JP3304501B2 - 映像信号処理方法、映像信号処理装置及びテレビジョン装置 - Google Patents

映像信号処理方法、映像信号処理装置及びテレビジョン装置

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JP3304501B2
JP3304501B2 JP11325793A JP11325793A JP3304501B2 JP 3304501 B2 JP3304501 B2 JP 3304501B2 JP 11325793 A JP11325793 A JP 11325793A JP 11325793 A JP11325793 A JP 11325793A JP 3304501 B2 JP3304501 B2 JP 3304501B2
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signal
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/46Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for receiving on more than one standard at will

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  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々のテレビジョン方
式の映像信号を処理するための映像信号処理方法、この
ような映像信号処理方法を実行するための映像信号処理
装置、及び、このような映像信号処理装置を備えること
により種々のテレビジョン方式の映像信号について映像
表示を行えるように構成されたテレビジョン装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、表示面部の横縦比(アスペクト
比)が4:3であるCRT等の表示デバイスを有して構
成されたテレビジョン装置においては、NTSC方式や
PAL方式等の種々のテレビジョン方式の映像信号が選
択的に供給されて、映像表示を行えるように構成され
た、いわゆるマルチスタンダード・テレビジョン装置が
提案されている。
【0003】このようなマルチスタンダード・テレビジ
ョン装置においては、NTSC方式の映像信号が供給さ
れたときとPAL方式の映像信号が供給されたときとで
は、これら各方式の水平偏向周期(fH )が互いに異な
るため、偏向回路を構成するラインロックPLL回路の
位相比較器における定常位相誤差が互いに異なったもの
となり、表示映像の位置の水平方向の差異を生ずる。
【0004】このような、テレビジョン方式の違いによ
る表示映像の位置の差異は、偏向回路において、NTS
C方式用やPAL方式用等の複数の調整ポイントを設定
することにより、補正される。しかし、このような偏向
回路の調整は、テレビジョン装置の製造及び調整を煩雑
なものとなしている。
【0005】したがって、このようなテレビジョン方式
の違いによる表示映像の位置の差異は、製造の簡素化を
図ったテレビジョン装置においては、補正されることな
く、看過されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な、いわゆるマルチスタンダード・テレビジョン装置で
あって、表示面部の横縦比(アスペクト比)が16:9
となされ、HDTV(いわゆるハイビジョン)方式に適
合するように構成されたものが提案されている。このよ
うなマルチスタンダード・テレビジョン装置において、
横縦比が4:3の映像を表示する場合には、図18に示
すように、CRT9の表示面部には、映像が表示される
横縦比が4:3の領域の両側側部分に、一対の枠部分が
形成される。
【0007】このような、表示面部の横縦比が16:9
であるマルチスタンダード・テレビジョン装置におい
て、テレビジョン方式に違いによる表示映像の位置の差
異が生ずると、図19に示すように、この表示映像は、
図19中矢印Mで示すように、上記枠部分に対して偏位
した位置に表示され、不自然な表示状態となされてしま
う。この場合には、上述のように、偏向回路における調
整によって表示位置を補正しても、枠部分が表示映像と
ともに補正方向に移動されてしまうので、これら表示映
像と枠部分との相対位置関係は変更されず、不自然な表
示状態を解消することはできない。
【0008】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、テレビジョン方式の違いによる
表示面部上における表示映像の位置を的確に補正するこ
とができ、特に、いわゆるマルチスタンダード・テレビ
ジョン装置であって表示面部の横縦比が16:9となさ
れたものに適用して好適な、映像信号処理方法、映像信
号処理装置及びテレビジョン装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手役】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る映像信号処理方法
は、映像信号をフィールドメモリに書込むとともにこの
フィールドメモリより読出した映像信号に基づき映像表
示を行うにあたって、上記映像信号の水平同期信号に同
期するラインロックPLL回路における該映像信号のテ
レビジョン方式に対応する定常位相誤差の差異に応じて
タイミングが可変される書込みアドレス初期化パルスを
上記フィールドメモリに供給し、上記映像信号と該フィ
ールドメモリにおける書込み開始アドレスとの対応関係
を上記テレビジョン方式に対応づけて変更してなるもの
である。
【0010】また、本発明に係る映像信号処理装置は、
映像信号が書込まれるフィールドメモリと、上記映像信
号の水平同期信号に同期するラインロックPLL回路
と、このラインロックPLL回路における上記映像信号
のテレビジョン方式に対応する定常位相誤差の差異に応
じてタイミングが可変される書込みアドレス初期化パル
スを上記フィールドメモリに供給する制御回路とを備え
てなるものである。
【0011】そして、本発明に係るテレビジョン装置
は、第1の縦横比を有するNTSC方式、PAL方式、
または、SECAM方式の映像信号が入力され該映像信
号に基づく表示を行う第1の縦横比と異なる第2の縦横
比の表示画面を有するテレビジョン装置であって、上記
各方式の映像信号が書込まれるフィールドメモリと、上
記各方式の映像信号の水平同期信号に同期するラインロ
ックPLL回路と、このラインロックPLL回路におけ
る上記各方式の映像信号に対応する定常位相誤差の差異
に応じてタイミングが可変される書込みアドレス初期化
パルスを上記フィールドメモリに供給する制御回路と、
上記フィールドメモリから読み出された映像信号を所定
方向に圧縮し上記圧縮分に応じた大きさの枠部を上記所
定方向両端に付加して該映像信号とともに上記表示画面
に表示させるアスペクト変換回路とを備えてなるもので
ある。
【0012】
【0013】
【作用】本発明に係る映像信号処理方法においては、映
像信号をフィールドメモリに書込むとともにこのフィー
ルドメモリより読出した映像信号に基づき映像表示を行
うにあたって、上記映像信号の水平同期信号に同期する
ラインロックPLL回路における該映像信号のテレビジ
ョン方式に対応する定常位相誤差の差異に応じてタイミ
ングが可変される書込みアドレス初期化パルスを上記フ
ィールドメモリに供給し、上記映像信号と該フィールド
メモリにおける書込み開始アドレスとの対応関係を上記
テレビジョン方式に対応づけて変更するので、テレビジ
ョン方式の異なる映像信号であっても、フィールドメモ
リにおける書込み開始アドレスと映像のフィールドの始
端とが一致、読出しを同様に行っても、表示デバイスに
おける映像の表示位置が水平方向に偏位することがな
い。
【0014】また、本発明に係る映像信号処理装置にお
いては、映像信号が書込まれるフィールドメモリは、上
記映像信号の水平同期信号に同期するラインロックPL
L回路における上記映像信号のテレビジョン方式に対応
する定常位相誤差の差異に応じてタイミングが可変され
る書込みアドレス初期化パルスを制御回路より供給され
るので、テレビジョン方式の異なる映像信号であって
も、書込み開始アドレスと映像のフィールドの始端とが
一致されて書込まれ、読出しが同様に行われても、表示
デバイスにおける映像の表示位置を水平方向に偏位させ
ることがない。
【0015】そして、本発明に係るテレビジョン装置
は、第1の縦横比を有するNTSC方式、PAL方式、
または、SECAM方式の映像信号が入力され該映像信
号に基づく表示を行う第1の縦横比と異なる第2の縦横
比の表示画面を有するテレビジョン装置であって、映像
信号が書込まれるフィールドメモリは、上記映像信号の
水平同期信号に同期するラインロックPLL回路におけ
る上記映像信号のテレビジョン方式に対応する定常位相
誤差の差異に応じてタイミングが可変される書込みアド
レス初期化パルスを制御回路より供給されるので、テレ
ビジョン方式の異なる映像信号であっても、書込み開始
アドレスと映像のフィールドの始端とが一致されて書込
まれ、読出しが同様に行われても、表示デバイスにおけ
る映像の表示位置を水平方向に偏位させることがないと
ともに、上記フィールドメモリから読み出された映像信
号を所定方向に圧縮し上記圧縮分に応じた大きさの枠部
を上記所定方向両端に付加して該映像信号とともに上記
表示画面に表示させるアスペクト変換回路を備えている
ので、枠部に対する水平方向の偏位のない映像を表示す
ることができる。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係るテレビジョ
ン装置を、図1に示すように、表示デバイスとして横縦
比、すなわち、アスペクト比が16:9のCRT9を有
するHDTV(ハイビジョン)方式の装置として構成し
た例である。
【0018】このテレビジョン装置は、八木式アンテナ
7やパラボラアンテナ8を介して、BS放送電波、CS
放送電波、UHF放送電波、または、VHF放送電波等
を受信し、また、図示しないケーブルを介してCATV
信号を受信するチューナ1を有している。このチューナ
1が受信した信号のうち、PAL方式(またはSECA
M方式)や、NTSC方式等、映像のアスペクト比が
4:3であって走査線数が625本、または、525本
である映像信号(PAL信号、NTSC信号)は、第1
の切換えスイッチ(SW1:input select
ion)73を介して、第1の映像信号処理回路2に送
られる。
【0019】上記第1の切換えスイッチ73は、上記チ
ューナ1より送られる信号と、外部より入力されるPA
L信号またはNTSC信号であるビデオ信号(VIDE
Oin1,VIDEOin2)とを選択的に切り換え
て、上記第1の映像信号処理回路2に送る。
【0020】一方、上記チューナ1が受信した信号のう
ち、HDTV方式の映像信号、すなわち、映像のアスペ
クト比が16:9であって走査線数が1125本である
映像信号(HDTV信号)は、第3の切換えスイッチ
(SW3:HD Decoder input sel
ection)74を介して、デコーダ5に送られる。
【0021】上記デコーダ5は、いわゆるMUSE方
式、ATV方式、または、HD−MAC方式等によりエ
ンコードされたHDTV信号を、このHDTV信号のエ
ンコード方式に従ってデコードするように構成されてい
る。
【0022】上記第3の切換えスイッチ74は、上記チ
ューナ1より送られる信号と、外部より入力されるHD
TV信号(HD DECODER in)とを選択的に
切り換えて、上記デコーダ5に送る。このデコーダ5に
よりデコードされたHDTV信号は、第2の切換えスイ
ッチ(SW2:HDTV input selecti
on)75を介して、第4の切換えスイッチ(SW4:
Video input selection)76に
送られる。上記第2の切換えスイッチ75は、上記デコ
ーダ5より送られるHDTV信号と、外部から供給され
る既にデコードされたHDTV信号であるビデオ信号
(HD VIDEOin1,HD VIDEOin2)
とを選択的に切り換えて、上記第1の映像信号処理回路
2に送る。
【0023】また、上記デコーダ5からは、HDTV同
期信号が出力される。このHDTV同期信号は、第5の
切換え回路(SW5:Sync selection)
77に送られる。
【0024】上記第1の映像信号処理回路2に送られた
PAL信号またはNTSC信号は、この第1の映像信号
処理回路2により、Y/C分離、クロマデコード、同期
分離等の信号処理を施されて輝度信号Y、色差信号R−
Y、B−Y及び同期信号となされて、本発明に係る映像
信号処理装置であり本発明に係る映像信号処理方法を実
行するフィールド倍速アスペクト変換回路3に供給され
る。また、上記第1の映像信号処理回路2からは、テレ
ビジョン方式の識別信号(PAL/NTSC)が切換え
回路72に送られる。この切換え回路72は、上記識別
信号に応じて、PAL/NTSC切換え信号を、上記フ
ィールド倍速アスペクト変換回路3に送る。
【0025】上記フィールド倍速アスペクト変換回路3
においては、上記PAL信号またはNTSC信号につい
ての各信号は、後述するように、フィールド倍速処理、
アスペクト変換処理、スクロール処理等を施されて、映
像信号(輝度信号Y、色差信号R−Y、B−Y)成分が
上記第4の切換えスイッチ76に送られ、同期信号成分
が上記第5の切換えスイッチ77に送られる。
【0026】上記第4の切換えスイッチ76は、上記チ
ューナ1が受信している映像信号がPAL信号またはN
TSC信号であれば、上記フィールド倍速アスペクト変
換回路3より出力された映像信号を第2の映像信号処理
回路4に送り、該チューナ1が受信している映像信号が
HDTV信号であれば、上記デコーダ5より出力された
映像信号、または、上記第2の切換えスイッチ75を介
して入力されたHDTV信号を該第2の映像信号処理回
路4に送る。また、上記第5の切換えスイッチ77は、
上記チューナ1が受信している映像信号がPAL信号ま
たはNTSC信号であれば、上記フィールド倍速アスペ
クト変換回路3より出力された同期信号を偏向処理回路
6に送り、該チューナ1が受信している映像信号がHD
TV信号であれば、上記デコーダ5より出力された同期
信号、または、上記第2の切換えスイッチ75を介して
HDTV信号とともに入力された同期信号を該偏向処理
回路6に送る。
【0027】上記第2の映像信号処理回路4は、輝度Y
及び色差信号R−Y、B−Yより3原色信号R,G,B
を生成するとともに、この3原色信号を増幅して、CR
T9に送る。また、上記偏向処理回路6は、上記同期信
号から偏向波形を生成し、この偏向波形を上記CRT9
の偏向ヨーク(Deflection Yoke)71
に供給する。このCRT9においては、送られた3原色
信号R,G,Bに応じた電子ビームが上記偏向波形に従
って偏向されることにより、前面部である映像表示面部
に映像が表示される。
【0028】ところで、上記フィールド倍速アスペクト
変換回路3は、図2に示すように、ラインロックPLL
回路40、第1乃至第3のフィールドメモリ11,2
1,31、倍速コントローラ41及び計数コントローラ
43等を有して構成されている。このフィールド倍速ア
スペクト変換3は、PAL信号及びNTSC信号の水平
走査周波数fH 及び垂直走査周波数fV をそれぞれ2倍
とするフィールド倍速処理を行い、該水平走査周波数を
HDTV信号の水平走査周波数に近い値となすととも
に、いわゆるフィールドフリッカ除去による表示映像の
画質改善を図るための回路である。
【0029】このフィールド倍速アスペクト変換回路3
においては、入力された輝度信号(Yin)は、ローパ
スフィルタ(LPF)10を経て、第1のA/Dコンバ
ータ11によりデジタル信号に変換されて、第1のフィ
ールドメモリ(FieldMemory)12に書込ま
れる。また、入力された色差信号(R−Yin)は、ロ
ーパスフィルタ(LPF)20を経て、第2のA/Dコ
ンバータ21によりデジタル信号に変換されて、第2の
フィールドメモリ22に書込まれる。さらに、入力され
た色差信号(B−Yin)は、ローパスフィルタ(LP
F)30を経て、第3のA/Dコンバータ31によりデ
ジタル信号に変換されて、第3のフィールドメモリ32
に書込まれる。
【0030】上記各フィールドメモリ12,22,32
は、図3に示すように、それぞれメモリセルアレイ(M
emory Cell Array)50を有して構成
されている。このメモリセルアレイ50内は、図4に示
すように、画素アドレス(水平方向)とラインアドレス
(垂直方向)とによってマトリクス状に番地付けがなさ
れており、1フィールド分の映像信号がライン毎に番地
順に書込まれ、また、読出される。これらフィールドメ
モリ12,22,32においては、書込まれる信号(W
rite data)は、ライトポート(Write
port)53を介して、上記メモリセルアレイ50に
送られる。また、これらフィールドメモリ12,22,
32においては、上記メモリセルアレイ50より読出さ
れた信号(Read data)は、リードポート(R
ead port)54を介して、外方側に出力され
る。
【0031】そして、これらフィールドメモリ12,2
2,32は、ライトアドレスポインタ(Write A
ddr Pointer)52を有している。このライ
トアドレスポインタ52は、書込み側システムクロック
WCK(Clock forA/D,FieldMem
ory Write and write pixel
address increment)、書込みアド
レス初期化パルスである書込みアドレスクリアパルスW
VCLR(FieldMemory Write Re
set on every VSYNC(junp t
o start of field))、書込み画素ア
ドレスクリアパルスWHCLR(FieldMemor
y Write Reset on every HS
YNC(junp to start of lin
e))、書込みラインアドレスインクリメントパルスW
HINC(FieldMemory Write Li
ne address increment plus
(junp to next line))を供給され
て、上記メモリセルアレイ50への信号の書込みを制御
する。
【0032】すなわち、上記ライトアドレスポインタ5
2は、図4中矢印Dで示すように、上記書込み側システ
ムクロックWCKに同期して画素アドレスを1ずつ増加
させ、上記書込みアドレスクリアパルスWVCLRが供
給されたときに、図4中矢印Aで示すように、開始番地
に戻り、上記書込み画素アドレスクリアパルスWHCL
Rが供給されたときに、図4中矢印Bで示すように、画
素アドレスの初期番地(ライン単位の先頭アドレス)に
戻り、上記書込みラインアドレスインクリメントパルス
WHINCが供給されたときに、図4中矢印Cで示すよ
うに、ラインアドレスを1だけ増加させつつ、信号の書
込みを行わせる。
【0033】また、上記各フィールドメモリ12,2
2,32は、リードアドレスポインタ(Read Ad
dr Pointer)51を有している。このリード
アドレスポインタ51は、読出し側システムクロックR
CK(Clock for FieldMemory
Read,D/A and read pixel a
ddress increment)、読出しアドレス
クリアパルスRVCLR(FieldMemory R
ead Reset on every 2VSYNC
(junp to start of fiel
d))、読出し画素アドレスクリアパルスRHCLR
(FieldMemory Read Reseton
every 2HSYNC(junp to sta
rt of line))、及び読出しラインアドレス
インクリメントパルスRHINC(FieldMemo
ry Read Line address incr
ementplus(junp to next li
ne))を供給されて、上記メモリセルアレイ50より
の信号の読出しを制御する。
【0034】すなわち、このリードアドレスポインタ5
1は、上記読出し側システムクロックRCKに同期して
画素アドレスを1ずつ増加させ、上記読出しアドレスク
リアパルスRVCLRが供給されたときに開始番地に戻
り、上記読出し画素アドレスクリアパルスRHCLRが
供給されたときに画素アドレスの初期番地に戻り、上記
読出しラインアドレスインクリメントパルスRHINC
が供給されたときにラインアドレスを1だけ増加させつ
つ、信号の読出しを行わせる。
【0035】なお、この例においては、上記書込み側シ
ステムクロックWCKは、上記各A/Dコンバータ1
1,21,31における標本化周波数でもあり、水平走
査周波数fH ×910×2であって、PAL信号につい
ては28.44MHz、NTSC信号については28.
64MHzとなっている。また、上記読出し側システム
クロックRCKは、水平走査周波数fH ×910×2×
(4/3)であって、PAL信号については37.92
MHz、NTSC信号については38.19MHzとな
っている。
【0036】そして、このフィールド倍速アスペクト変
換回路3は、ラインロックPLL回路40を有してい
る。このラインロックPLL回路40は、図15に示す
ように、水平同期信号HSYNCが供給される位相比較
器61を有している。この位相比較器61は、図16中
に(a)で示すように、上記水平同期信号HSYNCの
区間HREFWパルスを切出す。上記HREFWパルス
は、ローパスフィルタ(LPF)62を経て、電圧制御
発振器(VCO;voltage−controled
oscillator)63に供給される。この電圧
制御発振器63は、上記HREFWパルスの平均エラー
電圧で駆動され、上記書込み側システムクロックWCK
を生成する。この書込み側システムクロックWCKは、
上記各フィールドメモリ12,22,32に供給される
とともに、カウンタ(COUNTER)64及びデコー
ダ65により、910分周されてHREFWパルスとな
り、上記位相比較器61にフィードバックされる。
【0037】このラインロックPLL回路40において
は、上記水平同期信号HSYNCの周波数が上がると、
上記位相比較器61の出力は“H”の比率が増大し、上
記電圧制御発振器63の駆動電圧が高くなる。すると、
上記書込み側システムクロックWCKの周波数が高くな
り、上記HREFWパルスの周期が短くなり、入力され
る水平同期信号HSYNCの周波数変化に適切に追従す
るようなフィードバックが行われる。上記水平同期信号
HSYNCの周波数が下がった場合には、上記位相比較
器61の出力は“L”の比率が増大し、上記電圧制御発
振器63の駆動電圧が低くなり、上記書込み側システム
クロックWCKの周波数の低下、上記HREFWパルス
の周期の長期化が起こり、入力される水平同期信号HS
YNCの周波数変化に適切に追従するようなフィードバ
ックが行われる。
【0038】上記HREFWパルスの立ち下がりは、図
16中に(b)で示すように、このラインロックPLL
回路40の中心周波数f0 が上記水平同期信号HSYN
Cの周期に一致しているときは、上記水平同期信号HS
YNCのパルスの中心に同期される。このラインロック
PLL回路40の中心周波数f0 は、上記PAL信号の
水平同期信号HSYNCの周期に一致しており、この水
平同期信号HSYNCがPAL信号より得られたもので
ある場合には、図16に示すように、上記HREFWパ
ルスの立ち下がりが該水平同期信号HSYNCのパルス
の中心に同期される。
【0039】上記ラインロックPLL回路40は、一部
が制御回路となる倍速コントローラ(Field Du
bler Timing Controller)41
を構成している。この倍速コントローラ41は、上記書
込みアドレスクリアパルスWVCLR、上記書込み画素
アドレスクリアパルスWHCLR、上記読出し側システ
ムクロックRCK、上記読出しアドレスクリアパルス、
及び、上記読出し画素アドレスクリアパルスRHCLR
をそれぞれ生成し、上記各フィールドメモリ12,2
2,32に供給する。これら書込みアドレスクリアパル
スWVCLR、書込み画素アドレスクリアパルスWHC
LR、読出し側システムクロックRCK、読出しアドレ
スクリアパルス、及び、読出し画素アドレスクリアパル
スRHCLRは、図5及び図8に示すように、上記PA
L信号またはNTSC信号の垂直同期パルス周期(V周
期)または倍速度の垂直同期パルス周期(2V周期)に
同期して生成される。
【0040】また、このフィールド倍速アスペクト変換
回路3は、計数コントローラ(Countdown &
Scroll Control)43を有している。
この計数コントローラ43は、上記書込みアドレスクリ
アパルスWVCLR、上記読出しアドレスクリアパルス
RVCLR、及び、水平同期信号HSYNCの2倍速の
倍速同期信号2HSYNCを供給され、上記書込みライ
ンアドレスインクリメントパルスWHINC及び上記読
出しラインアドレスインクリメントパルスRHINCを
生成し、上記各フィールドメモリ12,22,32に供
給する。また、上記倍速同期信号2HSYNCは、上記
第4の切換えスイッチ76に送られる。
【0041】そして、上記フィールド倍速アスペクト変
換回路3は、アスペクト変換部(Horizontal
Compresstion)42を有している。この
アスペクト変換部42においては、上記各フィールドメ
モリ12,22,32より読出された信号が送られて、
アスペクト変換処理が行われる。このアスペクト変換処
理は、映像の水平方向を3/4に圧縮しこの映像の左右
両側に枠部を付加して、図14に示すように、ノーマル
表示モードとなす処理である。なお、上記アスペクト変
換処理を行わない場合には、図12に示すように、映像
全体がCRT9の表示面部の全面に亘って表示されるフ
ル表示モードがなり、映像の垂直方向を4/3に拡張し
た場合には、図13に示すように、映像の中央部分がC
RT9の表示面部の全面に亘って表示されるズーム表示
モードとなる。
【0042】上記フィールド倍速アスペクト変換回路3
において、上記フィールド倍速アスペクト変換回路42
を経た上記各信号Y,R−Y,B−Yは、第1乃至第3
のD/Aコンバータ13,23,33によりそれぞれア
ナログ変換され、第1乃至第3のローパスフィルタ1
4,24,34を経て出力され(2Yout,2R−Y
out,2B−Yout)、上記第4の切換えスイッチ
76に送られる。
【0043】このテレビジョン装置において、上記フィ
ールド倍速アスペクト変換回路3にPAL信号またはN
TSC信号が供給されているときには、上記ノーマル表
示モードを選択した場合において、上記各フィールドメ
モリ12,22,32において信号が書込まれるアドレ
スと該各フィールドメモリ12,22,32において信
号が読出されるアドレスとは、図11に示すように、図
11中実線で示す上記リードアドレスポインタ52の示
すアドレスの変化は、図11中点線で示す上記ライトア
ドレスポインタ51の示すアドレスの変化の倍速度とな
っている。すなわち、これらフィールドメモリ12,2
2,32に書込まれた映像信号は、各1フィールドが2
回ずつ読出されて出力される。
【0044】上記フィールド倍速アスペクト変換回路3
にPAL信号が供給され上記ノーマル表示モードが選択
されている場合においては、上記ラインロックPLL回
路40が、図16に示すように、上記HREFWパルス
の立ち下がりを上記水平同期信号HSYNCのパルスの
中心に同期させるため、上記書込みアドレスクリアパル
スWVCLR、上記書込み画素アドレスクリアパルスW
HCLR、及び、上記書込みラインアドレスインクリメ
ントパルスWHINCは、図5及び図6に示すように、
垂直同期信号VSYNCのパルスの中心に同期される。
この場合には、上記PAL信号におけるフィールドは、
信号の開始点より、上記各フィールドメモリ12,2
2,32において開始番地より書込みがなされる。
【0045】このようにして上記各フィールドメモリ1
2,22,32に書込まれたPAL信号は、図8及び図
9に示すように、倍速垂直同期信号2VSYNCのパル
スの中心に同期されて生成された上記読出しアドレスク
リアパルスRVCLR、上記読出し画素アドレスクリア
パルスRHCLR及び上記読出しラインアドレスインク
リメントパルスRHINCに基づいて、該各フィールド
メモリ12,22,32における開始番地より読出され
る。このようにして読出されたPAL信号は、上記CR
T9上においては、上記枠部に対して水平方向の偏位の
ない映像として表示される。
【0046】そして、上記フィールド倍速アスペクト変
換回路3にNTSC信号が供給され上記ノーマル表示モ
ードが選択されている場合においては、上記ラインロッ
クPLL回路40は、図17に示すように、上記HRE
FWパルスの立ち下がりを上記水平同期信号HSYNC
に対し、この水平同期信号HSYNCのパルスの中心に
対して定常位相誤差Δtだけ偏位させた状態で同期す
る。すなわち、上記ラインロックPLL回路40は、中
心周波数f0 が上記PAL信号の水平同期信号HSYN
Cに適合するように調整されており、上記NTSC信号
の水平同期信号HSYNCが入力されると、NTSC信
号の水平同期信号HSYNCがPAL信号の水平同期信
号HSYNCよりも109Hz高いため、中心周波数f
0 に対して109Hz高い周波数にロックする。そのた
め、上記定常位相誤差Δtは、上記電圧制御発振器63
の発振周波数を上げる方向に増大して安定し、上記HR
EFWパルスの立ち下がりを水平同期信号HSYNCの
パルスの中心よりも遅らせる。
【0047】なお、上記フィールド倍速アスペクト変換
回路3にPAL信号が供給されている場合においても、
上記ラインロックPLL回路40における定常位相誤差
が精確には0になるわけではないので、上述のNTSC
信号受信時の定常位相誤差Δtとは、実際には、PAL
信号受信時の定常位相誤差とNTSC信号受信時の定常
位相誤差との差異である。以下の説明においては、便宜
上、PAL信号受信時の定常位相誤差を0と見做すこと
とする。
【0048】このように、上記HREFWパルスの立ち
下がりが水平同期信号HSYNCのパルスの中心よりも
遅れた状態では、上記書込みアドレスクリアパルスWV
CLR、上記書込み画素アドレスクリアパルスWHCL
R、及び、上記書込みラインアドレスインクリメントパ
ルスWHINCは、このHREFWパルスの立ち下がり
を基準として生成されてしまうと、上記垂直同期信号V
SYNCのパルスの中心に同期されないこととなる。こ
れら各パルスWVCLR、WHCLR、WHINCが上
記垂直同期信号VSYNCのパルスの中心に同期しない
と、上記各フィールドメモリ12,22,32において
開始番地に書込まれるのは、上記NTSC信号における
フィールドの開始点ではなくなってしまう。すなわち、
上記各フィールドメモリ12,22,32には、図7に
示すように、これらフィールドメモリ12,22,32
に書込まれる映像信号の領域Jに対して、水平方向に上
記定常位相誤差ΔTに相当する距離だけ偏位した映像G
のNTSC信号が書込まれることとなる。このように上
記映像GのNTSC信号が上記各フィールドメモリ1
2,22,32に書込まれた場合に、このNTSC信号
を、上記読出しアドレスクリアパルスRVCLR、上記
読出し画素アドレスクリアパルスRHCLR及び上記読
出しラインアドレスインクリメントパルスRHINCに
基づいて該各フィールドメモリ12,22,32におけ
る開始番地より読出すと、上記CRT9上においては、
図10に示すように、上記枠部に対して水平方向に偏位
した映像Iとして表示される。
【0049】このフィールド倍速アスペクト変換回路3
においては、NTSC信号が受信され、上記HREFW
パルスの立ち下がりが水平同期信号HSYNCのパルス
の中心よりも遅れている状態においては、上記書込みア
ドレスクリアパルスWVCLR、上記書込み画素アドレ
スクリアパルスWHCLR、及び、上記書込みラインア
ドレスインクリメントパルスWHINCは、このHRE
FWパルスの立ち下がりよりも早いタイミングに偏位し
て生成される。すなわち、これら書込みアドレスクリア
パルスWVCLR、書込み画素アドレスクリアパルスW
HCLR、及び、書込みラインアドレスインクリメント
パルスWHINCは、図6及び図17中に点線で示すよ
うに、上記垂直同期信号VSYNCのパルスの中心に同
期するように、上記定常位相誤差Δtに相当する時間だ
け、上記HREFWパルスの立ち下がりよりも早いタイ
ミングで生成される。上記定常位相誤差Δtに相当する
時間の計測は、上記書込み側システムクロックWCKを
基準として、予め定められたパルス数を計数することに
より行われる。このようなパルス数の計数は、上記ライ
ンロックPLL回路40のデコーダ65におけるデコー
ド値を変更することで行うことができる。
【0050】したがって、このフィールド倍速アスペク
ト変換回路3においては、上記HREFWパルスの立ち
下がりが水平同期信号HSYNCのパルスの中心より遅
れても、上記各パルスWVCLR、WHCLR、WHI
NCが上記垂直同期信号VSYNCのパルスの中心に同
期しており、上記各フィールドメモリ12,22,32
において開始番地に書込まれるNTSC信号は、フィー
ルドの開始点のものとなっている。すなわち、上記各フ
ィールドメモリ12,22,32には、図7に示すよう
に、これらフィールドメモリ12,22,32に書込ま
れる映像信号の領域Jに対して、水平方向の偏位のない
映像FのNTSC信号が書込まれることとなる。
【0051】このように上記映像FのNTSC信号が上
記各フィールドメモリ12,22,32に書込まれた場
合には、このNTSC信号は、上記倍速垂直同期信号2
VSYNCのパルスの中心に同期されて生成された上記
読出しアドレスクリアパルスRVCLR、上記読出し画
素アドレスクリアパルスRHCLR及び上記読出しライ
ンアドレスインクリメントパルスRHINCに基づいて
該各フィールドメモリ12,22,32における開始番
地より読出されれば、上記CRT9上においては、図1
0に示すように、上記枠部に対する水平方向の偏位のな
い映像Hとして表示される。
【0052】なお、本発明に係るテレビジョン装置は、
上述したように、上記ラインロックPLL回路40の中
心周波数f0 を上記PAL信号の水平同期信号HSYN
Cの周波数に一致させた構成に限定されず、該中心周波
数f0 を上記NTSC信号の水平同期信号HSYNCの
周波数に一致させて構成してもよく、また、その他のテ
レビジョン方式に適合するように構成してもよい。
【0053】また、本発明に係るテレビジョン装置にお
いては、CRTは、表示面部のアスペクト比が16:9
のものに限定されず、該表示面部のアスペクト比が4:
3のものとしてもよい。この場合には、このテレビジョ
ン装置は、上記HDTV信号を扱うための構成部分を有
することなく、構成される。
【0054】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る映像信号処
理方法においては、映像信号をフィールドメモリに書込
むとともにこのフィールドメモリより読出した映像信号
に基づき映像表示を行うにあたって、上記映像信号の水
平同期信号に同期するラインロックPLL回路における
該映像信号のテレビジョン方式に対応する定常位相誤差
の差異に応じてタイミングが可変される書込みアドレス
初期化パルスを上記フィールドメモリに供給し、上記映
像信号と該フィールドメモリにおける書込み開始アドレ
スとの対応関係を上記テレビジョン方式に対応づけて変
更される。
【0055】したがって、この映像信号処理方法によれ
ば、テレビジョン方式の異なる映像信号であっても、上
記フィールドメモリにおける書込み開始アドレスと映像
のフィールドの始端とを一致させることができ、このフ
ィールドメモリからの読出しを同様に行っても、表示デ
バイスにおける映像の表示位置が水平方向に偏位するこ
とを防止することができる。
【0056】また、本発明に係る映像信号処理装置にお
いては、映像信号が書込まれるフィールドメモリは、上
記映像信号の水平同期信号に同期するラインロックPL
L回路における上記映像信号のテレビジョン方式に対応
する定常位相誤差の差異に応じてタイミングが可変され
る書込みアドレス初期化パルスを制御回路より供給され
る。
【0057】したがって、この映像信号処理装置におい
ては、テレビジョン方式の異なる映像信号であっても、
上記フィールドメモリにおける書込み開始アドレスと映
像のフィールドの始端とが一致され、読出しが同様に行
われても、表示デバイスにおける映像の表示位置を水平
方向に偏位することがない。
【0058】そして、本発明に係るテレビジョン装置
は、第1の縦横比を有するNTSC方式、PAL方式、
または、SECAM方式の映像信号が入力され該映像信
号に基づく表示を行う第1の縦横比と異なる第2の縦横
比の表示画面を有するテレビジョン装置であって、映像
信号が書込まれるフィールドメモリは、上記映像信号の
水平同期信号に同期するラインロックPLL回路におけ
る上記映像信号のテレビジョン方式に対応する定常位相
誤差の差異に応じてタイミングが可変される書込みアド
レス初期化パルスを制御回路より供給されるので、テレ
ビジョン方式の異なる映像信号であっても、書込み開始
アドレスと映像のフィールドの始端とが一致されて書込
まれ、読出しが同様に行われても、表示デバイスにおけ
る映像の表示位置を水平方向に偏位させることがないと
ともに、上記フィールドメモリから読み出された映像信
号を所定方向に圧縮し上記圧縮分に応じた大きさの枠部
を上記所定方向両端に付加して該映像信号とともに上記
表示画面に表示させるアスペクト変換回路を備えている
ので、枠部に対する水平方向の偏位のない映像を表示す
ることができる。
【0059】
【0060】すなわち、本発明は、テレビジョン方式の
違いによる表示面部上における表示映像の位置を的確に
補正することができ、特に、いわゆるマルチスタンダー
ド・テレビジョン装置であって表示面部の横縦比が1
6:9となされたものに適用して好適な、映像信号処理
方法、映像信号処理装置及びテレビジョン装置を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号処理方法を実行する本発
明に係る映像信号処理装置を有して構成された本発明に
係るテレビジョン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記映像信号処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】上記映像信号処理装置のフィールドメモリの構
成を示すブロック図である。
【図4】上記フィールドメモリにおける映像信号の書込
み及び読出しの動作を説明するグラフである。
【図5】上記フィールドメモリに映像信号の書込み時に
供給されるパルスのタイミングを示すタイムチャートで
ある。
【図6】上記図5に示すタイムチャートの要部を拡大し
て示すタイムチャートである。
【図7】上記フィールドメモリによる映像信号の記憶の
状態を上記テレビジョン装置の表示デバイス上において
示した正面図である。
【図8】上記フィールドメモリに映像信号の読出し時に
供給されるパルスのタイミングを示すタイムチャートで
ある。
【図9】上記図8に示すタイムチャートの要部を拡大し
て示すタイムチャートである。
【図10】上記テレビジョン装置の表示デバイス上にお
ける映像の表示状態を示す正面図である。
【図11】上記フィールドメモリにおける書込み及び読
出しのアドレスの変化を示すグラフである。
【図12】上記テレビジョン装置のフル表示モードにお
ける表示デバイスの表示状態を示す正面図である。
【図13】上記テレビジョン装置のズーム表示モードに
おける表示デバイスの表示状態を示す正面図である。
【図14】上記テレビジョン装置のノーマル表示モード
における表示デバイスの表示状態を示す正面図である。
【図15】上記映像信号処理装置のラインロックPLL
回路の構成を示すブロック図である。
【図16】上記ラインロックPLL回路における正常な
ロック状態を示すタイムチャートである。
【図17】上記ラインロックPLL回路において定常位
相誤差が生じてロックしている状態を示すタイムチャー
トである。
【図18】従来のテレビジョン装置の横縦比が16:9
の表示デバイスにおいて横縦比が4:3の映像が表示さ
れた状態を示す正面図である。
【図19】上記従来のテレビジョン装置の表示デバイス
に横縦比が4:3のテレビジョン方式の異なる映像を表
示したときに映像が横方向に偏位した状態を示す正面図
である。
【符号の説明】
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フィールド倍速アスペクト変
換回路 9・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・CRT 11,21,31・・・・・・・・・・A/Dコンバータ 12,22,32・・・・・・・・・・フィールドメモリ 40・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラインロックPLL回路 41・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・倍速コントローラ 43・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計数コントローラ WCK・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書込み側システムクロック WVCLR・・・・・・・・・・・・・・・・書込みアドレスクリアパル
ス WHCLR・・・・・・・・・・・・・・・・書込み画素アドレスクリア
パルス WHINC・・・・・・・・・・・・・・・・書込みラインアドレスイン
クリメントパルス RCK・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・読出し側システムクロック RVCLR・・・・・・・・・・・・・・・・読出しアドレスクリアパル
ス RHCLR・・・・・・・・・・・・・・・・読出し画素アドレスクリア
パルス RHINC・・・・・・・・・・・・・・・・読出しラインアドレスイン
クリメントパルス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号をフィールドメモリに書込むと
    ともに、このフィールドメモリより読出した映像信号
    基づき映像表示を行うにあたって、 上記映像信号の水平同期信号に同期するラインロックP
    LL回路における該映像信号のテレビジョン方式に対応
    する定常位相誤差の差異に応じてタイミングが可変され
    る書込みアドレス初期化パルスを上記フィールドメモリ
    に供給し、 上記映像信号と該フィールドメモリにおける書込み開始
    アドレスとの対応関係を上記テレビジョン方式に対応づ
    けて変更してなる映像信号処理方法。
  2. 【請求項2】 映像信号が書込まれるフィールドメモリ
    と、 上記映像信号の水平同期信号に同期するラインロックP
    LL回路と、 上記ラインロックPLL回路における上記映像信号のテ
    レビジョン方式に対応する定常位相誤差の差異に応じて
    タイミングが可変される書込みアドレス初期化パルスを
    上記フィールドメモリに供給する制御回路とを備えてな
    る映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 第1の縦横比を有するNTSC方式、P
    AL方式、または、SECAM方式の映像信号が入力さ
    れ、該映像信号に基づく表示を行う第1の縦横比と異な
    る第2の縦横比の表示画面を有するテレビジョン装置に
    おいて、 上記各方式の映像信号が書込まれるフィールドメモリ
    と、 上記各方式の映像信号の水平同期信号に同期するライン
    ロックPLL回路と、 上記ラインロックPLL回路における上記各方式の映像
    信号に対応する定常位相誤差の差異に応じてタイミング
    が可変される書込みアドレス初期化パルスを上記フィー
    ルドメモリに供給する制御回路と、 上記フィールドメモリから読み出された映像信号を所定
    方向に圧縮し、上記圧縮分に応じた大きさの枠部を上記
    所定方向両端に付加して該映像信号とともに上記表示画
    面に表示させるアスペクト変換回路と を備えてなるテレ
    ビジョン装置。
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