JP3309510B2 - 液化ガス運搬船における船体保護装置 - Google Patents

液化ガス運搬船における船体保護装置

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JP3309510B2 JP20672893A JP20672893A JP3309510B2 JP 3309510 B2 JP3309510 B2 JP 3309510B2 JP 20672893 A JP20672893 A JP 20672893A JP 20672893 A JP20672893 A JP 20672893A JP 3309510 B2 JP3309510 B2 JP 3309510B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLNG船等の液化ガス運
搬船に適用され、液化ガスの貯蔵タンクから万一液漏れ
が生じた場合に漏洩液を受けてそれが船体に達すること
を防止するための船体保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガスを運搬するためのLNG船
として、図8および図9に示すように、液化ガスを貯蔵
するための貯蔵タンク1を多数の支持台2により支持し
て船体3内に設置するようにした構造のものが実用化さ
れている。このようなLNG船における貯蔵タンク1
は、アルミ合金製の角型のタンク本体4の全面を保冷パ
ネル5により覆ってなるものである。タンク本体1の底
面は平坦とされ、その底面は水平となるように支持台2
により支持されている。そして、支持台2によるタンク
本体1の支持部においては、図9に示すように、タンク
本体1の熱伸縮を吸収するべく支持台2と保冷パネル5
との間に若干の隙間を確保し、そこにグラスウール等の
他の断熱材6を充填するようにしている。
【0003】ところで、この種の液化ガス運搬船におい
ては、タンク本体1内に貯溜された極低温の液化ガスが
万一漏洩した場合においても、それが船体3にまで達し
てしまって船体3が低温となり脆化するような事態を確
実に防止する必要がある。そこで、保冷パネル5として
ポリウレタンフォーム等の液密性を有する材料を採用
し、タンク本体1から液化ガスが万一漏洩したとしても
それを保冷パネル5により遮蔽して外部にまで漏洩して
しまうことを防止し、漏洩液が直ちに船体3にまで達し
てしまうことのないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液密性
を有する保冷パネル5を採用しても、上記のように支持
台2による支持部分においては支持台2と保冷パネル5
との間に隙間を確保しているので、断熱材6が充填され
るといえどもそこでは液密を確保できるものではなく、
したがってその隙間から漏洩液が滴下してしまう懸念が
ある。そのため、漏洩液が万が一にも船体3に達してし
まうことを防止するべく、たとえば図9に示しているよ
うに、隙間の下方に漏洩液を受けるための樋7を支持台
2の全周にわたって設置しておくことも行われている
が、支持台2の数は多数に及ぶものであるのでそれらの
全てに上記のような樋7を設置することはコストアップ
を招き、有効な改善策が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明
は、底面が平坦な角型のタンク本体の全面を保冷パネル
により液密に覆ってなる液化ガスの貯蔵タンクを、支持
台によりその底面を水平に支持することによって船体内
に設置してなる液化ガス運搬船に適用され、前記タンク
本体からの漏洩液が船体に達することを防止するための
船体保護装置であって、前記保冷パネルは前記タンク本
体から漏洩した漏洩液が該保冷パネルの内側において任
意の方向に流下可能に設けられ、前記貯蔵タンクの底面
における四隅部に、前記タンク本体から前記保冷パネル
の内側に漏洩して該保冷パネルの内側において船体の揺
動により任意の方向に流下する漏洩液を保冷パネルの外
部に排出するための排出口をそれぞれ形成するととも
に、それら排出口の下方に漏洩液を受けるためのトレイ
を設置してなることを特徴としている。
【0006】タンク本体の底面にポンプウエル等の凹部
が形成されている場合には、その凹部に対応させてタン
ク本体の底面を覆う保冷パネルに下方に膨出する膨出部
を形成し、その膨出部にも前記排出口を設置するととも
に、その排出口の下方にも前記トレイを設置すると良
い。また、前記各排出口には、通常時は閉じているとと
もに漏洩液が排出口の位置に達したときに開くドレン弁
を取り付けることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の船体保護装置は、支持台による支持部
も含めてタンク本体の全面を保冷パネルにより液密に覆
うことによってタンク本体からの漏洩液を保冷パネルに
より遮蔽するようにしたうえで、貯蔵タンクの底面の四
隅部に位置させて設けた排出口から漏洩液を排出させ、
トレイにより受けるものである。この場合、タンク本体
の底面は平坦とされているとともに水平に支持されてい
ることから、タンク本体の底面を覆っている保冷パネル
の内側に漏洩した漏洩液は、船体が完全に静止している
とすればいずれの方向へも流動することはないが、通常
は少なからず船体が揺動しているので、漏洩液は自ずと
いずれかの方向に流下していって最終的には貯蔵タンク
の底面の四隅部のいずれかに導かれ、そこに設けられて
いる排出口の位置に達して排出される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本実施例の船体保護装置が適用されるLNG船
は、図8に示した従来のものと同様に、底面が平坦とさ
れた角型の液化ガスの貯蔵タンク1を多数の支持台2に
よりその底面を水平に支持して船体3内に設置するよう
にしたものである。その貯蔵タンク1は、これも従来の
ものと同様に、アルミ合金製のタンク本体4の全面をポ
リウレタンフォーム等の液密性を有する保冷パネル5に
より覆ってなるものであるが、従来においては支持台2
によるタンク本体4の支持部においては液密を確保でき
ないものであったのに対し、本実施例においては、たと
えば後述する構造によって支持台2による支持部におい
ても完全に液密を確保してそこから漏洩液が漏出し得な
いものとし、そのうえで、保冷パネル5の内側に漏洩し
た漏洩液を貯蔵タンク1の底面の四隅部に導いて排出さ
せるようにしたものである。
【0009】すなわち、図1ないし図3に示すように、
貯蔵タンク1の底面における四隅部の位置には、タンク
本体4から保冷パネル5の内側に漏洩した漏洩液を保冷
パネル5の外部に排出するための排出口10が形成され
ているとともに、それら排出口10の下方には、排出口
10から排出される漏洩液を受けるためのトレイ11が
支持台17により支持されて設置されている。各排出口
10には、通常時は閉じているとともに排出口10の位
置に漏洩液が達したときに自ずと開いて漏洩液を排出す
るためのドレン弁12が取り付けられている。また、ト
レイ11に排出された漏洩液の自然蒸発を促進するため
に、トレイ11を熱伝導性に優れる材料により形成する
とともにその内側にはフィン13を格子状に取り付け、
支持台17もできるだけ小断面かつ熱伝導に優れるもの
を採用することが好ましい。
【0010】また、図1に示すようにタンク本体4の底
面にはポンプウエル等の凹部14が形成されていて、そ
の凹部14に対応してタンク本体4の底面を覆っている
保冷パネル5には下方に膨出する膨出部15が形成さ
れ、その膨出部15にも上記と同様の排出口10が形成
されているとともにそこには同様のドレン弁12が取り
付けられ、その下方にはトレイ11が設置されている。
【0011】上記構成の船体保護装置では、上記のよう
にタンク本体4の全面、特に支持台2による支持部を含
めてタンク本体4の底面全体を保冷パネル5により完全
に液密に覆っているので、タンク本体4から万一液化ガ
スが漏洩したとしてもその漏洩液は直ちに保冷パネル5
の外部にまで漏洩してしまうようなことはなく、タンク
本体4の底部を覆っている保冷パネル5の内側に溜まっ
ていくことになる。
【0012】この場合、タンク本体4の底面は平坦とさ
れているとともに水平に支持されていることから、タン
ク本体4の底面を覆っている保冷パネル5の内側に漏洩
した漏洩液は、船体3が完全に静止しているとすればい
ずれの方向へも流動することはないが、通常は常に少な
からず船体3が揺動しているので、漏洩液は自ずといず
れかの方向に流下していき、最終的には貯蔵タンク1の
底面の四隅部のいずれか、もしくは、最も低い位置とな
っている膨出部15に導かれていくことになる。
【0013】そして、漏洩液がそのようにして貯蔵タン
ク1の四隅部もしくは膨出部15に導かれて排出口10
の位置に達すると、上記のようにドレン弁12が自ずと
開かれて漏洩液はトレイ11に排出される。トレイ11
に排出された漏洩液は速やかに自然蒸発してしまい、こ
れにより極低温の漏洩液が船体3に達してしまうような
ことが確実に防止される。
【0014】このように、本実施例の船体保護装置によ
れば、保冷パネル5の内側に漏洩した漏洩液を船体3の
揺動を利用して貯蔵タンク1の四隅部もしくは膨出部1
5の位置に導くようにしたので、保冷パネル5の内側に
多量の漏洩液が溜まってしまうようなことを防止でき、
僅か5箇所に設置した排出口10から効率的に漏洩液を
排出することができる。そして、本実施例の船体保護装
置は5箇所の排出口10の位置のみにトレイ11を設置
することで充分であるから、多数の支持台2の全てに対
して樋7を設置する必要のあった従来の場合に比して全
体の構造をはるかに簡略なものとでき、大幅なコストダ
ウンを実現し得るものである。
【0015】ところで、上記のドレン弁12としては種
々の型式のものを任意に採用し得るが、たとえば図4お
よび図5に示す構成のものを採用することが好ましい。
そのドレン弁12は、上記排出口10の周囲に固定した
弁箱取付ピース21に取り付ける円筒形状の弁箱22
と、該弁箱22内の上部に螺合されていて複数個の弁入
口23を開口させているバイメタル固定金物24と、下
端に取り付けたストッパ25を互いに相対向するように
平行に配して各上端部をねじにてバイメタル固定金物2
4に取り付けられた板バイメタル26と、弁箱22の中
心部に位置させられたロッド27と、上記各板バイメタ
ル26の下端のストッパ25との係合部28を有しかつ
該係合部28がストッパ25と係合するようにロッド2
7の下端に滑動自在に嵌合されている密封用コイルばね
保持具29と、上記ロッド27の上部のねじ部30に螺
合されて上下方向へ自在に移動できるようにしてある弁
開用コイルばね保持具31と、該弁開用コイルばね保持
具31とバイメタル固定金物24との間に介装させた弁
開用コイルばね32と、上記弁開用コイルばね保持具3
1と密封用コイルばね保持具29との間に介装した密封
用コイルばね33と、上記ロッド27の下端に着脱自在
にねじ結合された弁板34と、弁箱22の下端面と上記
弁板34との間をシールするためのパッキング35とか
らなる構成としてある。さらに、上記板バイメタル26
は、外面側を高膨張金属、内面側を低膨張金属としてそ
れら2種類の金属を貼り合わせた後、圧延加工にて成形
した構成としてあり、また、上記密封用コイルばね33
は弁開用コイルばね32よりばね力が大きくしてある。
【0016】以上の如く構成されたドレン弁12の動作
を説明すると、タンク本体4の一部が破損して内部の液
化ガスが保冷パネル5の内側に漏洩した場合、漏洩液は
排出口10から弁入口23を通り弁箱22の内部に入
る。漏洩液が弁箱22内に入って流下する際、漏洩液に
より弁箱22内の温度が低下することにより板バイメタ
ル26の温度も低下する。板バイメタル26は、外面側
を高膨張金属、内面側を低膨張金属として貼り合わせた
構成としてあるので、上記温度低下により板バイメタル
26は内面側に比して外面側がより大きく収縮して図6
に示す如く外側へ湾曲する。該板バイメタル26の下端
のストッパ25が密封用コイルばね保持具29の係合部
28から離脱可能なところまで湾曲していくと、密封用
コイルばね保持具29の係合部28がストッパ25から
瞬時に離脱する。これにより、密封用コイルばね33は
開放されて弾力を失うと同時に弁開用コイルばね32の
圧縮量が開放され、ロッド27が押し下げられて弁板3
4は下方へ移動して弁開状態となる。この際、弁開用コ
イルばね32の圧縮量は、弁開用コイルばね保持具31
を上下に移動させることにより調整できる。そして、上
記弁開状態により弁箱22内に入った漏洩液は、弁箱2
2の下端と弁板34との間を通って排出されることにな
る。
【0017】このような構成のドレン弁12を採用する
ことにより、漏洩液が排出口10の位置に達したときに
は速やかに漏洩液を排出できることはもとより、通常時
はこのドレン弁12により排出口10が閉じられている
ので、保冷パネル5による保冷効果を損うことがない。
すなわち、ドレン弁12が設置されておらず、排出口1
0が常時開とされている場合には、その排出口10を通
じて外部の常温空気が保冷パネル5の内側に流入してし
まい、したがって保冷パネル5の内側においてタンク本
体4の壁面温度に比して高温の空気流が生じ、このため
保冷効果が損われてしまうことが懸念されるが、上記の
ようにドレン弁12により排出口10を常時閉として排
出口10からの外部空気の流入を防止することにより、
そのようなことを未然に防止できるのである。
【0018】また、本実施例の船体保護装置において
は、上記のように保冷パネル5によってタンク本体4の
底面全体を完全に液密に覆う必要があり、したがって支
持台2によるタンク本体4の支持部においても液密を確
保しなければならないから、たとえば図7に示すような
構造を採用することが好ましい。
【0019】すなわち、支持台2の高さ方向中間の位置
に外周側に張り出す水平の張出し部40を一体に形成し
ておき、その張出し部40の外周下面には下向きの段部
41を形成しておく。そして、タンク本体4の底面に取
り付ける保冷パネル5の下面を張出し部40の上面に摺
接させ、その保冷パネル5の側端面と支持台2側面との
間には若干の間隙を確保してそこにはグラスウール等の
断熱材42を充填する。また、保冷パネル5の下面には
ポリエチレンフォーム等の比較的軟質の保冷材43を配
設し、この保冷材43の端縁を張出し部40の側面およ
び下向きの段部41に接着し、さらに必要に応じて保冷
材43と張出し部40との間に液密用のテープ44を張
り付ける。
【0020】このような構造とすれば、タンク本体4が
熱伸縮した際には、硬質の保冷パネル5は張出し部40
の上面で摺動変位して熱変形に追随できるとともに、比
較的軟質の保冷材43はそれ自身が自由に熱伸縮し得る
から熱変形を吸収しつつ液密を充分に確保でき、この部
分から漏洩液が漏出してしまうことを防止できる。
【0021】以上で本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々の設計的な変更を加
え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の船体保
護装置は、支持台による支持部も含めてタンク本体の全
面を保冷パネルにより液密に覆うことによってタンク本
体からの漏洩液を保冷パネルにより遮蔽し、タンク本体
から保冷パネルの内側に漏洩した漏洩液がその保冷パネ
ルの内側において任意の方向に流下可能としたうえで、
貯蔵タンクの四隅部に漏洩液の排出口を設けたから、タ
ンク本体から保冷パネルの内側に漏洩した漏洩液は船体
の揺動により自ずとそれら排出口の位置に導かれること
になり、したがってそれら排出口の位置のみにトレイを
設置することで充分であるから、漏洩液が万が一にも船
体に達してしまうことを確実に防止できることはもとよ
り、多数の支持台の全てに対して樋を設置する必要のあ
った従来の場合に比して全体の構造をはるかに簡略なも
のとでき、大幅なコストダウンを実現し得るという効果
を奏する。また、タンク本体の底面を覆う保冷パネルに
ポンプウエル等の凹部に対応する膨出部が形成されてい
る場合には、その膨出部にも同様の排出口とトレイを設
置することにより、膨出部に導かれた漏洩液も支障なく
排出できるという利点があり、さらに、通常時は閉じて
いて漏洩液が排出口の位置に達したときのみに開くドレ
ン弁を排出口に取り付けておくことにより、排出口から
保冷パネルの内側に外部から空気が流入して保冷効果が
損われることを防止し得るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である船体保護装置を備えた貯
蔵タンクを示す横断面図である。
【図2】同貯蔵タンクの底部の平断面図である。
【図3】同船体保護装置の要部を示す拡大図である。
【図4】同船体保護装置におけるドレン弁の構造例を示
す縦断面図である。
【図5】同ドレン弁の横断面図である。
【図6】同ドレン弁の弁開時の状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】同船体保護装置を備えた貯蔵タンクの支持部の
構造例を示す断面図である。
【図8】液化ガス運搬船の船体内に設置された貯蔵タン
クを示す図である。
【図9】同貯蔵タンクの支持部の拡大図である。
【符号の説明】
1 貯蔵タンク 2 支持台 3 船体 4 タンク本体 5 保冷パネル 10 排出口 11 トレイ 12 ドレン弁 14 凹部 15 膨出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行友 達彦 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川 島播磨重工業株式会社 東京第一工場内 (72)発明者 角田 有史 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川 島播磨重工業株式会社 東京第一工場内 (56)参考文献 特開 昭58−17297(JP,A) 特開 昭51−79490(JP,A) 実開 平1−102099(JP,U) 実開 昭56−4993(JP,U) 実開 昭61−57300(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 25/16 B63B 25/16 101 B63B 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面が平坦な角型のタンク本体の全面を
    保冷パネルにより液密に覆ってなる液化ガスの貯蔵タン
    クを、支持台によりその底面を水平に支持することによ
    って船体内に設置してなる液化ガス運搬船に適用され、
    前記タンク本体からの漏洩液が船体に達することを防止
    するための船体保護装置であって、前記保冷パネルは前
    記タンク本体から漏洩した漏洩液が該保冷パネルの内側
    において任意の方向に流下可能に設けられ、前記貯蔵タ
    ンクの底面における四隅部に、前記タンク本体から前記
    保冷パネルの内側に漏洩して該保冷パネルの内側におい
    て船体の揺動により任意の方向に流下する漏洩液を保冷
    パネルの外部に排出するための排出口をそれぞれ形成す
    るとともに、それら排出口の下方に漏洩液を受けるため
    のトレイを設置してなることを特徴とする液化ガス運搬
    船における船体保護装置。
  2. 【請求項2】 タンク本体の底面を覆う保冷パネルに、
    タンク本体の底面に形成されている凹部に対応して下方
    に膨出する膨出部を形成し、その膨出部に前記排出口を
    設置するとともに、その排出口の下方に前記トレイを設
    置してなることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス
    運搬船における船体保護装置。
  3. 【請求項3】 前記各排出口に、通常時は閉じていると
    ともに漏洩液が排出口の位置に達したときに開くドレン
    弁を取り付けてなることを特徴とする請求項1または2
    に記載の液化ガス運搬船における船体保護装置。
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