JP3310676B2 - 眼における脈絡膜の血流および迷入血管構造の改善された視覚化 - Google Patents
眼における脈絡膜の血流および迷入血管構造の改善された視覚化Info
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Description
流についてはごく僅かな情報しかない。過去において
は、このことはこのような毛細血管網の直接的な視覚化
が通常技術的に困難であるか不可能であるゆえであり、
大半の血流計測の方法論はデータが多くの心周期にわた
って得られることを要求している。更に、毛細血管網が
複雑な血管形状を持ち、多くの小動脈によって供給を受
ける時、血流分配を分類するという別の問題が生起す
る。毛細血管網の一例は、大脳皮質において見出される
毛細血管網である。眼について研究する科学者にとって
大きな関心となる別の事例は、脈絡膜の3つの血管層の
1つであるところの脈絡膜毛細血管(choriocapillari
s)である。
維持するための主な役割を担っている。ある従来技術の
方法は、全脈絡膜循環の経常的な視覚化を可能にするも
のであり、即ち、脈絡膜の3つの全ての血管層を視覚化
して相互に重ね合わせることができる。最も内側の層、
即ち脈絡膜毛細血管は、脈絡膜循環のための栄養管脈
(即ち、網膜との代謝交換が生起する)の全てを構成し
ている。この脈絡膜毛細血管は、知覚網膜に直接隣接す
る面を占有している。
が、特に脈絡膜毛細血管に関する情報は最も重要であ
り、後極(posterior pole)脈絡膜毛細血管の組織につ
いて、特に脈絡膜毛細血管における血流に関して拮抗す
る見方が生じる。従って、インドシアニン・グリーン
(indocyanine green;ICG)血管造影図から脈絡膜毛細
血管についての情報を取出す方法は、脈絡膜循環の代謝
の能力および安定度を評価することを欲する臨床医にと
って重要なものである。
群を収集するため血管造影図と種々の組織学的手法とを
用いてきた。脈絡膜の脈管構造学および血流の全体的特
質は研究者たちの努力によって詳細に明かされてきた
が、形態における部位的な相違については依然として論
争が存在する。この非常に複雑な血管網における血流の
詳細については更なる論争もまた生じている。
のはこのような毛管層においてであるので、特に興味の
あることは、脈絡膜毛細血管における血流である。より
大きな脈絡膜血管の状態がたしかに脈絡膜毛細血管に影
響を及ぼすはずであっても、最終的には、網膜疾病の病
態生理学における脈絡膜の役割の理解の基礎となるのは
脈絡膜毛細血管における血流自体の正確な理解である。
する高速の脈絡膜血流を視覚化しようと試みる時に遭遇
する主要な問題を克服するために、高速インドシアニン
・グリーン色素の蛍光血管造影法が開発された。ICG血
管造影法は、網膜色素上皮および脈絡膜色素を比較的容
易に透過する近赤外線波長を用いる。静脈内に注射され
たナトリウム・フルオレセイン色素(眼動脈造影法にお
いて用いられる他の標準的色素)から結果として生じる
脈絡膜毛細血管網からの蛍光は主として溢出した色素分
子あるいは血管壁部に付着する色素分子から生じるよう
に見えるが、ICG蛍光は移動する血液量中の血液蛋白に
結合された色素分子から生じる。
造影法(これもICG色素を使用できる)も、脂質小嚢中
に密閉されたフルオレセインを注入する実験的手法も、
最終的には脈絡膜血流についての付加的な情報を生じる
ことになるが、臨床的な脈絡膜血管造影法に関しては、
ICG血管造影法は、最良の一時的および空間的な解像度
を提供し、正常な生理学的条件下で(即ち、眼内圧を上
昇させるなどの方法により血流を人為的に遅くする必要
なしに)脈絡膜中の色素の通過の視覚化を可能にする。
側の血管から生じるはるかに高いレベルの蛍光に起因し
て、個々のICG血管造影図像における脈絡膜毛細血管層
を観察することは困難である。脈絡膜脈管構造のこのよ
うな多層組織のゆえに、蛍光色素血管造影法による脈絡
膜毛細血管の観察は、鮮鋭に規定された波面を持つ非常
に少量の色素塊が通過する時に最もよく行われる。例え
ば、非常に小さなICG色素塊の頸動脈内注入の後、正常
な生理学的条件下での個々の小葉を通過する色素通過の
完全サイクルを明瞭に示すICG血管造影図が生成され
る。(小葉とは、脈絡膜毛細血管全体にわたりモザイク
・パターンを形成する3ないし6辺の血管単位を示すた
め用いられる用語である。それぞれの小葉は、供給側の
細動脈が毛細血管の後壁に進入する中心集束点から発す
るように見える狭く密に網目をなす毛細血管の束からな
る。) 明らかに、鮮鋭に規定された波面の進行は、規定の不
良な場合よりも、毛細血管網を介して容易に追跡され
る。更にまた、塊の体積が脈絡膜毛細血管に進入する時
までに下側の血管層を実質的に通過するだけ充分に小さ
ければ、色素で充填された毛細血管の像は、下方からの
強い蛍光が同時に存在する時よりもコントラストが高
い。
入技術によって最適化され得ても、上記条件はいずれも
静脈内注入によって容易に生じることはない。結果とし
て、生のICG蛍光血管造影図において脈絡膜毛細血管色
素充填を隔離することは、造影図が高速で記録されると
しても非常に困難である。従って、静脈注入ICG色素血
管造影図から、脈絡膜毛細血管の充填についての情報を
取出すことを可能にする方法が必要である。
はできなくても、脈絡膜循環のICG蛍光血管造影図は、
視認を著しく損なう脈絡膜の迷入血管構造を呈示するこ
とができる。年齢と関連する黄斑変性(ARMD)は、老齢
における著しい視覚的障害の主要な原因である。この疾
病は、知覚網膜の変位と、その後の出血の結果として視
覚経路の閉鎖をしばしば生じる結果となる網膜下空間に
侵入する脈絡膜血管新生(CNV)隔膜の生成をしばしば
特徴とする。
法による。しかし、この処置は、隔膜を正確にマップ化
できる程度に成功するが、このことは、このような隔膜
が(定義により)黄斑領域にありしばしば陥凹を侵食す
るゆえである。光凝固法の不適切な適用は、高明瞭度の
視野の破壊を容易に生じ、そして(または)CNVの加速
的な成長を生じる結果となり得る。
ICGの双方)の解釈に大きく依存する。しばしば、CNV疾
患の形態学は、特に隔膜が毛状剥離(cirrus detachmen
t)の下方に存在する時に、フルオレセイン血管造影図
ではぼやけた滲みとしか見えない如きものである。更
に、今日では、「オカルト(occult)CNV」と呼ばれる
ある種類のCNVに対しては、ICG血管造影図は、ナトリウ
ム・フルオレセイン血管造影図では不可能な必要処置デ
ータを提供するものと認識されている。
いる際の更に他の主たる困難性は、レーザの狙いを定め
るときに外科医が依存しなければならない網膜血管標識
点がしばしばICG血管造影図から失われるということで
ある。この問題を解決しようとする通常の試みは、個々
の設定期間中に、眼底のカラー写真とその患者の同じ眼
のナトリウム・フルオレセイン血管造影図を作ることで
あり、従って脈絡膜ICG血管造影図と網膜写真あるいは
網膜フルオレセイン血管造影図とを重ね合わす試みが必
要である。この技法は、2つの血管造影手順のそれぞれ
の間に全く同じ方法で眼を正確に整列させることができ
ないために、しばしば失敗する。それにも拘わらず、
(網膜上で50ミクロンの精度内での)非常に正確な整列
は、陥凹付近でレーザ光凝固法を安全に適用し、同時
に、陥凹自体に対して著しい恒久的な破損のないことを
保証するために極めて重要である。
更に正確なレーザ光凝固法との両方を可能にし、眼から
こうした構造を除去して視野を改善するための新たな方
法および装置に対する需要が存在する。
きな径の血管の色素充填よりも迅速−脈動的−であり、
これら2つの重ね合わされた層からの蛍光が加法的であ
るという前提に基いている。脈絡膜毛細血管内の血液速
度に関するこの前提は、大半の血管床における親・娘血
管における血管速度間の関係に関する従前の知識とは対
照的に働く。
スにおける像のその次の像からのピクセル単位の減算
が、血液の最も早い移動が生じる構造から、即ち脈絡膜
毛細血管においてのみ生じる蛍光を呈示する結果像のシ
ーケンスを形成するということの認識から成る。
絡膜毛細血管の血流速度の自然に存在する差を利用する
ことにより、脈絡膜毛細血管の色素充填についての情報
を取出すことを可能にする。色素塊の出現の一時的シー
ケンスにより脈絡膜層を区別する代わりに、脈絡膜層を
選別するよう働くのは色素充填速度である。
率とを持つように既存の眼底カメラ・システムを構成す
ることにのみ依存する。先に述べた方法は、脈絡膜毛細
血管の血行力学についての情報を強化するように、高速
ICG蛍光血管造影図に適用された。
易化するために、本発明は、励起光源の前方における偏
光フィルタと、ビデオ・カメラの前方における検光偏光
器とを有する改造された眼底カメラから成る。眼底から
出るICG色素蛍光は、偏光された光の有効成分を含み、
検光子フィルタの回転の結果、不要な蛍光(即ち、脈管
構造とは関連せず、むしろ散乱光と関連する蛍光)はCN
Vが良好に視覚化できる程度まで抑制される。このよう
な特定プロセスは、個々の血管造影像の信号対雑音内容
を改善する点で、処理されない生の血管造影像に影響を
及ぼす。その後、減算された生の像はより明瞭な結果像
をもたらす。
て明瞭化されると、レーザ光凝固療法が始まり得る前
に、外科医はレーザを適正に照準できることを保証され
なければならない。本発明は更に、ICG血管造影法に先
立ちフルオレセイン血管造影法を行う通常のプラクティ
スから生じたものであり、フルオレセイン色素が網膜の
管脈系内部に1時間以上も残留するという事実を利用す
る。
両方の蛍光の励起のための光源に結合された積分球(in
tegrating sphere)を持ち、ゲート動作可能な電荷結合
デバイス(CCD)ビデオ・カメラを用いて血管造影像を
捕捉するICG眼底カメラを利用する。積分球へ入力され
る光は、それぞれ2つの光源の一方に接続された2つの
光ファイバ・ケーブルを介する。一方の光源は、ナトリ
ウム・フルオレセイン色素を励起するのに必要な波長
(480nm、即ち、周波数二逓倍Nd−Yag)のレーザ出力で
ある。周波数二逓倍レーザの代わりに、シャッタ付きで
フィルタ処理された白熱光源も使用できるものと認識さ
れる。他の光源は、ICG色素の励起のためのダイオード
・レーザ出力(805nm)である。
ーザ・ダイオードをビデオ・カメラと同期して発光させ
ることにより、ゲート動作するビデオ・カメラがICG色
素の像を記録する。規則的な間隔で(例えば、8番目の
像ごとに)480nmの光源が発光されるように、カメラと
光源の適切なプログラミングが構成され、同時に、ビデ
オ・カメラの前方における障壁フィルタにおいて適切な
変更が行われる。
フィルタを含む回転ディスクをビデオ・カメラの前方に
設置するだけで障壁フィルタ列が構成される。このフィ
ルタ輪は、8番目ごとのフレームがカメラ前方のナトリ
ウム・フルオレセイン障壁フィルタの位置と対応するよ
うに、カメラの作動と同期して回転する。一連の血管造
影図が高速度(約15〜30像/秒)で作られるので、連続
する像間の眼の運動は重要ではなく、像の正確な整列を
無意味にする。このため、本発明は、処置のためレーザ
を正確に合焦するため外科医が必要とするように、ICG
血管造影図に含まれる明瞭化されたCNVの障害部にナト
リウム・フルオレセイン血管造影図に含まれる網膜血管
の標識点を正確に重ねる能力を提供する。
ようICG染色された血液のICG蛍光像とこの像から生じる
グラフとをそれぞれ示す。
おける2つの異なる血管により放出される蛍光の明るさ
をそれぞれ略図的に示す。
び図3bは、右眼の黄班を中心とする50゜の視野を示すIC
G蛍光像であり、像は1/15秒間隔で作られた。図3cは、
図3bの像から図3aの像を差し引いた結果であり、図3d
は、図3cの拡大図に過ぎない。
するように改造された眼眼カメラ・システムを示す。
明の減算法により生じる一連の像から選択された左眼の
4つの像を示す。
カメラ・システムを示す。
された眼底カメラ・システムを示している。
な脈絡膜動脈の充填後に、後極における大きな血管の安
定蛍光上に迅速に脈動するかすかな拡散蛍光が重畳され
ることを示す。これらの脈動は、心拍より大きな周波数
で生じるように見え、これらの脈動は大きな脈絡膜静脈
が充填される時まであまり明瞭に見えない。しかし、血
管造影図を後でフレーム単位に分析すると、心拍より大
きな周波数は、全て心拍に近い周波数である個々の小葉
の位相はずれの脈動的充填の結果として生じる恒久的現
象であることを示す。
ては、より大きな下側の血管におけるよりも脈絡膜毛細
血管においての方が蛍光強さの変化が迅速に観察される
ことを疑いなく説明できるほどには充分に判っていない
が、最もあり得る理由は、脈絡膜毛細血管層の血流速度
の方が下側の脈絡膜血管における血流速度より大きいこ
とである。本発明は、ICGで充填された脈絡膜毛細血管
と下側の血管との蛍光強さが加法性であること、および
色素で充填される脈絡膜毛細血管と下側の脈絡膜血管と
から発する蛍光強さの変化率に検知可能な差が存在する
ことという前提に基くものである。
給し排出する下側の動脈および静脈の平均断面径よりは
るかに小さいが、2つの血管層からの蛍光は加法的であ
るように見える。ICG蛍光の加法性は、ICG色素(0.03mg
/ml)を含むヘパリン化された血液の重畳する薄い層の
段階状楔を生成することにより証明され、各段階は2つ
の顕微鏡スライド被覆ガラス間に挟持された血液の薄層
によって形成された。
平の白線は、像ピクセルの明るさ(グレー・レベル)が
図1bにおけるグラフを生じるため測定された経路を示
し、重なる血液層数が増加するに伴い蛍光が段階的に増
加することを示す。
における方が色素蛍光強さの変化率が大きいことが、図
2aおよび図2bに略図的に示される。図2aにおいて、(と
もに断面で示す)大きい径の血管と上方の脈絡膜毛細血
管との明るさは、ベクトルIAおよびICとしてそれぞれ示
される。両者から発される蛍光は、光センサSにより時
間t1において検知される。図2bでは、同じ2つの血管と
センサの状態が後の時間t2において示され、ここでΔIA
とΔICはそれぞれ2つの血管の明るさにおける増分的増
加である。従って、時間t1においてセンサにより検知さ
れる明るさの和は、 St1=IA+IC であり、時間t2において、検知される明るさの和は、 St2=IA+IC+ΔIA+ΔIC である。従って、t1とt2の間に生じた検知される明るさ
の和の変化ΔSは、 ΔS=St2−St1=ΔIA+ΔIC で表わされる。しかし、ΔIA<<ΔIc'ΔS=ΔICであ
る。
た毛細血管と大きな血管の組合わされた明るさにおける
小さな変化は、実質的に全て脈絡膜毛細血管に帰するこ
とができる。この現象は、本発明の方法により、即ち、
図3aないし図3dに示される如く、高速ICG蛍光血管造影
図のシーケンスの像をその次の像からピクセルごとに差
し引くことによって証明され得る。図3aおよび図3bは、
1/15秒間隔で作られた血管造影像である。図3cは、これ
ら2つの像を差し引いた結果であり、図3dは、図3cの単
なる拡大である。
(図3aまたは図3b)のどれからも明瞭でなかった小葉構
造がわかる。また、元の像において示される色素で充填
される網膜動脈の代わりに、視神経円板付近の網膜動脈
が、結果として得た像に示される(図3dの右端の近くの
反転された「Y」を参照)。無論、色素塊が空間的に良
好に規定されるほど、本発明の効果は劇的となる。静脈
内注入された全ての色素塊が当例で達成されたほど劇的
な結果を生じるわけではないが、各場合において蛍光の
脈絡膜毛細血管成分の強化が生じる。本発明の減算法
は、像をその次の像から減算することにより働くように
意図される。
通常のアカゲザルが使われた。猿は、各観察ごとに、ケ
タミン・ハイドロクロライド(10ないし15mg/kg)の筋
肉内注射で動かないようにされ、挿管され、次いでハロ
セインで軽い麻酔状態に維持され、1%のトロピクミド
(tropicmide)の局所使用によって散瞳が生じた。ICG
色素(12.5mg/ml)の小塊(約0.05ml)が比較的大きな
伏在静脈中に挿入されたカテーテルを介して注入され、
その直後に2.0mlの塩水フラッシュが行われた。脈絡膜
脈管構造における色素の通過が改造されたツァイス眼底
カメラを用いて検出され、PCによるビデオ・フレーム・
グラバーによりディジタル的に直接記録された。同じ眼
の少なくとも3回の血管造影検査が各猿に対して違った
日に行われた。
ン閃光管光源を、出口ポートが閃光管のアークで通常は
覆われる位置に配置された小型の積分球16を介して眼底
カメラの照明光学系14に接続された805nm波長のレーザ
・ダイオード12で置換することによって、通常の眼底カ
メラ10を改造した。眼底カメラの通常の像受取り手段、
即ち写真フィルム・カメラが、赤外線感応ビジコン管
(モデル4532URIウルトラコン、Burle Industries社
製)18で置換され(ビジコン管の代わりの電荷結合デバ
イスが使用可能である)、このビジコン管の前方に、IC
G色素蛍光を通すが励起レーザ光は排除するため、807nm
の波長の遮断フィルタ20が設置された。脈絡膜色素の通
過は、パーソナル・コンピュータ(Compaq社モデル386/
25e)(図示せず)に組み込まれた2個のディジタル・
フレーム・グラバー(モデル2861−60,Data Translatio
n社製)(図示せず)によって毎秒30または15フレーム
の速度で32枚の連続的なビデオ血管造影像に記録され
た。
のテストで得た血管造影の教示を要約している。この例
の場合、15フレーム/秒のICG血管造影シーケンスにお
ける各像がその直後の像から減算された。図5における
像は、減算された像の結果として得られたシーケンスか
ら選択された。
びその上部に一時的に存在する脈絡膜毛細血管の黄斑域
に進入する(図5a)。小葉状パターンが血管造影図の中
心に、特に中心に対してちょうど鼻状に見ることがで
き、ここでは未充填の小葉の束が示される(矢印)。0.
133秒後(図5b)に全中心域は完全に充填されるが、後
に充填される小葉の2つのより小さな束が中心の上方に
見える(矢印)。脈絡膜毛細血管の充填は、黄斑域から
略々半径方向に進行する。この像を綿密に調べれば、小
葉の周囲の蛍光の僅かな消失を見ることができ、これら
はおそらく脈絡膜毛細血管のドレナージ・チャンネルに
対応する。
毛細血管色素充填の半径方向を向く波動が終了したこと
を示し、後極域における色素の分布はやや均一に見え
る。この像は、図5aにおける(中央部の蛍光の方が周囲
の領域よりも明るい)遠蛍光であった図5dの(中央部の
蛍光が周囲の領域よりも暗い)比較的低次の蛍光域の発
現によって示されるように、色素充填の最初の波動が黄
斑域の中心内で完了することを示している。
面は周辺域に達したように見え、この段階では、図5dは
図5aの略々完全な逆コントラスト像である。
野の周辺へ半径方向に移動していた。このような全体的
な充填パターンは観察された各眼球に存在し、充填パタ
ーンの細部はそれぞれの対象の眼に対して観察ごとに著
しく一貫したものであった。
者と臨床医の両方により徐々に頻繁に使用されつつあ
る。明らかに、脈絡膜の研究に対する様々な新しい方法
でこのような新規な用具が用いられるに伴い、脈絡膜お
よびその生理学についての古い概念が問い直されること
になり、変更されあるいは完全に新しい概念に道を譲る
ものもある。幸いにも、本文に述べた本発明の減算法の
ような脈絡膜血管造影図の分析に対する試みは、おそら
くは健康と疾病における脈絡膜血流のよりよき理解を促
して、完全な安全性をもって動物および人間の臨床的研
究において適用され得る。
いられるが、先に述べたように、脈絡膜の血管新生(CN
V)を正確にマップ化しようとする試みにおいて問題が
生起する。本発明は、色素分子から生じる蛍光が分子に
よる光の励起と放出との間の時間中に分子内に生じる過
程についての情報を含むことを認識することにある。更
に、分子の蛍光は、分子が結合される物質の特性によ
り、及び、生じた結合の特性によって影響を受け得る。
場合に、色素は確立された内皮より大きな親和性で新生
血管の内皮に対して結合し得る。このような場合、これ
らの結合した色素分子から生じる蛍光は、毛状突起流体
中の他の種類の蛋白に結合されるICG色素分子と関連す
る蛍光、あるいは毛状突起流体中の蛋白分子の存在によ
り単に散乱されるICG蛍光とは実質的に異なる。いずれ
の場合も、CNVの視覚化を改善するためには、偏光解析
法が適切なツールである。
26の前方の偏光フィルタ24と、ビデオ・カメラ30の前方
の検光偏光器28とを有する改造された眼底カメラ22であ
る。ICG色素は高度の偏光能力を生じ、検光子フィルタ
の回転の結果、毛状突起流体からの蛍光は下側のCNVが
よりよく視覚化され得る程度まで抑制される。この特定
のプロセスは、個々の血管造影像の信号対雑音内容を改
善する点で、処理されない生の血管造影像に影響を及ぼ
し、その結果、減算された生の像はより鮮明な像をもた
らす結果となる。
と、この構造はレーザ光凝固療法を用いて処置すること
ができるが、先に述べたように、レーザの狙いを適正に
定めるためには、ICG血管造影図と網膜写真または網膜
フルオレセイン血管造影図とを重ね合わすことを必要と
する。本発明は、フルオレセイン色素が非常に長い期間
(1時間より長く)網膜脈管構造内に止まるという事実
を利用して、ICG血管造影法を実施する前にフルオレセ
イン血管造影法を実施するという通常の方法から生まれ
る。従って、ICG血管造影図を得る過程(前後のICG血管
造影図を得る数分の一秒以内に)フルオレセイン血管造
影図が得られるような方法でICG眼底カメラを構成する
ならば、眼球の顕著な運動は生じ得ない。このことは、
その間に介在するフルオレセイン血管造影図が解像力に
よりICG血管造影図と正確に整列することを意味する。
起のため光源に接続された積分球34を持ち、像受取り手
段としてゲート動作可能なビデオ・カメラ36(望ましく
は、CCD)を用いて血管造影像を捕捉するICG眼底カメラ
32を利用する。積分球に入力する光は、それぞれ2つの
光源42、44の一方に接続された2本の光ファイバ・ケー
ブル38、40を介して伝えられ、一方の光源42の出力はナ
トリウム・フルオレセイン色素を励起するのに必要な波
長(480nm)であり、他の光源44の出力はICG色素の励起
のための波長(805nm)である。
されるビデオ・カメラ36は、805nmのレーザ源44をビデ
オ・カメラ36と同期して発光させることによりICG色素
の像を記録する。規則的な間隔で(例えば、8番目の像
ごとに)480nmの光源42が発光されるように、カメラと
光源との適切なプログラミングが行われ、同時に、ビデ
オ・カメラの前方の障壁フィルタ46の適切な変更が行わ
れる。
ィルタ列は、8つのフィルタを含む回転ディスクをビデ
オ・カメラの前方に配置するだけで実現される。このフ
ィルタ輪は、8番目ごとのフレームがカメラの前方のフ
ルオレセイン障壁フィルタの位置に対応するように、カ
メラの発光と同期して回転する。このため、本発明は、
レーザ光凝固ビームの狙いを正確に定めるために外科医
が必要とする血管造影図を正確に重ね合わせる能力を提
供する。
Claims (17)
- 【請求項1】第1の血管層が第2の血管層と同一の広が
りを持ち、前記第1の血管層と前記第2の血管層とが蛍
光色素で充填され、前記第1の血管層から放出される蛍
光の変化率が前記第2の血管層から放出される蛍光の変
化率より大きい装置であって、前記第1の血管層と前記
第2の血管層との一連の血管造影像に含まれるデータを
用いて前記第1の血管層を視覚化する装置において、 前記色素を励起することにより、蛍光を前記第1の血管
層と前記第2の血管層から放出させる手段と、 前記放出される蛍光の一連の血管造影像を取る手段であ
って、前記一連の血管造影像が時間順に取られた一連の
血管造影像である手段と、 前記一連の血管造影像における像をその次の像から減算
し、それにより、前記第1の血管層から放出される蛍光
を示す結果像を形成する手段であって、前記その次の像
が前記の減算される像よりも遅い時点に取られたもので
ある手段と、 を具備する装置。 - 【請求項2】前記第1の血管層が脈絡膜毛細血管を含
み、前記第2の血管層が複数の下側の脈絡膜血管を含
み、該脈絡膜血管が脈絡膜毛細血管の血管より大径であ
る、請求項1記載の装置。 - 【請求項3】前記一連の血管造影像がインドシアニン・
グリーン(ICG)色素を用いて取られる、請求項1記載
の装置。 - 【請求項4】前記一連の血管造影像が毎秒14フレームよ
り大きい速度で取られる、請求項1記載の装置。 - 【請求項5】前記一連の血管造影像が、毎秒29フレーム
より大きい速度で取られる、請求項1記載の装置。 - 【請求項6】前記像が、その次の像からピクセル単位で
減算されて結果像を形成する、請求項1記載の装置。 - 【請求項7】前記の減算する手段が、 前記一連の血管造影像における像をディジタル化する手
段と、 前記像をその次の像からピクセル単位で減算して結果像
を形成する手段と、 を備える、請求項1記載の装置。 - 【請求項8】第1の血管層が第2の血管層と同一の広が
りを持ち、前記第1の血管層と前記第2の血管層とが蛍
光色素で充填され、前記第1の血管層から放出される蛍
光の変化率が前記第2の血管層から放出される蛍光の変
化率より大きい装置であって、前記第1の血管層と前記
第2の血管層との一連の血管造影像に含まれるデータを
用いて前記第1の血管層を視覚化する装置において、 眼球の前記一連の血管造影像を取る眼底カメラであっ
て、前記一連の血管造影像が時間順で取られた一連の血
管造影像である眼底カメラと、 前記眼底カメラにおける照明光学系に接続された積分球
と、 前記積分球に接続された光源と、 前記一連の血管造影像を前記眼底カメラから受取る受け
取り手段と、 前記受取り手段から受取った前記一連の血管造影像にお
いて前記像をその次の像から減算する減算手段であっ
て、前記その次の像が前記の減算される像よりも遅い時
点に取られれたものである減算手段と、 を備える装置。 - 【請求項9】前記眼底カメラと前記受取り手段との間に
配置されて、蛍光を通し前記光源からの光は取除くフィ
ルタを更に備える、請求項8記載の装置。 - 【請求項10】前記減算手段が、前記受取り手段から受
取る前記一連の血管造影像をディジタル化する手段を更
に備える、請求項8記載の装置。 - 【請求項11】前記光源がレーザを含む、請求項8記載
の装置。 - 【請求項12】前記レーザが805nmの波長を有する、請
求項11記載の装置。 - 【請求項13】前記受取り手段がビジコン管を含む、請
求項8記載の装置。 - 【請求項14】前記受取り手段が電荷結合デバイスを含
む、請求項8記載の装置。 - 【請求項15】脈絡膜毛細血管及びその他の血管の一連
のICG血管造影像に含まれるデータを用いて前記脈絡膜
毛細血管を視覚化する装置であって、前記脈絡膜毛細血
管及び前記その他の血管が蛍光色素によって充填されて
いる装置において、 前記色素を励起し、それにより、蛍光を前記脈絡膜毛細
血管及び前記その他の血管から放出させる手段と、 放出される前記蛍光の一連の血管造影像を取る手段であ
って、前記一連の血管造影像が時間順に取られた一連の
血管造影像である手段と、 像をその次の像からピクセル単位に減算し、それによ
り、前記脈絡膜毛細血管から放出される蛍光を示す結果
像を形成する手段であって、前記その次の像が前記の減
算される像よりも遅い時点に取られたものである手段
と、 を具備する装置。 - 【請求項16】前記像が減算される前に、前記像及びそ
の次の像をディジタル化する手段を更に備える、請求項
15記載の装置。 - 【請求項17】蛍光色素で充填された眼の脈管構造にお
ける脈絡膜血管新生(CNV)の、血管造影法の期間にお
ける視覚化を改善する装置において、 前記色素を励起し、それにより蛍光を前記脈管構造から
放出させる手段と、 眼底カメラに配置された偏光フィルタを用いて、前記CN
Vからの蛍光以外の蛍光を抑制する手段と、 前記CNVからの蛍光の血管造影像を取る手段と、 を具備する装置。
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