JP3320057B2 - 木材の乾燥方法および乾燥装置 - Google Patents
木材の乾燥方法および乾燥装置Info
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- JP3320057B2 JP3320057B2 JP2000072410A JP2000072410A JP3320057B2 JP 3320057 B2 JP3320057 B2 JP 3320057B2 JP 2000072410 A JP2000072410 A JP 2000072410A JP 2000072410 A JP2000072410 A JP 2000072410A JP 3320057 B2 JP3320057 B2 JP 3320057B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木材の乾燥方法およ
び乾燥装置に関する。
び乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている木材乾燥機を概観す
ると次の通りである。 蒸気乾燥機(蒸気╋熱風対流方式): 一般的には、初
期に加湿のため蒸気を送入し蒸気ヒータからの熱風を対
流させ室温を150〜160℃に上げて、所要時間後湿
度を下げて乾燥させる。この方式の問題点としては、辺
材部が乾燥(約10%)しても材芯部は乾燥していない
(含水率は40〜50%)。室温(材温)を150〜1
60℃まで上げることは、木材の乾燥には不適と考え
る。乾燥工程で室内湿度を下げると、ひび割れを発生さ
せる原因となる。 燻煙乾燥機(燻煙を利用する方式): 燻煙を与える方
法として、主に次の2種がある。(1)室内の木材の下
部で燻煙材をいぶす方法。(2)室外で燻煙を発生し、
これを送入する方法。問題点としては、乾燥ができてい
ない。ばらつきがある。乾燥条件を安定化できない。例
えば、乾燥室の上下温度差は20〜30℃ある。それに
より室内温度ばかりでなく、湿度にもばらつきが生ず
る。 マイクロ波乾燥機(マイクロ波で加熱する方式): 問
題点−木材の中心部から加熱しているので、木材全体
(特に辺材部)は乾燥していない。材芯部が高温(10
0℃以上)になり内部が沸騰、煮えの状態になり、木材
が乾燥しない上に材芯が破砕し、構造材として強度低下
となる。 高周波乾燥機(蒸気╋高周波加熱式): 問題点−マイ
クロ波式とは逆に木材の外周部から加熱するので材芯温
度が上がらず、高度の乾燥はできない。外周部、辺材部
が先に乾燥すると、乾燥部は断熱効果を持ち熱伝導が悪
く、材芯温度は約60℃以上には上がりにくいので乾燥
しない。上記の従来の乾燥機では木材乾燥について次の
ことが伺える。即ち、 (1)材温を上げて木材を外側から乾燥しようとしてい
る。 (2)外周部または材芯部を急に加熱するので、部分的
乾燥が先行している。 (3)燻煙方式では燻煙のみで乾燥させようとしてい
る。 (4)蒸気での加湿が効果的な乾燥に寄与していない。 このように、従来の乾燥機には一長一短があり、割れ、
曲がり、反り等が生ずるものも多く、表面が乾燥しても
芯部の含水率は高く、高度の乾燥(例えば含水率10%
以下)には程遠いものである。特に現在95%以上のシ
ェアを占める蒸気乾燥機でさえ、前処理機や自然乾燥に
頼る必要があり、なおかつ割れを防ぎ、芯持ち材の芯部
の含水率を例えば7日程度で20%以下にする乾燥技術
と性能は有していない。そこで、樹木(主として国産
杉)について記述する。樹木の断面を示す図6におい
て、辺材部では、年輪と年輪の間には細胞導管が幹方向
に通っており、膜孔膜が細胞間の保水をしている(含水
率は120〜150%)。移行材部は10〜15年成長
期に成長し、材芯部と辺材部の水分の移動はさせない、
材芯部の保水性をカバーしている(白線帯とも言う)。
材芯部の含水率は高く(200〜250%)、辺材部よ
り水分の除去がしにくい。このように木材の部位によっ
てそれぞれの機能があり、含水率にも差がある。更に内
部には成長応力が形成されており、このような木材を均
質材とみて乾燥方案を考えることではその成果は期待で
きない。
ると次の通りである。 蒸気乾燥機(蒸気╋熱風対流方式): 一般的には、初
期に加湿のため蒸気を送入し蒸気ヒータからの熱風を対
流させ室温を150〜160℃に上げて、所要時間後湿
度を下げて乾燥させる。この方式の問題点としては、辺
材部が乾燥(約10%)しても材芯部は乾燥していない
(含水率は40〜50%)。室温(材温)を150〜1
60℃まで上げることは、木材の乾燥には不適と考え
る。乾燥工程で室内湿度を下げると、ひび割れを発生さ
せる原因となる。 燻煙乾燥機(燻煙を利用する方式): 燻煙を与える方
法として、主に次の2種がある。(1)室内の木材の下
部で燻煙材をいぶす方法。(2)室外で燻煙を発生し、
これを送入する方法。問題点としては、乾燥ができてい
ない。ばらつきがある。乾燥条件を安定化できない。例
えば、乾燥室の上下温度差は20〜30℃ある。それに
より室内温度ばかりでなく、湿度にもばらつきが生ず
る。 マイクロ波乾燥機(マイクロ波で加熱する方式): 問
題点−木材の中心部から加熱しているので、木材全体
(特に辺材部)は乾燥していない。材芯部が高温(10
0℃以上)になり内部が沸騰、煮えの状態になり、木材
が乾燥しない上に材芯が破砕し、構造材として強度低下
となる。 高周波乾燥機(蒸気╋高周波加熱式): 問題点−マイ
クロ波式とは逆に木材の外周部から加熱するので材芯温
度が上がらず、高度の乾燥はできない。外周部、辺材部
が先に乾燥すると、乾燥部は断熱効果を持ち熱伝導が悪
く、材芯温度は約60℃以上には上がりにくいので乾燥
しない。上記の従来の乾燥機では木材乾燥について次の
ことが伺える。即ち、 (1)材温を上げて木材を外側から乾燥しようとしてい
る。 (2)外周部または材芯部を急に加熱するので、部分的
乾燥が先行している。 (3)燻煙方式では燻煙のみで乾燥させようとしてい
る。 (4)蒸気での加湿が効果的な乾燥に寄与していない。 このように、従来の乾燥機には一長一短があり、割れ、
曲がり、反り等が生ずるものも多く、表面が乾燥しても
芯部の含水率は高く、高度の乾燥(例えば含水率10%
以下)には程遠いものである。特に現在95%以上のシ
ェアを占める蒸気乾燥機でさえ、前処理機や自然乾燥に
頼る必要があり、なおかつ割れを防ぎ、芯持ち材の芯部
の含水率を例えば7日程度で20%以下にする乾燥技術
と性能は有していない。そこで、樹木(主として国産
杉)について記述する。樹木の断面を示す図6におい
て、辺材部では、年輪と年輪の間には細胞導管が幹方向
に通っており、膜孔膜が細胞間の保水をしている(含水
率は120〜150%)。移行材部は10〜15年成長
期に成長し、材芯部と辺材部の水分の移動はさせない、
材芯部の保水性をカバーしている(白線帯とも言う)。
材芯部の含水率は高く(200〜250%)、辺材部よ
り水分の除去がしにくい。このように木材の部位によっ
てそれぞれの機能があり、含水率にも差がある。更に内
部には成長応力が形成されており、このような木材を均
質材とみて乾燥方案を考えることではその成果は期待で
きない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】芯持ち材(特に国産
材)、一般材等の乾燥時(または後)の割れ、曲がり、
反りを防止し、高度(含水率20%以下)の乾燥木材を
低コストで供給できるようにすることを目的としてい
る。
材)、一般材等の乾燥時(または後)の割れ、曲がり、
反りを防止し、高度(含水率20%以下)の乾燥木材を
低コストで供給できるようにすることを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、木材
の収容されている乾燥室に生蒸気と燻煙を高速風で混合
還流させると共に乾燥室内の湿度を100%またはその
近傍に保ちかつ材芯温を木材芯部の熱処理に必要な80
〜90℃に保つと共に木材内の水分を沸騰させることな
く10〜120時間保ち、木材の芯部の含水率を先に目
標の20%またはその近傍以下に近づけ、外部の含水率
はその後に下げていくことを特徴とする、木材の乾燥方
法である。
の収容されている乾燥室に生蒸気と燻煙を高速風で混合
還流させると共に乾燥室内の湿度を100%またはその
近傍に保ちかつ材芯温を木材芯部の熱処理に必要な80
〜90℃に保つと共に木材内の水分を沸騰させることな
く10〜120時間保ち、木材の芯部の含水率を先に目
標の20%またはその近傍以下に近づけ、外部の含水率
はその後に下げていくことを特徴とする、木材の乾燥方
法である。
【0005】請求項2の発明は、木材の収容される乾燥
室と、上記乾燥室に生蒸気と燻煙と熱風とを混合して還
流させる手段と、乾燥室内の温度、湿度、燻煙の濃度、
木材芯部の湿度の測定手段と、木材の芯部の含水率を先
に目標の20%またはその近傍以下に近づけ、外部の含
水率はその後に下げるように制御する手段とを備えてい
ることを特徴とする、木材の乾燥装置である。
室と、上記乾燥室に生蒸気と燻煙と熱風とを混合して還
流させる手段と、乾燥室内の温度、湿度、燻煙の濃度、
木材芯部の湿度の測定手段と、木材の芯部の含水率を先
に目標の20%またはその近傍以下に近づけ、外部の含
水率はその後に下げるように制御する手段とを備えてい
ることを特徴とする、木材の乾燥装置である。
【0006】請求項3の発明は、乾燥室の底部全面のス
リット板とその下側のフィンチューブヒータの下方空間
から成る送風ダクトと、乾燥室の天井部全面のスリット
板とその上側のフィンチューブヒータの上方空間から成
る排風ダクトと、上記送風ダクトと排風ダクトに夫々送
風口と吸入口とが接続している送風機と、上記吸入口に
接続した燻煙発生機と、上記送風口に接続した蒸気管と
を備え、上記吸入口を外気に連通するダンパーと、上記
排風ダクトの排風口を外気に連通するダンパーとを有す
る、請求項2に記載の木材の乾燥装置である。
リット板とその下側のフィンチューブヒータの下方空間
から成る送風ダクトと、乾燥室の天井部全面のスリット
板とその上側のフィンチューブヒータの上方空間から成
る排風ダクトと、上記送風ダクトと排風ダクトに夫々送
風口と吸入口とが接続している送風機と、上記吸入口に
接続した燻煙発生機と、上記送風口に接続した蒸気管と
を備え、上記吸入口を外気に連通するダンパーと、上記
排風ダクトの排風口を外気に連通するダンパーとを有す
る、請求項2に記載の木材の乾燥装置である。
【0007】請求項4の発明は、上記スリット板の少な
くとも一方のスリットの開口率を上向き風量が均等化す
るように構成している、請求項3に記載の木材の乾燥装
置である。
くとも一方のスリットの開口率を上向き風量が均等化す
るように構成している、請求項3に記載の木材の乾燥装
置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を実施する際、まず、辺材
部に水分を与えて、材芯の方から先に水分を抜く。乾燥
中、乾燥室内湿度を100%に保持する(即ち、辺材部
を先に乾燥させない)。乾燥中、材芯温度を80〜90
℃に保持する。乾燥室内温度は115℃より上げない。
目標乾燥含水率に達するまで燻煙、風の送入を絶やさず
続ける。本発明による木材の乾燥装置は、図1、図2で
明らかなように、乾燥室1、還流送風機部2、燻煙発生
機5、燻煙材貯蔵塔4、燻煙材(例えばおが屑、チッ
プ)投入機3、ボイラーユニット6から成り、乾燥室1
の前部(左端部)には入口7があり、木材aを積載した
台車8が室内に搬入される。
部に水分を与えて、材芯の方から先に水分を抜く。乾燥
中、乾燥室内湿度を100%に保持する(即ち、辺材部
を先に乾燥させない)。乾燥中、材芯温度を80〜90
℃に保持する。乾燥室内温度は115℃より上げない。
目標乾燥含水率に達するまで燻煙、風の送入を絶やさず
続ける。本発明による木材の乾燥装置は、図1、図2で
明らかなように、乾燥室1、還流送風機部2、燻煙発生
機5、燻煙材貯蔵塔4、燻煙材(例えばおが屑、チッ
プ)投入機3、ボイラーユニット6から成り、乾燥室1
の前部(左端部)には入口7があり、木材aを積載した
台車8が室内に搬入される。
【0009】乾燥室1の底部全面には送風ダクト9、天
井部全面には排風ダクト10が設けてあり、送風ダクト
9の上部及び排風ダクト10の下部にはそれぞれ全面に
わたりフィンチューブ11、12が配置されている。
井部全面には排風ダクト10が設けてあり、送風ダクト
9の上部及び排風ダクト10の下部にはそれぞれ全面に
わたりフィンチューブ11、12が配置されている。
【0010】送風ダクト9の上部と排風ダクト10の下
部にはそれぞれ全面にわたりスリット板13、14が設
けてあり、これらスリット板のスリットの開口率(分布
密度)は、乾燥室1の奥側は大きく(開口の合計面積は
大きい)、入口側に向けて次第に小さくしてあり、風圧
が木材aの全面に垂直且つ均等に当たるようにしてい
る。送風機15からの風は、後述する蒸気管39(図
2)からの蒸気とともに、送風口16、送風ダクト9、
フィンチューブ11、スリット板13を経て、高湿度、
高温の熱風状態で乾燥室1、木材aを通り、スリット板
14、フィンチューブヒータ12、排風ダクト10の部
分で再加熱された状態で、排風口17から出て、還流ダ
クト18を通り、再び送風機15の吸入口19から送風
機15内へ吸入加圧され、送風口16から還流される。
部にはそれぞれ全面にわたりスリット板13、14が設
けてあり、これらスリット板のスリットの開口率(分布
密度)は、乾燥室1の奥側は大きく(開口の合計面積は
大きい)、入口側に向けて次第に小さくしてあり、風圧
が木材aの全面に垂直且つ均等に当たるようにしてい
る。送風機15からの風は、後述する蒸気管39(図
2)からの蒸気とともに、送風口16、送風ダクト9、
フィンチューブ11、スリット板13を経て、高湿度、
高温の熱風状態で乾燥室1、木材aを通り、スリット板
14、フィンチューブヒータ12、排風ダクト10の部
分で再加熱された状態で、排風口17から出て、還流ダ
クト18を通り、再び送風機15の吸入口19から送風
機15内へ吸入加圧され、送風口16から還流される。
【0011】燻煙材投入機3内の燻煙材(おが屑、チッ
プ)bは送風機20により空気とともに圧送され、サイ
クロン21を通り、燻煙材貯蔵塔4に散布貯蔵される。
送風機20はレベルセンサー22が満量を検出するとそ
の信号により停止し、満量未満の減量信号により補給指
示をランプ表示(または/及びブザー警告)して再貯蔵
を始めるように構成している。
プ)bは送風機20により空気とともに圧送され、サイ
クロン21を通り、燻煙材貯蔵塔4に散布貯蔵される。
送風機20はレベルセンサー22が満量を検出するとそ
の信号により停止し、満量未満の減量信号により補給指
示をランプ表示(または/及びブザー警告)して再貯蔵
を始めるように構成している。
【0012】燻煙材bは燻煙貯蔵塔4の底部から、スク
リュウコンベヤ23で燻煙発生機5の中央底部の熱板2
4上に送り込まれる。一定時間毎に(燻煙材bの1バッ
チ燃焼時間経過毎に)スクリュウコンベヤ23を停止さ
せ、熱板24を下方に開放して燃焼灰dを落下排出した
後、熱板24を元に戻して燻煙材bを送り込み、発煙を
再開する。
リュウコンベヤ23で燻煙発生機5の中央底部の熱板2
4上に送り込まれる。一定時間毎に(燻煙材bの1バッ
チ燃焼時間経過毎に)スクリュウコンベヤ23を停止さ
せ、熱板24を下方に開放して燃焼灰dを落下排出した
後、熱板24を元に戻して燻煙材bを送り込み、発煙を
再開する。
【0013】燻煙cは燻煙発生機5内の垂直ダクト部2
6を通り、燻煙導入ダクト27から送風機15の吸入口
19に入り、送風機15で加圧された後、送風ダクト9
から乾燥室1内に送風される。
6を通り、燻煙導入ダクト27から送風機15の吸入口
19に入り、送風機15で加圧された後、送風ダクト9
から乾燥室1内に送風される。
【0014】燻煙cの送風を遮断する時には、スクリュ
ウコンベヤ23を停止し、熱板24も電源OFFし、燻
煙の発生を止めて電動ダンパー28を閉塞する。
ウコンベヤ23を停止し、熱板24も電源OFFし、燻
煙の発生を止めて電動ダンパー28を閉塞する。
【0015】燻煙発生機5の底部には、空気導入調整口
29が設けてあり、その開度は、例えば熱板24の温度
設定と共に初期調整し、固定してある。最頂部にはガス
抜き口25が設けてあり、燻煙cの発生状況と送風機1
5への吸入状況を外部から目視可能としている。
29が設けてあり、その開度は、例えば熱板24の温度
設定と共に初期調整し、固定してある。最頂部にはガス
抜き口25が設けてあり、燻煙cの発生状況と送風機1
5への吸入状況を外部から目視可能としている。
【0016】還流ダクト18の上部には、電動ダンパー
30、31が設けてあり、電気制御部55(図2)に接
続している。乾燥スケジュールの冷却(図5のD)で
は、電動ダンパー30を閉じて、電動ダンパー31を開
くと、還流風は室外に放出され、還流を停止する。この
時、電動ダンパー28を閉じ、燻煙cの送入を停止さ
せ、吸入口19の外側にある常時閉塞の電動ダンパー3
2を開いて外気を導入する。
30、31が設けてあり、電気制御部55(図2)に接
続している。乾燥スケジュールの冷却(図5のD)で
は、電動ダンパー30を閉じて、電動ダンパー31を開
くと、還流風は室外に放出され、還流を停止する。この
時、電動ダンパー28を閉じ、燻煙cの送入を停止さ
せ、吸入口19の外側にある常時閉塞の電動ダンパー3
2を開いて外気を導入する。
【0017】ボイラーユニット6から減圧弁33で圧力
調整した生蒸気は、蒸気管39の先端より送風口16内
に放出される。減圧弁34、35で圧力調整された加圧
蒸気はフィンチューブヒータ11、12に送られ、乾燥
室1内の木材aへの加熱と加湿と共に、排風ダクト10
への還流風の加熱に使用される。なお、「生蒸気」と
は、ボイラーから発生したばかりの全圧力を持った蒸気
であり、一度何らかの目的で使用した廃気に対比される
蒸気である(live steam・・・1980年1
1月発行の研究社 新英和大辞典1242頁)。
調整した生蒸気は、蒸気管39の先端より送風口16内
に放出される。減圧弁34、35で圧力調整された加圧
蒸気はフィンチューブヒータ11、12に送られ、乾燥
室1内の木材aへの加熱と加湿と共に、排風ダクト10
への還流風の加熱に使用される。なお、「生蒸気」と
は、ボイラーから発生したばかりの全圧力を持った蒸気
であり、一度何らかの目的で使用した廃気に対比される
蒸気である(live steam・・・1980年1
1月発行の研究社 新英和大辞典1242頁)。
【0018】フィンチューブヒータ11、12の管路末
端にはスチームトラップ40、41が取り付けてあり、
ドレン水はボイラーユニット6内の給水タンクにリター
ンされる。
端にはスチームトラップ40、41が取り付けてあり、
ドレン水はボイラーユニット6内の給水タンクにリター
ンされる。
【0019】燻煙発生機5の中央部には煙センサー42
が設けてある。乾燥室1の入口上部には煙センサー43
と湿度測定器44が、更に温度測定センサー45、46
が入口側下部と奥側上部に取り付けてあり、これらは電
気制御盤55に接続している。乾燥室底部には乾燥処理
中多量の凝縮水が溜まるが、この凝縮水は乾燥室コーナ
ーのオートドレイン47から排水される。
が設けてある。乾燥室1の入口上部には煙センサー43
と湿度測定器44が、更に温度測定センサー45、46
が入口側下部と奥側上部に取り付けてあり、これらは電
気制御盤55に接続している。乾燥室底部には乾燥処理
中多量の凝縮水が溜まるが、この凝縮水は乾燥室コーナ
ーのオートドレイン47から排水される。
【0020】乾燥室1及び扉戸の内面には全面的に断熱
材48が取り付けてあり、これら断熱材48の保護板4
9は乾燥室1の気密保持のため乾燥室の壁等に全溶接さ
れている。乾燥室1の還流ダクト18にも断熱材50が
取り付けてあり、減圧弁33、34、35から下流に延
びている蒸気管39等にも断熱材(図示せず)が取り付
けてある。
材48が取り付けてあり、これら断熱材48の保護板4
9は乾燥室1の気密保持のため乾燥室の壁等に全溶接さ
れている。乾燥室1の還流ダクト18にも断熱材50が
取り付けてあり、減圧弁33、34、35から下流に延
びている蒸気管39等にも断熱材(図示せず)が取り付
けてある。
【0021】乾燥中の木材aの芯部の含水率を測定する
ため、搬入前に、搬入後に乾燥室中央に位置する木材に
電極針を打ち込み、搬入後に湿度測定器51とリード線
の接続を作業窓52より行うように構成する。乾燥室1
の奥側中央に設けた圧力計53は電気制御盤55に接続
し、常に乾燥室1内の圧力を電気制御盤55に供給、制
御することができる。乾燥室1の中央上部にはばね式安
全弁54が設置されている。
ため、搬入前に、搬入後に乾燥室中央に位置する木材に
電極針を打ち込み、搬入後に湿度測定器51とリード線
の接続を作業窓52より行うように構成する。乾燥室1
の奥側中央に設けた圧力計53は電気制御盤55に接続
し、常に乾燥室1内の圧力を電気制御盤55に供給、制
御することができる。乾燥室1の中央上部にはばね式安
全弁54が設置されている。
【0022】準備作業として、燻煙材送風機20、燻煙
材貯蔵塔4、燻煙発生機5等を運転して乾燥室1内に燻
煙を充満させる。乾燥スケジュールは、例えば次の通り
である。 1.乾燥開始より送風を始めて (1)乾燥室内湿度を100% (2)材芯温度を80℃ (3)燻煙の充満 を、できるだけ速く達成させる。 2.目標乾燥含水率(例えば材芯20%)に乾燥するま
で、材芯温度を80〜90℃に保持し、送風を続ける。 3.材芯含水率が20%に達したら (1)燻煙の送入を停止 (2)送風機の風量を下げ、冷却所要時間、例えば約4
8時間で (3)材芯温度を40℃、乾燥室内湿度は80%にす
る。 次に、乾燥作業を図5のスケジュール線図により説明す
る。 − フィンチューブヒータ11に蒸気管39から蒸
気を送り、同時に燻煙cを送入し、生蒸気を放出注入す
ると同時に送風機15の運転によりこれらの高温高湿蒸
気(熱風)を還流させて、乾燥室1内を急速に高温度、
高湿度の燻煙風雰囲気に上昇させる。 − リグニンの熱軟化で成長応力が除去され、膜孔
膜の破壊により水分流出の準備が進む。 − 乾燥室1内を所定の温度、湿度、燻煙濃度に保
持しながら還流を続け、、水分を木材より誘出させる。 目標乾燥含水点に到達すると、燻煙の送入及び
ヒータは停止し、の設定冷却速度に沿って温度を下げ
ていく。この時、基本的には低速還流を続ける。 還流停止(実質的には乾燥終了−木材搬出O
K) 常温(乾燥終了−木材搬出) 冷却速度 燻煙の送入停止(乾燥室内の残留煙は徐々に減
衰する) 生蒸気の送入を停止する。 なお、図5において、区間Aは昇温、加湿、燻煙送入、
Bは細胞膜破壊 リグニン熱軟化(歪み取り)、Cは水
分除去(乾燥)、Dは冷却(乾燥)を意味している。ま
た、−の材芯温度は80〜90℃、における目標
乾燥含水率は20%以下、は還流停止、は外気温、
は冷却速度、は燻煙停止、は加湿停止を意味して
いる。
材貯蔵塔4、燻煙発生機5等を運転して乾燥室1内に燻
煙を充満させる。乾燥スケジュールは、例えば次の通り
である。 1.乾燥開始より送風を始めて (1)乾燥室内湿度を100% (2)材芯温度を80℃ (3)燻煙の充満 を、できるだけ速く達成させる。 2.目標乾燥含水率(例えば材芯20%)に乾燥するま
で、材芯温度を80〜90℃に保持し、送風を続ける。 3.材芯含水率が20%に達したら (1)燻煙の送入を停止 (2)送風機の風量を下げ、冷却所要時間、例えば約4
8時間で (3)材芯温度を40℃、乾燥室内湿度は80%にす
る。 次に、乾燥作業を図5のスケジュール線図により説明す
る。 − フィンチューブヒータ11に蒸気管39から蒸
気を送り、同時に燻煙cを送入し、生蒸気を放出注入す
ると同時に送風機15の運転によりこれらの高温高湿蒸
気(熱風)を還流させて、乾燥室1内を急速に高温度、
高湿度の燻煙風雰囲気に上昇させる。 − リグニンの熱軟化で成長応力が除去され、膜孔
膜の破壊により水分流出の準備が進む。 − 乾燥室1内を所定の温度、湿度、燻煙濃度に保
持しながら還流を続け、、水分を木材より誘出させる。 目標乾燥含水点に到達すると、燻煙の送入及び
ヒータは停止し、の設定冷却速度に沿って温度を下げ
ていく。この時、基本的には低速還流を続ける。 還流停止(実質的には乾燥終了−木材搬出O
K) 常温(乾燥終了−木材搬出) 冷却速度 燻煙の送入停止(乾燥室内の残留煙は徐々に減
衰する) 生蒸気の送入を停止する。 なお、図5において、区間Aは昇温、加湿、燻煙送入、
Bは細胞膜破壊 リグニン熱軟化(歪み取り)、Cは水
分除去(乾燥)、Dは冷却(乾燥)を意味している。ま
た、−の材芯温度は80〜90℃、における目標
乾燥含水率は20%以下、は還流停止、は外気温、
は冷却速度、は燻煙停止、は加湿停止を意味して
いる。
【0023】前記課題を解決する手段を整理すると、概
ね次のようになる。温度測定センサー45、46、湿度
測定器44、51、煙センサー43、圧力計53からの
信号を電気制御盤55のコンピュータにインプットする
と共に、乾燥室1内をコンピュータにより図5の燻煙濃
度、湿度、温度のスケジュール線図に沿って調整する。
この時、熱源としては蒸気管39からの蒸気熱を利用す
る。同時に生蒸気と燻煙を高速風に混入して還流させ、
外気を流入させないことで熱効率を高め、また乾燥室1
内の湿度を例えば100%に保ち、煙の遠赤(遠赤外
線)効果で木材内に熱を伝わり易くし、風速5〜10m
/秒で底面より均等に吹き上げ、積材にむらなく熱風を
与えることで乾燥むらをなくす。
ね次のようになる。温度測定センサー45、46、湿度
測定器44、51、煙センサー43、圧力計53からの
信号を電気制御盤55のコンピュータにインプットする
と共に、乾燥室1内をコンピュータにより図5の燻煙濃
度、湿度、温度のスケジュール線図に沿って調整する。
この時、熱源としては蒸気管39からの蒸気熱を利用す
る。同時に生蒸気と燻煙を高速風に混入して還流させ、
外気を流入させないことで熱効率を高め、また乾燥室1
内の湿度を例えば100%に保ち、煙の遠赤(遠赤外
線)効果で木材内に熱を伝わり易くし、風速5〜10m
/秒で底面より均等に吹き上げ、積材にむらなく熱風を
与えることで乾燥むらをなくす。
【0024】乾燥室1内の湿度を100%に保つことで
木材表面に十分な湿潤(湿気)を与えることにより、木
材の半径方向および長手方向個所の含水率の違いを一定
の率になるまで持っていき、特に乾燥による木材の表面
割れを防ぐ。乾燥室1内温度が100℃域を越えると、
他の蒸気乾燥機では湿度100%を維持できなくなる
が、本発明による方法、装置では、燻煙の粒子を核に水
の粒子が付着することで湿度を確保し、燻煙の作用と相
俟って、木材芯温を乾燥室内温度に追従して、5〜20
℃差で上げることに実験で成功した。
木材表面に十分な湿潤(湿気)を与えることにより、木
材の半径方向および長手方向個所の含水率の違いを一定
の率になるまで持っていき、特に乾燥による木材の表面
割れを防ぐ。乾燥室1内温度が100℃域を越えると、
他の蒸気乾燥機では湿度100%を維持できなくなる
が、本発明による方法、装置では、燻煙の粒子を核に水
の粒子が付着することで湿度を確保し、燻煙の作用と相
俟って、木材芯温を乾燥室内温度に追従して、5〜20
℃差で上げることに実験で成功した。
【0025】木材芯温を乾燥室温度に沿って上げること
により、木材芯部を熱処理に必要な80℃以上に保ち、
木材内の水分が沸騰しない90℃以下の温度を例えば1
0〜120時間保たせることで細胞導管内の保水細胞弁
を破壊し、木材内の水分を外部に出やすくすることがで
きる。
により、木材芯部を熱処理に必要な80℃以上に保ち、
木材内の水分が沸騰しない90℃以下の温度を例えば1
0〜120時間保たせることで細胞導管内の保水細胞弁
を破壊し、木材内の水分を外部に出やすくすることがで
きる。
【0026】従来の乾燥機では小口から30cm付近ま
でが特に乾燥が早く、乾燥による細胞導管の収縮のため
水分が抜けにくくなっていたが、本発明のように、十分
な水分と温度と燻煙を与えかつ、木材の割れを防ぎなが
ら木材内部の温度を上げて、熱処理することで内部応力
を除き、木材の癖を取りながら内部水の流出を妨げず小
口方向に抜いていくことができる。即ち、木材の芯部の
含水率を先に目標の例えば20%に近づけ、容易に含水
率を下げられる外部はその後に下げていくことで、木材
の内外の含水率の差による割れを防ぎ、木材内部の煮え
と沸騰によるみかん割れも同時に防ぐことができる。
でが特に乾燥が早く、乾燥による細胞導管の収縮のため
水分が抜けにくくなっていたが、本発明のように、十分
な水分と温度と燻煙を与えかつ、木材の割れを防ぎなが
ら木材内部の温度を上げて、熱処理することで内部応力
を除き、木材の癖を取りながら内部水の流出を妨げず小
口方向に抜いていくことができる。即ち、木材の芯部の
含水率を先に目標の例えば20%に近づけ、容易に含水
率を下げられる外部はその後に下げていくことで、木材
の内外の含水率の差による割れを防ぎ、木材内部の煮え
と沸騰によるみかん割れも同時に防ぐことができる。
【0027】芯部含水率が所定値まで下がった時点で、
燻煙を止め、外気温まで乾燥室内温度を徐々に下げる。
乾燥室内湿度は乾燥室内温度40℃まで100%で推移
させ、外気温までは外気を乾燥室内に流入させ、生蒸気
も止め、高速ファン(送風機15)での風乾燥に切り替
えて木材の表面含水率を10%まで徐々に下げていく。
以上において、温度、湿度、燻煙濃度、風の4要素のど
れが欠けても完全乾燥は困難なものとなる。従って、前
述のように、上記4要素は計測器でコンピュータ制御さ
れる。
燻煙を止め、外気温まで乾燥室内温度を徐々に下げる。
乾燥室内湿度は乾燥室内温度40℃まで100%で推移
させ、外気温までは外気を乾燥室内に流入させ、生蒸気
も止め、高速ファン(送風機15)での風乾燥に切り替
えて木材の表面含水率を10%まで徐々に下げていく。
以上において、温度、湿度、燻煙濃度、風の4要素のど
れが欠けても完全乾燥は困難なものとなる。従って、前
述のように、上記4要素は計測器でコンピュータ制御さ
れる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によると、割れ、曲が
り、反りのない高度(例えば材芯含水率10〜20%)
の乾燥木材を確実に得ることができる。
り、反りのない高度(例えば材芯含水率10〜20%)
の乾燥木材を確実に得ることができる。
【0029】請求項2の発明によると、請求項1の方法
の実施に適した装置を安価に得ることができる。
の実施に適した装置を安価に得ることができる。
【0030】請求項3の発明によると、乾燥スケジュー
ルの実施が容易になる。
ルの実施が容易になる。
【0031】請求項4の発明によると、乾燥室内での上
昇熱風の均一化を図ることが容易になる。
昇熱風の均一化を図ることが容易になる。
【図1】 本発明による乾燥装置の縦断側面図である。
【図2】 図1の一部縦断平面図である。
【図3】 図1のIII−III断面略図である。
【図4】 図1のIV−IV断面略図である。
【図5】 スケジュール線図である。
【図6】 木材の断面図である。
1 乾燥室 5 燻煙発生機 9 送風ダクト 10 排風ダクト 11、12 フィンチューブヒータ 13、14 スリット板 16 送風口 19 吸入口 29、31 電動ダンパー 39 蒸気管 55 電気制御盤 a 木材
Claims (4)
- 【請求項1】 木材の収容されている乾燥室に生蒸気と
燻煙を高速風で混合還流させると共に乾燥室内の湿度を
100%またはその近傍に保ちかつ材芯温を木材芯部の
熱処理に必要な80〜90℃に保つと共に木材内の水分
を沸騰させることなく10〜120時間保ち、木材の芯
部の含水率を先に目標の20%またはその近傍以下に近
づけ、外部の含水率はその後に下げていくことを特徴と
する、木材の乾燥方法。 - 【請求項2】 木材の収容される乾燥室と、上記乾燥室
に生蒸気と燻煙と熱風とを混合して還流させる手段と、
乾燥室内の温度、湿度、燻煙の濃度、木材芯部の湿度の
測定手段と、木材の芯部の含水率を先に目標の20%ま
たはその近傍以下に近づけ、外部の含水率はその後に下
げるように制御する手段とを備えていることを特徴とす
る、木材の乾燥装置。 - 【請求項3】 乾燥室の底部全面のスリット板とその下
側のフィンチューブヒータの下方空間から成る送風ダク
トと、乾燥室の天井部全面のスリット板とその上側のフ
ィンチューブヒータの上方空間から成る排風ダクトと、
上記送風ダクトと排風ダクトに夫々送風口と吸入口とが
接続している送風機と、上記吸入口に接続した燻煙発生
機と、上記送風口に接続した蒸気管とを備え、上記吸入
口を外気に連通するダンパーと、上記排風ダクトの排風
口を外気に連通するダンパーとを有する、請求項2に記
載の木材の乾燥装置。 - 【請求項4】 上記スリット板の少なくとも一方のスリ
ットの開口率を上向き風量が均等化するように構成して
いる、請求項3に記載の木材の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072410A JP3320057B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 木材の乾燥方法および乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072410A JP3320057B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 木材の乾燥方法および乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001260105A JP2001260105A (ja) | 2001-09-25 |
JP3320057B2 true JP3320057B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18590827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072410A Expired - Fee Related JP3320057B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 木材の乾燥方法および乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320057B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4830627B2 (ja) * | 2006-05-16 | 2011-12-07 | 有限会社山本家具製作所 | 丸太改質方法 |
SE0700200L (sv) * | 2007-01-26 | 2008-07-27 | Valutec Ab | Förfarande för anpassning av torkluftbehovet vid en virkestork |
KR101218393B1 (ko) * | 2008-12-09 | 2013-01-03 | 전남대학교산학협력단 | 훈연 열처리 방법 |
KR101057539B1 (ko) | 2009-02-19 | 2011-08-17 | 김희옥 | 원목의 건조방법 |
JP2013217589A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Kihara Seisakusho:Kk | 平行流乾燥機 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072410A patent/JP3320057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2001260105A (ja) | 2001-09-25 |
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