JP3325756B2 - ネズミ用容器 - Google Patents
ネズミ用容器Info
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- JP3325756B2 JP3325756B2 JP35233195A JP35233195A JP3325756B2 JP 3325756 B2 JP3325756 B2 JP 3325756B2 JP 35233195 A JP35233195 A JP 35233195A JP 35233195 A JP35233195 A JP 35233195A JP 3325756 B2 JP3325756 B2 JP 3325756B2
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- polyacetal resin
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実験用などのネズ
ミの搬送箱として用いられるネズミ用容器に関する。更
に詳しくは、製造が容易であり、実験用ネズミの搬送中
にネズミにかじられてネズミが逃げ出す恐れもなく、使
用後の焼却廃棄処分時に燃焼発熱量が小さいため焼却炉
を傷めることのない、実験用ネズミなどの搬送箱として
用いられるネズミ用容器に関する。また実験などに用い
られるネズミを飼育する際に、所定の期間飼育する飼育
箱としてのネズミ用容器に関する。繰り返し使用する場
合、有機溶剤による洗浄も可能であり、清潔を保ちやす
く、焼却廃棄処分した場合には、焼却炉を傷めることが
ない実験用などのネズミの飼育箱としてのネズミ用容器
に関する。
ミの搬送箱として用いられるネズミ用容器に関する。更
に詳しくは、製造が容易であり、実験用ネズミの搬送中
にネズミにかじられてネズミが逃げ出す恐れもなく、使
用後の焼却廃棄処分時に燃焼発熱量が小さいため焼却炉
を傷めることのない、実験用ネズミなどの搬送箱として
用いられるネズミ用容器に関する。また実験などに用い
られるネズミを飼育する際に、所定の期間飼育する飼育
箱としてのネズミ用容器に関する。繰り返し使用する場
合、有機溶剤による洗浄も可能であり、清潔を保ちやす
く、焼却廃棄処分した場合には、焼却炉を傷めることが
ない実験用などのネズミの飼育箱としてのネズミ用容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】実験動物は、医学、遺伝学、薬学、農
学、生物学の研究、検定あるいは薬品の製造などに用い
るため育種・飼育されている。マウスやラットなどの実
験用ネズミもその一種であるが、育種・飼育業者から研
究機関などへ実験用ネズミの納入や研究機関間の実験用
ネズミの搬送には、通常は実験用ネズミを無菌状態に保
ちながら行われる。そのため、実験用ネズミの搬送箱に
は、ネズミによりかじられたり、破損したりしてネズミ
が逃げ出さないような信頼性、更には無菌状態を保つた
めの信頼性が要求される。そこで、実験用ネズミの搬送
箱としては、層内にポリプロピレン系樹脂などのプラス
チックスフィルム層や鉄箔層を積層したコルゲート段ボ
ール紙製が殆どである。また図2に示すように箱の側面
には、無菌を保ちながら空気の取り入れが可能なよう
に、特別の薬品処理を施した不織布などのフィルターを
挟んだプラスチックス製の網(メッシュ)がはめ込み式
で取り付けられる。またこのような実験用ネズミの搬送
箱は、一度使用されると、通常、殆ど焼却処分される。
その理由は、再使用に伴う煩雑な回収作業が必要とな
り、また排泄物の洗浄の為に大がかりな装置が必要であ
り、さらには前記のような実験用などのネズミの搬送箱
に要求される信頼性の保持が、再使用すると困難なため
である。また飼育の際には、金属製やポリカーボネート
樹脂製の箱が用いられるが、金属製の箱ではネズミがか
じったりするときに不快音が発生したり、ポリカーボネ
ート樹脂の箱では傷が付き易かったりする。
学、生物学の研究、検定あるいは薬品の製造などに用い
るため育種・飼育されている。マウスやラットなどの実
験用ネズミもその一種であるが、育種・飼育業者から研
究機関などへ実験用ネズミの納入や研究機関間の実験用
ネズミの搬送には、通常は実験用ネズミを無菌状態に保
ちながら行われる。そのため、実験用ネズミの搬送箱に
は、ネズミによりかじられたり、破損したりしてネズミ
が逃げ出さないような信頼性、更には無菌状態を保つた
めの信頼性が要求される。そこで、実験用ネズミの搬送
箱としては、層内にポリプロピレン系樹脂などのプラス
チックスフィルム層や鉄箔層を積層したコルゲート段ボ
ール紙製が殆どである。また図2に示すように箱の側面
には、無菌を保ちながら空気の取り入れが可能なよう
に、特別の薬品処理を施した不織布などのフィルターを
挟んだプラスチックス製の網(メッシュ)がはめ込み式
で取り付けられる。またこのような実験用ネズミの搬送
箱は、一度使用されると、通常、殆ど焼却処分される。
その理由は、再使用に伴う煩雑な回収作業が必要とな
り、また排泄物の洗浄の為に大がかりな装置が必要であ
り、さらには前記のような実験用などのネズミの搬送箱
に要求される信頼性の保持が、再使用すると困難なため
である。また飼育の際には、金属製やポリカーボネート
樹脂製の箱が用いられるが、金属製の箱ではネズミがか
じったりするときに不快音が発生したり、ポリカーボネ
ート樹脂の箱では傷が付き易かったりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように実験用な
どのネズミの搬送箱の素材は段ボール紙が主体であり、
焼却時の燃焼発熱量が小さく、焼却炉を傷めることがな
いものの、構造が複雑であり、その製造にコストがかか
る上、信頼性を高めた鉄箔を用いたものでは、焼却処分
しても鉄箔が残留するなどの問題がある。またネズミの
飼育箱は、ネズミの発生させる不快音や傷が付き易いこ
と、洗浄しにくいこと、不要となった場合の処分のしに
くさなどの問題がある。
どのネズミの搬送箱の素材は段ボール紙が主体であり、
焼却時の燃焼発熱量が小さく、焼却炉を傷めることがな
いものの、構造が複雑であり、その製造にコストがかか
る上、信頼性を高めた鉄箔を用いたものでは、焼却処分
しても鉄箔が残留するなどの問題がある。またネズミの
飼育箱は、ネズミの発生させる不快音や傷が付き易いこ
と、洗浄しにくいこと、不要となった場合の処分のしに
くさなどの問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題に
ついて鋭意検討した結果、ネズミが接触する容器内面の
素材としてポリアセタール系樹脂を用いたところ、ネズ
ミにより殆どかじられることがないため複雑な構造をと
る必要がないこと、従って製造コストを低く抑えられる
こと、などの知見を得て本発明を完成させることができ
た。
ついて鋭意検討した結果、ネズミが接触する容器内面の
素材としてポリアセタール系樹脂を用いたところ、ネズ
ミにより殆どかじられることがないため複雑な構造をと
る必要がないこと、従って製造コストを低く抑えられる
こと、などの知見を得て本発明を完成させることができ
た。
【0005】すなわち本発明によれば、例えば実験用な
どのネズミの搬送箱または飼育箱として用いられる、ネ
ズミが接触する内面がポリアセタール系樹脂からなり、
使用後に焼却処分されるネズミ用容器が提供される。以
下、本発明を詳しく説明する。
どのネズミの搬送箱または飼育箱として用いられる、ネ
ズミが接触する内面がポリアセタール系樹脂からなり、
使用後に焼却処分されるネズミ用容器が提供される。以
下、本発明を詳しく説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実験用などのネズミの搬
送箱や飼育箱として用いられるネズミ用容器を構成する
ポリアセタール系樹脂としては、次のようなポリアセタ
ール樹脂を使用することができる。すなわちポリアセタ
ール樹脂としては、オキシメチレン基(−CH2O−)
を主たる構成単位とする高分子化合物であればよく、ポ
リオキシメチレンホモポリマー、オキシメチレン基以外
に他の構成単位を含有するコポリマー、ターポリマー、
ブロックポリマーの何れも使用することができる。また
分子が線状のみならず分岐、架橋構造を有するものであ
ってもよい。また、他のポリアセタール系樹脂としては
ポリアセタール樹脂を主成分とする樹脂組成物である。
ポリアセタール樹脂に配合する他の樹脂としては、熱可
塑性ポリウレタン樹脂、コアシェルポリマー、ポリエス
テルエラストマー、ポリアミドエラストマー、ABS樹
脂などのアクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ酢酸ビニル樹脂、α−オレフィンとα,β−不
飽和酸のグリシジルエステルとの共重合体などのオレフ
ィン系共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂などを使用す
ることができる。
送箱や飼育箱として用いられるネズミ用容器を構成する
ポリアセタール系樹脂としては、次のようなポリアセタ
ール樹脂を使用することができる。すなわちポリアセタ
ール樹脂としては、オキシメチレン基(−CH2O−)
を主たる構成単位とする高分子化合物であればよく、ポ
リオキシメチレンホモポリマー、オキシメチレン基以外
に他の構成単位を含有するコポリマー、ターポリマー、
ブロックポリマーの何れも使用することができる。また
分子が線状のみならず分岐、架橋構造を有するものであ
ってもよい。また、他のポリアセタール系樹脂としては
ポリアセタール樹脂を主成分とする樹脂組成物である。
ポリアセタール樹脂に配合する他の樹脂としては、熱可
塑性ポリウレタン樹脂、コアシェルポリマー、ポリエス
テルエラストマー、ポリアミドエラストマー、ABS樹
脂などのアクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ酢酸ビニル樹脂、α−オレフィンとα,β−不
飽和酸のグリシジルエステルとの共重合体などのオレフ
ィン系共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂などを使用す
ることができる。
【0007】なお、前記ポリアセタール系樹脂には、本
発明の効果を阻害しない範囲で、アンチブロッキング
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤、帯電
防止剤、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料などの着色剤、
潤滑剤、可塑剤および結晶化促進剤、結晶核剤、離型
剤、充填剤などを配合することも可能である。
発明の効果を阻害しない範囲で、アンチブロッキング
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤、帯電
防止剤、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料などの着色剤、
潤滑剤、可塑剤および結晶化促進剤、結晶核剤、離型
剤、充填剤などを配合することも可能である。
【0008】本発明のネズミ用容器は、ネズミが接触す
る内面がポリアセタール系樹脂からなることが特徴であ
り、内面のみにポリアセタール系樹脂製フィルムやシー
トを用い、その他は段ボール製であってもよいし、容器
本体が全てポリアセタール系樹脂からなっていてもよ
い。本発明の実験用などのネズミの搬送箱の形状、大き
さ、箱の厚み、空気取り入れ用のメッシュ部の大きさや
位置は特に限定されず、種々の搬送匹数用、搬送ネズミ
の種類用の違いにより、適宜設定すればよい。典型的に
は、図1や図2のような形状が例示される。またネズミ
の飼育箱としては、形状や大きさ、箱の厚みなどは特に
限定されないが、箱の一部を中が見えるようにして、内
部を観察し易くしてもよい。
る内面がポリアセタール系樹脂からなることが特徴であ
り、内面のみにポリアセタール系樹脂製フィルムやシー
トを用い、その他は段ボール製であってもよいし、容器
本体が全てポリアセタール系樹脂からなっていてもよ
い。本発明の実験用などのネズミの搬送箱の形状、大き
さ、箱の厚み、空気取り入れ用のメッシュ部の大きさや
位置は特に限定されず、種々の搬送匹数用、搬送ネズミ
の種類用の違いにより、適宜設定すればよい。典型的に
は、図1や図2のような形状が例示される。またネズミ
の飼育箱としては、形状や大きさ、箱の厚みなどは特に
限定されないが、箱の一部を中が見えるようにして、内
部を観察し易くしてもよい。
【0009】図に示すメッシュ部Mのメッシュの素材は
前記ポリアセタール系樹脂に限られないが、特にメッシ
ュのかじられる傾向が大きいので、メッシュもポリアセ
タール系樹脂から製造されることが特に好ましい。メッ
シュ部は通常二重になっており、その間に箱の内部を無
菌に保ちながら、空気の流出入を可能にするように不織
布などが挟まれており、このメッシュ部が容器本体にス
ナップフィットで取り付けられるようになっている。し
かしこのようなメッシュ部を取り外せるようにしたもの
に限られず、メッシュ部と容器本体とが一体成形された
ものであってもよい。
前記ポリアセタール系樹脂に限られないが、特にメッシ
ュのかじられる傾向が大きいので、メッシュもポリアセ
タール系樹脂から製造されることが特に好ましい。メッ
シュ部は通常二重になっており、その間に箱の内部を無
菌に保ちながら、空気の流出入を可能にするように不織
布などが挟まれており、このメッシュ部が容器本体にス
ナップフィットで取り付けられるようになっている。し
かしこのようなメッシュ部を取り外せるようにしたもの
に限られず、メッシュ部と容器本体とが一体成形された
ものであってもよい。
【0010】本発明の実験用などのネズミの搬送箱また
は飼育箱をポリアセタール系樹脂で製造するための成形
方法としては、射出成形、ブロー成形、真空成形、圧縮
成形など任意の成形方法を採用することができるが、特
に射出成形によることが好ましい。なお、本発明の実験
用などのネズミの搬送箱または飼育箱は、通常、蓋部と
底部容器部に分離して、別々に成形する。
は飼育箱をポリアセタール系樹脂で製造するための成形
方法としては、射出成形、ブロー成形、真空成形、圧縮
成形など任意の成形方法を採用することができるが、特
に射出成形によることが好ましい。なお、本発明の実験
用などのネズミの搬送箱または飼育箱は、通常、蓋部と
底部容器部に分離して、別々に成形する。
【0011】本発明で提供されるポリアセタール系樹脂
からなる実験用などのネズミの搬送箱は、ネズミによる
かじりも殆ど受けない信頼性の高いものであり、かつ焼
却廃棄処分時における燃焼発熱量も素材がポリアセター
ル系樹脂であるから小さく、焼却炉を傷めることもな
い。従って、一度搬送に使用された後に廃棄処分され
る、いわゆるワンウエー用に用いることが好ましい。な
お、本発明の実験用などのネズミの搬送箱は、従来の段
ボール紙を主体とするものに比べ、かじりも小さく、構
造が簡単であり。排泄物の洗浄も極めて容易であること
から、繰り返し使用可能な実験用ネズミの搬送箱として
利用することも可能である。またネズミの飼育箱におい
ても、ネズミによるかじりを殆ど受けず、従って洗浄も
容易で、廃棄の際に焼却する場合に、発生する熱により
焼却炉を傷めることもない。また金属製の箱の場合にネ
ズミが発生させる不快音も生じない。
からなる実験用などのネズミの搬送箱は、ネズミによる
かじりも殆ど受けない信頼性の高いものであり、かつ焼
却廃棄処分時における燃焼発熱量も素材がポリアセター
ル系樹脂であるから小さく、焼却炉を傷めることもな
い。従って、一度搬送に使用された後に廃棄処分され
る、いわゆるワンウエー用に用いることが好ましい。な
お、本発明の実験用などのネズミの搬送箱は、従来の段
ボール紙を主体とするものに比べ、かじりも小さく、構
造が簡単であり。排泄物の洗浄も極めて容易であること
から、繰り返し使用可能な実験用ネズミの搬送箱として
利用することも可能である。またネズミの飼育箱におい
ても、ネズミによるかじりを殆ど受けず、従って洗浄も
容易で、廃棄の際に焼却する場合に、発生する熱により
焼却炉を傷めることもない。また金属製の箱の場合にネ
ズミが発生させる不快音も生じない。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0013】(参考例)各種プラスチックス、段ボール
紙およびポリアセタール系樹脂の燃焼発熱量を表−1に
示す。
紙およびポリアセタール系樹脂の燃焼発熱量を表−1に
示す。
【0014】
【表1】
【0015】(実施例1〜2,比較例1)本発明の実験
用などのネズミの搬送箱やネズミの飼育箱のネズミによ
る咬害を調べるため、比較例1として延伸PET樹脂フ
ィルム(厚さ50μm)をラミネートした段ボール紙で
できた箱(長さ30cm×幅20cm×高さ18cm×
厚み0.5mm)と、実施例1としてポリアセタール樹
脂でできた箱(長さ30cm×幅20cm×高さ18c
m×厚み0.5mm)と、実施例2としてポリアセター
ル樹脂のフィルム(厚さ0.2mm)を内面に貼り付け
た段ボール箱(長さ30cm×幅20cm×高さ18c
m×厚み0.5mm)の中に約2月令のWistar系
ラットを各1匹ずつ入れ、飼料と水を与えた。そのまま
の状態で一週間箱の状態を観察した。結果を表−1に示
す。
用などのネズミの搬送箱やネズミの飼育箱のネズミによ
る咬害を調べるため、比較例1として延伸PET樹脂フ
ィルム(厚さ50μm)をラミネートした段ボール紙で
できた箱(長さ30cm×幅20cm×高さ18cm×
厚み0.5mm)と、実施例1としてポリアセタール樹
脂でできた箱(長さ30cm×幅20cm×高さ18c
m×厚み0.5mm)と、実施例2としてポリアセター
ル樹脂のフィルム(厚さ0.2mm)を内面に貼り付け
た段ボール箱(長さ30cm×幅20cm×高さ18c
m×厚み0.5mm)の中に約2月令のWistar系
ラットを各1匹ずつ入れ、飼料と水を与えた。そのまま
の状態で一週間箱の状態を観察した。結果を表−1に示
す。
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】以上、詳しく説明し、実施例および比較
例からも明らかなように、本発明の実験用ネズミの搬送
箱としてのネズミ用容器によれば、構造が簡単で製造コ
ストを抑えることができる。またネズミのかじりが殆ど
無く、搬送中に箱を破ってネズミが逃げることもない。
さらに焼却廃棄処分時には、燃焼発熱量た小さいため、
焼却炉を傷めることもない。従って、ワンウエー用実験
用などのネズミの搬送箱として極めて優れているが、繰
り返し使用も可能である。また飼育箱として用いる場合
は、不快音がなく、ネズミによるかじりが殆ど無いた
め、洗浄も容易であり、また焼却廃棄処分するときに
も、焼却炉を傷めることもない。
例からも明らかなように、本発明の実験用ネズミの搬送
箱としてのネズミ用容器によれば、構造が簡単で製造コ
ストを抑えることができる。またネズミのかじりが殆ど
無く、搬送中に箱を破ってネズミが逃げることもない。
さらに焼却廃棄処分時には、燃焼発熱量た小さいため、
焼却炉を傷めることもない。従って、ワンウエー用実験
用などのネズミの搬送箱として極めて優れているが、繰
り返し使用も可能である。また飼育箱として用いる場合
は、不快音がなく、ネズミによるかじりが殆ど無いた
め、洗浄も容易であり、また焼却廃棄処分するときに
も、焼却炉を傷めることもない。
【図1】本発明で提供される実験用などのネズミの搬送
箱の好ましい形状の一例である。
箱の好ましい形状の一例である。
【図2】本発明で提供される実験用などのネズミの搬送
箱の他の一例である。
箱の他の一例である。
M メッシュ部
Claims (5)
- 【請求項1】ネズミが接触する内面がポリアセタール系
樹脂からなり、使用後に焼却処分されるネズミ用容器。 - 【請求項2】射出成形により得られる請求項1記載のネ
ズミ用容器。 - 【請求項3】燃焼発熱量が5,000Kcal/Kg以
下である請求項1または2記載のネズミ用容器。 - 【請求項4】容器の壁面にメッシュ部を有する請求項1
〜3のいずれかに記載のネズミ用容器。 - 【請求項5】実験用ネズミの搬送箱または飼育箱として
用いる請求項1〜4の何れかに記載のネズミ用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35233195A JP3325756B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ネズミ用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35233195A JP3325756B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ネズミ用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09172896A JPH09172896A (ja) | 1997-07-08 |
JP3325756B2 true JP3325756B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18423331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35233195A Expired - Fee Related JP3325756B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | ネズミ用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3325756B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3205219B1 (en) | 2014-11-10 | 2020-12-23 | Japan Tobacco Inc. | Cartridge and non-burning type flavor inhaler |
JP6660418B2 (ja) * | 2018-04-19 | 2020-03-11 | 日本たばこ産業株式会社 | カートリッジ及び非燃焼型香味吸引器 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35233195A patent/JP3325756B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09172896A (ja) | 1997-07-08 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
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