JP3300777B2 - 顔面防具用メガネ - Google Patents

顔面防具用メガネ

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JP3300777B2 JP2000036068A JP2000036068A JP3300777B2 JP 3300777 B2 JP3300777 B2 JP 3300777B2 JP 2000036068 A JP2000036068 A JP 2000036068A JP 2000036068 A JP2000036068 A JP 2000036068A JP 3300777 B2 JP3300777 B2 JP 3300777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運動競技において頭部
を保護するための顔面防具を使用する際に用いられるメ
ガネに係り、特に、防具内部に保持することができる顔
面防具用メガネに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剣道、薙刀等の顔面防具を使用す
る日本古来の運動競技においては、メガネを使用する場
合、日常使用しているように、メガネフレームの中央部
のパッドを鼻の上に乗せて、レンズフレームの端部から
延びるテンプルの端部に取り付けたモダンを耳に引っ掛
けて、そのまま顔面防具を装着するか、個人がそれぞれ
工夫して、例えば、テンプル部分をゴム紐等と取り替え
て耳に掛けたり、頭部を取り巻くように取り付けて固定
することにより各人に適した保持をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の顔
面防具用メガネは、使用者がメガネをかけて顔面防具を
頭に被る場合、被ること自体が容易でなく、汗をかくと
メガネがずれることがあり、また、図24および図25
に示すように、被った顔面防具の前面フレーム枠となる
内輪4によって、メガネのフレーム1のテンプル部5
1、モダン部53、パッド部52を使用者100のこめ
かみ、耳の裏、鼻の上を圧迫することにより、それらの
部分に痛みを生じる。
【0004】そこで、その痛さを和らげるために、顔面
防具を緩めに縛って被ることになるが、そうすると稽古
や、試合時の激しい動きによって顔面防具がずれたり、
外れたりすることになり、実質的に通常のメガネを使用
しないか、痛みに耐えながら使用することになってい
た。また、各個人の工夫によるゴム紐を使用した固定方
法においても、顔面防具を被る際、あるいは被った状態
での稽古、試合中にはメガネ自体の位置の調節、あるい
は移動したメガネの位置調節が容易にはできない等の問
題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、顔面防具の着脱時に障害とならず、
使用中にもずれることのない、使用者に適した使用状態
を得ることができるようにした顔面防具用メガネを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による顔面防具用メガネは、使用者の視力に
適合されたレンズ、このレンズを嵌め込んだフレーム、
使用者頭側部に対応する前記フレームの両端部に設けた
取付具を有し、使用者の眼球に対してレンズが適切な位
置に設置されるように、取付具により顔面防具の内側に
位置決め取り付け可能にされていることを特徴とする。
【0007】この前記顔面防具用メガネにおいては、取
付具がフレームの両端部にそこから外方向に拡幅するよ
うに弾性を有して取り付けられ、顔面防具の内側に押し
つけられて位置決めされることを特徴とする。
【0008】また、この取付具が顔面防具の上側面包囲
部と顔面側格子フレームの結合部における顔面側格子フ
レームの端部に係合させることによって取り付けられて
位置決めされることを特徴とする。この記取付具は、顔
面防具の顔面側格子フレームに対して係合して押圧する
ことにより固定されるよう構成されていること特徴とす
る。そして、この取付具は、顔面防具の画面側格子の端
部に保持するように固定されていること特徴とする。
【0009】また、上記の顔面防具用メガネは、使用者
の視力に適合されたレンズ、このレンズを嵌め込んだフ
レーム、このフレームの端部から使用者頭側部に延長す
る部分の端部に弾性把持部からなる取付具を有し、使用
者の眼球に対してレンズが適切な位置に設置されるよう
に、取付具により顔面防具の内側に位置決め取り付け可
能にされていることを特徴とする。
【0010】この顔面防具用メガネにおいては、取付具
の弾性把持部が顔面防具の周囲フレームに弾性的に把持
して取り付けられることを特徴とする。また、取付具の
弾性把持部は、レンズフレームの端部からの延長部に着
脱自在に取り付けることができることを特徴とする。そ
して、取付具の弾性把持部は、レンズフレームの端部か
らの延長部に伸縮自在に取り付けることができることを
特徴とする。
【0011】また、使用者の視力に適合されたレンズ、
このレンズを嵌め込んだフレーム、該フレームの端部か
ら使用者頭側部に延長する部分の端部に弾性把持部から
なる取付具を有し、使用者の眼球に対してレンズが適切
な位置に設置されるように、レンズフレームの両レンズ
部分を繋ぐプレースバーおよび/またはブリッジ部分が
レンズ間を拡幅可能なように伸縮自在に形成されるとと
もに、取付具により顔面防具の内側に位置決め取り付け
可能にされていることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成の顔面防具用メガネにおいては、使用
者の視力に適合されたレンズを嵌め込んだフレームに、
その両端部に使用者頭側部に対応するように取付具を設
け、この取付具により顔面防具の内側に位置決め取り付
け可能にされていて、使用者の眼球に対してレンズが適
切な位置に設置されるようにしたので、メガネのフレー
ムが直接使用者の鼻等の顔面あるいは頭側部に保持され
ることがなく、顔面防具の内側に取り付けられるので、
顔面防具によって使用者のこめかみをフレームが圧迫す
ることもないので、痛くなることもなく、また、試合中
等にずれたとしてしも、顔面防具自体の位置調整により
使用者に適したメガネ位置を設定することができる。
【0013】また、この顔面防具用メガネにおいては、
取付具がフレームの両端部にそこから外方向に拡幅する
ように弾性を有して取り付けられ、顔面防具の内側に押
しつけられて位置決めされるので、顔面防具へのメガネ
の着脱を弾性力に抗するように両取付具を内方に寄せる
ことにより容易に行うことができる。また、この取付具
は、顔面防具の上側面包囲部と顔面側格子フレームの結
合部における顔面側格子フレームの端部に係合させるだ
けで取り付けられ位置決めすることができるので、顔面
防具へのメガネの取付を非常に簡単に、しかも短時間で
行うことができる。さらに、この取付具は、顔面防具の
顔面側格子フレームに対して係合して押圧することによ
り固定することもできるので、取り付けが確実に顔面防
具に対して行うことができる。そして、この取付具は、
顔面防具の画面側格子の端部に保持するように固定され
るので、メガネのフレームの保持を取付具を短くして行
うことができる。
【0014】また、上記の顔面防具用メガネにおいて
は、レンズを嵌め込んだフレームがその端部から使用者
頭側部に延長する部分の端部に弾性把持部からなる取付
具を有し、この取付具により顔面防具の内側に位置決め
して取り付けることができるので、メガネのフレームの
顔面防具内側への取り付けが弾性把持部により弾性力に
よる挟み込みにより容易に行うことができる。
【0015】この顔面防具用メガネにおいては、取付具
の弾性把持部が顔面防具の周囲フレームに弾性的に把持
して取り付けられるので、試合中でも短時間で行うこと
ができる。また、この弾性把持部は、レンズフレームの
端部からの延長部に着脱自在に取り付けることができ、
そして、取付具の弾性把持部は、レンズフレームの端部
からの延長部に伸縮自在に取り付けることができるの
で、使用者のサイズ、あるいは顔面防具のサイズに合わ
せて、メガネのテンプル部が調節自在であるので、使用
者に自由に合わせることができる。
【0016】また、上記顔面防具用メガネにおいては、
レンズを嵌め込んだフレームの端部から使用者頭側部に
延長する部分の端部に弾性把持部からなる取付具を有
し、使用者の眼球に対してレンズが適切な位置に設置さ
れるように、レンズフレームの両レンズ部分を繋ぐプレ
ースバーおよび/またはブリッジ部分がレンズ間を拡幅
可能なように伸縮自在に形成されているので、使用者の
頭部のサイズが大きくて、両眼球の位置の間隔の長短に
かかわらず、メガネのフレームの横幅の調節が容易に行
うことができ、その取付具により顔面防具の内側に位置
決め取り付けも防具のサイズに従った調節が可能であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。まず、図1から図4までに示さ
れた本発明の実施の形態について説明すると、図1の斜
視図で示された顔面防具用メガネは、レンズ2を保持し
たフレーム1を有し、このフレーム1が弾力性を有する
樹脂、金属等から作られている。図2の上面図に示され
るように、両レンズ2、2の外側端部からフレーム1が
延長されて、内方向に寄せるように曲げられたとき矢印
方向の弾性力を与えるように、フレーム1と延長部12
を一体に形成し、その延長部12には上下方向への突出
部14が設けられるとともに、それらの両突出部14間
の上下方向の外周縁をなだらかな円弧状に形成している
ことからなっている。
【0018】この顔面防具用メガネは、図3の顔面防具
3の裏側の正面図、および図4の表面側の正面図に示さ
れるように、顔面防具3における頭部包囲部6に顔面側
格子5,5を固定するための内輪4が取り付けられ、こ
の内輪4の内方縁に対して、メガネのフレーム1の延長
部12を内側に折り曲げて外方向への拡幅に抗する弾性
力により内輪4に衝接させ、それによって生じる戻り弾
性力によりメガネフレーム1を内輪4に保持するように
し、上下方向の突出部とともに内輪4に固定するように
取り付けられる。その際、メガネフレーム1の位置は、
内輪4に対してフレーム1の延長部12の円弧状外周縁
を摺動させることによって調節することができる。
【0019】このように顔面防具用メガネは、顔面防具
3に対して使用者に装着することなく取り付けられるの
で、メガネフレーム1が鼻、こめかみ、耳の裏側等に当
たることもなく、防具3の頭部包囲部6によってフレー
ム1を介して圧迫されることもない。したがって、使用
者は、メガネの装着による痛みを生じることなく競技に
集中することができる。
【0020】次に、図5および図6に示す第2の実施の
形態による顔面防具用メガネついて説明する。上記の実
施の形態と相違するのは、図5の斜視図に示されるよう
に、樹脂または金属製のメガネフレーム1が両レンズ
2,2の左右端側の上下端のそれぞれの部分から弾性力
を有しながら、適宜の強度を有するような寸法を有する
延長部15,15が180度の拡開を可能にするように
一体に形成されていることである。そして、延長部15
の自由端部には上下方向に外向きに開いたコの字型の係
合部16が一体に形成されている。
【0021】上記構成の顔面防具用メガネは、図6に示
すように、メガネフレーム1の両端部の延長部15,1
5を上下方向に開いて、これらの延長部15,15が内
輪4に対して弾性力によって押し付け保持される。その
際、保持力が弱く固定が確実でない場合には、それらの
端部の係合部16,16を顔面側格子の横格子5に係合
して、より確実に保持することができる。
【0022】上記実施の形態に関連して、本発明の第3
の実施の形態による顔面防具用メガネを図7の正面図を
参照して説明すると、第1の実施の形態による顔面防具
用メガネよりもフレーム1の内輪4に対する押圧力を増
大するために、弾性体である複数個のばね19を挟ん
で、メガネフレーム1の延長部12に取り付けられた押
圧部18を有している。このばね19により弾性を与え
られた押圧部18は、外周面に弾性部材からなりかつ滑
り止めとなる波型の面を形成して、内輪4に対する衝接
による保持状態を良くするようにされている。したがっ
て、顔面防具の内側において、内輪4に対する取り付け
が、フレーム1の一方側をばね19を押圧して位置決め
し、他方側を反対側の内輪4の内面に当てるようにばね
19の圧縮状態を開放するように戻せば、顔面防具に取
り付け設置することができる。
【0023】さらに、第4の実施の形態による顔面防具
用メガネを、図8を参照して説明する。この顔面防具用
メガネは、第2の実施の形態によるメガネと比較して、
フレーム1の延長部16,16の拡開により与えられる
弾性力を補助するためにばね20がフレーム1の延長部
15,15の間に位置するように固定されて設けられ、
延長部15,15の拡開により、材料そのものの有する
弾性力に加えて、ばね21による拡開に対する強い戻し
方向の弾性力を与えることができ、メガネフレーム1の
顔面防具3に対する保持をより確実に行うことができ
る。
【0024】この第4の実施の形態の顔面防具用メガネ
は、第6図に示すように、顔面防具3の内輪4に対して
より強くフレーム1の延長部15,15を押し付け、メ
ガネフレーム1の顔面防具3への保持をより強固に行う
ことができる。
【0025】次に、本発明の第5の実施の形態の顔面防
具用メガネについて図9、図10を参照して説明する。
競技者の視力に適合されたレンズ2,2を取り付けた弾
性を有する樹脂、金属等からなるフレーム1はその両端
部からの延長部15,15が顔面防具3の顔面側フレー
ムの支持体である内輪4に係合する長さの部分21で外
側に曲げられ、この屈曲部21から内輪4に係合するの
に十分な長さだけ前方に延びていて、この延びた部分2
2の端部が弾性力により係合するために屈曲部21の空
間の間隔より小さくなるように接近するようにされて弾
性把持部を提供している。
【0026】このような第5の実施の形態の顔面防具用
メガネは、図10に示すように顔面防具3の裏側からみ
ると、メガネフレーム1を使用者の目の位置に合わせ
て、顔面防具3の内側の内輪4に対して、弾性把持部
は、メガネフレーム1の延長部15,15の端部の屈曲
部21まで延びた部分22との間に挿入させて、内輪4
を弾力性により挟み込んでメガネ1の顔面防具3に対す
る取り付けを行うことができる。さらに、この状態を、
図11および図12の説明図で説明すると、使用者10
0の眼球110と、内輪4に装着されたメガネフレーム
1との位置関係になるように装着される。
【0027】この第5の実施の形態の顔面防具用メガネ
は、図13に示すように、スポーツチャンバラの顔面防
具30に対しても画面側の透明の強化プラスチック等か
らなる保護面の端部に、弾性把持部がメガネフレーム1
の延長部15,15の屈曲部21の延びる部分22を係
合させて、弾性力でもって挟みつけることにより取り付
けることができる。
【0028】次に、本発明の第6の実施の形態を図14
および図15を参照して説明する。上記実施の形態と相
違するのは、図16に示すような日本拳法用の顔面防具
33に用いるのに適したように、顔面側格子フレーム3
4への取り付けを容易にしたものである。
【0029】この第6の実施の形態による顔面防具用メ
ガネは、図14に示すように、レンズ2を取り付けた樹
脂、金属等からなるフレーム1の両端部から後方向に使
用者の側面に沿って、顔面防具33の縦方向の格子フレ
ーム34に取り付け可能に延びる延長部15,15の端
部の外側にばね付きのヒンジ23によって、挟み付け部
24が常時弾性的に閉じた状態にされるように取り付け
られて弾性把持部を形成する。この弾性把持部により、
顔面防具33の縦方向の格子フレーム34に、メガネフ
レーム1の延長部15,15の挟み付け部24をヒンジ
23のばねに抗して開き挟み付けることにより固定して
取り付けることができる。
【0030】さらに、本発明の第7の実施の形態を図1
6を参照して説明する。この第7の実施の形態の顔面防
具用メガネは、レンズ2を取り付けたフレーム1の端部
やや上部に上記各実施の形態の顔面防具に対する支持部
となる延長部を2本の金属ワイヤ25,25によって後
方端部を開いて外側に折り返し弾性把持部を形成するよ
うに一体に形成し、折り返した端部には樹脂、ゴム等の
弾性部材26が一体に取り付けられることからなってい
る。
【0031】この第7の実施の形態の顔面防具用メガネ
は、第5、第6の実施の形態のメガネと同様に、例え
ば、剣道用の顔面防具3に対して、弾性把持部が顔面防
具用の格子フレームを保持する内輪4に対して弾性部材
26を取り付けた部分を挟み込むように取り付けられ、
延長部15,15および弾性部材26の弾性力により固
定保持される。
【0032】また、本発明の第8の実施の形態の顔面防
具用メガネを図17および図18を参照して以下に説明
する。上記の各実施の形態の顔面防具用メガネと相違す
る点は、メガネフレーム1の両端部から頭側部に沿って
延びる延長部15において、顔面防具3の内輪4と重な
る位置に長手方向に長い細穴28を形成し、この延長部
15に対して、弾性把持部となるように、フレーム1を
内輪4に弾性的に挟みつけて取り付けるための樹脂、金
属等からなるヘアピン状に曲げられた取り付け具27を
取り付けるために平坦面の外側に細穴28にスナップ状
に係合することができるように突起29が一体に形成さ
れている。この突起29の自由端部には、細穴28に力
を加えて挿入、取り外す必要があるような拡大部が形成
されている。
【0033】このような構成の顔面防具用メガネは、図
18に示すように、まず、取り付け具27を弾性力によ
り挟み込むことにより顔面防具3の内輪4の使用者に適
合した位置に取り付けて、メガネの本体となるフレーム
1を顔面防具3に固定するために、フレーム1の延長部
15,15の細穴28,28に取り付け具27の突起2
9を挿入させて固定することにより取り付けることがで
きる。この後、使用者に適した位置にセットすること
は、取り付け具29,29を内輪4に対して移動させ
て、その位置を微調節することにより行うことができ
る。
【0034】さらに、他の実施の形態として、第9の実
施の形態を図19および図20を参照して説明する。図
19に示すメガネは、一見すると通常のメガネと同じに
見えるが、フレーム1からヒンジ54を介して延びるテ
ンプルに相当する延長部15,15が樹脂により形成さ
れ、この延長部15,15には、2個所に断面を小さく
するように、延長部15,15を取り巻くような2個所
の断面V字状の切り込み50,50が入れられている。
このような延長部15,15は、図20に示すように、
レンズ2,2の方向に、2箇所の切り込み50,50を
それぞれ外方向に90度曲げることにより折り返して曲
げることができるようになっている。このように折り曲
げられることにより、弾性力を与える弾性把持部を形成
することができ、それらの延長部15,15は、上記の
実施の形態と同様に、顔面防具3の内側の内輪4に挟み
込むことにより、折り曲げた部分の弾性的な戻り力によ
り内輪4と顔面防具3の内側面との間に保持されて取り
付けることができる。
【0035】そして、図21、図22、図23に示すよ
うに上記の各実施の形態の顔面防具用メガネは、両レン
ズ2,2のフレーム1間の連結部であるブレースバーあ
るいはブリッジに相当する部分を伸縮自在にすれば、さ
らに使用者100の頭部の大きさに合わせることができ
るので、その汎用性を高めることができる。
【0036】その例として、図21に示すように、メガ
ネフレーム1は、レンズ2,2の部分の間の連結部が入
れ子式に形成され、一方側にロッド部40を一体に、他
方側にこのロッド部40が摺動自在に収納される穴42
を形成して、連結部を摺動可能にしてメガネフレーム1
の顔面防具への大きさに応じた適合をさせることができ
る。
【0037】また、図22および図23に示すように、
メガネフレーム1をレンズ2,2間の連結部を、長さの
異なる連結部材44,46を用いて、使用者に応じた長
さの連結部材を選択して、連結するようにしてもよい。
その連結は、図23に示すように、メガネフレーム1を
レンズ2,2間の連結部を長さの異なる連結部材44,
46によって、それぞれ使用者に適した長さのものを選
択して、連結することにより行うことができる。具体的
には、図23に示すように、メガネフレーム1の対向す
る連結部に一対の孔47を設け、一方の連結部材46に
は連結部の孔47を通るピン48が必要に応じて植設さ
れていて、他方の連結部材46には一方の連結部材46
のピン48を固定するための孔49が対応しても設けら
れ、この孔49とピン48とは、それぞれ固定状態を維
持するに十分な挿入抵抗を与えるサイズにされて保持さ
れている。
【0038】このようにして、メガネフレーム1は、図
22の顔面幅の小さい人に適したサイズにも、また、図
23に示すような顔面幅の大きい人にも適合するような
サイズすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたような、上記構成の本発明に
よる顔面防具用メガネは、以下のような効果を奏する。
レンズを嵌め込んだフレームの両端部に、使用者頭側部
に対応するように取付具を設け、この取付具により顔面
防具の内側に位置決め取り付け可能にされているので、
メガネのフレームが直接使用者の頭側部、耳等に保持さ
れることがなく、顔面防具の内側に取り付けられるの
で、使用者のこめかみをフレームによって圧迫されて痛
くなることもなく、また、試合中等にずれたとしてし
も、顔面防具自体を位置調整することによりメガネ位置
を設定することができるという優れた効果を奏する。
【0040】また、この顔面防具用メガネにおいては、
取付具が外方向に拡幅するように弾性を有して取り付け
られ、また、顔面防具の上側面包囲部と顔面側格子フレ
ームの結合部における顔面側格子フレームの端部に係合
させるだけで取り付けられ位置決めすることができ、さ
らに、顔面防具の顔面側格子フレームに対して係合して
押圧することにより固定することもでき、そして、顔面
防具の顔面側格子の端部に保持するように固定されるの
で、顔面防具の内側への取り付けを、容易に、しかも短
時間で、取り付けが確実に顔面防具に対して行うことが
できる。
【0041】また、上記の顔面防具用メガネにおいて
は、フレームがその端部から使用者頭側部に延長する部
分の端部に弾性把持部からなる取付具を有し、また、弾
性把持部が顔面防具の周囲フレームに弾性的に把持して
取り付けられるので、メガネのフレームの顔面防具内側
への取り付けが弾性把持部の弾性力による挟み込みによ
り試合中でも短時間で行うことができる。また、この弾
性把持部は、レンズフレームの端部からの延長部に着脱
自在に、そして、伸縮自在に取り付けることができるの
で、使用者のサイズ、あるいは顔面防具のサイズに合わ
せて、メガネのテンプル部が調節自在であるので、使用
者に自由に合わせることができる。
【0042】また、上記顔面防具用メガネにおいては、
レンズフレームの両レンズ部分を繋ぐプレースバーおよ
び/またはブリッジ部分がレンズ間を拡幅可能なように
伸縮自在に形成されているので、メガネのフレームの横
幅の調節が容易に行うことができ、防具のサイズに従っ
た調節が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の顔面防具用メガネの斜
視図である。
【図2】図1の顔面防具用メガネの上面図である。
【図3】図1の顔面防具用メガネを剣道の顔面防具に取
り付けた裏面の正面図である。
【図4】図3の顔面防具用メガネを取り付けた顔面防具
の表面の正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の顔面防具用メガネ
の斜視図である。
【図6】図5に示す本発明の第2の実施の形態の顔面防
具用メガネを取り付けた剣道用顔面防具の正面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態による顔面防具用メ
ガネの正面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態による顔面防具用メ
ガネの斜視図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態による顔面防具用メ
ガネの装着方向からみた斜視図である。
【図10】図9の本発明の第5の実施の形態による顔面
防具用メガネを装着した顔面防具の裏面の正面図であ
る。
【図11】図9の本発明の第5の実施の形態による顔面
防具用メガネを顔面防具へ装着した状態を示す斜視説明
図である。
【図12】同じく図9の本発明の第5の実施の形態によ
る顔面防具用メガネの装着状態における使用者の頭部と
の関係を示す説明図である。
【図13】図9の本発明の第5の実施の形態による顔面
防具用メガネを装着したスポーツチャンバラ用顔面防具
の斜視図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態による顔面防具用
メガネの装着方向からみた斜視図である。
【図15】図14の本発明の第6の実施の形態による顔
面防具用メガネを装着した日本拳法用の顔面防具の斜視
図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態による顔面防具用
メガネの正面図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態による顔面防具用
メガネの装着方向からみた斜視図である。
【図18】図17の本発明の第8の実施の形態による顔
面防具用メガネの顔面防具への装着方法を示す斜視図で
ある。
【図19】本発明の第9の実施の形態による顔面防具用
メガネの斜視図である。
【図20】図19の本発明の第9の実施の形態による顔
面防具用メガネの顔面防具への装着の状態を示す斜視図
である。
【図21】本発明の第10の実施の形態による顔面防具
用メガネの斜視図である。
【図22】本発明の第10の実施の形態による顔面防具
用の他の例の斜視図である。
【図23】図22に示す実施の形態の他の例の組立状態
の斜視図である。
【図24】従来のメガネを掛けて顔面防具を頭部に取り
付けた状態を示す説明図である。
【図25】従来のメガネを掛けて顔面防具を頭部に取り
付けた状態を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 メガネフレーム 2 レンズ 3 顔面防具 4 内輪 5 顔面側格子 6 頭部包囲部 12 延長部 14 突出部 15 延長部 16 係合部 18 押圧部 19 ばね 20 ばね 21 屈曲部 22 前方に延びた部分 23 ばね付きヒンジ 24 挟み付け部 25 金属ワイヤ 26 弾性部材 27 取り付け具 28 細穴 29 突起 30 スポーツチャンバラ用顔面防具 32 保護面 33 日本拳法用顔面防具 34 格子フレーム 40 ロッド部 42 摺動穴 44 短い連結部材 46 長い連結部材 47 連結用穴 48 ピン 49 連結用穴 50 切り込み 51 テンプル 52 パッド 53 モダン 54 ヒンジ 100 使用者 102 眼球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 71/10 G02C 3/00 G02C 5/00 G02C 5/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の視力に適合されたレンズ、該レ
    ンズを嵌め込んだフレーム、使用者頭側部に対応する前
    記フレームの両端部に設けた取付具を有し、該取付具が
    前記フレームの両端部にそこから外方向に拡幅するよう
    に弾性を有して形成され、かつ顔面防具の内側に押しつ
    けられて位置決めされることができ、使用者の眼球に対
    して前記レンズが適切な位置に設置されるように、前記
    取付具により顔面防具の内側に位置決め取り付け可能に
    されていることを特徴とする顔面防具用メガネ。
  2. 【請求項2】 使用者の視力に適合されたレンズ、該レ
    ンズを嵌め込んだフレーム、該フレームの端部から使用
    者頭側部に延長する部分の端部に弾性把持部からなる取
    付具を有し、該取付具は、使用者の眼球に対して前記レ
    ンズが適切な位置に設置されるように、顔面防具の内側
    の内輪に前記弾性把持部を係合させることにより位置決
    め取り付け可能にされていることを特徴とする顔面防具
    用メガネ。
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