JP3092658B2 - 口内洗浄歯ブラシ装置 - Google Patents

口内洗浄歯ブラシ装置

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JP3092658B2 JP09131060A JP13106097A JP3092658B2 JP 3092658 B2 JP3092658 B2 JP 3092658B2 JP 09131060 A JP09131060 A JP 09131060A JP 13106097 A JP13106097 A JP 13106097A JP 3092658 B2 JP3092658 B2 JP 3092658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、介護が必要な人などの
ための口内洗浄歯ブラシ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の洗浄歯ブ
ラシ装置として、例えば、実願昭58−30630号
(実開昭59−137129号)のマイクロフィルム
に、歯ブラシのブラシ植付台に、2か所の穴を開け、こ
の穴が柄の空洞部に通じており、柄の端をバルブに接合
した洗浄歯ブラシが開示されている。この洗浄歯ブラシ
は、前記バルブをホースに接合して水道水を通しておく
ことにより、バルブを開放すると圧力流水がブラシ植付
台の穴より噴射して歯の隙間などを洗浄し、口内にたま
った水は排水パイプにより排水されるというものであ
る。
【0003】また、特表平6−504921号公報に
は、歯ブラシの刺毛から流体を供給して口内を洗浄する
とともにに吸引ポンプによってこの口内洗浄による汚水
を吸引する装置が開示されている。
【0004】しかしながら、これら口内洗浄歯ブラシ装
置では、口内洗浄後の汚水には食物の滓等が含まれるこ
とが多いため、吸引路が詰まってしまい、汚水排出の効
率が下がってしまう虞がある。また、吸引路の配管の取
り付けが不完全であった場合などにも、同様に汚水排出
の効率が下がってしまう虞がある。そして、このように
汚水排出効率が低下した状態で洗浄液が口内に吐出され
続けると、口内に洗浄液が溜まってしまい、被介護者に
とって危険であった。
【0005】本発明は以上の問題点を解決し、介護が必
要な人に対して使用しても安全な洗浄歯ブラシ装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
口内洗浄歯ブラシ装置は、口内洗浄用の洗浄液を貯える
洗浄液容器と、該洗浄液容器に吐出路を介して接続され
る給液ポンプと、該給液ポンプに吐出路を介して接続さ
れる歯ブラシと、該歯ブラシに吸引路を介して接続され
る汚水容器と、該汚水容器に吸引路を介して接続される
吸引ポンプとを有する口内洗浄歯ブラシ装置であって、
前記汚水容器と吸引ポンプとの間の吸引路に分岐して設
けられる連通路と、該連通路の先端に設けられる圧力セ
ンサと、該圧力センサからの信号により前記給液ポンプ
を制御する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記圧
力センサからの信号に基づく前記吸引ポンプの吸引圧力
が所定の範囲の設定値の上限値よりも高い圧力を検出す
るか、又は下限値よりも低い圧力を検出したときに、前
記給液ポンプを停止し、前記吸引ポンプの吸引圧力が所
定の範囲の設定値内に復帰すると前記給液ポンプの駆動
を再開すると共に、 前記汚水容器と吸引ポンプとの間の
吸引路に分岐部材を設け、該分岐部材の連通路側の通路
は吸引路側の通路よりも上方に位置し、かつ前記分岐部
材の連通路側の通路に多孔質膜を保持し、該多孔質膜を
介して前記連通路を前記吸引路に連通させたものであ
る。
【0007】以上のように構成することにより、洗浄液
容器から供給された洗浄液を用いて歯ブラシで口内を洗
浄し、洗浄後の汚水を吸引ポンプによって汚水容器に排
出することができる。そしてこの時、食物の滓等が吸引
路に詰まったり、吸引路の配管が外れていたりして、汚
水の排出効率が落ちる、あるいは汚水が排出されなくな
ると、圧力センサからの信号で給液ポンプを停止し、洗
浄液の供給を停止する。これにより、排水効率が低下し
た状態で洗浄液が口内に吐出され続けることがないよう
になっている。また、前記吸引ポンプの吸引圧力が所定
の範囲の設定値内に復帰すると前記給液ポンプの駆動を
再開することにより、吸引ポンプの詰まりなどが解消さ
れ、吸引圧力が正常な範囲に復帰したら、洗浄液の供給
を再開することができる。さらに、前記汚水容器と吸引
ポンプとの間の吸引路に分岐部材を設け、該分岐部材の
連通路側の通路は吸引路側の通路よりも上方に位置し、
かつ前記分岐部材の連通路側の通路に多孔質膜を保持
し、該多孔質膜を介して前記連通路を前記吸引路に連通
させているので、圧力センサ内に汚水が侵入することを
多孔質膜により防ぐとともに連通路中に汚水が溜まるの
を防ぎ、圧力センサが誤動作することを防止することが
できる。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の口内洗浄歯ブラシ装
置の一実施例について図1乃至図6を参照して詳細に説
明する。本実施例の口内洗浄歯ブラシ装置は、装置本体
1とこの装置本体1に着脱可能に接続された歯ブラシた
る電動歯ブラシ2とを有する。この装置本体1の前面に
は電源スイッチ3、操作スイッチ4、表示ランプ5がそ
れぞれ設けられており、さらに装置本体1の前面の右下
には、電動歯ブラシ2が載置可能な充電台6が突出形成
されており、この充電台6に電動歯ブラシ2を載置する
ことにより、電動歯ブラシ2を充電することができるよ
うになっている。なお、電動歯ブラシ2の歯ブラシヘッ
ド2Aのブラシ側には給液口2Bと吸引口2Cとが形成
されており、これらの給液口2B及び吸引口2Cはそれ
ぞれ歯ブラシヘッド2A内に形成された2個の空洞部に
連通しており、それぞれ背面側に開口している。
【0009】また、7は洗浄液容器であり、この洗浄液
容器7の下部には吐出路たる第1の吐出管8が接続され
ており、この第1の吐出管8は装置本体1内に設けられ
たベローズポンプである給液ポンプ9の吸入側に接続さ
れている。さらに、この給液ポンプ9の吐出側には吐出
路たる第2の吐出管10が接続されており、この第2の吐
出管10は、装置本体1に形成された吐出側雄コネクタ11
に接続されている。そして、この吐出側雄コネクタ11
に、図4に概略的に示すように該吐出側雄コネクタ11と
接続可能な吐出側雌コネクタ12を取り付けた吐出路たる
第3の吐出管13が着脱自在に接続されており、この第3
の吐出管13の一端は、電動歯ブラシ2の歯ブラシヘッド
2Aの給液口2Bに連通して接続されている。一方、電
動歯ブラシ2の歯ブラシヘッド2Aの背面側には、吸引
口2Cに連通して前記第3の吐出管13よりも太い吸引路
たる第1の吸引管14が接続されている。この第1の吸引
管14の他端には図4に概略的に示すように吸引側雄コネ
クタ15が取り付けられている。また、装置本体1には、
吸引側雌コネクタ16が取り付けられており、該吸引側雌
コネクタ16に吸引側雄コネクタ15が着脱自在となってい
る。さらに、この吸引側雌コネクタ16には、装置本体1
の内部側から外部側に延在して吸引路たる第2の吸引管
17が接続されており、この第2の吸引管17は、装置本体
1の前面側に形成された汚水容器設置台1A上に載置さ
れた第1汚水容器18に接続されている。そして、この第
1汚水容器18には、吸引路たる第3の吸引管19を介して
第2汚水容器20が接続されている。さらに、この第2汚
水容器20には吸引路たる第4の吸引管21が接続されてお
り、この第4の吸引管21は装置本体1の前面に設けられ
た分岐部材たる接続部材22に接続されている。この接続
部材22は、図3に示すように装置本体1の前面に固設さ
れた分岐開口部材22Aとこの分岐開口部材22Aに取り付
けられたジョイント部材22Bとからなり、この分岐開口
部材22Aは上下に開口して、下方側には吸引路たる第5
の吸引管23を介して吸引ポンプ24の吸気側に接続されて
いる。また、上方側には多孔質膜25を介して連通路たる
連通管26が接続されており、この連通管26の先端に圧力
センサ27が取り付けられている。そして、この圧力セン
サ27は、制御回路28Aを形成する回路基板28上に取り付
けられている。また、この制御回路28Aは、リレー9
A,24Aを介して給液ポンプ9と吸引ポンプ24に電気的
に接続しており、前記圧力センサ27の出力データに基づ
き、給液ポンプ9及び吸引ポンプ24の運転・休止などを
制御することが可能となっている。なお、29は、前記制
御回路28Aに接続された警報装置であり、30は、吸引ポ
ンプ24の排気側に設けられた消音マフラーであり、31は
商用電源に接続されるコンセントである。
【0010】前記構成につきその作用について説明す
る。まず、予め装置本体1のコンセント31を商用電源に
差し込んでおく。そして、電動歯ブラシ2に歯ブラシヘ
ッド2Aを取り付け、スイッチ2aを操作して電動歯ブ
ラシを作動させたら、電源スイッチ3及び操作スイッチ
4を操作して、吸引ポンプ24を作動させる。操作スイッ
チ4を操作してから時間t1経過後に圧力センサ27の検
出圧力値が予め設定しておいた正常圧力範囲内に入り、
更にこの状態の圧力が所定時間t2継続すると、給液ポ
ンプ9を作動させ、給液ポンプ9により洗浄液容器7中
の洗浄液が歯ブラシヘッド2Aの給液口2Bから口内に
吐出される。この洗浄液を用いて電動歯ブラシ2で口内
を洗浄する。そして、洗浄後の汚水は吸引ポンプ24によ
って吸引口2Cから第1汚水容器18に排出される。万
一、第1汚水容器18から汚水が溢れてしまった場合、さ
らに第2汚水容器20によって汚水を受ける。
【0011】この時、圧力センサ27によって検知する圧
力が正常な範囲であれば、制御回路28Aは給液ポンプ9
及び吸引ポンプ24に継続して通電する。一方、各吸引
管、すなわち第1の吸引管14、第2の吸引管17、第3の
吸引管19、第4の吸引管21及び第5の吸引管23のいずれ
かに食物の滓等が詰まってしまった場合や各吸引管のい
ずれかが外れていた場合などには、圧力センサ27の検知
する圧力は正常範囲から逸脱する。すなわち、圧力セン
サ27による検出圧力は、各吸引管につまりなどが生じた
箇所が接続部材22より上流側すなわち第1乃至第4の吸
引管14,17,19,21なら正常範囲よりも低く、下流側す
なわち第5の吸引管23なら正常範囲よりも高くなる。そ
して、圧力センサ27の検知圧力が異常範囲になると、制
御回路28Aは給液ポンプ9側のリレー9Aを開き給液ポ
ンプ9を停止させ、洗浄液の供給が停止し、口内にそれ
以上洗浄液が溜まってしまうことがないようになってい
る。これと同時に警報装置29により警報を鳴らし、異常
が生じていることを知らせる。なお、この際の前記圧力
センサ27の検知圧力による異常範囲は、使用する機器の
吸引力などに応じて適宜設定すればよい。そして、前記
各吸引管の詰まりが解消されるか、また吸引管を接続し
直すこと等によって圧力センサ27の検知する圧力が正常
範囲に復帰し、この状態の圧力が所定時間t2継続する
と、制御回路28Aは、給液ポンプ9側のリレー9Aを閉
じ、給液ポンプ9の駆動を再開し、洗浄液の供給が再開
される。この洗浄液を用いて電動歯ブラシ2による口内
洗浄を再開することができる。なお、各吸引管のいずれ
かが詰まっている時でも瞬間的に圧力センサ27の検知す
る圧力が正常圧力範囲に復帰することがあるので、安全
を確保するためにこのような場合には給液ポンプ9の駆
動は再開させず、正常範囲の圧力が所定時間t2継続す
ることを再開の要件とした。
【0012】以上詳述したとおり、本実施例の口内洗浄
歯ブラシ装置は、口内洗浄用の洗浄液を貯える洗浄液容
器7と、該洗浄液容器7に第1の吐出路8を介して接続
される給液ポンプ9と、該給液ポンプ9に第2の吐出路
10及び第3の吐出管13を介して接続される電動歯ブラシ
2と、該電動歯ブラシ2に第1の吸引管14及び第2の吸
引管17を介して接続される第1汚水容器18及び第2汚水
容器20と、該汚水容器18,20に第5の吸引管23を介して
接続される吸引ポンプ24とを有し、前記第2汚水容器20
と吸引ポンプ24との間の第4の吸引管21と第5の吸引管
23との間に分岐して連通管26が設けられており、該連通
管26の先端に圧力センサ27と、該圧力センサ27からの信
号により前記給液ポンプ9を制御する制御回路28Aとを
有し、前記制御回路28Aは、前記圧力センサ27からの信
号に基づく前記吸引ポンプ24の吸引圧力が所定の範囲の
設定値の上限値よりも高い圧力を検出するか、又は吸引
圧力が下限値よりも低い圧力を検出したときに、前記給
液ポンプ9を停止するものである。このため、洗浄液容
器7から供給された洗浄液を用いて電動歯ブラシ2で口
内を洗浄し、洗浄後の汚水を吸引ポンプ24によって第1
汚水容器18及び第2汚水容器20に排出する。そしてこの
時、食物の滓等が各吸引管に詰まったり、各吸引管の配
管が外れていたりして、汚水の排出効率が落ちる、ある
いは汚水が排出されなくなると、圧力センサ27からの信
号に基づき給液ポンプ9を停止し、洗浄液の供給を停止
する。これにより、排水効率が低下した状態で洗浄液が
口内に吐出され続けることがないようになっている。ま
た、前記制御回路28Aは、前記各吸引ポンプ24の吸引圧
力が所定の範囲の設定値の上限値よりも高い圧力を検出
するか、又は吸引圧力が下限値よりも低い圧力を検出す
ることにより停止するが、各吸引管の詰まりが解消され
るか、または吸引管を接続し直すこと等によって圧力セ
ンサ27の検知する圧力が正常範囲に復帰し、この状態の
圧力が所定時間t2継続すると、制御回路28Aは、給液
ポンプ9側のリレー9Aを閉じ、給液ポンプ9の駆動を
再開し、洗浄液の供給を再開することができるので、排
水能力が復帰して安全が確保されたら再び口内洗浄を再
開することができる。特に本実施例においては、前記第
2の汚水容器20と吸引ポンプ24との間の第4の吸引管21
及び第5の吸引管23の間に分岐部材たる接続部材22を設
け、該接続部材22の上方側に連通管26を下方側に第5の
吸引管23を接続し、かつ前記連通管26に多孔質膜25を保
持し、この多孔質膜25を介して連通管26を前記各吸引管
に連通させたものであるので、多孔質膜25により圧力セ
ンサ27内に汚水が侵入することを防ぐとともに連通管26
中に汚水が溜まるのを防ぎ、圧力センサ27が誤動作する
のを防止できるようになっている。
【0013】上述したような本実施例の口内洗浄歯ブラ
シ装置を用いて、停止時、通常使用時、接続部材22の上
流側の第1乃至第4の吸引管14,17,19,21のいずれか
の吸引管がつまった場合及び接続部材22の下流側の第5
の吸引管23が詰まった場合について、圧力センサ27の検
出圧力を測定した。結果をこの際の給液ポンプ9の運転
(ON)及び休止(OFF)の制御とともに図5及び図
6に示す。なお、この測定において、大気圧は101325Pa
であり、圧力センサ27による検出圧力が95000〜80000Pa
の範囲内であれば正常、95000Paを超えるか、80000Pa未
満の場合を異常と判断した。
【0014】図5から明らかなように、接続部材22の上
流側で吸引管がつまった場合には、検出圧力は80000Pa
を下回り、異常値を示すのが確認された。これに応じて
給液ポンプ9を停止し、そして、詰まりが解消されて、
検出圧力が95000〜80000Paの範囲内に復帰し、この状態
が所定時間t2継続されたら、給液ポンプ9の運転を再
開するように制御すればよいことが確認された。また、
図6から明らかなように、接続部材22の上流側で吸引管
がつまった場合には、検出圧力は95000Paを上回り、異
常値を示すのが確認された。これに応じて給液ポンプ9
を停止し、そして、詰まりが解消されて、検出圧力が95
000〜80000Paの範囲内に復帰し、この状態が所定時間t
2継続されたら、給液ポンプ9の運転を再開するように
制御すればよいことが確認された。しかも、この際、圧
力センサ27の測定値を表示するようにすれば、吸引管な
どにつまりが生じている異常箇所が、接続部材22の上流
側であるか下流側であるかがわかるため、食物の滓等を
取り除いたり吸引管を接続し直すなどの作業効率を良好
にすることができる。
【0015】以上本発明を添付図面を参照して説明して
きたが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変形実施が
可能である。例えば、本実施例においては、給液ポンプ
9としてベローズポンプを用いたが、チュープポンプ等
他の形式のポンプを用いてもよい。また、給液ポンプに
第2の吐出管10を介して吐出側雄コネクタ11を設けた
が、給液ポンプ9を本体外に取り付けて、給液ポンプの
吐出側に直接吐出側雄コネクタを形成してもよい。さら
に、吸引側雌コネクタ16も、装置本体1でなく第1汚水
容器18に直接設けてもよい。さらにまた、前記実施例で
は歯ブラシとして電動歯ブラシ2を用いたが、歯ブラシ
ヘッド2Aに給液口2Bと吸引口2Cとを有しており、
第3の吐出管13及び第1の吸引管14が接続可能であれ
ば、通常の歯ブラシであってもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の口内洗浄歯ブラ
シ装置は、口内洗浄用の洗浄液を貯える洗浄液容器と、
該洗浄液容器に吐出路を介して接続される給液ポンプ
と、該給液ポンプに吐出路を介して接続される歯ブラシ
と、該歯ブラシに吸引路を介して接続される汚水容器
と、該汚水容器に吸引路を介して接続される吸引ポンプ
とを有する口内洗浄歯ブラシ装置であって、前記汚水容
器と吸引ポンプとの間の吸引路に分岐して設けられる連
通路と、該連通路の先端に設けられる圧力センサと、該
圧力センサからの信号により前記給液ポンプを制御する
制御回路とを有し、前記制御回路は、前記圧力センサか
らの信号に基づく前記吸引ポンプの吸引圧力が所定の範
囲の設定値の上限値よりも高い圧力を検出するか、又は
下限値よりも低い圧力を検出したときに、前記給液ポン
プを停止し、前記吸引ポンプの吸引圧力が所定の範囲の
設定値内に復帰すると前記給液ポンプの駆動を再開する
と共に、前記汚水容器と吸引ポンプとの間の吸引路に分
岐部材を設け、該分岐部材の連通路側の通路は吸引路側
の通路よりも上方に位置し、かつ前記分岐部材の連通路
側の通路に多孔質膜を保持し、該多孔質膜を介して前記
連通路を前記吸引路に連通させたものであるので、洗浄
液容器から供給された洗浄液を用いて歯ブラシで口内を
洗浄し、洗浄後の汚水を吸引ポンプによって汚水容器に
排出することができる。そしてこの時、食物の滓等が吸
引路に詰まったり、吸引路の配管が外れていたりして、
汚水の排出効率が落ちる、あるいは汚水が排出されなく
なると、圧力センサからの信号で給液ポンプを停止し、
洗浄液の供給を停止する。これにより、排水効率が低下
した状態で洗浄液が口内に吐出され続けることがないよ
うになっている。また、前記制御回路は、前記吸引ポン
プの吸引圧力が所定の範囲の設定値内に復帰すると前記
給液ポンプの駆動を再開するものであるので、吸引ポン
プの詰まりなどが解消され、吸引圧力が正常な範囲に復
帰したら、洗浄液の供給を再開することができる。これ
により、排水効率が回復したら洗浄液が口内に吐出さ
れ、口内洗浄を再開することができるようになってい
る。さらに、前記汚水容器と吸引ポンプとの間の吸引路
に分岐部材を設け、該分岐部材の連通路側は、吸引路側
よりも上方に位置し、かつ前記分岐部材の連通路側に連
通路を閉塞して多孔質膜を保持したものであるので、多
孔質膜により圧力センサ内に汚水が侵入することを防ぐ
とともに連通路中に汚水が溜まるのを防ぎ、圧力センサ
が誤動作することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である口内洗浄歯ブラシ装置
の上蓋を外した状態を示す平面図である。
【図2】前記実施例の口内洗浄歯ブラシ装置を示す正面
図である。
【図3】前記実施例の吸引管の接続部材を示す概略図で
ある。
【図4】前記実施例の口内洗浄歯ブラシ装置の流れを示
すブロック図である。
【図5】前記実施例の口内洗浄歯ブラシ装置における圧
力センサの出力値を示すチャートである。
【図6】前記実施例の口内洗浄歯ブラシ装置における圧
力センサの出力値を示すチャートである。
【符号の説明】
2 電動歯ブラシ(歯ブラシ) 7 洗浄液容器 8 第1の吐出管(吐出路) 9 給液ポンプ 10 第2の吐出管(吐出路) 13 第3の吐出管(吐出路) 14 第1の吸引管(吸引路) 17 第2の吸引管(吸引路) 18 第1汚水容器(汚水容器) 19 第3の吸引管(吸引路) 20 第2汚水容器(汚水容器) 21 第4の吸引管(吸引路) 22 接続部材(分岐部材) 23 第5の吸引管(吸引路) 24 吸引ポンプ 25 多孔質膜 26 連通管 27 圧力センサ 28A 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A46B 1/00 - 17/08 A61C 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口内洗浄用の洗浄液を貯える洗浄液容器
    と、該洗浄液容器に吐出路を介して接続される給液ポン
    プと、該給液ポンプに吐出路を介して接続される歯ブラ
    シと、該歯ブラシに吸引路を介して接続される汚水容器
    と、該汚水容器に吸引路を介して接続される吸引ポンプ
    とを有する口内洗浄歯ブラシ装置であって、前記汚水容
    器と吸引ポンプとの間の吸引路に分岐して設けられる連
    通路と、該連通路の先端に設けられる圧力センサと、該
    圧力センサからの信号により前記給液ポンプを制御する
    制御回路とを有し、前記制御回路は、前記圧力センサか
    らの信号に基づく前記吸引ポンプの吸引圧力が所定の範
    囲の設定値の上限値よりも高い圧力を検出するか、又は
    下限値よりも低い圧力を検出したときに、前記給液ポン
    プを停止し、前記吸引ポンプの吸引圧力が所定の範囲の
    設定値内に復帰すると前記給液ポンプの駆動を再開する
    と共に、前記汚水容器と吸引ポンプとの間の吸引路に分
    岐部材を設け、該分岐部材の連通路側の通路は吸引路側
    の通路よりも上方に位置し、かつ前記分岐部材の連通路
    側の通路に多孔質膜を保持し、該多孔質膜を介して前記
    連通路を前記吸引路に連通させたことを特徴とする口内
    洗浄歯ブラシ装置。
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