JP3302940B2 - 放送送信装置、放送受信装置及びこれらを用いた放送システム - Google Patents

放送送信装置、放送受信装置及びこれらを用いた放送システム

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JP3302940B2 JP12499499A JP12499499A JP3302940B2 JP 3302940 B2 JP3302940 B2 JP 3302940B2 JP 12499499 A JP12499499 A JP 12499499A JP 12499499 A JP12499499 A JP 12499499A JP 3302940 B2 JP3302940 B2 JP 3302940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送番組を階層表
現されたカテゴリー分類に基づきグルーピングするよう
にした放送送信装置、放送受信装置及びこれらを用いた
放送システムに関するものである。
【0002】より具体的には、映像、音声や各種アプリ
ケーションなどの放送番組を放送すると同時に、放送番
組の放送スケジュール及びその付加情報を含む番組配列
情報を多重して伝送する放送送信装置に用いるもので、
放送番組に関する階層化されたカテゴリー情報を同時に
伝送するものであり、受信装置では階層化されたカテゴ
リー情報を、受信または蓄積した放送番組およびその番
組配列情報とともに蓄積するものである。
【0003】
【従来の技術】デジタル放送の普及が進み、すでに日本
でもデジタルCS放送の本放送が開始されている。デジ
タル放送の基盤技術として、EPG( 電子番組表) と呼
ばれる番組情報伝送技術が存在する。すなわち、映像、
音声などの放送信号と同時に、番組やチャネルに関する
付加情報を多重送信するものであり、欧州における規格
であるDVB規格では、Service Information (SI)
と呼ばれている。すでに放送が開始された日本のデジタ
ルCS放送でも、DVB規格に従った放送規格により運
用されている。
【0004】一方、受信端末では、前記SI信号を用い
て、チャネルや番組放送スケジュールに関する情報を画
面上に表示し、視聴者の番組選択を便利にするための機
能を実現している。一般に前記の機能をEPGと呼び、
広い意味では番組表サービスとして考えられている。
【0005】図14は、放送局のセンターシステムを含
む一般的なデジタル放送システムの構成を示したブロッ
ク図である。図14において、デジタル放送システム
は、放送局のセンターシステム1とこのセンターシステ
ム1からの放送電波を中継操作する衛星(放送衛星)2
と視聴者などのユーザが所有乃至は設置する受信機(I
RD)すなわち端末3によって基本的に構成されてい
る。端末3は放送番組の視聴に対する料金支払い或るい
はその情報を送受信するために公衆回線4を介してセン
ターシステム1と接続されている。
【0006】センターシステム1は、映像音声系機能部
(図中、番組送信部5)と、番組情報系機能部(図中、
番組配列情報作成部6および番組配列情報送信部7)
と、ユーザ機器の特定などのセキュリティ情報を管理生
成する暗号鍵管理生成部8とを別システムとして作成
し、それぞれが多重化装置(図中、TSマルチプレック
サー・アップリンクシステム9)に出力する構成をとっ
ており、これらの各機能部5、6、7、8は番組管理部
10により管理されるようになっている。さらに、暗号
鍵管理生成部8には課金情報を収集する課金情報収集部
11が接続され、この課金情報収集部11は公衆回線4
を介して端末3に接続されている。
【0007】番組スケジュール情報は、図示されている
3つの機能部を制御する番組管理部10が作成・保持し
ており、番組情報系(番組配列情報作成部6および番組
配列情報送信部7)は、番組管理部10から番組スケジ
ュール情報をもらい、番組情報(映像音声情報を多重化
して伝送するがゆえに必要な番組情報と番組情報作成の
ための付加情報)を作成する。作成した番組情報は、T
Sマルチプレックサー・アップリンクシステム9に送出
され、衛星2を通じて各家庭の端末3で受信される。
【0008】図15は、一般的な端末3である放送受信
装置の一般的な構成例を示したブロック図である。図1
5において、放送受信装置20はデジタル放送信号をア
ンテナ21で受信し、チューナ22でチューニングを行
う。チューニングされたデジタル放送信号は、復調回路
23で復調される。復調された信号はデマルチプレクサ
24により映像音声系のデータと番組情報系のデータに
分離される。分離された映像音声系のデータはAVデコ
ーダ25によりデコードされ表示装置26に表示され
る。また番組情報系のデータは番組情報デコーダ27に
よりデコードされる。放送受信装置20の上記各種動作
およびその他の動作をコントロールするためにコントロ
ーラとしてのCPU28が設けられている。また、この
放送受信装置20にはユーザが各種指令(コマンド)を
入力するためのりモコン29が付設されるとともに、装
置内にはリモコン29からのコマンド情報を受信してC
PU28へ転送する受信部30が設けられている。そし
て、視聴者から番組表表示がリモコン29力を経由して
要求された時、放送受信装置20はCPU28がチュー
ナ22、番組情報デコーダ27を制御して、番組表を作
成し、表示装置に表示する。
【0009】図16は上記デジタル放送システムの作動
において用いられる番組配列情報の概念図である。番組
配列情報には、各放送チャネル毎の番組放送スケジュー
ルを記述し、さらに放送される番組に関する名前(番組
名)や番組詳細説明などの付加情報を付け加えることが
できる。番組配列情報は、放送番組を放映チャネルと、
放映時刻の2次元の空間上で管理するための情報であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の放送サービスで
は、たとえばテレビドラマなどは毎週固定時間帯に連続
的に放映され、複数回の放映番組によりそのドラマが完
結する。また好評であったドラマなどは、日を置いて再
放送が行われたり、続編が作成されたりする。この場合
視聴者は、たとえば録画媒体を持つ受信端末を持ってい
る場合には、ドラマ単位での(毎週毎の)連続録画を行う
要求や、録画し忘れた放送分の番組を再放送時に録画も
しくは視聴したいという要求、さらには連続して予約し
た番組を二次記憶装置などで管理する場合にも、全部の
放送をまとめて一つのドラマ単位で管理したいという要
求を持つ。
【0011】これに対し現状の番組配列情報は、放送番
組(すなわちある放送スケジュールで伝送される一つの
単位としての番組) に対する情報のみが記述されるた
め、たとえば翌週に放送される同じドラマの次回放送番
組との関係が把握できないという問題がある。番組の再
放送に関しても、放送番組としては別番組として伝送さ
れるため、例えば再放送番組が放送された時に、既にそ
の番組が蓄積済みかどうかを受信端末上で判断すること
は困難である。その理由は、基の番組と再放送の番組が
同じ内容であることを示す情報が、番組配列情報の中に
含まれていないからである。
【0012】また、続編が放送された場合にも、以前の
特定の番組と関連があることを示す情報が番組配列情報
に存在しないため、視聴者は容易に続編の放送を知るこ
とが困難である。
【0013】また放送局には編成上の理由などから、さ
まざまな観点で複数の放送番組をグルーピングし、視聴
者に番組を提示したいという要求が存在する。たとえ
ば、放送局からのお勧め番組や、オリンピック特集など
の、番組プロモーションのためのグルーピングである。
このような番組のグルーピング情報は、放送局にとって
番組のアピールする内容を視聴者に提示するために有効
であるとともに、視聴者にとっても番組を分類、検索す
るための重要な要素となるものである。
【0014】ところが現状の番組配列情報では、番組を
グルーピングするには前記したDVB規格のcontents_
nibbleを使用するしかなかった。このデータは番組対し
てジャンル情報を付加するためにのみ使用されるデータ
である。
【0015】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、従来の番組配列情報では
グルーピングが実現できなかった放送番組を、任意の目
的に応じてグルーピングするための階層化されたカテゴ
リー情報を作成可能な放送送信装置を提供することであ
る。
【0016】本発明の第2の目的は、前記階層化された
カテゴリー情報を用いて、番組検索や番組自動蓄積、蓄
積済み番組管理といった多様な機能を実現することがで
きる放送受信装置を提供することである。
【0017】本発明の第3の目的は、番組に対するカテ
ゴリー情報のみならず、出演者や映画の監督など番組に
関係するすべての情報に対してもカテゴリー情報の提供
を可能にする放送送信装置およびこれに適した放送受信
装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、放送送信装置において映像音声や各種アプリ
ケーションなどの放送番組と、放送番組の放送スケジュ
ール及びその内容を表す付加情報を含んだ番組配列情報
と、放送番組間の関係を示す階層化されたカテゴリー情
報を送信する。さらにカテゴリー情報は目的毎に複数の
ドメイン( 以降カテゴリー空間) を形成し、各カテゴリ
ー空間は階層構造を示す複数のノード(以降ディレクト
リ空間)で形成する。放送局は目的に応じてカテゴリー
空間を設定し、その中で適善ディレクトリ空間を作成す
るとともに、放送番組とディレクトリ空間をリンクする
ことで、階層的に放送番組をグルーピングできる。
【0019】また本発明では、放送受信装置において映
像、音声や各種アプリケーションなどの放送番組と、放
送番組の放送スケジュール及びその内容を表す付加情報
を含んだ番組配列情報と、放送番組間の関係を示す階層
化されたカテゴリー情報を受信するのに加えてさらに、
カテゴリー情報は目的毎に複数のカテゴリー空間より形
成し、各カテゴリー空間は、階層構造を示すディレクト
リ空間で形成する。受信機は必要に応じて個々のカテゴ
リー空間を受信し、ディレクトリ空間で示される階層関
係に従い、番組自動録画や番組検索を行うことが可能で
ある。
【0020】さらに本発明においては、カテゴリー情報
の変更時に、更新後のカテゴリー情報と同時に更新内容
の差分情報を送信する。これにより放送受信装置はこの
差分情報のみを受信することにより蓄積済みのカテゴリ
ー情報を更新することが可能となり、常に最新のカテゴ
リー情報により蓄積済み番組を検索、分類可能となる。
またカテゴリー情報を蓄積していない放送受信装置の場
合、更新後のカテゴリー情報を用いて、最新のカテゴリ
ー情報を得ることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明における放送送信装
置および放送受信装置の一実施の形態を、添付の図面を
参照しながら説明する。なお、ここでは、MPEG2シ
ステムの規格に準拠したデジタル衛星放送における放送
送信装置として説明を行うが、本発明の適用範囲はネッ
トワークの種類やサービスの種類には依存しない。例え
ば、アナログの地上波放送におけるVBIを用いた形態
や、CATV網などを用いた双方向もしくは片方向伝送
時に対しても有効である。
【0022】図1は、デジタル衛星放送における放送送
信装置の一実施の形態を示すブロック図である。図1に
おいて、符号101は放送される番組を管理するための
情報が管理されている番組管理部、102は番組の映像
や音声を送信する番組送信部、103は独立データ放送
などの各種データを送信するデータ送信部、104は番
組送信部102、データ送信部103から入力された符
号化された複数のデータを多重化処理する多重化部、1
05は多重化部104から入力されたデータを衛星等へ
アップリンクするアップリンク部、106は番組管理部
101から管理情報を受けとり、その情報を基に番組配
列情報を作成する番組配列情報作成部、107は番組配
列情報作成部106の作成した情報を符号化し、多重化
部104に送る番組配列情報送信部108は放送局が設
定した番組のグルーピングのためのカテゴリー情報を番
組管理部101から取得し、階層化して、目的毎の複数
のカテゴリー空間を形成する階層化カテゴリー作成部、
109は階層化カテゴリー作成部108からの入力デー
タを符号化し、多重化部104に符号化したデータを送
る階層化カテゴリー送信部である。
【0023】番組管理部101において、放送される番
組の放送スケジュール、番組名、素材(映像、音声など
のデータ) 格納場所など、番組を管理するための情報が
管理されている。番組管理部101は管理している放送
スケジュールを参照して、映像、音声を番組送出部10
2に送る。独立データ放送などの各種データは、番組管
理部101から放送スケジュールを参照して、データ送
信部103に送る。番組送出部102、データ送信部1
03は、それぞれの入力情報を符号化し、多重化部10
4に送る。多重化部104は番組送信部102、データ
送信部103から入力された符号化された複数のデータ
を多重し、アップリンク部105に送る。アップリンク
部105は多重化部104から入力されたデータを衛星
等へアップリンクする。
【0024】通常デジタル放送においては、番組の映
像、音声やデータを送信すると同時に番組配列情報とよ
ばれる付加情報を伝送するのが一般的である。この番組
配列情報には、チャネルの情報、チャネル毎の番組放送
スケジュール情報、番組名や番組説明文などの付加情報
が含まれる。番組配列情報作成部106は、番組管理部
101から番組配列情報の作成に必要な番組を管理する
ための情報を受けとり、その情報を基に番組配列情報を
作成し、番組配列情報送信部107に送る。番組配列情
報送信部107は、番組配列情報作成部106の作成し
た情報を符号化し、多重化部104に送る。多重化部1
04は、番組送信部102、データ送信部103からの
入力とともに番組配列情報作成部106のデータを合わ
せて多重し、アップリンク部105に送る。
【0025】図2は番組配列情報の概念図である。番組
配列情報には、各放送チャネル毎の番組放送スケジュー
ルを記述し、さらに放送される番組に関する名前( 番組
名)や番組詳細説明などの付加情報を付け加えることが
できる。番組配列情報は、放送番組を放映チャネルと、
放映時刻の2次元の空間上で管理するための情報であ
る。
【0026】ところがこのようなチャネルと放映時刻で
の番組管理だけでは、放送局の意図する放送内容を視聴
者に提示することは不十分である。その理由は放送番組
は通常様々な角度からグルーピングされ編成に反映され
るのであって、時間及びチャネルは番組グルーピングの
ための一部の属性に過ぎないからである。今後大容量の
蓄積媒体を持つ受信端末が普及するに従い、放送時刻に
影響されずに一度番組を蓄積媒体に蓄積してから視聴す
る視聴形態が増加することが考えられる。このような視
聴形態の場合、現在の時間およびチャンネルだけの番組
グルーピングでは、視聴者が見たい番組を選ぶことは難
しい。これを解決するためには、放送局の自由なそして
多様な番組のグルーピングを蓄積媒体上で実現すること
が必要である。
【0027】本発明の一実施の形態として、図1の放送
送信装置において、放送局の自由なそして多様な番組の
グルーピング情報を表現する階層化カテゴリー作成部1
08が付加される。階層化カテゴリー作成部108は、
放送局が設定した番組のグルーピングのためのカテゴリ
ー情報を番組管理部101から取得し、階層化して管理
し、目的毎の複数のカテゴリー空間を形成し、管理す
る。そして階層化カテゴリー作成部108で作成した階
層化カテゴリー情報は、階層化カテゴリー送信部109
に送られる。階層化カテゴリー送信部109は、階層化
カテゴリー作成部108からの入力データを符号化し、
多重化部104に符号化したデータを送る。多重化部1
04は、番組送信部102、データ送信部103、番組
配列情報作成部106からの入力とともに、階層化カテ
ゴリー送信部109からのデータを合わせて多重し、ア
ップリンク部105に送る。
【0028】図3は階層化カテゴリー作成部108で作
成するカテゴリー空間の一例であり、放送局が設定した
番組のカテゴリーと、連続ドラマなど基本的な編成番組
( 以降番組枠と呼ぶ) を一つにして、階層化表現した例
である。図3において番組枠に相当する部分は、レイヤ
ー3の「A1」や「A2」に相当する部分である。これ
に対して放送番組はこのカテゴリー空間上には表現さ
れていないが、通常「A1 第1回 ○○○」といった
形で放送番組を形成し、番組配列情報中で定義される。
図3においては、放送番組自身をカテゴリー空間上での
ディレクトリ空間として定義しておらず、番組配列情報
中で定義されると記述したが、カテゴリー空間上にレイ
ヤー3の「A1」の下にレイヤー4を作成し、「第1回
○○○」を定義しても構わない。
【0029】図3のカテゴリー空間301中には複数の
ディレクトリ空間が設定されている。各カテゴリー空間
には必ず階層構造の先頭となるルートディレクトリ空間
が1つ設定される。カテゴリー空間301では、「国民
放送番組Directory」がルートディレクトリ空間として
設定されている。これはカテゴリー空間301は、「国
民放送番組Directory 」という考え方で階層化されてい
ることを示している。すなわちルートディレクトリ空間
は、カテゴリー空間自体の情報を示すために用いられる
ものである。
【0030】カテゴリー空間301は、レイヤー1とし
て「ドラマ」、「ドキュメント」、「D」、「スポー
ツ」という4つのディレクトリ空間に階層化されてい
る。さらにレイヤー1の「ドラマ」は、レイヤー2とし
て「A」と「B」に階層化され、レイヤー2の「A」
は、レイヤー3として「A1」、「A2」に階層化され
ている。このように、カテゴリー空間内は複数の階層化
されたディレクトリ空間により構成されており、自由な
表現が可能になっている。なおこの例ではカテゴリー空
間の階層を最大3階層で表現しているが、階層の深さに
は制限はない。
【0031】各ディレクトリ空間は属性を持ち、その属
性は複数、付加することができる。図4はカテゴリー空
間301のレイヤー3の「A1」というディレクトリ空
間の属性を示す一例である。ディレクトリ空間名属性は
ディレクトリ空間につけられた名前である。カテゴリー
空間名属性は、ディレクトリ空間が属しているカテゴリ
ー空間の名前( すなわち、カテゴリー空間内ルートディ
レクトリ空間の名前) である。ディレクトリパス属性
は、カテゴリー空間内の階層構造を示しており、「A
1」は、「国民放送番組Directory 」というカテゴリー
空間内で、「ドラマ」の下に属する「A」というディレ
クトリ空間に属していることを示している。ディレクト
リ空間識別子属性は、カテゴリー空間内でディレクトリ
空間を一意に識別するための識別子である。またこの識
別子はディレクトリパス属性と同じく、その階層構造を
示すための識別子としても使用することが可能である。
【0032】ディレクトリ空間には、上位のディレクト
リ空間内で一意にディレクトリ空間識別子を付与する。
ディレクトリ空間識別子は、階層構造で最上位からの識
別番号を "."を挟んでならべたものである。「A1」の
ディレクトリ空間識別子が、1. 1. 1であるというこ
とは、「ドラマ」のディレクトリ空間識別子は1であ
り、「A」のディレクトリ空間識別子は1. 1であるこ
とを示している。蓄積モード属性は、強制か任意のフラ
グであり、ディレクトリ空間に含まれる放送番組や各種
情報を強制的に蓄積するべきかどうかを示す。任意の場
合、受信装置で蓄積を要求しない限り蓄積されない。デ
ィレクトリ空間永続性属性は、ディレクトリ空間が上位
のディレクトリ空間に対し永続的に存続しうるかどうか
を示すフラグである。すなわち、永続性があるディレク
トリ空間では、識別番号が固定的に用いられるが、永続
性がないディレクトリ空間では、識別番号の資源が枯渇
したときなどに、以前使用した番号を使いまわすことが
可能である。
【0033】図4の例では、「A1」という番組枠( デ
ィレクトリ空間) は、「A」に属しており、この関係は
永続され、「A1」の放送が終了後も、「A」というデ
ィレクトリ空間が存続する限り、その下に存在するもの
として扱うことが可能であることを示している。作成日
属性はディレクトリ空間が作成された日付を示し、有効
期間属性は、ディレクトリ空間が有効である期間を、作
成日からの期間として示す。最新更新日属性は、ディレ
クトリ空間の内容が最も最近に更新された日付をあらわ
す。この作成日、有効期間、最新更新日のデータは、図
4では日単位で記述しているが、秒まで含んだ時間、複
数の標準時間に対応するためにTIMEZONE(GM
Tなど) の情報も含めて記述することも可能である。説
明文属性は、文字列により、ディレクトリ空間の付加情
報をあらわす。
【0034】さらに、ディレクトリ空間と放送番組の関
係を示すため、放送番組属性が記述される。この属性は
複数個付与可能で、図4の例では2個の放送番組属性が
記述されている。これは、すなわち「A1」という番組
枠に含まれる放送番組として「第1回 ○○○」と「第
2回 △△△」が存在することを示す。このように、
ディレクトリ空間の情報として、放送番組へのリンク情
報を記述することにより、ディレクトリ空間と放送番組
の関係( すなわち、放送番組が属するディレクトリ空間
の指定)が可能となる。また、ディレクトリ空間と放送
番組の関係は、番組配列情報中にディレクトリ空間への
リンク情報を記述することでも実現できる。
【0035】図5は、「第1回 ○○○」という放送番
組の番組配列情報を示している。この番組は、カテゴリ
ー空間名及びディレクトリパスを用いて、「国民放送番
組Directory 」中の「A1」にリンクしている。このよ
うに、ディレクトリ空間において放送番組へのリンク情
報を記述する方法と、放送番組においてディレクトリ空
間へのリンク情報を記述する方法の両者が存在し、状況
に応じて使用することが可能である。なお本実施の形態
において、放送番組へのリンク情報としてチャネル名と
放送番組名を、カテゴリー空間へのリンク情報としてカ
テゴリー空間名とディレクトリパスを用いて記述してい
るが、もちろんそれぞれ識別子を用いて記述してもよい
し、その他の方法でもかまわない。ルートディレクトリ
空間においても前記の属性は有効である。この場合は、
カテゴリー空間の属性となる。
【0036】カテゴリー空間の内容は、編成やその他の
状況により随時変更される。階層化カテゴリー作成部1
08では、その更新内容を差分として作成することが可
能である。カテゴリー空間の更新も複数のパターンが考
えられる。例えば図3の場合、レイヤー3の「A1」と
いう番組枠は、放送番組が全て終了した段階で、送信す
る必要はなくなっている。よって、その時点で「A
1」の記述をカテゴリー空間 から除くことも可能であ
るが、蓄積装置に番組が蓄積されている可能性もあるの
で、放送終了後も「A1」をカテゴリー空間上に残すこ
とも可能である。一方、 例えばニュース映像などで、
誤報が存在した場合などでは、完全にディレクトリ空間
を削除する必要がある。例えば図3のレイヤー3の「C
1」に問題があった場合、「C1」を削除し、レイヤー
2の「C」の下には「C2」だけにすることも可能であ
る。また番組編成の変更や、カテゴリー空間の変更によ
り、例えばレイヤー3の「A2」を、他のレイヤー2の
下に移動させたり、レイヤー2の「C」の下に新たに例
えば「C3」ディレクトリを追加することも可能であ
る。またディレクトリ空間の名前の変更を含め、ディレ
クトリ空間の属性の変更も可能である。
【0037】図6は受信装置に蓄積されたカテゴリー空
間の更新の差分情報の一例である。図3のカテゴリー空
間から、レイヤー3の「A1」を削除することと、レイ
ヤー2の「A」の下に「A3」を追加すること及び、レ
イヤー1の「D」をレイヤー 1「スポーツ」の下へ移
動することを示している。ディレクトリ空間名は、更新
が発生したディレクトリ空間の名前、カテゴリー空間名
は、ディレクトリ空間が属するカテゴリー空間の名前で
ある。また、更新種別は更新の内容を表し、移動、追
加、削除、属性の変更が存在する。更新時刻は、更新が
発生する日付を示す。新規ディレクトリ空間識別子は、
移動、追加時に新しく設定されたディレクトリ空間識別
子を示す。さらに、移動時に、他のカテゴリー空間へ移
動する場合には、移動先カテゴリー空間名で、移動先の
カテゴリー空間の名前を示す。ディレクトリ空間識別子
はカテゴリー空間内では一意に定まる識別子である。
【0038】個々の更新を詳細に説明する。601は、
「A1」が1998年6月30日に「国民放送番組Dire
ctory 」の記述から削除されることを示している。これ
は伝送内容として「A1」の記述が無くなることを意味
しているのであり、「A1」 自体を「A」の下から削
除することを示しているわけではない。「A」と「A
1」の関係を削除するためには、ディレクトリ空間の属
性である、ディレクトリ空間永続性属性を永続性無しに
設定する必要がある。つまりカテゴリー空間から削除す
ることは伝送を停止することであり、ディレクトリ空間
から削除することは、蓄積装置の管理情報から削除され
ることである。ディレクトリ空間から削除された場合、
蓄積装置でそのディレクトリ空間を用いて番組を検索す
ることができなくなることを意味する。602は、19
98年6月30日に「国民放送番組Directory 」内にお
いて、「A3」という新しいディレクトリ空間が、
「A」の下に作成されたことを示している。この際「A
3」には、「A」の下の識別番号として、既に存在する
「A1」、「A2」と異なる番号、この例では3番が付
与されたことが、新規ディレクトリ空間識別子からわか
る。603は、1998年6月30日に「国民放送番組
Directory 」内に属していた「D」というディレクトリ
空間が、「スポーツ」の下に移動したことを示してい
る。移動の際には、追加と同様、新規ディレクトリ空間
識別子が付与されるが、ここでは、「スポーツ」の下の
識別番号として3番を付与されたことがわかる。
【0039】図7は図3のカテゴリー空間に対し図6の
更新を反映した更新後のカテゴリー空間の一例である。
「A1」の削除及び、「A3」の追加、さらに、「D」
の移動が行なわれている。このようにして階層化カテゴ
リー作成部108で作成されたカテゴリー空間の情報
は、階層化カテゴリー送信部109に送られる。階層化
カテゴリー送信部109は、階層化カテゴリー作成部1
08からの入力データを符号化し、多重化部104に符
号化したデータを送る。多重化部104は、番組送信部
102、データ送信部103、番組配列情報作成部10
6からの入力とともに、階層化カテゴリー送信部109
からのデータを合わせて多重し、アップリンク部105
に送る。なお、階層化カテゴリー送信部109において
符号化を行う場合、例えばMPEG2 Section構造で符
号化する方法が考えられる。
【0040】図8は本実施の形態における受信端末であ
る放送受信装置の、特に番組情報の処理に係わる部分を
中心とした構成を示すブロック図である。図8におい
て、符号801は放送送信装置から伝送されてきたデー
タの中で放送番組を受信する放送番組受信部、802は
放送送信装置から伝送されてきたデータの中で番組配列
情報送信部107が送信した情報を受信し、その情報を
管理する番組配列情報受信部、803は放送送信装置か
ら伝送されてきたデータの中で階層化カテゴリー送信部
108が送信したカテゴリー空間やディレクトリ空間の
情報を受信し、その情報を管理する階層化カテゴリー受
信部、804は放送番組受信部801から受信したデー
タを蓄積媒体805に蓄積するとともに、その蓄積した
情報を管理する蓄積管理部、805は放送番組受信部8
01から受信したデータを蓄積する蓄積媒体、806は
蓄積管理部804で管理されている番組配列情報やカテ
ゴリー空間を用いて、EPG画面などの番組情報画面を
表示操作する番組情報表示部、807は番組情報画面を
表示するモニタ、808は後出の指示部810からの要
求などにより、放送番組を予約しタイマ管理をして放送
時刻になると放送番組受信部801へ放送番組の受信を
命令する番組予約部、809はカテゴリー空間の更新操
作を管理する階層化カテゴリー更新管理部、810は番
組予約、番組表示などの指令を入力する指示部である。
【0041】この例では受信端末は蓄積媒体805を持
っており、番組や番組情報を任意に蓄積管理することが
可能である。放送番組受信部801は放送送信装置から
送られてきた放送番組を受信し、その情報を管理するも
のである。通常放送送信装置から伝送されてくる情報
は、番組送信部102、データ送信部103、番組配列
情報送信部107、階層化カテゴリー送信部109から
のデータを多重化部104により多重化されて受信端末
に送られる。
【0042】そのため、放送番組受信部801への入力
データは、多重化されたデータを分離したデータが放送
番組受信部801に入力される。放送番組受信部801
は、符号化されたデータを受信するので復号化を行な
い、その復号化された情報を管理する。放送番組受信部
801が受信した放送番組は、録画などで蓄積する場
合、放送番組受信部801から蓄積管理部804に情報
が送られる。蓄積管理部804は、放送番組受信部80
1から受信したデータを蓄積媒体805に蓄積し、その
蓄積した情報は蓄積管理部804で管理する。なお図中
にはあらわさなかったが、放送番組受信部は受信した放
送をモニタ807に出力することも可能である。
【0043】番組配列情報受信部802は、放送番組受
信部801と同様に放送送信装置から伝送されてきたデ
ータを受信装置で分離し、その中で番組配列情報送信部
107が送信した情報を受信し、その情報を管理する。
同様に、階層化カテゴリー受信部803は、放送送信装
置から伝送されてきたデータを受信装置で分離し、その
中で階層化カテゴリー送信部108が送信したカテゴリ
ー空間やディレクトリ空間の情報を受信し、その情報を
管理する。番組配列情報受信部802、階層化カテゴリ
ー受信部803で受信した、番組配列情報、カテゴリー
空間、ディレクトリ空間も、蓄積管理部804に渡さ
れ、蓄積管理部804を経由してそのデータは蓄積媒体
805において蓄積される。
【0044】蓄積された情報の管理は蓄積管理部804
で行なう。なお蓄積媒体805は、メモリー、或いはD
VD−RAM(随時書換え可能なディジタル・ビデオ・
ディスク)のようなディスクなど媒体の種別は問わず、
複数種類の混在、複数台の媒体も可能である。番組情報
表示部806は、蓄積管理部804で管理されている番
組配列情報やカテゴリー空間を用いて、EPG画面など
の番組情報画面をモニタ807上に表示する。指示部8
10はリモートコントローラなどの視聴者の命令を受け
付ける指示部で、通常番組情報表示部806において制
御されるEPGなどの画面に対する入力であり、番組情
報表示部806において指示部810からの入力命令が
処理される。番組予約部808は、通常指示部810か
ら要求により、放送番組を予約しタイマ管理をして放送
時刻になると放送番組受信部801へ放送番組の受信を
命令する。階層化カテゴリー更新管理部809は、カテ
ゴリー空間の更新を管理する。階層化カテゴリー更新管
理809は階層化カテゴリー受信部803へ最新のカテ
ゴリー空間受信の指示を出す。
【0045】図9は本実施の形態の受信端末における、
蓄積管理部804における蓄積番組の管理内容を示した
図である。受信端末では、蓄積媒体管理情報901で蓄
積媒体に蓄積された放送番組の実態を管理することに加
えて、当該放送番組の番組配列情報902及び、階層化
カテゴリー情報903を同時に蓄積している。放送番組
と階層化カテゴリー情報を関係づけるためにリンク情報
が記述されることは前記に述べた通りであり、このリン
ク情報を利用して放送番組の属するカテゴリー空間の情
報( ここでは、上位のディレクトリ空間) を蓄積可能で
ある。これら蓄積済みの番組配列情報、カテゴリー空間
を用いることで、例えば蓄積番組再生時に、番組説明文
を表示したり、番組枠( この例では「A1」) の情報を
表示したりすることが可能となる。
【0046】図10はカテゴリー空間を表示する際の受
信端末の処理動作を説明する流れ図である。カテゴリー
空間内のディレクトリ空間表示時にはまず、蓄積番組と
同時に蓄積済みのカテゴリー情報を検索取得し、各ディ
レクトリ空間につなげて表示している。例えば、図3の
「A1」に属する番組を蓄積している状態で、図7のカ
テゴリー空間701を表示する際には、「A」にあたる
ディレクトリ空間の下を表示するときには、図10の処
理にしたがい、「A1」、「A2」、「A3」 の3つ
のディレクトリ空間が表示されることになる。
【0047】この処理動作においては、処理が開始され
ると、始めに視聴者から指示部810により番組情報表
示部806に対してディレクトリ空間の表示を指示す
る。番組情報表示部806は蓄積管理部804に対して
表示すべきカテゴリー空間の蓄積されている情報が最新
かどうかを確認する。蓄積管理部804は階層化カテゴ
リー更新管理部809に対して同様に表示すべきカテゴ
リー空間が最新かどうかを確認する( ステップ100
1) 。もし最新でない場合には、階層化カテゴリー更新
管理部809は階層化カテゴリー受信部803に対して
最新のカテゴリー空間を受信するように要求する。階層
化カテゴリー受信部803は要求されたカテゴリー空間
の最新の情報を受信し、蓄積管理部804に伝送する。
蓄積管理部804は、蓄積媒体805に受信したデータ
を保存する( ステップ1002) 。もし最新のカテゴリ
ー空間の情報を取得できなかった場合は、蓄積管理部8
04は番組情報表示部806にその旨を返す。次に、カ
テゴリー空間と同様にディレクトリ空間の最新の情報を
取得する( ステップ1003) 。この場合、最新情報
(図7) では「A2」、「A3」は最新の状態で存在す
るが、「A1」は存在していない。
【0048】次に、表示すべきディレクトリ空間をパス
に含む番組が蓄積媒体805に蓄積されているかを番組
情報表示部806は蓄積管理部804に問い合わせる。
もし、蓄積されていない場合は、ステップ1008へ飛
ぶ( ステップ1004) 。次に、蓄積媒体805に蓄積
されている番組のなかで、表示すべきディレクトリ空間
の下位レイヤーのディレクトリ空間に、該当する蓄積済
みの番組のパスが存在しているかどうかを番組情報表示
部806が蓄積管理部804に問い合わせる(ステップ
1005) 。もし蓄積管理されている放送番組中に「A
1」に属する番組が 存在する場合、「A1」は表示す
べきディレクトリ空間「A」の下のディレクト リに存
在するので、つぎに「A1」にかかわるディレクトリ空
間の永続性をチェ ックする( ステップ1006) 。図
4の「A1」のディレクトリ空間の属性のデ ィレクト
リ空間永続性の値を確認する。この例では永続性がある
ので、この場合表示すべき階層レイヤー中に蓄積済みの
番組のディレクトリ空間(この例の場合、「A1」) を
追加する( ステップ1007) 。
【0049】次に、番組情報表示部806は、表示すべ
きディレクトリ空間の下位のディレクトリ空間のリスト
をモニタ807に表示する( ステップ1008) 。次
に、表示されたディレクトリ空間に対して、視聴者があ
る特定のディレクトリを選択したか否かをチェックし、
選択していなければ、この選択したか否かのチェックを
繰り返す(ステップ1009)。他方、モニタ807に
表示されたディレクトリ空間に対して、例えば視聴者が
指示部810により表示してあるディレクトリからある
特定のディレクトリを選択した場合、ステップ1003
の処理を実行する。ディレクトリまたは、各ディレクト
リ空間に属する放送番組を表示する機能を追加するに
は、ステップ1003とステップ1004の間に、ディ
レクトリ空間に属する放送番組表示処理( ステップ10
10) が実行される。この処理は、まず始めに、最新の
ディレクトリ空間から放送番組にリンクが設定されてい
るかどうかを番組情報表示部806が蓄積管理部804
に問い合わせる。蓄積管理部804は、ディレクトリ空
間の放送番組とのリンクが書かれている属性の値を調べ
る( ステップ1011) 。もし、リンクが張られている
場合、番組情報表示部806は蓄積管理部804に対し
て、番組配列情報を要求する。蓄積管理部804は、蓄
積媒体805を参照し、取得した番組配列情報を番組情
報表示部806に返す( ステップ1012) 。
【0050】次に、番組情報表示部806は、蓄積管理
部804に対して最新の番組配列情報を全て検索し、該
当するディレクトリ空間へリンクが設定されている番組
を抽出を要求する( ステップ1013) 。蓄積管理部8
04は、蓄積媒体805に蓄積されている最新の番組配
列情報を検索し、該当するディレクトリ空間へリンクさ
れている番組を抽出する。もし蓄積媒体805に最新の
番組配列情報が蓄積されていることが保証されていない
場合には、蓄積管理部804は、番組配列情報受信部8
02に対して、最新の番組配列情報の受信を要求する。
さらに、番組情報表示部806は、蓄積管理部804に
対して、蓄積済み番組の階層化カテゴリー情報を検索
し、該当するディレクトリ空間にリンクされた放送番組
を蓄積しているかどうかを問い合わせる。蓄積管理部8
04は、蓄積媒体805を調べて蓄積されているかどう
かを調べる( ステップ1014) 。蓄積されている場
合、その番組を合わせてすでに抽出された放送番組と同
時に番組情報表示部806はモニタ807上に表示する
( ステップ1015) 。このとき、番組が蓄積されてい
るか蓄積されていないかを示す表示を行うことにより、
より視聴者に対して理解しやすい表示となる。このよう
な処理を行うことで、カテゴリー空間の階層構造を視聴
者に対話的に表示しつつ、放送予定の番組と蓄積済み放
送番組の両者を同一画面上に表示可能である。また、放
送番組の実体を蓄積しなくても、番組配列情報と、階層
化カテゴリー情報だけを蓄積しておけば、視聴者がすで
に放送済みであることを理解でき、より便利である。
【0051】図11は、カテゴリー空間の更新時の受信
端末の処理動作を説明する流れ図である。ここでは、蓄
積済み番組の属するカテゴリー空間の更新は常に調査し
ているとして記述している。更新時には、すでに説明の
通り差分情報が伝送されるため、受信端末ではその情報
を常に調査することになる。ここでは、移動のみを対象
としているが、状況に応じて、追加や永続性のないディ
レクトリ空間の削除時の動作も同様の考え方で実現可能
である。永続性のあるディレクトリ空間が削除された処
理は、図10の説明で既に述べた。更新時の処理を図1
1に基づいて説明する。まず、蓄積済み番組の属するカ
テゴリー空間を階層化カテゴリー更新管理部809に、
セットする( ステップ1101) 。次に階層化カテゴリ
ー更新管理部809は、階層化カテゴリー受信部に対し
て、最新のカテゴリー空間を受信し、更新状況を取得す
るように要求する( ステップ1102) 。階層化カテゴ
リー更新管理部809は、階層化カテゴリー受信部80
3の受信内容を調べて、更新があったかどうかを判断す
る。もし、更新が行なわれていない場合、再度最新情報
の取得を階層化カテゴリー受信部803に要求する( ス
テップ1103) 。もし、更新が行なわれた場合、蓄積
済み番組のカテゴリー空間上でのパスの更新かどうかを
階層化カテゴリー更新管理部809が判断する。もし、
空間上のパスの更新でない場合、再度最新情報の取得を
階層化カテゴリー受信部803に要求する( ステップ1
104) 。もし蓄積済み番組のカテゴリー空間上のパス
の場合、更新内容が移動かどうか調べる( ステップ11
05) 。移動の場合、階層化カテゴリー更新管理部は、
蓄積済み番組のディレクトリパス、ディレクトリスペー
ス識別子などの情報を最新の状況に変更する( ステップ
1106) 。
【0052】図12は、放送受信装置においてカテゴリ
ー空間を用いて任意のディレクトリ空間以下に属する番
組を自動録画する処理動作を説明する流れ図である。こ
こでは、番組を予約する処理までを記述しているが、番
組予約実行後の処理は、番組予約部808、放送番組受
信部801、蓄積管理部804、蓄積媒体805などの
説明ですでに述べた通りである。ここでは、視聴者が選
択したディレクトリ空間を全て対象とするよう記述した
が、もちろん、選択されたディレクトリ空間のみを対象
としてもよい。また、ここでは視聴者がディレクトリ空
間を対話的なユーザインターフェースを元に選択するよ
う記述しているが、視聴者の視聴履歴などを基に、視聴
者に適したディレクトリ空間をエージェントなどにより
自動抽出したとしても、本発明の範囲を超えるものでは
ない。また、ここでは番組の自動録画として記述した
が、番組の予約に関する部分を番組名の表示と置き換え
れば、番組検索も同様の処理において実行できる。
【0053】さらに、例えば受信端末がディレクトリ空
間をもとに、お好み番組やお薦め番組などのサービスを
行った場合でも、すでに述べた方法の上で実現されるも
のであり、本発明の範囲の中のものである。カテゴリー
空間を用いて任意のディレクトリ空間以下に属する番組
を自動録画するためには、まず最新のカテゴリー空間お
よび番組配列情報を番組情報表示部806は、蓄積管理
部804に要求する。蓄積管理部804は、階層化カテ
ゴリー更新管理部809に対して最新のカテゴリー空間
および番組配列情報の取得を階層化カテゴリー受信部8
03に要求する。
【0054】自動録画する処理動作が開始されると、階
層化カテゴリー受信部803は最新情報を取得し、蓄積
管理部804にデータを送り、蓄積管理部804は蓄積
媒体805に最新情報を蓄積する(ステップ120
1)。次に、番組情報表示部806は、蓄積管理部80
4から最新の情報を取得し、モニタ806にカテゴリー
空間を表示するとともに、各ディレクトリ空間を選択可
能なインタフェースを提示して、視聴者の選択を待つ(
ステップ1202) 。視聴者はモニタ807に表示され
たインタフェースを利用して、指示部810 からディ
レクトリ空間を選択する。指示部810は視聴者が選択
したディレクトリ空間を番組情報表示部806に送り、
番組情報表示部806はそのディレクトリ空間を記憶す
る( ステップ1203) 。
【0055】記憶したディレクトリ空間以下の全ディレ
クトリ空間に対して、放送番組へのリンクがあるかどう
かを番組情報表示部806は蓄積管理部804に問い合
わせる。蓄積管理部804は、蓄積媒体805を参照し
放送番組へのリンクがあるかどうかを調べ、その結果を
番組情報表示部806に返す( ステップ1204) 。番
組情報表示部806は、蓄積管理部804からの情報を
調べて、放送番組へのリンクが存在する場合は、最新の
番組配列情報を蓄積管理部804に要求する。もし放送
番組へのリンクが存在しない場合は、処理を終了する。
蓄積管理部804は、蓄積媒体805を調べて番組情報
を取得する。取得した番組情報のリストは蓄積管理部8
04から番組情報表示部806に返される。その番組情
報リストを番組情報表示部806は、番組予約部808
に渡す( ステップ1205) 。
【0056】次に、番組情報表示部806は、蓄積管理
部804に対して、最新の番組配列情報を要求する。蓄
積管理部804は蓄積媒体805を調べて最新の番組配
列情報を要求する。取得した番組情報は、番組情報表示
部806に返される。その番組情報リストは、番組情報
表示部806から番組予約部808に渡される(ステッ
プ1206) 。ステップ1205ではディレクトリ空間
からリンクされた放送番組を取得したが、ステップ12
06では番組配列情報のからリンクされているディレク
トリ空間を調べて、本層番組のリストを取得する。番組
予約部808は予約された時間になると、放送番組受信
部801に対して番組の予約を指示する。番組のカテゴ
リー空間の情報は随時変更可能なため、番組予約を行な
った後(ステップ1206) 、カテゴリー空間および番
組配列情報に変更がないかどうかを再度確認する( ステ
ップ1201) 。
【0057】図13は、カテゴリー空間を番組の出演者
に適用した例である。このカテゴリー空間は例えば番組
を予約する時、「X」の「Q」のメンバーが出演してい
る番組を視聴者が予約したとする。このとき予約処理は
図12と同様の処理を行なう。このとき予約されるの
は、出演者に「Q」以下のレイヤーに属するディレクト
リ空間(この場合、出演者)すべての中に含まれる出演
者のうち1人以上が出演する番組を予約することができ
る。別の例としては、あるグループを予約した場合、そ
のグループのレイヤーの下に属する各メンバーが出演す
る番組の予約も可能となる。つまりカテゴリー空間は番
組だけでなく、出演者、映画などの監督など番組に関す
るすべての情報に対して、カテゴリー空間を設定するこ
とが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放送送信装置に階層化カテゴリー作成部及び階層化カテ
ゴリー送信部を新たに設定することで、放送局が独自に
階層化カテゴリーを設定できるようにしたため、放送ス
ケジュールによらない番組情報提供が可能になる。
【0059】また、階層化カテゴリーを用いることで階
層表現されたカテゴリー分類に基づきグルーピングする
ことができ、受信端末上で、自動録画や番組検索などの
多様なサービスが可能となる。
【0060】また、カテゴリー情報は目的毎に複数のカ
テゴリー空間を形成し、各カテゴリー空間は階層構造を
示す複数のディレクトリ空間で形成することにより、放
送局は目的に応じてカテゴリー空間を設定し、その中で
適善ディレクトリ空間を作成するとともに、放送番組と
ディレクトリ空間をリンクすることで、階層的に放送番
組をグルーピングできる。
【0061】また本発明では、放送受信装置において映
像、音声や各種アプリケーションなどの放送番組と、放
送番組の放送スケジュール及びその内容を表す付加情報
を含んだ番組配列情報と、放送番組間の関係を示す階層
化されたカテゴリー情報を受信するのに加えてさらに、
カテゴリー情報は目的毎に複数のカテゴリー空間より形
成し、各カテゴリー空間は、階層構造を示すディレクト
リ空間で形成するようにできるから、放送受信機は必要
に応じて個々のカテゴリー空間を受信し、ディレクトリ
空間で示される階層関係に従い、番組自動録画や番組検
索を行うことが可能である。
【0062】さらに本発明においては、カテゴリー情報
の変更時に、更新後のカテゴリー情報と同時に更新内容
の差分情報を送信することにより、放送受信装置はこの
差分情報のみを受信することにより蓄積済みのカテゴリ
ー情報を更新することが可能となり、常に最新のカテゴ
リー情報により蓄積済み番組を検索、分類することが可
能となる。
【0063】また、カテゴリー情報を蓄積していない放
送受信装置の場合、更新後のカテゴリー情報を用いて、
最新のカテゴリー情報を得ることが可能である。
【0064】さらに放送送信装置と放送受信装置とから
構成された放送システムにおいて、放送送信装置から
は、映像、音声や各種アプリケーションなどの放送番組
を放送すると同時に、放送番組の放送スケジュール及び
その付加情報を含む番組配列情報を多重して伝送するの
に加えて、放送番組に関する階層化されたカテゴリー情
報を同時に伝送する一方、放送受信装置では階層化され
たカテゴリー情報を、受信または蓄積した放送番組およ
びその番組配列情報とともに蓄積し、必要に応じて階層
化されたカテゴリー情報を基に番組の組み換えなどのグ
ループ化を図ることができ、番組自動録画や番組検索を
簡便に行うことが可能であるなど種々の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る放送送信装置の構
成を示すブロック図
【図2】前記実施の形態に係る放送送信装置において用
いられる番組配列情報の概念を示す図
【図3】前記実施の形態におけるカテゴリー空間の一例
を表す図
【図4】前記実施の形態におけるディレクトリ空間の属
性の一例を示す図
【図5】前記実施の形態における番組配列情報の一例を
示す図
【図6】前記実施の形態におけるカテゴリー空間の更新
時の差分情報の一例を示す図
【図7】前記実施の形態における更新後のカテゴリー空
間の一例を示す図
【図8】前記実施の形態における放送受信装置の構成を
示すブロック図
【図9】前記実施の形態における蓄積番組の管理情報の
一例を示す図
【図10】前記実施の形態におけるカテゴリー空間表示
時の動作を示す流れ図
【図11】前記実施の形態におけるカテゴリー空間更新
時の動作を説明する示す流れ図
【図12】前記実施の形態におけるカテゴリー空間を用
いた番組自動録画時の動作を示す流れ図
【図13】前記実施の形態におけるカテゴリー空間を用
いた出演者空間の一例を示す図
【図14】放送局システムを含む一般的なデジタル放送
システムの構成を示したブロック図
【図15】一般的な放送受信装置の構成を示すブロック
【図16】前記一般的なデジタル放送システムの運営実
行において用いられる番組配列情報の概念図
【符号の説明】
101 番組管理部 102 番組送信部 103 データ送信部 104 多重化部 105 アップリンク部 106 番組配列情報作成部 107 番組配列情報送信部 108 階層化カテゴリー作成部 109 階層化カテゴリー送信部 301 カテゴリー空間 601 カテゴリー空間の更新( 削除) 602 カテゴリー空間の更新( 追加) 603 カテゴリー空間の更新( 移動) 701 更新後のカテゴリー空間 801 放送番組受信部 802 番組配列情報受信部 803 階層化カテゴリー受信部 804 蓄積管理部 805 蓄積媒体 806 番組情報表示部 807 モニタ 808 番組予約部 809 階層化カテゴリー更新管理部 810 指示部 901 蓄積番組管理情報( 蓄積媒体管理情報) 902 蓄積番組管理情報( 番組配列情報) 903 蓄積番組管理情報( 階層化カテゴリー情報)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−13798(JP,A) 特開 平10−56600(JP,A) 特開 平10−93905(JP,A) 特開 平10−22950(JP,A) 柳町 昭夫,次世代ディジタル放送に 向けて,映像情報メディア学会誌,日 本,映像情報メディア学会,1997年 9 月 2日,第51巻、第9号,p.1370− 1376 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04H 1/00 H04H 7/00 H04N 5/262 H04N 5/445

Claims (43)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送番組の属性である番組属性の間の階
    層的な関係を示す情報であるカテゴリー情報からなる階
    層化された番組属性群であるカテゴリー空間中の最下位
    の番組属性に関するデータ群であるディレクトリ空間を
    送信するディレクトリ空間送信部を備え、 前記カテゴリー空間またはディレクトリ空間に、それぞ
    れ一意に識別するための可変長または固定長の識別子を
    付与することを特徴とする放送送信装置。
  2. 【請求項2】 カテゴリー空間におけるディレクトリ空
    間の階層情報を、ディレクトリ空間を識別する識別子を
    可変長にすることにより表すことを特徴とする請求項1
    記載の放送送信装置。
  3. 【請求項3】 ディレクトリ空間を識別する識別子の長
    さが階層構造の深さを表すことを特徴とする請求項2記
    載の放送送信装置。
  4. 【請求項4】 カテゴリー情報の変更時に、少なくとも
    更新内容の差分カテゴリー情報を送信することを特徴と
    する請求項1記載の放送送信装置。
  5. 【請求項5】 カテゴリー空間を送信するカテゴリー空
    間送信部をさらに具備する請求項1乃至4のいずれかに
    記載の放送送信装置。
  6. 【請求項6】 番組配列情報を送信する番組配列情報送
    信部をさらに具備する請求項1乃至5のいずれかに記載
    の放送送信装置。
  7. 【請求項7】 映像音声情報と音声情報を有する放送番
    組を送信する放送番組送信部をさらに具備する請求項1
    乃至6のいずれかに記載の放送送信装置。
  8. 【請求項8】 ディレクトリ空間は、当該ディレクトリ
    空間に対応する放送番組を蓄積するか否かを示すデータ
    である蓄積モードを有することを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれかに記載の放送送信装置。
  9. 【請求項9】 ディレクトリ空間は、当該ディレクトリ
    空間が永続的に存在するか否かを示すデータであるディ
    レクトリ空間永続性属性を有することを特長とする請求
    項1乃至8のいずれかに記載の放送送信装置。
  10. 【請求項10】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間が作成された日付を示す作成日を有することを特
    徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の放送送信装
    置。
  11. 【請求項11】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間が有効な期間である有効期間を有することを特徴
    とする請求項1乃至10のいずれかに記載の放送送信装
    置。
  12. 【請求項12】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間の内容が更新された最新の日付を示す最新更新日
    を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか
    に記載の放送送信装置。
  13. 【請求項13】 番組配列情報がディレクトリ空間への
    リンク情報を有する請求項6記載の放送送信装置。
  14. 【請求項14】 ディレクトリ空間が番組配列上へのリ
    ンク情報を有する請求項1乃至13のいずれかに記載の
    放送送信装置。
  15. 【請求項15】 カテゴリ情報が放送番組の下位概念の
    属性を識別する子属性識別子を有する請求項1乃至14
    のいずれかに記載の放送送信装置。
  16. 【請求項16】 カテゴリ情報が放送番組の上位概念の
    属性を識別する親属性識別子を有する請求項1乃至14
    のいずれかに記載の放送送信装置。
  17. 【請求項17】 カテゴリー情報が子属性識別子および
    親属性識別子を有する請求項1乃至14のいずれかに記
    載の放送送信装置。
  18. 【請求項18】 放送番組の属性である番組属性の間の
    階層的な関係を示すカテゴリー情報からなる階層化され
    た番組属性群であるカテゴリー空間中の最下位の番組属
    性に関するデータ群であるディレクトリ空間を受信する
    ディレクトリ空間受信部を備え、 前記ディレクトリ空間受信部は、前記カテゴリー空間ま
    たはディレクトリ空間に、それぞれ一意に識別するため
    に付与された可変長または固定長の識別子を受信するこ
    とを特徴とする放送受信装置。
  19. 【請求項19】 カテゴリー空間を受信するカテゴリー
    空間受信部をさらに具備する請求項18記載の放送受信
    装置。
  20. 【請求項20】 番組配列情報を受信する番組配列情報
    受信部をさらに具備する請求項18または19記載の放
    送受信装置。
  21. 【請求項21】 放送番組を受信する放送番組受信部を
    さらに具備する請求項18乃至20のいずれかに記載の
    放送受信装置。
  22. 【請求項22】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間に対応する放送番組を蓄積するか否かを示すデー
    タである蓄積モードを有することを特徴とする請求項1
    8乃至21のいずれかに記載の放送受信装置。
  23. 【請求項23】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間が永続的に存在するのか否かを示すデータである
    ディレクトリ空間永続性属性を有することを特徴とする
    請求項18乃至21のいずれかに記載の放送受信装置。
  24. 【請求項24】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間が作成された日付を示す作成日を有することを特
    徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載の放送受
    信装置。
  25. 【請求項25】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間が有効な期間である有効期間を有することを特徴
    とする請求項18乃至21のいずれかに記載の放送受信
    装置。
  26. 【請求項26】 ディレクトリ空間は、当該ディレクト
    リ空間の内容が更新された最新の日付を示す最新更新日
    を有することを特徴とする請求項18乃至21のいずれ
    かに記載の放送受信装置。
  27. 【請求項27】 番組配列情報がディレクトリ空間への
    リンク情報を有する請求項33記載の放送受信装置。
  28. 【請求項28】 ディレクトリ空間が番組配列情報への
    リンク情報を有する請求項18乃至26のいずれかに記
    載の放送受信装置。
  29. 【請求項29】 カテゴリー情報が放送番組の下位概念
    の属性を識別する子属性識別子を有する請求項18乃至
    28のいずれかに記載の放送受信装置。
  30. 【請求項30】 カテゴリー情報が放送番組の上位概念
    の属性を識別する親属性識別子を有する請求項18乃至
    28のいずれかに記載の放送受信装置。
  31. 【請求項31】 カテゴリー情報が子属性識別子および
    親属性識別子を有する請求項18乃至28のいずれかに
    記載の放送受信装置。
  32. 【請求項32】 番組検索キーワードを入力する入力部
    と、前記入力部から入力された番組検索キーワードをキ
    ーに放送番組識別子を検索する番組検索部と、前記番組
    検索部で検索した放送番組識別子を有する番組情報を表
    示する表示部をさらに具備する請求項18乃至31のい
    ずれかに記載の放送受信装置。
  33. 【請求項33】 番組検索キーワードが番組名であるこ
    とを特徴とする請求項32記載の放送受信装置。
  34. 【請求項34】 番組検索キーワードが番組のジャンル
    情報であることを特徴とする請求項32記載の放送受信
    装置。
  35. 【請求項35】 番組検索キーワードが番組出演者情報
    であることを特徴とする請求項32記載の放送受信装
    置。
  36. 【請求項36】 ディレクトリ空間に属する放送番組の
    選択をする番組選択部と、前記番組選択部で選択された
    番組を録画する番組録画部をさらに具備する請求項18
    乃至31のいずれかに記載の放送受信装置。
  37. 【請求項37】 カテゴリー情報の差分カテゴリー情報
    を受信し、当該差分情報を蓄積済みカテゴリー情報に反
    映させることを特徴とする請求項18乃至21のいずれ
    かに記載の放送受信装置。
  38. 【請求項38】 カテゴリー情報を用いて、ディレクト
    リ空間または放送番組の番組情報を階層的に表示するカ
    テゴリー情報表示部を具備する請求項18乃至21のい
    ずれかに記載の放送受信装置。
  39. 【請求項39】 カテゴリー空間内の階層構造に応じて
    対話的なユーザーインターフェースを表示する請求項1
    8乃至36のいずれかに記載の放送受信装置。
  40. 【請求項40】 放送予定の放送番組と、蓄積済み放送
    番組を同一画面上に表示する請求項18乃至36のいず
    れかに記載の放送受信装置。
  41. 【請求項41】 少なくとも放送番組の放送スケジュー
    ルを表す付加情報を含んだ番組配列情報と、放送番組の
    属性である番組属性間の関係を示す階層化されたカテゴ
    リー情報とを受信する受信手段と、 前記カテゴリー情報からなる階層化された番組属性群で
    あるカテゴリー空間中の最下位の番組属性に関するデー
    タ群であるディレクトリ空間を受信するディレクトリ空
    間受信部と、少なくとも番組録画を行なう録画手段または番組検索を
    行なう番組検索手段とを備 え、 カテゴリー情報は目的毎に複数のカテゴリー空間を形成
    し、 各カテゴリー空間は、階層構造を示すディレクトリ空間
    で形成され、前記ディレクトリ空間受信時に、前記カテゴリー空間ま
    たはディレクトリ空間に、それぞれ一意に識別するため
    に付与された可変長または固定長の識別子を受信し、 必要に応じて個々のカテゴリー空間を受信し、ディレク
    トリ空間で示される階層関係に従い、番組録画や番組検
    索を行うことを特徴とする放送受信装置。
  42. 【請求項42】 放送番組の属性である番組属性の間の
    階層的な関係を示す情報であるカテゴリー情報からなる
    階層化された番組属性群であるカテゴリー空間中の最下
    位の番組属性に関するデータ群であるディレクトリ空間
    を送信する際、 前記カテゴリー空間またはディレクトリ空間に、それぞ
    れ一意に識別するための可変長または固定長の識別子を
    付与することを特徴とする放送送信方法。
  43. 【請求項43】 放送番組の属性である番組属性の間の
    階層的な関係を示すカテゴリー情報からなる階層化され
    た番組属性群であるカテゴリー空間中の最下位の番組属
    性に関するデータ群であるディレクトリ空間を受信し、 前記ディレクトリ空間受信時に、前記カテゴリー空間ま
    たはディレクトリ空間に、それぞれ一意に識別するため
    に付与された可変長または固定長の識別子を受信するこ
    とを特徴とする放送受信方法。
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