JP3312428B2 - 放電回路 - Google Patents

放電回路

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JP3312428B2 JP16874293A JP16874293A JP3312428B2 JP 3312428 B2 JP3312428 B2 JP 3312428B2 JP 16874293 A JP16874293 A JP 16874293A JP 16874293 A JP16874293 A JP 16874293A JP 3312428 B2 JP3312428 B2 JP 3312428B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電源としてニッカド
(ニッケル−カドミウム)電池やリチウムイオン電池な
どの二次電池を使用する電子機器において、電源容量を
増加させるために、内部抵抗の低い電池の並列使用を可
能にするための電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電池を電源として用いる携帯可能な電子
機器が広く使用されている。携帯可能とするために、こ
のような電子機器では、電源として電池が用いられる。
電池は、電子機器のバッテリーパックに搭載されて使用
される。マンガン乾電池等の一次電池が用いられる場合
には、電子機器の使用可能時間を長くするために並列接
続される。しかしながら、ニッカド電池等の二次電池で
は並列接続されない。即ち、二次電池において、低い内
部抵抗を有する容量の大きな電池とその電池と容量の異
なる電池とを並列接続して電源として用いると、電子機
器に異常な充電電流が流れて発熱などの危険がある。ま
た、この異常な大電流によって二次電池の重要な特性、
つまり、充電の性能に悪影響が生じてしまう。
【0003】このため、電源に二次電池を使用する機器
では、たとえ複数の電池を搭載する機器でも、それらの
電池を順次切り換えて負荷に接続する方式がとられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電源に二次電池を複数
個搭載して、それらの電池を切り換える方式において
は、電源を供給する電池は常に一つであるから異常充電
の心配がない。しかしながら、この方式では、以下に示
すような問題がある。
【0005】即ち、電池を切り換えた時に生じる電圧の
変動が機器の動作に影響することが避けられない。ま
た、重い負荷を1本の電池にかけることになるため、過
放電あるいは放電不完全となるおそれがある。さらに、
一般的に、電池の内部抵抗は、低温になるほど大きくな
る。内部抵抗が大きくなることにより、電池から取り出
すことのできる最大電力が小さくなってしまう。
【0006】また、二次電池充電用の機器には、大型で
高価な半導体素子が必要とされる。このため、充電装置
が大型化になると共に高価になってしまう。
【0007】従って、この発明の第1の目的は、電子機
器に影響を及ぼす電池切り替え時の電圧変動を防止する
と共に、過放電や放電不完全の発生を防止することがで
きる電回路を提供することにある。
【0008】また、この発明の第2の目的は、電池を充
電する際に、電池の並列動作に不可欠な半導体スイッチ
を電流制限素子として用いることにより、小型で安価な
電回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に関わるこの発
明は、第1及び第2の端子間に並列接続される第1及び
第2の二次電池と、第1及び第2の二次電池の各出力に
接続される第1及び第2の電流制限素子及び第1及び第
2の電流検出素子と、第1及び第2の電流検出素子で第
1及び第2の二次電池から供給された電力を比較し、第
1及び第2の電流制限素子により、第1及び第2の二次
電池の内で大きい電力を有する一方を第1及び第2の端
子の一方に接続するか、または第1及び第2の二次電池
の電力が所定の範囲で同等の場合に第1及び第2の二次
電池を第1及び第2の端子にそれぞれ接続するようにし
た差動増幅器とからなり、差動増幅器の出力が第1及び
第2の電流制限素子のスレッショルドレベルを超えた所
定の範囲で第1及び/又は第2の二次電池と、第1及び
/又は第2の端子とを接続するようにしたことを特徴と
する放電回路である。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】二次電池を並列動作させるための回路は、基本
的に二本の電池の端子電圧を比較する差動増幅回路であ
って、その出力が各々の電池に接続された半導体スイッ
チを制御し、端子電圧が他方に較べて高い方の電池を負
荷に接続する。この差動増幅回路は、両方の電池の端子
電圧がほぼ等しいときに両方のスイッチを閉じるように
その動作点が選ばれる。
【0013】電池を充電するための回路は充電動作中、
半導体スイッチ素子に対して規定の充電電流を発生する
ような制御を行なう。この充電回路には、電池の端子電
圧が低く電流制限回路で消費される電力が大きいとき
に、充電電流を規定値よりも小さく抑えて半導体スイッ
チからの発熱を少なくするような特性を持たせる。
【0014】
【実施例】以下、この発明が適用された充電回路の構成
に関して図面を参照して説明する。図1には、例えば電
子機器のバッテリーパック内に装填される充電回路の回
路図が示される。図1において、充電回路は、2本の二
次電池の並列使用を可能とする作動増幅器と、二次電池
の充電電流を制御する演算増幅器と、演算増幅器に追加
されたツェナーダイオード及び抵抗からなる帰還回路と
から構成される。図1において、1及び2は、並列動作
が可能とされる二次電池である。二次電池1の+端子及
び二次電池2の+端子は、電源電圧Vccに接続され
る。この電源端子Vccには、抵抗3、抵抗4、抵抗
5、抵抗6、抵抗7の夫々の一端が接続される。抵抗3
の他端は、抵抗8を介して接地されると共に、演算増幅
器9の非反転入力端子に接続される。また、抵抗7の他
端は、抵抗10を介して接地されると共に、演算増幅器
11の非反転入力端子に接続される。
【0015】演算増幅器9の反転入力端子は、抵抗12
の一端及び抵抗13の一端に接続される。抵抗12の他
端は、ツェナーダイオード14のアノードに接続され、
そのカソードは、二次電池1の−端子に接続される。ま
た、ツェナーダイオード14のカソードは、抵抗15の
一端を介してMOSFET16の一端に接続される。抵
抗15の他端は、抵抗4の他端及びトランジスタ17の
ベースに接続される。なお、MOSFET16及び後述
するMOSFET22は、スイッチとして用いられる。
なお、以下、MOSFET16をスイッチ16とし、M
OSFET22をスイッチ22とする。
【0016】演算増幅器11の反転入力端子は、抵抗1
8の一端及び抵抗19の一端に接続される。抵抗18の
他端は、ツェナーダイオード20のアノードに接続さ
れ、そのカソードは、二次電池2の−端子に接続され
る。また、ツェナーダイオード20のカソードは、抵抗
21の一端を介してスイッチ22の一端に接続される。
抵抗21の他端は、抵抗6の他端及びトランジスタ23
のベースに接続される。なお、トランジスタ17とトラ
ンジスタ23とで差動増幅器が形成される。
【0017】演算増幅器9の出力端子は、抵抗24を介
してスイッチ16のゲート及びトランジスタ25のコレ
クタに接続される。トランジスタ25のエミッタは、ス
イッチ16の他端に接続されると共に、抵抗13の他端
に接続される。
【0018】演算増幅器11の出力端子は、抵抗26を
介してスイッチ22のゲート及びトランジスタ27のコ
レクタに接続される。トランジスタ27のエミッタは、
スイッチ22の他端に接続されると共に、抵抗19の他
端に接続される。
【0019】トランジスタ25のベースは、抵抗28及
び抵抗29の一端に接続される。抵抗28の他端は、ト
ランジスタ25のエミッタ及び抵抗30の一端に接続さ
れる。これに対して、トランジスタ27のベースは、抵
抗31及び抵抗32の一端に接続される。抵抗31の他
端は、トランジスタ27のエミッタ及び抵抗33の一端
に接続される。なお、抵抗30及び33は、電流検出用
の抵抗である。
【0020】抵抗29の他端は、トランジスタ23のコ
レクタに接続される。また、抵抗32の他端は、トラン
ジスタ17のコレクタに接続される。トランジスタ23
のエミッタとトランジスタ17のエミッタとは、接続点
34で接続される。また、抵抗30の他端及び33の他
端は、接続点35で互いに接続され、接続点35は接地
される。
【0021】接続点34は、抵抗5を介して電源電圧V
ccに接続されると共に、スイッチ36の固定端子に接
続される。接続点35は、スイッチ36の可動端子に接
続される。なお、スイッチ36がオンされることによ
り、二次電池の充電が開始される。
【0022】以下、この発明が適用された充電回路の動
作に関して、負荷接続時の動作の概略を説明する。な
お、負荷接続時には、スイッチ36がオフされる。トラ
ンジスタ17及び23からなる差動増幅器には、二次電
池1及び2の電力が供給され、この電力は比較される。
この比較の結果、電力が他方に比べて大きいとされた二
次電池により、負荷に対して電力の供給が行なわれる。
【0023】以下に充電時の動作の概略を説明する。充
電時には、外部の電源機器が接続されると共に、スイッ
チ36がオンされる。これにより、差動増幅器が動作さ
れなく、二次電池1及び2が外部の電源機器により充電
される。
【0024】以下に、上述の充電回路に関する原理的な
構成及び動作を詳述する。図2には、二次電池の並列使
用を可能にする差動増幅器の原理図が示される。なお、
図2において、図1に参照した符号と同一の符号が付さ
れているものは、同じ素子を示す。二次電池1及び2の
+端子は、電源電圧Vccに接続される。二次電池1及
び2の−端子は、差動増幅器37の入力端子にそれぞれ
接続される。差動増幅器37の出力は、スイッチ16及
び22のそれぞれのゲートに印加される。スイッチ16
及び22の一方の端子は、対応する入力端子にそれぞれ
接続されると共に、二次電池1及び2の−端子にそれぞ
れ接続される。また、スイッチ16及び22の他方の端
子は接地される。
【0025】このような構成の差動増幅器において、差
動増幅器37は、2本の二次電池1と2との端子電圧を
比較する。なお、差動増幅器37の入出力特性は、図3
に示される。図3において、横軸は二次電池の端子電圧
の大きさを、縦軸は差動増幅器の出力電圧の大きさをそ
れぞれ示す。38で示される実線はスイッチ16の出力
電流を、39で示される実線はスイッチ22の出力電流
をそれぞれ示す。また、aで示される領域では、両方の
電池から負荷に電力が供給される。bで示される点線
は、スイッチ16及び22が動作するためのスレショル
ドレベルである。すなわち、この点線bで示すスレショ
ルドレベル以下となると、スイッチ16及びスイッチ2
2が動作できないため、2本の二次電池1及び/又は2
の充電又は放電が行われない。
【0026】2本の二次電池の端子電圧がほぼ等しい領
域aでは、スイッチ16と22とが両方ともオンされる
ような特性を持つように設計される。2本の二次電池が
両方とも負荷に接続されている時の領域aの幅は、使用
される二次電池に許容されている充電電流の大きさによ
って制限される。即ち、2本の二次電池の端子電圧が異
なる範囲(領域a以外の領域)において、端子電圧が高
い方の二次電池は、端子電圧が低い方の二次電池を充電
する。この時の充電電流の大きさは、二次電池に許容さ
れている充電電流の最大値を越えることはできない。こ
の充電電流の大きさは、領域aの幅と、二次電池の内部
抵抗、スイッチの残留抵抗によって決定される。MOS
FETの代わりにバイポーラトランジスタをスイッチン
グ素子として用いるようにしても良い。
【0027】ここで、二次電池1の端子電圧の方が二次
電池2の端子電圧よりも充分高い場合を想定する。差動
増幅器37の出力は、スイッチ16だけをオンにする。
これにより、二次電池1のみにより、電力が負荷に供給
される。その後、二次電池1の端子電圧はしだいに低下
して、二次電池2の端子電圧と同等になる。両方のスイ
ッチ16及び22がオンする領域aになると、上述のよ
うに、二次電池1から二次電池2を充電する方向に充電
電流が生じ、2本の二次電池の端子電圧は急速に平衡す
る。一旦、この平衡状態に達すると、その後は、2本の
二次電池1及び2の両方により、負荷電流が供給され
る。各々の二次電池から供給される電流の大きさは各電
池の内部抵抗等の特性の不一致により必ずしも等しくは
ない。このため、端子電圧が等しくても、より内部抵抗
が低い電池や、より充電量が多い電池の方が、より多く
の負荷電流を供給するように差動増幅器37により制御
され、電子機器に対して非常に効率の良い電力の供給が
行われる。
【0028】図4には、並列接続された二次電池の充電
回路の原理図が示される。図4において、図1に参照し
た符号と同一の符号が付されているものは、同じ素子を
示す。図4において、充電電流値を決定するための基準
電圧が入力される端子40が演算増幅器9の非反転入力
端子に接続される。演算増幅器9の出力は、抵抗24
介してスイッチ16のゲート及びスイッチ41の可動端
子にそれぞれ供給される。スイッチ41の固定端子は、
差動増幅器37の出力に接続される。スイッチ16の一
方の端子は、二次電池1を介して電源電圧Vccに接続
される。また、スイッチ16の他方の端子は、演算増幅
器9の反転入力端子に接続されると共に、抵抗30を介
して接地される。なお、スイッチ16は、電流制限素子
として用いられている。
【0029】このようなスイッチの共用は、電池を充電
する動作と電池から電力を取り出す動作とは同時には起
こり得ないという単純な事実に起因する。図2の差動増
幅器37に演算増幅器9の出力をハイインピーダンスに
するための制御を行なえば、スイッチ16を充電回路に
使用することができる。同様に、差動増幅器37に演算
増幅器11の出力をハイインピーダンスにするための制
御を行うことにより、スイッチ22を充電回路に使用す
ることができる。充電回路の動作は、もう一方の電池の
状態とは無関係であるから、図4には回路の一方しか示
していない。
【0030】ここで、図4に示される抵抗24の働きに
ついて説明する。充電回路の動作自体にはこの抵抗は不
要である。しかし、差動増幅器37の負荷として抵抗2
4を用いると、演算増幅器9を並列動作時の保護回路と
して機能させることが可能となる。つまり、図4に記さ
れている矢印Mは充電電流の方向を示している。放電電
流は当然矢印Mとは反対向きであるから、放電動作中の
演算増幅器9の出力は、電源電圧付近まで上昇してい
る。上述したように、端子電圧の異なる電池が並列動作
する場合、一時的に充電電流が生じる。この時の電流の
大きさは通常は差動増幅器37の特性によって制限され
る。しかしながら、もしなんらかの不具合によって、こ
の電流が制限されないような事態に陥った場合、端子
から入力された基準電圧と抵抗30とによって設定さ
れる充電電流値を上回る電流が矢印方向Mに流れると、
演算増幅器9の出力電圧が低下してスイッチ16がオフ
される。
【0031】図5には、スイッチ16の発熱を抑制する
帰還回路の回路図が示される。図5において、演算増幅
器9の非反転入力端子には、端子40から基準電圧が供
給される。演算増幅器9の出力は、抵抗24を介してス
イッチ16のゲートに供給される。スイッチ16の一方
の端子は、抵抗30を介して接地されると共に、抵抗1
3を介して演算増幅器9の反転入力端子に接続される。
また、演算増幅器9の反転入力端子は、抵抗12を介し
てツェナーダイオード14のアノードに接続される。ツ
ェナーダイオード14のカソードは、スイッチ16の他
方の端子に接続されると共に、二次電池1の−端子に接
続され、その+端子は電源電圧Vccに接続される。
【0032】以下、この回路の動作を説明する。二次電
池1を電圧Vccまで充電する場合、二次電池1が端子
電圧の低い初期において、充電電流は充電を完了するま
で増大し続ける。充電がある程度進むと、スイッチ16
で消費される電力は充電の初期に比べて小さくなる。こ
の時点において、充電電流は定格一杯まで増加可能とさ
れる。この時点の切り換えがツェナダイオード14で行
われる。このように、充電電流を制限することにより、
スイッチの発熱を効果的に抑制することができる。
【0033】図6には、抵抗12及びツェナダイオード
14がない場合(符号42参照)、抵抗12及びツェナ
ダイオード14がある場合(符号43参照)及び抵抗1
2のみがある場合(符号44参照)の充電電流の変化が
模式的に示される。なお、図6において、横軸は二次電
池の電圧を、縦軸は充電電流を示す。また、cで示され
る領域は、ツェナダイオード14の電圧分を示す。
【0034】図6において、抵抗12及びツェナダイオ
ード14がない場合には、42に示されるように、充電
の開始から終了まで同一の電流が流れる。このため、二
次電池の電圧が低い時に、過大な電流が流れてしまう。
従って、スイッチ16が発熱してしまう。また、44に
示されるように、抵抗12のみを使用する場合には、充
電の開始から終了まで、徐々に充電電流が増加される。
しかしながら、このような充電は、時間を要してしま
う。そこで、43に示されるように、充電開始時には、
充電電流が低く設定され、二次電池の電圧が所定レベル
以上になると、一定の電流で充電が行われるようにす
る。これにより、充電開始時に、電流制限素子として使
用されているスイッチ16に対して過大な電流を流すこ
となく、スイッチ16の両端にかかる電圧に応じてスイ
ッチ16を流れる電流の大きさを制御することができ、
しかも、充電を短時間で終了することが可能になる。
【0035】図7には、この発明による充電回路の使用
例が示される。外部の電源装置45が接続されている時
には、負荷47からの制御信号CSにより、充電回路4
6内の二次電池が充電される。外部の電源装置45が充
電回路46から切り放されると、充電回路46から負荷
47に電力が供給される。負荷47から充電回路46を
考えると、充電回路46の内部抵抗を考慮する必要がな
い。つまり、充電回路46では、二次電池が並列接続さ
れているので、内部抵抗を低く抑えることができる。
【0036】
【発明の効果】この発明に依れば、エネルギー密度の高
い電池を並列使用することが可能になり、二次電池を電
源とする携帯可能な電子機器の連続使用時間を飛躍的に
延ばすことができる。二次電池を並列使用することで、
低温環境における電池性能の低下を抑えることができ、
並列接続された電池は1本毎に新しい電池と交換するこ
とができるので、電池動作を非常に長時間にわたって継
続することができる。バッテリーパックに充電回路を内
蔵したことで、電池として経済的な二次電池を使用する
ことができる。二次電池を充電するための回路素子とし
て、大型で高価な半導体素子を追加する必要がなく、装
置全体として小型軽量化を図ることができ、価格を低く
抑えることができる。充電回路では、充電電流を制限す
るために相当の発熱が避けられないが、充電される二次
電池の端子電圧が低いときの充電電流を小さく抑えるこ
とで最大の発熱量を制限することができ、機器内部の放
熱設計の負担を軽減することができる。この発明による
回路全体を外部の回路からみたとき、2本の電池が並列
に接続されるため、負荷側からみた電源の内部抵抗は電
池を1本だけ使用したときに比べて低くなるので、負荷
変動にともなう電源電圧の変化を小さく抑えて安定した
電力供給が可能である。また、あたかもひとつの電池の
ように取り扱うことができるので、機器設計が容易であ
る。さらに、二次電池の充電時には、電池を装着したま
まで外部電源から行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による充電回路の回路図である。
【図2】二次電池の並列使用を可能にする差動増幅器の
原理図である。
【図3】差動増幅器の入出力特性を示す図である。
【図4】並列接続された二次電池の充電回路の原理図で
ある。
【図5】スイッチの発熱を抑制する帰還回路の回路図で
ある。
【図6】充電電流の変化を模式的に示す図である。
【図7】この発明による充電回路の使用例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2 二次電池 9、11 演算増幅器 14、20 ツェナーダイオード 16、22 MOSFET 17、23 トランジスタ 37 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の端子間に並列接続される
    第1及び第2の二次電池と、 上記第1及び第2の二次電池の各出力に接続される第1
    及び第2の電流制限素子及び第1及び第2の電流検出素
    子と、 上記第1及び第2の電流検出素子で上記第1及び第2の
    二次電池から供給された電力を比較し、上記第1及び第
    2の電流制限素子により、上記第1及び第2の二次電池
    の内で大きい電力を有する一方を上記第1及び第2の端
    子の一方に接続するか、または上記第1及び第2の二次
    電池の電力が所定の範囲で同等の場合に上記第1及び第
    2の二次電池を上記第1及び第2の端子にそれぞれ接続
    するようにした差動増幅器とからなり、 上記差動増幅器の出力が上記第1及び第2の電流制限素
    子のスレッショルドレベルを超えた所定の範囲で上記第
    1及び/又は第2の二次電池と、上記第1及び/又は第
    2の端子とを接続するようにしたことを特徴とする 放電
    回路。
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