JP3306230B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JP3306230B2 JP20127094A JP20127094A JP3306230B2 JP 3306230 B2 JP3306230 B2 JP 3306230B2 JP 20127094 A JP20127094 A JP 20127094A JP 20127094 A JP20127094 A JP 20127094A JP 3306230 B2 JP3306230 B2 JP 3306230B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などのステアリ
ングや座席前面に装着して、衝突事故等緊急災害時に作
動させて乗員を保護するために利用されるエアバッグ装
置に関し、衝突による衝撃緩衝効果の向上と、起動の迅
速かつ確実性、安全性ならびにコストの低減化をはかる
ことを目的とする。
【0002】
【従来の技術】エアバッグを膨らませる方法としては、
衝突による衝撃を感知し、これを電気的に捉えて電気ヒ
ーターによる火薬の爆発力を利用してガス発生剤を化学
反応によりガス化させる方法のほかに、ガスボンベのガ
ス圧を利用し、衝撃感知により先端を鋭利にした切り矢
によってガスボンベの封板を突き刺してガスを噴出さ
せ、これをエアバッグ内に送り込む方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、火薬を
用いるものにあっては化学反応による発熱、および大き
な爆発音を伴う危険があること、またガスボンベを用い
る場合においては自動車等の衝突時にエアバッグを膨ら
ませて乗員を十分に保護するためにはボンベ内のガス全
量を、少なくとも100分の5秒程度の短い時間内に噴
出させる必要がある。 ところがガスボンベの封板を開
封する切り矢が封板に突き刺さったままとなり、狭い開
口部からのガス噴出を余儀なくされるために、瞬時のガ
ス発生能力に劣り、信頼性の面において問題があって実
用的とはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、火
薬方式のものの利点とガスボンベタイプのものの双方の
利点を生かして、起動の迅速かつ確実性、ならびに安全
性を一層向上させるようにしたものであって、具体的に
は折り畳み自在のバッグを備えたエアバッグ本体と、封
板の施された開口縁部を臨ませるべく取り付けられたと
ころのバッグを膨らませるためのガスボンベと、該ガス
ボンベを開封する手段とからなり、該ガスボンベを開封
する手段は、ガスボンベの開口縁部外周面に周方向に連
続する切り込み溝が形成されているとともに、該切り込
み溝内には一側端にU字状切り欠き部を有する開封金具
の該U字状切り欠き部を嵌合させ、しかも該金具の他側
端部を前記起爆装置のピストン飛び出し側に接近させて
配置してなることを特徴としたエアバッグ装置に関す
る。
【0005】また本発明は、周方向に連続する切り込み
溝が形成された開口縁部を臨ませるべく取り付けられた
ガスボンベは複数であり、しかもその開封手段は、各開
口縁部に形成した切り込み溝に嵌合されるところの、U
字状切り欠き部が複数形成され、しかもその他側端を単
一の起爆装置のピストン飛び出し側に接近させるように
した開封金具を用いるところのエアバッグ装置にも関す
る。
【0006】さらに本発明は、周方向に連続する切り込
み溝が形成された開口縁部を臨ませるべく取り付けられ
たガスボンベは複数であり、しかもその開封手段は、各
開口縁部に形成した切り込み溝に嵌合されるところの、
一側端にU字状切り欠き部を形成し、しかもその他側端
部をそれぞれ各個別に設けた起爆装置のピストン飛び出
し側に接近させてなることを特徴としたエアバッグ装置
にも関する。
【0007】さらに本発明は、折り畳み自在のエアバッ
グと、該エアバッグを膨らませるためのガスボンベと、
該ガスボンベの封板を開封する手段とを有するととも
に、該ガスボンベ封板開封手段を、衝撃センサーによる
電気的信号により作動する起爆装置の起爆エネルギーに
より作動させるようにしたことを特徴とするエアバッグ
装置にも関する。
【0008】
【作用】車両の衝突による衝撃をセンサーが感知し、電
気的エネルギーにより起爆装置を作動させると瞬時的に
シリンダー内の各ピストンを加圧してこれを外側に向け
て突出させる。 ピストンの突出に伴ってこれに略接近
して配置されている開封金具の先端を押圧し、該金具基
端側のU字状切り欠き部によって、その嵌合しているガ
スボンベ開口縁部における薄肉の切り込み溝に沿ってテ
コの原理により封板の施されているガスボンベ開口部先
端を瞬時に除去し、これに伴って内部のガスの全量をす
ばやくエアバッグ内に噴出させ、エアバッグを瞬時に膨
らませる。
【0009】
【実施例】以下において本発明の具体的な内容を図1〜
3の実施例をもとに説明すると、1は端縁部に折り畳み
自在のバッグ2を備えたエアバッグ本体、7はバッグ2
の内部においてエアバッグ本体1を包被するところの、
外部に通ずる複数の通孔8を形成した本体カバー、9は
エアバッグ本体1に形成したボンベ取り付け穴3にネッ
クを螺入させて先端開口縁部をエアバッグ本体1の内部
に臨ませたボンベ、4はガスボンベを開封する手段とし
てのシリンダー、12は開封金具をあらわす。
【0010】エアバッグ本体1には、2カ所のボンベ取
り付け穴3.3と、シリンダー4の取り付け穴4とが形
成されており、その外周端部には前記した複数の通孔8
を有する本体カバー7が螺子止めにより取り付けられる
ようになっている。 ボンベ9は、内部に例えば窒素ガ
ス等の圧力ガスが充填され、しかもその先端開口部は封
板10により密封されているとともに、さらにその開口
縁部外周面には、ボンベ開口部に周方向に連続し、ボン
ベ開口部にリング状の薄肉部を形成するための切り込み
溝11が形成されている。
【0011】シリンダー4は、図示しない衝撃センサー
と電気的に結合され、車両の衝突等非常災害に伴う衝撃
感知と同時に電気的に起爆する起爆装置5を有し、該起
爆装置5の起爆に伴ってシリンダー4内に遊嵌されてい
るピストン6をエアバッグの本体カバー7内に突出させ
るようにエアバッグ本体1に取り付けられている。さら
に開封金具12は、その一側端に前記したボンベ9の開
口縁部に形成されている切り込み溝11内に嵌合可能な
径のU字状切り込み部13.13が形成され、またその
他側端部はシリンダー4のピストン6の突出位置に対面
できるように構成されている。
【0012】上記した構成により、車両の衝突等に伴う
衝撃を感知した際に、起爆装置5が電気的に起爆し、こ
れによりシリンダー4内のピストン6がエアバッグの本
体カバー7内に突出し、ピストン6と略接近した状態に
対面する開封金具12の一端を押圧して、テコの原理に
より開封金具12の他端側に形成したU字状の切り込み
部13.13が嵌合しているボンベ9の開口縁部に形成
した薄肉の各切り込み溝11をボンベ9の開口方向に引
き上げて封板が施されている先端の開口縁部をそっくり
除去し、内部の収容ガスを瞬時に本体カバー7内に放出
させる。
【0013】除去されたボンベの先端開口縁部は、内部
圧力ガスの押圧力により吹き飛ばされるが本体カバー7
によりガードされてバッグ2自体には悪影響を与えるこ
とがない。 またガスボンベ9.9より噴出されたガス
は、本体カバー7の通孔を通じてエアバッグ2内に噴出
され、折り畳まれているエアバッグ2を瞬時に膨らませ
る。
【0014】なお上記した実施例においてはエアバッグ
内に取り付けられるガスボンベの数を2本としたが、必
ずしもこれに限られるものではなく、1本または3本以
上の構成としてもよい。 なおこの場合上記した開封金
具12およびシリンダー4については、上記実施例のよ
うにシリンダー4単一で複数のガスボンベ9.9の開口
端縁部を除去するようにし、あるいはガスボンベ9.9
の数に対応する数のシリンダー4を設けるようにしても
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記した通り、折り畳み自在の
バッグを備えたエアバッグ本体と、封板の施された開口
縁部を臨ませるべく取り付けられたところのバッグを膨
らませるためのガスボンベと、該ガスボンベを開封する
手段とからなり、該ガスボンベを開封する手段は、ガス
ボンベの開口縁部外周面に周方向に連続する切り込み溝
が形成されているとともに、該切り込み溝内には一側端
にU字状切り欠き部を有する開封金具の該U字状切り欠
き部を嵌合させ、しかも該金具の他側端部を前記起爆装
置のピストン飛び出し側に接近させて配置してなるもの
であるために、従来のような、単に衝撃感知により先端
を鋭利にした切り矢によってガスボンベの封板を突き刺
してガスを噴出させ、これをエアバッグ内に送り込む方
式のものに比べて、ボンベの開封のための力が小さくて
すみ、しかもガスボンベ開口部の開口面積が著しく大き
くなる結果、瞬時のガス発生能力に優れ、エアバッグの
膨張速度が早く信頼性がきわめて高く、また安全性とコ
ストの低減化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアバッグ装置の平面
図。
【図2】図1におけるA−A線矢視方向の縦断面図。
【図3】図1におけるB−B線矢視方向の縦断面図。
【図4】シリンダーの起爆装置が作動してボンベが開口
された状態の縦断面図。
【符号の説明】
1 エアバッグ本体 2 バッグ 3 ボンベ取り付け穴 4 シリンダー 5 起爆装置 6 ピストン 7 本体カバー 8 通孔 9 ボンベ 10 封板 11 切り込み溝 12 開封金具 13 U字状切り込み部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−124483(JP,A) 特開 昭55−15376(JP,A) 実開 昭48−52236(JP,U) 実公 昭47−24111(JP,Y1) 実公 昭48−30356(JP,Y1) 実公 昭49−7788(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り畳み自在のバッグを備えたエアバッグ
    本体と、封板の施された開口縁部を臨ませるべく取り付
    けられたところのバッグを膨らませるためのガスボンベ
    と、該ガスボンベを開封する手段とからなり、該ガスボ
    ンベを開封する手段は、ガスボンベの開口縁部外周面に
    周方向に連続する切り込み溝が形成されているととも
    に、該切り込み溝内には一側端にU字状切り欠き部を有
    する開封金具の該U字状切り欠き部を嵌合させ、しかも
    該金具の他側端部を前記起爆装置のピストン飛び出し側
    に接近させて配置してなることを特徴としたエアバッグ
    装置。
  2. 【請求項2】周方向に連続する切り込み溝が形成された
    開口縁部を臨ませるべく取り付けられたガスボンベは複
    数であり、しかもその開封手段は、各開口縁部に形成し
    た切り込み溝に嵌合されるところの、U字状切り欠き部
    が複数形成され、しかもその他側端を単一の起爆装置の
    ピストン飛び出し側に接近させるようにした開封金具を
    用いるところの請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】周方向に連続する切り込み溝が形成された
    開口縁部を臨ませるべく取り付けられたガスボンベは複
    数であり、しかもその開封手段は、各開口縁部に形成し
    た切り込み溝に嵌合されるところの、一側端にU字状切
    り欠き部を形成し、しかもその他側端部をそれぞれ各個
    別に設けた起爆装置のピストン飛び出し側に接近させて
    なるところの請求項1に記載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】折り畳み自在のエアバッグと、該エアバッ
    グを膨らませるためのガスボンベと、該ガスボンベの封
    板を開封する手段とを有するとともに、該ガスボンベ封
    板開封手段を、衝撃センサーによる電気的信号により作
    動する起爆装置の起爆エネルギーにより作動させるよう
    にしたところの請求項1に記載のエアバッグ装置。
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