JP3316821B2 - 二次元電磁波放射強度測定装置 - Google Patents
二次元電磁波放射強度測定装置Info
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- JP3316821B2 JP3316821B2 JP27876492A JP27876492A JP3316821B2 JP 3316821 B2 JP3316821 B2 JP 3316821B2 JP 27876492 A JP27876492 A JP 27876492A JP 27876492 A JP27876492 A JP 27876492A JP 3316821 B2 JP3316821 B2 JP 3316821B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば各種電子機器
等より放射される不要電磁波を測定するのに用いられる
二次元電磁波放射強度測定装置に関する。
等より放射される不要電磁波を測定するのに用いられる
二次元電磁波放射強度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、図3に示すように、例
えば電子機器11の上面に沿って電界強度計のサーチコ
イル12を人手又は自動的に面状或いは線状に走査し、
その出力をスペクトラムアナライザ13で解析して電子
機器11のいずれの箇所から不要電波が放射しているか
の検出を行っていた。
えば電子機器11の上面に沿って電界強度計のサーチコ
イル12を人手又は自動的に面状或いは線状に走査し、
その出力をスペクトラムアナライザ13で解析して電子
機器11のいずれの箇所から不要電波が放射しているか
の検出を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の測定法式では、
その走査面上の各点において電波が受信されたか、その
強度がどの程度かの受信状態を記憶して、その記憶した
内容から不要電波の発生箇所を検出する必要があり、そ
の二次元処理が面倒であった。また電磁波源とアンテナ
12との距離は測定値に大きく影響するが、このアンテ
ナの走査を常に同一状態で行うことは困難であり、デー
タの再現性が悪かった。さらにその電磁波の周波数が多
様である場合には評価周波数ごとに走査を繰り返す必要
があり時間がかかった。その電磁波の測定で得られた二
次元の位置と周波数と強度との関係を知ることが大変で
あった。
その走査面上の各点において電波が受信されたか、その
強度がどの程度かの受信状態を記憶して、その記憶した
内容から不要電波の発生箇所を検出する必要があり、そ
の二次元処理が面倒であった。また電磁波源とアンテナ
12との距離は測定値に大きく影響するが、このアンテ
ナの走査を常に同一状態で行うことは困難であり、デー
タの再現性が悪かった。さらにその電磁波の周波数が多
様である場合には評価周波数ごとに走査を繰り返す必要
があり時間がかかった。その電磁波の測定で得られた二
次元の位置と周波数と強度との関係を知ることが大変で
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、複数
の測定表示素子がマトリックス上に配列され、その測定
表示素子は小さな面を通る電磁波を受信することが出来
るアンテナとその受信強度に応じて発光する発光素子と
の直列回路から構成され、これら測定表示素子が一つず
つ順次選択スイッチにより選択され、その選択された測
定表示素子に定電流源から電流が供給され、その選択さ
れた測定表示素子に誘起された電圧がスペクトラム選択
増幅器に共通に入力され、その増幅出力は検波回路で検
波され、その検波回路の出力に応じて選択された測定表
示素子の発光素子の明るさが制御される。
の測定表示素子がマトリックス上に配列され、その測定
表示素子は小さな面を通る電磁波を受信することが出来
るアンテナとその受信強度に応じて発光する発光素子と
の直列回路から構成され、これら測定表示素子が一つず
つ順次選択スイッチにより選択され、その選択された測
定表示素子に定電流源から電流が供給され、その選択さ
れた測定表示素子に誘起された電圧がスペクトラム選択
増幅器に共通に入力され、その増幅出力は検波回路で検
波され、その検波回路の出力に応じて選択された測定表
示素子の発光素子の明るさが制御される。
【0005】
【実施例】図1Aにこの発明の実施例を示す。複数の測
定表示素子21が測定平面上にマトリックス状に配列さ
れている。測定表示素子21は図1Bに示すように、こ
の測定平面における微小面積を通る電磁波を受信できる
アンテナ、例えばループアンテナ22と発光素子23と
より構成される。測定平面を通過する電磁波はその偏波
が不明であるから、ループアンテナ22のループ面は測
定面に対して斜め、例えば45°程度傾いていると良
い。この例では発光素子23として発光ダイオード23
が用いられ、この発光ダイオード23に抵抗器24が直
列に接続され、発光ダイオード23及び抵抗器24の直
列回路と並列にコンデンサ25が接続され、この並列回
路と直列にループアンテナ22とPINダイオード26
とが接続されている。
定表示素子21が測定平面上にマトリックス状に配列さ
れている。測定表示素子21は図1Bに示すように、こ
の測定平面における微小面積を通る電磁波を受信できる
アンテナ、例えばループアンテナ22と発光素子23と
より構成される。測定平面を通過する電磁波はその偏波
が不明であるから、ループアンテナ22のループ面は測
定面に対して斜め、例えば45°程度傾いていると良
い。この例では発光素子23として発光ダイオード23
が用いられ、この発光ダイオード23に抵抗器24が直
列に接続され、発光ダイオード23及び抵抗器24の直
列回路と並列にコンデンサ25が接続され、この並列回
路と直列にループアンテナ22とPINダイオード26
とが接続されている。
【0006】このような測定表示素子21を一つずつ順
次選択する選択手段が設けられる。即ち測定表示素子2
1の各列配列に沿ってそれぞれ列線271 乃至27n が
設けられ、測定表示素子の各行配列にそれぞれ沿って行
線281 乃至28n が設けられる。これら行線と列線の
各交点において、例えば各ループ側の一端が列線27に
接続され、ピンダイオード側の他端が行線にそれぞれ接
続される。各列線27 1 乃至278 の一端はスイッチS
x1乃至Sxnを通じて接地され、各行線281 乃至28n
はそれぞれスイッチSY1乃至SYnを通じて共通に接続さ
れて、交流阻止コイル30を通じて定電流源31に接続
される。スイッチSx1乃至Sxnの一つとスイッチSY1乃
至SYnの一つとをオンにすると、そのオンになった二つ
のスイッチを通じて、又そのオンになった二つのスイッ
チにそれぞれ接続された列線と行線を通じ、その交差点
に接続された測定表示素子を通じて定電流源31から電
流が流れ、この時通常の状態では発光素子23が発光し
ない程度の電流が流れるようにその電流値が設定されて
いる。その他の測定表示素子21には電流は流れない。
このようにしてスイッチSx1乃至Sxnの一つとスイッチ
SY1乃至SYnの一つを選択することによって、測定発光
素子21の一つを選択することが出来る。
次選択する選択手段が設けられる。即ち測定表示素子2
1の各列配列に沿ってそれぞれ列線271 乃至27n が
設けられ、測定表示素子の各行配列にそれぞれ沿って行
線281 乃至28n が設けられる。これら行線と列線の
各交点において、例えば各ループ側の一端が列線27に
接続され、ピンダイオード側の他端が行線にそれぞれ接
続される。各列線27 1 乃至278 の一端はスイッチS
x1乃至Sxnを通じて接地され、各行線281 乃至28n
はそれぞれスイッチSY1乃至SYnを通じて共通に接続さ
れて、交流阻止コイル30を通じて定電流源31に接続
される。スイッチSx1乃至Sxnの一つとスイッチSY1乃
至SYnの一つとをオンにすると、そのオンになった二つ
のスイッチを通じて、又そのオンになった二つのスイッ
チにそれぞれ接続された列線と行線を通じ、その交差点
に接続された測定表示素子を通じて定電流源31から電
流が流れ、この時通常の状態では発光素子23が発光し
ない程度の電流が流れるようにその電流値が設定されて
いる。その他の測定表示素子21には電流は流れない。
このようにしてスイッチSx1乃至Sxnの一つとスイッチ
SY1乃至SYnの一つを選択することによって、測定発光
素子21の一つを選択することが出来る。
【0007】このようにして選択された測定表示素子2
1のアンテナに誘起された電圧がスペクトラム選択増幅
器33に共通に入力される。つまりスイッチSY1乃至S
Ynの共通の接続側と交流阻止コイル30との接続点が直
流阻止コンデンサ32を通じてスペクトラム選択増幅器
33の入力側に接続される。スペクトラム選択増幅器3
3はその初段に測定したい周波数のすべての成分を、通
過させる広帯域の帯域通過フィルタ34が設けられ、そ
の出力は増幅器35で増幅されて周波数変換器36へ供
給される。周波数変換器36により中間周波信号に変換
された信号は、中間周波フィルタ37を通じ、更に増幅
器38で増幅されてスペクトラム選択増幅器33の出力
となる。
1のアンテナに誘起された電圧がスペクトラム選択増幅
器33に共通に入力される。つまりスイッチSY1乃至S
Ynの共通の接続側と交流阻止コイル30との接続点が直
流阻止コンデンサ32を通じてスペクトラム選択増幅器
33の入力側に接続される。スペクトラム選択増幅器3
3はその初段に測定したい周波数のすべての成分を、通
過させる広帯域の帯域通過フィルタ34が設けられ、そ
の出力は増幅器35で増幅されて周波数変換器36へ供
給される。周波数変換器36により中間周波信号に変換
された信号は、中間周波フィルタ37を通じ、更に増幅
器38で増幅されてスペクトラム選択増幅器33の出力
となる。
【0008】このスペクトラム選択増幅器33の出力は
AGC増幅器39で増幅され、その増幅出力は検波回路
41で検波され、その検波出力はピークホールド回路4
2へ供給される。又、検波回路41の出力は低域通過ろ
波器43で積分され、その出力はサンプルホールド回路
44でサンプルホールドされ、そのサンプルホールド値
がAGC制御信号として増幅器39に供給される。
AGC増幅器39で増幅され、その増幅出力は検波回路
41で検波され、その検波出力はピークホールド回路4
2へ供給される。又、検波回路41の出力は低域通過ろ
波器43で積分され、その出力はサンプルホールド回路
44でサンプルホールドされ、そのサンプルホールド値
がAGC制御信号として増幅器39に供給される。
【0009】測定表示素子21の順次選択を自動的に行
うためクロック発生器45が設けられ、このクロック発
生器45よりのクロックがカウンタ46で計数され、カ
ウンタ46の計数値がデコーダ47でデコードされ、そ
のデコーダ47の出力はクロックが1個計数されるとス
イッチSX1がオンとし、次にクロックが計数されるとス
イッチSX2をオンとし、つまりn個クロックを計数する
とスイッチSX1乃至S Xnが1回ずつ全てオンとなる。こ
のn個のクロックを計数するごとに、スイッチSX1乃至
SXnが1回ずつオンとなることが繰り返されるようにデ
コーダ47の出力でスイッチSx1乃至Sxnが制御され
る。一方スイッチSY1乃至SYnはクロックをn個計数す
る間、一つのスイッチだけがオンとなっており、n個ク
ロックを計数する毎にオンとなるスイッチが順次移って
いくように、デコーダ47の出力によって制御される。
n×nのクロックを計数するとカウンタ46からの桁上
がりが生じ、カウンタ46がリセットされ、つまりカウ
ンタ46はn×n進カウンタとして構成されている。尚
デコーダ47は指定アドレスをカウンタ46の計数出力
の代わりに選択して出力させることが出来、つまり希望
する測定表示素子の一つを指定して選択させることが出
来る。このようにカウンタ46でクロックを計数し、そ
の計数出力をデコードしてスイッチSx1乃至Sxn、SY1
乃至SYnを制御することによって、測定表示素子21を
順次一つずつ選択することが行われる。
うためクロック発生器45が設けられ、このクロック発
生器45よりのクロックがカウンタ46で計数され、カ
ウンタ46の計数値がデコーダ47でデコードされ、そ
のデコーダ47の出力はクロックが1個計数されるとス
イッチSX1がオンとし、次にクロックが計数されるとス
イッチSX2をオンとし、つまりn個クロックを計数する
とスイッチSX1乃至S Xnが1回ずつ全てオンとなる。こ
のn個のクロックを計数するごとに、スイッチSX1乃至
SXnが1回ずつオンとなることが繰り返されるようにデ
コーダ47の出力でスイッチSx1乃至Sxnが制御され
る。一方スイッチSY1乃至SYnはクロックをn個計数す
る間、一つのスイッチだけがオンとなっており、n個ク
ロックを計数する毎にオンとなるスイッチが順次移って
いくように、デコーダ47の出力によって制御される。
n×nのクロックを計数するとカウンタ46からの桁上
がりが生じ、カウンタ46がリセットされ、つまりカウ
ンタ46はn×n進カウンタとして構成されている。尚
デコーダ47は指定アドレスをカウンタ46の計数出力
の代わりに選択して出力させることが出来、つまり希望
する測定表示素子の一つを指定して選択させることが出
来る。このようにカウンタ46でクロックを計数し、そ
の計数出力をデコードしてスイッチSx1乃至Sxn、SY1
乃至SYnを制御することによって、測定表示素子21を
順次一つずつ選択することが行われる。
【0010】この一つの測定表示素子21が選択されて
いる間に於いて、測定周波数を変更するようにする場合
はクロック発生器45からのクロックが掃引スイッチ4
8を通じてランプ波発生回路49に供給され、ランプ波
発生回路49はクロックが与えられるごとに一つの三角
波信号、いわゆるランプ波信号を発生し、このランプ波
信号が可変周波数発振器51に与えられて、その発振周
波数が掃引される。この可変周波数発振器51の出力
が、局部発振器信号として周波数変換器36に供給され
る。従って一つの測定表示素子21を選択している間、
その受信される信号周波数が、例えばf1 からfまで掃
引される。
いる間に於いて、測定周波数を変更するようにする場合
はクロック発生器45からのクロックが掃引スイッチ4
8を通じてランプ波発生回路49に供給され、ランプ波
発生回路49はクロックが与えられるごとに一つの三角
波信号、いわゆるランプ波信号を発生し、このランプ波
信号が可変周波数発振器51に与えられて、その発振周
波数が掃引される。この可変周波数発振器51の出力
が、局部発振器信号として周波数変換器36に供給され
る。従って一つの測定表示素子21を選択している間、
その受信される信号周波数が、例えばf1 からfまで掃
引される。
【0011】一つの測定表示素子21が選択されている
状態において、そのアンテナに電磁波が受信されると、
その受信された出力はスペクトラム選択増幅器33に供
給され、その増幅出力が検波回路41で検波され、よっ
て検波回路41に出力が生じる。低域通過ろ波器43の
時定数は測定平面を1回走査する時間とほぼ等しくさ
れ、従って測定平面の全体を1回走査した出力の平均に
応じて増幅器39の利得が制御され、つまり測定平面を
1回測定走査している間は増幅器39の利得はほぼ一定
とされている。この一つの測定表示素子のアンテナ出力
に応じて、その発光素子の明るさが制御される。つまり
ピークホールド回路42にはクロック発生器45からの
クロックごとにピークホールド回路42がリセットさ
れ、従って一つの測定表示素子21を選択している間に
おける検波回路47の出力のピーク値がピークホールド
回路42より得られ、この出力により定電流源31の定
電流値が制御され、例えばピークホールド回路42の出
力Vが大きくなる程定電流源31の定電流i(V)が大
きくなるように、図2Aに示すように制御される。
状態において、そのアンテナに電磁波が受信されると、
その受信された出力はスペクトラム選択増幅器33に供
給され、その増幅出力が検波回路41で検波され、よっ
て検波回路41に出力が生じる。低域通過ろ波器43の
時定数は測定平面を1回走査する時間とほぼ等しくさ
れ、従って測定平面の全体を1回走査した出力の平均に
応じて増幅器39の利得が制御され、つまり測定平面を
1回測定走査している間は増幅器39の利得はほぼ一定
とされている。この一つの測定表示素子のアンテナ出力
に応じて、その発光素子の明るさが制御される。つまり
ピークホールド回路42にはクロック発生器45からの
クロックごとにピークホールド回路42がリセットさ
れ、従って一つの測定表示素子21を選択している間に
おける検波回路47の出力のピーク値がピークホールド
回路42より得られ、この出力により定電流源31の定
電流値が制御され、例えばピークホールド回路42の出
力Vが大きくなる程定電流源31の定電流i(V)が大
きくなるように、図2Aに示すように制御される。
【0012】またこの例においてはピークホールド回路
42の出力Vによりクロック発生器45のクロックパル
スの幅が制御され、例えば図2Bに示すようにピークホ
ールド回路42の出力Vが大きくなるに従って、パルス
幅PWが大きくなる。但しそのクロック発生器のクロッ
ク周期は一定に保持しておく。従って選択された測定表
示素子21のアンテナ22に電磁波が受信されると、そ
の受信レベルが大きい程その選択された測定表示素子の
発光ダイオード23の明るさが明るくなり、受信電磁波
の強度が小さい場合は発光ダイオード23の光量が少な
く暗く見え、受信電磁波の強度が大きい場合は発光ダイ
オード23の発光光量が多くなる。尚選択されている
間、その測定表示素子21のコンデンサ25が充電さ
れ、この充電された電荷が発光ダイオード23、抵抗器
24を通じて放電されて発光するため、測定表示素子を
走査する速度が速く、つまり測定表示素子の選択切り替
え速度が速くても、発光ダイオード23が発光した場
合、ある程度長く発光して、その発光に気が付かないよ
うなおそれはない。
42の出力Vによりクロック発生器45のクロックパル
スの幅が制御され、例えば図2Bに示すようにピークホ
ールド回路42の出力Vが大きくなるに従って、パルス
幅PWが大きくなる。但しそのクロック発生器のクロッ
ク周期は一定に保持しておく。従って選択された測定表
示素子21のアンテナ22に電磁波が受信されると、そ
の受信レベルが大きい程その選択された測定表示素子の
発光ダイオード23の明るさが明るくなり、受信電磁波
の強度が小さい場合は発光ダイオード23の光量が少な
く暗く見え、受信電磁波の強度が大きい場合は発光ダイ
オード23の発光光量が多くなる。尚選択されている
間、その測定表示素子21のコンデンサ25が充電さ
れ、この充電された電荷が発光ダイオード23、抵抗器
24を通じて放電されて発光するため、測定表示素子を
走査する速度が速く、つまり測定表示素子の選択切り替
え速度が速くても、発光ダイオード23が発光した場
合、ある程度長く発光して、その発光に気が付かないよ
うなおそれはない。
【0013】ある周波数についてのみその測定平面から
電磁波が得られるかを測定する場合は、掃引スイッチ4
8をオフとして周波数可変発振器51に対する制御電圧
を、その測定したい周波数に対応して設定してやればよ
い。サンプルホールド回路44に対するサンプル指令は
カウンタ46の桁上げ出力によって行えばよい。ピーク
ホールド回路42の出力による発光素子の発光量の制御
は、定電流源31の電流値の制御とクロック発生器のク
ロックの幅の制御との一方のみでもよく、特に一方の場
合は定電流値の制御の方が好ましい。又この制御は図2
Aに示したようにそのピークホールド回路の出力Vに対
してだんだん大きくなるような制御とする他に、スッテ
プ状制御、つまりオン、オフ的な制御でもよい。つまり
受信した電磁波の強度がある程度以上のときのみ発光素
子を発光させるようにしてもよい。
電磁波が得られるかを測定する場合は、掃引スイッチ4
8をオフとして周波数可変発振器51に対する制御電圧
を、その測定したい周波数に対応して設定してやればよ
い。サンプルホールド回路44に対するサンプル指令は
カウンタ46の桁上げ出力によって行えばよい。ピーク
ホールド回路42の出力による発光素子の発光量の制御
は、定電流源31の電流値の制御とクロック発生器のク
ロックの幅の制御との一方のみでもよく、特に一方の場
合は定電流値の制御の方が好ましい。又この制御は図2
Aに示したようにそのピークホールド回路の出力Vに対
してだんだん大きくなるような制御とする他に、スッテ
プ状制御、つまりオン、オフ的な制御でもよい。つまり
受信した電磁波の強度がある程度以上のときのみ発光素
子を発光させるようにしてもよい。
【0014】アンテナ出力を取り込む側のスイッチSY1
乃至SYnは入力容量の少ないスイッチであることが要求
される。従って多数のスイッチをこのように並列的に設
けるためには、入力容量を少なくするのが大変であり、
この点から図2Cに示すように、スイッチSY1乃至SYn
を四つずつグループとしてその各グループを選択するよ
うにすればよい。つまり例えばスイッチSY1乃至SY4の
一端を並列につなぎ、この一端とスイッチSY1-4を直列
につなぎ、このスイッチSY1-4はスイッチSY1乃至SY4
のいずれかがオンの間オンとなるように制御する。ピー
クホールド回路42は1個の測定表示素子が選択されて
いる時間中における最大ピーク値即ちスペクトルの最強
の出力を得るために用いたが、平均値を測定する場合は
ピークホールド回路42の代わりに平均値回路を用いれ
ば良い。
乃至SYnは入力容量の少ないスイッチであることが要求
される。従って多数のスイッチをこのように並列的に設
けるためには、入力容量を少なくするのが大変であり、
この点から図2Cに示すように、スイッチSY1乃至SYn
を四つずつグループとしてその各グループを選択するよ
うにすればよい。つまり例えばスイッチSY1乃至SY4の
一端を並列につなぎ、この一端とスイッチSY1-4を直列
につなぎ、このスイッチSY1-4はスイッチSY1乃至SY4
のいずれかがオンの間オンとなるように制御する。ピー
クホールド回路42は1個の測定表示素子が選択されて
いる時間中における最大ピーク値即ちスペクトルの最強
の出力を得るために用いたが、平均値を測定する場合は
ピークホールド回路42の代わりに平均値回路を用いれ
ば良い。
【0015】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、測
定表示素子21が測定面上に均一な分布を持って配列さ
れ、その各測定表示素子が自動的に順次選択され、その
選択されている間においてその位置における電磁波が受
信されると、その強度に応じてその発光素子の明るさが
制御される。従ってこの測定表示素子の配列面上を見れ
ばその発光状態をしている箇所から電磁波の放射箇所が
直ぐ直観的に分かり、希望する周波数についてのみの測
定が可能である。
定表示素子21が測定面上に均一な分布を持って配列さ
れ、その各測定表示素子が自動的に順次選択され、その
選択されている間においてその位置における電磁波が受
信されると、その強度に応じてその発光素子の明るさが
制御される。従ってこの測定表示素子の配列面上を見れ
ばその発光状態をしている箇所から電磁波の放射箇所が
直ぐ直観的に分かり、希望する周波数についてのみの測
定が可能である。
【図1】Aはこの発明の実施例を示すブロック図、Bは
その測定表示素子21の一例を示す接続図である。
その測定表示素子21の一例を示す接続図である。
【図2】Aは検波レベルに対する定電流値の関係例を示
す図、Bは検波出力に対するクロック幅の関係例を示す
図、CはスイッチSY1乃至SYnの入力容量を小とするた
めの接続構成を示す図である。
す図、Bは検波出力に対するクロック幅の関係例を示す
図、CはスイッチSY1乃至SYnの入力容量を小とするた
めの接続構成を示す図である。
【図3】従来の二次元電磁波強度測定装置を示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 微小面を通過する電磁波の強度を受信す
るアンテナ及びその受信出力の強度に応じて発光する発
光素子の直列回路よりなる測定表示素子の複数個がマト
リックス状に配置された測定素子群と、 上記測定表示素子を一つずつ順次選択する選択スイッチ
と、 その選択スイッチによって選択された測定表示素子に対
して電流を流す共通の電流源と、 上記選択された測定表示素子のアンテナに誘起された電
圧が共通に入力されるスペクトラム選択増幅器と、 そのスペクトラム選択増幅器の出力を検波する検波回路
と、 その検波回路の出力に応じて上記選択された測定表示素
子の発光素子の発光の明るさを制御する手段と、 を具備する二次元電磁波放射強度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27876492A JP3316821B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 二次元電磁波放射強度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27876492A JP3316821B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 二次元電磁波放射強度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130102A JPH06130102A (ja) | 1994-05-13 |
JP3316821B2 true JP3316821B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=17601864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27876492A Expired - Fee Related JP3316821B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 二次元電磁波放射強度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3316821B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG45512A1 (en) * | 1995-10-30 | 1998-01-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electromagnetic radiation measuring apparatus |
JPH1114680A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 輻射ノイズ測定装置、輻射ノイズ測定方法、輻射ノイズ表示方法および輻射ノイズ検出装置 |
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