JP3307068B2 - 自走車使用の搬送装置 - Google Patents

自走車使用の搬送装置

Info

Publication number
JP3307068B2
JP3307068B2 JP07771794A JP7771794A JP3307068B2 JP 3307068 B2 JP3307068 B2 JP 3307068B2 JP 07771794 A JP07771794 A JP 07771794A JP 7771794 A JP7771794 A JP 7771794A JP 3307068 B2 JP3307068 B2 JP 3307068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
propelled vehicle
container
stations
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07771794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07285432A (ja
Inventor
邦夫 江崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP07771794A priority Critical patent/JP3307068B2/ja
Publication of JPH07285432A publication Critical patent/JPH07285432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307068B2 publication Critical patent/JP3307068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各ステーション間にお
いて荷を搬送するのに使用される自走車使用の搬送装
置、特に病院内で使用される自走車使用の搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
特開平01−310406号公報が開示されている。
【0003】すなわち、ループ状に主経路部を敷設し、
この主経路部に分岐合流装置を介して接続するストレー
ジ部と分岐経路部を接続し、ストレージ部や分岐経路部
にステーションを形成するとともに、これら経路をレー
ル装置により形成し、このレール装置に支持案内される
複数の自走車を配設し、自走車に収納容器(コンテナ)
を設けており、自走車はコンテナの中に荷を収納して各
ステーション間に渡って荷を搬送するように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、自走車は各ステーションを周回するため、自走車は
各ステーションのごみや病原菌を他のステーションに運
ぶ媒体になるという可能性がある。現在、病院や保健所
において、黄色ブドウ球菌などによる院内感染が問題に
なっており、自走車によって院内に病原菌が拡散され増
殖する可能性があることから、コンテナの大掛かりな滅
菌処理設備を備えなければならない状況になっており、
大きな負担になってきている。
【0005】本発明は上記問題を解決するものであり、
院内感染を防止し、さらに病院や保健所の負担を軽減す
る自走車使用の搬送装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
第1発明の自走車使用の搬送装置は、各ステーション間
を連結するレール装置を敷設し、コンテナに荷を収納
し、前記レール装置に支持案内されて自走して各ステー
ション間の荷の搬送を行う自走車を備えた自走車使用の
搬送装置であって、前記自走車のコンテナを抗菌材を含
入した材料により形成し、前記各ステーションとレール
装置を病院内に設け、前記自走車のコンテナに収納した
荷をストレージしている間に滅菌することを特徴とする
ものである。
【0007】また第2発明の自走車使用の搬送装置は、
各ステーション間を連結するレール装置を敷設し、コン
テナに荷を収納し、前記レール装置に支持案内されて自
走して各ステーション間の荷の搬送を行う自走車を備え
た自走車使用の搬送装置であって、前記自走車のコンテ
の外表面と内表面を、抗菌材を含入した塗料により被
覆し、前記各ステーションとレール装置を病院内に設
け、前記自走車のコンテナに収納した荷をストレージし
ている間に滅菌することを特徴とするものである。
【0008】さらに第3発明の自走車使用の搬送装置
は、上記第1発明、または第2発明の自走車使用の搬送
装置であって、荷は、滅菌された手術器材または使用済
の手術器材またはカルテであることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【0010】
【作用】上記第1発明の構成によると、コンテナを抗菌
材を含入した材料により形成したことにより、コンテナ
に病原菌が付着した場合でもコンテナで滅菌され、他の
ステーションに運ばれて増殖することが防止される。ま
たコンテナを抗菌材入りとすることにより、万一荷が雑
菌に汚染されていても、コンテナにストレージされてい
る間に滅菌される。
【0011】また上記第2発明の構成によると、コンテ
ナの外表面と内表面を抗菌材を含入した塗料により被覆
したことにより、コンテナに病原菌が付着した場合でも
コンテナで滅菌され、他のステーションに運ばれて増殖
することが防止される。また内表面を抗菌材を含入した
塗料により被覆することにより、万一荷が雑菌に汚染さ
れていても、コンテナにストレージされている間に滅菌
される。
【0012】また上記第3発明の構成によると、自走車
により、滅菌された手術器材が搬送され、また使用済の
手術器材が返送される。また自走車によりカルテが搬送
される。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における自走車使用の
搬送装置を使用した病院内の搬送経路図である。
【0015】図1において、1は中央材料部Aと4室の
手術室B間に敷設された、手術器材が搬送されるループ
状の主経路部であり、手術器材の受け渡しを行う、中央
材料部Aのステーション2と各手術室Bのステーション
3は、主経路部1に分岐合流装置4を介して接続する分
岐経路部5の先端に形成されている。また、主経路部1
の一部にはストレージ部(ストレージライン)6が接続
されている。
【0016】これら主経路部1、分岐経路部5、および
ストレージ部6は、後述するレール装置により形成さ
れ、このレール装置に支持案内されて自走し、手術器材
を搬送する複数台の自走車11を配設している。
【0017】自走車11およびレール装置を図2,図3に
より説明する。自走車本体12には、車軸13を介して遊転
自在に取付けた左右一対の第1車輪14と、これよりも走
行方向の何れかに離れた位置において車軸16を介して遊
転自在に取付けた左右一対の第2車輪17と、両車軸13,
16に取付けた横移動規制用車輪18と、第1車輪14の近く
において駆動軸19を介して取付けた推進用回転輪(摩擦
回路輪)20と、推進用回転輪20を駆動するモータ21と、
このモータ21と駆動軸19とを連動連結する減速装置22
と、駆動軸19に取付けたピニオンギヤ24が設けられ、さ
らに自走車本体12の下部に左右一対の集電子25が設けら
れ、前部および後部にバンパー26A,27Bが設けられ、
上部に収納容器(コンテナ)27が設けられ、さらに側面
にIDカード28が設けられている。このIDカード28は
自走車本体12内の制御箱29に接続され、この制御箱29は
集電子25に接続されて給電され、モータ21を制御し、自
走車11を走行させる。
【0018】前記コンテナ27は、下部箱体31と、上部箱
体32と、これら箱体31,32を止める止め金具33から構成
され、いずれも抗菌材入りの合成樹脂により整形されて
いる。また、自走車本体12の外装面は、抗菌材入りの塗
料により被覆されている。
【0019】41は自走車11を支持案内するレール装置
で、第1車輪14に上側から接当する第1走行案内面42
と、第2車輪17および推進用回転輪20に下側から接当す
る第2走行案内面43と、横移動規制用車輪18に外側から
接当する第3走行案内面44とを有し、第2走行案内面43
には、自走車11の集電子25が摺接する一対(2本)の給
電レール45と、傾斜経路などにおいて自走車11のピニオ
ンギヤ24が咬合するラック46とが設けられる。
【0020】自走車11の走行は、給電レール45から集電
子25を介してモータ21に給電し、モータ21の回転力を減
速装置22、駆動軸19を介して推進用回転輪20に伝達し、
この推進用回転輪20を第2走行案内面43上で圧接転動さ
せることにより行われる。さらに走行は、第2走行案内
面43に対する第2車輪17の転動と、第1走行案内面42に
対する第1車輪14の転動、ならびに横移動規制車輪18の
第3走行案内面44に対する転動とにより、さらにラック
46にピニオンギヤ24が咬合することにより、水平、傾斜
などの経路1,5,6上を振れやがた付きやスリップな
どない状態で安定して行われる。
【0021】なお、詳細は説明しないが、各自走車11の
IDカード28への情報の伝達は各ステーション2,3お
よび分岐合流装置4に設けた伝送ユニット47を介して中
央制御装置48との間で行われ、中央制御装置48により各
自走車11の運転、各分岐合流装置4が制御される。
【0022】上記構成により、自走車11は矢印x方向へ
自走し、中央材料部Aのステーション2と、4ヵ所の手
術室Bの各ステーション3間を移動することにより、滅
菌された手術器材が中央材料部Aから4ヵ所の各手術室
Bへ搬送され、また使用済の手術器材が4ヵ所の手術室
Bから中央材料部Aへ返送される。また、自走車11はス
トレージ部6で待機する(特に夜間)。
【0023】このような中央材料部Aのステーション2
と、4ヵ所の手術室Bの各ステーション3間の移動時に
自走車11は病原菌により汚染されることがある。しか
し、コンテナ27を抗菌材入りの材料で形成し、また自走
車本体12を抗菌材入りの塗料で被覆されることにより滅
菌を行うことができる。
【0024】表1、および表2に1つの参考の実験結果
として、コンテナ27に大腸菌と、黄色ブドウ球菌を添加
した後、48時間後までの生菌数の測定結果を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1、表2に示すように、抗菌材入りとす
ることにより、コンテナ27において、万一雑菌に汚染さ
れても、特にストレージされている間に1桁の数の滅菌
を行うことができる。よって、コンテナ27において滅菌
処理された手術用器材を各手術室B搬送するに際して
も、雑菌に汚染されることなく、滅菌状態で各手術室B
へ搬送することができるとともに、外装面に付着した病
原菌を他のステーション2,3に運び、拡散・増殖する
ことを防止でき、院内感染を防止することができる。な
お経路1,5,6が病室や廊下などに沿って配設される
場合、これら病室や廊下などにも自走車11を媒体として
病原菌が拡散することを防止することができる。また、
従来のような自走車11の大掛かりな滅菌装置が必要でな
くなり、負担を軽減することができる。
【0028】なお、本実施例では、コンテナ27を抗菌材
入りの材料で形成しているが、抗菌材なしの材料で成形
し、外表面と内表面を抗菌材入りの塗料により被覆する
ようにすることができる。この場合も同様の滅菌効果を
期待できる。
【0029】また、自走車本体2の各構成要素、たとえ
ばモータ21などの外装面を抗菌材入りの塗料により被覆
するようにすることができる。これによりさらに滅菌効
果を期待できる。
【0030】さらに、本実施例では、中央材料部Aと各
手術室B間に主経路部を設けているが、内科、外科など
の各外来診療室とカルテ保管室を主経路部で接続してカ
ルテの自動搬送設備を形成する際にも、本発明の抗菌材
を使用した自走車を使用することにより、病原菌が自走
車を媒体として拡散して増殖する院内汚染を防止するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、コンテ
ナを抗菌材を含入した材料により形成したことにより、
コンテナに病原菌が付着した場合でもコンテナで滅菌で
き、他のステーションに運ばれて増殖することを防止で
き、また万一荷が雑菌に汚染されていても、コンテナに
ストレージしている間に滅菌することができる。
【0032】また第2発明によれば、コンテナの外表面
と内表面を抗菌材を含入した塗料により被覆したことに
より、コンテナに病原菌が付着した場合でもコンテナで
滅菌でき、他のステーションに運ばれて増殖することを
防止できる。またコンテナの内表面を抗菌材を含入した
塗料により被覆することにより、万一荷が雑菌に汚染さ
れていても、コンテナにストレージしている間に滅菌す
ることができる。
【0033】さらに第3発明によれば、病院内で自走車
により滅菌された手術器材または使用済の手術器材また
はカルテが搬送されるとき、病原菌が自走車を媒体とし
て拡散して増殖する院内汚染を防止することができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自走車使用の搬送装
置を使用した病院内の概略経路図である。
【図2】同自走車使用の搬送装置の一部切欠き側面図で
ある。
【図3】同自走車使用の搬送装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 主経路部 2,3 ステーション 4 分岐合流装置 5 分岐経路部 6 ストレージ部 11 自走車 27 収納容器(コンテナ) 41 レール装置 47 伝送ユニット 48 中央制御装置 A 中央材料部 B 手術室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ステーション間を連結するレール装置
    を敷設し、コンテナに荷を収納し、前記レール装置に支
    持案内されて自走して各ステーション間の荷の搬送を行
    う自走車を備えた自走車使用の搬送装置であって、 前記自走車のコンテナを抗菌材を含入した材料により形
    成し、 前記各ステーションとレール装置を病院内に設け、前記
    自走車のコンテナに収納した荷をストレージしている間
    に滅菌すること を特徴とする自走車使用の搬送装置。
  2. 【請求項2】 各ステーション間を連結するレール装置
    を敷設し、コンテナに荷を収納し、前記レール装置に支
    持案内されて自走して各ステーション間の荷の搬送を行
    う自走車を備えた自走車使用の搬送装置であって、 前記自走車のコンテナの外表面と内表面を、抗菌材を含
    入した塗料により被覆し、 前記各ステーションとレール装置を病院内に設け、前記
    自走車のコンテナに収納した荷をストレージしている間
    に滅菌すること を特徴とする自走車使用の搬送装置。
  3. 【請求項3】 荷は、滅菌された手術器材または使用済
    の手術器材またはカルテであることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の自走車使用の搬送装置。
JP07771794A 1994-04-18 1994-04-18 自走車使用の搬送装置 Expired - Fee Related JP3307068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07771794A JP3307068B2 (ja) 1994-04-18 1994-04-18 自走車使用の搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07771794A JP3307068B2 (ja) 1994-04-18 1994-04-18 自走車使用の搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07285432A JPH07285432A (ja) 1995-10-31
JP3307068B2 true JP3307068B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=13641648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07771794A Expired - Fee Related JP3307068B2 (ja) 1994-04-18 1994-04-18 自走車使用の搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307068B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115501065B (zh) * 2022-11-04 2023-03-10 中山市人民医院 一种便于安放在病床上的ecmo设备支架

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07285432A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3622101B2 (ja) 天井走行車システム
US20080264755A1 (en) Roller Conveyor and a Roller Path System Therefor
CN106697824B (zh) 一种医院物流系统
JP3307068B2 (ja) 自走車使用の搬送装置
JPS62136423A (ja) 搬送システム
KR100557203B1 (ko) 반송장치
TWI417233B (zh) Hospital medicine, medical material handling system
US20110005902A1 (en) Roller conveyor and a roller path system therefor
JP3839954B2 (ja) 手術器材・医療器材等の医療器材類供給・回収システム
CN209241888U (zh) 一种无人自动收发货装置
JP2023133357A5 (ja)
JPH08169541A (ja) 自走車使用の搬送設備
WO2010029606A1 (ja) 病院内の薬剤,医療資材の搬送システム
JP2974329B2 (ja) 可動体の搬送設備
JPH0115555Y2 (ja)
JPS59160657A (ja) モノレ−ル式搬送装置
JP3562788B2 (ja) 荷の搬送装置
JP3474779B2 (ja) 有軌道台車システム
JPS59124799A (ja) 荷搬送設備
JPH0355488Y2 (ja)
CN220244569U (zh) 一种全自动多尺寸托盘搬运agv
JP2002046848A (ja) 円形断面レール式リニア搬送装置
US20210100922A1 (en) System for transporting washed medical equipment and packing the washed medical equipment in containers in a sterile processing department
CN212828058U (zh) 一种消毒配送车
JPH04123969A (ja) 吊下昇降装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees