JP3310975B2 - 情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法 - Google Patents

情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法

Info

Publication number
JP3310975B2
JP3310975B2 JP26124090A JP26124090A JP3310975B2 JP 3310975 B2 JP3310975 B2 JP 3310975B2 JP 26124090 A JP26124090 A JP 26124090A JP 26124090 A JP26124090 A JP 26124090A JP 3310975 B2 JP3310975 B2 JP 3310975B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
main memory
data
address
disk device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26124090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04138540A (ja
Inventor
隆 稲川
茂美 足立
仁 鈴木
忠彦 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP26124090A priority Critical patent/JP3310975B2/ja
Publication of JPH04138540A publication Critical patent/JPH04138540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310975B2 publication Critical patent/JP3310975B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスク装置内のファイルの一部の写しを
メインメモリに持つ情報処理装置およびそのバックアッ
プメモリ制御方法に関し、特に電源遮断時もファイル破
壊のおそれがなく、ディスクの高速アクセスが可能なシ
ステムを安価に構成するのに好適な情報処理装置および
そのバックアップメモリ制御方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のメモリバックアップ方法としては、例えば特開
平1−175051号公報に記載されているように、ディスク
装置内にライトバッファ(ディスクキャッシュ)として
持っているローカルメモリ内の一部をバッテリバックア
ップし、システム電源の遮断時に、メモリ内のデータが
破壊されないようにする方法が提案されている。これに
より、ディスク装置へのアクセスを高速化し、アクシデ
ントにより電源遮断が発生したときでもディスク装置に
未格納で、ライトバッファに残っているデータの消滅を
防ぐことができる。
また、“HITAC E−600処理解説(昭和56年4月初
版),第2頁”に記載されているように、メインメモリ
全体をSRAM化し、電池バックアップにする方法も採用さ
れている。
また、“日経コンピュータ(1990.2.26),第206頁”
に記載されているように、商用電源が遮断したとき、コ
ンピュータの外部に非常時の遮断用に電池を持ち、コン
ピュータの動作が停止せず、ファイルの破壊を防いでい
るものがある。
また、特開昭64−3758号公報に記載されているよう
に、揮発性記憶装置の一部と退避回復制御装置と不揮発
性記憶装置の電源をバックアップし、揮発性記憶装置の
内容を不揮発性記憶装置に退避させるものもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、ディスク装置にライトバッファを
持ち、ライトバッファの一部を電池バックアップする場
合、ディスク装置側に専用のハードウェアが必要であ
り、開発コストおよびハードウェアコストが高い。
また、メインメモリ全体をSRAM化して電池バックアッ
プする方法では、同一容量のメインメモリをDRAMで作っ
た場合に比べ、体積で約4倍、価格で約4倍を要する。
なお、電池バックアップ用のメモリにはSRAMを用い、メ
インメモリはDRAMを用いるのが経済的とされている。一
般に同じ半導体技術を用いれば、同一面積のチップで、
DRAMにはSRAMの4倍の容量も持たせることができる。
また、システム全体を電池バックアップする方法で
は、大容量の電池を必要とし、また長時間のバックアッ
プは難しい。
また、揮発性記憶装置の一部と退避回復制御装置と不
揮発性記憶装置の電源をバックアップする方法では、電
源遮断後も、これらの装置を動作させる必要があり、短
時間ではあるが大電力を供給できるバックアップ電源装
置が必要である。
本発明の目的は、このような問題点を改善し、電源遮
断時もファイル破壊のおそれがなく、ディスクへの高速
アクセスが可能なシステムを安価に構成するのに好適な
情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のバックアップメモ
リ制御方法は、演算処理装置、メインメモリおよびディ
スク装置等の周辺装置を備えた電子計算機において、メ
インメモリの一部分を電池バックアップ付きの揮発性メ
モリ(電池バックアップ付きメインメモリ)で構成し、
そこに設けたファイルパーティションには、ディスク上
のファイルの一部の写しと、ディスクとメインメモリ上
のファイルの対応づけ、およびディスク上のファイルの
更新要否を示す管理情報を記憶しておき、ファイルクロ
ーズ時、ファイルの書き換えに応じてディスク上の対応
するファイルを更新し、主電源が障害により遮断された
場合には、電源回復後にその写しを利用してディスク上
のファイルを更新することに特徴がある。
また、上記メインメモリの一部分を不揮発性メモリで
構成することに特徴がある。
〔作用〕
本発明においては、電源遮断時でも、電池バックアッ
プ付きメインメモリに、ディスク装置内に書き戻される
べきファイル(ディスク装置内のファイルの一部の写
し)と、ファイル管理情報が残っているため、電源回復
後、ディスク装置内のファイルを最新のものに更新で
き、データが失われることはない。なお、通常は、OSの
管理のもとで、ファイルクローズ時、電池バックアップ
付きメインメモリ内のファイルをディスク装置内の対応
するファイルに一括して上書きするため、電源を切断し
ても、ファイルの内容は最新のものがディスク装置内に
残る。
また、ディスク装置にアクセスする場合、アクセス対
象ファイルの写しが電池バックアップ付きメモリ内にあ
れば、それにアクセスすることにより、アクセスを高速
化できる。
従って、小さな電池でバックアップでき、電源遮断時
もファイル破壊の恐れがなく、ディスクの高速アクセス
が可能なシステムを安価に構成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第2図は、本発明の一実施例におけるメモリバックア
ップシステムの構成図である。
第2図において、1はディスク、2はディスク1への
アクセスを制御するディスクコントローラ、3はシステ
ム全体を制御する演算処理装置(MPU)、4はメモリコ
ントローラ、5はDRAMで構成されたメインメモリ、6は
SRAMで構成された電池バックアップ付きメインメモリ、
7はメモリバス、8はシステムバス、9は電源ライン、
10は電源ユニット、11はメインメモリ6をバックアップ
するための電池である。
この電源ユニット10は、ディスクコントローラ2、MP
U3、メモリコントローラ4、メインメモリ5、電池バッ
クアップ付きメインメモリ6に電源ライン9を通じて電
源を供給する。
また、電池バックアップ付きメインメモリ6は、電池
11を内蔵しており、電池ライン9の電源が低下しても、
自メモリ内の電圧は電池11の電圧以下にならないように
構成されている。
また、MPU3は、システムバス8を通じてメモリコント
ローラ4を制御し、メインメモリ5あるいは電池バック
アップ付きメインメモリ6内の任意のアドレスのデータ
をアクセスする。また、システムバス8を通じてディス
クコントローラ2を制御し、ディスク1上の任意の空間
ファイルをメインメモリ5あるいは電池バックアップ付
きメインメモリ6の任意のアドレスに書き込んだり、任
意のアドレスのファイルをディスク1内の任意の空間に
退避させる。
また、メモリコントローラ4は、メモリバス7を通じ
てメインメモリ5と電池バックアップ付きメインメモリ
6を制御する。
本実施例では、ディスク1内のファイルの一部の写し
は電池バックアップ付きメインメモリ6上にある。これ
により、例えばMPU3がディスク1内のファイルAをアク
セスする場合、電池バックアップ付きメインメモリ6内
のファイルAをアクセスする。このアクセスの結果、フ
ァイルAの内容は変化してファイルA′となり、電池バ
ックアップ付きメインメモリ6に格納される。
そして、業務終了時、電池バックアップ付きメインメ
モリ6内のファイルA′をディスク1のファイルAに上
書きする。これにより、業務終了後、電源ユニット10か
ら電源の供給が止まっても、ディスク1内には、最新の
ファイルA′が残る。
また、アクシデントが発生して、業務中に電源の供給
が止まった場合でも、電池バックアップ付きメインメモ
リ6内の電圧は電池11の電圧に保たれているため、ファ
イルA′が消失することはなく、電源回復後、電池バッ
クアップ付きメインメモリ6内のファイルA′をディス
ク1のファイルAに上書きできる。
次に、MPU3の実アドレス空間について述べる。
第3図は、本発明の一実施例におけるメモリマップ、
第4図は本発明の一実施例におけるBBMIDの説明図、第
5図は本発明の一実施例におけるBBMADの説明図、第6
図は本発明の一実施例におけるBBMAD書換え時の変化を
示す説明図である。
本実施例では、メインメモリ5は0番地から順次実装
して行き、電池バックアップ付きメインメモリ6の最終
番地がMPU3の実アドレス空間の最終番地となるように実
装する。さらに、電源投入時、MPU3をコントロールする
プログラムが、当該システムでメインメモリ5のアドレ
ス範囲および電池バックアップ付きメインメモリ6のア
ドレス範囲を知るためのレジスタを設ける。これは、シ
ステムの構成上、メインメモリ5および電池バックアッ
プ付きメインメモリ6の容量は必ずしも一定ではないた
め、電源投入時、MPU3をコントロールするプログラム
が、それらのアドレス範囲を知る必要があるためであ
る。
第3図において、12は第4図に示すように、MPU3の実
アドレス空間(電池バックアップ付きメインメモリ6部
分)の最後の4バイトに設定したレジスタ(以下BBMID
と記す)、13は第5図に示すように、BBMID12の前の4
バイトに設定したレジスタ(以下BBMADと記す)であ
る。
このBBMID12の31ビット目は、電池11の正常/異常を
示す。すなわち、電源オフ時、常に電池11の電圧が正常
値であれば、“1"を示し、そうでなければ、“0"を示
す。また、30〜0ビットは電池バックアップ付きメイン
メモリ6の容量を示すようにハード構成されている。こ
れは、電源オフ時、電池11の電圧が正常に保たれ、電池
バックアップ付きメインメモリ6内に残されたデータが
信頼できるか否かを判断するためである。
また、BBMAD13は、電池バックアップ付きメインメモ
リ6の先頭アドレスを指定する。これは、MPU3が電池バ
ックアップ付きメインメモリ6内に残されたデータを破
壊せずに実装空間を認識するためである。なお、BBMAD1
3の31〜28ビットは使用しない。また、電源立上げ時に
は、第6図(a)のように“(MPU3の実アドレスの最終
アドレス)−(電池バックアップ付きメインメモリ6の
容量)+1"の値がハード的に設定される。本実施例で
は、MPU3の実アドレスの最終アドレスは(FFFFFF
F)16、電池バックアップ付きメインメモリ6の容量は1
Mバイトであるため、(FF00000)16が設定される。そし
て、電池バックアップ付きメインメモリ6を使用する際
には、(b)に示すように、“(メインメモリ5の最終
アドレス)+1"をセットする。本実施例では、メインメ
モリ5の最終アドレスは(7FFFFFF)16なので、(80000
00)16をセットする。これにより、BBMAD13書換え後は
電池バックアップ付きメインメモリ6の実装アドレスが
移動して、メインメモリ5と連続のアドレスになり、使
用しやすくなる。
次に、電源投入時のシステム動作について述べる。
第7図は、本発明の一実施例における電源投入時の動
作を示すフローチャートである。なお、電池バックアッ
プ付きメインメモリはBBMと略す。
本実施例では、BBMID12とBBMAD13を用いて、電池バッ
クアップ付きメインメモリ6内のファイルを読み取る場
合、電源を投入して、BBMID12のアドレスをリードする
(701)。
そして、パリティエラーがなければ(702)、BBMID12
の31ビットから電池11が正常であったことを確認し(70
3)、BBMID12の30〜0ビットから得たBBM6の先頭アドレ
スを算出して4バイトリードする(705)。なお、電池
バックアップ付きメインメモリ6未実装時は、パリティ
エラーとなり(702)、BBM6を無効として終了する(70
4)。
さらに、BBM6の先頭アドレスから4バイトリードする
際、パリティエラーが発生すれば(706)、BBM6内のデ
ータが不正確であるとして、データの読み取りは行わな
い(713〜715)。
また、パリティエラーが発生しなかったときは、BBM6
の全空間のリードを行う(707〜711)。なお、途中でパ
リティエラーが発生したときは(709)、そのアドレス
のデータを無効とするため、エラーアドレスをロギング
する(710)。
そして、BBMAD13にメインメモリ5の次のアドレスを
設定し、メインメモリ5とBBM6を連続アドレスとした
後、BBM6内にディスク1に格納されていないファイル
A′があれば、ディスク1のファイルAをファイルA′
に更新する(712)。
次に、本実施例におけるファイルアクセス時の動作に
ついて述べる。
第1図は、本発明のメモリバックアップ方法を用いた
ファイルアクセスの基本動作を示す説明図である。
第1図において、12aはディスク1上のファイル、14
はユーザバッファ、22は電池バックアップ付きメインメ
モリ6上に設定されたファイルパーティションである。
本実施例では、ユーザプログラムがディスク1上のフ
ァイル12aを必要とする場合、ファイル12aはまずファイ
ルパーティション22上に転送される(ページインされ
る)。さらに、ファイルパーティション22上のファイル
は、ユーザバッファ14に転送され、ユーザプログラムで
処理される。
また、ユーザプログラムがファイルをディスク1に転
送するときは、まずファイルパーティション22に転送す
る。なお、ファイルパーティション22に転送されたファ
イルは、ファイルクローズが発生するか、ファイルパー
ティション22が溢れるまではディスク1に戻さない(ペ
ージアウトしない)。
次に、本実施例のファイルパーティション22について
述べる。
第8図は、本発明の一実施例におけるファイルパーテ
ィションのメモリレイアウト図、第9図は本発明の一実
施例におけるページフレーム管理テーブルエントリの説
明図、第10図は本発明の一実施例におけるパーティショ
ン管理テーブルの説明図、第11図は本発明の一実施例に
おけるパーティションリストエントリの説明図である。
第8図において、15はパーティションリストアドレ
ス、16はページフレーム管理テーブルアドレス、17はペ
ージフレーム管理テーブル、18はページフレーム、19は
パーティションリスト、20a,20bはパーティション管理
テーブル、21a,21bはページフレーム管理テーブルエン
トリ、23a〜23cはファイル内容である。
本実施例のファイルパーティション22の先頭には、パ
ーティションリストアドレス15があり、パーティション
リスト19のアドレスを示す。また、その次のページフレ
ーム管理テーブルアドレス16は、ページフレーム管理テ
ーブル17の先頭のアドレスを示す。これらの次に、ペー
ジフレーム管理テーブル17(ページフレーム管理テーブ
ルエントリN個)と、ページフレーム18N面がある。
また、ページフレーム管理テーブルエントリ21a,21b
とページフレーム18は、1対1に対応しており、ページ
フレーム管理テーブルエントリ21a,21bには、対応する
ページフレームN面を構成するパーティションリスト1
9、パーティション管理テーブル20a,20bのファイル内容
23a〜23cがディスク1上のどのアドレスにあるかを記憶
する。
このページフレーム管理テーブルエントリ21a,21bの
構成は、第9図に示される。
第9図において、25は、対応するページフレーム18が
有効であるとき“1"、無効であるとき“0"とする有効ビ
ット(V)、26は、対応するページフレーム18がMPU3に
よって書き換えられたとき“1"、書き換えられていない
とき“0"とする変更ビット(C)である。
また、パーティションリスト19は、第10図に示すパー
ティションリストエントリをパーティションの数だけ持
つ。
第10図において、27は、当該パーティションがすでに
クローズされているときは“0"、オープン中は“1"とす
る表示ビット(O)である。そして、オープン中には、
その表示ビット(O)27の後に、パーティション管理テ
ーブルのアドレスを持つ。
また、パーティション管理テーブル20a,20bの構成
は、第11図に示される。
第11図において、28a,28bはファイル内容のアドレス
とそのアドレスの有効/無効を示す表示ビット(F)29
から構成されたページフレーム管理テーブルエントリ、
29はファイル内容のアドレスが有効のとき“1"、無効の
とき“0"とする表示ビット(F)である。そして、パー
ティション管理テーブルは複数のページフレーム管理テ
ーブルエントリを有する。
次に、電源投入時、第7図に示した処理に続く動作に
ついて述べる。
第12図は、本発明の一実施例における電源投入時の動
作を示すフローチャートである。なお、電池バックアッ
プ付きメインメモリはBBMと略す。
本実施例では、電源ユニット10を投入すると、第7図
に示した処理を行った後(1201)、BBM6が有れば(120
2)、パーティションリストアドレス15とページフレー
ム管理テーブルアドレス16を得た後、有効ビット(V)
25、変更ビット(C)26、表示ビット(O)27の値をチ
ェックする(1203,1204)。
そして、何らかのアクシデントで、変更ビット(C)
=1であれば、通常は有効ビット(V)=1、表示ビッ
ト(O)=1であるため、ファイルクローズして(120
5,1206)、ディスク1のファイルを正常な内容に書き換
える。なお、ステップ1204で、有効ビット(V)=1、
変更ビット(C)=1、かつ表示ビット(O)=1でな
ければ、そのままファイルパーティション22をクリアす
る(1207)。
次に、電源ユニット10が正常が切断された後の電源ユ
ニット10立上げ直後のファイルオープンについて述べ
る。
第13図は、本発明の一実施例におけるファイルオープ
ンのフローチャートである。なお、電池バックアップ付
きメインメモリはBBMと略す。
通常、電源投入により第7図の処理を行い、これに続
いて第12図に示す処理を行った後、ファイルを使用する
ために、第13図に示す処理を行う。
まず、前記と同様にパーティションリストアドレス15
とページフレーム管理テーブルアドレス16を得た後(13
01)、有効ビット(V)=1で、当該ファイルに対応す
るページフレーム管理テーブルエントリが有るか否かを
チェックする(1302)。
例えば、電源ユニット10が正常に切断されると、有効
ビット(V)25、変更ビット(C)26、表示ビット
(O)27、表示ビット(F)29は全て“0"なので、任意
のページフレーム18にディスク1からファイルを転送す
る(1303〜1306)。
そして、ステップ1307に進む。このステップでは、パ
ーティション管理テーブルを作成し、使用したページフ
レーム管理テーブルエントリの表示ビット(F)を“1"
とする。さらに、パーティションリスト19に、表示ビッ
ト(O)=1でかつ当該パーティション管理テーブルの
アドレスを有するパーティションリストエントリを作成
する。また、使用したページフレーム18に対応したペー
ジフレーム管理テーブルエントリに、ディスク1の対応
アドレスを記し、有効ビット(V)=1とする。
次に、ページフレーム18上にファイル内容を持つディ
スク1のファイル内容をユーザバッファ14から書き換え
る場合のファイルアクセスについて述べる。
第14図は、本発明の一実施例における通常のファイル
アクセスのフローチャートである。なお、電池バックア
ップ付きメインメモリはBBMと略す。
まず、前記と同様にパーティションリストアドレス15
とページフレーム管理テーブルアドレス16を得る(140
1)。
次に、有効ビット(V)=1で、当該ファイルに対応
するページフレーム管理テーブルエントリが有り、かつ
当該パーティションリストエントリの表示ビット(O)
=1か否かをチェックする(1402)。
そして、それらの条件を満たさない場合、当該ファイ
ルをページインする(1403)。
また、それらの条件を満たし、当該ファイルを書き換
える場合には(1404)、変更ビット(C)=1として
(1406)、ファイル内容を書き換える(1407)。この場
合、ディスク1内のファイルは書き換えないため、ディ
スク1内のファイル12を書き換えるより高速にアクセス
を終了することができる。また、ページフレーム18上に
ファイル内容を持つディスク1のファイルをユーザバッ
ファ14に転送する場合も、ページフレーム18内のファイ
ル内容を用いるため、デイスク1にアクセスするよりも
高速に終了できる。
次に、本実施例におけるファイルクローズ動作につい
て述べる。
第15図は、本発明の一実施例におけるファイルクロー
ズのフローチャートである。なお、電池バックアップ付
きメインメモリはBBMと略す。
まず、前記と同様にパーティションリストアドレス15
とページフレーム管理テーブルアドレス16を得た後(15
01)、当該ファイルに対応するページフレーム管理テー
ブルエントリが有るか否かをチェックする(1502)。
その結果、対応するページフレーム管理テーブルエン
トリがなければ、当該ファイルをページインする(150
3)。
また、対応するページフレーム管理テーブルエントリ
があれば、変更ビット(C)=1となっているページフ
レーム18は、全てディスク1にページアウトし(150
5)、有効ビット(V)25、表示ビット(O)27、表示
ビット(F)29を“0"とする(1506〜1508)。
本実施例では、電源ユニット10切断時は、ファイルパ
ーティション22上の全てのファイルは前もってクローズ
する。なお、何らかのアクシデントで、ファイルクロー
ズされずに電源ユニット10が切断されると、変更ビット
(C)=1となったまま、BBM6内に残る。
このように、電池バックアップ付きメインメモリを用
いる方法について述べたが、不揮発性メモリを用いる構
成も可能である。また、メインメモリの一部分で、電池
バックアップされたメモリ空間をメモリファイル空間と
して使用する方法を示したが、メモリファイル空間に限
定されるものではなく、例えばオンライントランザクシ
ョンデータのバッファエリアとして使用することもでき
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アクシデントによりコンピュータ装
置の電源が遮断されても、メインメモリ内のディスクの
ファイルの一部のコピーは消失しないので、ファイル破
壊の恐れはなく、ディスクの高速アクセスが可能であ
る。
また、ディスク装置に専用ハードウェアを付加する必
要がないため、コストを低減させることができる。
また、メインメモリの一部を電池バックアップするの
みでよく、他の部分にはDRAMを用いた大容量メモリを使
用することができるので、安価なシステムを構築でき
る。
さらに、電池バックアップ付きメインメモリは、ディ
スクのファイルのコピーを持たない場合、通常のメイン
メモリとして使用できるので、汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のメモリバックアップ方法を用いたファ
イルアクセスの基本動作を示す説明図、第2図は本発明
の一実施例におけるメモリバックアップシステムの構成
図、第3図は本発明の一実施例におけるメモリマップ、
第4図は本発明の一実施例におけるBBMIDの説明図、第
5図は本発明の一実施例におけるBBMADの説明図、第6
図は本発明の一実施例におけるBBMAD書換え時の変化を
示す説明図、第7図および第12図は本発明の一実施例に
おける電源投入時の動作を示すフローチャート、第8図
は本発明の一実施例におけるファイルパーティションの
メモリレイアウト図、第9図は本発明の一実施例におけ
るページフレーム管理テーブルエントリの説明図、第10
図は本発明の一実施例におけるパーティション管理テー
ブルの説明図、第11図は本発明の一実施例におけるパー
ティションリストエントリの説明図、第13図は本発明の
一実施例におけるファイルオープンのフローチャート、
第14図は本発明の一実施例における通常のファイルアク
セスのフローチャート、第15図は本発明の一実施例にお
けるファイルクローズのフローチャートである。 1:ディスク,2:ディスクコントローラ,3:MPU,4:メモリコ
ントローラ,5:メインメモリ,6:電池バックアップ付きメ
インメモリ,7:メモリバス,8:システムバス,9:電源ライ
ン,10:電源ユニット,11:電池,12:BBMID,12a:ファイル,1
3:BBMAD,14:ユーザバッファ,15:パーティションリスト
アドレス,16:ページフレーム管理テーブルアドレス,17:
ページフレーム管理テーブル,18:ページフレーム,19:パ
ーティションリスト,20a,20b:パーティション管理テー
ブル,21a,21b,28a,28b:ページフレーム管理テーブルエ
ントリ,22:ファイルパーティション,23a〜23c:ファイル
内容,25:有効ビット(V),26:変更ビット(C),27:表
示ビット(O),29:表示ビット(F)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 仁 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所旭工場内 (72)発明者 萩原 忠彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウエア工場内 (56)参考文献 特開 昭58−9201(JP,A) 特開 昭62−47758(JP,A) 特開 平2−16651(JP,A) 特開 昭62−171056(JP,A) 特開 平1−175051(JP,A) 特開 昭52−55447(JP,A) 特開 昭56−19578(JP,A) 特開 昭61−216054(JP,A) 特開 昭59−189453(JP,A) 特開 昭64−3758(JP,A) 特開 平1−251118(JP,A) 特開 昭59−220853(JP,A) 特開 昭62−134718(JP,A) 特開 昭62−65172(JP,A) 特開 昭63−201859(JP,A) 特開 昭59−220856(JP,A) 特開 平1−161458(JP,A) 特開 昭61−65344(JP,A) 特開 平1−88851(JP,A) 特開 昭64−28754(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種データを処理する演算処理装置と、 前記演算処理装置がアクセスするデータを格納する複数
    の主記憶装置と、 前記主記憶装置とバスで接続され、前記複数の主記憶装
    置を制御するメモリ制御装置と、 ファイルを格納するディスク装置とを有する情報処理装
    置であって、 前記複数の主記憶装置の一部として内蔵する電池により
    バックアップされ、ディスク装置のデータが格納される
    電池バックアップ付主記憶装置を設け、 前記情報処理装置の電源投入時に、前記演算処理装置
    は、前記電池バックアップ付主記憶装置の実装アドレス
    を認識し、前記認識した前記電池バックアップ付主記憶
    装置の実装アドレスを他の前記主記憶装置の実装アドレ
    スと連続したアドレスに移動させ、 前記演算処理装置は、実装アドレスの移動後に、前記演
    算処理装置が認識した前記実装されている前記電池バッ
    クアップ付主記憶装置に電源遮断時に格納されていたデ
    ータを前記ディスク装置に転送し、上書きすることを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報処理装置において、 前記ディスク装置に転送するデータは、前記演算処理装
    置により変更が行なわれているデータについて行なうこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】データを処理するプロセッサと、 前記プロセッサが使用するデータの伝送を制御するメモ
    リコントローラと、 前記メモリコントローラと信号伝送手段で接続されたメ
    インメモリと、前記プロセッサが処理したデータを格納
    するディスク装置とを有する情報処理装置において、 前記メインメモリは、揮発性メモリからなる第一のメイ
    ンメモリと、内蔵する電池によりバッテリバックアップ
    され、ディスク装置のデータが格納される第二のメイン
    メモリとを有し、 情報処理装置の電源投入時に、前記プロセッサは、前記
    第一のメインメモリの実アドレス範囲と前記第二のメイ
    ンメモリの実アドレス範囲を認識し、前記第二のメイン
    メモリの実アドレス範囲の先頭アドレスと、認識した前
    記第一のメインメモリの実アドレス範囲の最終アドレス
    を連続アドレスとするメモリマッピングを行ない、 前記プロセッサは、前記メインメモリに対するメモリマ
    ッピングの後、前記ディスク装置に対して前記第二のメ
    インメモリに電源遮断時に格納されていたデータを転送
    し、上書きすることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の情報処理装置において、 前記プロセッサは、前記ディスク装置に転送されるべき
    データの確認処理を行ない、 前記ディスク装置への転送が必要であるデータを前記デ
    ィスク装置に転送することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】データを処理するプロセッサと、前記プロ
    セッサが使用するデータの伝送を制御するメモリコント
    ローラと、前記メモリコントローラと信号伝送手段で接
    続されたメインメモリと、前記プロセッサが処理したデ
    ータを格納するディスク装置とを有する情報処理装置の
    バックアップメモリ制御方法であって、 前記メインメモリを、揮発性メモリからなる第一のメイ
    ンメモリと内蔵する電池によりバッテリバックアップさ
    れ、ディスク装置のデータが格納される第二のメインメ
    モリで構成し、 情報処理装置の電源投入時に、前記プロセッサは、前記
    第一のメインメモリの実アドレス範囲と前記第二のメイ
    ンメモリの実アドレス範囲を認識し、 前記第二のメインメモリの実アドレス範囲の先頭アドレ
    スと、認識した前記第一のメインメモリの実アドレス範
    囲の最終アドレスを連続アドレスとし、 前記プロセッサは、前記メインメモリに対するメモリマ
    ッピングの後、前記ディスク装置に対して前記第二のメ
    インメモリに電源遮断時に格納されていたデータを転送
    し、上書きすることを特徴とするバックアップメモリ制
    御方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のバックアップメモリ制御
    方法において、 前記プロセッサは、前記ディスク装置に転送されるべき
    データの確認処理を行ない、 前記ディスク装置への転送が必要であるデータを前記デ
    ィスク装置に転送することを特徴とするバックアップメ
    モリ制御方法。
JP26124090A 1990-09-29 1990-09-29 情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法 Expired - Fee Related JP3310975B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26124090A JP3310975B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26124090A JP3310975B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001121204A Division JP3585859B2 (ja) 2001-04-19 2001-04-19 ディスク制御方法および情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04138540A JPH04138540A (ja) 1992-05-13
JP3310975B2 true JP3310975B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=17359087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26124090A Expired - Fee Related JP3310975B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3310975B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04138540A (ja) 1992-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6205521B1 (en) Inclusion map for accelerated cache flush
US6799244B2 (en) Storage control unit with a volatile cache and a non-volatile backup cache for processing read and write requests
US8862808B2 (en) Control apparatus and control method
US10223208B2 (en) Annotated atomic write
US20190324859A1 (en) Method and Apparatus for Restoring Data after Power Failure for An Open-Channel Solid State Drive
US20070130442A1 (en) Apparatus and Methods Using Invalidity Indicators for Buffered Memory
US20150331624A1 (en) Host-controlled flash translation layer snapshot
JPH07146820A (ja) フラッシュメモリの制御方法及び、それを用いた情報処理装置
US8185691B2 (en) Optimized cache coherency in a dual-controller storage array
EP3385846B1 (en) Method and device for processing access request, and computer system
CN112115515A (zh) 一种数据保护方法、装置及电子设备和存储介质
WO2013180688A1 (en) Hibernation based on page source
JPH04237349A (ja) キャッシュメモリシステムおよびキャッシュメモリコントローラ
JP2006099802A (ja) 記憶制御装置およびキャッシュメモリの制御方法
JPH10161938A (ja) ディスク制御装置
JP3310975B2 (ja) 情報処理装置およびそのバックアップメモリ制御方法
US11561898B1 (en) Address expansion
JP3585859B2 (ja) ディスク制御方法および情報処理装置
JP3959870B2 (ja) ディスク内容障害回復方法及び計算装置
US7650489B2 (en) Determining coherency between a non-volatile memory and a system
JPH09212424A (ja) ディスクキャッシュ及びディスクキャッシュ方法
JP3083786B2 (ja) メモリ更新履歴保存装置およびメモリ更新履歴保存方法
US6401173B1 (en) Method and apparatus for optimizing bcache tag performance by inferring bcache tag state from internal processor state
TW201418984A (zh) 保護碟資料完整性的方法及實現其之電腦程式產品
KR102065033B1 (ko) 메모리 상에서 고속 데이터 저장 및 복원 방법 및 이러한 방법을 수행하는 메모리

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370