JP3304883B2 - 二次電池システム - Google Patents

二次電池システム

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JP3304883B2
JP3304883B2 JP15879398A JP15879398A JP3304883B2 JP 3304883 B2 JP3304883 B2 JP 3304883B2 JP 15879398 A JP15879398 A JP 15879398A JP 15879398 A JP15879398 A JP 15879398A JP 3304883 B2 JP3304883 B2 JP 3304883B2
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discharge
charge
charging
battery
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享子 井川
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池システム
に係り、特に電池の健全性及び残存電力の評価と余剰電
力の配給、及び最適な充放電制御を行うための電池シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで自動車用,無停電電源用などの
二次電池には主に鉛電池が用いられてきた。しかし、電
力の平準化への要求や、地球環境保全に対する要望が高
まり、電力貯蔵電源や電気自動車の普及が強く望まれ、
高エネルギー密度の二次電池が必要となっている今日、
新たな二次電池の出現が期待されている。将来、ニッケ
ル−カドミウム電池を始めとし、ニッケル−水素電池,
リチウム電池,ナトリウム−硫黄電池といった多種にわ
たる二次電池が、用途に応じ大型化して市場に進出する
ことが考えられる。電池を管理する上で重要なことは、
電池の健全性を保つため、それぞれの電池に応じた長寿
命で安全な充放電を行うことである。それぞれの電池は
それぞれの充放電特性を持っており、温度特性やレート
特性,自己放電特性などが異なっているからである。
【0003】電池の使い勝手を考えるならば、電池の残
存容量をできるだけ正確に知っておく必要がある。従
来、これらの電池一つ一つについて、充電方式や温度管
理,残存容量の判断方法が考えられてきた。例えば、残
存容量の検出には電圧だけで管理する方法(特開昭58−
85179 号,特開昭61−135335号等)や電圧と電流で管理
する方法(特開昭52−32542 号),電流と時間で管理す
る方法(特開昭50−2130号,特開昭56−26271 号,特開
昭59−28678 号),キャパシタンスを測定して管理する
方法(特開平2−301974 号),電圧,電流,温度で管理
する方法(特開平2−170372 号),内部抵抗で管理する
方法(特開平3−163375 号),電流値を積算した後、充
電効率,放電効率,温度特性を考慮して管理する方法
(特開昭63−208773号),電解液の比重から判断する方
法等(特開昭56−24768 号,特開昭57−88679号,特開
昭57−210578 号)が知られている。
【0004】さらに、充放電の履歴によっても容量は変
ってくる。例えばニッケル−カドミウム電池やニッケル
−水素電池などは浅い充放電を繰り返すと電池の容量が
低下するメモリー効果が発生することが知られている。
リチウム電池などでは、充電と放電とでバランスがくず
れると正極及び負極材料中にリチウムが蓄積して劣化の
原因ともなるため充電容量を知った上での放電が必要と
なる。また、組電池にした場合には充電容量を知ること
は非常に重要である。ニッケル−水素電池などはニッケ
ル−カドミウム電池に比べて充電末期の電圧変化がはっ
きりしないため、放電容量を知った上で充電しないと過
充電となり液涸れや内圧上昇を引き起こして安全上問題
である。さらに、温度や充電率,放電率によっても電池
容量は大きく異なるので充放電の履歴を考慮しておかな
ければならない。このような観点から充電方式について
も検討されている。例えばメモリー効果を解消するため
(特開平4−308429 号)や過充電を防止するため(特開
昭61−81139 号)終止電圧あるいは時間による制御で完
全放電してから充電するなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電池の残存容量を把握
する方法について、電解液の比重から判断する方法は鉛
電池に限られる。電圧で管理する方法は、鉛電池やリチ
ウム電池のように充放電に伴う電圧変化の比較的大きい
ものについては有効であると考えられるが、ニッケル−
カドミウム電池やニッケル−水素電池などのように電圧
だけでは残存容量がつかめない電池の場合には向かな
い。また、電圧の他に電流や温度或いは時間で管理する
場合にも放電電流値(レート)が異なる運転条件では残
存容量を正確に予測することは困難である。内部抵抗や
キャパシタンスを測定して管理する場合にも電池の劣化
モードが明確にわからないと、電池の劣化による内部抵
抗の増大なのか、残存容量がないためなのか判断しがた
い。電流値を積算した後、充電効率,放電効率,温度特
性を考慮して管理する場合には、残存容量はかなり正確
になるが、容量低下が大きかったり、自己放電が大きい
電池では電池の容量を常に知っていないと判断が難し
い。このように従来知られている残存容量の判断方法は
各々の電池によって異なるため、個々の電池で制御せざ
るを得ないのが現状であった。
【0006】また、メモリー効果を解消するための(特
開平4−308429 号)や過充電を防止するための(特開昭
61−81139 号)は、ポータブル機器などの電源として使
用した場合の電池劣化の抑制と充電方法の簡便化を図っ
たものである。このように、電池の特性や履歴を考慮し
た充放電の制御方法はこれまであまり考えられていな
い。
【0007】さらに、夜間と昼間の電力需要の差は近年
増大を続けており、夏季の昼間の電力需要は全発電能力
の上限に近づきつつある。これを解決するため電力貯蔵
技術がある。例えば変電所内に大型の二次電池を設置し
て、夜間の余剰電力を蓄え(充電)、昼間の電力需要の
ピーク時にこれを放出(放電)するものである(電学誌
p185〜188,111巻3号,平成3年等)。しか
し、二次電池を使用した際の健全性維持や、残量の有効
な利用方法についての具体的な手段等は示されていな
い。
【0008】本発明は、二次電池の健全性を維持しつ
つ、残量を有効に利用できるシステムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷に接続さ
れた二次電池と、該二次電池に接続し、電源系統に連系
された充放電装置を備え、該充放電装置に負荷群が接続
されている二次電池電力貯蔵システムにおいて、該二次
電池と該負荷群との情報を受け充放電装置を制御する制
御装置を備えることを特徴とする。
【0010】また、該前記負荷群と前記二次電池の少な
くとも一つと前記制御装置との間が情報伝達手段で連結
されたことを特徴とする。
【0011】或いは、前記負荷群の運転状況情報を前記
制御装置に伝える信号線,前記二次電池の余剰電力情報
を前記制御装置に伝える信号線、を備えることを特徴と
する。
【0012】前記負荷群に連系して、運転状況情報を計
測する手段、前記二次電池に連系して、余剰電力情報を
計測する手段の少なくとも一つを備えることができる。
前記計測する手段は、計測目的に応じて、通常用いられ
る計測手段(センサ)を用いることができる。
【0013】また、前記充放電装置に電力貯蔵装置群が
接続され、電力貯蔵装置群と前記制御装置とが情報伝達
手段で連結されていることを特徴とする。
【0014】前記電力貯蔵装置群にも電力の貯蔵状況を
計測する手段を備えることができる。ここで用いる計測
する手段も、計測目的に応じて、通常用いられる計測手
段(センサ)を用いることができる。
【0015】本発明の例としては電気自動車用二次電池
や給湯設備用二次電池,照明用二次電池,空調器用二次
電池,非常用電源などへの給電設備を有するビルや工
場,マンション,都市などの他、一般家庭での利用にも
適用できる。さらに電気エネルギーを使った交通機関に
も適用が可能である。
【0016】前記制御装置には、時計或いはタイマを備
えることが望ましい。
【0017】本発明は、また、負荷に接続された二次電
池と、電源系統に連系し該二次電池を接続してなる充放
電装置と、該充放電装置に負荷群と電力貯蔵装置群の少
なくとも一つを接続されている二次電池電力貯蔵システ
ムの、前記二次電池が負荷に給電後の余剰電力を、前記
二次電池,前記負荷群,前記電力貯蔵装置群からの情報
を基に、給電先および容量を選択して、該選択先に給電
することを特徴とする。
【0018】また、前記二次電池の余剰電力情報,前記
負荷群の運転状況情報,前記電力貯蔵装置の電力貯蔵状
況情報の一つ以上を基に、給電する先及び容量を選択し
て、該選択先に給電することを特徴とする。
【0019】本発明の電力貯蔵システムには、電源系統
或いは二次電池・電力貯蔵装置群で貯えた電力の充放電
を制御する際に例えば下記のような二次電池用電力貯蔵
システムを用いることができる。
【0020】電源系統に連系し、負荷群と電力貯蔵装置
群の少なくとも一つが接続された充放電装置を備え、該
充放電装置を制御する制御装置を設け、二次電池と接続
する接続手段を有し、前記負荷群,電力貯蔵装置群、及
び前記接続手段の一つ以上からの情報を基に、前記充放
電装置を制御する前記制御装置を有することを特徴とす
る。
【0021】また、前記負荷群,電力貯蔵装置群、及び
前記接続手段の一つ以上と前記制御装置との間に情報伝
達手段を有することを特徴とする二次電池用電力貯蔵シ
ステムである。これに、二次電池を接続して充放電を行
い、電力を有効に利用することができる。
【0022】前記負荷群,電力貯蔵装置群、及び前記接
続手段の一つ以上には、前記情報伝達手段に連系する各
種計測する手段を備えるものである。前記情報伝達手段
によって前記計測する手段により計測した情報を伝達す
ることができる。
【0023】本発明に用いる二次電池は、二次電池の充
放電量を計測するための計測する手段、残量を演算する
コンピュータを備えたことを特徴とする。
【0024】具体的には、二次電池の測定データを得る
ための計測する手段を有し、この測定データと演算プロ
グラム,電池特性のデータを含む情報が記憶できるメモ
リーと、該メモリーに記憶された情報及び外部から入力
された情報を制御する制御装置を備えたコンピュータを
有し、二次電池に記憶した情報は前記の情報伝達手段を
介して伝達できることが望ましい。
【0025】本発明で使用する二次電池としては、下記
のものが挙げられる。
【0026】鉛電池,ニッケル−カドミウム電池,ニッ
ケル−水素電池,リチウム電池、などの二次電池のうち
少なくとも一つ、またはこれらを組み合わせたものすべ
てを含む。二次電池は、少なくとも測定データ,演算プ
ログラムを記憶するメモリー部を備える。
【0027】電力貯蔵装置群は、鉛電池,ニッケル−カ
ドミウム電池,ニッケル−水素電池,リチウム電池など
の二次電池,蓄熱式電力貯蔵装置,超伝導電力貯蔵装置
のうち少なくとも一つ、またはこれらを組み合わせたも
のすべてを含む。
【0028】充放電装置は、直交変換手段と接続切り替
え手段を有する。サイリスタなどの直交変換手段は力率
の制御を可能とする。接続切り替え手段は、周囲の負荷
状況を把握し電源系統と二次電池,負荷群或いは電力貯
蔵装置群との間の接続を切り替えることができるもので
ある。必要であれば、充放電装置を介して電力の移動量
を測定する手段、例えば充放電量を測定する手段を設
け、測定値を前記充放電装置を制御する制御装置に連絡
する手段を設ける。また、前記二次電池或いは電力貯蔵
装置群に充放電量を測定する手段を設けてもよい。
【0029】充放電量を測定する手段としては、たとえ
ば電流計,電圧計クーロンメータなどのセンサ類を用い
ることができる。
【0030】充放電装置を制御する制御装置は、二次電
池の余剰電力量,負荷群の運転状況,電力貯蔵装置群の
貯蔵状況等の情報から、二次電池や電力貯蔵装置の電力
給電先を選択することができる。また、二次電池,負荷
群,電力貯蔵装置群からの情報を基に、充放電量を演算
する手段、さらに記憶手段を設けてもよい。
【0031】運転状況情報とは、負荷群を運転する際に
必要な、或いは現在必要としている電力等の情報であ
る。さらに、今後の稼働予定時間等のスケジュール情報
等も用いることが好ましい。
【0032】情報伝達手段とは、例えば信号線である。
また、電波を介して情報を伝達してもよい。
【0033】余剰電力情報とは、例えば、余剰電力量の
計測値,最適な充放電特性(充放電モード)に関するデ
ータや充放電運転履歴等である。
【0034】負荷群,電力貯蔵装置群には、一つ以上の
負荷或いは電力貯蔵装置を備える。本発明に用いる電力
貯蔵システムは、例えば電気自動車などのような負荷に
設置された二次電池と、充電スタンドなどのような電源
系統に連系し先の二次電池を接続してなる充放電装置
と、電源系統に連系し先の充放電装置を介して二次電池
と並列に接続された電力貯蔵装置群,電力貯蔵装置群と
接続した負荷群,充放電装置と接続した負荷群を備える
ものである。
【0035】また、電源系統に連系してなる充放電装置
を備え、該充放電装置に二次電池,負荷群,電力貯蔵装
置群が接続された形態のものでもよい。
【0036】本発明により、負荷群,電力貯蔵装置群,
二次電池からの情報を基に、負荷群,電力貯蔵装置群,
二次電池の充放電を制御することができる。
【0037】具体的には、負荷群等の運転状況を基に必
要となる電力を計測する手段を用い計測する。そして、
二次電池の余剰電力,電力貯蔵装置群の電力貯蔵状況、
及び電池の放電特性と放電可能容量等を把握して、前記
負荷群或いは電力貯蔵装置群のうちから給電可能な電力
供給先を選択した後、充放電装置を介して余剰電力を給
電することができる。
【0038】もちろん、電力貯蔵装置に一旦電力を貯蔵
した後負荷群に給電してもよい。
【0039】これにより、余剰電力を有効に配給でき、
残存電力を把握し放電量を評価して放電できるので、電
池の健全性を保持しつつ、効率良い放電制御ができる。
【0040】また、充電においても二次電池の残存容量
を把握し、残存容量の大小により充放電を行うか判断す
ることができる。
【0041】二次電池固有の最適充放電特性と、負荷群
に必要な電力或いは電力貯蔵装置群の貯蔵状況等を計測
して、電力供給先を選択する。負荷群が複数の負荷から
構成されている場合は、負荷毎に必要な電力を測定する
ことが好ましい。同様に電力貯蔵装置群が複数の電力貯
蔵装置を有する場合は、各々の電力貯蔵装置の貯蔵状況
を把握することが好ましい。
【0042】例えば、二次電池がまかなえる電力である
か、出力密度(大電流放電か否か)が二次電池に適切であ
るかの判断から電力供給先や供給容量を選択し、制御装
置からの指令により、充放電装置では二次電池と電力供
給先とを接続するように切り替えて、給電することがで
きる。
【0043】さらに、タイマを利用することにより、夜
間料金時間帯に充電し、昼間料金時間帯に放電するよう
にして電力を使用コストを低減する際においても、電池
の健全性を維持しつつ、効率良く電力を利用することが
できる。
【0044】具体的には、例えば、夜間料金時間帯の電
力を二次電池を接続してなる充放電装置から二次電池に
給電(充電)し、昼間料金時間帯の二次電池の負荷に充
電後の余剰電力を二次電池から二次電池を接続してなる
充放電装置に給電(放電)し、そこから、充放電装置を
介して電力貯蔵装置群,電力貯蔵装置群と接続した負荷
群,充放電装置と接続した負荷群に給電(放電)するこ
とを特徴とする。これにより、夜間の安い電力を充電し
て使用した後に、昼間は電力を他の電力需要家に二次電
池を接続可能な充放電装置を通じて売電できる。売電す
るにあったっては二次電池を接続してなる充放電装置が
備える制御装置で、複数の電力貯蔵装置群または負荷群
からの運転状況情報等により負荷群に必要な電力を計測
し、二次電池の放電可能な容量等を考慮して電力供給先
を選択し、二次電池から充放電装置に給電された二次電
池の余剰電力を電力供給先ヘ供給することが好ましい。
【0045】余剰電力を放電することにより電池の健全
性と電池本来の容量を知ることができる。電池の容量は
電池を100%近く(およそ空の状態まで)放電した後
の充電容量により知ることができる。また、電池の健全
性を知るためには電池の容量はできれば充放電のたびに
知ることが望ましい。
【0046】本発明に用いる二次電池は、例えば、種々
のデータを計測する手段(センサ)と、前記のデータを
コンピュータに取り込むA/Dコンバータと、種々の充
放電履歴のデータと演算及び表示プログラムを記憶しさ
らに標準特性データ配列を記憶したメモリー部と該メモ
リー部に記載された情報或いは該メモリー外部から入力
される情報を処理する制御装置を備えていることが望ま
しい。これらは電池と一体化することも可能である。
【0047】例えば前記演算及び表示プログラムとして
は、放電電流データを積算して放電容量を求める演算プ
ログラム,充電電流データを積算して充電容量を求める
演算プログラム,換算充電容量(充電容量を放電率特性
及び温度特性から放電電流データ取り込み時の放電率及
び温度条件における放電可能な容量にリアルタイムで換
算し直した容量)を求める演算プログラム,余剰電力放
電電流データを積算して余剰電力放電容量を求める演算
及びそれを表示するためのプログラムである。二次電池
が負荷に放電する時の放電運転履歴を放電電流データ,
放電電圧データ,放電温度データとして計測する手段
(センサ)を用いて測定し、A/Dコンバータを経て、
メモリー部と制御装置を備えるコンピュータに取り込
む。さらに二次電池は二次電池を接続してなる充放電装
置より夜間の電力を充電する時の充電運転履歴を充電電
流データ,充電電圧データ,充電温度データとして測定
し、これをA/Dコンバータを経て前記コンピュータに
取り込む。さらに、二次電池は二次電池を接続してなる
充放電装置を介して余剰電力を放電する時の余剰電力放
電運転履歴を余剰電力放電電流データ,余剰電力放電電
圧データ,余剰電力放電温度データとしてセンサを用い
て測定し、これをA/Dコンバータを経て前記コンピュ
ータに取り込む。これらの情報を用いて電池の健全性を
知ることができる。すなわち、放電電流データ及び余剰
電力放電電流データを用いて、負荷への放電容量及び充
放電装置への余剰電力の余剰電力放電容量を知ることが
でき、放電電圧データ及び余剰電力放電電圧データを用
いることにより、電池電圧の下限値以下まで放電しな
い、すなわち過放電とならない健全な放電を制御するこ
とができる。また、充電電流データから、充放電装置か
らの充電容量を知ることができる。充電電圧データを用
いて、リチウム電池では電池電圧の上限値まで充電する
ことにより、過充電を抑制でき、ニッケル−カドミウム
電池の場合には充電末期の電圧変化から判断して過充電
とならないよう、充電を終了できる。ニッケル−水素電
池はニッケル−カドミウム電池と異なり充電末期の電圧
変化が小さいため電圧変化の他に温度変化も考慮するこ
とが望ましい。他の種類の電池についても、温度が異常
に上昇したとき、電池の異常を検知するために用いるこ
とができる。さらに温度によって充電効率や放電効率が
異なるため、充電容量や放電容量の補正のために温度デ
ータを用いることが好ましい。
【0048】上記データは充電率,放電率,温度で補正
することが望ましい。まず、二次電池は二次電池が本来
持っている充電率特性,放電率特性,温度特性、など標
準特性データ配列をメモリー部に記憶している。A/D
コンバータに取り込まれた放電電流データ,充電電流デ
ータをそれぞれ積算して、放電容量,充電容量を求め
る。メモリー部に記憶された充電率特性,放電率特性,
温度特性から、充電容量を、放電電流データ取り込み時
の放電率及び温度条件で放電可能な容量にリアルタイム
で換算し直した換算充電容量を求める。リアルタイムの
換算充電容量からリアルタイムの放電容量を差し引いた
リアルタイムの残存容量を求める。これにより、その場
の温度、及び放電率に応じた残存容量表示ができる。例
えば、電気自動車などは、坂道か、下り坂かに応じて残
りの走行距離が異なるため、坂道を走行中にはそれに対
応した残存走行距離を放電率特性から評価して表示でき
る。さらに、冬と夏とでも気温の差で放電効率は異なる
ため、温度特性を考慮した残存走行距離を表示できる。
【0049】余剰電力放電電流データについてもこれを
積算して余剰電力放電容量を求め、表示することができ
る。余剰電力放電容量は売電量であるので、電源系統に
連系し二次電池を接続してなる充放電装置や電力貯蔵装
置群,負荷群等に余剰電力放電容量を転送するか、或い
は充放電装置側でも容量を計測し表示する機能を設ける
ことが好ましい。
【0050】二次電池が余剰電力を放電する場合、その
放電方法は、その電池における最適な放電条件で放電す
ることが、電池の健全性を保ち、長寿命化する上で望ま
しい。そこで、二次電池が電源系統に連系し二次電池を
接続してなる充放電装置に余剰電力を放電する際、メモ
リー部に最適充放電条件を記憶し、その条件に従って放
電を行うことが好ましい。最適放電条件は次のようであ
る。放電の場合、例えば最大放電容量,放電電流,放電
電圧,放電時間,下限電圧のうち少なくとも一つを規定
した放電方法についての情報である。具体的には、定電
流放電か、定電圧放電か、パルス放電か、これらを組み
合わせたものか、最適電流値や電圧,時間カットか、電
圧カットかをあらかじめ電池特性データとしてメモリー
部に記憶しておく。充電の場合にも同様の条件を規定し
た情報を用いる。組電池の場合、劣化電池が一つでもあ
ると過放電となり、電池の寿命を著しく短くする。時間
カット、或いは、電圧変化を監視しながら、電圧カット
するなど、電池の種類や規模,安全性を考慮した制御方
法を取ることが望ましい。
【0051】また、二次電池は過去の毎回の電池の充電
容量及びその変化を基に、将来(次回)の放電可能な容
量と電池寿命を予測することができる。容量の低下の仕
方により、電解液涸れであるのか、負極又は正極の劣化
であるのか判断できる。また、毎回、電池の将来の放電
可能容量や放電可能時間を求め、これに従って余剰電力
を放電し過放電を防止することもできる。同様にして、
充放電装置から夜間の電力を充電する場合にも、メモリ
ー部に記憶してある最適充電条件に従って充電する。ま
た、この場合にも毎回の将来の放電可能容量や放電可能
時間を求め、これに従って充電し過充電を防止すること
ができる。
【0052】余剰電力放電を行うかどうか時間帯によっ
て決定するように設定しておくことが望ましい。例え
ば、昼間料金時間帯中に余剰電力放電が終了しなかった
場合には、余剰電力放電を中止する。充電容量は前回の
充電容量を用いる。また、余剰電力放電容量については
電池の種類により電池の健全性をより保つため残存容量
によって規定するとよい。例えば、ニッケル−カドミウ
ム電池やニッケル−水素電池は自己放電が大きいことと
メモリー効果があるため、残存容量が充電容量の0から
85%の範囲で残っている場合には将来の電池の放電可
能容量に書き替えられた最適放電条件内の放電容量の9
5から100%を余剰電力放電することが好ましい。残
存容量が充電容量の85%以上が残っている場合には余
剰電力放電は行わないほうがよい。これにより、充放電
の簡略化を図り、メモリー効果も防止することができ
る。一方、リチウム電池等では自己放電が小さく、ま
た、放電深度が深いとサイクル寿命が短くなることから
残存容量が充電容量の5%から80%の範囲で残ってい
る場合には将来の電池の放電可能容量に書き替えられた
最適放電条件内の放電容量の80から95%まで余剰電
力放電することが望ましい。残存容量が充電容量の5%
以下の場合にはそれ以上の放電はサイクル寿命を短くす
ることから余剰電力放電はしない方がよい。残存容量が
充電容量の80%以上が残っている場合には充放電の簡
略化を図るため、余剰電力放電は行わない方がよい。
【0053】本発明のように電池性能を考慮しつつ、余
剰電力放電をすれば、電池の全体の容量をほぼ毎回のよ
うに知ることができ、残存容量も正確に把握できる。こ
れにより、電池の寿命も、将来の電池容量も予測でき
る。そのため、電池の性能の変化に合った充放電制御も
可能となり、電池の健全性の向上にもつながる。
【0054】また、夜間の安い電力を使って充電し、余
った電力を昼の間に使うことになるので、経済性も良
い。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施例
を詳細に説明する。
【0056】[実施例1] 本発明になる実施例を図1に示す。本実施例では負荷1
と充放電装置2とが二次電池3に接続し、電源系統に連
系し先の充放電装置2と並列に接続された電力貯蔵装置
群4、または先の充放電装置2と接続した負荷群5とを
有する。破線30は信号線であり、制御装置に連絡さ
れている。
【0057】また、図1または図2〜図4には記載され
ていないが、必要によっては電源系統から充放電装置2
を経ずに負荷群5或いは電力貯蔵装置群4に電力を供給
する手段を備える。その際、電力の使用量等の測定値を
制御装置に伝達する信号線を配することが望ましい。
また、二次電池3及び電力貯蔵装置群4の電力の出入り
を測定する装置が備えられ、その測定データは信号線を
介して制御装置に送られる。
【0058】又、二次電池3,電力貯蔵装置群4、及び
負荷群5にはセンサ(測定する手段)及び子局が備えられ
ているものである。
【0059】二次電池3はまず充放電装置2と接続して
これより夜間料金時間帯の電力を給電(充電)する。充
電後、二次電池3は負荷1と接続し放電する。放電後に
は二次電池3は負荷1との接続を遮断し、充放電装置2
と接続して昼間料金時間帯に余剰電力を放電する。二次
電池3の制御装置6は昼間料金時間帯に、負荷1に充電
した後の余剰電力すなわち残存容量の余剰電力放電を最
適放電条件で行い、夜間料金時間帯には余剰電力放電を
中止して充電を行う。この時の充電容量は、残存容量が
まだ残っているため電池の容量を示してはいない。その
ため、残存容量表示の際に用いる充電容量は前回の充電
容量に置き換えて用いる。充放電装置2の制御装置7は
電力貯蔵装置群4または負荷群5の必要電力を計測し必
要先を選択して二次電池3の余剰電力を供給する。
【0060】本発明になる実施例を図2に示す。本実施
例では負荷1と充放電装置2とが二次電池3に接続し、
電源系統に連系し先の充放電装置2と並列に接続された
電力貯蔵装置群4とで構成されている。
【0061】本発明になる実施例を図3に示す。本実施
例では負荷1と充放電装置2とが二次電池3に接続し、
電源系統に連系し先の充放電装置2と充放電装置2と接
続した負荷群5とで構成されている。
【0062】本発明になる実施例を図4に示す。本実施
例では負荷1と充放電装置2とが二次電池3に接続し、
電源系統に連系し先の充放電装置2と並列に接続された
電力貯蔵装置群4と、電力貯蔵装置群4と接続した負荷
群5とで構成されている。
【0063】[実施例2]図1〜図4の二次電池3の制
御装置6に関する制御部分のフローチャートを図5に示
す。以下、図1〜図5を基に説明する。二次電池3は制
御装置6,A/Dコンバータ8,メモリー部9を備え
る。メモリー部9には、二次電池3が本来持っている充
電率特性10,放電率特性11,温度特性12,最適充
放電条件13などの標準特性データを記憶することがで
きる。最適充放電条件13には定電流充放電か定電圧充
放電かパルス充放電かなどの充放電方式と電流値や電圧
の規定,カット電圧,充放電容量もしくは充放電時間が
規定される。
【0064】二次電池3が充放電装置2と接続して電力
を充電する場合、最適充放電条件13に従って充電し、
毎回、充電運転履歴を充電電流データ14,充電電圧デ
ータ15,充電温度データ16としてA/Dコンバータ
8に取り込む。充電電圧データ15はカット電圧で充電
を終了するために必要となる。充電温度データ16はニ
ッケル−水素電池の場合では充電末期を検出するために
使われる。また、温度が異常に上昇したとき、電池の異
常を検知するためにも用いることができる。充電電流デ
ータ14は積分積算して充電容量を求めるのに使われ
る。
【0065】二次電池3が負荷1と接続して放電する時
に、毎回、放電運転履歴を放電電流データ17,放電電
圧データ18,放電温度データ19としてA/Dコンバ
ータ8に取り込む。放電電圧データ18はカット電圧で
放電を終了するために必要となる。放電電流データ17
は積分積算して放電容量を求めるために使われる。充電
容量は、放電電流データ17取り込み時の放電率及び放
電温度データ19の温度条件における放電可能な容量に
リアルタイムで換算して換算充電容量として残存容量の
評価に使われる。すなわち、換算充電容量から、放電容
量を差し引いて残存容量として表示する。
【0066】さらに、二次電池3が充放電装置2と接続
して余剰電力を放電する場合、最適充放電条件13に従
って放電し、毎回、余剰電力放電運転履歴を余剰電力放
電電流データ20,余剰電力放電電圧データ21,余剰
電力放電温度データ22としてA/Dコンバータ8に取
り込む。余剰電力放電電流データ22は積分積算して余
剰電力放電容量を求めるために使用し、余剰電力放電容
量を表示する。余剰電力放電容量は充放電装置2を経て
電力貯蔵装置群4,負荷群5に送ることができる。売電
する場合、これは売電容量であるため必要に応じて金額
に換算して表示することが好ましい。
【0067】このときの二次電池の充放電サイクル特性
を図6に、残存容量表示と実際の残存容量との比較を図
7に示す。鉛電池,ニッケル−カドミウム電池,ニッケ
ル−水素電池,リチウム電池のいずれも容量低下が小さ
く1000サイクル以上の充放電が可能である。また、
残存容量表示と実際の残存容量との差は極めて小さい。
【0068】[実施例3]二次電池3がニッケル−カド
ミウム電池及びニッケル−水素電池の場合に、残存容量
が充電容量の0から85%の範囲で残っている場合には
将来の電池の放電可能容量で置き換えた最適放電条件内
の放電容量の95から100%を余剰電力放電するよう
に制御装置6で制御する。残存容量が充電容量の85%
以上が残っている場合には余剰電力放電は行わない。リ
チウム電池では残存容量が充電容量の5%から80%の
範囲で残っている場合には将来の電池の放電可能容量で
置き換えた最適放電条件内の放電容量の80から95%
まで余剰電力放電するように制御装置6で制御する。残
存容量が充電容量の5%以下の場合には余剰電力放電は
しない。残存容量が充電容量の80%以上が残っている
場合には余剰電力放電は行わない。上記の制御による電
池の充放電サイクル特性を図8に示す。ニッケル−カド
ミウム電池,ニッケル−水素電池,リチウム電池のいず
れも容量低下はなくサイクル寿命は1200サイクル以
上である。
【0069】[比較例1]比較例では負荷1と充放電装
置2とが二次電池3に接続されている。二次電池3はま
ず充放電装置2と接続してこれより夜間料金時間帯の電
力を給電(充電)する。充電後、二次電池3は負荷1と
接続し放電する。放電後には二次電池3は負荷1との接
続を遮断し、充放電装置2と接続して夜間料金時間帯に
充電を行う。残存容量は電池の初期容量から放電容量を
引いた値を用いた。残存容量表示値と実際の残存容量と
の比較を図9に示す。サイクルが経過するとともにその
差は大きく、正確な残存容量表示ができなくなる。ま
た、このときの充放電サイクル特性を図10に示す。鉛
電池,ニッケル−カドミウム電池,ニッケル−水素電
池,リチウム電池のいずれも容量低下が大きく500か
ら700サイクルで寿命となった。
【0070】
【発明の効果】本発明により、電池の健全性を保持しつ
つ効率よい充放電が可能となる。また、安価な夜間の電
力を使って充電し、余剰電力は昼間に他の消費先への供
給をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる二次電池電力貯蔵システムの構成
図。
【図2】本発明になる二次電池電力貯蔵システムの構成
図。
【図3】本発明になる二次電池電力貯蔵システムの構成
図。
【図4】本発明になる二次電池電力貯蔵システムの構成
図。
【図5】本発明になる二次電池の制御のフローチャー
ト。
【図6】実施例2の二次電池の充放電サイクル特性図。
【図7】実施例2の残存容量表示と実際の残存容量との
比較図。
【図8】実施例3の二次電池の充放電サイクル特性図。
【図9】比較例1の残存容量表示と実際の残存容量との
比較図。
【図10】比較例1の二次電池の充放電サイクル特性
図。
【符号の説明】
1…負荷、2…充放電装置、3…二次電池、4…電力貯
蔵装置群、5…負荷群、6…二次電池制御装置、7…充
放電装置制御装置、8…A/Dコンバータ、9…メモリ
ー部、10…充電率特性、11…放電率特性、12…温
度特性、13…最適充放電条件、14…充電電流デー
タ、15…充電電圧データ、16…充電温度データ、1
7…放電電流データ、18…放電電圧データ、19…放
電温度データ、20…余剰電力放電電流データ、21…
余剰電力放電電圧データ、22…余剰電力放電温度デー
タ、30…信号線、A…ニッケル−水素電池、B…鉛電
池、D…ニッケル−カドミウム電池、E…リチウム電
池。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/42 - 10/48 H02J 7/00 - 7/12

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充放電可能な二次電池と、前記二次電池及
    び電源系統に接続された充放電装置と、前記充放電装置
    に接続され前記二次電池又は前記電源系統からの電力が
    供給される負荷及び/又は前記二次電池又は前記電源系
    統から供給される電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、前記
    二次電池の余剰電力の情報,前記負荷の運転状況情報又
    は前記電力貯蔵装置の貯蔵状況情報のうち少なくとも1
    つが入力される前記充放電装置を制御する充放電制御装
    置とを有し、前記二次電池の放電を制御することを特徴
    とする二次電池システム。
  2. 【請求項2】充放電可能な二次電池と、前記二次電池及
    び電源系統に接続された充放電装置と、前記充放電装置
    に接続され前記二次電池又は前記電源系統からの電力が
    供給される負荷及び/又は前記二次電池又は前記電源系
    統から供給される電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、前記
    二次電池の余剰電力の情報,前記負荷の運転状況情報又
    は前記電力貯蔵装置の貯蔵状況情報のうち少なくとも1
    つと記憶した放電条件の情報及び記憶した放電条件の情
    報の少なくとも1つが入力される前記充放電装置を制御
    する充放電制御装置とを有し、前記二次電池の放電を制
    御することを特徴とする二次電池システム。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2において、前記充放電装置
    は、夜間料金時間帯の電力を前記二次電池に充電し、昼
    間料金時間帯に前記二次電池の余剰電力を放電すること
    を特徴とする二次電池システム。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項において、
    前記充放電装置は、前記電源系統,前記負荷又は前記電
    力貯蔵装置のいずれかから前記二次電池へ充電し、及び
    /又は、前記二次電池から放電することを特徴とする二
    次電池システム。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項において、
    前記二次電池の放電条件及び/又は充電条件を記憶する
    メモリ部が前記二次電池に又は前記二次電池と接続して
    設けられ、記憶された前記二次電池の放電条件又は記憶
    された前記充電条件に従って前記充放電装置を介して前
    記二次電池の充放電を行うことを特徴とする二次電池シ
    ステム。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項において、
    前記充放電装置は、過去の放電容量若しくは放電時間及
    び変化量から次回の電池の放電可能容量若しくは放電可
    能時間を予測し、前記予測した条件に従って前記二次電
    池から電力を放電し、又は、過去の充電容量若しくは充
    電時間及び変化量から次回の電池の充電可能容量若しく
    は充電可能時間を予測し、前記予測した条件に従って充
    電することを特徴とする二次電池システム。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれか1項において、
    前記二次電池の充電容量を記憶しておき、前回までの充
    電容量の変化から、将来の電池の放電可能容量と電池寿
    命とを予測することを特徴とする二次電池システム。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれか1項において、
    前記二次電池がニッケル−カドミウム電池,ニッケル−
    水素電池の少なくとも一つから構成されている場合に
    は、残存容量が充電容量の0から85%の範囲であると
    きに次回の電池の放電可能容量の放電条件内の放電容量
    の95から100%を余剰電力放電することを特徴とす
    る二次電池システム。
  9. 【請求項9】請求項1から7のいずれか1項において、
    前記二次電池がリチウム電池から構成されている場合に
    は、残存容量が充電容量の5から80%の範囲であると
    きに次回の電池の放電可能容量の放電条件内の放電容量
    の80から95%を余剰電力放電することを特徴とする
    二次電池システム。
  10. 【請求項10】充放電可能な二次電池と、前記二次電池
    及び電源系統に接続された充放電装置と、前記充放電装
    置に接続され前記二次電池又は前記電源系統からの電力
    が供給される照明用負荷と、前記照明用負荷の情報が入
    力される前記充放電装置を制御する充放電制御装置とを
    有し、前記二次電池の充放電を制御することを特徴とす
    る照明用二次電池システム。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記充放電装置は
    前記二次電池の充放電時間を制御するタイマを有するこ
    とを特徴とする照明用二次電池システム。
  12. 【請求項12】充放電可能な二次電池と、前記二次電池
    及びエンジンから発電される電源系統に接続された充放
    電装置と、前記充放電装置に接続され前記二次電池又は
    前記電源系統からの電力が供給され回転機を駆動する負
    荷装置と、前記負荷装置の負荷情報に基づいて前記充放
    電装置を制御する充放電制御装置とを有し、前記二次電
    池の充放電を制御することを特徴とする電気自動車用二
    次電池システム。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記充放電装置は
    前記負荷装置の負荷情報を受け、残存走行距離を表示す
    ることを特徴とする電気自動車用二次電池システム。
  14. 【請求項14】充放電可能な二次電池と、前記二次電池
    に接続され前記二次電池の充放電情報を演算する二次電
    池制御装置と、前記二次電池及び電源系統に接続された
    充放電装置と、前記充放電装置に接続され前記二次電池
    又は前記電源系統からの電力が供給される駆動する負荷
    又は前記二次電池又は前記電源系統から供給される電力
    を貯蔵する電力貯蔵装置のうち少なくとも一方と、前記
    負荷に関する情報又は前記電力貯蔵装置に関する情報又
    は前記充放電情報のうち少なくとも1つの情報と前記二
    次電池制御装置で演算された前記二次電池の充放電情報
    に基づいて前記充放電装置を制御する充放電制御装置と
    を有し、前記充放電制御装置の制御に従って前記充放電
    装置によって前記二次電池の充放電を行うことを特徴と
    する二次電池システム。
  15. 【請求項15】請求項14において、前記不可に関する
    情報は前記負荷の運転状況情報であって、前記電力貯蔵
    装置に関する情報は前記電力貯蔵装置の貯蔵状況情報で
    あって、前記充放電情報は、前記二次電池の余剰電力情
    報であることを特徴とする二次電池システム。
  16. 【請求項16】請求項14乃至15において、前記充放
    電制御装置は、夜間料金時間帯の電力を前記二次電池に
    充電し、昼間料金時間帯の内に前記二次電池の余剰電力
    を放電するように前記充放電装置を制御することを特徴
    とする二次電池システム。
  17. 【請求項17】請求項14乃至16のいずれか1項にお
    いて、前記二次電池制御装置には前記二次電池と接続し
    たメモリ部を有し、前記二次電池の放電条件及び/又は
    充電条件についての条件情報が前記メモリ部に記憶さ
    れ、前記二次電池制御装置は前記二次電池の充放電情報
    と前記二次電池の条件情報とから前記二次電池の充放電
    制御に関する情報を演算し、前記充放電制御装置は前記
    演算された情報と前記電源系統,前記負荷又は前記電力
    貯蔵装置からの情報のうち少なくとも1つの情報に従っ
    て、前記充放電装置を制御して前記二次電池の充放電を
    行うことを特徴とする二次電池システム。
  18. 【請求項18】請求項14乃至17のいずれか1項にお
    いて、前記二次電池制御装置は、過去の放電容量若しく
    は放電時間及び変化量から次回の電池の放電可能容量若
    しくは放電可能時間を予測し、前記充放電装置は前記予
    測した条件に従って放電し、又は、前記二次電池制御装
    置は、過去の充電容量若しくは充電時間及び変化量から
    次回の電池の充電可能容量若しくは充電可能時間を予測
    し、前記充放電装置は前記予測した条件に従って充電す
    ることを特徴とする二次電池システム。
  19. 【請求項19】請求項14乃至18のいずれか1項にお
    いて、前記二次電池制御装置は前記二次電池の充電容量
    を記憶しておき、前回までの充電容量の変化から、将来
    の電池の放電可能容量と電池寿命とを予測することを特
    徴とする二次電池システム。
  20. 【請求項20】請求項14乃至19のいずれか1項にお
    いて、前記二次電池がニッケル−カドミウム電池,ニッ
    ケル−水素電池の少なくとも一つから構成されている場
    合には、前記二次電池制御装置は、前記いずれかの電池
    の残存容量が充電容量の0から85%の範囲であるとき
    に次回の電池の放電可能容量の放電条件内の放電容量の
    95から100%を余剰電力放電するよう前記充放電制
    御装置へ入力し、前記充放電装置は放電することを特徴
    とする二次電池システム。
  21. 【請求項21】請求項14乃至19のいずれか1項にお
    いて、前記二次電池がリチウム電池から構成されている
    場合には、前記二次電池制御装置は、前記リチウム電池
    の残存容量が充電容量の5から80%の範囲であるとき
    に次回の電池の放電可能容量の放電条件内の放電容量の
    80から95%を余剰電力放電するよう前記充放電制御
    装置へ入力し、前記充放電装置は前記二次電池の放電を
    制御することを特徴とする二次電池システム。
  22. 【請求項22】充放電可能な二次電池と、前記二次電池
    に接続され前記二次電池の充放電情報を演算する二次電
    池制御装置と、前記二次電池及び電源系統に接続された
    充放電装置と、前記充放電装置に接続され前記二次電池
    及び前記電源系統からの電力が供給され照明を点灯する
    照明装置と、前記二次電池制御装置からの前記二次電池
    の充放電情報と前記照明装置の負荷情報とに基づいて前
    記充放電装置を制御する充放電制御装置とを有し、前記
    充放電装置は、前記電源系統から前記二次電池への充
    電,前記二次電池から前記照明装置への放電,前記電源
    系統から前記照明装置への給電を制御することを特徴と
    する照明用二次電池システム。
  23. 【請求項23】請求項22において、前記充放電装置は
    前記二次電池の充放電時間を制御するタイマを有するこ
    とを特徴とする照明用二次電池システム。
  24. 【請求項24】充放電可能な二次電池と、前記二次電池
    に接続され前記二次電池の充放電情報を演算する二次電
    池制御装置と、前記二次電池及びエンジンから発電され
    る電源系統に接続された充放電装置と、前記充放電装置
    に接続され前記二次電池及び前記電源系統からの電力が
    供給され回転機を駆動する負荷装置と、前記負荷装置の
    負荷情報と前記充放電情報に基づいて前記充放電装置を
    制御する充放電制御装置とを有し、前記二次電池の充放
    電を制御することを特徴とする電気自動車用二次電池シ
    ステム。
  25. 【請求項25】請求項24において、前記充放電装置は
    前記負荷装置の負荷情報を受け、残存走行距離を表示す
    ることを特徴とする電気自動車用二次電池システム。
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