JP3308610B2 - ガスタービンの燃焼室及びこの燃焼室を運転するための方法 - Google Patents

ガスタービンの燃焼室及びこの燃焼室を運転するための方法

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JP3308610B2 JP30346192A JP30346192A JP3308610B2 JP 3308610 B2 JP3308610 B2 JP 3308610B2 JP 30346192 A JP30346192 A JP 30346192A JP 30346192 A JP30346192 A JP 30346192A JP 3308610 B2 JP3308610 B2 JP 3308610B2
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    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービングループ
のロータをリング状に取り囲む、ガスタービンの燃焼
室、並びにこの燃焼室を運転するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来形式の鉢状の燃焼室からリング状燃
焼室へ変えることによって、少なくともスペース的な利
点が得られる。何故ならば、リング状燃焼室はガスター
ビンのロータの中央部を規則的にリング状に取り囲んで
いるからである。しかしながら、このリング状燃焼室は
運転法に関しては、従来技術に基づく限りにおいては最
適なものとはいえない。その都度の運転時点に応じて燃
料量を調節して供給するようにした、ガス状の燃料のた
めの運転法は、有害物質エミッションを減少させる必要
がある場合は特に、最適な運転法ではない。換言すれ
ば、1つのリング状燃焼室を確実に提供するというスペ
ース的な利点を得ることによって、燃焼室からの有害物
質エミッションの増加を容認してはならないということ
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、有害物質エミッションを減少させることのできるよ
うなリング状燃焼室、並びにこのリング状燃焼室を運転
するための方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の燃焼室によれば、複数のバーナが、燃焼室の正面壁
側で一平面を占めるように配置されており、少なくとも
1つの2重のリングが形成されるように、燃焼室の正面
壁に沿ってバーナが配置されており、同一のリング内に
設けられたバーナは同一の流れ方向を有していて、それ
ぞれ一方のリング内に存在するバーナの流れ方向が、隣
接する他方のリング内に存在するバーナの流れ方向とは
逆の流れ方向となるように設定されており、各リング内
でそれぞれ少なくとも1つのバーナが交互に外方向へ若
しくは内方向へずらして配置されており、正面壁に設け
られた複数のバーナが、パイロットバーナと被パイロッ
トバーナとに分けられている。
【0005】また前記課題を解決した本発明の、燃焼室
を運転するための方法によれば、燃焼室の始動時及び高
速運転時に燃料をパイロットバーナのヘッド段部として
構成された燃料ノズルに分配し、40〜55%の負荷に
おいてヘッド段部としての燃料ノズルを運転停止し、パ
イロットバーナのための燃料量を別の供給段部を介して
供給し、40〜55%と65〜80%との間の負荷にお
いてパイロットバーナのための燃料量を一定に維持し、
65〜80%を越える負荷において被パイロットバーナ
を運転するようにした。
【0006】
【発明の効果】前記本発明の燃焼室及びこの燃焼室を運
転するための方法によれば、リング状燃焼室の大きさ及
びこのリング状燃焼室に組み込まれたバーナの数とは無
関係に、最適な運転を実施することができる。
【0007】本発明の別の利点は、ガスタービンの出力
を上昇させるために、水又は蒸気を炎に噴射させるとい
う点にある。これによって、純粋な前混合バーナにおい
てはしばしば炎が消えてしまったり又は揺らいだりする
ことがあるが、本発明によれば、炎に噴射させる水又は
蒸気の量を多くなると、それに応じて増量された燃料量
がヘッド段部を通ってバーナ内に噴射されるようになっ
ているので、これによって炎が消えたり又は揺らいだり
することは避けられるように構成されている。
【0008】本発明によれば、点火時においても運転中
においてもバーナの良好な特性が得られるという利点が
得られた。バーナ自体は、リング状燃焼室のヘッドに配
置されていて、原則的に正面壁において2重のリングを
形成している。燃焼のための良好な流れフィールドを得
るために、それぞれ2つのバーナが交互に外側若しくは
内側へずらされている。燃焼室壁部に沿って及び中央部
で強い横方向流を得るために各リングに設けられたバー
ナは同一の回転方向を有していて、他方のリングに設け
られたバーナとは逆の回転方向を有している。バーナ自
体は、パイロットバーナと被パイロットバーナとに分け
られており、この場合、被パイロットバーナの数はパイ
ロットバーナの数よりも少ない。被パイロットバーナは
有利には、パイロットバーナによって取り囲まれる位置
に配置されている。これによって次のような運転範囲、
つまり、被パイロットバーナが固有の炎を生ぜしめるこ
とができず、その代わりに非常に希薄な混合気がパイロ
ットバーナの熱い排ガスに噴射されるような運転範囲で
良好な燃焼が得られるようになっている。
【0009】
【実施例】図1には、リング状燃焼室の正面壁10の扇
形部分が示されている。このリング状燃焼室の構成につ
いてはヨーロッパ公開特許第0401529号明細書に
開示されている。リング状燃焼室は、列状に配置された
バーナを有しており、これらのバーナの数は機械の大き
さ及びバーナの大きさに基づいている。すべてのバーナ
のヘッド段部(その構造は有利には図4に示した概略図
に示されている)は燃料供給部に接続されている。主段
部は2つのグループより組み立てられており、そのバー
ナ部分はグループ毎に基本的にそれぞれの機械に合わせ
て構成されている。2つのグループは、一方のグループ
がパイロットバーナA1,A2として、また他方のグル
ープが被パイロットバーナB1,B2として構成されて
いる点で異なっている。パイロットバーナA1,A2の
数と、被パイロットバーナB1,B2の数とは一般的に
異なっている。このリング状燃焼室の運転法は、ガスタ
ービングループの圧縮機に調節可能な予備ガイド列を設
け、これによって空気量を全負荷量に対して少なくとも
15%減少させることができるようにすることから出発
している。ガスタービンの始動時及び高速運転時におい
て、燃料はパイロットバーナA1,A2のヘッド段部
(図4〜図7参照)に分配される。この場合の予備ガイ
ド列の位置は任意である。遅くとも、給電網による同期
化が必要となると直ちに、予備ガイド列が閉鎖されるよ
うにしなければならない。約65〜80%の負荷におい
て、予備ガイド列はまず閉鎖状態で維持される。次いで
この予備ガイド列はさらに、連続的に開放される。負荷
が高まるにつれて、パイロットバーナA1,A2の燃料
量は主段部の次第に大きくなる部分に供給される。次い
で40〜45%の負荷においてはヘッド段部は完全に運
転停止され、パイロットバーナA1,A2は純粋な前混
合によって運転される。機械出力が40〜45%と65
〜80%との間にある時にパイロットバーナA1,A2
の燃料量はまったく変化しない。機械出力は、被パイロ
ットバーナB1,B2の主段部への燃料供給量を増やす
ことによって上昇されるようになっている。すべてのバ
ーナの燃料量が同じになると直ちに、リング状燃焼室の
すべてのバーナが純粋な前混合運転で運転される運転時
点も得られる。さらにまた、空気量を最適な値に維持す
るために、燃料量と空気量とは比例して上昇する。パイ
ロットバーナも被パイロットバーナも原則として、リン
グ状燃焼室の正面壁10で2重のバーナ・リング10
b,10cを形成する(左右対称線10aで仕切られて
いる)。良好な燃料流れフィールド得るために、それぞ
れ2つのバーナが交互に外側若しくは内側へずらされて
いる。各リング内に存在するバーナは、バーナ内で+と
−の記号で示されているように、隣接するリングの回転
方向と同一の回転方向を有している。このような構成に
よって、燃焼室壁に沿って及び中心で強い流れが得られ
るようになっている。この場合に重要なことは、被パイ
ロットバーナB1,B2の位置である。この被パイロッ
トバーナB1,B2は、他のバーナ、つまりパイロット
バーナA1,A2によってできるだけ良好に取り囲まれ
て配置されている。これによって、被パイロットバーナ
B1,B2が固有の炎を形成しない運転範囲内で良好な
燃焼が得られる。この運転範囲は、40〜45%と65
〜80%との間であって、非常に少量の混合気だけがパ
イロットバーナA1,A2の熱い排ガスに噴射される。
【0010】図2には、リング状燃焼室の正面壁10の
全体が示されており、被パイロットバーナB1,B2
は、すべてのバーナのうちの1/6だけを形成してい
る。残りの5/6はパイロットバーナA1,A2によっ
て形成されている。このような分割形式は、有利な変化
実施例を示している。リング状燃焼室の形式の応じてそ
の他の分割形式も可能である。
【0011】図3には、運転中において正面壁10で実
験的に形成された流れライン10dを示している。この
流れライン10dの形状は、特に点火過程中における燃
焼室の特性全体に非常に大きい影響を与える。流れライ
ン10dの密度は高い速度を示している。この高い速度
は、左右対称線10a(図1参照)の範囲内で特に良好
に調節されるこの高い速度は、点火がパイロットバーナ
から被パイロットバーナに伝達され得るように配慮す
る。
【0012】バーナの構造を分かりやすくするために、
図4に示した構造のそれぞれV−V線、VI−VI線及
びVII−VII線に沿った断面図の概略図が、図5、図6
及び図7に示されている。さらに図4には、図5〜図7
に概略的に示したそらせ板21a,21bが略示されて
いる。以下に図5〜図7を用いて、図4に示したバーナ
の構造を説明する。
【0013】図4には、組み込まれた前混合ゾーンを有
するバーナの一部破断した斜視図が示されている。この
バーナ自体は、2つの中空の部分円錐体1,2より成っ
ており、これら2つの部分円錐体1,2は、重ね合わさ
れていて、その中心軸線(縦左右対称軸線)1b,2b
に関連して半径方向に互いにずらされている。このよう
に中心軸線1b,2bをずらしたことによって(図5〜
図7参照)、部分円錐体1,2の両側で互いに逆向きの
流入口を有するそれぞれ1つの接線方向の空気流入スリ
ット19,20が形成される(図5〜図7参照)。この
空気流入スリット19,20を通って、燃焼空気15が
バーナの内室、つまり2つの部分円錐体1,2によって
形成された円錐形中空室14内に流入する。図示の部分
円錐体1,2の円錐形の形状は、流れ方向で見て所定の
角度を有している。もちろん、これらの部分円錐体1,
2は流れ方向で次第に大きくなるか又は次第に小さくな
る円錐形の傾斜を有していてもよい。この2つの実施例
は図面に示されていないが実施可能である。どのような
形状が有利であるかは、それぞれの所定の燃焼パラメー
タに基づいている。2つの部分円錐体1,2はそれぞれ
1つの円筒形の始端部1a,2aを有しており、これら
の始端部は、部分円錐体1,2の連続を形成しており、
従って接線方向の空気流入スリット19,20も設けら
れている。これによって、空気流入スリット19,20
はバーナの全長に亙って延びている。もちろんバーナは
純粋に円錐形に、つまり円筒形の始端部1a,2aを設
けずに構成することができるし、また、この始端部1
a,2aは円筒形に構成しなくてもよい。図示のように
始端部が円筒形に構成されている場合は、この始端部1
a,2aに燃料ノズル(ヘッド段部)3が取り付けられ
る。このヘッド段部の燃料供給は、液状の燃料(例えば
オイル)の燃料噴射流4と、ガス状の燃料13の主とし
て同軸的な燃料噴射流とから成っている。ガス状の燃料
13の燃料噴射流は、一列の燃料噴射孔13aによって
行われ、これらの燃料噴射孔13aは、中央の燃料噴射
流4を囲んで並んで配置されている。この燃料噴射流は
一般的に、空気による噴射か又は圧力噴霧である。従っ
て、燃料噴射流は、2つの部分円錐体1,2によって形
成された円錐形の中空室14の最も狭い横断面範囲内で
行われる。2つの部分円錐体1,2は、接線方向の空気
流入スリット19,20の範囲内でそれぞれ1つの燃料
導管8,9を有している。これらの燃料導管8,9は長
手方向で複数の開口17を備えていて、これらの開口1
7を通ってガス状又は液状の燃料13(有利にはガスが
使用される)が噴射される。この燃料13は、接線方向
の空気流入スリット19,20を通って円錐形中空室1
4内に流入した燃焼空気15と混合される。バーナの主
段部を形成する燃料導管8,9は、最適な空気/燃料混
合を得るために、有利には接線方向の流入端部で円錐形
中空室14内に侵入する手前に配置されている。もちろ
ん、2つの燃料供給、つまり一方は中央の燃料ノズル3
による燃料供給と他方は燃料導管8,9による燃料供給
とを混合した混合運転も可能である。燃焼室22側で
は、バーナの出口開口が、多数の孔11を有する正面壁
10に移行している。これらの多数の孔11は、バーナ
端面側を冷却するために使用される。また別の冷却技術
も考えられる。燃料ノズル3を通って流れる液状の燃料
12は、鋭角を成して円錐形中空室14内に噴射され
る。この噴射は、バーナ出口平面にできるだけ均一な円
錐形の噴射形状が得られるように行われる。これは、部
分円錐体1,2の内壁が燃料噴射4によって濡らされな
いようにされることによってのみ可能である。このため
に、柱状の噴射燃料流より成る円錐形の噴射燃料柱5
が、接線方向に流入する燃焼空気15と、場合によって
は、軸方向で接近案内された別の燃焼空気流(詳しく図
示せず)とによって取り囲まれるようになっている。液
状の燃料12の濃度は軸方向で連続的に、混合された燃
焼空気流によって薄められるようになっている。燃料導
管8,9を介して例えばガス状の燃料13が供給される
と、空気流入スリット19,20の範囲内で直接的に燃
焼空気15との混合が行われる。燃焼ゾーン内に侵入す
る手前で完全な蒸発が行われると常に、有害物質エミッ
ションの減少が得られる。これと同様のことは、余剰の
空気が、再循環される排ガスによって置き換えられる場
合に、近化学量論的な運転のためにも当てはまる。接線
方向の空気流入スリット19,20の幅及び円錐角度に
関連した部分円錐体1,2の構成において、狭い限度が
維持され、これによってバーナ開口部範囲における、逆
流ゾーン6を有する空気の所望の流れフィールドが調節
される。一般的に、空気流入スリット19,20が狭く
なると、逆流ゾーン6はさらに上流に向かってずれこと
になる。これによって空気/燃料混合気は早期に点火さ
れることになる。しかしながら、一度固定された逆流ゾ
ーン6はそれ自体不変であることを確認する必要があ
る。何故ならば、回転数はバーナの円錐形の範囲内で燃
料流れ方向で次第に高くなるからである。さらに、混合
気の軸方向速度は、燃焼空気流の前記軸方向供給によっ
て影響を受ける。このようなバーナの構造は、所定の構
造長さで、部分円錐体1,2を互いにずらすことによっ
て、接線方向の空気流入スリット19,20の大きさを
変えるのに適している。これによって2つの中心軸線1
b,2bの間隔が小さくなるか又は大きくなり、それに
応じて、接線方向の空気流入スリット19,20のギャ
ップの大きさも変化する(図5〜図7参照)。部分円錐
体1,2はもちろん、別の平面で互いにずらすこともで
き、この際に部分円錐体1,2の重なり程度も調節する
ことができる。さらにまた、部分円錐体1,2を互いに
逆方向の回転運動によって螺旋状に互いに入り込むよう
にずらすか、又は部分円錐体1,2を縦方向で互いにず
らすことができる。これによって、最も簡単な手段で手
によって、接線方向の空気流入スリット19,20の形
状及び大きさを変えて、ひいてはバーナの構造長さを変
えることなしにバーナを、所定の帯域幅で個別に合わせ
ることができる。
【0014】図5〜図7にはそらせ板21a,21bの
幾何学的な形状が示されている。このそらせ板21a,
21bは、流れの導入機能を満たすものであって、そら
せ板21a,21bの長さに応じて、部分円錐体1,2
のそれぞれの端部が燃焼空気15の流れ込み方向で延長
されるようになっている。円錐形中空室14への燃焼空
気15の流過案内は、円錐形中空室14内への侵入範囲
に設けられた旋回中心点23を中心にしてそらせ板21
a,21bを開放方向へ若しくは閉鎖方向へ旋回させる
ことによって、最適となるように調節される。これは特
に、接線方向の空気侵入スリット19,20のギャップ
の最初の大きさを変える必要があるような場合に必要で
ある。もちろん、バーナはそらせ板なしでも運転するこ
とができ、またこのために他の補助手段を設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例によるリング状燃焼室の正面
壁の扇形部分の概略図である。
【図2】図1による正面壁にバーナを備えた状態を示し
た、正面壁の概略的な全体図である。
【図3】正面壁において生じる流れの形状をシュミレー
トした概略図である。
【図4】バーナを一部破断した斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿って断面した概略図であ
る。
【図6】図4のVI−VI線に沿って断面した概略図で
ある。
【図7】図4のVII−VII線に沿って断面した概略図で
ある。
【符号の説明】
A1,A2 パイロットバーナ、 B1,B2 被パイ
ロットバーナ、 1,2 部分円錐体、 1a,2a
円筒形の始端部、 1b,2b 中心軸線、3 燃料ノ
ズル、 4 燃料噴射流、 5 噴射燃料柱、 6 逆
流ゾーン、7 炎先端、 8,9 燃料導管、 10
正面壁、 10a 左右対称線、10b,10c バー
ナ・リング、 10d 流れライン、 11 孔、 1
2,13 燃料、 13a 燃料噴射孔、 14 円錐
形中空室、 15 燃焼空気流、 16 さらに別の燃
料の噴射、 17 開口、 18 冷却空気、 19,
20 接線方向の空気流入スリット、 21a,21b
そらせ板、 22燃焼室、 23 旋回中心点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター シニア スイス国 メリンゲン レープヴェーク 12 (56)参考文献 特開 平2−275221(JP,A) 特開 平2−233907(JP,A) 西独国特許出願公開3837635(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23R 3/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービングループのロータをリング
    状に取り囲む、ガスタービンの燃焼室であって、該燃焼
    室の正面壁に複数のバーナが設けられている形式のもの
    において、これらの複数のバーナが、燃焼室の正面壁側
    で一平面を占めるように配置されており、少なくとも1
    つの2重のリング(10b,10c)が形成されるよう
    に、燃焼室の正面壁(10)に沿ってバーナが配置され
    ており、同一のリング内に設けられたバーナは同一の流
    れ方向を有していて、それぞれ一方のリング内に存在す
    るバーナの流れ方向が、隣接する他方のリング内に存在
    するバーナの流れ方向とは逆の流れ方向となるように設
    定されており、各リング内でそれぞれ少なくとも1つの
    バーナが交互に外方向へ若しくは内方向へずらして配置
    されており、正面壁(10)に設けられた複数のバーナ
    が、パイロットバーナ(A1,A2)と被パイロットバ
    ーナ(B1,B2)とに分けられていることを特徴とす
    る、ガスタービンの燃焼室。
  2. 【請求項2】 正面壁(10)に設けられた複数のバー
    ナの5/6がパイロットバーナ(A1,A2)であっ
    て、1/6が被パイロットバーナ(B1,B2)であ
    る、請求項1記載の燃焼室。
  3. 【請求項3】 バーナが、流れ方向で互いに位置決めさ
    れた中空円錐形の2つの部分円錐体(1,2)より成っ
    ており、これら2つの部分円錐体(1,2)の中心軸線
    (1b,2b)が互いにずらされていて、これによっ
    て、燃焼空気流(15)のための、互いに向き合う流れ
    方向を生ぜしめる接線方向の空気流入スリット(19,
    20)が形成されており、2つの部分円錐体(1,2)
    によって形成された円錐形中空室(14)内に、液状若
    しくはガス状の燃料を噴射するための少なくとも1つの
    ヘッド段部として構成された燃料ノズル(3)が配置さ
    れており、接線方向の空気流入スリット(19,20)
    の範囲内に、ガス状の燃料(13)を供給するための主
    段部として構成された燃料供給導管(8,9)が設けら
    れていることを特徴とする、請求項1記載の燃焼室。
  4. 【請求項4】 請求項1〜4に記載の燃焼室を運転する
    ための方法において、燃焼室の始動時及び高速運転時に
    燃料をパイロットバーナ(A1,A2)のヘッド段部と
    して構成された燃料ノズル(3)に分配し、40〜55
    %の負荷においてヘッド段部としての燃料ノズル(3)
    を運転停止し、パイロットバーナ(A1,A2)のため
    の燃料量を別の供給段部(8,9)を介して供給し、4
    0〜55%と65〜80%との間の負荷においてパイロ
    ットバーナ(A1,A2)のための燃料量を一定に維持
    し、65〜80%を越える負荷において被パイロットバ
    ーナ(B1,B2)を運転することを特徴とする、ガス
    タービンの燃焼室を運転するための方法。
  5. 【請求項5】 水又は蒸気の一部が噴射される時により
    多くの燃料(12)をヘッド段部(3)を介して炎(7)
    内に噴射させる、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 バーナの円錐形中空室(14)内に噴射
    されるヘッド側の燃料噴射流(4)が、燃料流れ方向で
    見て円錐形に次第に大きくなる、円錐形中空室(14)
    の内壁を濡らさない噴射燃料柱(5)を形成するように
    なっており、該噴射燃料柱(5)を、空気流入スリット
    (19,20)を介して接線方向で円錐形中空室(1
    4)内に流入する少なくとも1つの燃焼空気流(15)
    によって取り囲むようにし、接線方向の空気流入スリッ
    ト(19,20)の範囲内に燃料供給部(17)を設
    け、バーナの出口において燃料/空気混合気を点火し、
    バーナ開口部の範囲内で逆流ゾーン(6)を通って炎先
    端(7)を安定させるようにした、請求項4記載の方
    法。
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