JP3302446B2 - 石炭風化度の判定方法 - Google Patents

石炭風化度の判定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス用原料炭の風
化の有無や風化の程度を判定する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】石炭は、採掘されてから空気に触れる
と、しだいに粉化したり光沢が低下したりして性状が変
化する。また、粘結性、発熱量、コークス化性も低下
し、コークス用原料炭としての品質が劣るようになる。
【0003】コークス用の原料炭の風化度または酸化度
に関し、「燃料協会誌、1972年、1170〜118
0頁」には、「石炭・コークスの組織分析に関する2,
3の考察」と題する論文が掲載されており、組織成分判
別の観点からの検討がなされていて、石炭の酸化がコー
クスに及ぼす影響についても言及されている。
【0004】また「製鉄研究、No.234、3089
−3104(1961)」には、「石炭の風化および貯
炭について」と題する論文が掲載されており、貯炭中の
石炭の性状変化および石炭の風化機構につき解析がなさ
れている。貯炭中の石炭の性状変化に関しては、物理的
性状の変化および化学的性状の変化について検討がなさ
れており、そのうち化学的性状の変化については、工業
分析値、元素分析値、溶解度、発熱量、燃焼性、コーク
ス化性についての検討結果が報告されている。
【0005】現在、工業的には、コークス用の原料炭の
風化度または酸化度については粘結性または流動性を直
接測定し、それを指標として判定する方法が採用されて
いるが、測定に時間がかかるという不利がある上、低流
動度炭や低粘結炭には適用できないという限界があっ
た。また、たとえば入荷直後には流動度を測定できて
も、貯炭時におけるような比較的軽度の風化によっても
測定不能となる場合も少なくなかった。そこで、上記と
は別の指標に基いて石炭の風化度または酸化度を判定す
ることが試みられている。
【0006】たとえば「第64回コークス特別会要旨
集、1978年、25〜28頁」においては、電子スピ
ン共鳴(ESR)により石炭風化を測定すると共に、風
化の反応機構および乾留過程に及ぼす影響を検討してい
る。
【0007】本出願人の出願にかかる特開昭60−24
4846号公報(特公平3−78935号公報)には、
熱天秤による測定結果からのパラメーターである最高減
量速度または減量速度曲線の半価巾を指標として、石炭
の酸化度の判定を行う方法が示されている。
【0008】同じく本出願人の出願にかかる特開昭62
−187239号公報には、熱天秤法により石炭の工業
分析を行うにあたり、昇温域に緩速昇温域を設け、この
緩速昇温域における減量速度変化の微分曲線を記録し、
その微分曲線から最大熱分解速度または半価巾を求めて
石炭の管理指標とする方法が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】粘結性または流動性を
直接測定する方法にあっては、その測定値単独では石炭
化作用による変化と風化作用による変化を区別できない
ため、他の分析値と比較対照しないと風化、未風化の判
別ができないこと、コークス用原料炭の具備要件として
最も重要な粘結性(コークス化性)の低下を知るには、
結局粘結性を直接測定する必要があるところ、粘結性を
示さない試料については使用時(配合時)の優劣の判定
ができないことなどの制約がある。
【0010】特開昭60−244846号公報や特開昭
62−187239号公報に記載の方法も、ある時間経
過後に最大熱分解速度を測定しないと石炭の風化または
酸化の程度を把握することができないという限界があ
る。
【0011】本発明は、このような背景下において、コ
ークス用原料炭の風化度を従来とは別個の指標に基いて
かつ迅速に判定する方法を提供することを目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の石炭風化度の判
定方法は、石炭を加熱したときに発生するガスのうち、
CH4 、COおよびCO2 の3成分相互間の比率を指標
にして石炭の風化度を判定することを特徴とするもので
ある。
【0013】さらに具体的に述べると、本発明の石炭風
化度の判定方法は、予め多種の石炭試料について、それ
らを一定の条件下に加熱したときに発生するガスのうち
CH4 、COおよびCO2 の3成分相互間の比率を求め
て三角座標上にプロットすることにより分析図を作成し
ておき、未知の石炭試料を加熱したときに発生するガス
のうちCH4 、COおよびCO2 の3成分相互間の比率
を前記の分析図にプロットして、そのプロット位置を指
標にして石炭の風化度を判定することを特徴とするもの
である。
【0014】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に
説明する。
【0015】図1は、未風化炭(×印)、風化試験用試
料(黒塗り印)、風化後試料(白抜き印)を一定の条件
下に加熱したときに発生するガスのうちCH4 、COお
よびCO2 の3成分相互間の比率を求めて、三角座標上
にプロットしたものであり、試料粒度100メッシュパ
ス、昇温速度7℃/min、最終到達温度800℃、N2
流下での加熱の場合の例をあげてある。
【0016】図1から、加熱条件(昇温条件、最終到達
温度)を一定にした場合は、未風化炭(×印)について
は、CH4 、CO、CO2 発生量比が帯状の帯域にプロ
ットされること、石炭化度の低い石炭ほど低CH4 側に
プロットされることがわかる。また風化炭の場合には、
上記帯状の帯域よりも高CO2 側にプロットされ、しか
も風化の進行と共に図1のCO−CO2 ラインの一点に
収束するような傾向を示すことがわかる。
【0017】このことを利用して、任意の石炭試料を加
熱した場合のCH4 、CO、CO23成分の比を測定す
ることにより、 ・風化、未風化の別と風化の程度、 ・風化試料の場合は、風化前の試料の石炭性状、 を知ることができる。
【0018】図2は図1をより一般化した説明図であ
り、この図2に基いて本発明の応用の仕方を説明するこ
とにする。
【0019】未風化試料の発生ガス組成は、図2の斜線
帯域にプロットされる。風化した場合には、図2に破線
で示したように、この斜線帯域よりも高CO2 側にプロ
ットされ、しかも風化に伴ないその発生ガス組成はCO
−CO2 ラインの一点P(収束点)に収束するような変
化をする。
【0020】図2から、任意の未知試料(×印)のCH
4 の割合から、その試料のコークス用炭としての評価
(◎に相当)ができ、粘結性を示さない試料について
も、粘結性の測定を行うことなく使用時の粘結性(コー
クス化性)の優劣の判定を的確に行うことができる。同
様に任意の未知試料(×印)から、その風化前の試料性
状(○印)が推定できる。
【0021】また、原試料データプロット(○)は、試
料の風化が進むほど、図中破線に沿って収束点Pに近づ
くようにガス組成が変化するので、風化の進行に伴ない
CO、CO2 、CH4 のガス組成がどのように変化する
かを予測することができる。
【0022】さらにまた、石炭化作用が進行するほど、
未風化試料のプロットは斜線帯域を矢印方向(図2の左
側方向)に進むことがわかる。
【0023】なお、発生ガス組成の測定は、50mgとか
100mgというような少量の試料で可能である。
【0024】
【作用】本発明においては、石炭を加熱したときに発生
するガスのうち、CH4 、COおよびCO2 の3成分相
互間の比率を指標にして石炭の風化度を迅速に判定する
ことができる。また、低流動度炭や粘結性を示さない石
炭試料についても風化度の判定が可能となる。
【0025】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。本発明に到達するに至った実験経過についても併せ
て述べる。
【0026】〈供試料〉実験には、豪州炭、カナダ炭、
南アフリカ炭の計20種の単味炭を用いた。実験開始時
においての入荷後経過日数は最大1ケ月である。供試炭
の主要性状を表1に示す。表1において、R0 は平均反
射率(平均を意味するバーの表示は省略してある)、T
Iはトータルイナート、MFはギーセラープラストメー
ターによる最高流動度である。
【0027】
【表1】 No. R0 (%) TI (%) MF (log ddpm) 1 0.70 30.4 0.30 2 0.75 31.2 1.36 3 0.71 13.7 1.20 4 0.77 19.8 3.08 5 0.94 21.0 2.43 6 0.97 23.3 1.86 7 0.97 18.4 3.84 8 1.07 35.4 2.86 9 1.13 26.4 2.77 10 1.14 30.2 3.35 11 1.13 23.0 3.10 12 1.16 21.7 2.26 13 1.19 25.8 2.27 14 1.27 21.1 2.07 15 1.32 29.8 2.60 16 1.34 17.9 3.26 17 1.42 20.6 1.48 18 1.48 24.5 2.14 19 1.48 23.2 0.60 20 1.54 20.6 1.18
【0028】〈試料の風化、およびその採取方法〉風化
作用を促進するため、試料は全量3mm篩を通過するよう
に粉砕し、屋内のピットに20cmの厚さで静置した。実
験期間内における炭中温度は16〜29℃の範囲にあっ
た。試験用試料は、炭層内の鉛直方向の炭質変化の差を
考慮して、一辺50cmの枠を作成し、枠内の全量を採取
して縮分し、実験に供した。
【0029】〈試料の缶焼〉粉砕直後、および粉砕1ケ
月後、および6ケ月経過時にそれぞれ試料を缶焼焼成
し、得られたコークスのCRI、CSRを測定した。充
填密度は900g/リットル、水分は10%である。
【0030】〈試料の熱分解ガス組成の測定〉試料の缶
焼と同時に、全量100メッシュ以下(パス)になるよ
うに粉砕した試料100mgをN2 気流下で昇温速度7℃
/minで800℃まで石英管中で加熱し、H2 、CH4
CO、CO2 発生量をガスクロマトグラフィーにより測
定した。先に述べた図1は、このときのCH4 、COお
よびCO2 の3成分相互間の重量比率を求めて、三角座
標上にプロットしたものである。この三角座標の利用の
仕方は先に述べた通りである。
【0031】〈ギーセラー最高流動度〉粉砕直後、およ
び粉砕後1ケ月経過ごとに、JIS法に準じてギーセラ
ー流動度MFを測定した。
【0032】〈結果および考察〉粉砕後1ケ月経過時点
におけるCRIおよびCSRと、粉砕直後のCRI、C
SRとの比較をそれぞれ図3、図4に示す。ここで、C
RIとはCO2 反応量(coke reaction indexまたはcoke
reactivity index)、CSRとはコークスの反応後強度
(coke strength post CO2 reaction) である。
【0033】R0 が 1.1%以下の試料ではすでにCRI
は増大しているが、R0 が 1.1%の試料にはCRIの変
化はほとんど見られない。
【0034】一方、CSRは、R0 が 1.1%以下の試料
ではCRIの増大に伴なって低下しているが、高反射率
領域(R0 が約 1.5%以上)においてはCRIに大きな
変化がないにもかかわらずCSRのみ低下している。
【0035】粉砕後6ケ月経過時点ではこの傾向はさら
に顕著になり、R0 が1.42%以上の試料では、図5に示
すように、通常観察されるCRIとの関係から推定され
るCSRの値(下式)を大きく下回っている。 CSR、CRIの単回帰式(粉砕直後) CSR(%)= 109.2 - 1.38 CRI(%)
【0036】こうした同じCRIでもCSRの異なる原
因としては、試料の風化による粘結性の低下に伴なうコ
ークスの機械的強度の低下が考えられ、このことは、粉
砕後1ケ月経過時点におけるMFの低下率(粉砕直後=
100)とCSR低下とが強い相関関係にある(図6)
ことからも裏付けられる。
【0037】ところが図7に示したように、高反射率炭
(試料 No.17〜20、R0 ≧1.2)は、低反射率の場
合と同様MF低下率が大きく、いずれの試料も粉砕後3
ケ月時点でギーセラー流動度の測定が不能になり、特に
高反射率炭について、風化によるCSR低下を推定する
ためにはギーセラー流動度試験に代る何らかの方法を用
いる必要があることが確認される。
【0038】そこで次に、風化によってギーセラー流動
度が測定不能となったような試料についても、その風化
の程度を比較的簡便に測定できる方法として、石炭加熱
時に発生する風化によるガス組成の変化を取り上げ、検
討を加えた。
【0039】図8に、R0 と、H2 、CH4 、CO、C
2 各発生量との関係を示す。
【0040】石炭化度が進むにつれてH2 発生量が増加
し、COおよびCO2 が減少するが、CH4 発生量はR
0 が 1.1%以上ではほぼ一定になっていることがわか
る。このうち、CH4 、CO、CO2 発生量は、今回の
試験のような軽度の風化でも変化し、粉砕後6ケ月経過
時点と粉砕直後との発生量の差は図9に示すようになっ
た。すなわち、風化によってCO、CO2 発生量が増加
し、CH4 発生量が減少した。なお、期間中、H2 発生
量にはほとんど変化がなかった。
【0041】さて今回の供試料の範囲においては、H2
発生量は石炭化度が進むにつれて一様に増加することが
先に述べたが、同じ石炭化度の試料であれば(同じH2
発生量であれば)、CH4 発生量が多いほどギーセラー
流動度が高いと考えられ、今回の実験においてもそうし
た傾向が確認された。
【0042】図10にH2 発生量とCH4 発生量の関係
がMFによって層別されることを示したが、たとえば、
両者の単相関式、すなわち、 CH4 = 1.26 H2 + 15.4 ただし、CH4: CH4 発生量 (mg/g-coal) H2: H2 発生量 (mg/g-coal) により求められるCH4 発生量と実際に測定されたCH
4 発生量との比(以下γという)とMFの関係は図11
のようになり、風化の有無に関係なく両者に一定の関係
が成立することがわかる。すなわち、γ値が大きいほど
MFは高い値を示す一方、γ値が 1.0を下回るような試
料ではMFは 1.5を下回るような低い値を示す。
【0043】さて、このようにして求めたγ値を用いた
場合、CRIから推定されるCSR値と実際に測定され
たCSRとの差(=ΔCSR)は図12のように整理さ
れる。すなわち、γ値が0.95を下回るようになると、C
SRは、CRIから推定される値を下回るようになり、
γ値が0.90以下になると、全ての試料が今回の焼成条件
では塊成化しなくなる。
【0044】このγ値の風化による変化の程度とR0
関係を図13に示すが、通常言われているように、低反
射率炭ほど風化の影響を大きく受けるためその変化巾も
大きいが、高反射率炭であっても今回実験に取り上げた
ような低流動性の石炭では、未風化の場合のγ値がもと
もと低いため、比較的早い時期に風化の影響による大幅
なCSR低下が見られたものと考えられる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、石炭を加熱したときに
発生するガスのうち、CH4 、COおよびCO2 の3成
分相互間の比率を指標にして、風化、未風化の別と風化
の程度、風化試料の場合は風化前の試料の石炭化度を知
ることができる。このように石炭の風化度を迅速に判定
することができる上、低流動度炭や粘結性を示さない石
炭試料についても風化度の判定が可能となる。また、風
化の進行に伴ないCO、CO2 、CH4 のガス組成がど
のように変化するかを予測することもできる。
【0046】従って、コークス用原料炭の風化による粘
結性の低下を使用前に評価することにより、使用した場
合のコークス強度の変化を予測して製品の品質管理精度
の向上を図ることができると共に、石炭貯蔵時の風化に
よる発熱−自然着火を未然に防止することができる。
【0047】発生ガス組成の測定が微量の試料でできる
ことも利点の一つである。
【図面の簡単な説明】
【図1】未風化炭(×印)、風化試験用試料(黒塗り
印)、風化後試料(白抜き印)を一定の条件下に加熱し
たときに発生するガスのうちCH4 、COおよびCO2
の3成分相互間の重量比率を求めて、三角座標上にプロ
ットした図である。
【図2】図1をより一般化した説明図である。
【図3】粉砕直後と粉砕後1ケ月経過時の試料につい
て、CRI変化と平均反射率R0との関係を示したグラ
フである。
【図4】粉砕直後と粉砕後1ケ月経過時の試料につい
て、CSR変化と平均反射率R0との関係を示したグラ
フである。
【図5】粉砕直後と粉砕後6ケ月経過時における試料に
ついて、CRIとCSRとの関係を示したグラフであ
る。
【図6】粉砕直後と粉砕後1ケ月経過時における試料に
ついて、最高流動度MFの低下率とCSR変化との関係
を示したグラフである。
【図7】粉砕直後と粉砕後1ケ月経過時における試料に
ついて、平均反射率R0 と最高流動度MF低下率との関
係を示したグラフである。
【図8】平均反射率R0 と、石炭加熱時に発生するガス
であるH2 、CH4 、CO、CO2 の各発生量との関係
を示したグラフである。
【図9】粉砕直後と粉砕後6ケ月経過時における試料に
ついて、平均反射率R0 とCH4 、CO、CO2 の各発
生量の変化量との関係を示したグラフである。
【図10】粉砕直後の試料について、H2 発生量とCH
4 発生量との関係を示したグラフである。
【図11】粉砕直後と粉砕後6ケ月経過時における試料
について、H2 発生量−CH4 発生量の単相関式により
求められるCH4 発生量と実際に測定されたCH4 発生
量との比γと、最高流動度MFとの関係を示したグラフ
である。
【図12】粉砕直後と粉砕後6ケ月経過時における試料
について、γと、CRIから推定されるCSR値と実際
に測定されたCSRとの差ΔCSRとの関係を示したグ
ラフである。
【図13】粉砕直後と粉砕後6ケ月経過時における試料
について、平均反射率R0 とγ値の風乾による変化巾と
の関係を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−187239(JP,A) 特開 昭61−191943(JP,A) 特開 昭60−244846(JP,A) 特開 昭57−187637(JP,A) 特開 昭54−110897(JP,A) 7th INTERNATIONAL CONFERENCE ON COA L SCIENCE(1993 Sep) p.590−593 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/22 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石炭を加熱したときに発生するガスのう
    ち、CH4 、COおよびCO2 の3成分相互間の比率を
    指標にして石炭の風化度を判定することを特徴とする石
    炭風化度の判定方法。
  2. 【請求項2】予め多種の石炭試料について、それらを一
    定の条件下に加熱したときに発生するガスのうちCH
    4 、COおよびCO2 の3成分相互間の比率を求めて三
    角座標上にプロットすることにより分析図を作成してお
    き、未知の石炭試料を加熱したときに発生するガスのう
    ちCH4 、COおよびCO2 の3成分相互間の比率を前
    記の分析図にプロットして、そのプロット位置を指標に
    して石炭の風化度を判定することを特徴とする請求項1
    記載の判定方法。
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WO2014167843A1 (ja) 2013-04-12 2014-10-16 Jfeスチール株式会社 石炭の風化度の評価方法、風化石炭のコークス化性の評価方法、及び、石炭の風化度の管理方法、並びに、コークスの製造方法

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