JP3303365B2 - エラーレート表示装置 - Google Patents

エラーレート表示装置

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JP3303365B2
JP3303365B2 JP29308792A JP29308792A JP3303365B2 JP 3303365 B2 JP3303365 B2 JP 3303365B2 JP 29308792 A JP29308792 A JP 29308792A JP 29308792 A JP29308792 A JP 29308792A JP 3303365 B2 JP3303365 B2 JP 3303365B2
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error
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばディジタル記
録再生装置の再生時に発生するエラーをカウントし、あ
る一定時間に発生したエラーのカウント値を表示するエ
ラーレート表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル記録再生装置にあっ
て、再生側読み取りエラーが発生する蓄積メディアのエ
ラーレートを実測する目的でエラーカウンタを取り付け
ることが知られている。そして、ある一定時間に発生し
たエラーのカウント値、つまりエラーレートを複数個の
発光ダイオード(LED)が直列に配設されてなるLE
Dアレイ等を用いてレベル表示することが提案されてい
る。この場合、全データがエラーとなったとき表示の最
大となるように設定される。
【0003】図7は、従来のROM変換テーブルを使用
したエラーレート表示装置の一例を示している。
【0004】同図において、1はnビットカウンタ、2
はレジスタであり、これらカウンタ1およびレジスタ2
にはクロックCLKが供給される。カウンタ1にはディ
ジタル記録再生装置の再生系よりエラーフラグEFが供
給され、カウンタ1ではエラーフラグEFがクロックC
LKに同期してカウントされる。このカウンタ1のnビ
ットのカウント出力はレジスタ2に供給される。このレ
ジスタ2にはクロックイネーブル信号CLKENが供給
され、レジスタ2にはイネーブル信号CLKENのタイ
ミングでカウンタ1のカウント出力がラッチされる。つ
まり、レジスタ2より出力されるnビットの信号は、カ
ウンタ1がクリアされてからイネーブル信号CLKEN
が供給されるまでの一定時間に発生したエラーのカウン
ト値を示すものとなる。
【0005】また、レジスタ2より出力されるnビット
のカウント値はレベル信号に変換するための変換テーブ
ルを構成するROM3に入力アドレスとして供給され
る。そして、このROM3より出力されるmビットのレ
ベル信号はバッファ4を介してLEDアレイ5に供給さ
れる。このLEDアレイ5はm個のLEDが直列に配設
されてなるものであり、m個のLEDはそれぞれmビッ
トのレベル信号を構成する各ビットの信号で駆動され
る。これにより、LEDアレイ5にはエラーのカウント
値がLEDの発光個数でもってレベル表示される。
【0006】図8は、ROM3の変換特性であり、横軸
はエラーのカウント値を示しており、縦軸はmビットの
レベル信号のLSBより何ビットまでを「1」または
「0」とするか、つまりLEDアレイ5のLEDの発光
個数を示している。
【0007】ところで、エラーのカウント値のビット数
nがROMのアドレスビット数pを上回った場合には、
1個のROMのみではカウント値をレベル信号に変換で
きず、複数のROMを用いる必要がある。図9は、n>
pであって、ROMを複数個用いたエラーレート表示装
置の一例を示している。図9において、図7と対応する
部分には同一符号を付している。
【0008】図において、3-1〜3-kは変換テーブルを
構成するROMである。ここで、k=2n-pである。レ
ジスタ2より出力されるnビットのカウント値の下位p
ビットはROM3-1〜3-kに入力アドレスとして供給さ
れる。また、nビットのカウント値の上位n−pビット
はアドレスデコーダ6に供給される。アドレスデコーダ
6からはk個の出力CS1〜CSkが出力され、それぞれ
ROM3-1〜3-kのチップセレクト端子に供給され、カ
ウント値が増加するにつれてROM3-1〜3-kが順次選
択される。
【0009】ROM3-1〜3-kからは選択された範囲内
でカウント値に対応するmビットのレベル信号が出力さ
れる。図10は、ROM3-1〜3-kの変換特性を示して
いる。そして、選択されたROMより出力されるmビッ
トのレベル信号がバッファ4を介してLEDアレイ5に
供給され、図7の例と同様に、LEDアレイ5にエラー
のカウント値がレベル表示される。
【0010】例えば、n=10、p=8である場合に
は、4個のROM3-1〜3-4が用いられ、上位2ビット
[b2,b1]の入力に対応してアドレスデコーダ6の4
個の出力CS1〜CS4は図11に示すように変化し、カ
ウント値が増加するにつれてROM3-1〜3-4が順次選
択される。図12は、その場合のROM3-1〜3-4の変
換特性を示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、データが全
てエラーになることはあり得ず、上述したエラーレート
表示装置における実際の表示は低レベル付近での表示と
なる。そのため、図8の変換特性に示すようにカウント
値をレベル信号に線形変換して表示すると、エラーレー
トの変化量が表示に現れにくく、表示感度がよくないと
いった問題点があった。
【0012】また、エラーのカウント値のビット数nが
ROMのアドレスビット数pを上回った場合、図9に示
すような構成とすると、2n-p個のROMが必要とな
る。つまり、n−pが大きくなる程、必要とするROM
数が指数関数的に増加するといった問題点があった。
【0013】この発明の目的は、エラーレートの表示を
高感度にできるエラーレート表示装置を提供することに
ある。また、この発明の他の目的は、エラーのカウント
値がROM変換テーブルのアドレスビット数を上回る場
合に少ないROM変換テーブル数で構成できるエラーレ
ート表示装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】の発明は、エラーをカ
ウントするカウンタと、このカウンタの一定時間のカウ
ント値をレベル信号に変換する際に、上記カウント値が
小さいときその変化に対する上記レベル信号の変化が大
きくなるような変換を行う変換手段と、この変換手段よ
り出力されるレベル信号によって上記カウント値をレベ
ル表示する表示手段とを備え、変換手段として複数個の
ROM変換テーブルを使用し、この複数個のROM変換
テーブルにはカウンタのカウント値を複数のビット出力
に分割して入力アドレスとして供給すると共に、上位ビ
ット側のROM変換テーブルの出力に応じて下位ビット
側のROM変換テーブルの出力を制御し、複数個のRO
M変換テーブルの出力を合成してレベル信号とするもの
である。
【0015】
【0016】
【作用】の発明においては、例えばmビットのレベル
信号が複数のビット出力に分割され、複数個のROM変
換テーブルよりそれぞれのビット出力が得られる。その
ため、エラーのカウント値のビット数nがROM変換テ
ーブルのアドレスビット数pを上回る場合にも、従来例
のようにn−pが大きくなる程必要とするROM変換テ
ーブル数が指数関数的に増加するということはなく
る。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は、ディジタルVTRのエ
ラーレートを表示する例である。
【0019】図5は、ディジタルVTRのプロセッサ部
分の構成を示すブロック図である。同図において、入力
ビデオ信号Vi(輝度信号Y、色信号U/V)はA/D
変換器11でディジタル信号に変換されて信号処理回路
12に供給される。この信号処理回路12では、例えば
ADRCを用いたデータ圧縮処理が行なわれる。
【0020】信号処理回路12の出力信号はシャフリン
グ回路13でシャフリング処理された後、パリティ付加
回路14でエラーコレクションのためのパリティが付加
される。そして、同期符号およびID符号の付加回路1
5では同期符号ブロック単位に同期符号が付加されると
共に、同期符号ブロックのアドレスや付加情報がID符
号として付加された後、ヘッド数に応じてチャネルに振
り分けられてチャネルコーディング回路16で記録再生
系に適した形態に符号が変換されてテープに記録され
る。
【0021】また、テープからの各チャネルの再生信号
はチャネルデコーディング回路17で上述したコーディ
ング回路16とは逆の符号変換処理が行なわれた後、T
BC兼用同期符号およびID符号抽出回路18に供給さ
れる。この抽出回路18では、同期符号に基づいて同期
符号ブロック毎の切り出し処理、ID符号の抽出処理等
が行なわれる。
【0022】抽出回路18を介して出力されるビデオデ
ータはエラーコレクション回路19に供給されてビデオ
データ中のエラーがパリティを用いて訂正され、訂正で
きなかったビデオデータに対してはエラーフラグEFが
立てられる。エラーコレクション回路19より出力され
るビデオデータY,U,VおよびエラーフラグEFはデ
シャフリング回路20に供給されて上述したシャフリン
グ回路13とは逆の符号入れ替え処理が行なわれる。
【0023】デシャフリング回路20より出力されるビ
デオデータY,U,VおよびエラーフラグEFは信号処
理回路21に供給されてデータ伸長処理等が行なわれ
る。信号処理回路21より出力されるビデオデータY,
U,VはD/A変換器22でアナログ信号に変換されて
出力ビデオ信号Voが得られる。
【0024】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図である。図1において図7と対応する部分には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0025】本例において、カウンタに供給されるエラ
ーフラグEFは、図6に示すようにエラーコレクション
後、デシャフリング後およびADRCデコード後の3箇
所で切り換え可能とされ、さらに信号のY,U,Vの対
象も切り換え可能とされる。
【0026】本例においては、図7の例のROM3の代
わりに、図2に示すような変換特性を持つROM30が
変換テーブルとして使用される。すなわち、ROM変換
テーブル30では、エラーのカウント値が対数的にレベ
ル信号に変換される。本例は以上のように構成され、そ
の他は図6の例と同様に構成される。
【0027】本例のROM30では、エラーのカウント
値が小さいときはカウント値の変化に対してレベル信号
の変化が大きくなるような変換される。したがって、上
述したようにエラーレートの実際の表示は低レベル付近
の表示となるため、LEDアレイ5にはエラーレートの
変化量が良好に現れるようになり、エラーレートの表示
を高感度にできる。
【0028】なお、図2の変換特性ではカウント値が対
数的に変換されてレベル信号が得られる例を述べたが、
これに限定されるものではない。要は、エラーのカウン
ト値が小さいときはカウント値の変化に対してレベル信
号の変化が大きくなるように変換されればよい。よっ
て、変換特性は折れ線的であってもよい。
【0029】次に、図3を参照しながら、この発明の他
の実施例について説明する。本例においては、エラーの
カウント値のビット数nがROMのアドレスビット数p
を上回った場合の例である。この図3において、図1と
対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略
する。
【0030】図において、31a,31bは変換テーブ
ルを構成するROMである。ここで、レジスタ2より出
力されるnビットのカウント値の下位n−k(p)ビッ
トはROM30aに入力アドレスとして供給される。ま
た、nビットのカウント値の上位k(≦p)ビットはR
OM30bに入力アドレスとして供給される。
【0031】ROM30aより出力されるm−jビット
のレベル信号はバッファ4aを介してLEDアレイ5に
供給される。そして、LEDアレイ5の下位m−j個の
LEDはそれぞれm−jビットのレベル信号を構成する
各ビットの信号で駆動される。ROM30bより出力さ
れるjビットのレベル信号はバッファ4bを介してLE
Dアレイ5に供給される。そして、LEDアレイ5の上
位j個のLEDはそれぞれjビットのレベル信号を構成
する各ビットの信号で駆動される。つまり、本例におい
ては、ROM30a,30bよりそれぞれ出力されるm
−jビットおよびjビットのレベル信号が合成されてm
ビットのレベル信号が形成され、このmビットのレベル
信号によって図1の例と同様にLEDアレイ5が駆動さ
れる。
【0032】図4A,Bは、それぞれROM30a,3
0bの変換特性であり、横軸はエラーのカウント値を示
しており、縦軸はmビットのレベル信号のLSBより何
ビットまでを「1」または「0」とするか、つまりLE
Dアレイ5のLEDの発光個数を示している。すなわ
ち、ROM30aではmビットのレベル信号のうち0〜
n-k−1のカウント値に対応して下位m−jビットの
レベル信号に変換され、ROM30bではmビットのレ
ベル信号のうち2n-k〜2nのカウント値に対応して上位
jビットのレベル信号に変換される。
【0033】ここで、カウント値が2n-k以上となると
きは、ROM30bより出力されるjビットの出力信号
でもってLEDアレイ5の上位j個のLEDの少なくと
も1個が発光駆動されるが、このときLEDアレイ5の
下位m−j個のLEDは全て発光駆動される必要があ
る。
【0034】そこで、本例においては、カウント値が2
n-kより小さいときは「0」となり、一方カウント値が
n-kとなるときは「1」となる1ビットの信号(cビ
ット信号)が出力される(図4Cに図示)。そして、こ
のcビット信号がROM30aに制御信号として供給さ
れ、カウント値が2n-k以上であるときはm−jビット
のレベル信号の全てが「1」または「0」とされて、L
EDアレイ5の下位m−j個のLEDが全て発光駆動さ
れる。
【0035】このように本例においては、ROM30
a,30bの共働によって図1の例と同様に0〜2n
カウント値が対数的に変換されてmビットのレベル信号
が形成され、LEDアレイ5を発光駆動することができ
る。このようにカウント値が対数的に変換されてレベル
信号が得られるので、図1の例と同様にエラーレートを
高感度で表示できる。
【0036】また本例においては、2個のROM30
a,30bより出力されるビット信号が合成されてmビ
ットのレベル信号が得られるため、エラーのカウント値
のビット数がROMのアドレスビット数pを上回る場合
にも、図9の例のようにn−pが大きくなる程必要とす
るROM数が指数関数的に増加するということはなくな
る。
【0037】なお、図3の例においてはROM30a,
30bによってカウント値が対数的に変換されてレベル
信号が得られるものであるが、線形的に変換されるもの
であってもよい。この場合には、エラーレートを高感度
で表示できるという効果を得ることはできないが、エラ
ーのカウント値のビット数がROMのアドレスビット数
pを上回る場合に少ないROM数で構成できるという効
果は得ることができる。
【0038】また、図3の例においては、2個のROM
30a,30bを使用する例を示したが、k>pとなる
ときは、3個以上のROMを使用して同様に構成するこ
とができる。この場合、上位ビット側のROMの出力に
応じて下位ビット側のROMの出力が制御され、複数個
のROMの出力が合成されてmビットのレベル信号が形
成されることになる。
【0039】
【発明の効果】の発明によれば、例えばmビットのレ
ベル信号が複数のビット出力に分割され、複数個のRO
M変換テーブルよりそれぞれのビット出力が得られるた
め、エラーのカウント値のビット数nがROM変換テー
ブルのアドレスビット数pを上回る場合でも、従来例の
ようにn−pが大きくなる程必要とするROM変換テー
ブル数が指数関数的に増加するということはなくなる等
の効果がある。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】ROM変換テーブルの変換特性を示す図であ
る。
【図3】この発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】ROM変換テーブルの変換特性を示す図であ
る。
【図5】ディジタルVTRのプロセッサ部分の構成を示
すブロック図である。
【図6】エラーフラグEFの取り出しを説明するための
図である。
【図7】従来例の構成を示すブロック図である。
【図8】ROM変換テーブルの変換特性を示す図であ
る。
【図9】従来例の構成を示すブロック図である。
【図10】ROM変換テーブルの変換特性を示す図であ
る。
【図11】アドレスデコーダの真理値表の例を示す図で
ある。
【図12】ROM変換テーブルの変換特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 カウンタ 2 レジスタ 4,4a,4b バッファ 5 LEDアレイ 30,30a,30b 変換テーブルを構成するROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラーをカウントするカウンタと、 上記カウンタの一定時間のカウント値をレベル信号に変
    換する際に、上記カウント値が小さいときその変化に対
    する上記レベル信号の変化が大きくなるような変換を行
    変換手段と、 上記変換手段より出力されるレベル信号によって上記カ
    ウント値をレベル表示する表示手段とを備え、 上記変換手段として複数個のROM変換テーブルを使用
    し、 上記複数個のROM変換テーブルには上記カウンタのカ
    ウント値を複数のビット出力に分割して入力アドレスと
    して供給すると共に、上位ビット側のROM変換テーブ
    ルの出力に応じて下位ビット側のROM変換テーブルの
    出力を制御し、 上記複数個のROM変換テーブルの出力を合成して上記
    レベル信号とする ことを特徴とするエラーレート表示装
    置。
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