JP3303635B2 - 動力噴霧機 - Google Patents
動力噴霧機Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、圃場への薬液散
布に使用される背負動力噴霧機等の動力噴霧機に係り、
詳しくは有効利用を図ることができる動力噴霧機に関す
るものである。
布に使用される背負動力噴霧機等の動力噴霧機に係り、
詳しくは有効利用を図ることができる動力噴霧機に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】動力噴霧機としての従来の背負動力噴霧
機は圃場への薬液散布に使用されるのみであった。
機は圃場への薬液散布に使用されるのみであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】背負動力噴霧機は、農
業や園芸業で殺菌、殺虫、除草、潅水等に使用されるも
のの、作物の特定の生育時期に集中して使われるもので
あって、他の時期では、使用されず、年間の稼働率が低
くなっている。
業や園芸業で殺菌、殺虫、除草、潅水等に使用されるも
のの、作物の特定の生育時期に集中して使われるもので
あって、他の時期では、使用されず、年間の稼働率が低
くなっている。
【０００４】この発明の目的は、背負動力噴霧機等の動
力噴霧機の稼動効率を上げて、利用価値を高めるように
することである。この発明の他の目的は、タンクへ原水
を能率良く供給できる動力噴霧機を提供することであ
る。この発明の他の目的は、さらに多量の浄水生成を行
うことができる動力噴霧機を提供することである。
力噴霧機の稼動効率を上げて、利用価値を高めるように
することである。この発明の他の目的は、タンクへ原水
を能率良く供給できる動力噴霧機を提供することであ
る。この発明の他の目的は、さらに多量の浄水生成を行
うことができる動力噴霧機を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の動力噴霧機(1
0)は次の（ａ）〜（ｅ）の要素を有している。 （ａ）液体(14)を貯留可能なタンク(12) （ｂ）タンク(12)から液体(14)を吸入し吐出する圧送ポ
ンプ(16) （ｃ）圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第
２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22) （ｄ）切替手段(22)の第１の出口(26)へ分離自在に接続
されるノズル部材(34) （ｅ）切替手段(22)の第２の出口(28)へ接続され浄化手
段(40)を装備している浄水放出用管路(36)
0)は次の（ａ）〜（ｅ）の要素を有している。 （ａ）液体(14)を貯留可能なタンク(12) （ｂ）タンク(12)から液体(14)を吸入し吐出する圧送ポ
ンプ(16) （ｃ）圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第
２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22) （ｄ）切替手段(22)の第１の出口(26)へ分離自在に接続
されるノズル部材(34) （ｅ）切替手段(22)の第２の出口(28)へ接続され浄化手
段(40)を装備している浄水放出用管路(36)
【０００６】この動力噴霧機(10)では、散布機として使
用する場合は、切替手段(22)の第１の出口(26)にはノズ
ル部材(34)が接続され、切替手段(22)は圧送ポンプ(16)
の吐出側を第１の出口(26)へ接続する位置とされる。タ
ンク(12)内の液体(14)は、圧送ポンプ(16)により吸入さ
れ、切替手段(22)を経てノズル部材(34)へ圧送され、ノ
ズル部材(34)より散布される。動力噴霧機(10)を非常時
の浄水生成機として使用する場合は、タンク(12)に原水
(54)が投入される。そして、切替手段(22)は圧送ポンプ
(16)の吐出側を第２の出口(28)へ接続する位置とされ
る。タンク(12)内の原水(54)は、圧送ポンプ(16)により
吸入され、切替手段(22)を経て浄水放出用管路(36)へ圧
送され、浄化手段(40)においてろ過され、浄水放出用管
路(36)の下流端より飲料水として放出される。こうし
て、動力噴霧機(10)を、散布機だけでなく、非常時浄水
生成機として利用でき、動力噴霧機(10)の利用価値を高
めることができる。
用する場合は、切替手段(22)の第１の出口(26)にはノズ
ル部材(34)が接続され、切替手段(22)は圧送ポンプ(16)
の吐出側を第１の出口(26)へ接続する位置とされる。タ
ンク(12)内の液体(14)は、圧送ポンプ(16)により吸入さ
れ、切替手段(22)を経てノズル部材(34)へ圧送され、ノ
ズル部材(34)より散布される。動力噴霧機(10)を非常時
の浄水生成機として使用する場合は、タンク(12)に原水
(54)が投入される。そして、切替手段(22)は圧送ポンプ
(16)の吐出側を第２の出口(28)へ接続する位置とされ
る。タンク(12)内の原水(54)は、圧送ポンプ(16)により
吸入され、切替手段(22)を経て浄水放出用管路(36)へ圧
送され、浄化手段(40)においてろ過され、浄水放出用管
路(36)の下流端より飲料水として放出される。こうし
て、動力噴霧機(10)を、散布機だけでなく、非常時浄水
生成機として利用でき、動力噴霧機(10)の利用価値を高
めることができる。
【０００７】この発明の他の動力噴霧機(10)は次の
（ａ）〜（ｅ）の要素を有している。 （ａ）原水(54)を貯留可能なタンク(12) （ｂ）タンク(12)から原水(54)を吸入し吐出する圧送ポ
ンプ(16) （ｃ）圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第
２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22) （ｄ）切替手段(22)の第１の出口(26)へ分離自在に接続
される噴流側(46)と原水源(52)へ接続される吸入側(50)
とタンク(12)内へ接続される吐出側(58)とをもつジェッ
トポンプ(44) （ｅ）切替手段(22)の第２の出口(28)へ接続され浄化手
段(40)を装備する浄水放出用管路(36)
（ａ）〜（ｅ）の要素を有している。 （ａ）原水(54)を貯留可能なタンク(12) （ｂ）タンク(12)から原水(54)を吸入し吐出する圧送ポ
ンプ(16) （ｃ）圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第
２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22) （ｄ）切替手段(22)の第１の出口(26)へ分離自在に接続
される噴流側(46)と原水源(52)へ接続される吸入側(50)
とタンク(12)内へ接続される吐出側(58)とをもつジェッ
トポンプ(44) （ｅ）切替手段(22)の第２の出口(28)へ接続され浄化手
段(40)を装備する浄水放出用管路(36)
【０００８】この動力噴霧機(10)では、タンク(12)へ原
水(54)へ供給する場合、ジェットポンプ(44)は、その噴
流側(46)を、切替手段(22)の第１の出口(26)へ接続さ
れ、切替手段(22)は圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出
口(26)へ接続する位置とされる。タンク(12)内の原水(5
4)は、圧送ポンプ(16)により吸入され、切替手段(22)を
経てジェットポンプ(44)の噴流側(46)へ供給される。ジ
ェットポンプ(44)は、噴流側(46)からの噴流により、原
水源(52)の原水(54)を吸入側(50)より吸入し、吐出側(5
8)へ吐出し、タンク(12)へ送る。飲料水を得る場合に
は、切替手段(22)は圧送ポンプ(16)の吐出側を第２の出
口(28)へ接続する位置とされる。タンク(12)内の原水(5
4)は、圧送ポンプ(16)により吸入され、切替手段(22)を
経て浄水放出用管路(36)へ圧送され、浄化手段(40)にお
いてろ過されてから、浄水放出用管路(36)の下流端より
飲料水として放出される。構造簡単でかつ安価なジェッ
トポンプ(44)の噴流側(46)を分離自在に切替手段(22)の
第１の出口(26)へ接続して、原水源(52)の原水(54)を簡
単にかつ能率良くタンク(12)へ供給することができる。
水(54)へ供給する場合、ジェットポンプ(44)は、その噴
流側(46)を、切替手段(22)の第１の出口(26)へ接続さ
れ、切替手段(22)は圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出
口(26)へ接続する位置とされる。タンク(12)内の原水(5
4)は、圧送ポンプ(16)により吸入され、切替手段(22)を
経てジェットポンプ(44)の噴流側(46)へ供給される。ジ
ェットポンプ(44)は、噴流側(46)からの噴流により、原
水源(52)の原水(54)を吸入側(50)より吸入し、吐出側(5
8)へ吐出し、タンク(12)へ送る。飲料水を得る場合に
は、切替手段(22)は圧送ポンプ(16)の吐出側を第２の出
口(28)へ接続する位置とされる。タンク(12)内の原水(5
4)は、圧送ポンプ(16)により吸入され、切替手段(22)を
経て浄水放出用管路(36)へ圧送され、浄化手段(40)にお
いてろ過されてから、浄水放出用管路(36)の下流端より
飲料水として放出される。構造簡単でかつ安価なジェッ
トポンプ(44)の噴流側(46)を分離自在に切替手段(22)の
第１の出口(26)へ接続して、原水源(52)の原水(54)を簡
単にかつ能率良くタンク(12)へ供給することができる。
【０００９】この発明の他の動力噴霧機(10)はさらに次
の（ｆ）及び（ｇ）の要素を有している。 （ｆ）タンク(12)内に液体(14)が所定レベルまで貯留さ
れたことを検知する液位検知手段(76) （ｇ）液位検知手段(76)がタンク(12)内に液体(14)が所
定レベルまで貯留されたことを検知すると圧送ポンプ(1
6)の駆動を停止するモータ(70)
の（ｆ）及び（ｇ）の要素を有している。 （ｆ）タンク(12)内に液体(14)が所定レベルまで貯留さ
れたことを検知する液位検知手段(76) （ｇ）液位検知手段(76)がタンク(12)内に液体(14)が所
定レベルまで貯留されたことを検知すると圧送ポンプ(1
6)の駆動を停止するモータ(70)
【００１０】この動力噴霧機(10)では、圧送ポンプ(16)
はモータ(70)により駆動される。ジェットポンプ(44)に
よる原水源(52)からのタンク(12)への原水(54)の供給に
より、タンク(12)内の原水(54)のレベルが、徐々に上昇
し、所定値に達すると、液位検知手段(76)がこれを検知
する。液位検知手段(76)の検知により、モータ(70)は駆
動停止され、これに伴い、圧送ポンプ(16)も停止するの
で、圧送ポンプ(16)からジェットポンプ(44)の噴流側(4
6)への原水(54)の圧送が停止され、ジェットポンプ(44)
は、駆動源としての噴流を断たれて、停止し、ジェット
ポンプ(44)による原水源(52)からタンク(12)への原水(5
4)の供給が停止される。この動力噴霧機(10)では、圧送
ポンプ(16)内に原水(54)が所定量溜まると、ジェットポ
ンプ(44)及び圧送ポンプ(16)を自動的に停止できるの
で、作業者がタンク(12)内の原水(54)のレベルを監視し
て、ジェットポンプ(44)の作動を停止する手間を省略で
きる。
はモータ(70)により駆動される。ジェットポンプ(44)に
よる原水源(52)からのタンク(12)への原水(54)の供給に
より、タンク(12)内の原水(54)のレベルが、徐々に上昇
し、所定値に達すると、液位検知手段(76)がこれを検知
する。液位検知手段(76)の検知により、モータ(70)は駆
動停止され、これに伴い、圧送ポンプ(16)も停止するの
で、圧送ポンプ(16)からジェットポンプ(44)の噴流側(4
6)への原水(54)の圧送が停止され、ジェットポンプ(44)
は、駆動源としての噴流を断たれて、停止し、ジェット
ポンプ(44)による原水源(52)からタンク(12)への原水(5
4)の供給が停止される。この動力噴霧機(10)では、圧送
ポンプ(16)内に原水(54)が所定量溜まると、ジェットポ
ンプ(44)及び圧送ポンプ(16)を自動的に停止できるの
で、作業者がタンク(12)内の原水(54)のレベルを監視し
て、ジェットポンプ(44)の作動を停止する手間を省略で
きる。
【００１１】この発明の他の動力噴霧機(10)は次の
（ａ）〜（ｅ）の要素を有している。 （ａ）原水(54)を貯留可能なタンク(12) （ｂ）タンク(12)から原水(54)を吸入し吐出する圧送ポ
ンプ(16) （ｃ）圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第
２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22) （ｄ）切替手段(22)の第１の出口(26)へ分離自在に接続
される浄水生成用装置(62) （ｅ）切替手段(22)の第２の出口(28)へ接続され浄化手
段(40)を装備する浄水放出用管路(36)
（ａ）〜（ｅ）の要素を有している。 （ａ）原水(54)を貯留可能なタンク(12) （ｂ）タンク(12)から原水(54)を吸入し吐出する圧送ポ
ンプ(16) （ｃ）圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第
２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22) （ｄ）切替手段(22)の第１の出口(26)へ分離自在に接続
される浄水生成用装置(62) （ｅ）切替手段(22)の第２の出口(28)へ接続され浄化手
段(40)を装備する浄水放出用管路(36)
【００１２】この動力噴霧機(10)では、浄水放出用管路
(36)より大きな浄水処理能力を得る場合、浄水生成用装
置(62)を切替手段(22)の第１の出口(26)へ接続するとと
もに、切替手段(22)は、圧送ポンプ(16)の吐出側を第１
の出口(26)へ接続する位置とされる。タンク(12)内の原
水(54)は、圧送ポンプ(16)により吸入され、切替手段(2
2)を経て浄水生成用装置(62)へ圧送される。そして、浄
水生成用装置(62)において処理されて、浄水生成用装置
(62)より飲料水が放出される。この動力噴霧機(10)で
は、切替手段(22)の第１の出口(26)へ浄水生成用装置(6
2)を分離自在に接続して、浄水生成用装置(62)により大
きな処理能力で飲料水を生成できる。
(36)より大きな浄水処理能力を得る場合、浄水生成用装
置(62)を切替手段(22)の第１の出口(26)へ接続するとと
もに、切替手段(22)は、圧送ポンプ(16)の吐出側を第１
の出口(26)へ接続する位置とされる。タンク(12)内の原
水(54)は、圧送ポンプ(16)により吸入され、切替手段(2
2)を経て浄水生成用装置(62)へ圧送される。そして、浄
水生成用装置(62)において処理されて、浄水生成用装置
(62)より飲料水が放出される。この動力噴霧機(10)で
は、切替手段(22)の第１の出口(26)へ浄水生成用装置(6
2)を分離自在に接続して、浄水生成用装置(62)により大
きな処理能力で飲料水を生成できる。
【００１３】この発明の他の動力噴霧機(10)は背負動力
噴霧機(10)である。
噴霧機(10)である。
【００１４】この動力噴霧機(10)では、携帯可能な背負
動力噴霧機(10)が使用されるので、運搬及び保管に便利
であり、非常時の個人的及び家庭的な飲料水の生成のた
めの利用価値を高めることができる。
動力噴霧機(10)が使用されるので、運搬及び保管に便利
であり、非常時の個人的及び家庭的な飲料水の生成のた
めの利用価値を高めることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
説明する。図１は背負動力噴霧機10の本来の配管系統図
である。タンク12は、殺菌液、殺虫液、除草液、及び潅
水用水等の散布液14を貯留する。圧送ポンプ16は、給液
管18を介してタンク12内の散布液14を吸入し、加圧配管
20へ吐出する。切替コック22は、加圧配管20を接続され
る入口24と、第１の出口26及び第２の出口28とを備え、
入口24を第１の出口26又は第２の出口28へ接続するよう
になっている。カプラ37，38は、結合・分離自在の雌雄
の部分を備え、雌部分をそれぞれ第１の出口26及び第２
の出口28へ接続される。噴霧ホース30は、基端側がカプ
ラ37の雄部分へ接続され、先端側がノズルパイプ32へ接
続されている。ノズルパイプ32は、先端にノズル34を備
え、背負動力噴霧機10を背負う作業者に把持されるよう
になっている。浄水放出用管路36はカプラ38を介して第
２の出口28へ接続され、浄水放出用管路36には、カプラ
38側から順番にフィルタ40及び吐出コック42が設けられ
る。
説明する。図１は背負動力噴霧機10の本来の配管系統図
である。タンク12は、殺菌液、殺虫液、除草液、及び潅
水用水等の散布液14を貯留する。圧送ポンプ16は、給液
管18を介してタンク12内の散布液14を吸入し、加圧配管
20へ吐出する。切替コック22は、加圧配管20を接続され
る入口24と、第１の出口26及び第２の出口28とを備え、
入口24を第１の出口26又は第２の出口28へ接続するよう
になっている。カプラ37，38は、結合・分離自在の雌雄
の部分を備え、雌部分をそれぞれ第１の出口26及び第２
の出口28へ接続される。噴霧ホース30は、基端側がカプ
ラ37の雄部分へ接続され、先端側がノズルパイプ32へ接
続されている。ノズルパイプ32は、先端にノズル34を備
え、背負動力噴霧機10を背負う作業者に把持されるよう
になっている。浄水放出用管路36はカプラ38を介して第
２の出口28へ接続され、浄水放出用管路36には、カプラ
38側から順番にフィルタ40及び吐出コック42が設けられ
る。
【００１６】図２は図１のノズルパイプ32に代えてジェ
ットポンプ44を切替コック22の第１の出口26へ接続した
場合の背負動力噴霧機10の配管系統図である。図１との
相違点についてのみ説明する。ジェットポンプ44は噴流
源ポート46、吸入口50、及び吐出口58を備え、噴流ホー
ス48は両端をそれぞれ噴流源ポート46及びカプラ37の雄
部分へ接続されている。また、吸入口50は、吸入ホース
56を介して原水源52の原水54内へ連通し、吐出口58は給
水ホース60を介してタンク12内へ連通している。
ットポンプ44を切替コック22の第１の出口26へ接続した
場合の背負動力噴霧機10の配管系統図である。図１との
相違点についてのみ説明する。ジェットポンプ44は噴流
源ポート46、吸入口50、及び吐出口58を備え、噴流ホー
ス48は両端をそれぞれ噴流源ポート46及びカプラ37の雄
部分へ接続されている。また、吸入口50は、吸入ホース
56を介して原水源52の原水54内へ連通し、吐出口58は給
水ホース60を介してタンク12内へ連通している。
【００１７】図３は圧送ポンプ16の制御回路図である。
圧送ポンプ16はモータ70により駆動される。モータ70は
バッテリ72より電力を供給され、起動スイッチ74及びフ
ロートスイッチ76は、相互に直列に接続されて、バッテ
リ72からモータ70への給電を制御する。フロートスイッ
チ76は、タンク12内のほぼ満杯レベルに配置され、常時
はオンであり、原水54に浸されると、オンからオフへ切
り替わるようになっている。
圧送ポンプ16はモータ70により駆動される。モータ70は
バッテリ72より電力を供給され、起動スイッチ74及びフ
ロートスイッチ76は、相互に直列に接続されて、バッテ
リ72からモータ70への給電を制御する。フロートスイッ
チ76は、タンク12内のほぼ満杯レベルに配置され、常時
はオンであり、原水54に浸されると、オンからオフへ切
り替わるようになっている。
【００１８】図５及び図６は背負動力噴霧機10の背面図
及び側面図である。圧送ポンプ16及びモータ70はタンク
12の下側に、フィルタ40はタンク12の背面側に、吐出コ
ック42はタンク12の側部上端部に、それぞれ配設され
る。蓋80はタンク12の上部に開閉自在に設けられ、タン
ク12内への散布液14等の投入は蓋80を開いて行われる。
カプラ37の雌部分は格納位置（図５）では下向きに固定
されている。
及び側面図である。圧送ポンプ16及びモータ70はタンク
12の下側に、フィルタ40はタンク12の背面側に、吐出コ
ック42はタンク12の側部上端部に、それぞれ配設され
る。蓋80はタンク12の上部に開閉自在に設けられ、タン
ク12内への散布液14等の投入は蓋80を開いて行われる。
カプラ37の雌部分は格納位置（図５）では下向きに固定
されている。
【００１９】図７はノズルパイプ32及びジェットポンプ
44の接続状況を背負動力噴霧機10の背面から示す図であ
る。ノズルパイプ32及びジェットポンプ44は、任意に結
合・分離自在のカプラ37の雄部分及び雌部分を介して切
替コック22の第１の出口26へ接続されている。フロート
スイッチ76は、ジェットポンプ44によるタンク12への原
水54の供給の際、蓋80を開いて、タンク12内へ挿入さ
れ、タンク12内のほぼ満杯レベルの高さに設置される。
44の接続状況を背負動力噴霧機10の背面から示す図であ
る。ノズルパイプ32及びジェットポンプ44は、任意に結
合・分離自在のカプラ37の雄部分及び雌部分を介して切
替コック22の第１の出口26へ接続されている。フロート
スイッチ76は、ジェットポンプ44によるタンク12への原
水54の供給の際、蓋80を開いて、タンク12内へ挿入さ
れ、タンク12内のほぼ満杯レベルの高さに設置される。
【００２０】背負動力噴霧機10を本来の散布機として使
用する場合には、図１のように、カプラ37の雌部分（カ
プラ37の第１の出口26側の部分）へ、噴霧ホース30の端
のカプラ37の雄部分を結合するとともに、切替コック22
を、入口24を第１の出口26へ接続する位置にする。作業
者は、背負動力噴霧機10を背負いつつ、歩行する。ま
た、圧送ポンプ16が駆動され、タンク12内の散布液14
が、給液管18を介して圧送ポンプ16へ吸入され、圧送ポ
ンプ16から加圧配管20へ吐出される。散布液14は、さら
に、切替コック22、カプラ37、及び噴霧ホース30を経て
ノズルパイプ32へ圧送され、ノズル34から散布される。
用する場合には、図１のように、カプラ37の雌部分（カ
プラ37の第１の出口26側の部分）へ、噴霧ホース30の端
のカプラ37の雄部分を結合するとともに、切替コック22
を、入口24を第１の出口26へ接続する位置にする。作業
者は、背負動力噴霧機10を背負いつつ、歩行する。ま
た、圧送ポンプ16が駆動され、タンク12内の散布液14
が、給液管18を介して圧送ポンプ16へ吸入され、圧送ポ
ンプ16から加圧配管20へ吐出される。散布液14は、さら
に、切替コック22、カプラ37、及び噴霧ホース30を経て
ノズルパイプ32へ圧送され、ノズル34から散布される。
【００２１】背負動力噴霧機10を非常時の飲料水生成用
に使用する場合、タンク12への原水54の投入に当たり、
手作業で行うか、又は、図２のように、ジェットポンプ
44により行う。ジェットポンプ44により行う場合には、
噴流ホース48の端のカプラ37の雄部分を、カプラ37の雌
部分へ接続するとともに、少量の原水54をタンク12へ投
入してから、図３の起動スイッチ74をオンにする。これ
により、バッテリ72からの電力がモータ70へ供給され
て、モータ70が、作動して、圧送ポンプ16を駆動する。
圧送ポンプ16の駆動により、タンク12内の原水54が、切
替コック22、カプラ37及び噴流ホース48を経てジェット
ポンプ44の噴流源ポート46へ供給され、ジェットポンプ
44は、噴流を生成して、原水源52より原水54を吸入し、
給水ホース60を介してタンク12内へ供給する。原水54が
タンク12内のほぼ満杯レベルに達すると、フロートスイ
ッチ76がオフになり、モータ70は停止し、圧送ポンプ16
も停止する。圧送ポンプ16の停止により、カプラ37を介
しての圧送ポンプ16からジェットポンプ44への原水54の
供給が停止され、ジェットポンプ44は、噴流を断たれ
て、停止し、ジェットポンプ44によるタンク12への原水
54の供給は中止される。
に使用する場合、タンク12への原水54の投入に当たり、
手作業で行うか、又は、図２のように、ジェットポンプ
44により行う。ジェットポンプ44により行う場合には、
噴流ホース48の端のカプラ37の雄部分を、カプラ37の雌
部分へ接続するとともに、少量の原水54をタンク12へ投
入してから、図３の起動スイッチ74をオンにする。これ
により、バッテリ72からの電力がモータ70へ供給され
て、モータ70が、作動して、圧送ポンプ16を駆動する。
圧送ポンプ16の駆動により、タンク12内の原水54が、切
替コック22、カプラ37及び噴流ホース48を経てジェット
ポンプ44の噴流源ポート46へ供給され、ジェットポンプ
44は、噴流を生成して、原水源52より原水54を吸入し、
給水ホース60を介してタンク12内へ供給する。原水54が
タンク12内のほぼ満杯レベルに達すると、フロートスイ
ッチ76がオフになり、モータ70は停止し、圧送ポンプ16
も停止する。圧送ポンプ16の停止により、カプラ37を介
しての圧送ポンプ16からジェットポンプ44への原水54の
供給が停止され、ジェットポンプ44は、噴流を断たれ
て、停止し、ジェットポンプ44によるタンク12への原水
54の供給は中止される。
【００２２】次に、切替コック22において、入口24を第
２の出口28へ接続する位置とし、吐出コック42を開いて
から、圧送ポンプ16を駆動する。これにより、タンク12
内の原水54は、圧送ポンプ16より加圧配管20、切替コッ
ク22、及びカプラ38を経て浄水放出用管路36へ圧送さ
れ、フィルタ40においてろ過されて、飲料水となり、飲
料水が浄水放出用管路36の出口端より放出されて来る。
２の出口28へ接続する位置とし、吐出コック42を開いて
から、圧送ポンプ16を駆動する。これにより、タンク12
内の原水54は、圧送ポンプ16より加圧配管20、切替コッ
ク22、及びカプラ38を経て浄水放出用管路36へ圧送さ
れ、フィルタ40においてろ過されて、飲料水となり、飲
料水が浄水放出用管路36の出口端より放出されて来る。
【００２３】図４は図１のノズルパイプ32に代えて浄水
生成管路62を接続した場合の背負動力噴霧機10の配管系
統図である。浄水生成管路62は、一端側においてカプラ
37の雄部分へ接続され、図１のノズルパイプ32の代わり
に、カプラ37の雄部分を介してカプラ37の雌部分へ接続
される。浄水生成管路62には、雄部分側からプレフィル
タ64、メインフィルタ66、及び吐出コック68が装備され
る。吐出コック68を開にするとともに、切替コック22
を、第１の出口26をカプラ37へ接続する位置にして、圧
送ポンプ16を駆動すると、タンク12内の原水54は、圧送
ポンプ16より加圧配管20、切替コック22、及びカプラ37
を経て浄水生成管路62へ圧送され、十分に容量の大きい
プレフィルタ64及びメインフィルタ66においてろ過され
て、飲料水となり、飲料水が吐出コック68の出口端より
放出されて来る。浄水生成管路62は原水54の十分な処理
容量のものを選択できるので、浄水放出用管路36による
原水54の処理容量に比して処理容量を十分に大きくでき
る。
生成管路62を接続した場合の背負動力噴霧機10の配管系
統図である。浄水生成管路62は、一端側においてカプラ
37の雄部分へ接続され、図１のノズルパイプ32の代わり
に、カプラ37の雄部分を介してカプラ37の雌部分へ接続
される。浄水生成管路62には、雄部分側からプレフィル
タ64、メインフィルタ66、及び吐出コック68が装備され
る。吐出コック68を開にするとともに、切替コック22
を、第１の出口26をカプラ37へ接続する位置にして、圧
送ポンプ16を駆動すると、タンク12内の原水54は、圧送
ポンプ16より加圧配管20、切替コック22、及びカプラ37
を経て浄水生成管路62へ圧送され、十分に容量の大きい
プレフィルタ64及びメインフィルタ66においてろ過され
て、飲料水となり、飲料水が吐出コック68の出口端より
放出されて来る。浄水生成管路62は原水54の十分な処理
容量のものを選択できるので、浄水放出用管路36による
原水54の処理容量に比して処理容量を十分に大きくでき
る。
【００２４】背負動力噴霧機10が図示されているが、こ
の発明の動力噴霧機は、背負動力噴霧機10以外にも、洗
浄機として使用される動力噴霧機にも適用可能である。
発明の実施の形態の切替コック22は、入口24を第１の出
口26又は第２の出口28へ接続するものであるが、この発
明の切替手段は、第３の出口等、３個以上の出口を備
え、入口24をそれら３個以上の出口の１個へ選択的に接
続するものであってもよい。
の発明の動力噴霧機は、背負動力噴霧機10以外にも、洗
浄機として使用される動力噴霧機にも適用可能である。
発明の実施の形態の切替コック22は、入口24を第１の出
口26又は第２の出口28へ接続するものであるが、この発
明の切替手段は、第３の出口等、３個以上の出口を備
え、入口24をそれら３個以上の出口の１個へ選択的に接
続するものであってもよい。
【図１】背負動力噴霧機の本来の配管系統図である。
【図２】図１のノズルパイプに代えてジェットポンプを
切替コックの第１の出口へ接続した場合の背負動力噴霧
機の配管系統図である。
切替コックの第１の出口へ接続した場合の背負動力噴霧
機の配管系統図である。
【図３】圧送ポンプの制御回路図である。
【図４】図１のノズルパイプに代えて浄水生成管路を接
続した場合の背負動力噴霧機の配管系統図である。
続した場合の背負動力噴霧機の配管系統図である。
【図５】背負動力噴霧機の背面図である。
【図６】背負動力噴霧機の側面図である。
【図７】ノズルパイプ及びジェットポンプの接続状況を
背負動力噴霧機の背面から示す図である。
背負動力噴霧機の背面から示す図である。
１０ 背負動力噴霧機（動力噴霧機） １２ タンク １４ 散布液（液体） １６ 圧送ポンプ ２２ 切替コック（切替手段） ２６ 第１の出口 ２８ 第２の出口 ３４ ノズル（ノズル部材） ３６ 浄水放出用管路 ３８ 切替コック（開閉手段） ４０ フィルタ（浄化手段） ４４ ジェットポンプ ４６ 噴流源ポート（噴流側） ５０ 吸入口（吸入側） ５２ 原水源 ５４ 原水 ５８ 吐出口（吐出側） ６２ 浄水生成管路（浄水生成用装置） ７０ モータ ７６ フロートスイッチ（液位検知手段）
Claims (5)
- 【請求項１】 （ａ）液体(14)を貯留可能なタンク(1
2)、 （ｂ）前記タンク(12)から液体(14)を吸入し吐出する圧
送ポンプ(16)、 （ｃ）前記圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及
び第２の出口(28)へ切替自在である切替手段(22)、 （ｄ）前記切替手段(22)の前記第１の出口(26)へ分離自
在に接続されるノズル部材(34)、及び （ｅ）前記切替手段(22)の前記第２の出口(28)へ接続さ
れ浄化手段(40)を装備している浄水放出用管路(36)、 を有していることを特徴とする動力噴霧機。 - 【請求項２】 原水(54)を貯留可能なタンク(12)、 前記タンク(12)から原水(54)を吸入し吐出する圧送ポン
プ(16)、 前記圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第２
の出口(28)へ切替自在である切替手段(22)、前記切替手段(22)の前記第１の出口(26)へ分離自在に接
続されるノズル部材(34)、 前記切替手段(22)の前記第１の出口(26)へ前記ノズル部
材(34)に代えて分離自在に接続される噴流側(46)と原水
源(52)へ接続される吸入側(50)と前記タンク(12)内へ接
続される吐出側(58)とをもつジェットポンプ(44)、及び
前記切替手段(22)の前記第２の出口(28)へ接続され浄化
手段(40)を装備する浄水放出用管路(36)、 を有していることを特徴とする動力噴霧機。 - 【請求項３】 前記タンク(12)内に液体(14)が所定レベ
ルまで貯留されたことを検知する液位検知手段(76)、及
び前記液位検知手段(76)が前記タンク(12)内に液体(14)
が所定レベルまで貯留されたことを検知すると前記圧送
ポンプ(16)の駆動を停止するモータ(70)、 を有していることを特徴とする請求項２に記載の動力噴
霧機。 - 【請求項４】 原水(54)を貯留可能なタンク(12)、 前記タンク(12)から原水(54)を吸入し吐出する圧送ポン
プ(16)、 前記圧送ポンプ(16)の吐出側を第１の出口(26)及び第２
の出口(28)へ切替自在である切替手段(22)、前記切替手段(22)の前記第１の出口(26)へ分離自在に接
続されるノズル部材(34)、 前記切替手段(22)の第１の出口(26)へ前記ノズル部材(3
4)に代えて分離自在に接続される浄水生成用装置(62)、
及び前記切替手段(22)の前記第２の出口(28)へ接続され
浄化手段(40)を装備する浄水放出用管路(36)、 を有していることを特徴とする動力噴霧機。 - 【請求項５】 背負動力噴霧機(10)であることを特徴と
する請求項１〜４のいずれかに記載の動力噴霧機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31370895A JP3303635B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 動力噴霧機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31370895A JP3303635B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 動力噴霧機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09131553A JPH09131553A (ja) | 1997-05-20 |
| JP3303635B2 true JP3303635B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18044566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31370895A Expired - Fee Related JP3303635B2 (ja) | 1995-11-08 | 1995-11-08 | 動力噴霧機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303635B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104782601B (zh) * | 2015-02-14 | 2017-06-27 | 江苏大学 | 一种水田施药机墒沟取水装置 |
-
1995
- 1995-11-08 JP JP31370895A patent/JP3303635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09131553A (ja) | 1997-05-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |