JP3315408B2 - 土木建築における堰板張り用高さ調節可能な支柱 - Google Patents

土木建築における堰板張り用高さ調節可能な支柱

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    • E04G25/061—Shores or struts; Chocks telescopic with parts held together by positive means by pins

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は土木建築における堰板張り用高さ調節可能な
支柱、特に天井支柱に関し、該支柱は外管と、該外管の
内部に移動可能なように案内される内管とからなり、該
内管は、例えばピン、ねじ継手等で取り外し可能なよう
に外管に固定される。
このタイプの天井支柱は、例えばペリ（Peri）天井支
柱HL500として当業界では公知である。
先行技術の長さ調節可能な天井支柱においては、支柱
を直立させる際に、支柱の望ましい長さを調節するため
に、テープメジャー、目盛付定規、或いはヤードさお尺
が必要である。支柱の長さの測定には或る程度の時間を
要し、また測定誤差を完全に除外することはできない。
従って本発明の目的は特別の補助的手段を要せずに迅
速かつ正確な方法で、望ましい高さに調節可能なように
公知の種類の長さ調節可能な支柱の改良を行うことであ
る。
この目的は本発明によれば測定目盛を内管の外周面の
少なくとも一部分に縦方向に設けることにより、達成さ
れる。
このことは本発明の支柱が特別の補助的手段なしに簡
単な方法で望ましい長さに調節できるという利点を有す
る。
測定目盛は内管の外周面の一部に亘って内管の縦軸方
向に配置される。具体的な実施例では測定目盛は内管の
全長に亘って十分に延びている。従って測定目盛は、調
節された支柱の現時点の全長を変位不能な状態で示すよ
うに、内管の外周面に明晰明瞭に印刷、打印、びょう留
め、或いは接着される。例えば数字又は他の記号で表わ
された測定目盛の単位は、外管又は内管の端部まで覆う
存在しうるカバープレートの厚さを考慮している。
測定目盛は内管の外周面に剛固に固定して取り付けら
れるか、又は測定目盛が内管の外面と同一平面になるよ
うに外周面と一体形成される。
特に、きびしい建築現場の環境に耐えるためには、測
定目盛を付設するために耐久性かつ耐引っかき性の材料
が用いられる。とりわけ頑強な種類の測定目盛が、必要
なマーキングを内管の外周面に打印することにより達成
される。
本発明の更なる実施例においては、測定目盛は内管の
外周面上の溝にテープメジャーとして形成される。この
測定目盛の形成においては、テープメジャーは異なった
ラベル単位（メートル方式、英国式、インチ、日本式、
中国式等）を有する他のテープメジャーと交換すること
ができる。
本発明の支柱の測定目盛が暗い場所や不十分な視覚条
件においても明確に識別できるように、蛍光材料を測定
目盛の付設に用いることもできる。このタイプのラベル
付設により、測定誤差は大幅に除去できる。
本発明の支柱の追加の実施例においては、複数の測定
目盛が内管の外周面に沿って配置される。このようにし
て、特殊な仕事に適した支柱を迅速かつ誤りなく選択す
ることができるように、現時点の支柱の長さを異なった
視点の方向から即時に独特の方法で認識することができ
る。
もし本発明の天井支柱が亜鉛めっき製かアルミニウム
製であり、適切な目盛を呈していれば、この種の天井支
柱は建築現場にとっては迅速、簡単、かつ信頼のおける
方法で用いることのできる価値ある道具となる。
もし内管と外管との間のねじ継手を有する高さ調節可
能な支柱を用いれば、望ましい寸法に調節するためにピ
ンなどの特別な保持手段はもはや必要ない。
更なる利点が明細書及び添付の図面から導き出すこと
ができる。上述の特徴、並びに以下に説明する特徴は本
発明に従って単独で或は任意に組み合わせて集合的に用
いることができる。記載される実施例は網羅された列挙
と見做されるものではなく、むしろ典型的特徴のみを有
すものである。
本発明を図面によって表し、実施例に関連してより明
確に説明する。
図１は外管、内管、測定目盛を有する本発明の天井支
柱を示す。
図２は外周面に測定目盛が取付けられた円形の内管の
横断面図を示す。
図３は挿入された測定目盛を有する本発明の支柱の内
管の横断面図を示す。
図４は外管と内管を有する本発明の支柱の横断面図を
示し、内管はテープメジャーの形状の測定目盛を受容す
る溝を有する側面の横断面を呈する。
各図は、著しく概略的に本発明の対象物の一部を示し
たものであり、一定の比に描かれたものではない。
図１は外管２と内管３を有する天井支柱１を示す。内
管３は矢印４の方向に、固定された外管２に対して変位
可能である。外管２は当業界において公知な方法で外管
２を貫通し、縦方向に沿って配置された開口５を呈す
る。同様の開口６が内管３を貫通し、一定の位置で外管
２の開口５と整合される。底板７が外管２に取付けら
れ、この底板７によって外管２は敷地全体に亘る堅固な
土台上に支持される。天板８が内管３の自由端に固定し
て取付られる。天井支柱１は天板８を介して、建築され
るべき天井又は他の目的に用いられる他の種類の堰板部
材を支持する。
測定目盛９が内管３の縦方向に設けられ、内管３の外
周面10に大きく且つ明確に配置されている。測定目盛９
は線、数字等の任意のラベル表示を含むことができる。
特定の支柱の長さに調節する時、内管３を外管２から適
宜引き出したり外管２に押し入れたりし、開口5,6が同
一平面上に並んだ時、天井長を図示しないピンによって
変位不能に固定することができる。例えばねじ継手によ
って連続的に調節可能な長さを有する他の支柱も公知で
ある。本発明の測定目盛９はこのタイプの支柱にも設け
られ、又は連続的な浮き出し工法の形態でも設けられ
る。本発明の支柱は任意の横断面を呈する内管及び外管
を有することが可能である。しかしながら内管及び外管
の横断面は、内管が外管の内部において案内でき、縦方
向に変位可能であるように互いに適合するものでなけれ
ばならない。
図２は内管13の横断面図を示し、本図においては一例
として円形である。測定目盛19は同様に横断面図に示さ
れ、内管の外周面に沿って設けられる。測定目盛19は変
位不能なように内管13の外周面上に取付けられる。しか
しながら、この測定目盛19はスプレー塗装することもで
きる。この目的のために、このタイプの塗料用に耐引っ
かき性、かつ該要素に耐えることのできる物質及び材料
を用いることは自明である。
図３は本発明の支柱の内管23の別の形状を示す。内管
23は外周面と同一平面に挿入された測定目盛29を呈す
る。測定目盛29はテープ形状で内管23の外周面に挿入さ
れるか、或いは内管23の表面に浮き彫りにより形成する
ことができる。これにより測定目盛の浮き彫りされた位
置を特に耐引っかき性の塗料で充填することが可能であ
る。塗料が蛍光性成分を呈することも可能である。
図４は輪郭をつけた外管32と、その内部に案内された
対応する輪郭がつけられた内管33とを備える別の支柱の
横断面を示す。支柱の長さは内管33を外管32の内部で縦
方向に変位させることにより調節可能である。内管33は
図示しないねじ継手により、変位不能となるように外管
32に固定することができる。図４に示される支柱は長さ
が連続的に調節可能である。内管33は溝36を有し、その
溝の内部に測定目盛が内管33の全長にわたって着座され
る。測定目盛は溝に導入されたテープの形状であっても
よい。溝36は例えばこの内管の一側面にのみ形成され
る。しかしながら、溝36を内管33の外周面の他の適切な
面に付加的に形成することもできる。
図１に示すように、測定目盛９の目盛区分、即ち各々
のマーキング（図１の線）間の離隔距離は、測定目盛９
が取付けられている内管３の開口６の間の離隔距離より
も実質的に小さい。本実施例においては２つの開口６間
の離隔距離は測定目盛９の２つの線の間の離隔距離の４
倍である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】土木建築における堰板張り用高さ調節可能
    な支柱、特に天井支柱（１）であって、外管（２）と内
    管（３）を含み、該内管（３）は前記外管（２）の内側
    に変位可能なように案内され、前記外管（２）に対して
    分離可能な方法で固定され、測定目盛（９）が前記内管
    （３）の少なくとも一部分に沿って外周面（10）上に、
    縦方向に配置されている高さ調節可能な支柱において、
    前記測定目盛は前記内管（33）に設けられた溝（36）に
    着座するテープメジャーであることを特徴とする高さ調
    節可能な支柱。
  2. 【請求項２】前記測定目盛は特にテープメジャーの形態
    で交換可能なように前記内管（23;33）に取付けられる
    ことを特徴とする請求の範囲第１項記載の高さ調節可能
    な支柱。
  3. 【請求項３】前記測定目盛（9;19;29）は耐候性かつ耐
    引っかき性の材料で被覆されていることを特徴とする請
    求の範囲第１項又は第２項記載の高さ調節可能な支柱。
  4. 【請求項４】前記測定目盛（９）は蛍光性測定目盛とし
    て形成されていることを特徴とする請求の範囲第１項乃
    至第３項のいずれかに記載の高さ調節可能な支柱。
  5. 【請求項５】前記測定目盛（9;19;29）は前記内管（3;1
    3;23;33）の縦方向に延びる前記内管（3;13;23;33）の
    周面に沿って複数配置されることを特徴とする請求の範
    囲第１項乃至第４項のいずれかに記載の高さ調節可能な
    支柱。
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