部から垂直方向参照アドレス(整数部)に対する画
素データを読み出して補間係数(1−小数部)を乗算
し、前記奇数画素記憶部から垂直方向参照アドレス(整
数部+1)に対する画素データを読み出して補間係数
(小数部)を乗算し、各乗算結果を加算することで垂直
方向2点補間画素データを求める第1の垂直方向補間手
段と、前記偶数画素記憶部から垂直方向参照アドレス
(整数部)に対する画素データを読み出して補間係数
(1−小数部)を乗算し、前記偶数画素記憶部から垂直
方向参照アドレス(整数部+1)に対する画素データを
読み出して補間係数(小数部)を乗算し、各乗算結果を
加算することで垂直方向2点補間画素データを求める第
2の垂直方向補間手段と、前記第1及び第2の垂直方向
補間手段の出力を交互に選択出力する切替手段とを備
え、 前記水平方向補間処理手段及び垂直方向補間処理手
段の処理結果からアフィン変換後の4点補間画素データ
を求めることを具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によるデジタル映像信号処理装置で
は、2つの画素間で任意に位置する補間画素を生成する
場合に、入力映像信号の画素データを奇数画素、偶数画
素に分けて記憶しておき、画素データをアフィン変換す
る水平方向及び垂直方向のアドレス生成に際し、各生成
アドレスを整数部と小数部に分けた後、整数部の最下位
ビットにより奇数/偶数を判別する。そして、整数部に
ついては(整数部/2)と(整数部/2+1)を演算
し、小数部については(小数部)と(1−小数部)を演
算して、奇数/偶数の判別結果に応じていずれか一方を
選択し、選択された整数部アドレスと小数部アドレスで
記憶された画素データを読出し、両読出しデータを加算
することによって補間データを生成する
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。
【0011】図1はこの発明に係るデジタル映像信号処
理装置の全体的な構成を示すもので、1(1)〜1
(n)(nは任意)はそれぞれ入力チャンネルが16、
出力チャンネルが16の信号処理クラスタである(各チ
ャンネルは16ビットパラレル、以下同様)。各クラス
タ1(1)〜1(n)は縦続接続され、それぞれLAN
(ローカル・エリア・ネットワーク)2を通じて、ホス
トコンピュータ3により、オペレータからの指令入力に
応じた処理機能及び接続回線に切換制御される。
【0012】図2は上記クラスタ(ここでは1(1)を
代表して示す)の内部構成を示すもので、ネットワーク
4、16個のプログラマブル演算器(PU)5(1)〜
5(16)、ホストコントローラ6を備える。
【0013】上記ネットワーク4は外部入力チャンネル
が16(IN1〜IN16)、内部入力チャンネルが1
6(IN17〜IN32)、外部出力チャンネルが16
(OUT1〜OUT16)、内部出力チャンネルが32
(OUT17〜OUT48)で、ホストコントローラ6
からの制御信号に応じて、任意の入力チャンネルを任意
の出力チャンネルに接続することができる。
【0014】上記プログラマブル演算器5(1)〜5
(16)は共に同一構成であり、NTSC方式からハイ
ビジョン方式まで適用可能としたビデオレート映像信号
処理LSIであり、ネットワーク4の所定の内部出力チ
ャンネル2系統の出力データを受取り、ホストコントロ
ーラ6で指定されるプログラムに従って演算処理し、そ
の処理結果をネットワーク4の所定の内部入力チャンネ
ル1系統に送出する。特に、映像信号処理にあっては、
各種演算を27ns(=1/37.125MHz)のサ
イクル、24ビット精度で行う。
【0015】ホストコントローラ6はLAN2を通じて
ホストコンピュータ3とネットワーク4及びプロクラマ
ブル演算器5(1)〜5(16)を結合するためのもの
である。
【0016】図3は上記プログラマブル演算器(ここで
は5(1)を代表して示す)の具体的な構成を示すもの
で、7はデジタル信号処理を行うDSP(デジタル・シ
グナル・プロセッサ)ユニット、8はDSPユニット7
に与える処理機能及び接続回線のプログラムが格納され
るプログラムメモリ、9はDSPユニット7の処理過程
で必要なデータを適宜記憶するデータメモリである。こ
のデータメモリ9はDM−A、DM−Bの2系統あり、
それぞれ最大1Mバイトまで(ハイビジョン信号の1フ
ィールド分に相当する)記憶可能であり、またルックア
ップテーブル(LUT)として非線形演算器に使用でき
る。図4に上記DSPユニット7の具体的な構成を示
す。
【0017】図4において、入力処理部10(1),1
0(2)はそれぞれネットワーク4の内部出力チャンネ
ル2系統の16ビットデータIN−A,IN−Bを入力
し、同期フラグ処理を行う。同期フラグは前段回路との
間で同期をとるために用いられ、8000H(−327
68)の値をとる。よって、データとしては7FFFH
(32767)〜8001H(−32767)が取り得
る範囲となる。各入力処理部10(1),10(2)の
出力はセレクタ11の外部入力チャンネル(16ビッ
ト)2系統に送られる。
【0018】セレクタ11は外部入力チャンネルが2系
統、内部入力チャンネルが9系統、外部出力チャンネル
が1系統、内部出力チャンネルがデータ出力が14系統
であり、与えられたプログラムデータに従って、任意の
チャンネル入力を任意のチャンネル出力に選択的に切換
導出する。
【0019】出力処理部12はセレクタ11の外部出力
チャンネル1系統(16ビット)の出力データを取り込
み、同期フラグ処理を行ってネットワーク4の内部入力
チャンネル1系統に送出する。ここでの同期フラグ処理
としては、同期オフの場合、データが8000Hのとき
8001Hに置き換え、同期オンの場合、強制的に80
00Hに置き換える。
【0020】ALU(算術論理演算部)13(1),1
3(2)は、それぞれセレクタ11で選択されたチャン
ネル(24ビット)2系統の出力データを取り込み、与
えられたプログラムデータで指定される演算処理を行
い、その処理結果(24ビット)をセレクタ11の内部
入力チャンネル1系統に送出する。演算処理としては、
通常の算術論理演算の他に、TV信号処理によく用いら
れる最大値/最小値、絶対値演算の機能を含み、24ビ
ットで処理される。24ビットでの演算中のオーバーフ
ロー時は、正または負の最大値にクリップされる。
【0021】具体的には図5に示すように構成され、一
方のチャンネル入力は最大3タップの可変ディレイA1
で他方のチャンネル入力タイミングと一致するように遅
延補償され、他方のチャンネル入力と共に演算器A2に
供給される。可変ディレイA1の遅延量及び演算器A2
の演算内容はプログラムデータに応じて切換設定され
る。演算器A2の演算結果はレジスタバンクA3に供給
される。
【0022】このレジスタバンクA3は複数(ここでは
6個とする)の24ビット演算レジスタを備える。その
うちの1個(または2個)はグローバルレジスタA31
として用いられ、その保持データはALU出力となり、
他の4個はローカルレジスタA32として用いられ、そ
の保持データは必要に応じて演算器A2の演算に供され
る。グローバルレジスタA31はパイプラインレジスタ
として機能する。
【0023】AU(アドレス演算部)14(1),14
(2)は、データメモリ9をアクセスするためのアドレ
ス演算、もしくは波形発生に使用され、例えば一方が水
平、他方が垂直のアドレス演算を行うことができる。そ
れぞれセレクタ11で選択されたチャンネル(24ビッ
ト)1系統の出力アドレスデータを取り込み、与えられ
たプログラムデータで指定されるアドレス演算処理を行
い、その処理結果(24+6ビット)をセレクタ11の
内部入力チャンネル1系統に送出する。
【0024】具体的には図6に示すように構成され、内
部にアドレス発生部B1を備える。このアドレス発生部
B1はアドレス演算器B11、アドレスレジスタバンク
B12で構成される。アドレスレジスタバンクB12は
6個の演算レジスタを持ち、アドレス演算器B11と共
になって加算、減算、1/2等の演算ができる。演算内
容はプログラムデータによって設定される。
【0025】このアドレス発生部B1で発生されたアド
レスデータは外部入力アドレスデータ(セレクタ11の
内部出力)と共に内部セレクタB2に供給される。この
内部セレクタB2は内部発生アドレスデータと外部入力
アドレスデータを取り込み、プログラムデータに従って
いずれか一方を比較器B3及びアドレス処理部B4に選
択的に導出する。
【0026】比較器B3は入力アドレスデータを予め設
定された規定値(例えば最大、最小の限界値)と比較
し、規定値を越える場合にはフラグを立ててアドレス処
理部B4に送出する。
【0027】このアドレス処理部B4は置換処理部B4
1、シフタ部B42、モード処理部B43に分けられ
る。置換処理部B41は、例えばクリッピングに使用さ
れ、比較器B3からのフラグに応じて入力アドレスデー
タを所定値に置換える。シフタ部B42は8種のモード
のビットシフトが可能なバレルシフタであり、24ビッ
トの入力アドレスデータの小数点位置を任意に設定でき
る。
【0028】モード処理部B43はシフタ部B42でシ
フトされた後の整数部についてスルー、プラス1、右1
ビットシフト、LSB処理の選択が可能であり、小数部
についてスルー、1マイナスの選択が可能である。選択
はプログラムデータにより行われ、固定に選択される場
合と、算出された整数部のLSBにより自動的に選択さ
れる場合がある。処理データは整数部20ビット、小数
部6ビットに分けて出力される。小数部6ビットはデジ
タル特殊効果における縮小/拡大時の隣接4点補間計算
のために使用される。
【0029】このモード処理により、幾何学変換時の4
点補間の計算が容易に実現できる。特にハイビジョンの
Y信号のように、標本化周波数の1/2でサブサンプル
されるときには、「整数部のLSBによる自動選択モー
ド」が有効である。この構成によるAU14(1),1
4(2)を利用すると、データ演算と並行してデータメ
モリ9のアクセスが可能となる。
【0030】MPY(乗算器)15(1),15(2)
は16×16=32ビットのマクロセルを用い、32ビ
ットから3種のモードで24ビットを切り出せる。それ
ぞれセレクタ11で選択されたチャンネル(16ビッ
ト)2系統の出力データを取り込み、与えられたプログ
ラムデータで指定される形式で両入力データを乗算し、
その演算結果をセレクタ11の内部入力チャンネル(1
6ビット)1系統に送出する。
【0031】具体的には図7に示すように構成され、一
方のチャンネル入力は最大3タップの可変ディレイC1
で他方のチャンネル入力タイミングと一致するように遅
延補償され、他方のチャンネル入力と共に乗算器C2に
供給される。可変ディレイC1の遅延量及び乗算器C2
の演算内容はプログラムデータに応じて切換設定され
る。乗算器C2の演算結果はレジスタバンクC3に供給
される。
【0032】このレジスタバンクC3は複数(ここでは
6個とする)の24ビット演算レジスタを備える。その
うちの1個(または2個)はグローバルレジスタC31
として用いられ、その保持データはMPY出力となり、
他の4個はローカルレジスタC32として用いられ、そ
の保持データは必要に応じて乗算器C2の演算に供され
る。グローバルレジスタC31はパイプラインレジスタ
として機能する。
【0033】可変ディレイ16(1),16(2)は、
それぞれセレクタ11で選択されたチャンネル(16ビ
ット)1系統の出力データを取り込み、16タップでタ
イミング調整を行い、セレクタ11の内部入力チャンネ
ル(16ビット)1系統に送出する。主にマルチプロセ
ッサ動作時のディレイ調相に用いられる。各ディレイ1
6(1),16(2)を縦続に接続するようにセレクタ
11を組めば、32タップディレイとすることも可能で
ある。
【0034】データメモリI/O(インターフェース)
17は、セレクタ11で選択されたチャンネル(16ビ
ット)1系統の出力データ、チャンネル(20ビット)
1系統の出力アドレスデータを取り込み、プログラムデ
ータに応じてデータメモリ9の書き込み、読出しを行
う。読み出されたデータ、アドレスデータはセレクタ1
1の内部入力チャンネル(16ビット)1系統に送出さ
れる。
【0035】具体的には図8に示すように、データ(1
6ビット)、アドレスデータ(20ビット)それぞれを
シフタD1,D2で必要に応じてビットシフトし、プロ
グラムデータに従って、セレクタD3,D4でデータメ
モリ9のいずれかのバンク領域を選択して、書込みまた
は読出しを行う。
【0036】ここで、データメモリ9は2バンク構成
(DM−A,DM−B)であり、A系、B系とも512
KW(1024KB)のアドレス空間を持つ。ハイビジ
ョン時、ワードで1/2フィールド、バイトで1フィー
ルドのデータに対応できる。この構成により、例えば一
方のデータメモリ(フィールドメモリ)を使って計算し
た動きベクトルを他方のデータメモリから読み出すとい
う処理をリアルタイムで実現したり、ルックアップテー
ブル(LUT)として画像信号データの変換処理をリア
ルタイムで行うという処理を実現することが可能とな
る。
【0037】上記セレクタ11、ALU13(1),1
3(2)、AU14(1),14(2)、MPY15
(1),15(2)、可変ディレイ16(1),16
(2)、データメモリI/O17(以下、総称してオペ
ランドと称する)はいずれも内部バス18に接続され
る。この内部バス18には、さらにホストI/O19及
びシーケンサ20が接続される。
【0038】ホストI/O19はホストコントローラ6
を通じてホストコンピュータ3とDSPユニット7の各
オペランドを結合するためのものである。ホストとの受
け渡し用として16W×16ビットのレジスタ群を2バ
ンク持つ。
【0039】片方のバンクはホストに向いており、0番
目のレジスタのMSBを操作することでこの2バンクが
入れ替わる。また、0番目のレジスタにプログラムスタ
ートアドレスを入れておくことにより、1つのプログラ
ムメモリ8に複数動作を書き込んでおき、スタートアド
レスのみを切り替えることで、機能の入れ替えを瞬時に
実現できる。通常、このような切替動作は、垂直ブラン
キングに同期して行い、映像の有効期間に影響を与える
ことなく実行することが可能であり、また複数のプログ
ラマブル演算器による同期動作も容易に行うことができ
る。
【0040】シーケンサ20は制御機構の中心部であ
り、プログラムメモリ8を用いて、インストラクション
のラッチ、デコード、分岐制御、オペランドの制御等を
行うマイクロプログラム制御方式を採用し、条件分岐の
際に崩れないパイプライン動作、オペランドの並列動作
など、映像信号処理に適した構造をとる。プログラムは
外付けのプログラムメモリ8に格納され、1サイクルが
27nsで、フェッチ、デコード、実行の3段のパイプ
ラインで動作する。
【0041】プログラムメモリ8は外部32KWと内部
64Wの2モードが切替可能であり、マイクロプログラ
ムのビット幅は48ビットに設定される。外部モード時
は、内部プログラム用RAMが分岐命令発生時のキャッ
シュとして使用され、分岐時もパイプブレークが生じな
い構造となっている。
【0042】48ビットのマイクロ命令の構造は、分岐
制御を行うSEQ命令と、演算制御を行うFUNC命令
が独立に1命令内にセットできる標準構成命令と、イミ
ディエイト値をオペランドに持つフルフィールド命令の
2種に別れる。SEQ命令は、通常の汎用プロセッサと
異なり、リピート、コンティニュー、ジャンプの3分岐
構造をとり、同一処理を各画素に繰り返すことの多い画
像信号処理の特性をリピートに、演算フラグと同一信号
による条件分岐を同時に行うTV信号処理の特性をコン
ティニュー、ジャンプに反映している。
【0043】SEQ命令には、このほか、プログラムス
タートのためのRST命令や、サブルーチンのためのP
USH、POP命令、標準TVのコンポーネント信号の
ような時間軸多重化された信号をハイビジョンレートで
扱うとき、全てのオペランドを同時に制御するためのF
NC命令がある。
【0044】ここで、プログラムメモリ8及びシーケン
サ20は、概念的には図9に示すように構成され、各オ
ペランドごとのルックアップテーブルLUT1〜LUT
9を備える。各テーブルにはそれぞれ機能別のプログラ
ムデータが格納されている。シーケンサ20は、ホスト
命令から各テーブルに対する機能インデクスデータを識
別し、各テーブルから対応するプログラムデータを読出
し、内部バス18を通じて各オペランドに送出する。ま
た、シーケンサ20は制御信号に応じて各テーブルの機
能別プログラムデータを書き換えることもできる。
【0045】このように、各オペランドごとの制御テー
ブルのいずれかをインデクスにより指定することで、1
命令内に複数のオペランドに対するインデクスを命令ビ
ット幅の増大なしに実現している。この命令により、R
GB信号のような時間軸多重化された低速信号処理時
に、RGBの各信号に対する処理を変えることができ、
1つのDSPユニットで対応することができる。
【0046】上記DSPユニット7の内部では、16ビ
ットと24ビットの2つのデータ形式が混在する。この
間のデータ形式変換には標準転送モードと拡張転送モー
ドの2種があり、十分な精度を確保できるようになって
いる。
【0047】例えば、標準転送モードは、図10に示す
ように、16ビットデータの前に4ビットの符号拡張デ
ータを付加し、後に4ビットの0データを付加して、2
4ビットのデータ形式に変換する。演算後は前後ビット
を切り捨てて16ビットデータを取り出す。拡張転送モ
ードは、図11に示すように、8ビットデータを4+4
ビットに分け、中間に16ビット相当の書き込み不可領
域を設けて、24ビットのデータ形式に変換する。演算
後は前後4ビットのみを取り出して8ビットデータに変
換する。
【0048】尚、詳細は説明しないが、上記DSPユニ
ットは、さらにラインメモリの駆動回路、プログラムデ
バック支援用の回路、複数プロセッサの並列動作のため
の同期回路も搭載している。上記構成において、以下、
この発明の特徴とする高速映像信号の4点補間処理機能
について説明する。
【0049】まず、4点補間処理は、図12に示すよう
に、画素データX(m,n) ,X(m+1,n) ,X(m,n+1) ,X
(m+1,n+1) の4点から、水平方向にp:(1−p)、垂直
方向にq:(1−q)の補間データY(m,n) を求める処理
であり、次式の演算により求められる。 Y(m,n) =(1−p)(1−q)X(m,n) +p(1−q)X(m+1,n) +(1−p)qX(m,n+1) +pqX(m+1,n+1) …(1)
【0050】従来のデジタル映像信号処理装置では、例
えばNTSC(標本化周波数14.3MHz)のような
低速信号を4点補間処理する場合、プログラマブル演算
器が実時間で動作するため、奇数/偶数フィールドによ
り生成アドレスの処理を切り換える必要がなかった。
【0051】すなわち、(1)式において、pは水平ア
ドレス小数部、qは垂直アドレス小数部、X( , ) は生
成アドレス内容を表すとすれば、第1の演算プロセッサ
(1−p)(1−q)X(m,n) =(1−水平アドレス小数
)×(1−垂直アドレス小数部)×(生成アドレスの内
容)を演算し、第2のプロセッサでp(1−q)X(m+1,n)
=(水平アドレス小数部)×(1−垂直アドレス小数部
(生成アドレス水平方向+1の内容)を演算し、第3のプ
ロセッサで(1−p)qX(m,n+1) =(1−水平アドレス
小数部)×(垂直アドレス小数部)×(生成アドレス垂直方
向+1の内容)を演算し、第4のプロセッサでpqX(m,
n+1) =(水平アドレス小数部)×(垂直アドレス小数部)
×(生成アドレス水平方向+1、垂直方向+1の内容)を
演算し、第5のプロセッサで各演算結果を加算合成する
だけでよい。
【0052】しかるに、現在のプロラマブル演算器で
は、その動作速度がハイビジョン(標本化周波数74.
25MHz)レートの1/2しかとれないので、ハイビ
ジョンのような高速信号を4点補間処理する場合、奇数
/偶数フィールドにより生成アドレスの処理を切り換え
て1/2の標本化周波数で動作させなければならず、標
本化周波数そのままの速度で動作させる場合に対して複
雑な処理が必要となる。
【0053】そこで、ここでは以下の手法によりハイビ
ジョン映像信号の4点補間処理を行う。尚、標本化周波
数が1/2ということは水平方向のみ1/2となるの
で、垂直方向の2点補間は従来と同じであり、ここでは
水平方向の2点補間について説明する。
【0054】まず、上記クラスタにハイビジョン映像信
号が図13(a)に示すように水平方向に画素1,2,
3,4,…の順に入力されたとする。クラスタ1内の各
演算器5はハイビジョン標本化周波数の1/2のレート
で動作するので、ネットワーク部4により、奇数番目の
画素1,3,…は演算器5(1)に供給され、偶数番目
の画素2,4,…は演算器5(2)に供給される。各演
算器5(1),5(2)はそれぞれ入力画素をデータメ
モリ9に蓄え、アドレス演算器14(1),14(2)
を用いて補間処理用のアドレス演算を行う。
【0055】アドレス演算は (2)式で表される。 x=AX+BY+C, y=DX+EY+F …(2) このとき、水平方向は1/2レートであるから、 (3)式
のように置き換えられる 。 xe =2A・Xe +BY+C, x0 =2A・X0 +BY+(C+A) …(3) 但し、X0 は奇数画素、Xe は偶数画素を示し、x0
奇数画素の生成アドレス、xe は偶数画素の生成アドレ
スを示す。
【0056】上記生成アドレスx0 またはxe はもとの
標本化周波数レートでの整数部と小数部に分けられる。
ところが、この整数部が奇数になるか偶数になるかで、
図13(b),(c)に示すような場合に分けられる。
そこで、アドレス演算器14(1),14(2)では、
LSBが1か0かによって生成アドレスの奇数/偶数を
判断し、データメモリを参照するアドレス及び補間に使
う小数部を決定する。
【0057】もし、生成アドレスの整数部が奇数(LS
B=1)ならば、データメモリ参照アドレスは(生成ア
ドレスの整数部)/2(但し、小数点以下切り捨て)
で、補間係数は1−(生成アドレスの小数部)であり、
偶数(LSB=0)ならば、データメモリ参照アドレス
(生成アドレスの整数部)/2+1で、補間係数は
成アドレスの小数部である。但し、奇数番目の画素を保
持する演算器5(1)と偶数番目の画素を保持する演算
器5(2)では動作が逆になるので、前記論理とは逆の
論理動作も必要である。すなわち、前記水平方向の補間
処理では、水平方向生成アドレスの整数部について最下
位ビットにより奇数/偶数を判別する。また、水平方向
生成アドレスの整数部から(整数部/2:小数点以下切
り捨て)と(整数部/2+1:小数点以下切り捨て)を
水平方向のデータメモリ参照アドレスとして求める。ま
た、水平方向生成アドレスの小数部から(小数部)と
(1−小数部)を補間係数として求める。上記整数部の
奇数/偶数の判別により、補間処理内容を以下のように
切り替える。まず、判別結果が奇数であるとき、奇数画
素メモリから水平方向参照アドレス(整数部/2)に対
する画素データを読み出して補間係数(1−小数部)を
乗算し、偶数画素メモリから水平方向参照アドレス(整
数部/2+1)に対する画素データを読み出して補間係
数(小数部)を乗算し、各乗算結果を加算することで水
平方向2点補間画素データを求める。図13(b)がこ
の処理に該当し、奇数画素メモリから参照アドレス0
(1/2=0.5で小数点以下切り捨て)の画素データ
(1)を読み出して補間係数(1−p)を乗算し、偶数
画素メモリから参照アドレス1(1/2+1=1.5で
小数点以下切り捨て)の画素データ(2)を読み出して
補間係数を乗算し、両者を加算することで、水平方向
の2点補間画素データ(x,y)を求めることができ
る。また、判別結果が偶数であるとき、奇数画素メモリ
から水平方向参照アドレス(整数部/2+1)に対する
画素データを読み出して補間係数(小数部)を乗算し、
偶数画素メモリから水平方向参照アドレス(整数部/
2)に対する画素データを読み出して補間係数(1−小
数部)を乗算し、各乗算結果を加算することで水平方向
2点補間画素データを求める。図13(c)がこの処理
に該当し、奇数画素メモリから参照アドレス2(=2/
2+1)の画素データ(3)に補間係数を乗算し、偶
数画素メモリから参照アドレス1(2/2)の画素デー
タ(2)を読み出して補間係数(1−p)を乗算し、両
者を加算することで、水平方向の2点補間画素データ
(x,y)を求めることができる。
【0058】上記演算器5(1),5(2)では、それ
ぞれ乗算器15(1)を用いて補間係数と画素データと
を乗算出力する。よって、演算器5(1),5(2)の
演算出力を演算器5(3)で加算することで水平方向の
2点補間データが得られる。さらに、垂直方向の画祖に
ついて演算器5(4)〜5(6)で2点補間を行い、演
算器5(3)及び5(6)の演算出力を5(7)で加算
出力することにより、水平及び垂直方向の4点補間デー
タが得られる。上記垂直方向の補間処理は、以下のよう
にして行う。 まず、垂直方向生成アドレスの整数部から
(整数部)と(整数部+1)を垂直方向参照アドレスと
して求め、小数部から(小数部)と(1−小数部)を補
間係数として求める。奇数画素メモリから垂直方向参照
アドレス(整数部)に対する画素データを読み出して補
間係数(1−小数部)を乗算し、同じ奇数画素メモリか
ら垂直方向参照アドレス(整数部+1)に対する画素デ
ータを読み出して補間係数(小数部)を乗算し、各乗算
結果を加算することで垂直方向2点補間画素データを求
める。 同様にして、偶数画素メモリから垂直方向参照ア
ドレス(整数部)に対する画素データを読み出して補間
係数(1−小数部)を乗算し、同じ偶数画素メモリから
垂直方向参照アドレス(整数部+1)に対する画素デー
タを読み出して補間係数(小数部)を乗算し、各乗算結
果を加算することで垂直方向2点補間画素データを求め
る。そして、2つの垂直方向補間出力を交互に選択出力
する。 以上のようにして得られた水平方向補間処理及び
垂直方向補間処理の各処理結果からアフィン変換後の4
点補間画素データを求めることができる。
【0059】したがって、上記実施例の構成によれば、
ハイビジョンのような高速信号に対し、標本化周波数の
1/2レートで動作する演算器を用いて、容易に4点補
間回路を形成することができる。尚、この発明は上記実
施例に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形しても、同様に実施可能であるこ
とはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、高速か
つ高度な演算処理を実現すると共に、機能変更、系統変
更に対する自由度を向上させることができ、特に標本化
周波数の1/2で動作する演算器を用いて、高速映像信
号の画素補間データを生成することができるデジタル映
像信号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル映像信号処理装置の一
実施例として全体的な構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のクラスタの具体的な構成を示すブロ
ック図。
【図3】同実施例のプログラマブル演算器の具体的な構
成を示すブロック図。
【図4】同実施例のDSPユニットの具体的な構成を示
すブロック図。
【図5】同実施例のALUの具体的な構成を示すブロッ
ク図。
【図6】同実施例のAUの具体的な構成を示すブロック
図。
【図7】同実施例のMPYの具体的な構成を示すブロッ
ク図。
【図8】同実施例のデータメモリI/Oの具体的な構成
を示すブロック図。
【図9】同実施例のプログラムメモリ及びシーケンサの
概念的な構成を示す概念図。
【図10】同実施例のDPSユニットにおける標準転送
モードのデータ形式を示す図。
【図11】同実施例のDPSユニットにおける拡張転送
モードのデータ形式を示す図。
【図12】画像信号の4点補間処理を説明するための
図。
【図13】同実施例の4点補間処理動作を説明するため
の図。
【符号の説明】
1(1)〜1(n)…信号処理クラスタ、2…LAN、
3…ホストコンピュータ、4…ネットワーク、5(1)
〜5(16)…プログラマブル演算器(PU)、6…ホ
ストコントローラ、7…DSPユニット、8…プログラ
ムメモリ、9…データメモリ、10(1),10(2)
…入力処理部、11…セレクタ、12…出力処理部、1
3(1),13(2)…算術論理演算部(ALU)、1
4(1),14(2)…アドレス演算部(AU)、15
(1),15(2)…MPY(乗算器)、16(1),
16(2)…可変ディレイ、17…データメモリI/
O、18…内部バス、19…ホストI/O、20…シー
ケンサ。
フロントページの続き (72)発明者 八木 伸行 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 福井 一夫 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 榎並 和雅 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 審査官 井上 信一 (56)参考文献 特開 昭60−22878(JP,A) 特開 平5−260373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/262 H04N 7/015

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の標本化周波数の1/2の
    速度で動作するデジタル映像信号処理装置において、 前記入力映像信号の画素データを奇数画素、偶数画素に
    分けてそれぞれ奇数画素記憶部、偶数画素記憶部に記憶
    する記憶手段と、前記入力映像信号の画素データをアフィン変換して、水
    平方向アドレス、垂直方向アドレスを生成する アドレス
    生成手段と、 この手段で得られる水平方向生成アドレスと垂直方向生
    成アドレスを整数部と小数部に分ける分離手段と、前記アドレス生成手段で得られる水平方向生成アドレス
    と前記分離手段で得られる水平方向生成アドレスの整数
    部及び小数部に基づいて水平方向補間処理を行う水平方
    向補間処理手段と、 前記アドレス生成手段で得られる垂直方向生成アドレス
    と前記分離手段で得られる垂直方向生成アドレスの整数
    部及び小数部に基づいて垂直方向補間処理を行う垂直方
    向補間処理手段とを具備し、 前記水平方向補間処理手段は、 前記分離手段で分離された水平方向生成アドレスの整数
    部について最下位ビットにより奇数/偶数を判別する判
    別手段と、 前記分離手段で分離された水平方向生成アドレスの整数
    部から(整数部/2:小数点以下切り捨て)と(整数部
    /2+1:小数点以下切り捨て)を水平方向参照アドレ
    スとして求める整数部処理手段と、 前記分離手段で分離された水平方向生成アドレスの小数
    部から(小数部)と(1−小数部)を補間係数として求
    める小数部処理手段と、 前記判別手段で前記水平方向生成アドレスの整数部が奇
    数と判別されたとき、前記奇数画素記憶部から水平方向
    参照アドレス(整数部/2)に対する画素データを読み
    出して補間係数(1−小数部)を乗算し、前記偶数画素
    記憶部から水平方向参照アドレス(整数部/2+1)に
    対する画素データを読み出して補間係数(小数部)を乗
    算し、各乗算結果を加算することで水平方向2点補間画
    素データを求める第1の水平方向補間手段と、 前記判別手段で前記水平方向生成アドレスの整数部が偶
    数と判別されたとき、 前記奇数画素記憶部から水平方向
    参照アドレス(整数部/2+1)に対する画素データを
    読み出して補間係数(小数部)を乗算し、前記偶数画素
    記憶部から水平方向参照アドレス(整数部/2)に対す
    る画素データを読み出して補間係数(1−小数部)を乗
    算し、各乗算結果を加算することで水平方向2点補間画
    素データを求める第2の水平方向補間手段とを備え、 前記垂直方向補間処理手段は、 前記分離手段で分離された垂直方向生成アドレスの整数
    部から(整数部)と(整数部+1)を垂直方向参照アド
    レスとして求める整数部処理手段と、 前記分離手段で分離された垂直方向生成アドレスの小数
    部から(小数部)と(1−小数部)を補間係数として求
    める小数部処理手段と、 前記奇数画素記憶部から垂直方向参照アドレス(整数
    部)に対する画素データを読み出して補間係数(1−小
    数部)を乗算し、前記奇数画素記憶部から垂直方向参照
    アドレス(整数部+1)に対する画素データを読み出し
    て補間係数(小数部)を乗算し、各乗算結果を加算する
    ことで垂直方向2点補間画素データを求める第1の垂直
    方向補間手段と、 前記偶数画素記憶部から垂直方向参照アドレス(整数
    部)に対する画素データを読み出して補間係数(1−小
    数部)を乗算し、前記偶数画素記憶部から垂直方向参照
    アドレス(整数部+1)に対する画素データを読み出し
    て補間係数(小数部)を乗算し、各乗算結果を加算する
    ことで垂直方向2点補間画素データを求める第2の垂直
    方向補間手段と、 前記第1及び第2の垂直方向補間手段の出力を交互に選
    択出力する切替手段とを備え、 前記水平方向補間処理手段及び垂直方向補間処理手段の
    処理結果から4点補間画素データを求めることを具備す
    ことを特徴とするデジタル映像信号処理装置。
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