JP3312997B2 - 通信チャンネル切替装置 - Google Patents

通信チャンネル切替装置

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JP3312997B2
JP3312997B2 JP16839094A JP16839094A JP3312997B2 JP 3312997 B2 JP3312997 B2 JP 3312997B2 JP 16839094 A JP16839094 A JP 16839094A JP 16839094 A JP16839094 A JP 16839094A JP 3312997 B2 JP3312997 B2 JP 3312997B2
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一郎 岡島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パケット方式の移動
通信システムに用いて好適な通信チャンネル切替装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種のデジタル方式の自動車電
話(セルラーホン)が実用化されているが、これらはT
DMA方式によるものであった。一方、自動車電話にお
いてパケット方式を採用することが検討されている。周
知のように、パケット方式は他の通信分野においては実
用化されており、データ長が不定であり、同一チャンネ
ルに複数の移動局を割り当てることが可能であり、電子
メール等のデータサービスに用いて好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自動車電話に
おいては一つの基地局と通信する移動局の数、あるいは
各移動局におけるトラフィック量が大きく変動する。従
って、周知のパケット方式を単に自動車電話に適用する
と、各移動局にランダムに通信チャンネルが割り当てら
れ、トラフィック量の大きい通信チャンネルに割り当て
られた移動局については通信速度が低下する等の問題が
生じる。一方、自動車電話に割り当て可能な周波数帯域
は限られており、みだりに通信チャンネルを増加させる
ことも困難である。この発明は上述した事情に鑑みてな
されたものであり、チャンネルを有効に利用し、通信速
度の低下等を防止できる通信チャンネル切替装置を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の構成にあっては、自局に割り当てられた
通信チャンネルのトラフィック量を測定するトラフィッ
ク量測定手段と、測定されたトラフィック量が所定値を
超えているか否かを判定する判定手段とを備えた移動局
と、前記トラフィック量が前記所定値を超えている場合
に、前記移動局の通信チャンネルを他の通信チャンネル
に切替える切替手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0005】また、請求項2記載の構成にあっては、
自局に割り当てられた通信チャンネルにおける第1のト
ラフィック量と、他の通信チャンネルにおける第2のト
ラフィック量とを測定するトラフィック量測定手段と、
前記第1のトラフィック量が前記第2のトラフィック量
よりも所定値以上多いか否かを判定する判定手段とを備
えた移動局と、前記第1のトラフィック量が前記第2の
トラフィック量よりも所定値以上多い場合に、前記移動
局の通信チャンネルを前記他の通信チャンネルに切替え
る切替手段とを具備することを特徴としている。
【0006】
【0007】また、請求項記載の構成にあっては、
請求項1または2記載の通信チャンネル切替装置におい
て、前記移動局から基地局に伝送されるデータのトラフ
ィック量を上りトラフィック量とし、前記基地局から前
記移動局に伝送されるデータのトラフィック量を下りト
ラフィック量とし、前記切替手段は、前記上りトラフィ
ック量が前記下りトラフィック量よりも多い移動局と、
前記下りトラフィック量が前記上りトラフィック量より
も多い移動局とに対して同一の通信チャンネルを割り当
てるように前記通信チャンネルの切替を行うことを特徴
としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の構成にあっては、移動局に割り
当てられた通信チャンネルのトラフィック量をトラフィ
ック量測定手段が測定すると、測定されたトラフィック
量が所定値を超えているか否かを判定手段が判定する。
切替手段は、トラフィック量が所定値を超えている場合
に、移動局の通信チャンネルを他の通信チャンネルに切
替えるから、元々の通信チャンネルのトラフィック量が
減少する。また、判定手段とトラフィック量測定手段と
が移動局に設けられているから、移動局以外の通信設備
における所要処理能力が軽減される。
【0009】また、請求項2記載の構成にあっては、ト
ラフィック量測定手段は、移動局に割り当てられた通信
チャンネルにおける第1のトラフィック量と、他の通信
チャンネルにおける第2のトラフィック量とを測定する
と、測定された第1のトラフィック量が測定された前記
第2のトラフィック量よりも所定値以上多いか否かを判
定手段が判定する。切替手段は、第1のトラフィック量
が第2のトラフィック量よりも所定値以上多い場合に、
移動局の通信チャンネルを他の通信チャンネルに切替え
るから、元々の通信チャンネルのトラフィック量が減少
する。また、判定手段とトラフィック量測定手段とが移
動局に設けられているから、移動局以外の通信設備にお
ける所要処理能力が軽減される。
【0010】
【0011】また、請求項記載の構成にあっては、切
替手段は、上りトラフィック量が下りトラフィック量よ
りも多い移動局と、下りトラフィック量が上りトラフィ
ック量よりも多い移動局とに対して同一の通信チャンネ
ルを割り当てるから、通信チャンネルが効率的に割り当
てられる。
【0012】
【実施例】A.第1実施例 A−1.実施例の構成 以下、図面を参照してこの発明の一実施例の移動通信シ
ステムについて説明する。図1において1はサービスエ
リア内に設けられた移動局、2,3は移動局1と通信す
る基地局、5は移動局1および基地局2,3を制御する
制御局である。制御局5は、移動通信システムの他の設
備および有線通信システム等から成るネットワーク6に
接続されている。本実施例においては、これら各要素間
でパケット通信が行われる。また、ここで、移動局1に
は、基地局2または3と通信するために、複数のチャン
ネルの中から何れか一のチャンネルが割り当てられる。
また、基地局2,3は、各通信チャンネルの干渉レベル
等を測定し、その結果を制御局5に伝送する。
【0013】次に、制御局5の詳細構成を図2に示す。
図において、51は制御装置であり、基地局2または3
を介して移動局1から受信したデータをネットワーク6
に供給する一方、ネットワーク6から受信したデータを
基地局2または3を介して移動局1に伝送する。52は
情報量測定部であり、各チャンネルの情報量を測定し、
その結果を出力する。53は判定制御部であり、後述す
る制御プログラムに基づいて移動局1に何れかのチャン
ネルを割り当てるとともに、移動局1と基地局2,3と
が通信を行っている途中でこのチャンネルの切替指定を
行う。また、判定制御部53においては、各基地局2,
3から伝送された各通信チャンネルの干渉レベル等が随
時記憶される。
【0014】A−2.実施例の動作 次に、本実施例の動作を図4を参照し説明する。なお、
図4は、制御局5に登録された移動局1の通信チャンネ
ルを指定するために、判定制御部53に記憶された制御
プログラムのフローチャートである。
【0015】図4において処理が開始されると、ステッ
プSP101において、判定制御部53は情報量測定部
52から各通信チャンネルのトラフィック量を読出す。
なお、情報量測定部52においては、各通信チャンネル
のトラフィック量が随時測定されており、その最新の情
報が判定制御部53に読出される。そして、各チャンネ
ルの番号と、そのチャンネルの上り/下りトラフィック
量と、そのチャンネルの干渉レベルとを対応させたチャ
ンネルリストが判定制御部53において作成され記憶さ
れる。
【0016】次に、処理がステップSP102に進む
と、上記チャンネルリストが検索され、最もトラフィッ
ク量の少ない通信チャンネルが、移動局1に割り当てる
チャンネルの候補(以下、候補チャンネルという)とし
て選択される。なお、ここでは、上りトラフィック量お
よび下りトラフィック量の何れかが最小のチャンネルを
候補チャンネルとして選択してもよく、これらの合計値
が最小であるチャンネルを候補チャンネルとして選択し
てもよい。
【0017】次に、処理がステップSP103に進む
と、候補チャンネルの干渉レベルが所定値以上であるか
否かが判定される。ここで、「NO」と判定されると処
理はステップSP104に進む。干渉レベルが上記所定
値未満であれば充分な通信品質が確保されることになる
ため、ステップSP104においては、候補チャンネル
が通信チャンネルとして指定される。すなわち、基地局
2または3を介して、この通信チャンネルが移動局1に
通知される。
【0018】一方、ステップSP103において「YE
S」と判定されると、処理はステップSP105に進
む。かかる場合は、候補チャンネルの空き容量は確保さ
れていたとしても通信品質が確保されない場合である。
ステップSP105においては、先に選択された候補チ
ャンネルがチャンネルリストから削除され、処理がステ
ップSP102に戻る。従って、ステップSP102に
おいては、先に選択された候補チャンネルの次にトラフ
ィック量の少ないチャンネルが、新たな候補チャンネル
として選択される。そして、新たな候補チャンネルが選
択されると、処理はステップSP103に進む。
【0019】以下同様に、新たな候補チャンネルが選択
される毎に、該候補チャンネルの干渉レベルが所定値以
上であるか否かが判定され、ここで「NO」と判定され
た最初のチャンネル、すなわち干渉レベルが上記所定値
未満である通信チャンネルのうちトラフィック量が最小
であるチャンネルが、移動局1に指定されるのである。
本実施例においては、制御局5から移動局1に対して、
通信チャンネルの切替が適宜指令される。これに対し
て、移動局1においては、新たに指定された通信チャン
ネルについて同期確立が行われ、再び通信が継続され
る。
【0020】ここで、通信チャンネルが切り替えられる
際に、判定制御部53で行われる処理の内容を図5を参
照し説明する。なお、図5に示すプログラムは、所定時
間毎に自動的に起動される。図において処理が開始され
ると、ステップSP201において、各通信チャンネル
のトラフィック量が情報量測定部52から読み出され
る。なお、ここで言う「通信チャンネル」には、移動局
1とネットワーク6との通信用に現在用いられているチ
ャンネルと、他の使用可能なチャンネルとの双方を含
む。さらに、ステップSP201においては、後者のチ
ャンネルに対してチャンネルリストが作成される。
【0021】次に、処理がステップSP202に進む
と、チャンネルの切替は必要であるか否かが判定され
る。すなわち、現在使用しているチャンネルのトラフィ
ック量が所定値を超えていれば、チャンネル切替が必要
であると判定される。ここで、「NO」と判定される
と、直ちに処理が終了する。すなわち、チャンネル切替
は指令されず、通信が継続されることになる。
【0022】一方、チャンネル切替の必要性がある、と
判定されると、処理はステップSP203に進む。以
下、ステップSP203〜206の処理が行われるが、
これはステップSP102〜105において説明した処
理と同様である。すなわち、ステップSP203におい
ては、チャンネルリスト(他の通信チャンネルのリス
ト)の中から候補チャンネルが選択される。そして、処
理がステップSP204に進むと、候補チャンネルの干
渉レベルが所定値以上であるか否かが判定される。ここ
で、「YES」と判定されると、処理がステップSP2
05に進み、移動局1に対して該候補チャンネルに切り
替えるように指令が行われる。一方、ここで「NO」と
判定されると、ステップSP206,203を介して新
たな候補チャンネルが選択される。
【0023】ここで、ステップSP205においては、
処理対象となった通信チャンネルに属する移動局のう
ち、チャンネル切替の対象となる移動局を決定する必要
がある。本実施例においては、最もトラフィック量の大
きい移動局が切替対象として選択される。かかる移動局
のチャンネルを切替えることにより、切替前のチャンネ
ルのトラフィック量を大幅に削減できるからである。
【0024】以上のように、この実施例によれば、通信
開始時においては各通信チャンネルのトラフィック量に
応じて移動局1に通信チャンネルを割り当てるととも
に、通信途中においても、トラフィック量に応じて通信
チャンネルを切替えるから、通信チャンネルを有効に利
用することが可能である。
【0025】B.第2実施例 B−1.実施例の構成 次に、本発明の第2実施例を説明する。第2実施例の全
体構成は図1と同様であるが、制御局5には情報量測定
部52および判定制御部53は設けられていない。ま
た、本実施例においては、移動局1は図3に示すように
構成されている。図において12は送受信回路であり、
供給されたRF信号をベースバンド信号に復するととも
に、供給されたベースバンド信号をRF信号に変調し、
基地局2,3との間でパケット通信を行う。11はベー
スバンド信号処理回路であり、データ端末16から供給
されたデータ信号からベースバンドのパケットを組み立
て、これを送受信回路12に供給するとともに、送受信
回路12回路から供給されたベースバンドのパケットを
分解し、データ信号等を復調してデータ端末16に供給
する。
【0026】14は情報量測定回路であり、送受信回路
12において受信された各通信チャンネルの情報量を測
定する。13は判定制御回路であり、後述する制御プロ
グラムに基づいて、何れかの通信チャンネルを選択す
る。また、15は移動局制御回路であり、移動局1内の
他の構成要素を制御する。
【0027】B−2.実施例の動作 次に、本実施例の動作を説明する。本実施例において
は、通信チャンネルの選択は、制御局5ではなく移動局
1において行われる点に特徴があるため、この点につい
て詳細に説明する。まず、移動局制御回路15から送受
信回路12に対して、同一サービスエリア内の全チャン
ネルをスキャンするように指令される。これにより、送
受信回路12は全通信チャンネルをスキャンし、各通信
チャンネルの下り信号(基地局2,3から各移動局に伝
送される信号)のベースバンド信号を順次出力する。情
報量測定回路14は、これらのベースバンド信号中のト
ラフィック量を測定し、その結果をチャンネルリストと
して記録する。
【0028】次に、判定制御回路13においては、干渉
レベルが所定値未満である通信チャンネルのうち下りト
ラフィック量が最小であるチャンネルが検索され、移動
局制御回路15に通知される。なお、この検索アルゴリ
ズムは、図4において説明した第1実施例のものと同様
である。但し、第1実施例においては、上りと下りの各
トラフィック量に基づいて通信チャンネルが指定されて
いたのに対して、本実施例では下りトラフィック量のみ
に基づいて通信チャンネルが指定される。判定制御回路
13によって通信チャンネルが指定されると、移動局1
は該チャンネルに移行する。あるいは、移動局1は、該
チャンネルの割り当てを制御局5に要求する。
【0029】また、本実施例においては、所定時間毎に
移動局制御回路15から送受信回路12に対してチャン
ネルスキャン指令が出力される。これにより、送受信回
路12は全通信チャンネルをスキャンし、各通信チャン
ネルの下り信号のベースバンド信号を順次出力する。情
報量測定回路14においては、これらのベースバンド信
号中のトラフィック量が測定され、その結果がチャンネ
ルリストとして記録される。
【0030】チャンネルリストが作成されると、判定制
御回路13においては干渉レベルが所定値未満である通
信チャンネルのうち下りトラフィック量が最小であるチ
ャンネルが検索され、移動局制御回路15に通知され
る。なお、この検索アルゴリズムは、図5において説明
した第1実施例のものと同様である。但し、上述した理
由により、本実施例では下りトラフィック量のみに基づ
いて通信チャンネルが選択される。
【0031】新たな通信チャンネルが選択されると、移
動局1は該チャンネルに移行する。あるいは、移動局1
は、該チャンネルの割り当てを制御局5に要求する。そ
の後、当該チャンネルに対する同期確立および通信が行
われ、以後は同様の処理が繰り返される。
【0032】以上のように、この実施例によれば、通信
開始時においては各通信チャンネルの下りトラフィック
量に応じて移動局1によって通信チャンネルが選択さ
れ、その後、同トラフィック量に応じて移動局1が通信
チャンネルを切替える。すなわち、チャンネル切替に係
る処理は各移動局において分散して行われることにな
り、制御局5における負荷が大幅に増大することを防止
しながら通信チャンネルを有効に利用することが可能で
ある。
【0033】C.変形例 なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、例えば以下のように種々の変形が可能である。 第1実施例においては、基地局2,3は各通信チャン
ネルの干渉レベル等を測定したが、干渉レベルは移動局
1または制御局5によって測定してもよい。また、第1
実施例においては、基地局2,3は各通信チャンネルの
干渉レベルを測定する毎にその結果を制御局5に伝送し
たが、干渉レベルは必ずしも制御局5に伝送されなくて
もよい。かかる場合、制御局5は、トラフィック量のみ
に基づいて通信チャンネルを決定するが、決定された通
信チャンネルの干渉レベルが所定値を超えている場合に
は、基地局2,3はその旨を制御局5に報告し、制御局
5は通信チャンネルを再度選択するように構成するとよ
い。
【0034】第1実施例のステップSP202および
第2実施例の対応する処理においては、現在使用してい
るチャンネルのトラフィック量のみに基づいてチャンネ
ル切替の要否を判定したが、現在使用しているチャンネ
ルと、他の使用可能なチャンネルとの相対関係に基づい
てチャンネル切替の要否を判定してもよい。すなわち、
現在使用しているチャンネルのトラフィック量が、チャ
ンネルリスト内に記憶された最小のトラフィック量より
も所定値以上多い場合に、「チャンネル切替は必要であ
る」と判定しても良い。
【0035】第1実施例のステップSP203のチャ
ンネル選択処理はステップSP104のものと同様であ
ったが、上り/下りのトラフィック量に応じて異なる処
理を行ってもよい。例えば、現在使用中のチャンネルの
上りトラフィック量が下りトラフィック量よりも大きい
場合には、他のチャンネルの中から最も上りトラフィッ
ク量の小さいものを候補チャンネルとして選択するとよ
い。
【0036】一方、現在使用中のチャンネルの上りトラ
フィック量が下りトラフィック量よりも小さい場合に
は、他のチャンネルの中から最も下りトラフィック量の
小さいものを候補チャンネルとして選択するとよい。こ
のようにして候補チャンネルを選択すると、上りトラフ
ィック量の多い回線と下りトラフィック量の多い回線と
を同一チャンネル内に組合わせることができ、限られた
通信チャンネルを一層有効に利用することが可能にな
る。
【0037】より詳細に説明すると、現チャンネルの下
りトラフィック量FWと上りトラフィック量RVとの大
小関係により、以下のように候補チャンネルを選択する
と良い。 (i)|FW−RV|≦TH(但し、THは所定の閾値)
のとき この場合は、下りトラフィック量FWと上りトラフィッ
ク量RVとがほぼ等しい。従って、上りトラフィック量
と下りトラフィック量の合計が最も小さいチャンネルが
候補チャンネルとして選択される。 (ii)FW>RV+THのとき この場合は、下りトラフィック量FWが上りトラフィッ
ク量RVよりも充分大きい。従って、上りトラフィック
量の最も小さいチャンネルが候補チャンネルとして選択
される。 (iii)RV>FW+THのとき この場合は、上りトラフィック量RVが下りトラフィッ
ク量FWよりも充分大きい。従って、下りトラフィック
量の最も小さいチャンネルが候補チャンネルとして選択
される。
【0038】第1実施例においては、ステップSP2
02においてチャンネル切替の対象となる移動局は、最
もトラフィック量の大きい移動局であった。しかし、ト
ラフィック量の大きい移動局についてチャンネルを切替
えると、データを損失する危険が大きくなる。また、チ
ャンネル切替期間中に通信データを保持するためのバッ
ファ容量も大きくする必要があり、通信遅延の原因にな
ることもある。従って、このような危険性がある場合
は、トラフィック量の小さい移動局から順に切替えても
よい。
【0039】第2実施例においては、移動局1は各通
信チャンネルの下りトラフィック量のみに基づいて候補
チャンネルを決定したが、移動局1の受信能力によって
は他の移動局から送信される上り信号を受信できる場合
もある。かかる場合は、第1実施例と同様に上りトラフ
ィック量と下りトラフィック量との合計値に基づいて、
この合計値が最小であるチャンネルを候補チャンネルと
して選択してもよい。また、現チャンネルの下りトラフ
ィック量FWと上りトラフィック量RVとの大小関係に
より、上述した変形例と同様に、上りトラフィック量
の最も小さいチャンネル、あるいは下りトラフィック量
の最も小さいチャンネルを候補チャンネルとして選択し
ても良いことは言うまでもない。
【0040】第2実施例においては、基地局2,3ま
たは制御局5は各上りチャンネルのトラフィック量を測
定し、下りチャンネルで上りチャンネルのトラフィック
量を報知してもよい。かかる場合は移動局1は上り、下
りのトラフィック量を両方把握し、第1実施例または変
形例と同様なアルゴリズムにより、チャンネルの選
択、チャンネル切替要否の判定を行うことが可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成によれば、移動局に割り当てられた通信チャンネルの
トラフィック量が所定値を超えている場合に、この通信
チャンネルを他の通信チャンネルに切替えるから、元々
の通信チャンネルのトラフィック量を減少させることが
可能である。また、判定手段とトラフィック量測定手段
とが移動局に設けられているから、通信チャンネルの切
替処理の負担を各移動局に分散することができ、移動局
以外の通信設備における所要処理能力が軽減される。
【0042】また、請求項2記載の構成によれば、第1
のトラフィック量が第2のトラフィック量よりも所定値
以上多い場合に、移動局の通信チャンネルを他の通信チ
ャンネルに切替えるから、元々の通信チャンネルのトラ
フィック量を減少させることが可能である。また、判定
手段とトラフィック量測定手段とが移動局に設けられて
いるから、通信チャンネルの切替処理の負担を各移動局
に分散することができ、移動局以外の通信設備における
所要処理能力が軽減される。従って、請求項1,2に係
る構成によれば、何れもトラフィック量の多いチャンネ
ルのトラフィック量を減少させることができ、通信速度
の低下を防止できる。
【0043】また、請求項3記載の構成によれば、切替
手段は、上りトラフィック量が下りトラフィック量より
も多い移動局と、下りトラフィック量が上りトラフィッ
ク量よりも多い移動局とに対して同一の通信チャンネル
を割り当てるから、通信チャンネルをより効率的に割り
当てることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の移動電話システムの全体ブロック
図である。
【図2】 第1実施例における制御局5のブロック図で
ある。
【図3】 第2実施例における移動局1のブロック図で
ある。
【図4】 第1,第2実施例の処理プログラムのフロー
チャートである。
【図5】 第1,第2実施例の処理プログラムのフロー
チャートである。
【符号の説明】
14 情報量測定回路(トラフィック量測定手段) 13 判定制御回路(判定手段、切替手段) 52 情報量測定部(トラフィック量測定手段) 53 判定制御部(判定手段、切替手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡島 一郎 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 内田 慎子 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−274524(JP,A) 特開 平3−22639(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自局に割り当てられた通信チャンネル
    のトラフィック量を測定するトラフィック量測定手段
    と、測定されたトラフィック量が所定値を超えているか
    否かを判定する判定手段とを備えた移動局と、 前記トラフィック量が前記所定値を超えている場合に、
    前記移動局の通信チャンネルを他の通信チャンネルに切
    替える切替手段とを具備することを特徴とする通信チャ
    ンネル切替装置。
  2. 【請求項2】 自局に割り当てられた通信チャンネル
    における第1のトラフィック量と、他の通信チャンネル
    における第2のトラフィック量とを測定するトラフィッ
    ク量測定手段と、前記第1のトラフィック量が前記第2
    のトラフィック量よりも所定値以上多いか否かを判定す
    る判定手段とを備えた移動局と、 前記第1のトラフィック量が前記第2のトラフィック量
    よりも所定値以上多い場合に、前記移動局の通信チャン
    ネルを前記他の通信チャンネルに切替える切替手段とを
    具備することを特徴とする通信チャンネル切替装置。
  3. 【請求項3】 前記移動局から基地局に伝送されるデ
    ータのトラフィック量を上りトラフィック量とし、前記
    基地局から前記移動局に伝送されるデータのトラフィッ
    ク量を下りトラフィック量とし、前記切替手段は、前記
    上りトラフィック量が前記下りトラフィック量よりも多
    い移動局と、前記下りトラフィック量が前記上りトラフ
    ィック量よりも多い移動局とに対して同一の通信チャン
    ネルを割り当てるように前記通信チャンネルの切替を行
    うことを特徴とする請求項1または2記載の通信チャン
    ネル切替装置。
JP16839094A 1994-07-20 1994-07-20 通信チャンネル切替装置 Expired - Lifetime JP3312997B2 (ja)

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