JP3327007B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材担持部材に保持搬
送される用紙等の転写材に画像情報であるトナ−像を重
ねて転写することにより多色画像を得る方式の画像形成
装置に関し、特に、転写材担持部材が装置本体から着脱
する構成を有する画像形成装置に関する。
送される用紙等の転写材に画像情報であるトナ−像を重
ねて転写することにより多色画像を得る方式の画像形成
装置に関し、特に、転写材担持部材が装置本体から着脱
する構成を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種画像形成装置は、ベルト状、ドラ
ム状の転写材担持部材に用紙等の転写材を静電的に吸着
保持させ、感光体からの画像情報を転写材に静電的に転
写させる複数の画像転写部に沿わせて転写材を搬送しな
がら、トナー像を重ねて転写することにより多色画像を
得る方式を採っている。そして、転写終了後に、次転写
のためにベルト等の転写材担持部材を除電するため、除
電機構が転写材担持部材の下流側の内外両側に配設され
ている。そして、メンテナンス時には転写材担持部材を
画像形成装置から抜き出しベルト交換等を行っていた。
このように、転写材担持部材が像形成時とメンテナンス
時とで装置本体内での位置が変わる構成を有するもので
は、装置本体からの抜き出し準備時に感光体から離れる
方向に無端ベルト状の装置を移動させるため、ベルト外
側に設けられた除電装置にベルトが干渉してしてしまっ
た。
ム状の転写材担持部材に用紙等の転写材を静電的に吸着
保持させ、感光体からの画像情報を転写材に静電的に転
写させる複数の画像転写部に沿わせて転写材を搬送しな
がら、トナー像を重ねて転写することにより多色画像を
得る方式を採っている。そして、転写終了後に、次転写
のためにベルト等の転写材担持部材を除電するため、除
電機構が転写材担持部材の下流側の内外両側に配設され
ている。そして、メンテナンス時には転写材担持部材を
画像形成装置から抜き出しベルト交換等を行っていた。
このように、転写材担持部材が像形成時とメンテナンス
時とで装置本体内での位置が変わる構成を有するもので
は、装置本体からの抜き出し準備時に感光体から離れる
方向に無端ベルト状の装置を移動させるため、ベルト外
側に設けられた除電装置にベルトが干渉してしてしまっ
た。
【0003】そこで、ベルトと除電装置との距離を確保
するため、ベルトと除電装置の距離を離さなければなら
なかった。その結果、確実な除電を達成させるように、
除電装置の出力を上げなければならなかった。また、無
端ベルト状のベルトの内外に除電装置をさみ込むように
構成した場合、ベルト交換時に妨げとなり、スムーズな
作業が困難となった。
するため、ベルトと除電装置の距離を離さなければなら
なかった。その結果、確実な除電を達成させるように、
除電装置の出力を上げなければならなかった。また、無
端ベルト状のベルトの内外に除電装置をさみ込むように
構成した場合、ベルト交換時に妨げとなり、スムーズな
作業が困難となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、除電装置の出
力を下げるためにはベルト外側の除電装置とベルトの距
離を小さくしながら、かつ、ベルト交換等のメンテナン
スの作業性の向上を図る必要があった。本発明は、転写
材担持部材の位置変更が行われる場合に発生する転写材
担持部材と電荷付与装置との干渉を回避して、作業性の
向上を図る画像形成装置を提供するものである。
力を下げるためにはベルト外側の除電装置とベルトの距
離を小さくしながら、かつ、ベルト交換等のメンテナン
スの作業性の向上を図る必要があった。本発明は、転写
材担持部材の位置変更が行われる場合に発生する転写材
担持部材と電荷付与装置との干渉を回避して、作業性の
向上を図る画像形成装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、像担持体と、転写材を担持搬送するベルトとベルト
駆動手段とベルトの内側に配設する第1の除電部材を有
し、像担持体に近接する位置と離接する位置とに変位可
能に構成されるベルトユニットと、ベルトの外側に配設
する第2の除電部材と第2の除電部材の近傍であって第
2の除電部材の上部に配設するベルト接触防止部材を有
し、ベルトユニットを担持する転写ユニットを有し、ベ
ルトユニットが像担持体に離接する位置にあるとき、ベ
ルトはベルト接触防止部材に接触し、第2の除電部材に
非接触となる構成を具備する。さらに、ベルトユニット
が下降したとき、第1の除電部材がベルト接触防止部材
に非接触となる構成をも具備する。
は、像担持体と、転写材を担持搬送するベルトとベルト
駆動手段とベルトの内側に配設する第1の除電部材を有
し、像担持体に近接する位置と離接する位置とに変位可
能に構成されるベルトユニットと、ベルトの外側に配設
する第2の除電部材と第2の除電部材の近傍であって第
2の除電部材の上部に配設するベルト接触防止部材を有
し、ベルトユニットを担持する転写ユニットを有し、ベ
ルトユニットが像担持体に離接する位置にあるとき、ベ
ルトはベルト接触防止部材に接触し、第2の除電部材に
非接触となる構成を具備する。さらに、ベルトユニット
が下降したとき、第1の除電部材がベルト接触防止部材
に非接触となる構成をも具備する。
【0006】
【作用】ベルトユニットが降下して像担持体に離接する
位置となったとき、ベルトはベルト接触部材に接触して
それ以上の下降を阻止されるので、ベルトが第2の除電
部材に接触することがない。また、ベルトユニットと共
に下降する第1の除電部材はベルト接触部材に接触して
停止するベルトに接触することがない。
位置となったとき、ベルトはベルト接触部材に接触して
それ以上の下降を阻止されるので、ベルトが第2の除電
部材に接触することがない。また、ベルトユニットと共
に下降する第1の除電部材はベルト接触部材に接触して
停止するベルトに接触することがない。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。図1
は転写材担持部材(以下ベルトという)を像担持体であ
る感光体に近接させた画像形成装置の概要図、図2はベ
ルトを離間させた画像形成装置の概要図である。用紙送
りだし装置により送り出された用紙は搬送ベルト11に
載置され、吸着器12によりベルト11に吸着される。
用紙は駆動ロール14により回転するベルト11に搬送
されて、転写器16により感光体20上の画像情報であ
るK、Y、M、Cのトナー像を順次用紙上に転写され、
フルカラーの画像情報を得る。転写が完了した用紙は静
電的な除電効果を有する剥離器32、およびベルト11
を急激的に屈曲させることで用紙自体の強度によりベル
ト11から剥離され、定着装置へと搬送される。ベルト
11は引き続き回転し、ベルト11の内側に配設される
第1の除電装置18と、第1の除電装置18に対向して
ベルト11の外側に配設される第2の除電装置38によ
り除電されて、次の転写サイクルへと進行する。
は転写材担持部材(以下ベルトという)を像担持体であ
る感光体に近接させた画像形成装置の概要図、図2はベ
ルトを離間させた画像形成装置の概要図である。用紙送
りだし装置により送り出された用紙は搬送ベルト11に
載置され、吸着器12によりベルト11に吸着される。
用紙は駆動ロール14により回転するベルト11に搬送
されて、転写器16により感光体20上の画像情報であ
るK、Y、M、Cのトナー像を順次用紙上に転写され、
フルカラーの画像情報を得る。転写が完了した用紙は静
電的な除電効果を有する剥離器32、およびベルト11
を急激的に屈曲させることで用紙自体の強度によりベル
ト11から剥離され、定着装置へと搬送される。ベルト
11は引き続き回転し、ベルト11の内側に配設される
第1の除電装置18と、第1の除電装置18に対向して
ベルト11の外側に配設される第2の除電装置38によ
り除電されて、次の転写サイクルへと進行する。
【0008】このような像形成作用をなす装置は、ブラ
ックK,イエロ−Y,マゼンタM,シアンCのトナー像
を形成する4つの感光体20を有する。そして、各感光
体20から像を転写される転写用紙を搬送するベルト1
1と、ベルトの駆動手段と、転写装置16と、ベルト1
1の内側に配設される第1の除電装置18により構成さ
れるベルトユニット10を装備する。ベルトユニット1
0はベルト11の外側に配設される第2の除電装置38
を備えた転写ユニット30の担持機構により担持されて
感光体20の下部に配設される。ベルトユニット10は
ハンドルの回動により感光体20から離接した位置(図
2に示す位置)に移動可能に構成されている。
ックK,イエロ−Y,マゼンタM,シアンCのトナー像
を形成する4つの感光体20を有する。そして、各感光
体20から像を転写される転写用紙を搬送するベルト1
1と、ベルトの駆動手段と、転写装置16と、ベルト1
1の内側に配設される第1の除電装置18により構成さ
れるベルトユニット10を装備する。ベルトユニット1
0はベルト11の外側に配設される第2の除電装置38
を備えた転写ユニット30の担持機構により担持されて
感光体20の下部に配設される。ベルトユニット10は
ハンドルの回動により感光体20から離接した位置(図
2に示す位置)に移動可能に構成されている。
【0009】次にベルトユニット10の移動機構を図
3、図4により説明する。図3はベルトユニット10を
感光体20から離して降下させた状態を示し、図4はベ
ルトユニット10を上昇させて感光体20に接する使用
状態を示す。ベルトユニット10は転写ユニット30の
フレーム32にとりつけられる昇降装置50を介して支
持される。昇降装置50は、軸52にとりつけられて回
動するカム板54を有し、カム板54にはカム溝55が
形成される。このカム溝55には、カムフォロワ120
が挿入されるが、カムフォロワ120は転写ユニット3
0のフレーム32に配置した上下動自在のハウジング1
10に固着されたシャフトに挿入されたリング状のロー
ラー形状を有する。転写ユニット30のフレーム32の
中央部には、ハンドル60が軸61により回動自在に配
設される。この軸61にはプーリー62がとりつけら
れ、プーリー62は、ワイヤ64がかけわたされる。ワ
イヤ64はベルトユニットの昇降装置50に設計された
カム軸52に装備される図示しないプーリーを回動する
ように構成される。この際に、ハンドル60の両側に配
設される昇降装置50のカム軸52は、互いに逆回転す
るようにワイヤ64はカム軸52の図示しないプーリー
にかけわたされる。
3、図4により説明する。図3はベルトユニット10を
感光体20から離して降下させた状態を示し、図4はベ
ルトユニット10を上昇させて感光体20に接する使用
状態を示す。ベルトユニット10は転写ユニット30の
フレーム32にとりつけられる昇降装置50を介して支
持される。昇降装置50は、軸52にとりつけられて回
動するカム板54を有し、カム板54にはカム溝55が
形成される。このカム溝55には、カムフォロワ120
が挿入されるが、カムフォロワ120は転写ユニット3
0のフレーム32に配置した上下動自在のハウジング1
10に固着されたシャフトに挿入されたリング状のロー
ラー形状を有する。転写ユニット30のフレーム32の
中央部には、ハンドル60が軸61により回動自在に配
設される。この軸61にはプーリー62がとりつけら
れ、プーリー62は、ワイヤ64がかけわたされる。ワ
イヤ64はベルトユニットの昇降装置50に設計された
カム軸52に装備される図示しないプーリーを回動する
ように構成される。この際に、ハンドル60の両側に配
設される昇降装置50のカム軸52は、互いに逆回転す
るようにワイヤ64はカム軸52の図示しないプーリー
にかけわたされる。
【0010】この構成により、ハンドル60を回動する
ことによって、昇降装置50のカム板54も回動する。
カム板54に形成するカム溝55は、ハンドル60を図
3に示す水平位置に回動したときに、カム軸52とカム
フォロワ120との間の軸間距離が小さくなり、ハンド
ル60を図4に示す直立位置に回動したときに、カム軸
52とカムフォロワ120との間の軸間距離が大きくな
る形状を有する。ベルトユニット10のフレーム140
は、転写ユニット30のフレーム32に向って突出する
ボス130を有し、このボス130を昇降装置50側に
とりつけられたスプリング70が支持する。このスプリ
ング70は、ベルトユニット10を常時感光体20に向
けて上昇させる方向に付勢する。したがって、ベルトユ
ニット10は、常時は、スプリング70に支持された状
態で感光体20側に接近し、画像形成を実行する。
ことによって、昇降装置50のカム板54も回動する。
カム板54に形成するカム溝55は、ハンドル60を図
3に示す水平位置に回動したときに、カム軸52とカム
フォロワ120との間の軸間距離が小さくなり、ハンド
ル60を図4に示す直立位置に回動したときに、カム軸
52とカムフォロワ120との間の軸間距離が大きくな
る形状を有する。ベルトユニット10のフレーム140
は、転写ユニット30のフレーム32に向って突出する
ボス130を有し、このボス130を昇降装置50側に
とりつけられたスプリング70が支持する。このスプリ
ング70は、ベルトユニット10を常時感光体20に向
けて上昇させる方向に付勢する。したがって、ベルトユ
ニット10は、常時は、スプリング70に支持された状
態で感光体20側に接近し、画像形成を実行する。
【0011】保守点検等の際には、ハンドル60を図4
に示す直立位置から図3に示す水平位置に回動すること
によって、ベルトユニット10のフレームに固定された
カムフォロワ120がカム板54の回動によってスプリ
ング70に接して引き下げられる。この作用によって、
ベルトユニット10全体が感光体20から引き離されて
降下する。紙詰まりやベルトを交換するとき、ベルトユ
ニット10を下降させてベルト11と感光体20との圧
接を解除し、ベルトユニット10を装置本体から引き出
して作業をする。
に示す直立位置から図3に示す水平位置に回動すること
によって、ベルトユニット10のフレームに固定された
カムフォロワ120がカム板54の回動によってスプリ
ング70に接して引き下げられる。この作用によって、
ベルトユニット10全体が感光体20から引き離されて
降下する。紙詰まりやベルトを交換するとき、ベルトユ
ニット10を下降させてベルト11と感光体20との圧
接を解除し、ベルトユニット10を装置本体から引き出
して作業をする。
【0012】次にベルトユニット10の動作を説明す
る。 〇 ベルトユニット10を感光体20から離接するとき
の動作 ハンドル60を回すと、このハンドル60の回転につれ
て回転軸52に軸止されたカム54が回転する。カム5
4の回転に伴って、ベルトユニット10が水平位置を保
ったまま、下方へ移動し感光体20と離れた位置で停止
する。ベルトユニット10、すなわち、ベルト11と内
側の第1の除電装置18は下方へ移動する。このとき、
ベルト11の外側に配設される第2の除電装置38は転
写ユニット30に取付けられているので、ベルトユニッ
ト10の下降に伴って下降するベルト11に接触する恐
れがある。そこで、この画像形成装置はベルト11の外
側に配設される第2の除電装置38の近隣両側にシャフ
ト31、313を配設している。シャフト31、313
は転写ユニット30のフレームに支持された状態で、ベ
ルト11の進行方向に対して直交する方向に配設する。
る。 〇 ベルトユニット10を感光体20から離接するとき
の動作 ハンドル60を回すと、このハンドル60の回転につれ
て回転軸52に軸止されたカム54が回転する。カム5
4の回転に伴って、ベルトユニット10が水平位置を保
ったまま、下方へ移動し感光体20と離れた位置で停止
する。ベルトユニット10、すなわち、ベルト11と内
側の第1の除電装置18は下方へ移動する。このとき、
ベルト11の外側に配設される第2の除電装置38は転
写ユニット30に取付けられているので、ベルトユニッ
ト10の下降に伴って下降するベルト11に接触する恐
れがある。そこで、この画像形成装置はベルト11の外
側に配設される第2の除電装置38の近隣両側にシャフ
ト31、313を配設している。シャフト31、313
は転写ユニット30のフレームに支持された状態で、ベ
ルト11の進行方向に対して直交する方向に配設する。
【0013】シャフト31,313は第2の除電装置3
8の配設位置より僅かにベルト11方向である上部に配
設され、ベルトユニット10が下降位置にあるとき、ベ
ルト11の外側の第2の除電装置38、内側の第1の除
電装置18の両方の装置に対して間隔をもつように配置
されている。すなわち、ベルトユニット10が下降した
とき、ベルト11は最初にシャフト31,313に当接
し、ベルトユニット10がそれ以上下降動作を続けても
ベルト11はシャフト31,313に持ち上げられた状
態となって、ベルト11が下降方向に配設される第2の
除電装置38に接触することがない(図5参照)。か
つ、シャフト31,313はベルトユニット10と共に
下降した、ベルト11の内側に配設される第1の除電装
置18に対しても、シャフト31,313に支持されて
持ち上がった状態にあるベルト11が接触しない位置に
配設される(図6参照)。
8の配設位置より僅かにベルト11方向である上部に配
設され、ベルトユニット10が下降位置にあるとき、ベ
ルト11の外側の第2の除電装置38、内側の第1の除
電装置18の両方の装置に対して間隔をもつように配置
されている。すなわち、ベルトユニット10が下降した
とき、ベルト11は最初にシャフト31,313に当接
し、ベルトユニット10がそれ以上下降動作を続けても
ベルト11はシャフト31,313に持ち上げられた状
態となって、ベルト11が下降方向に配設される第2の
除電装置38に接触することがない(図5参照)。か
つ、シャフト31,313はベルトユニット10と共に
下降した、ベルト11の内側に配設される第1の除電装
置18に対しても、シャフト31,313に支持されて
持ち上がった状態にあるベルト11が接触しない位置に
配設される(図6参照)。
【0014】上記の条件を満足するシャフト31,31
3の配設位置を図7により説明する。ベルトユニット1
0が感光体20に近接した位置(上方)にある状態での
第1の除電装置18と第2の除電装置38はベルト11
を中心に配設間隔を寸法Lとして配置されている。シャ
フト31の上面が第2の除電装置38から寸法a上部に
配設すると、下降位置となるベルト11aと、第2の除
電装置38との距離は寸法aとなる。このとき、ベルト
11と共に下降した第1の除電装置18と下降位置にあ
るベルト11aとの間隔を寸法aとするためには、 0<a<1/2(L−R) の関係となるようにaを設定する。 ここで、a:外側除電装置38又は内側除電装置18
と、シャフト31のベルト11接触面との距離 R:ベルト昇降距離 L:ベルトユニット10下降前の外側除電装置38と内
側除電装置18間 の距離 以上のように、シャフト31,313は第2の除電装置
38に対して上記の関係を満足した寸法a上部位置に配
設する。この場合の寸法aは、ベルトの厚みを考慮して
定める。このように配設したシャフト31,313によ
り、下降したベルト11の下面はシャフト31,313
に接触し、第2の除電装置38に接触することはない。
またベルト11はシャフト31,313に接触し、ベル
ト11が寸法R持ち上げられた状態であっても、下降し
ている第1の除電装置18に寸法aの間隔を有し接触す
ることがない。
3の配設位置を図7により説明する。ベルトユニット1
0が感光体20に近接した位置(上方)にある状態での
第1の除電装置18と第2の除電装置38はベルト11
を中心に配設間隔を寸法Lとして配置されている。シャ
フト31の上面が第2の除電装置38から寸法a上部に
配設すると、下降位置となるベルト11aと、第2の除
電装置38との距離は寸法aとなる。このとき、ベルト
11と共に下降した第1の除電装置18と下降位置にあ
るベルト11aとの間隔を寸法aとするためには、 0<a<1/2(L−R) の関係となるようにaを設定する。 ここで、a:外側除電装置38又は内側除電装置18
と、シャフト31のベルト11接触面との距離 R:ベルト昇降距離 L:ベルトユニット10下降前の外側除電装置38と内
側除電装置18間 の距離 以上のように、シャフト31,313は第2の除電装置
38に対して上記の関係を満足した寸法a上部位置に配
設する。この場合の寸法aは、ベルトの厚みを考慮して
定める。このように配設したシャフト31,313によ
り、下降したベルト11の下面はシャフト31,313
に接触し、第2の除電装置38に接触することはない。
またベルト11はシャフト31,313に接触し、ベル
ト11が寸法R持ち上げられた状態であっても、下降し
ている第1の除電装置18に寸法aの間隔を有し接触す
ることがない。
【0015】ちなみに、第1の除電装置18と第2の除
電装置38の間隔寸法L=9mm、リトラクト寸法R=
6mm,としたとき、シャフト31,313を第2の除
電装置38のシールドからの距離寸法a=1mm上方に
設けたとき、ベルトユニット10を下降させてもいずれ
の除電装置18,38にベルト11が接触することはな
かった。なお、ベルト10の両側に配設する2つの除電
装置の間隔寸法Lはベルト昇降距離Rより大きくし、シ
ャフト31による接触防止効果を阻害しないようにす
る。この実施例に示したシャフトは除電装置を中心にベ
ルト進行方向にほぼ等しい距離に配設しているが、除電
装置との距離は除電装置の近傍であれば良く、適宜定め
てもよい。
電装置38の間隔寸法L=9mm、リトラクト寸法R=
6mm,としたとき、シャフト31,313を第2の除
電装置38のシールドからの距離寸法a=1mm上方に
設けたとき、ベルトユニット10を下降させてもいずれ
の除電装置18,38にベルト11が接触することはな
かった。なお、ベルト10の両側に配設する2つの除電
装置の間隔寸法Lはベルト昇降距離Rより大きくし、シ
ャフト31による接触防止効果を阻害しないようにす
る。この実施例に示したシャフトは除電装置を中心にベ
ルト進行方向にほぼ等しい距離に配設しているが、除電
装置との距離は除電装置の近傍であれば良く、適宜定め
てもよい。
【0016】また、シャフトは、ベルトを支える形状で
あればよいが、シャフトを装置内に配設したとき、シャ
フト断面が円の場合、第2の除電装置に対して左右(ベ
ルトの進行方向)にわずかの位置ズレが生じても、ベル
トとシャフトの接触点と第2の除電装置との距離は変化
しないので、円筒状か円柱状が好ましい。シャフトの素
材としてはステンレス、ニッケルメッキした鋼、黄銅、
プラスチック等を用いているが、摩擦係数が低い表面が
円滑であるステンレスやニッケルメッキした鋼がベルト
を傷つけることがない。さらに、この実施例ではシャフ
トは2本用いているが、第1と第2の除電装置(ベルト
の外側と内側)の間隔Lを大きくできる場合は、シャフ
トは1本でもよい。
あればよいが、シャフトを装置内に配設したとき、シャ
フト断面が円の場合、第2の除電装置に対して左右(ベ
ルトの進行方向)にわずかの位置ズレが生じても、ベル
トとシャフトの接触点と第2の除電装置との距離は変化
しないので、円筒状か円柱状が好ましい。シャフトの素
材としてはステンレス、ニッケルメッキした鋼、黄銅、
プラスチック等を用いているが、摩擦係数が低い表面が
円滑であるステンレスやニッケルメッキした鋼がベルト
を傷つけることがない。さらに、この実施例ではシャフ
トは2本用いているが、第1と第2の除電装置(ベルト
の外側と内側)の間隔Lを大きくできる場合は、シャフ
トは1本でもよい。
【0017】また、図8、図9に示すように、ベルトユ
ニット100の一端に回転軸150を設け、回転軸15
0を中心に他端を回動するように構成した場合にも適用
できる。この場合は、シャフト310はベルト110の
外側に配設する第2の除電装置に対し、回転軸150配
設側と反対方向である回動側に1個設ける。このように
構成することにより、ベルトユニット100の回動に伴
いベルト110が下降するが、ベルト110はシャフト
310で下降を阻止され、第2の除電装置380に接触
しない。
ニット100の一端に回転軸150を設け、回転軸15
0を中心に他端を回動するように構成した場合にも適用
できる。この場合は、シャフト310はベルト110の
外側に配設する第2の除電装置に対し、回転軸150配
設側と反対方向である回動側に1個設ける。このように
構成することにより、ベルトユニット100の回動に伴
いベルト110が下降するが、ベルト110はシャフト
310で下降を阻止され、第2の除電装置380に接触
しない。
【0018】以上の実施例においてはシャフトは固着さ
れているので、取付容易である。しかし、シャフトを回
転自在に配設することもできる。回転自在に設けた場
合、シャフトはジャム除去やベルト交換時にベルトを回
転させるとき、シャフトはベルトの回動に伴って回転す
るのでベルトとシャフトとの当接面を傷つけることがな
い。また、固定してもうけたシャフトは、取付が容易で
ある。このような利点を考慮して、シャフトの取付手段
は適宜選択して用いる。
れているので、取付容易である。しかし、シャフトを回
転自在に配設することもできる。回転自在に設けた場
合、シャフトはジャム除去やベルト交換時にベルトを回
転させるとき、シャフトはベルトの回動に伴って回転す
るのでベルトとシャフトとの当接面を傷つけることがな
い。また、固定してもうけたシャフトは、取付が容易で
ある。このような利点を考慮して、シャフトの取付手段
は適宜選択して用いる。
【0019】図10にはシャフトに換えて板状部材を用
いた例を示している。板状部材400は除電装置480
を囲周するように、底部分と両側壁を有する樋形状をな
し、両側壁の端縁部分450は角隅部を断面円弧形状と
して、除電装置480より突出させ、ベルト120との
接触面とする。この板状部材400はベルト120が下
降したとき、第2の除電装置480より突出する板状部
材400の端縁部分450に当接し、なお降下を続ける
ベルト120は板状部材400の端縁部分450に持ち
上げられた状態でこの間のベルトは降下せず、ベルト1
20が第2の除電装置480に接触することがない。以
上述べたように、この実施例に示す画像形成装置のベル
トユニットは、除電装置に接触することなく装置本体か
ら取り外すことが可能となった。なお、転写材を担持搬
送する転写ユニットについて述べてきたが、転写画像を
担持搬送する中間転写ユニットに適用しても良い。
いた例を示している。板状部材400は除電装置480
を囲周するように、底部分と両側壁を有する樋形状をな
し、両側壁の端縁部分450は角隅部を断面円弧形状と
して、除電装置480より突出させ、ベルト120との
接触面とする。この板状部材400はベルト120が下
降したとき、第2の除電装置480より突出する板状部
材400の端縁部分450に当接し、なお降下を続ける
ベルト120は板状部材400の端縁部分450に持ち
上げられた状態でこの間のベルトは降下せず、ベルト1
20が第2の除電装置480に接触することがない。以
上述べたように、この実施例に示す画像形成装置のベル
トユニットは、除電装置に接触することなく装置本体か
ら取り外すことが可能となった。なお、転写材を担持搬
送する転写ユニットについて述べてきたが、転写画像を
担持搬送する中間転写ユニットに適用しても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は以下の効果を有
する。 1.転写ユニット又は中間転写ユニット内で、下降して
感光体との接触を解除し、上昇して感光体に接触するベ
ルトユニットは、下降したとき、ベルトがシャフトに接
触してこの部分のベルトの下降を阻止するので、ベルト
の外側、すなわち下降方向であって転写ユニット又は中
間転写ユニットに配設される第2の除電装置に接触する
ことがない。さらに、ベルトユニットに配設されるベル
トの内側に配設されベルトユニットと共に下降する第1
の除電装置もベルトに接触する危惧がない。
する。 1.転写ユニット又は中間転写ユニット内で、下降して
感光体との接触を解除し、上昇して感光体に接触するベ
ルトユニットは、下降したとき、ベルトがシャフトに接
触してこの部分のベルトの下降を阻止するので、ベルト
の外側、すなわち下降方向であって転写ユニット又は中
間転写ユニットに配設される第2の除電装置に接触する
ことがない。さらに、ベルトユニットに配設されるベル
トの内側に配設されベルトユニットと共に下降する第1
の除電装置もベルトに接触する危惧がない。
【0021】2.シャフトによりベルトの外側と内側に
配設する第1、第2の除電装置にベルトが接触するのを
防止しているため、ベルトユニットの下降位置や転写ユ
ニット又は中間転写ユニットの引出位置でベルトを回転
でき、ベルトの損傷を防止できる。また、ベルトの交換
等のメンテナンスにあたり、容易にベルトを引出し操作
でき、作業性の向上が図れる。
配設する第1、第2の除電装置にベルトが接触するのを
防止しているため、ベルトユニットの下降位置や転写ユ
ニット又は中間転写ユニットの引出位置でベルトを回転
でき、ベルトの損傷を防止できる。また、ベルトの交換
等のメンテナンスにあたり、容易にベルトを引出し操作
でき、作業性の向上が図れる。
【0022】3.ベルトの内側に配設する第1の除電装
置をベルトユニットに.ベルトの外側に配設する第2の
除電装置とシャフトを転写ユニット又は中間転写ユニッ
トに固定的に設けたので、第1の除電装置と第2の除電
装置との配設距離を最小にでき装置のサイズを薄型化で
き、さらに、外側の第2の除電装置の出力を小さくでき
る。
置をベルトユニットに.ベルトの外側に配設する第2の
除電装置とシャフトを転写ユニット又は中間転写ユニッ
トに固定的に設けたので、第1の除電装置と第2の除電
装置との配設距離を最小にでき装置のサイズを薄型化で
き、さらに、外側の第2の除電装置の出力を小さくでき
る。
【図1】 画像形成装置の概要構成図。
【図2】 ベルトユニットを下降させた場合の画像形成
装置の概要構成図。
装置の概要構成図。
【図3】 ベルトユニットの昇降機構の説明図。
【図4】 ベルトユニットの昇降機構の説明図。
【図5】 第2の除電装置とシャフトとベルトの関係を
示す説明図。
示す説明図。
【図6】 シャフトの作用を示す説明図。
【図7】 第1の除電装置、第2の除電装置、シャフ
ト、ベルトの位置関係を説明する説明図。
ト、ベルトの位置関係を説明する説明図。
【図8】 シャフトの配設位置を変更した画像形成装置
の概要構成図。
の概要構成図。
【図9】 シャフトの配設位置を変更した画像形成装置
の作動説明図。
の作動説明図。
【図10】 板状部材の構成説明図。
10 ベルトユニット、 11 ベルト、 14 駆動
ローラ、 16 転写装置、 18 第1の除電装置、
20 感光体、 30 転写ユニット、 31、31
3 シャフト、 38 第2の除電装置、 50 ベル
トユニットの昇降機構。
ローラ、 16 転写装置、 18 第1の除電装置、
20 感光体、 30 転写ユニット、 31、31
3 シャフト、 38 第2の除電装置、 50 ベル
トユニットの昇降機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−262576(JP,A) 特開 平6−19369(JP,A) 特開 平6−202496(JP,A) 実開 平1−67664(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114 G03G 21/16
Claims (4)
- 【請求項1】 像担持体と、転写材又は転写画像を担持
搬送するベルトと、ベルト駆動手段と、ベルトの内側に
配設する第1の除電部材を有するベルトユニットと、ベ
ルトユニットを担持し、ベルトの外側に配設する第2の
除電部材と、第2の除電部材の近傍に配設するベルト接
触防止部材を有する転写ユニットを備え、 ベルトユニットは像担持体に近接する位置と離接する位
置とに変位可能に構成され、転写ユニットはベルトユニ
ットが像担持体に離接位置にあるとき水平方向に移動可
能に構成されると共に、転写ユニットのベルト接触防止
部材は第2の除電部材の上部に位置し、ベルトユニット
が像担持体に離接する位置にあるとき、ベルトはベルト
接触防止部材に接触し、第2の除電部材に非接触となる
よう構成してなる画像形成装置。 - 【請求項2】 ベルトユニットが像担持体に離接する位
置にあるとき、転写ユニットのベルト接触防止部材は第
1の除電部材に非接触となる位置に配設される請求項1
記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 ベルト接触防止部材はベルト搬送方向に
直交して配設する断面円状の棒体である請求項1記載の
画像形成装置。 - 【請求項4】 ベルト接触防止部材は第2の除電部材を
囲周する樋状板体であって、ベルト接触防止部材の端縁
は第2の除電部材の上部に突出する請求項1記載の画像
形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28019694A JP3327007B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28019694A JP3327007B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08137166A JPH08137166A (ja) | 1996-05-31 |
JP3327007B2 true JP3327007B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=17621650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28019694A Expired - Fee Related JP3327007B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3327007B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28019694A patent/JP3327007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH08137166A (ja) | 1996-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |