JP3314320B2 - 水路用掘削機 - Google Patents

水路用掘削機

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JP3314320B2 JP16884194A JP16884194A JP3314320B2 JP 3314320 B2 JP3314320 B2 JP 3314320B2 JP 16884194 A JP16884194 A JP 16884194A JP 16884194 A JP16884194 A JP 16884194A JP 3314320 B2 JP3314320 B2 JP 3314320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば圃場の用水路、排
水路に堆積した泥土の掘削に用いられる水路用掘削機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の水路用掘削機として、土木
建築工事等に用いられる油圧ショベル系掘削機が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
油圧ショベル系掘削機は汎用性に優れるものの、非常に
高価であり、一般の農家には経済的な負担が大きくなり
易く、また相当な重量であるから圃場面の過大な踏み締
めもあって圃場内への乗り入れが困難であり、このため
人為的に掘削しているというのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの不都合
を解決することを目的とするもので、その要旨は、走行
機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に昇降枠を
昇降自在に設け、該昇降枠を昇降させる昇降機構を設
け、該昇降枠に支持体を側方移動自在に設け、該支持体
を側方移動させる移動機構を設け、該支持体に水路内の
泥土を掘削して運搬する掘削機構を水平旋回及び縦旋回
自在に設け、該掘削機構を水平旋回させる水平旋回機構
及び該掘削機構を縦旋回させる縦旋回機構を設け、該掘
削機構により掘削された水路内の泥土を側方に排出する
排土機構を設けて構成したことを特徴とする水路用掘削
機にある。
【0005】この際、上記掘削機構を循環走行する複数
個のバケットにより構成することができ、また上記昇降
枠に吊下体を支持体に対して相互に反対方向に側方移動
させる移動機構を設け、吊下体に重錘を吊設することも
ある。
【0006】
【作用】昇降枠の昇降及び支持体の側方移動並びに掘削
機構の縦旋回調節により掘削機構を水路内に対設し、走
行機体を走行することにより水路内の泥土は順次掘削機
構により掘削されて上方に運搬され、この泥土は排土機
構により側方に排出されることになり、この際に水平旋
回機構により掘削機構を水平旋回調節することにより掘
削幅を調節することになる。
【0007】また、この移動機構により支持体の側方移
動時に重錘をもつ吊下体を支持体の移動方向と反対の方
向に移動させることができる。
【0008】
【実施例】図1乃至図9は本発明の実施例を示すもの
で、1はトラクタたる走行機体であって、走行機体1は
走行車輪1aを備えており、走行機体1の後部に三点リ
ンク式の連結機構2により機枠3を上下動可能に連結し
ている。
【0009】この機枠3には左右に断面コ状のガイド枠
4が上下方向に延びて形成され、ガイド枠4に補助車輪
3aを左右両側に配設すると共に昇降枠5をガイドロー
ラ6により昇降自在に係合されている。
【0010】7は昇降機構であって、この場合機枠3に
昇降用シリンダ8を二個並列縦設し、昇降用シリンダ8
の上部を機枠3の上部に設けた横桟9に取付け、各昇降
用シリンダ8のロッドに桟材9aを架設し、桟材9aに
スプロケット10を二個取付け、横桟9に設けた止着部
11に昇降用チェーン12の一方端部を止着し、昇降用
チェーン12をスプロケット10に迂回した後にその他
方端部を昇降枠5に設けた止着部13に止着し、昇降用
シリンダ8のロッドの伸張動作により桟材9aを上昇さ
せてスプロケット10を上昇し、昇降用チェーン12に
より昇降枠5を二倍の量上昇させるように構成したもの
である。
【0011】14は支持体、26は吊下体、15は移動
機構であって、この場合昇降枠5に二個の角パイプ状の
ガイド筒16・17を上下に配置して横設し、ガイド筒
16に支持杆18を側方移動自在に挿通し、ガイド筒1
7に取付杆19を側方移動自在に挿通し、ガイド筒16
・17の間に左右一対のスプロケット20・20を回転
自在に軸架し、スプロケット20・20間にチェーン2
1を掛回し、チェーン21に連結桟22の一方端部を連
結すると共に連結桟22の他方端部を支持杆18に連結
し、チェーン21に連結桟23の一方端部を連結すると
共に連結桟23の他方端部を取付杆19に連結し、ガイ
ド筒16の上面に移動用シリンダ24を横設し、移動用
シリンダ24のロッドを支持杆18にピン25により連
結し、支持杆18に支持体14を取付け、取付杆19に
吊下体26を形成し、吊下体26に複数個の重錘27を
掛架し、移動用シリンダ24のロッドの伸縮動作により
支持杆18を側方移動させると共にチェーン21及び連
結桟22・23により取付杆19を相互に反対方向に移
動させるように構成したものである。
【0012】28は掘削機構、29は縦旋回機構、46
は水平旋回機構であって、この場合上記支持杆18に旋
回軸47を縦設し、旋回軸47に支持体14を水平旋回
自在に取付け、支持杆18に係止板48を形成すると共
に支持体14に複数個の選択穴49aをもつ係止板49
を突設し、係止板48と係止板49とに選択穴49aを
選択してボルト49bを挿通螺着することにより所定旋
回位置で支持体14を固定するようにし、この支持体1
4に駆動軸30を軸架し、支持体14に駆動軸30を駆
動回転させる油圧モータ31を取付け、機枠3に油圧モ
ータ31を駆動する油圧ポンプ32を取付け、油圧ポン
プ32を動力取出軸33により駆動し、駆動軸30にフ
レーム34の上部を縦旋回自在に軸架し、支持体14に
旋回用シリンダ35をピン36により枢着し、旋回用シ
リンダ35のロッドをフレーム34の側部にピン37に
より枢着し、フレーム34の下部に従動軸38を横設
し、駆動軸30に駆動スプロケット39を二個取付け、
従動軸38に従動スプロケット40を二個取付け、各駆
動スプロケット39と各従動スプロケット40との間に
掘削チェーン41を二列掛回し、各掘削チェーン41間
にバケット42を複数個架設し、油圧モータ31により
掘削チェーン41を泥土掬い上げ方向に循環走行させる
ように構成したものである。
【0013】43は排土機構であって、この場合上記支
持杆18に吊下アーム50を介してベルトコンベヤ44
を配設し、ベルトコンベヤ44を油圧モータ45により
駆動し、掘削機構28により掘削された水路W内の泥土
を側方に搬送して排出するように構成している。
【0014】この実施例は上記構成であるから、走行機
体1に機枠3を連結し、走行機体1を走行して圃場M内
に搬入し、昇降機構7の昇降用シリンダ8により昇降枠
5を昇降位置調節し、移動機構15の移動用シリンダ2
4により支持体14を側方移動位置調節し、かつ縦旋回
機構29の旋回用シリンダ35により掘削機構28のフ
レーム34を縦旋回調節し、この各調節により掘削機構
28の下部を水路W内に対設し、掘削機構28の油圧モ
ータ31及び排土機構43の油圧モータ45を駆動し、
走行機体1を水路Wに沿って走行すると、掘削機構28
の掘削用チェーン41の循環走行によりバケット42は
順次水路W内に堆積された泥土を掘削して掬い取って上
方に運搬し、このバケット42により運搬されてくる泥
土は上方位置におけるバケット42の反転により下方の
ベルトコンベヤ44上に落下し、ベルトコンベヤ44に
より泥土は側方に排出されることになる。
【0015】しかして、走行機体1を水路Wに沿って走
行することにより順次水路W内に堆積された泥土を掘削
して側方に排出することができ、水路W内の泥土を掘削
除去することができ、かつ昇降機構7による昇降枠5の
昇降及び移動機構15による支持体14の側方移動並び
に縦旋回機構29による掘削機構28の縦旋回により、
掘削機構28を水路W内に対設することができ、それだ
け掘削機構28と水路Wとの相対位置調節が容易にで
き、作業能率を向上することができる。
【0016】この場合、支持杆18の反対側に取付杆1
9を側方移動自在に配設し、取付杆19に吊下体26を
形成し、吊下体26に重錘27を配設し、移動機構15
により取付杆19を支持杆18に対して相互に反対方向
に移動させ、これにより支持体14及び吊下体26を相
互に反対方向に突出後退させるように構成しているか
ら、重錘27により掘削機構28の自重等に対する走行
機体1の左右の均衡を良好に調節でき、それだけ走行機
体1の円滑走行が可能となり、安定した掘削作業を行う
ことができる。
【0017】またこの場合上記掘削機構28は循環走行
する複数個のバケット42から構成されているため、泥
土の掬い上げ掘削が良好に行われることになる。
【0018】この場合、支持体14を支持杆18に対し
て水平旋回機構46の旋回軸47を中心として、水平旋
回調節することにより掘削幅Bを調節することができ、
水路Wの大きさや掘削土の量に応じて掘削幅Bを調節す
ることにより良好な掘削掘取作業を行うことができる。
【0019】本発明は上記実施例に限られるものではな
く、昇降機構7、移動機構15及び掘削機構28、縦旋
回機構29、排土機構43、水平旋回機構46の構造等
は適宜選択されるものであり、例えば排土機構43を駆
動コンベヤ構造を用いずに、単なる泥土の自重により落
送させる排送シュートの構造を採用することもある。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述の如く、昇降枠の昇降及び
支持体の側方移動並びに掘削機構の縦旋回調節により掘
削機構を水路内に対設し、走行機体を走行することによ
り水路内の泥土は順次掘削機構により掘削されて上方に
運搬され、この泥土を排土機構により側方に排出するこ
とができ、作業能率を向上することができ、特に水平旋
回機構により掘削機構を水平旋回調節することにより掘
削幅を調節することができ、水路W大きさや掘削土の量
に応じて掘削幅を調節することにより良好な掘削掘取作
業を行うことができる。
【0021】またこの際、上記掘削機構は循環走行する
複数個のバケットから構成することにより泥土の掬い上
げ掘削が良好に行われることになる。
【0022】また、移動機構により支持体の側方移動時
に重錘をもつ吊下体を支持体の移動方向と反対の方向に
移動させることができるから、重錘により掘削機構の自
重等に対する走行機体の左右の均衡を良好に調節でき、
それだけ走行機体の円滑走行が可能となり、安定した掘
削作業を行うことができる。
【0023】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体側面図である。
【図2】図1で示す本発明の実施例の拡大側面図であ
る。
【図3】図1で示す本発明の実施例の拡大側面図であ
る。
【図4】図1で示す本発明の実施例の平面図である。
【図5】図1で示す本発明の実施例の後面図である。
【図6】図1で示す本発明の実施例の部分縦断面図であ
る。
【図7】図1で示す本発明の実施例の部分後面図であ
る。
【図8】図1で示す本発明の実施例の部分前面図であ
る。
【図9】図7で示す本発明の実施例の部分平面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行機体 2 連結機構 3 機枠 5 昇降枠 7 昇降機構 14 支持体 15 移動機構 26 吊下体 28 掘削機構 29 縦旋回機構 43 排土機構 46 水平旋回機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−115505(JP,A) 実開 昭53−101406(JP,U) 実開 平2−33852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 5/02 E02F 3/14 E02F 5/06 E02F 5/14 B65G 67/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に連結機構により機枠を連結
    し、該機枠に昇降枠を昇降自在に設け、該昇降枠を昇降
    させる昇降機構を設け、該昇降枠に支持体を側方移動自
    在に設け、該支持体を側方移動させる移動機構を設け、
    該支持体に水路内の泥土を掘削して運搬する掘削機構を
    水平旋回及び縦旋回自在に設け、該掘削機構を水平旋回
    させる水平旋回機構及び該掘削機構を縦旋回させる縦旋
    回機構を設け、該掘削機構により掘削された水路内の泥
    土を側方に排出する排土機構を設けて構成したことを特
    徴とする水路用掘削機。
  2. 【請求項2】 上記掘削機構は循環走行する複数個のバ
    ケットを含んでなる請求項1記載の水路用掘削機。
  3. 【請求項3】 上記昇降枠に吊下体を支持体に対して相
    互に反対方向に側方移動させる移動機構を設け、該吊下
    体に重錘を吊設してなる請求項1又は2記載の水路用掘
    削機。
JP16884194A 1994-06-28 1994-06-28 水路用掘削機 Expired - Fee Related JP3314320B2 (ja)

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JP6290291B2 (ja) * 2016-04-15 2018-03-07 株式会社富士トレーラー製作所 水路用掘削機
JP6290290B2 (ja) * 2016-04-15 2018-03-07 株式会社富士トレーラー製作所 水路用掘削機
CN108517905A (zh) * 2018-04-17 2018-09-11 湖北博创机械制造有限责任公司 一种大型履带挖掘式采掘装载机

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