JP3323099B2 - 汚泥中のダイオキシン類除去方法 - Google Patents
汚泥中のダイオキシン類除去方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物最終処分場
の浸出水などを処理する際に発生する汚泥よりダイオキ
シン類を除去する汚泥中のダイオキシン類除去方法に関
する。
の浸出水などを処理する際に発生する汚泥よりダイオキ
シン類を除去する汚泥中のダイオキシン類除去方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般廃棄物や産業廃棄物を埋立て
た廃棄物最終処分場の浸出水など、ダイオキシン類等の
有害物質を含んだ汚水は、たとえば以下のようにして処
理している。
た廃棄物最終処分場の浸出水など、ダイオキシン類等の
有害物質を含んだ汚水は、たとえば以下のようにして処
理している。
【０００３】汚水を前処理設備に導入して、夾雑物や砂
等を除去した後、水質や水量を調節し、この前処理水を
カルシウム除去設備に導入して、前処理水中のカルシウ
ムやマンガンなどの重金属類を凝集させ、凝集物を沈降
分離し、上澄水を中和する。
等を除去した後、水質や水量を調節し、この前処理水を
カルシウム除去設備に導入して、前処理水中のカルシウ
ムやマンガンなどの重金属類を凝集させ、凝集物を沈降
分離し、上澄水を中和する。
【０００４】このカルシウム除去処理水を生物処理設備
に導入し、嫌気槽と好気槽とに順次流入させて、カルシ
ウム除去処理水中のＢＯＤ物質やＴ−Ｎを微生物の作用
によって分解除去し、得られた生物処理水を凝集沈殿処
理設備に導入して、生物処理水中のＣＯＤ物質や浮遊物
質やＴ−Ｐなどを凝集させ、凝集物を沈降分離する。
に導入し、嫌気槽と好気槽とに順次流入させて、カルシ
ウム除去処理水中のＢＯＤ物質やＴ−Ｎを微生物の作用
によって分解除去し、得られた生物処理水を凝集沈殿処
理設備に導入して、生物処理水中のＣＯＤ物質や浮遊物
質やＴ−Ｐなどを凝集させ、凝集物を沈降分離する。
【０００５】この凝集沈殿処理水を砂濾過塔に導入して
凝集沈殿処理水中の微細な浮遊物質を除去し、次いでオ
ゾン・紫外線反応槽，活性炭吸着塔に導入して、残存す
るダイオキシン類の他、ＣＯＤ物質や色度成分などを除
去し、処理水とする。
凝集沈殿処理水中の微細な浮遊物質を除去し、次いでオ
ゾン・紫外線反応槽，活性炭吸着塔に導入して、残存す
るダイオキシン類の他、ＣＯＤ物質や色度成分などを除
去し、処理水とする。
【０００６】このときカルシウム除去設備や生物処理設
備や凝集沈殿処理設備でそれぞれ発生する汚泥は、以下
のようにして処理している。各設備で発生した汚泥は汚
泥濃縮槽に移送して濃縮し、濃縮汚泥を汚泥貯留槽に移
送して一旦貯留する。濃縮汚泥は、汚泥貯留槽より給泥
ポンプにより取り出し、脱水助剤を添加して汚泥脱水機
で脱水し、脱水ケーキをケーキホッパーに貯溜後搬出処
分する。汚泥濃縮槽、汚泥貯留槽、汚泥脱水機で分離さ
れた濃縮分離液や脱水濾液は、前処理設備に返送して、
上記の一連の汚水処理を行う。
備や凝集沈殿処理設備でそれぞれ発生する汚泥は、以下
のようにして処理している。各設備で発生した汚泥は汚
泥濃縮槽に移送して濃縮し、濃縮汚泥を汚泥貯留槽に移
送して一旦貯留する。濃縮汚泥は、汚泥貯留槽より給泥
ポンプにより取り出し、脱水助剤を添加して汚泥脱水機
で脱水し、脱水ケーキをケーキホッパーに貯溜後搬出処
分する。汚泥濃縮槽、汚泥貯留槽、汚泥脱水機で分離さ
れた濃縮分離液や脱水濾液は、前処理設備に返送して、
上記の一連の汚水処理を行う。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各設備で発生した汚泥中にもダイオキシン類が含まれ
ており、そのため、特に汚泥脱水機より、ダイオキシン
類が溶出した脱離液が排出される。したがって、濃縮分
離液や脱水濾液をそのまま前処理設備に返送する従来の
方法では、ダイオキシン類は、ダイオキシン分解能のな
い前処理設備やカルシウム除去設備や凝集沈殿処理設備
を通過することになり、水処理設備系内で濃縮される。
た各設備で発生した汚泥中にもダイオキシン類が含まれ
ており、そのため、特に汚泥脱水機より、ダイオキシン
類が溶出した脱離液が排出される。したがって、濃縮分
離液や脱水濾液をそのまま前処理設備に返送する従来の
方法では、ダイオキシン類は、ダイオキシン分解能のな
い前処理設備やカルシウム除去設備や凝集沈殿処理設備
を通過することになり、水処理設備系内で濃縮される。
【０００８】本発明は上記問題を解決するもので、汚泥
中のダイオキシン類を効率よく分解除去して無害化する
ことを目的とするものである。
中のダイオキシン類を効率よく分解除去して無害化する
ことを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の汚泥中のダイオキシン類除去方法は、ダイ
オキシン類を含んだ汚水を生物処理設備と凝集処理設備
とオゾン・紫外線処理設備とにより処理し、前記生物処
理設備および凝集処理設備で発生した汚泥を処理するに
際し、前記汚泥にダイオキシン溶離液を添加して汚泥中
のダイオキシン類をダイオキシン溶離液中に溶出させ、
このダイオキシン溶離液を含んだ汚泥を脱水手段により
脱水し、脱水手段より排出される汚泥からの分離水とダ
イオキシン溶離液とを前記オゾン・紫外線処理設備に返
送し、ダイオキシン溶離液中のダイオキシン類をオゾン
・紫外線により分解除去するようにしたものである。
に、本発明の汚泥中のダイオキシン類除去方法は、ダイ
オキシン類を含んだ汚水を生物処理設備と凝集処理設備
とオゾン・紫外線処理設備とにより処理し、前記生物処
理設備および凝集処理設備で発生した汚泥を処理するに
際し、前記汚泥にダイオキシン溶離液を添加して汚泥中
のダイオキシン類をダイオキシン溶離液中に溶出させ、
このダイオキシン溶離液を含んだ汚泥を脱水手段により
脱水し、脱水手段より排出される汚泥からの分離水とダ
イオキシン溶離液とを前記オゾン・紫外線処理設備に返
送し、ダイオキシン溶離液中のダイオキシン類をオゾン
・紫外線により分解除去するようにしたものである。
【００１０】ダイオキシン溶離液としては、アセトン、
アセトニトリル、ベンゼン、ＤＭＳＯ、クロロベンゼ
ン、ｏ−ジクロロベンゼン、ＬＡＳ（直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム）などを使用できる。
アセトニトリル、ベンゼン、ＤＭＳＯ、クロロベンゼ
ン、ｏ−ジクロロベンゼン、ＬＡＳ（直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム）などを使用できる。
【００１１】上記した構成により、汚水処理のための設
備を有効に利用して、汚泥中のダイオキシン類を効率よ
く分解除去できる。
備を有効に利用して、汚泥中のダイオキシン類を効率よ
く分解除去できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しながら説明する。図１および図２は、一般廃棄
物埋立処分場や産業廃棄物埋立処分場の浸出水など、ダ
イオキシン類等の有害物質を含んだ汚水を処理する汚水
処理施設の概略全体構成を示し、この汚水処理施設は、
汚水１が流入する前処理設備２とカルシウム除去設備３
と生物処理設備４と凝集沈殿処理設備５と微量有害物質
除去設備６と活性炭吸着塔７と汚泥処理設備８とから構
成されている。
を参照しながら説明する。図１および図２は、一般廃棄
物埋立処分場や産業廃棄物埋立処分場の浸出水など、ダ
イオキシン類等の有害物質を含んだ汚水を処理する汚水
処理施設の概略全体構成を示し、この汚水処理施設は、
汚水１が流入する前処理設備２とカルシウム除去設備３
と生物処理設備４と凝集沈殿処理設備５と微量有害物質
除去設備６と活性炭吸着塔７と汚泥処理設備８とから構
成されている。
【００１３】この汚水処理施設における汚水処理フロー
は次のようなものである。まず、汚水１を前処理設備２
に導入して、沈砂槽８で夾雑物や砂を除去し、調整槽９
で水質や水量を調整する。
は次のようなものである。まず、汚水１を前処理設備２
に導入して、沈砂槽８で夾雑物や砂を除去し、調整槽９
で水質や水量を調整する。
【００１４】この前処理水１０をカルシウム除去設備３
に導入して、反応槽１１で前処理水１０中のカルシウム
を炭酸ソーダ１２により炭酸カルシウムとし、次いで混
和槽１３と凝集槽１４に順次導入して、前処理水１０中
のマンガン等の重金属類を凝集剤１５と凝集助剤１６と
により凝集させ、炭酸カルシウムや重金属類の凝集物を
沈殿槽１７で沈降分離し、沈殿槽１７内の上澄水を中和
槽１８に導入して中和する。１９，２０，２１はｐＨ調
整剤である。
に導入して、反応槽１１で前処理水１０中のカルシウム
を炭酸ソーダ１２により炭酸カルシウムとし、次いで混
和槽１３と凝集槽１４に順次導入して、前処理水１０中
のマンガン等の重金属類を凝集剤１５と凝集助剤１６と
により凝集させ、炭酸カルシウムや重金属類の凝集物を
沈殿槽１７で沈降分離し、沈殿槽１７内の上澄水を中和
槽１８に導入して中和する。１９，２０，２１はｐＨ調
整剤である。
【００１５】カルシウム除去設備３より流出するカルシ
ウム除去水２２を生物処理設備４に導入して、嫌気槽２
３と好気槽２４に順次流入させるとともに好気槽２４内
の硝化液２５を嫌気槽２３へ循環させ、必要に応じてリ
ン酸２６やメタノール２７を添加することにより、カル
シウム除去水２２中のＢＯＤ物質やＴ−Ｎを微生物によ
って分解除去する。
ウム除去水２２を生物処理設備４に導入して、嫌気槽２
３と好気槽２４に順次流入させるとともに好気槽２４内
の硝化液２５を嫌気槽２３へ循環させ、必要に応じてリ
ン酸２６やメタノール２７を添加することにより、カル
シウム除去水２２中のＢＯＤ物質やＴ−Ｎを微生物によ
って分解除去する。
【００１６】生物処理設備４より流出する生物処理水２
８を凝集沈殿処理設備５に導入して、混和槽２９と凝集
槽３０で順次凝集剤３１と凝集助剤３２を添加すること
により、生物処理水２８中のＣＯＤ物質や浮遊物質やＴ
−Ｐなどを凝集させ、凝集物を沈殿槽３３で沈降分離
し、沈殿槽３３内の上澄水を中和槽３４に導いて中和し
た後、濾過原水槽３５に導く。３６，３７はｐＨ調整剤
である。
８を凝集沈殿処理設備５に導入して、混和槽２９と凝集
槽３０で順次凝集剤３１と凝集助剤３２を添加すること
により、生物処理水２８中のＣＯＤ物質や浮遊物質やＴ
−Ｐなどを凝集させ、凝集物を沈殿槽３３で沈降分離
し、沈殿槽３３内の上澄水を中和槽３４に導いて中和し
た後、濾過原水槽３５に導く。３６，３７はｐＨ調整剤
である。
【００１７】凝集沈殿処理設備５より流出する凝集沈殿
処理水３９を砂濾過塔４０，濾過処理水槽４１を経て有
害物質除去装置６に導入し、反応槽４２の内部を通過さ
せる間に、紫外線ランプ４３より紫外線を照射し、かつ
オゾン発生器４４より供給する高濃度のオゾンと接触さ
せ、凝集沈殿処理水３９中に含まれるダイオキシン類や
残存する他のＣＯＤ物質などの溶解性有機性汚濁物質を
分解する。排オゾン４５はオゾン処理塔（図示せず）へ
導く。
処理水３９を砂濾過塔４０，濾過処理水槽４１を経て有
害物質除去装置６に導入し、反応槽４２の内部を通過さ
せる間に、紫外線ランプ４３より紫外線を照射し、かつ
オゾン発生器４４より供給する高濃度のオゾンと接触さ
せ、凝集沈殿処理水３９中に含まれるダイオキシン類や
残存する他のＣＯＤ物質などの溶解性有機性汚濁物質を
分解する。排オゾン４５はオゾン処理塔（図示せず）へ
導く。
【００１８】有害物質除去装置６より流出する紫外線・
オゾン処理水４６を活性炭原水槽４７を経て活性炭吸着
塔７へ導入して、塔内に充填した活性炭４８の層を通過
させ、紫外線・オゾン処理水４６中に残存するダイオキ
シン類や重金属を活性炭により吸着除去する。
オゾン処理水４６を活性炭原水槽４７を経て活性炭吸着
塔７へ導入して、塔内に充填した活性炭４８の層を通過
させ、紫外線・オゾン処理水４６中に残存するダイオキ
シン類や重金属を活性炭により吸着除去する。
【００１９】活性炭吸着塔７より流出する活性炭処理水
４９は、活性炭処理水槽５０に導入し、その一部は循環
液５１として活性炭吸着塔７へ循環返送し、残りは処理
水５２として最終中和槽および消毒槽（図示せず）を経
て放流する。
４９は、活性炭処理水槽５０に導入し、その一部は循環
液５１として活性炭吸着塔７へ循環返送し、残りは処理
水５２として最終中和槽および消毒槽（図示せず）を経
て放流する。
【００２０】このときカルシウム除去設備３や生物処理
設備４や凝集沈殿処理設備５でそれぞれ発生した汚泥
を、以下のようにして処理する。カルシウム除去設備３
で発生した汚泥３ａを第１汚泥濃縮槽５３に導入して濃
縮し、生物処理設備４で発生した汚泥４ａと凝集沈殿処
理設備５で発生した汚泥５ａとを第２汚泥濃縮槽５４に
導入して濃縮する。第１汚泥濃縮槽５３内の濃縮汚泥５
５と第２汚泥濃縮槽５４内の濃縮汚泥５６とを汚泥貯留
槽５７に移送し、ここに一旦貯留する。
設備４や凝集沈殿処理設備５でそれぞれ発生した汚泥
を、以下のようにして処理する。カルシウム除去設備３
で発生した汚泥３ａを第１汚泥濃縮槽５３に導入して濃
縮し、生物処理設備４で発生した汚泥４ａと凝集沈殿処
理設備５で発生した汚泥５ａとを第２汚泥濃縮槽５４に
導入して濃縮する。第１汚泥濃縮槽５３内の濃縮汚泥５
５と第２汚泥濃縮槽５４内の濃縮汚泥５６とを汚泥貯留
槽５７に移送し、ここに一旦貯留する。
【００２１】そして適当時に、汚泥貯留槽５７内の濃縮
汚泥５５，５６にＤＭＳＯなどのダイオキシン溶離液５
８を添加して攪拌し、濃縮汚泥５５，５６中のダイオキ
シン類をダイオキシン溶離液５８中に溶出させる。
汚泥５５，５６にＤＭＳＯなどのダイオキシン溶離液５
８を添加して攪拌し、濃縮汚泥５５，５６中のダイオキ
シン類をダイオキシン溶離液５８中に溶出させる。
【００２２】ダイオキシン溶離液５８を含んだ濃縮汚泥
５９を汚泥貯留槽５７より取り出し、脱水助剤６０を添
加した後、フィルタープレスなどの汚泥脱水機６１で脱
水する。汚泥脱水機６１より排出される濃縮汚泥５９か
らの分離水とダイオキシン溶離液５８とからなる脱離水
６２を、上記した濾過原水槽３５，砂濾過塔４０，濾過
処理水槽４１を経て有害物質除去装置６に導入し、脱離
水６２中のダイオキシン類を、凝集処理水３９中に含ま
れて流入するダイオキシン類やその他のＣＯＤ物質など
とともに、オゾン・紫外線により分解除去する。
５９を汚泥貯留槽５７より取り出し、脱水助剤６０を添
加した後、フィルタープレスなどの汚泥脱水機６１で脱
水する。汚泥脱水機６１より排出される濃縮汚泥５９か
らの分離水とダイオキシン溶離液５８とからなる脱離水
６２を、上記した濾過原水槽３５，砂濾過塔４０，濾過
処理水槽４１を経て有害物質除去装置６に導入し、脱離
水６２中のダイオキシン類を、凝集処理水３９中に含ま
れて流入するダイオキシン類やその他のＣＯＤ物質など
とともに、オゾン・紫外線により分解除去する。
【００２３】第１および第２汚泥濃縮槽５３，５４で分
離された分離水６３，６４と、ダイオキシン類溶出操作
前に汚泥貯留槽５７で分離された分離水６５は、前処理
設備２に返送し、上記の一連の汚水処理を行う。汚泥脱
水機６１より排出される脱水ケーキ６６は埋立地などへ
搬出する。
離された分離水６３，６４と、ダイオキシン類溶出操作
前に汚泥貯留槽５７で分離された分離水６５は、前処理
設備２に返送し、上記の一連の汚水処理を行う。汚泥脱
水機６１より排出される脱水ケーキ６６は埋立地などへ
搬出する。
【００２４】上記したような処理方法によれば、従来は
汚水処理のためにのみ使用されていた有害物質除去装置
６を有効に利用して、汚泥中のダイオキシン類を効率よ
く除去できる。
汚水処理のためにのみ使用されていた有害物質除去装置
６を有効に利用して、汚泥中のダイオキシン類を効率よ
く除去できる。
【００２５】ダイオキシン溶離液５８としては、上記し
たＤＭＳＯの他に、ＬＡＳ（直鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム）、ベンゼン、アセトン、クロロベン
ゼン、アセトニトリル、ｏ−ジクロロベンゼンなどを使
用できる。たとえば、２％濃度の汚泥に対してＤＭＳＯ
の場合は１０〜２０％濃度のものを汚泥量と等量以上添
加し、ベンゼン（あるいはアセトン、クロロベンゼン、
アセトニトリル、ｏ−ジクロロベンゼン）の場合は２０
％濃度のものを汚泥量と等量以上添加する。
たＤＭＳＯの他に、ＬＡＳ（直鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム）、ベンゼン、アセトン、クロロベン
ゼン、アセトニトリル、ｏ−ジクロロベンゼンなどを使
用できる。たとえば、２％濃度の汚泥に対してＤＭＳＯ
の場合は１０〜２０％濃度のものを汚泥量と等量以上添
加し、ベンゼン（あるいはアセトン、クロロベンゼン、
アセトニトリル、ｏ−ジクロロベンゼン）の場合は２０
％濃度のものを汚泥量と等量以上添加する。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、汚泥中の
ダイオキシン類をダイオキシン溶離液によって溶出させ
るようにしたことにより、汚水処理用のオゾン・紫外線
反応装置を有効に利用して、汚泥中のダイオキシン類を
効率よく分解除去し、無害化できる。
ダイオキシン類をダイオキシン溶離液によって溶出させ
るようにしたことにより、汚水処理用のオゾン・紫外線
反応装置を有効に利用して、汚泥中のダイオキシン類を
効率よく分解除去し、無害化できる。
【図１】本発明の汚泥処理方法が実施される汚水処理施
設であって、処理対象となる汚泥が排出される各施設の
構成を示した説明図である。
設であって、処理対象となる汚泥が排出される各施設の
構成を示した説明図である。
【図２】図１に示した汚水処理施設であって、汚泥処理
施設の構成を示した説明図である。
施設の構成を示した説明図である。
１ 汚水 ３ カルシウム除去設備 ４ 生物処理設備 ５ 凝集処理設備 3a,4a,5a 汚泥 ６ 有害物質除去設備（オゾン・紫外線反応装置） 55,56 濃縮汚泥 57 汚泥貯留槽 58 ダイオキシン溶離液 62 脱離水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｃ０２Ｆ 11/00 ＺＡＢ Ｃ０２Ｆ 11/00 ＺＡＢＣ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B01J 19/12 A62D 3/00 C02F 1/00 - 1/78 C02F 11/00 - 11/20
Claims (1)
- 【請求項１】 ダイオキシン類を含んだ汚水を生物処理
設備と凝集処理設備とオゾン・紫外線処理設備とにより
処理し、前記生物処理設備および凝集処理設備で発生し
た汚泥を処理するに際し、前記汚泥にダイオキシン溶離
液を添加して汚泥中のダイオキシン類をダイオキシン溶
離液中に溶出させ、このダイオキシン溶離液を含んだ汚
泥を脱水手段により脱水し、脱水手段より排出される汚
泥からの分離水とダイオキシン溶離液とを前記オゾン・
紫外線処理設備に返送し、ダイオキシン溶離液中のダイ
オキシン類をオゾン・紫外線により分解除去することを
特徴とする汚泥中のダイオキシン類除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10994997A JP3323099B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 汚泥中のダイオキシン類除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10994997A JP3323099B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 汚泥中のダイオキシン類除去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10296299A JPH10296299A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3323099B2 true JP3323099B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=14523214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10994997A Expired - Fee Related JP3323099B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 汚泥中のダイオキシン類除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3323099B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3537312B2 (ja) * | 1998-04-20 | 2004-06-14 | 株式会社クボタ | 汚泥中のダイオキシン類等の有機塩素化合物の分解除去方法 |
| JP2005224771A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排水処理装置 |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP10994997A patent/JP3323099B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10296299A (ja) | 1998-11-10 |
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