JP3315710B2 - 吸収性穿孔型押剥離パルプボード - Google Patents

吸収性穿孔型押剥離パルプボード

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JP3315710B2 JP14997791A JP14997791A JP3315710B2 JP 3315710 B2 JP3315710 B2 JP 3315710B2 JP 14997791 A JP14997791 A JP 14997791A JP 14997791 A JP14997791 A JP 14997791A JP 3315710 B2 JP3315710 B2 JP 3315710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は高度に吸収性且つ柔軟性のパルプ
ボード製品に関するものである。より詳細に言うなら
ば、本発明は、解繊処理されていないセルロースパルプ
ボード中に親水性化及び軟化のための剥離剤(debondin
g agent)を組み込んで含み、穿孔型押処理された(perf
-embossed)薄型で吸収性、柔軟性の解繊処理されていな
いセルロースパルプボードに係るものであって、それ
は、例えば生理用ナプキン、創傷用医療材料(wound dr
essings)、包帯、失禁用パッド、使い捨ておむつ、など
の使い捨て吸収製品のための強くて柔軟で薄い水分吸収
性コアを提供する。本発明はこのような吸収性、柔軟性
セルロースパルプボードの製法並びに使い捨て吸収製品
の使用法をも提供する。
【0002】多くの使い捨て吸収製品は吸収コアとして
フラッフパルプを用いる。このようなコアは概してやわ
らかく、柔軟性で、吸収性であるが、かさばり,厚く,
吸上特性が小さいという欠点がある。小さい吸上特性を
もつ吸収構造は、その吸収製品が体液を保持,含有でき
ない可能性を大きくする。吸上特性が悪い吸収性コアの
或る部分に体液が局所的にたまり、このような部分に体
液が飽和し、そのため過剰の液体が吸収製品の外側表面
を通ってオーバーフローする。このオーバーフローした
液は使用者の衣類に付着し、これを汚し、或いは使用者
のからだに接触し、濡れた不快感や発疹をおこす。
【0003】したがって、体液を吸収コアとの接触点か
ら吸取って運び、それを吸収コア全体に広げ、吸収コア
の全表面積をより効率的に利用する、使い捨て吸収製品
用吸収コアを提供することが所望である。このような吸
収コアの改良吸上特性は、液を毛細管作用によって吸収
コアの表面領域全体に運搬する能力を提供し、それによ
ってより薄いコアの使用が可能となる。吸収コア構造が
薄ければ薄い程、使用者にとって心地良く、衣類下にう
けたとき目ざわりでなく、目立たない。
【0004】ピートモスと木材パルプとの複合材料から
成る、すぐれた吸上特性をもつ吸収コアが、例えば米国
特許第 4,170,515号;第 4,226,237号;第 4,215,692
号;第4,507,122 号;第 4,676,871号及び第 4,473,440
号に記載されている。これら特許の教示によれば、主吸
収成分としてピートモスを含む吸収構造を、繊維の空気
又は湿式レイインクによってボードとして形成し、その
ボードをカレンダーで圧延することによって比較的薄
い、すなわち約0.01ないし0.10インチ(0.0254ないし0.
254cm )厚さで、比較的緻密な、すなわち約 0.2ないし
1.0g/cm3 のシート状構造を得る。このような吸収性ピ
ートモスボードを、米国特許第 4,596,567号に記載され
た穿孔型押にかけるか、米国特許第 4,605,402号に記載
のように微細波形をつけることによって処理し、その柔
軟性を増加せしめる。
【0005】このように形成されたピートモスボードは
極めて小さい孔および毛細管を大きい比率で含み、その
おかげでピートモスボードは大量の液を吸収し保有する
ことができる。ピートモスの孔は、液体を吸収するにつ
れて膨張するが、この膨張によって液体吸収能力の消失
はおきない。むしろその膨張はボードの液体保有能力に
貢献し、他方、概して使用中の吸収構造の構造的一体性
を維持する。
【0006】上記のピートモスボードの吸上特性によ
り、ボードは高度に吸収性にかつ薄くなり得る。ピート
モスボードの柔軟性は、上記のように、穿孔型押及び/
又は微細波形化によって改良される。
【0007】ピートモスボードは使い捨て吸収製品のた
めのすぐれた吸収性及び吸上コアを作るが、それらの製
造及び使用には制限がある。ピートモスボードは容易に
は手に入らない。特に、不可欠の原材料、例えば所望の
成長時期,構造及び水分含量のピートモス又はミズゴケ
がない地域ではそうである。また、ピートモスボードは
色が比較的黒く、美的観点からすべての吸収製品に使用
することはできない。そこで、ピートモスボードに代
る、薄くて吸収性で、吸上特性をもつ使い捨て吸収製品
用コアを作ることが所望である。
【0008】その他のセルロースパルプボード、例えば
クラフト木材パルプボードを吸収コアとして使用する試
みは成功しなかった。それはそれらがピートモス複合ボ
ード程大きい吸収能をもたず、より重要なことには、そ
の使用目的のために十分に軟化し得ないからである。こ
のようなクラフト木材パルプボードの柔軟性及びその他
の特性は、穿孔型押又は微細波形化技術によって改良さ
れるが、このような製品はそれでもまだ、吸収能と液体
浸透との所望の組合わせ,吸上速度,そして最も重要な
ことに、使い捨て吸収製品、特に衛生ナプキンに有用な
十分な程度の柔軟性を提供しない。
【0009】よって本発明の目的は、構造中にピートモ
スを使用せず、十分な吸収性,吸上特性並びに好都合に
は短い液体浸透時間をもち、使い捨て吸収製品、特に衛
生ナプキンへの使用に適した柔軟性を有するセルロース
パルプボードを提供することである。このような製品の
柔軟性が最適となるためには、その製品の使用者にとっ
て心地良くソフトで柔軟性であり、しかも使用中又は濡
れた後、その元の形を実質上保持する程かたく、強靱で
あることが必要である。
【0010】良い吸上特性をもった、薄い、強靱な、高
度に吸収性の柔軟性吸収コアを提供する上記の目的は、
本発明の組成物、製品及び方法によって今、達せられ
た。
【0011】こゝに具体化され、詳細に説明された本発
明の目的によると、本発明は、親水性にし、軟化するた
めに有効な量の剥離剤(debonding agent)を挿入して含
む高度に吸収性,柔軟性の穿孔型押セルロースパルプボ
ードから成り、ボードの吸収密度は約 0.1ないし 1.0、
より好適には 0.2ないし0.3g/cc の範囲にある。本発明
の穿孔型押した、剥離吸収パルプボードは良い吸上特性
をもち、使い捨て吸収製品、例えば衛生ナプキンに組み
込まれたとき、十分に柔軟性で、心地良く使用できる。
【0012】本発明の好適実施例において、ボードの乾
燥厚さは約 0.030ないし0.10インチ(0.076〜0.254cm
)、好適には約 0.045ないし0.070 インチ( 0.114〜
0.178cm)、そしてより好適には約0.05インチ(0.127cm
)である;ボートの乾燥引張強さは、横方向で最低約
2.5ポンド/インチ(0.446kg/cm),縦方向で40ポンド
/インチ(0.714kg/cm)である。
【0013】本発明のその他の好適実施例において、セ
ルロースパルプは硫酸,亜硫酸,漂白,未漂白又はクラ
フト木材パルプである。パルプボードに挿入される好適
剥離剤はカチオン性又はアニオン性表面活性剤又はそれ
らの混合物であり、より具体的に述べるならば、パルプ
ボードの総乾燥重量の約 0.1−1.5 重量パーセント、好
適には約 0.3−約 0.5重量パーセントの第四級アンモニ
ウム塩である。本発明の目的では、乾燥ボード又は乾燥
パルプ繊維は水分含量が約12%以下、好適には約6〜7
%である。
【0014】こゝに具体的に示され、広く説明されるよ
うに、本発明はさらに、親水性化及び軟化のために有効
な量の剥離剤を挿入して含む柔軟性,吸収性の穿孔型押
セルロースパルプボードから成る、良い吸上特性をもっ
た吸収コアを有する使い捨て吸収製品をも含む。こゝで
ボードの吸収密度は約 0.1ないし 1.0g/ccの範囲で、ボ
ードの柔軟性は、使い捨て吸収製品の使用者が心地良い
と感ずるのに十分である。本発明の好適実施態様におい
て、使い捨て吸収製品は、衛生ナプキン,失禁用製品,
おむつ及び創傷用医療材料から成る群から選択される。
【0015】本発明のより好適な実施態様において、親
水性化及び軟化のために有効な量の剥離剤を挿入して含
む穿孔型押セルロースパルプボードを構成する改良吸収
層を含む薄い、吸収性,柔軟性の衛生ナプキンが作られ
る。本発明の最も好適な実施態様における吸収コアはそ
の製品の使用者にとって心地良い最適柔軟性を有し、し
かも使用中又は濡れた後に元の形を実質上保持する程十
分にかたい。
【0016】こゝに具体的に示され、広く説明されるよ
うに、本発明はさらに、(a) セルロースパルプボード
を形成し、(b) セルロースパルプボードに親水性化及
び軟化のために有効な量の剥離剤を挿入し、(c) 段階
(b) の剥離剤含有パルプボードを穿孔型押してパルプボ
ードのかたさを減らす 諸段階から成る高度に吸収性,柔軟性セルロースパルプ
ボードの製法をも含む。
【0017】発明の方法の好適実施態様においてはボー
ドの液体浸透時間は短くなり、ボードの吸収能は増加す
る。発明の好ましい実施態様において、剥離剤は第四級
アンモニウム組成物であり、使用セルロースパルプは、
硫酸,亜硫酸,漂白,未漂白又はクラフト木材パルプで
ある。発明のその他の実施態様において、パルプボード
は、例えば微細波形形成、又は、その後の穿孔型押処理
を含めたその他の機械的パルプボード処理から成る付加
的機械的工程にさらされる。
【0018】こゝに具体的に示され広く説明されるよう
に、本発明はさらに、吸収コアとして、乾燥厚さ約0.03
〜0.10インチ,吸収能約 0.2〜1.0g/cc 及び良い吸上特
性をもち、親水性化及び軟化のために有効な量の剥離剤
をその中に含む穿孔型押セルロースパルプボードから成
るセルロースパルプボードを衛生ナプキンに挿入する段
階を含んで成る、薄い心地良い衛生ナプキンに良い液体
吸収性を与える方法をも含む。
【0019】本発明の好適実施態様がこゝに詳細に引合
いに出され、その実施例は下記の実施例の部に説明され
る。ピート複合ボードに代る、経済的で適切な代替物で
ある高度に吸収性の、柔軟性の、良い吸上特性をもった
使い捨て吸収製品用コアを提供する目的を達するため
に、本発明者は次のような予期しない発見をした:中に
剥離剤を挿入して含み、perf−型押処理にかけたセルロ
ースパルプボード、特に木材パルプボードは0.1 〜1.0g
/cc 範囲の吸収密度をもつ高度に吸収性の柔軟性吸収コ
アを提供し、それは好都合に短い液浸透時間をもち、最
適柔軟性を有する。
【0020】本発明によって用いられる好適セルロース
パルプは硫酸,亜硫酸,又はクラフト木材パルプである
が、他のセルロースパルプ、例えば未漂白木材パルプ又
は塩素処理か過酸化水素で漂白した木材パルプ、そして
化学的,熱的砕木パルプも用いられる。
【0021】木材パルプボードに、そのパルプボードに
親水性及び軟化特性を与えるのに十分な量の化学的剥離
剤を挿入し、使い捨て吸収製品中に吸収コアとして使用
する場合のパルプボードの吸収性及び心地良さのポテン
シャルを高めることは重要である。吸収製品の例とし
て、たゞしこれに限られるわけではない、衛生ナプキ
ン,おむつ,失禁用製品,創傷用医療材料,包帯などが
ある。本発明の高度に吸収性の柔軟性セルロースパルプ
ボードは、運搬又は貯蔵中に水分をにじみ出すかも知れ
ない品物の乾燥輸送を行うための充填材料としても用い
られる。このような品物としては例えば肉又は魚などの
食品が含まれる。
【0022】化学的剥離剤は、製紙技術においてもパル
プフラック技術においても公知である。このような剥離
剤はセルロース繊維と混合され、形成後の繊維間の接着
生成を阻止する。剥離剤は米国特許第 4,482,429号,4
欄,8−36行;米国特許第4,144,122 号;及び米国特許
第4,432,833号に記載され、開示されている。これら参
考資料の全開示はこゝに引例によって挿入される。
【0023】例えば紙又はパルプボードなどの、木材パ
ルプからつくられた製品において繊維間接着を減らす
と、これら製品の機械的加工、たとえば紙のしわ付け(c
reping) が容易になる。これまで剥離剤は、パルプボー
ドをふやけさせて、ふわふわした吸収コアに使用するパ
ルプフラッフにするのに必要な機械的エネルギー量を減
少させるために用いられてきた。
【0024】剥離剤は、パルプボード形成前のパルプス
ラリーに挿入するか、パルプボード形成工程中に入れる
かすることによってバルプボードに組み入れることがで
きる。例えば米国特許第 3,556,931号は、濡れたセルロ
ースパルプバットをセルロース繊維剥離剤の希水溶液で
処理し、バットの表面領域に浸透させ、繊維間の密着を
減らす方法を開示している。剥離剤の含浸率はパルプ繊
維の乾燥重量の約1%である。バットは、バットの長さ
方向に対して直角の軸のまわりに単に折り曲げるという
方法で屈曲させ、その後表面領域を上にして開く。
【0025】その後、繊維と反応しないガス流をバット
に衝突させ、バットの表面領域の結合を破壊し、層にな
った。吸収性の、ソフトなセルロース繊維体をつくり、
それによってバットの外側表面はソフトでふわふわにな
る。その密度は約 0.06g/ccであり、より緻密な内部領
域は約0.18g/ccの密度である。米国特許第 3,554,862号
は、機械的作用による繊維化の前のパルプ組成(furnis
h),スラリー又はシートに化学的剥離剤を加え、剥離剤
処理をしない木材パルプの繊維化に比べてよりふわふわ
した。毛先のより長い(lofty) 材料をより容易に生成す
ることを開示している。カチオン性剥離剤, 及びパルプ
製品に挿入するためのそれらの使用法に関するこれら二
特許の開示は、こゝに引例によって挿入される。
【0026】上記の米国特許第 3,556,931号及び第 3,5
54,862号に開示された剥離剤の他にも、親水性並びに軟
化作用をもついかなるパルプ剥離剤も使用できる。剥離
剤は好適にはカチオン性又はアニオン性表面活性剤であ
り、より好適には第四級アンモニウム化合物である。本
発明によると、セルロースパルプ繊維の繊維間接着を阻
止し、パルプシートを効果的に軟化させ、親水性にする
いかなる作用物質も使用できる。
【0027】米国特許第 4,432,833号は種々の親水性第
四級アミン剥離剤を開示し、米国特許第 3,972,855号及
び第 4,144,122号は、本発明に使用するのに特に好適な
剥離剤である市販のベロセル(BEROCELL)584剥離剤を含
めた種々の剥離剤を開示している。これらの特許におけ
る種々の剥離剤の開示は引例によってこゝに挿入され
る。
【0028】本発明は、親水性化及び軟化のために有効
な量の剥離剤を挿入して含む木材パルプボード又はシー
トを処理する特殊な方法な提供する。このようなパルプ
シートは、例えばウェイヤーホーゼル(Weyerhaeuser)
からNBFAクラフト(これは乾燥パルプに対して約 0.3な
いし0.45重量%のベロセル 584剥離剤を含む) として、
またITT から RAYELOC-XJ 及びJ MXパルプ(これは乾燥
パルプに対して約0.32%及び0.13%のベロセル 584剥離
剤をそれぞれ含む)として市販されている。通常これら
市販のシートは繊維化又は浸軟化され、ふわふわしたパ
ルプ繊維を生成する。
【0029】このような剥離パルプボードは約0.48ない
し0.49g/ccの密度を有し、その大きいかたさ(stiffnes
s) のために吸収コアとしての候補になるとは考えられ
ない。本発明者は、熟練せる吸収技術者のこのような一
般的知識に反して、密度0.3g/cc 以上の剥離パルプシー
トを機械的に処理すると使い捨て吸収製品のために有用
な吸収コアが得られることを見出した。
【0030】本発明の実施おいて有用な、パルプボード
に挿入する剥離剤量は、ボードを好都合に処理して本発
明による有用な吸収コアを作ることができるようにボー
ドに十分な親水性及びやわらかさを与える有効な量であ
る。本発明の好適実施態様において、剥離剤は 0.1ない
し 1.5%量、より好適には 0.3ないし 0.5%量存在す
る。しかしながらこれらの量は使用パルプ及び/又は剥
離の種類によって変化する。
【0031】驚くべきことに、本発明者は、例えば米国
特許第 4,596,561号に記載されている穿孔型押プロセス
によって剥離パルプボードを機械的処理すると、このよ
うな剥離パルプボードのかたさは使い捨て吸収製品の吸
収コアとして使用できる許容レベルまで減少することを
見出した。この特許の全開示は引例によってこゝに挿入
される。この剥離と穿孔型押との組合わせは相乗効果を
もたらし、パルプボードの吸収性及び柔軟性を増加せし
め、液体浸透時間の予想外の短縮及びボードの吸上特性
の増加をおこし、衛生ナプキンを含めた使い捨て吸収製
品のために適した高度に吸収性、かつ柔軟性の吸収コア
を提供する。
【0032】本発明の剥離、穿孔型押木材パルプボード
は厚さ 0.010インチ(0.025cm)、より好適には 0.030な
いし0.10インチ(0.076〜0.254cm)のように超薄寸法で提
供される。これらの厚さは未使用又は乾燥(水分含量約
12%以下、好適には約6−7%)製品に関するものであ
る。使用時には液体を吸収するためこの厚さは増加する
が、このような増加は概して吸収能又は心地良さに影響
を与えない。
【0033】本発明のパルプボードは、ボードの親水
性,剥離性と、穿孔型押による表面積増加のために、大
きい吸収能並びに短い液体浸透時間とを有する。柔軟性
の増加は、使用者に心地良く、種々の体形や使用中の動
きに合うことができる衛生ナプキンの吸収コアをつくる
のに最も重要である。本発明によって得られる最適柔軟
性のおかげで、心地良さの基準に適合する程十分に柔軟
性で、しかも製品が使用時及び/又は濡れたときにバン
チング及び変形に対して抵抗する程十分にかたいボード
が提供される。このような最適柔軟性及び強度は、より
よくフイットし、溢出漏れをよりよく防ぐために、また
使用中又は濡れたときに製品の形を保持するために貢献
する。
【0034】パルプフラック及びピート複合吸収コアに
対して剥離,穿孔型押セルロースパルプ吸収コアの有す
るその他の驚異的利点は、パルプコアの一体性及び高い
引張り強度、並びに濡れ及び使用中のパルプコアの劣化
抵抗性である。本発明によって作られる吸収コアは、好
適には横方向で最低約 2.5ポンド/インチ(0.446kg/c
m) , 縦方向で約 4.0ポンド/インチ(0.714kg/cm) の
乾燥引張り強度、より好適には横方向で約 2.9ポンド/
インチ(0.518kg/cm) ,縦方向で約 4.8ポンド/インチ
(0.857kg/cm) の乾燥引張り強度をもつ。
【0035】本発明の吸収コアの吸収性,柔軟性及び吸
上特性のすぐれた組合わせは、月経血又はその他の体液
を速やかに効率的に吸収し、液体を失敗を防ぐようにナ
プキンの吸収構造中に保持することができる衛生ナプキ
ンを提供する。本発明の吸収コアを用いる衛生ナプキン
は柔軟性で心地良く、しかも動きを伴う使用中のバンチ
ング,よじれ及び劣化に抵抗する。本発明の吸収コアは
衛生ナプキンのインサート又は全表面二重層として使用
される。
【0036】例えば本発明の吸収コアは保留層又はイン
サートとしてカバー及び運搬層と組合わせて用いられ、
もしくはその短い液体浸透時間のためにカバー層のみに
接するようにして用いられ、したがって本発明の吸収コ
アは運搬及び保留層という二重の機能を果たす。本発明
による吸収コアを利用する衛生ナプキン構造は米国特許
出願第 389,710号及び米国特許第 4,226,237号に開示さ
れている。これら参考資料の全開示はこゝに引例によっ
て挿入される。
【0037】本発明のパルプボードは、穿孔型押及び剥
離剤処理の他に、その他の機械的処理、例えば米国特許
第 4,605,402号に記載の微細波形化を受けることもでき
る。この特許の全開示はこゝに引例によって挿入され
る。さらに、本発明の剥離, 穿孔型押木材パルプボード
は軟化剤、例えばグリセリン又はラノリンの、総乾燥繊
維重量に対し約 1.0%含浸量で処理してもよい。
【0038】軟化剤の他に、その他の吸収材料、例えば
繊維又は“超吸収性”ポリマーを吸収コア構造のマトリ
ックス空間に挿入してもよい。このような繊維及びポリ
マーは例えば米国特許第 4,559,050号に記載されてお
り、その全開示はこゝに引例によって挿入される。その
他に、超吸収性ラミネートが剥離パルプボードと組み合
わせて作られ、例えば失禁用製品に特別の吸収能を与え
る。
【0039】
【実施例】こゝに発明を実施例によって説明する。これ
ら実施例は本発明の範囲を制限するためのものではな
く、上記の詳細な一般的説明と関連づけて読むとき、本
発明,本発明の吸収性,柔軟性セルロースパルプボード
並びにこのようなパルプボードを吸収コアとして含む衛
生ナプキンの製法の概略がより良く理解できる。
【0040】実施例1−3 吸収性柔軟性セルロースパルプボードの製法 剥離セルロースパルプボードは例えばワイエルホーゼル
からNBFAクラフトパルプの名称で、或いはITT からRAYF
LOC-XJ又はRAYFLOC-J MXの名称で市販されている。
【0041】これらのパルプボードの技術的特性を下の
1表に示す。
【表1】 剥離パルプボード 実験1 実験2 実験3 NBFA RAYFLOC-XJ RAYFLOC-J MX 密度 0.49g/cc 0.48g/cc 0.48g/cc 厚さ 1.51mm 1.35mm 1.31mm 基礎重量 680g/m2 635g/m2 635g/m2 液体保留 g液体/gフラッフ 12.3 13.4 3.4 乾燥パルプ中の 剥離剤(ベロセル 584)の重量% 0.3−0.4 0.32 0.13
【0042】実施例1−3のボードを、先にこゝに引例
によって挿入した米国特許第4,596,567 号に記載の穿孔
型押によって処理する。
【0043】穿孔型押又は軟化プロセスは、先づ最初に
パルプボードに孔を開け、その後生成した材料にX(縦
方向)及びY(横方向)方向に型押する機械的方法であ
る。“穿孔(perf)"処理(第一段階)はセルロース材料
の構造に孔を開けるために行われる。平行ロール間の干
渉(interference) は10ないし 120mm、より好適には70
ないし95mmに設定される。第二段階は孔のあいた材料に
縦方向(MD)に型押することから成る。この段階は材
料の厚さを著しく減らし、ボードに長さ方向の“チャン
ネル”をつくる。平行ロール間の干渉は10ないし70mm
に、より好適には30〜40mmにセットされる。
【0044】第三段階は生成した材料を横方向(CD)
に型押することから成る。これは第二段階の処理に対し
て垂直方向の衝撃を意味する。これは材料をX及びY方
向に柔軟性にする横のチャンネルをつくり出す。平行ロ
ール間の干渉は10ないし70mm、より好適には25ないし35
mmに設定される。
【0045】上の実施例1−3に示される方法によって
つくられた穿孔,型押ボードは下の2表に示す特性を有
する。
【表2】 穿孔−型押(PE)剥離パルプボード PE PE PE 実施例1 実施例2 実施例3 密度 0.20g/cc 0.315g/cc 0.28g/cc 厚さ 3.05mm 2.03mm 2.14mm 吸収時間 27.1sec 測定せず 25.8sec 15cc
【0046】実施例1の引張り強度は横方向で約 2.9ポ
ンド/インチ(0.518kg/cm) ,縦方向で約 4.8ポンド/
インチ(0.857kg/cm) である。上記に加えて、穿孔−型
押プロセスは横方向のパルプボードの寸法を約5〜7%
増加させる。
【0047】実施例4 吸収コアとして吸収性柔軟性セルロースパルプボードを
含む衛生ナプキンの製法 厚さ 0.082″(0.208cm),長さ7 5/8 ″(19.4cm),幅 1
15/16″(4.9cm) の寸法を有する、実施例1により製造
された穿孔−型押吸収コアを、米国特許第4,226,237 号
記載の材料及び方法に従って、インサート又は全表面と
して層状衛生ナプキン製品に挿入し、その意図する目的
のために許容し得る吸収性,柔軟性及び心地良さをもつ
薄い衛生ナプキンをつくる。上記特許は先に引例によっ
てこゝに挿入される。
【0048】実施例4に従って製造される衛生ナプキン
は、使用中にピートモス複合ボード吸収コアに似た吸収
能及び吸上能力をもつことがわかった。本発明の衛生ナ
プキンは、客観的に見て柔軟性がピートモス複合吸収コ
アナプキンよりいくらか小さいことがわかるが、これは
使用者の使用中の心地良さに著しい影響を与える程では
ないことが判明した。さらに、本発明による衛生ナプキ
ンはピートモス複合又はパルプフラップ吸収コアナプキ
ンに比べてバンチング及び変形に対して驚異的に抵抗
し、それによって漏れを防ぎ、製品の形を保持するとい
う観点において全体的により良い性能に達することがわ
かった。
【0049】本発明の範囲は、この中の説明、実施例及
び提案された用途によって制限されるものではなく、本
発明の精神から逸脱することなく変更が可能である。例
えば、本発明の剥離,穿孔−型押セルロースパルプボー
ドに美的性質か機能的性質を付与する付加的型押模様を
つけてもよい。本発明の吸収コアは失禁用パッドを含め
た種々様々の製品に用いられる。吸収コアはおむつ又は
タンポンのインサートとして、或いは運搬又は貯蔵中乾
燥した状態にしておかなければならない包装材料のため
の乾燥剤としても用いられる。
【0050】本発明の製品及び方法の、衛生的及びその
他のヘルスケア用途への応用は、熟練せる当業者に現在
知られた又は将来知られる任意の衛生保護、失禁、医療
用吸収法及び吸収技術によって行うことができる。この
ようにして本発明は特許請求の範囲及びその同等物の範
囲内に入る本発明の変更及び変形を含むものとする。
、この発明の好適な実施態様として以下のものがあ
る。 (1)パルプボードの乾燥引張り強度が横方向で最低ほ
ぼ2.5ポンド/インチ(0.446kg/cm)、縦
方向で最低ほぼ4ポンド/インチ(0.714kg/c
)である請求項1記載のパルプボード。 (2)パルプボードの乾燥厚さがほぼ0.045乃至
0.070インチ(0.114乃至0.178cm)
ある請求項1記載のパルプボード。 (3)パルプボードの密度がほぼ0.2乃至0.3g/
cm 3 で乾燥厚さがほぼ0.045乃至0.070イン
チ(0.114乃至0.178cm)である請求項1記
載のパルプボード。 (4)剥離剤がカチオン性又はアニオン性表面活性剤又
はその組合わせである請求項1記載のパルプボード。 (5)剥離剤が第四級アンモニウム塩で、剥離剤が該セ
ルロースパルプボードの全乾燥重量のほぼ0.1乃至
1.5重量%の存在する請求項1記載のパルプボー
ド。 (6)剥離剤が該セルロースパルプボードの全乾燥重量
ほぼ0.3乃至0.5重量%の存在する実施態様
(5)記載のパルプボード。 (7)セルロースパルプボードが、硫酸、亜硫酸、クラ
フト、漂白及び未漂白木材パルプ及び化学的熱的砕木パ
ルプから成る群から選択されるセルロースパルプを含む
請求項1記載のパルプボード。 (8)付加的軟化剤又は吸収材料が組み込まれ請求
項1記載のパルプボード。 (9)実施態様(1)乃至(9)のいずれかに記載のセ
ルロースパルプボードから成る吸収コアを有し、生理用
ナプキン、失禁用製品、おむつ創傷用医療材料から成
る群から選択される使い捨て吸収製品。 (10)実施態様(1)乃至(9)のいずれかに記載の
セルロースパルプボードを含んで成る包装材料。 (11)解繊処理されていない穿孔型押処理されたセル
ロースパルプボードの密度ほぼ0.1乃至1.0g/
cm 3 である請求項記載の生理用ナプキン。 (12)解繊処理されていない穿孔型押処理されたセル
ロースパルプボードの乾燥厚さほぼ0.045乃至
0.070インチ(0.114乃至0.178cm)
密度がほぼ0.2乃至0.3g/cm 3 である請求項
記載の生理用ナプキン。 (13)セルロースパルプボードが木材パルプボード
ある請求項記載の生理用ナプキン。 (14)剥離剤が第四級アンモニウム塩で、剥離剤が解
繊処理されていない穿孔型押処理されたセルロースパル
プボードの全乾燥重量のほぼ0.1乃至1.5重量%の
量で組み込まれた請求項記載の生理用ナプキン。 (15)剥離剤がカチオン性又はアニオン性表面活性剤
又はその組合わせである請求項記載の方法。 (16)セルロースパルプボード中に付加的軟化剤又
は吸収材料が組み込まれる請求項記載の方法。 (17)セルロースパルプボードが、微細波形化又はそ
の他の機械加工から成る付加的処理を受ける請求項
載の方法。 (18)セルロースパルプボードが木材パルプボードで
あり、その密度がほぼ0.2乃至1.0g/cm 3 であ
請求項記載の方法。 (19)パルプボードの乾燥引張り強度が横方向で最低
ほぼ2.5ポンド/インチ(0.446kg/cm)、
縦方向で最低ほぼポンド/インチ(0.714kg/
cm)である請求項記載の方法。 (20)剥離剤が第四級アンモニウム塩、剥離剤が
繊処理されていないセルロースパルプボードの乾燥重
量のほぼ0.1乃至1.5重量%の量で存在する請求項
記載の方法。 (21)解繊処理されていないセルロースパルプボード
付加的軟化剤又は吸収材料が組み込まれ請求項
記載の方法。 (22)解繊処理されていないセルロースパルプボード
微細波形化処理を受ける請求項記載の方法。 (23)セルロースパルプボードが、硫酸、亜硫酸、漂
白、未漂白及びクラフト木材パルプ及び化学的熱的砕木
パルプから成る群から選択される請求項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D21J 1/16 (72)発明者 シルビー・ボワス カナダ国、ケベック エイチ1ケイ 1 ティー4、ビュ・ダンジュ、エイピーピ ー 307、デ・ベンディーン 8281 (72)発明者 イボン・レベスク カナダ国、ケベック エイチ1ダブリュ ー 2シー1、モントリオール、ステ・ キャサリン・エスト 3103 (56)参考文献 特開 昭61−85944(JP,A) 特開 昭64−2648(JP,A) 実開 昭61−127729(JP,U) 米国特許4144122(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 13/53 - 13/539 A61L 15/28,15/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解繊処理されていないセルロースパルプボ
    ード中に親水性化及び軟化有効量の剥離剤を組み込んで
    み、その形成後に穿孔型押処理されてそのかたさが減
    少したセルロースパルプボードであって、密度がほぼ
    0.1乃至1.0g/cm 3 で乾燥厚さがほぼ0.03
    0乃至0.10インチ(0.076乃至0.254c
    m)である吸収性、柔軟性の解繊処理されていないセル
    ロースパルプボード。
  2. 【請求項2】請求項1記載のセルロースパルプボードか
    ら成る吸収コアを有し、生理用ナプキン、失禁用製品、
    おむつ、創傷用医療材料から成る群から選択される使い
    捨て吸収性製品。
  3. 【請求項3】請求項1記載のセルロースパルプボードを
    含んで成る包装材料。
  4. 【請求項4】親水性化及び軟化有効量の剥離剤を中に
    み込んで含み、穿孔型押処理された解繊処理されていな
    セルロースパルプボードから成る吸収層を有する
    型、吸収性、柔軟性の生理用ナプキンにおいて、該パル
    プボードの乾燥厚さがほぼ0.03乃至0.10インチ
    (0.076乃至0.254cm)であることにより、
    装着者が快適であるように該パルプボードが十分に柔軟
    である生理用ナプキン。
  5. 【請求項5】(a)解繊処理されていないセルロースパ
    ルプボードを形成する工程と、 (b)該セルロースパルプボード中に親水性化及び軟化
    有効量の剥離剤を組み込む工程と、 (c)工程(b)の剥離剤含有セルロースパルプボード
    を穿孔型押処理して、そのかたさを減少する工程から成
    る、密度がほぼ0.1乃至1.0g/cm 3 で乾燥厚さ
    がほぼ0.030乃至0.10インチ(0.076乃至
    0.254cm)である吸収性、柔軟性の解繊処理され
    ていないセルロースパルプボードの製造方法。
  6. 【請求項6】親水性化及び軟化有効量の剥離剤を中に組
    み込んで含み、穿孔型押処理されてそのかたさが減少し
    た、乾燥厚さがほぼ0.045乃至0.070インチ
    (0.114乃至0.178cm)で密度がほぼ0.1
    乃至1.0g/cm 3 解繊処理されていないセルロー
    スパルプボードを、生理用ナプキンの吸収性吸上コアと
    して組み込む工程から成る、薄型快適生理用ナプキンに
    良好な液体吸収性を付与する方法。
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