JP3311175B2 - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル画像データを入
力して、入力データよりも少ないビット数の画像データ
に変換処理する画像処理方法及びその装置に関し、特
に、例えば、強誘電性液晶を用いた2値または4値等の
少ない階調数の階調表現能力を有するディスプレイに対
し、中間調画像の表示を可能とする画像処理方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】強誘電性液晶(以下、FLCという)デ
ィスプレイは、液晶ディスプレイの中でも、液晶が電界
の印加によって変化した表示状態を保持する“メモリ
性”という特徴を有していることから、走査線数が何本
にもなっても、そのためにコントラストが低下すること
はなく、単純マトリクス構造でも大画面かつ高精細な表
示が可能なデバイスとして注目されている。
【0003】しかしながら、FLCは基本的に1つの素
子で2階調しか表現することができず、又、1画素を複
数の素子で表示する場合であっても、4値,6値,8値
等、その階調表現能力は低かった。従来より、階調表現
能力の低い表示デバイスの階調表現能力を向上させる手
法としてディザ法、誤差拡散法などの中間調処理が用い
られている。これらの中間調処理の手法はすでに2値出
力のプリンタ装置等に広く適用されている。
【0004】ディザ法は入力値を所定の閾値と比較する
ことにより出力値を決定するが、この閾値を一定領域内
で変化させることにより一定領域内でマクロ的に中間調
を表現する。このディザ処理を多値出力のデバイスに対
して行う多値ディザの例として、8ビット入力データに
対して2×2ディザ・マトリクスによる4値ディザ処理
を行なって、0〜3の4値の出力を得る場合について図
に従って説明する。
【0005】2×2ディザ・マトリクスの4値ディザの
場合、図2に示すような各々三つの閾値を持つ四つの閾
値テーブルを、図3に示すようなディザ・マトリクスの
各セルに対応させて用いる。画像データ中の各画素に対
し縦横とも2画素周期でこのディザ・マトリクスを移動
してあてはめ、対応する画像データと閾値テーブルのう
ちの適当なものとを比較して、デバイスが出力可能な4
値のうちのいずれかを選択して出力する。例えば、入力
データが100であり、その画素位置が図3のディザ・
マトリクスの1の位置に当たる時は閾値テーブル1が適
用される。この場合、100は閾値テーブル1中の二番
目に小さい閾値95よりも大きいため出力値は2とな
る。しかし、その画素位置がディザ・マトリクスの2の
位置に当たる場合は閾値テーブル2が選択され、入力値
が同じ100であっても、閾値117より小さいので出
力値は1となる。ディザ・マトリクスの3,4の位置に
当たる場合も出力は1となる。すると、この2×2の領
域に於いて2/1/1/1の出力の組み合わせとなり、
このマトリクス全体として1.25の中間調を表現する
ことになる。また、その他の入力値に対しても同様の処
理を行うと、図2に示すような入力値/出力値の対応が
各画素位置によって得られ、その組み合わせとして疑似
的に中間調を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ディスプレ
イ等に上記ディザ処理した画像を連続的に動画像表示す
る際、入力データにノイズが混入するようなシステム構
成の場合、本来同じ入力値であるはずにもかかわらず、
ノイズにより入力データが上記閾値付近を変動しながら
変化することがある。
【0007】例えば、図2において、閾値テーブル1と
比較されるべき画素位置の入力データが、Nフレーム目
では94であったものが、N+1フレーム目ではノイズ
により94から96になった場合、出力値は1から2に
変化する。さらに、N+2フレーム目で入力データが再
び94になると出力値も2から1に変化する。そのた
め、入力値の変動はわずかであっても出力の変化にはそ
れが拡大して現れてしまう。このような現象が画像全体
に渡って起こると画面全体がちらつく現象、いわゆるシ
ンチレーション・ノイズが生じ、動画像表示の品位を著
しく低下させる。またこの問題は出力値の階調数が多く
なるほど、すなわち上記閾値の数が多くなるほど発生頻
度が高くなりやすいといった欠点があった。
【0008】本発明は上述した従来技術の欠点を除去
し、シンチレーション・ノイズの発生を抑え、高品位な
画像を表示することができる画像処理方法及び装置の提
供を目的とする。本発明の他の目的は、1画素のデータ
を複数の閾値を用いて少なくとも3レベル以上の多値デ
ータに量子化する際、シンチレーション・ノイズの発生
を抑えることができる画像処理方法及び装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、1画素のデータを複
数の閾値を用いて多値データに量子化する際、全ての閾
値に対し、上位閾値及び下位閾値を設けることで、全て
の閾値近傍で発生する可能性があるシンチレーション・
ノイズの発生を抑えることができる画像処理方法及び装
置を提供することにある。本発明の更なる目的は、複数
の閾値の各閾値ごとに標準閾値からの変位量を変化させ
ることで、シンチレーション・ノイズの軽減と高画質化
を両立できる画像処理方法及び装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために本発明の画像処理装
置は、以下のような構成からなる。即ち、画像データを
入力する入力手段と、前記入力手段で入力した1画素の
入力画像データを複数の閾値を用いて量子化する量子化
手段と、前記量子化手段により量子化されたデータを画
面単位で記憶する記憶手段と、前記記憶手段に画面単位
で記憶されているデータに基づき画像を出力する出力手
段とを有し、前記複数の閾値は、それぞれ、上位閾値、
標準閾値と下位閾値を有し、前記量子化手段は前の画面
の量子化データが、標準閾値より低いレベルにある時、
現在の画面の画像データを上位閾値を用いて量子化し、
前の画面の量子化データが標準閾値より高いレベルにあ
る時、現在の画面の画像データを下位閾値を用いて量子
化し、前記標準閾値と上位閾値または下位閾値との変位
は複数の閾値によってそれぞれ異なることを特徴とす
る。
【0011】又、他の発明によれば、画像データを入力
する入力工程と、前記入力手段で入力した1画素の入力
画像データを複数の閾値を用いて量子化する量子化工程
と、前記量子化工程により量子化されたデータを画面単
位で記憶する記憶工程と、前記記憶工程で画面単位で記
憶されているデータに基づき画像を出力する出力工程と
を有し、前記複数の閾値は、それぞれ、上位閾値、標準
閾値と、下位閾値を有し、前記量子化工程は前の画面の
量子化データが、標準閾値より低いレベルにある時、現
在の画面の画像データを上位閾値を用いて量子化し、前
の画面の量子化データが標準閾値より高いレベルにある
時、現在の画面の画像データを下位閾値を用いて量子化
し、前記標準閾値と上位閾値または下位閾値との変位は
複数の閾値によってそれぞれ異なることを特徴とする画
像処理方法を備える。
【0012】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明の代表的な実施例である画
像処理システム(以下、システムという)の構成を示す
ブロック図である。このシステムではラスタ・フレーム
化されたアナログの動画像信号を入力し、これをA/D
コンバータ101により8ビット(bit)のデータに
ディジタル化する。生成された8bitの多値ディジタ
ル画像信号(Ii )は、画像処理装置102において、
多値ディザ法により、例えば2bitのデータに量子化
される。得られた量子化画像データは量子化フレームバ
ッファ103に蓄えられる。この量子化画像データは表
示制御装置104により読み出され、FLCディスプレ
イ等のディスプレイ105に表示される。このような一
連の動作は画像データ入力に対してリアルタイムに行わ
れる。
【0013】さて、システムに入力されるアナログの動
画像信号は転送系(不図示)に混入するノイズを含んで
いるものであり、A/Dコンバータ101におけるA/
D変換処理においても、アナログ信号に特有な不完全波
形による変換誤差が生じる。従って、画像処理装置10
2に入力されるディジタル画像信号は、アナログ画像信
号の送信側で生成した元々のディジタルデータに対して
ノイズ成分を持つ事になる。ただし、このシステムにお
いては、こうしたノイズ成分は標準偏差の様な数値によ
って統計的に扱う事がある程度可能であるとする。
【0014】図4は画像処理装置102の詳細な構成を
示すブロック図である。以下、図4を参照して画像処理
装置102の構成と動作について説明する。まず、30
1はディザ処理のための複数の閾値テーブルを格納する
閾値メモリであり、図4に示すように、閾値メモリ30
1は標準閾値テーブル(ItcTab)302と、上位閾値テ
ーブル(IthTab)304と、下位閾値テーブル(ItlTa
b)305とを格納する。そして、上位閾値テーブル3
04と下位閾値テーブル305は合わせて変位閾値テー
ブル303と呼ぶ。
【0015】変位閾値テーブル303には、標準閾値テ
ーブル(ItcTab)302に設定された閾値からプラス方
向とマイナス方向に各々、δh ,δl だけ離れた値が保
持されている。δh ,δl は、各閾値ごとに値を持つ事
が可能であり、上位閾値テーブル(IthTab)304と下
位閾値テーブル(ItlTab)305には各々、閾値ごとに
独立した変位閾値を設定する事ができる。本実施例で
は、変位閾値としてディジタル画像信号(Ii )に含ま
れるノイズの振幅の標準偏差に基づいた値を一様に設定
する。
【0016】例えば、図2に示した閾値テーブル1を例
にすると、標準閾値テーブル(ItcTab)302には(1
0,95,180)の閾値が格納され、δh ,δl=3
とすると、上位閾値テーブル(IthTab)304には(1
3,98,183)の閾値が格納され、下位閾値テーブ
ル(ItlTab)305には(7,92,177)の閾値が
格納されている。又、これは閾値テーブル2,3,4に
ついても同様である。
【0017】一方、閾値選択器308はディジタル動画
像信号(Ii )と、現在処理中の画素と同じ位置に当た
る、1つ前のフレームの量子化(ディザ処理)されたデ
ータ(Qprev)を量子化フレームバッファ103から入
力し、これら2つの値の比較結果に従って、閾値メモリ
301に保持されている複数の閾値テーブルから、最も
適当な閾値テーブルを選択してディザ処理器309に供
給する。尚、量子化データQは入力データに合わせ8b
itに変換された値とする。例えば4値化する場合、そ
の量子化結果は(0,1,2,3)となるが、その場合
Qは、それぞれ8bitでは(0,85,170,25
5)となる。
【0018】ディザ処理器309は、ディジタル画像信
号(Ii )を入力し、閾値選択器308から供給される
閾値テーブル(It )と比較することによってディジタ
ル画像信号(Ii )によって表される画素を表すビット
数よりも少ないビット数のデータ(Qcur )に変換し
て、これを量子化フレームバッファ103の対応する位
置に格納する。タイマ回路306は、一定の時間の経過
を検出して閾値選択器308に検出信号を送る。閾値選
択器308は、検出信号の受信を契機として閾値テーブ
ル選択処理を行うと同時に、タイマ回路306をリセッ
トする。
【0019】次に、画像処理装置102におけるディザ
処理について、図5に示すフローチャートを参照して説
明する。このフローチャートは不図示の制御部により実
施される。ここでは、特に、閾値選択器308とディザ
処理器309の処理について扱う。まず、ステップS4
01では、閾値選択器308において、入力されたディ
ジタル画像データ(Ii )が、ディザ処理の結果得られ
る量子化データQk (k=0,1,2,…,2N-1 ;Nは量子化デ
ータのビット数)の内、どの隣接する2つの値の間に存
在するかを求める。この量子化データQk を各々、8b
itに変換するとI0,I1,…,Ik,Ik+1,…,IN
となる。例えば、N=2とすると、量子化データQ0,
Q1,Q2,Q3の4つの値をとる。そして、8bitに
変換するとQ0の値はI0=0、Q1の値はI1=85、Q
2の値はI2=170、Q3の値はI3=255となる。こ
こで、ステップS401ではIk≦Ii≦Ik+1となるk
の値を求める。
【0020】例えば、Ii=20の場合、kの値は0と
なる。そして、このkの値に基づき多値のディザ処理に
おいて比較すべき標準閾値(Intc )を決定する。k=
0の場合は、1番小さい閾値、k=1の場合は2番目に
小さい閾値というように、kの値に応じて標準閾値が決
まる。ステップS402では、タイマ回路306からタ
イムアウト検出信号が出されたかどうかを調べ、その信
号が検出していなければ処理はステップS403に進
み、一方、その信号が検出されたならば処理はステップ
S409に進む。
【0021】ステップS403では、現在処理中の画素
位置に対応する前フレームの量子化データ(Qprev)を
量子化フレームバッファ103から読み出して標準閾値
(Intc )との間で大小を比較する。ここで用いる量子
化データ(Qprev)も、8bitに換算されたものを用
いる。そして、Qprev>Intc である場合、処理はステ
ップS404に進み、現処理における閾値(It )とし
て下位閾値(Intl )を用いることとする。これに対し
て、Qprev≦Intc である場合、処理はステップS40
5に進み、閾値(It)として上位閾値(Inth )を用
いることとする。いづれの結果にせよ、ステップS40
3〜S405の処理によって定められた閾値(It )は
ディザ処理器309に出力される。これにより、ディザ
処理器309において実際に用いられる閾値が選択され
る。
【0022】続いてステップS406〜S408では、
ディザ処理器309が、閾値選択器308によって選択
及び出力される閾値(It )と入力ディジタル画像信号
(Ii )とを用いてディザ処理を行う。即ち、It とI
i との大小関係をステップS406において調べ、Ii
>Itであるなら、処理はステップS407に進み量子
化データ(Ik+1 )を選択し、Ii ≦It であるなら、
処理はステップS408に進み量子化データ(Ik )を
選択する。
【0023】一方、ステップS402においてタイムア
ウトが検出された場合、処理はステップS409に進
み、タイマ306のリセットを行う。次に処理はステッ
プS410〜S412において、ディザ処理器309が
標準閾値(Intc )と入力ディジタル画像信号(Ii )
とを用いてディザ処理を行う。即ち、Intc とIi との
大小関係をステップS410において調べ、Ii >Int
c であるなら、処理はステップS411に進み量子化デ
ータ(Ik+1 )を選択し、Ii ≦Intc であるなら、処
理はステップS412に進み量子化データ(Ik )を選
択する。
【0024】ここで、以上の処理を図6を参照してまと
める。即ち、標準閾値(Intc )関して、δh 及びδl
の変位を持った上位閾値(Inth )及び下位閾値(Int
l )を設定する。ある画素位置におけるディジタル画像
信号(Ii )が入力された時に、同じ画素位置における
前フレームの量子化結果(Qprev)が標準閾値(Intc
)よりも大きい場合は、図6の矢印501が示すよう
に閾値をIntlとしIi >Intl であるかどうかをディ
ザ処理器309で調べる。一方、Qprev≦Intc である
場合は、図5の502が示すように閾値をInthとし、
Ii >Inth であるかどうかをディザ処理器309で調
べる。
【0025】従って本実施例に従えば、前フレームのデ
ィザ処理結果に基づいて閾値を適宜シフトすることが可
能になり、閾値付近で振動する入力信号に対して、その
振幅が|δl |+|δh |を越えない限り、出力はIk
またはIk+1 のいずれかに固定され、入力データが同じ
であるにもかかわらず、ノイズの影響によりデイザ処理
結果が両者(Ik とIk+1 )の間で振動することは抑止
することができる。
【0026】又、本実施例では、図2に示した如く、1
画素のデータを量子化する場合に、複数の閾値を用い
て、1画素のデータを多値データに量子化するものであ
り、全ての閾値に対し、上位閾値及び下位閾値を設ける
ことでシンチレーションノイズの発生を抑えることがで
きる。また、上位及び下位閾値を用いて、ディザ処理を
行う場合、本来最適化されている標準閾値とはずれた閾
値を用いることから画質に悪影響を及ぼすこととなる
が、本実施例においては、図5のフローチャートでも説
明した如く、所定時間ごとに標準閾値を用いて、ディザ
処理を行うので、画質の劣化を抑えることができる。
【0027】以上説明したように第1実施例によれば、
各画素あたりn階調の第1動画画像データを入力してn
より少ない階調数の第2動画画像データに変換する場合
に、1フレーム前の、第1動画画像データの画素位置に
対応する、第2動画画像データとを比較し、その比較結
果に従って、上記変換のための選択された閾値に対して
微小量を動的に変更し、フレーム間のデータの連続性を
考慮した変換結果を得ることができるので、混入するノ
イズによって上記選択された閾値をまたいで振動するよ
うな第1動画画像データが入力されたとしても、そのた
めに出力される第2動画画像データが振動することが抑
制されるという効果がある。
【0028】これによって、得られた第2動画画像デー
タをディスプレイなどに表示しても画素の点滅によるス
パークリングノイズを抑止することができ、より高い表
示品質に資する。第1実施例の図1には示さなかった
が、通常画像表示システムにおいては、入力画像データ
に対し、ディスプレイの表示特性に応じた入出力特性の
変換、いわゆるガンマ変換処理が必要となる。
【0029】入力された画像データに対してガンマ変換
を施すような場合、ガンマ特性曲線の傾きによってもと
もとのノイズが拡大されたり、縮小されたりする現象が
生じる。そのため、仮にもとの入力画像データに含まれ
るノイズが一様な振幅特性であってもガンマ変換の結
果、ノイズの振幅が一様でなくなる。しかしながら、前
記第1実施例では、上位閾値列、下位閾値列が標準閾値
列に対して持つ変位列は一定のまま設定していたため、
ノイズ振幅の拡大された領域ではシンチレーション・ノ
イズが発生してしまう恐れがあり、またノイズ振幅が縮
小された領域では上位及び下位閾値が標準閾値から離れ
すぎることとなるため画質に劣化が生じていた。
【0030】そこで、各閾値ごとに標準閾値からの変位
量を変化させることで、シンチレーション・ノイズの軽
減と高画質化を両立できる例を第2実施例として以下説
明する。 [第2実施例]図7は、本発明の第2実施例における画
像表示システムの構成を示したブロック図である。この
システムはラスタ・フレーム化されたアナログの動画像
信号を入力し、これをA/Dコンバータ201により8
ビット(bit)のデータにディジタル化する。生成さ
れたディジタル画像信号に、ガンマ特性付加回路202
によりCRTの持つガンマ特性を付加する(詳細は後述
する)。その後、画像処理装置203に於いてディザ処
理により、例えば2bitのデータに量子化する。得ら
れた量子化画像データは量子化フレームバッファ204
に蓄えられる。このデータは表示制御装置205により
随時読出され、ディスプレイ106に表示される。これ
らの一連の動作は画像データ入力に対してリアルタイム
に行われている。
【0031】このシステムに入力されるアナログの動画
像信号は転送系に混入する外来ノイズを含んでいる。ま
たA/Dコンバータ201におけるA/D変換処理にお
いて、アナログ信号に特有な波形の不完全性による変換
誤差が生じる。これらにより、画像処理装置203に導
かれるディジタル画像信号は、アナログ画像信号の送り
側に存在するもともとのディジタル・データに対してノ
イズ成分を持つことになる。ただし、このシステムにお
いては、こうしたノイズ成分は標準偏差のような数値に
よって統計的に扱うことが可能である。
【0032】図8は、画像処理装置203の詳細図であ
る。以下、図面に沿って説明を行う。まず、閾値メモリ
701は複数の閾値テーブルから成る。すなわち、標準
閾値テーブル(ItcTab)702、上位閾値テーブル(It
hTab)704、下位閾値テーブル(ItlTab)705を持
つ。上位閾値テーブル704と下位閾値テーブル705
は併せて変位閾値テーブル703と呼ぶ。変位閾値テー
ブル703には、標準閾値テーブル702に設定された
閾値から上下にδh ,δlだけ離れた値が保持されてい
る。δh ,δlは、各閾値ごとに値を持つことが可能
で、従って上位閾値テーブル704と下位閾値テーブル
705には、閾値ごとに独立した値をそれぞれ設定する
ことが可能になっている。設定値に決め方については後
述する。
【0033】一方、閾値選択器707はガンマ特性付加
回路202から送られてきたディジタル動画像信号Ii
を入力し、又量子化フレームバッファ204中の現在処
理中の画素位置の前フレームのデータQprevを入力す
る。そして、閾値メモリに保持されている複数の閾値か
ら、適当な閾値を選択してディザ処理器708に供給し
ている。閾値の選択方法については後述する。ディザ処
理器708は、ディジタル画像信号Iiを入力し、閾値
選択器707から供給される閾値と比較することによっ
てIiよりも少ないビット数のデータに変換して、量子
化フレームバッファ706の処理中の画素の位置に格納
する。
【0034】図9は、閾値選択器707における処理及
びそれに引き続くディザ処理器708における処理を説
明するフローチャートである。まずステップS501で
は、閾値選択器707において、入力されたディジタル
画像データIiが、画像処理の結果得られる量子化デー
タQn(n=0,1,2,…2N-1;Nは量子化データの
ビット数)の内のどの隣あう2値の間に存在するかを求
める。ここで、Qnは前記第1実施例でも述べた如く、
N=2の場合、Q0=0,Q1=85,Q2=170,Q3
=255となる。そして、Qn≦I<Qn+1となるnの値
を求める。これによって多値のディザ処理において比較
すべき標準閾値Intcが決まる。例えば、Ii=120の
場合n=1となる。そして図2に示した閾値テーブル1
ではn=1の場合Intc=95となる。
【0035】ステップS502では、nの値に応じた閾
値Intcを閾値テーブルItcTab702から得る。ステッ
プS503では、現在処理中の画素位置に対応する前フ
レームの量子化データQprevを量子化フレームバッファ
706から読み出し、続いてステップS504でQprev
とIntcとの間で大小を比較する。ここで用いられるQp
revは2ビットの4値データに量子化する場合、量子化
結果が0の場合Qprev=0、量子化結果が1の時Qprev
=85、量子化結果が2の時Qprev=170、量子化結
果が3の時Qprev=255となる。
【0036】もし、Qprevの方が大きい場合は、現在画
素処理における閾値Itとして下位閾値Intlを用い、Q
prevの方が小さい場合は上位閾値Intuを用いることと
し、閾値選択器707はItをディザ処理器708に出
力する。これにより、ディザ処理器708において実際
に用いられる閾値が選択される。続いてディザ処理器7
08において、閾値選択器707によって選択及び出力
されるItと入力ディジタル画像信号Iiとを用いてステ
ップS507に示すようにディザ処理を行う。ディザ処
理器708はディザ処理の結果得られた出力値Qcurを
量子化フレームバッファ706の現画素位置に書き込
む。
【0037】次に、標準閾値に対する上位閾値、下位閾
値がそれぞれ持つ変位の設定について述べる。比較的少
数のレベルを持つ液晶ディスプレイでディザ法を用いる
とマクロ的には線形な入力/輝度特性が得られるが、一
方CRTはガンマ特性と呼ばれる非線形な入力/輝度特
性を持つ。CRT互換の液晶ディスプレイ装置の場合、
CRTから置き換えた際に利用者に色の違和感を与える
のを防ぐためにはCRTと同様の非線形な特性をインタ
フェースの部分で意図的に付加したほうが好ましい。こ
のため、本実施例のディスプレイインタフェースには図
7で示した如くガンマ特性付加回路202が設けられて
いる。
【0038】ガンマ特性付加回路202では、A/Dコ
ンバータ101からのディジタル化された入力画像信号
に対し、図10のAに示したような特性を付加する。こ
の時ノイズに対しても図10のBに示したように同様な
特性が加えられる。その際、図11に示されるように、
ガンマ特性に曲線の傾きが1より小さい領域ではノイズ
の振幅は縮小されるが、傾きが1より大きい領域では逆
にノイズの振幅が拡大される現象が生じる。したがっ
て、標準閾値からの変位を複数の閾値に対して一様に設
定していると、ガンマ特性を付加した結果、ガンマ特性
曲線の傾きが1より小さい領域では、設定された変位は
必要以上に大きくなり、画質を劣化させる。又、逆に傾
きが1より大きい領域では、変位が十分な大きさとはい
えず、この結果、ノイズの影響を閾値の変位で吸収する
ことができず、シンチレーション・ノイズが発生する。
【0039】そこで、本実施例では、まず各標準閾値に
おけるA/D変換後の信号のノイズ成分の分散の約3倍
(3σ)をそれぞれ上位閾値の変化、下位閾値の変化と
する。次に、ガンマ特性付加回路202で与えるガンマ
特性曲線の傾きを各標準閾値において求め、それを先に
求めた上位閾値の変位、下位閾値の変位にかけて得られ
た値をさらに標準閾値に加算したものをそれぞれ上位閾
値、下位閾値として設定している。
【0040】図12に、ある標準閾値の値を「オリジナ
ル輝度」としてコンピュータのVRAMに書き込んだ際
に、A/Dコンバータから出力されるデータの計測結果
を示す。ここから平均誤差(Im)及び分散値σを求め
ることで、標準閾値からの変位を決めることができる。
ここでは、図12の測定結果より以下の値が得られたと
する。
【0041】平均誤差(Im)=0.05 分散 (σ) =0.40 として、標準閾値が位置するγ特性曲線の傾きに応じ
て、以下の如く変位が決まる。 γ特性曲線の傾きが0.5の場合: 0.40×3×0.5+0.05= 0.65 → 上位閾値変位= 1 −0.40×3×0.5+0.05=−0.55 → 下位閾値変位=−1 γ特性曲線の傾きが1.0の場合: 0.40×3×1.0+0.05= 1.25 → 上位閾値変位= 2 −0.40×3×1.0+0.05=−1.15 → 下位閾値変位=−2 γ特性曲線の傾きが2.0の場合: 0.40×3×2.0+0.05= 2.45 → 上位閾値変位= 3 −0.40×3×2.0+0.05=−2.35 → 下位閾値変位=−3 上の例からも明らかなごとく、γ特性曲線の傾きが大き
いほど、ノイズの振幅が大きくなるため、閾値の変位量
も大きくなる。
【0042】図2の閾値テーブル1に示した標準閾値に
対する上位及び下位閾値を図13に示す。図13からも
明らかな如く、標準閾値の値が大きいほど、変位量が大
きく設定されている。上位閾値、下位閾値を用いてディ
ザを行うことは、本来最適化されている標準閾値からは
ずれた閾値を用いることになり、その結果画質が大なり
小なり劣化することにつながる。したがって、上位閾
値、下位閾値が標準閾値に対して持つ変位は可能な限り
小さくすることが望ましい。一方で、あまり小さくしす
ぎると、そもそものヒステリシス・ディザの効果が消失
し、シンチレーション・ノイズが発生してしまう。
【0043】そこで、本実施例によれば、標準閾値の値
の大きさに応じて上位閾値及び下位閾値の値を決めてい
るので、シンチレーション・ノイズの軽減と画質の維持
を両立することができる。尚、第2実施例の図8には、
第1実施例の図4で示したタイマ306を設けなかった
が、第2実施例においても、第1実施例と同様にタイマ
を設けて、所定時間ごとに標準閾値を用いてディザ処理
を実施することも可能である。
【0044】又、第2実施例の中で、図8において閾値
テーブルメモリには標準閾値テーブル702、上位閾値
テーブル704、下位閾値テーブル705を持っていた
が、このうち上位閾値テーブル704と下位閾値テーブ
ル705の代りに、標準閾値からの変位量だけを格納し
た上位閾値変位テーブルと下位閾値変位テーブルとする
ことができる。これにより、閾値テーブルメモリ701
のメモリ容量を削減することができる。ただし、その場
合は、閾値選択器708は、上位または下位閾値変位テ
ーブルから入力値Iiに関連する上位又は下位閾値変位
を選択した時に、それと同時に図9のステップS505
ないしはS506において選択した変位の値を、Iiに
関連する標準閾値に加算する必要がある。この場合の上
位および下位閾値変位の各値の設定は、第2実施例の中
で説明したのと同様に行うことができる。
【0045】さらに、別な実施例としては、ベースとな
るヒステリシス・ディザを次のようなアルゴリズムで実
現するものである。このアルゴリズムでは、図14のよ
うに標準閾値の上下にそれぞれσntu,σntlの変位を持
った上位閾値、下位閾値を予め定めておく。入力輝度信
号に対して、図15のステップS601ではまず入力輝
度値Iiを挟む隣り合う二つの表示可能な輝度Qn,Qn+
1を調べ、そのnの値を得る。次に、ステップS602
で前記二つの表示可能輝度の間に存在する上位閾値Int
u、下位閾値Intlを得る。ステップS603で入力輝度
値IiがIntuとIntlの間に存在する否かを調べる。も
し両者の間に存在する場合は、ステップS604で前フ
レームの同一ピクセル位置における出力値Qprevを量子
化フレームバッファ204より得て、現フレームでの出
力値として出力する。又、入力輝度がIntuとIntlの間
に存在しない場合は、ステップS605で上位閾値Int
uを閾値としてディザ処理を行う。最後に、ステップS
606で出力値Qcurを量子化フレームバッファ204
の現画素位置に書き込む。これらの一連のアルゴリズム
は図9に示したアルゴリズムと結果的に同じ値を出力す
る。図15に示したアルゴリズムを用いた場合の上位及
び下位閾値変位の各値の設定も、第2実施例の中で説明
したのと同様に行うことができる。
【0046】以上、本発明を好ましい実施例により説明
したが、本発明は上述した実施例に限ることなくクレー
ムに示した範囲で種々の変形が可能である。つまり、本
発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も良いし、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
【0047】尚、本実施例で示した表示システムはモノ
クロ4階調の表示パネルを使用しているが、本発明はこ
れに限定されるものではない。例えば、FLCパネルを
1絵素がRRGGBB(6ビット(bit)/ピクセル
(pixel))のカラーパネルとしたシステムであっ
ても同様の結果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、1画
素の入力画像データを前の画面の量子化データに応じて
少なくとも3レベル以上のデータに量子化するので、画
像を3レベル以上の多値データに基づき表示する際、画
面のちらつきを抑え高品位な画像を表示することができ
る。
【0049】又、本発明によれば、画像を多値化する際
に用いる複数の閾値のそれぞれに、変位量を持たせ、更
にその変位量を閾値ごとに変化させることにより、画面
がちらつくシンチレーション・ノイズの軽減と高画質を
両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における画像処理システム
の構成を示したブロック図である。
【図2】多値ディザ処理を説明するための図である。
【図3】ディザマトリクステーブルを示した図である。
【図4】画像処理装置102の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】画像処理装置102におけるディザ処理を示す
フローチャートである。
【図6】第1実施例のディザ処理を図式的に表現した図
である。
【図7】第2実施例における画像処理システムの構成を
示したブロック図である。
【図8】画像処理装置203の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】画像処理装置203におけるディザ処理を示す
フローチャートである。
【図10】ガンマ特性を付加することにより生じるノイ
ズ成分の特性の変化を示した図である。
【図11】ガンマ特性曲線の傾きによる入力変動と出力
と出力変動の関係を示した図である。
【図12】オリジナル輝度に対する輝度誤差を示した図
である。
【図13】第2実施例で用いられる閾値テーブルの一例
を示した図である。
【図14】ヒステリシス・ディザ法における閾値の他の
例を示した図である。
【図15】ヒステリシス・ディザ法の他のアルゴリズム
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 A/Dコンバータ 102 画像処理装置 103 量子化フレームバッファ 104 表示制御装置 105 ディスプレイ 301 閾値メモリ 302 標準閾値テーブル 303 変位閾値テーブル 304 上位閾値テーブル 305 下位閾値テーブル 306 タイマ 308 閾値選択器 309 ディザ処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−262724(JP,A) 特開 平7−140936(JP,A) 特開 平6−325170(JP,A) CHARLES N.JUDICE, Digital Video:A Bu ffer−Controlled Di ther Processor for Animated Images,I EEE TRANSACTIONS O N COMMUNICATIONS,米 国,1997年11月1日,vol.com− 25,no.11,1433−1440 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 5/42 G06F 3/14 - 3/153 H04N 5/66 - 5/74

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段で入力した1画素の入力画像データを複数
    の閾値を用いて量子化する量子化手段と、 前記量子化手段により量子化されたデータを画面単位で
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に画面単位で記憶されているデータに基づ
    き画像を出力する出力手段とを有し、 前記複数の閾値は、それぞれ、上位閾値、標準閾値と下
    位閾値を有し、前記量子化手段は前の画面の量子化デー
    タが、標準閾値より低いレベルにある時、現在の画面の
    画像データを上位閾値を用いて量子化し、前の画面の量
    子化データが標準閾値より高いレベルにある時、現在の
    画面の画像データを下位閾値を用いて量子化し、前記標
    準閾値と上位閾値または下位閾値との変位は複数の閾値
    によってそれぞれ異なることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 更に、入力画像データをガンマ変換処理
    する処理手段を有し、前記標準閾値と上位閾値または下
    位閾値との変位は入力画像データに含まれるノイズに関
    する統計的期待値と、ガンマ変換処理特性に応じて決定
    されることを特徴とする請求項に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記標準閾値と上位閾値または下位閾値
    との変位は閾値のレベルが低いほど小さいことを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データを入力する入力工程と、 前記入力手段で入力した1画素の入力画像データを複数
    の閾値を用いて量子化する量子化工程と、 前記量子化工程により量子化されたデータを画面単位で
    記憶する記憶工程と、 前記記憶工程で画面単位で記憶されているデータに基づ
    き画像を出力する出力工程とを有し、 前記複数の閾値は、それぞれ、上位閾値、標準閾値と、
    下位閾値を有し、前記量子化工程は前の画面の量子化デ
    ータが、標準閾値より低いレベルにある時、現在の画面
    の画像データを上位閾値を用いて量子化し、前の画面の
    量子化データが標準閾値より高いレベルにある時、現在
    の画面の画像データを下位閾値を用いて量子化し、前記
    標準閾値と上位閾値または下位閾値との変位は複数の閾
    値によってそれぞれ異なることを特徴とする画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】 更に、入力画像データをガンマ変換処理
    する処理工程を有し、前記標準閾値と上位閾値または下
    位閾値との変位は入力画像データに含まれるノイズに関
    する統計的期待値と、ガンマ変換処理特性に応じて決定
    されることを特徴とする請求項に記載の画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記標準閾値と上位閾値または下位閾値
    との変位は閾値のレベルが低いほど小さいことを特徴と
    する請求項に記載の画像処理方法。
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CHARLES N.JUDICE,Digital Video:A Buffer−Controlled Dither Processor for Animated Images,IEEE TRANSACTIONS ON COMMUNICATIONS,米国,1997年11月1日,vol.com−25,no.11,1433−1440

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