JP3317509B2 - 旋盤セルの治工具準備装置 - Google Patents
旋盤セルの治工具準備装置Info
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Description
治工具やワークを収納するとともに、自動的に供給する
搬送装置を備えた旋盤セルにおける治工具の準備装置に
関する。
る治工具やワークの収納装置と、治工具やワークを搬送
する装置とを備えた旋盤セルが知られている。旋盤セル
にあっては、複合加工旋盤が使用する予備の治工具を大
量に用意しておくことにより、多種類のワークを長時間
にわたって無人化により生産することができる。治具の
種類としては、例えば、旋盤の主軸チャックに装着する
チャックジョーがあり、工具としては、旋盤の刃物台に
供給する切削工具がある。搬送装置は、例えば、案内レ
ール上を走行するガントリーロボットが使用される。ロ
ボットのアーム先端に装着するハンドは、治具、工具、
ワーク等を取扱うので、目的に応じたハンドを用意して
おき、適宜交換する。
辺に治工具等の段取り部材の収納装置やワークの収納装
置を配設して構成するので、スペースを要する。特に段
取り部材の収納装置は、予備の治具や工具を収納するの
で、大量の治工具を収納しようとすると、装置も大型化
し、スペース拡大の原因となる。装置が大型化すると、
部材の搬送経路も長くなり、生産のリードタイムも長大
化する不都合を生ずる。また、段取りすべき治工具も多
量となり、準備に時間がかかる。本発明は、大量の治工
具を搬送装置を利用して自動的に準備する装置を提供す
る。
盤と、複合加工旋盤に隣接して配設されたパレット収納
装置及び段取り部材収納装置と、複合加工旋盤と収納装
置との間でワークや段取り部材等を搬送する搬送装置を
備える。段取り部材収納装置は、搬送レールに直交する
方向に配設される基台を有し、基台上を直線的に走行す
るストッカを備える。ストッカには、搬送用のロボット
のアームに交換自在に装着されるハンドが収納される。
基台の両側部には2基の治工具収納装置が装備される。
治工具収納装置は、駆動スプロケットホイールと従動ス
プロケットホイールの間に並列にかけわたされる2本の
チェーンを有し、2本のチェーンの間にツールマガジン
が備えられる。一方のチェーンの側部には、ジョーマガ
ジンが形成される。パレットの収納装置には、ツールや
ジョーを載せたパレットが収納され、治工具は搬送装置
により治工具収納装置へ送られる。
装置により治工具収納装置に対して自動的に準備され
る。
図、図2は正面図である。全体を符号1で示す旋盤セル
は、複合加工旋盤10と、パレット収納装置30と、段
取り部材収納装置50と、搬送装置20を備える。複合
加工旋盤10は、例えば本出願人により提案され、特公
平2−42602号公報に開示されているような形式の
ものである。この形式の複合加工旋盤は対向して配設し
た2台の主軸と各々の主軸と協同する刃物台をそなえ
る。第1の主軸と第1の刃物台は協同して第1の主軸に
把持されたワークに対して第1工程の加工を施す。第2
の主軸は第1の主軸から第一工程の加工が完了したワー
クを受け取り、第2の刃物台と協同してワークに第二工
程の加工を施す。一連の加工によりワークの全ての加工
が完了する。従って加工度の高いワークを短時間に高精
度で生産することができる。複合加工旋盤10の側部に
は、全体を符号30で示すパレット収納装置と符号50
で示す段取り部材収納装置が配設される。
装置50は複合加工旋盤10の側部に配設され、その外
側にパレット収納装置30が配設されている。しかしな
がら、この段取り部材収納装置50とパレット収納装置
30をそれぞれ分離して、複合加工旋盤10の両側部に
配設してもよい。また、複合加工旋盤のどちらの側に
も、段取り部材収納装置50とパレット収納装置30を
配設することができる。複合加工旋盤10の上部には、
パレット収納装置30との間を結ぶ搬送装置20が設け
られる。搬送装置20は、ガイドレール200とガイド
レール200の長手方向の軸線である、軸Bにそって走
行するガントリーロボット210を備える。ガントリー
ロボット210は、垂直方向である軸Aにそって上下動
するアーム220とアーム220の先端に装備されるハ
ンド250を有する。ハンド250は、交換式のもので
取扱うワークや治工具に応じて種々の形式のハンドが用
意される。旋盤セルにおける搬送装置20の構造及び機
能は、本出願人の出願にかかる特願平2−273392
号に開示されている。パレット収納装置30はガイドレ
ール200に直交する方向に配設されるベース300を
有する。ベース300には台車310が走行自在に取り
付けられる。台車310はワーク、ツ−ルやジョ−等の
治工具を乗せたパレット群の搬入ステーションWS1
と、パレットを搬出するステーションWS2との間を往
復動する。
50は段積み状態で搬入ステーションWS1に搬入され
る。走行台車310はフォーク装置320を備える。フ
ォーク装置320は走行台車310に対して垂直方向に
移動可能に支持される。フォーク装置320のアームは
パレット350を両側部から把持する。パレット350
は、記憶素子を備え、載置したワークや治工具の情報を
記入する。フォーク装置320はパレット350の記憶
素子のデーターを読み取る装置を備える。段積みパレッ
トが搬入ステーションWS1に搬入されると、フォーク
装置320は段積みパレット350にそって上下動し、
各パレットのワークや治工具の情報を読み取り、コント
ローラー90へ送る。コントローラー90は搬入された
ワークの情報に基づいて加工手順や治工具の段取り手順
を搬送装置20、段取り部材収納装置50及び複合加工
旋盤10へ指令する。走行台車310とフォーク装置3
20は、ワークを乗せたパレット350を案内レール2
00の直下に設定されるサービスポジションへ運び、ガ
ントリーロボット210と共同して対応するワーク36
0を複合加工旋盤10へ供給する。複合加工旋盤10で
加工が完了したワークは、ワークパレット350へ戻さ
れる。1枚のパレット350のワークの全てが加工され
ると、走行台車310とフォーク装置320は、そのワ
ークパレット350を搬出ステーションWS2へ降ろ
す。以下順次、素材ワークを乗せたパレット350をサ
ービスポジションへ運び加工を継続する。ツールやジョ
ーを載せたパレットの場合には、パレット上の治工具を
段取り部材収納装置50の治工具収納装置60へ運ぶ。
クを加工することができる。ワークの種類に応じて主軸
のチャックのジョーやツール等を段取り換えする必要が
生ずる。本発明の旋盤セル1は、多量の段取り部材を収
容する装置を備える。段取り部材収納装置50は、搬送
装置20の案内レール200に直交する方向に配設され
るベース500を備える。ベース500上にはレール5
02が設けられ、ストッカ510が軸X5にそって移動
自在に取り付けられる。ストッカ510は上部が開口す
る箱型の形状を有し、ストッカ510内には交換ハンド
250が格納される。交換ハンド250はガントリーロ
ボット210のアーム220の先端に交換自在に取り付
けられる。ハンド250の種類としては、複合加工旋盤
10の刃物台へ供給するツールを取扱うツールハンド、
複合加工旋盤10の主軸のチャックに供給するジョーを
取扱うジョーハンドやワークを取扱うワークハンドなど
がある。ワークハンドにはワークの端面を把持するスク
ロールチャック形式のハンドやバーワークの外周部を把
持するワークハンドなどがある。スクロールチャック形
式のワークハンドにおいては、ワークの径寸法に応じて
ハンドのジョーを交換する必要が生じる。ストッカ51
0のフランジ面に格納されるハンドジョーセット260
は、ワークの形状寸法に対応するジョーセットを備えワ
ークハンドに対して交換される。段取り部材収納装置5
0のベース500の両側部には大容量の治工具収納装置
が装備される。
図1の制御軸X5を縦軸にして示す図、図4は治工具収
納装置を示す図1の右側面図、図5は図2と同様の正面
図である。治工具収納装置60は平行して配設される2
本のチェーン630、640を有する。2本のチェーン
630、640はベース500の両端部に取り付けられ
る一対のチェーンスプロケットホイール610、620
にかけわたされる。第1のチェーンスプロケットホイー
ル610は駆動ホイールであって第2のチェーンスプロ
ケットホイール620は従動ホイールである。駆動ホイ
ール610はサーボモーター612により制御される。
駆動ホイール610と従動ホイール620のほぼ中央
に、ツールやジョーを交換するサービスポジションSP
が設定される。サービスポジションSPの下部には従動
スプロケットホイール615を備え、ホイール615の
回転量をエンコーダにより検出してチェーンの位置決め
を行なう。ホイール610、620の直径は大きな寸法
を有し、曲率半径を大きくとってある。従って、治工具
収納装置60の全高Hの寸法は大きくなる。ベース50
0の両側部に設けられる2基の治工具収納装置60はベ
ース500の中心線を挾んで対象の構造をとる。
図、図7は図2と同様の正面図である。一方のチェーン
630は、リンク631の両側面にプレート632を配
設し、ピン633で連結した構造を有する。他方のチェ
ーン640も同様の構造を有する。工具を保持するツー
ルホルダー650は左右のチェーンのリンクを結ぶ盤状
態の構造を有する。ツールホルダー650の中央部には
ツール710を差し込むためのツールポケット651が
設けられる。ツールポケット651はツール710の円
筒シャンク712を差し込む円筒状の構造を有する。ツ
ールシャンク712の外周部にはセレーション713が
形成される。ツールホルダー650は先端にセレーショ
ン溝を持つシャフト653を有し、シャフト653はカ
ムフォロワ655により軸方向に移動する。シャフト6
53の先端部のセレーションが、ツールシャンク712
のセレーション713に噛み合いツール710の受け止
めを構成する。ベース500の所定の位置にIDアンテ
ナ790を設置し、ツールホルダー650に埋め込まれ
たIDタグに書き込まれたツ−ルの情報の読み取り、又
は書き込みがなされる。内側に配設される第2のチェー
ン640の側部には、ジョーホルダー660が取り付け
られる。ジョーホルダー660はチェーンの各リンクご
とに設けられる。本実施例においては100個のジョー
ホルダーの660が設けられる。ジョーホルダー660
は、ジョー720を差し込むためのジョーポケット66
1を有する。
取り部材収納装置に、第1及び第2の治工具収納装置が
装備される。第1の治工具収納装置は50本のツールと
100本のジョーを収納することができる。ツールは複
合加工旋盤の第1の刃物台へ供給される。ジョーは複合
加工旋盤の第1の主軸のチャックに供給される。一般に
主軸のチャックは3本のジョーが1セットとして使用さ
れる。本治工具収納装置にあっては100本のジョーを
収納することができるが、33セット合計99本のジョ
ーを収納し1個のジョーホルダーは空とする。この空の
ジョーホルダー665を、チェーン式の治工具収納装置
の原点として利用することができる。この装置にあって
は多数のツールとジョーを収納することができるので旋
盤セルは多種類のワークを長時間にわたって無人化によ
り生産を継続することができる。本発明の治工具収納装
置60を構成するツールマガジン及びジョーマガジンは
循環するチェーンの上部に設定されるサービスポジショ
ンにおいてツール及びジョーを交換する。従ってチェー
ンの下部においてはツール及びジョーは下向きの力を受
けてツールポケット又はジョーポケットから抜け出す方
向の力を受ける。そこでツールまたはジョーがポケット
から抜け出すことを防止する機構を必要とする。
図であって、図1の右側面図に相当する図である。全体
を符号70で示すジョーマガジンは、正方向P1又は逆
転方向P2に移動制御される。ジョーマガジン70の経
路の内、中央上部にジョーを交換するためのサービスポ
ジションSPが設定される。このサービスポジションS
Pにおいてガントリーロボットのジョーハンドが、ジョ
ーマガジン70の所定のジョー720をマガジンから引
き抜いたりマガジンへ戻す作業を行う。そこでジョーマ
ガジン72設ける抜け止め防止装置は、サービスポジシ
ョンSPの近傍ではアンクランプとなってジョーをポケ
ットから抜きだすことを可能とし、その他の範囲ではク
ランプ状態となってジョーがポケットから抜けだすこと
を防止する。抜け止め防止装置を操作する機構として、
サービスポジションSPに第1のガイドG1を設け、ガ
イドG1の上流側及び下流側に、第1のドッグ11及び
第2のドッグ12を配設する。ジョーマガジン70が正
方向P1に移動するとき、ガイドG1と第1のドッグD
11の間にアンクランプ範囲UC1が設定される。ジョ
ーマガジン70が逆転方向Pに移動する時、ガイドG1
と第2のドッグD12の間にアンクランプ範囲UC2が
設定される。
図8の部分図。図10は図9のA矢視図、図11は図9
のB矢視図である。全体を符号670で示す抜け止め防
止装置は、ジョーポケット661にピン671によって
回動自在に取り付けられる板状のブラケット672を有
する。ブラケット672の上端部は内側に折曲部673
が形成され、下端部にはカムフォロワ674が取り付け
られる。ブラケット672の重心位置は、ジョ−ポケッ
トが下向きにあるときクランプ状態を保つように、ブラ
ケット672が自然状態で直立する位置に設定される。
従って、ブラケット672の上端部の折曲部673はジ
ョー720の肩部724に係合し、ジョー720がジョ
ーポケット661から抜け出すのを防止する。図12
は、図9のC矢視図であって、ガイドG1及び2つのド
ッグD11及びD12の平面図である。ガイドG1は、
板状材680で構成されカム溝681を有する。このカ
ム溝681は抜け止め防止装置670のカムフォロワ6
74を矢印の方向へ付勢する。図11は、図9のB矢視
図であって抜け止め装置670は矢印方向へ回動し、折
曲部673はジョー720の肩部724からはずれた状
態を示す。この状態ではジョー720を上方へ抜きだす
ことができる。ガイドG1のカム溝681からカムフォ
ロワ674が外れて第1のドッグD11に案内される
と、抜け止め防止装置670はクランプ状態に戻る。第
1のドッグD11は板状材の本体685を有し、山型の
カム山686を形成する。抜け止め防止装置670のカ
ムフォロワ674がこのカム山686にあたると、カム
作用により抜け止め防止装置670を強制的にクランプ
状態に復帰させる。
防止装置を備えるのでチェーン式のジョーマガジンを垂
直面内で自由に旋回させることができる。次にツールの
落下防止装置を図13ないし図17により説明する。ツ
ールマガジンのポケット651は、ツール710のシャ
ンク712を差し込む円筒形状を保有する。このツール
ポケット651にシャフト653を摺動自在に取り付け
る。シャフト653の先端部には、ツールシャンク71
2のセレーション713に係合するセレーション654
が形成される。このシャフト653はカムフォロワ65
5により操作される。ツールマガジンにおけるサービス
ポジションSPは、ジョーマガジンのサービスポジショ
ンSPの近傍に設定される。サービスポジションSPに
はガイドG2を設け、ガイドG2の上流側と下流側に第
1のドッグD21と第2のドッグD22を設ける。ガイ
ドG2は板状材の本体690を有し、本体690の前後
にはカム山691が形成される。第1のドッグD21は
板状材の本体695を有し、本体695はカム山696
を有する。第2のドッグD22も同様の本体697を有
し、本体697はカム山698を形成する。
ルポケット651内にクランプされた状態を示す。シャ
フト653はツールシャンク712に当接し、セレーシ
ョンが噛み合ってツール710がツールポケット651
から落下するのを防止する。ツールマガジンがサービス
ポジションSPに近づくと、ガイドG2のカム山691
にカムフォロワ655が乗り上げシャフト653をツー
ルシャンク712から引き離す。図15及び図16はこ
の状態を示す。シャフト653のセレーション654
は、ツールシャンク712のセレーション713から離
脱し、ツール710はツールポケット651から抜け出
すことができる。サービスポジションを通過するとカム
フォロワ655は第1のドッグD21のカム山696に
より、ツールシャンク712側へ押圧され両者のセレー
ションが噛み合ってクランプ状態に復帰する。したがっ
てツールマガジンが下方へ向かってもツールの落下は防
止される。本発明のツールマガジンは以上のようにツー
ルの落下防止装置を備えるので、チェーン上のツールマ
ガジンを垂直面内で自由に走行させることができる。
ットの搬入ステーションWS1の平面図であって、制御
軸Bを縦方向にして示す図、図19は図18の正面図、
図20は図18の右側面図である。なお、パレットの搬
出ステーションWS2も同様の構成を有し、搬入ステー
ションWS1と搬出ステーションWS2を交換すること
も可能である。パレット収納装置30のベース300に
対して連結部材301を介して、パレットの基準ベース
302が連結される。パレットの基準ベース302は、
3本のチャンネル部材303でコ字形に構成され、パレ
ットの搬入口側が開放されている。基準ベース302の
四隅にはパレットの脚を支える支持板305が取り付け
られる。両側のチャンネル部材303の外側には、段積
みパレットの搬入時にパレットを案内するガイド板30
8が設けられる。ガイド板308は、上方を外側に開い
てパレットのセンタリングを達成する。基準ベース30
2の奥に配設するチャンネル部材303の後側にはスト
ッパー307を立設して、搬入するパレットの奥行き位
置を規制する。段積みされたパレット群350はパレッ
トベース352上に載置された状態で、フォークリフト
や自動搬送車(AGV)によって搬入ステーションWP
1に搬入される。この際に、フォークリフトのオペレー
タやAGVは、図18の矢印Pに示すように、搬入ステ
ーションWP1の基準ベース302の中心C1にパレッ
ト群350の中心を合わせて搬入を行なう必要がある。
左右の中心は比較的合せ易く、ガイド板308によりあ
る程度まで自動的に修正されるが、奥行きの位置を合せ
ることは難しく、ストッパー307に衝突してストッパ
ー307を破損するおそれもある。
止するための警報装置340を基準ベース302の奥に
設けてある。警報装置340は、回動する接触板342
と、接触板の回動を検知するスイッチ344を備える。
パレット群350が搬入されてくると、パレット350
の先端部が接触板342に接触し、これを押圧する。こ
の動作をスイッチ344で検出して、パレット先端部が
ストッパー307に近接したことの信号を発する。この
信号は、例えば警報音でオペレータに知らせたり、電波
等でAGVへ通報する。この信号に基いてオペレータや
AGVの制御装置は、パレット群350をストッパー3
07に当接する正規位置まで案内し、基準ベース302
上に載置して搬入工程を完了する。この作業を容易にす
るために、警報装置340は、パレット先端とストッパ
ー307との距離に対応して警報音を変化させたり、電
波信号等を変化させる。本装置は以上の機能を有するの
で、重量の大きなパレット群350を安全に旋盤セル内
に搬入することができる。パレットを段積みしてグルー
プとして扱うことができるので、パレットにワークを載
せたワークパレットに加えて、ツールを載せたツールパ
レット、ジョーを載せたジョーパレット等の治工具パレ
ットを段積みのグループとして搬入し、ガントリーロボ
ットを利用して、治工具収納装置に自動的に供給するこ
とができる。
ツールパレット350は、パレット上に多数のツールポ
ケット352Aを有し、ツール710を収納する。ガン
トリーロボットのツールハンド250Aは、ツールパレ
ット350A上のツール710を抜き出して、治工具収
納装置60のツールマガジン72へ供給したり、または
ツールマガジン72のツール710をツールパレット3
50Aへ戻す。図22はジョーパレットの説明図であ
る。ジョーパレット350Bは、パレット上にとりつけ
たジョースタンド352Bを有し、ジョースタンド35
2Bはショーポケット354Bを備え、ジョー720を
収納する。ガントリーロボットに装備されたジョーハン
ド250Bは、ジョーパレット370と治工具収納装置
60のジョーマガジン70との間でジョー720を自動
的に交換する。各パレットは高さが調節できるピン35
5を備え、段積みされるパレットを支持する。この機能
を利用することにより、大容量の治工具収納装置60に
対して、多数のツールやジョー等の治工具をガントリー
ロボットにより自動的に段取りをすることができる。こ
れによりオペレータの作業も軽減され、無人化加工に資
することができる。
380で旋盤セルに供給する概要を示す。ツール710
を載せたツールパレット群350Aやジョー720を載
せたジョーパレット群350Bは、自動搬送装置380
により旋盤セルの搬入ステーションWS1に送られる。
自動搬送車380は、検知手段382を有し、所定の系
路を自走して搬入ステーションWS1に到達する。搬入
ステーションWS1は、警報装置340を供えるので、
この警報装置から送られる信号を利用して、安全にパレ
ット群350を搬入することができる。なお、上述した
実施例は、大容量の治工具収納装置を備えた旋盤セルに
対して、治工具パレットを利用して治工具を自動的に段
取りする場合を説明した。図24に示す旋盤セル1A
は、簡易な治工具収納装置50Aを備えたものである
が、ツールパレット350Aに用意されたツール710
を治工具収納装置50Aを経由するか、または直接に複
合旋盤10に対して段取りするものである。ジョーパレ
ット群350Bは、自動搬送装置380により旋盤セル
の搬入ステーションWS1に送られる。自動搬送車38
0は、検知手段382を有し、所定の系路を自走して搬
入ステーションWS1に到達する。搬入ステーションW
S1は、警報装置340を供えるので、この警報装置か
ら送られる信号を利用して、安全にパレット群350を
搬入することができる。なお、上述した実施例は、大容
量の治工具収納装置を備えた旋盤セルに対して、治工具
パレットを利用して治工具を自動的に段取りする場合を
説明した。図24に示す旋盤セル1Aは、簡易な治工具
収納装置50Aを備えるか、又は治工具収納装置を省略
したシステムを示す。パレット収納装置30Aに対し
て、ツ−ルパレット、ワ−クパレット、ジョ−パレット
等を段積みしたパレット群350Aが搬入される。ツ−
ルパレットやジョ−パレット上のツ−ルやジョ−は、搬
入装置によって簡易な治工具収納装置50Aへ送られる
か、又は直接に複合加工旋盤10へ送られ、刃物台や主
軸チャックへ装備される。段取りが完了した後に、ワ−
クパレット上のワ−クが複合加工旋盤10へ供給され、
無人化による加工が実行される。
たパレット収納装置が治工具を載せたパレットを受け入
れて、パレット上の治工具を搬送装置によって治工具収
納装置へ供給するように構成したものである。したがっ
て、多種多量の治工具を自動的に準備することができる
ので無人化により段取りを進めることができる。パレッ
トは段積みのパレット群として旋盤セルのパレット収納
装置へフォークリフト等により搬入される。パレット群
が正規の位置に置かれるように案内装備を備え、定位置
に近接したことを検知して警報を発し、作業の安全を図
る。
軸X5を縦軸にして示す図。
図1の右側面図に相当する図。
図。
ステーションWS1の平面図であって、制御軸Bを縦方
向にして示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 複合加工旋盤と、複合加工旋盤に隣接し
て配置された治工具を載せたパレットを収納するパレッ
ト収納装置及び段取り部材を収納する段取り部材収納装
置と、複合加工旋盤とパレット収納装置及び段取り部材
収納装置との間で治工具を搬送する搬送装置とを備えた
旋盤セルにおける治工具準備装置であって、搬送装置
は、パレット収納装置に収容されたパレット上の治工具
を段取り部材収納装置に対して搬送して治工具を準備す
る手段を備え、治工具収納装置は、駆動スプロケットホ
イールと従動スプロケットホイールの間に、並列にかけ
渡される第1及び第2のチェーンと、第1及び第2のチ
ェーンの間に配設されるツールマガジンと、一方のチェ
ーンの側部に配設されるジョーマガジンを備えてなる旋
盤セルの治工具準備装置。 - 【請求項2】 パレット収納装置は、パレット群を支持
する基準ベースと、搬入されるパレット群を基準ベース
上の所定の位置に規制する規制手段と、搬入されるパレ
ット群が規制手段に近接したことを検知して警報信号を
発する警報装置を備えてなる請求項1記載の旋盤セルの
治工具準備装置。 - 【請求項3】 警報装置はパレットに押圧されて回動す
る板材と、板材の作動を検知するスイッチを備えてなる
請求項2記載の旋盤セルの治工具準備装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15739591A JP3317509B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 旋盤セルの治工具準備装置 |
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JP15739591A JP3317509B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 旋盤セルの治工具準備装置 |
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JPH04354641A JPH04354641A (ja) | 1992-12-09 |
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ID=15648699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15739591A Expired - Lifetime JP3317509B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 旋盤セルの治工具準備装置 |
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SE9403211L (sv) * | 1994-09-23 | 1996-03-24 | Asea Brown Boveri | Robotanläggning |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP15739591A patent/JP3317509B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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