JP3329634B2 - 自動販売機の商品広告装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機の広告表示
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、たばこの商品は外国たばこと日本
たばこが低価格競争を行い、味のかるいたばこが好まれ
日本たばこ外国たばこ共、新商品を２〜３カ月の短い期
間で開発され販売されている。

【０００３】また広告表示に関しては、未成年者保護の
立場から新聞、テレビ等の宣伝が規制される方向であ
り、宣伝の為自動販売機の広告表示部が重要視される傾
向となっている。

【０００４】さらに、自動販売機のルートマンは３Ｋ職
場であり、ルートマンの実施作業の容易化及び簡素化な
ど自動販売機に要求されている。

【０００５】以下図面を参照しながら、上記従来の自動
販売機の商品広告装置を説明する。図３は自動販売機の
商品広告装置の斜視図、図４は、従来の自動販売機の商
品広告装置を示す縦断面図である。図５は自動販売機の
商品広告装置の局部斜視図である。

【０００６】同図において、１はキャビネットである。
２はドアである。３は商品広告装置であり、前記ドア２
の下部に構成されている。３ａは前記商品広告装置の正
面で樹脂性の透明板サインパネルである。３ｂは厚紙の
商品ポスターである。３ｃは広告保持板であり、前記商
品ポスター３ｂの後部に位置している。３ｄは広告保持
板支持片であり、前記広告保持板３ｃと前記商品ポスタ
ー３ｂの下端を保持している。３ｅは側板であり、前記
商品ポスター３ｂの両端に構成され前記ドア２に構成さ
れている。

【０００７】４は上部保持片であり、前記広告保持板３
ｃの上端を保持し４ａはこの上部保持片４の下方の前部
は前記広告保持板３ｃの前部上端に当接した前延片であ
る。４ｂは後延片であり、前記広告保持板３ｃの後部上
端に当接したものである。前記前延片４ａは前記後延片
４ｂより下方に延在している。４ｃは前記上部保持片４
に設けた長穴である。５は上部支持片であり、前記上部
保持片４を支持し前記ドア２に構成されている。６はビ
スであり、前記上部支持片５に固定されている。

【０００８】以上のように構成された自動販売機の商品
広告装置について、以下その動作について説明する。上
部保持片４を上方に移動すると後延片４ｂと前延片４ａ
が上昇し広告保持板３ｃの当接が外れ下端を中心として
後部に落下しポスター３ｂを取出すことができる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、商品ポスター３ｂ交換作業を時間短縮を
図る為に、ワンタッチで片手で商品ポスター３ｂの交換
ができるようにしてほしいとの要望に対し、両手を使用
しなければならないという欠点があった。

【００１０】本発明は従来の課題を解決するもので、広
告保持板の後部に水平状に延在された広告保持棒によ
り、前記広告保持板の両端の構成された保持棒側板の保
持棒穴に、前記広告保持棒が案内され、片手でも容易に
前記広告保持板を回動させることのできる自動販売機の
商品広告装置を提供することを目的とする。

【００１１】また上記従来の構成は、上部保持片４を上
方に移動したとき広告保持板３ｃが下端を中心として倒
れ、手で支えなければ前記広告保持板３ｃ及びポスター
３ｂを傷つける恐れがあるという欠点があった。

【００１２】本発明は従来の課題を解決するもので、樹
脂製の円筒状のローラーを広告保持棒に挿入することに
より、広告保持板は常にローラーに当接し前記広告保持
板を傷つけることがない自動販売機の商品広告装置を提
供することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項１に記載の自動販売機の商品広告装置
は、商品ポスターを広告表示する自動販売機において、
前記商品ポスター後部を保持する広告保持板と、前記商
品ポスターの左右両端前部を保持する広告保持側板と、
この広告保持側板の後部に各々設けられた異形の保持棒
穴を有する保持棒側板と前記保持棒穴に水平方向に挿通
された広告保持棒とからなり、前記異形の保持棒穴を前
記広告保持側板の近くより上昇し水平状に離れていく形
状とし、前記広告保持棒が前記保持棒穴の前記広告保持
側板に近接する一端にあると、前記商品ポスターを前記
広告保持板により前記広告保持側板に当接保持し、前記
広告保持棒がもう一端に移動すると、前記広告保持板が
前記広告保持棒に当接しながら下端を中心に前記広告保
持側板より回動して傾き、前記商品ポスターの保持を解
除するものである。

【００１４】また請求項2に記載の発明は請求項１記載
の発明にさらに、円筒状のローラーを広告保持棒に挿入
したものである。

【００１５】

【作用】本発明の自動販売機の商品広告装置は広告保持
板の背面に水平状に延在された広告保持棒と前記広告保
持板の両端の広告保持側板とこの広告保持側板に設けた
保持棒側板の異形穴である保持棒穴に前記広告保持棒を
移動することにより、ワンタッチで前記広告保持板を容
易に回動させることができる。

【００１６】また、さらに広告保持棒に挿入された複数
のローラーにより、広告保持板が傷付くことがなく、前
記ローラーを保持棒穴の付近に近づけることにより、前
記広告保持板を固定することができる。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の自動販売機の商品広告装置の
第１の実施例について、図面を参照しながら説明する。
なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳
細な説明を省略する。図１は本発明の第１の実施例によ
る自動販売機の商品広告装置の斜視図である。

【００１８】図１において、６は広告保持棒であり、広
告保持板３ｃの後部に水平状に延在し前記広告保持板３
ｃに当接している。７は広告保持側板であり、前記広告
保持板３ｃの両端に構成され前記広告保持板３ｃの上の
ポスター３ｂの両端と重なりあっている傾斜状の板であ
る。７ａは保持棒側板であり、前記広告保持側板７の下
部より前記広告保持棒６側に突出し前記広告保持棒６に
垂直状に設けた板である。７ｂは保持棒穴であり、前記
広告保持棒６が挿入された異形穴で、異形穴は前記広告
保持側板７の近くより上昇し水平状に離れていく形状で
ある。

【００１９】以上のように構成された自動販売機の商品
広告装置について、以下その動作を説明する。

【００２０】同図において、広告保持棒６を保持棒穴７
ｂの広告保持側板７の近接部にあると、ポスター３ｂは
広告保持板３ｃに押され広告保持側板７に当接してい
る。前記広告保持棒６を前記保持棒穴７ｂのもう一端に
移動すると、前記広告保持板３ｃは前記広告保持棒６に
当接しているため、前記広告保持板３ｃの下端を中心と
して前記広告保持側板７より回動する。前記保持棒穴７
ｂの一端に前記広告保持棒６が停止すると前記広告保持
板３ｃは大きく傾いた状態で停止し、容易に前記ポスタ
ー３ｂの交換ができる。

【００２１】以上のように本実施例の自動販売機の商品
広告装置は、厚紙で出来た商品ポスター３ｂとこの商品
ポスター３ｂ後部の広告保持板３ｃと、この広告保持板
３ｃを支える棒状の広告保持棒６と、この広告保持棒６
の両端を保持する異形穴の保持棒穴７ｂと、この保持棒
穴７ｂを構成された前記広告保持板３ｃの左右両端に垂
直状に構成された板である左右の保持棒側板７ａと、こ
の保持棒側板７ａに嵌着され前記商品ポスター３ｂの前
面左右両端を保持し、前記商品ポスター３ｂの左右に構
成された広告保持側板７とにより容易に前記商品ポスタ
ーを交換することができる。

【００２２】次に本発明による自動販売機の商品収納装
置の第２の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。なお、第１の実施例と同一構成については同一符号
を付して詳細な説明は省略する。

【００２３】図２は、本発明の第２の実施例による自動
販売機の商品広告装置の斜視図である。

【００２４】図２において、８はローラーであり、樹脂
製で円筒形状のもので複数個広告保持棒６に挿入されて
いる。保持棒穴７ｂの広告保持側板７側の異形穴の中心
位置は前記ローラー８の半径より小さい。前記保持棒穴
７ｂはへの字状の異形穴である。

【００２５】以上のように構成された自動販売機の商品
広告装置について、以下その動作を図２をもとにして説
明する。

【００２６】広告保持棒６に挿入されたローラー８は、
保持棒穴７ｂの一端の中心距離より半径が大きいため前
記広告保持棒６弓なりにたわみ、この弾性力により広告
保持板３ｃを広告保持側板７に圧接させ固定している。
前記広告保持棒６を保持棒穴７ｂのもう一端に移動させ
ると前記ローラー８は回転しながら前記広告保持板３ｃ
を大きく傾斜させこの広告保持板に傷をつけることもな
く、前記商品ポスター３ｂを容易に交換することが出来
る。

【００２７】以上のように本実施例の自動販売機の商品
広告装置は、前記広告保持棒６に挿入された円筒状のロ
ーラー８から構成されているので広告保持板３ｃを傷付
けることもなく固定することができる。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように請求項１に記載の発
明は、商品ポスター後部を保持する広告保持板と、前記
商品ポスターの左右両端前部を保持する広告保持側板
と、この広告保持側板の後部に各々設けられた異形の保
持棒穴を有する保持棒側板と前記保持棒穴に水平方向に
挿通された広告保持棒とからなり、前記異形の保持棒穴
を前記広告保持側板の近くより上昇し水平状に離れてい
く形状とし、前記広告保持棒が前記保持棒穴の前記広告
保持側板に近接する一端にあると、前記商品ポスターを
前記広告保持板により前記広告保持側板に当接保持し、
前記広告保持棒がもう一端に移動すると、前記広告保持
板が前記広告保持棒に当接しながら下端を中心に前記広
告保持側板より回動して傾き、前記商品ポスターの保持
を解除することにより片手でワンタッチで容易に前記商
品ポスターの交換が出来、自動販売機のルートマンの作
業軽減に寄与することができる。

【００２９】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
記載の発明にさらに、円筒状のローラーを広告保持棒に
挿入したものにより、広告保持板の固定および前記広告
保持板の傷つき防止を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例における自動販売機の商
品広告装置の斜視図

【図２】本発明の第２の実施例における自動販売機の商
品公告装置の斜視図

【図３】本発明の第１、第２の実施例における自動販売
機の商品広告装置の外観斜視図

【図４】従来の自動販売機の商品広告装置の縦断面図

【図５】図４に示した装置の要部斜視図

【符号の説明】

３ｂ 商品ポスター ３ｃ 広告保持板 ６ 広告保持棒 ７ 広告保持側板 ７ａ 保持棒側板 ７ｂ 保持棒穴

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G07F 9/02

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品ポスターを広告表示する自動販売機
   において、前記商品ポスター後部を保持する広告保持板
   と、前記商品ポスターの左右両端前部を保持する広告保
   持側板と、この広告保持側板の後部に各々設けられた異
   形の保持棒穴を有する保持棒側板と前記保持棒穴に水平
   方向に挿通された広告保持棒とからなり、前記異形の保
   持棒穴を前記広告保持側板の近くより上昇し水平状に離
   れていく形状とし、前記広告保持棒が前記保持棒穴の前
   記広告保持側板に近接する一端にあると、前記商品ポス
   ターを前記広告保持板により前記広告保持側板に当接保
   持し、前記広告保持棒がもう一端に移動すると、前記広
   告保持板が前記広告保持棒に当接しながら下端を中心に
   前記広告保持側板より回動して傾き、前記商品ポスター
   の保持を解除することを特徴とする自動販売機の商品広
   告装置。
2. 【請求項２】 円筒状のローラーを広告保持棒に挿入し
   たことを特徴とする請求項１に記載の自動販売機の商品
   広告装置。