JP3298338B2 - インダクタンス測定装置及びその測定用プローブ装置 - Google Patents

インダクタンス測定装置及びその測定用プローブ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の薄膜配
線、半導体パッケージのリード、プリント基板の配線の
インダクタンスのような、微小なインダクタンスを測定
するために用いるインダクタンス測定装置及びインダク
タンス測定用プロ−ブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインダクタンスの測定は、主にコ
イルの自己インダクタンス、相互インダクタンスを対象
としており、その値が大きいため、4端子対法を用いた
LCRメータを用いて容易に測定が可能であり、広く用
いられている。また、小さなインダクタンスをもつサン
プルを測定する場合では、例えば、インピーダンスアナ
ライザやパルスジェネレータとオシロスコープを用いた
測定方法が用いられていた(Electrical C
haracterization of VLSI P
ackages, 41st Electronic
Compornents & Technology
Conference 1991,May11, p
p. 62〜69)。この、方法では測定対象の他にグ
ランド線が必要であり、それらのあいだに必然的に生ず
る寄生インダクタンスに十分配慮されておらず、正確な
測定が難しいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、コンピュータを
初めとした電子装置の動作速度の高速化に伴い、半導体
装置の薄膜配線、半導体パッケージのリード、プリント
基板の配線のインダクタンスのような、nHオーダーの
微小なインダクタンスが、誤動作を引き起こすノイズの
原因となっている。そのため、このような配線のインダ
クタンスを定量化する必要から、微小なインダクタンス
測定を可能とする、インダクタンス測定装置が求められ
ている。
【0004】しかし、このような微小なインダクタンス
の測定では、サンプル形状により測定プロ−ブを接続す
る点の位置が変わるため、必然的に配線の位置が変わ
り、配線の寄生インダクタンスも変化する。そのため測
定プロ−ブをショートして行うショート補正は、配線の
位置が測定の場合と異なるため有効ではない。若しも測
定サンプルを測定するプロ−ブ位置で、十分に小さなイ
ンダクタンスをもつサンプルを測定すればショート補正
が可能である。しかし、測定サンプルのインダクタンス
が小さいために、そのようなサンプルは現実には存在せ
ず、測定誤差を補正できない。
【0005】測定系の配線の寄生インダクタンスの他
に、測定系の配線と測定サンプルの間にも寄生インダク
タンスが容易に形成され、この寄生インダクタンスも大
きな誤差を生ずる。このように、測定系の配線間、及び
測定系の配線と測定サンプル間の寄生インダクタンスの
ため、微小なインダクタンスの測定に大きな誤差を生ず
る問題があった。
【0006】また、このような微小インダクタンスをも
つ測定サンプルのインダクタンスを測定する場合には、
測定サンプルの周辺に大きな導体があると、測定時に測
定サンプルに流す電流により、この大きな導体に電磁誘
導により渦電流が流れ、その結果測定したインダクタン
スが実際よりも小さく測定される誤差を引き起こす。特
に測定サンプルとサンプル台は距離が近いため、20%
程度の誤差を生じることが、検討の結果わかった。この
ように、測定サンプルとサンプル台の間の寄生インダク
タンスにより、微小なインダクタンスの測定に誤差を生
ずる問題があった。
【0007】本発明の目的は、測定系の配線、測定サン
プル、サンプル台に起因する寄生インダクタンスを十分
に小さくし、微小なインダクタンスをもつサンプルのイ
ンダクタンス測定を可能とする、インダクタンス測定装
置及びインダクタンス測定用プロ−ブ装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインダクタンスの測定装置は、少なくと
も、電源、電流計、測定サンプルとを第1の配線を用い
て直列に接続し閉回路を形成した電流検出回路と、電圧
計、測定サンプルとを第2の配線を用いて直列に接続し
て閉回路を形成した電圧検出回路とを備えてなり、前記
第1の配線は、少なくとも前記測定サンプル付近で単線
からなる第1の直線配線を有し、前記第2の配線は、少
なくとも前記測定サンプル付近で単線からなる第2の直
線配線を有して、前記第1の直線配線と前記第2の直線
配線とがなす角度を約90度とするものである。
【0009】また上記目的を達成するために、本発明の
インダクタンスの測定装置は、少なくとも、電源、電流
計、測定サンプルとを第1の配線を用いて直列に接続し
閉回路を形成した電流検出回路と、電圧計、測定サンプ
ルとを第2の配線を用いて直列に接続して閉回路を形成
した電圧検出回路と、前記測定サンプルを載せるサンプ
ル台とを備えてなり、前記サンプル台を絶縁性の材料
で構成し、或いは前記第1の配線は、少なくとも前記
測定サンプル付近で単線からなる第1の直線配線を有
し、前記第2の配線は、少なくとも前記測定サンプル付
近で単線からなる第2の直線配線を有して、前記第1の
直線配線と前記第2の直線配線とがなす角度を約90度
とし、前記サンプル台を絶縁性の材料で構成し、或いは
前記第1の配線は、少なくとも前記測定サンプル付近
で単線からなる第1の直線配線を有し、前記第2の配線
は、少なくとも前記測定サンプル付近で単線からなる第
2の直線配線を有して、前記サンプル台を絶縁性の材料
で構成した平板とし、前記第1の直線配線及び前記第2
の直線配線を前記サンプル台と約90度に配置するもの
である。
【0010】また上記目的を達成するために、本発明の
インダクタンス測定用プローブ装置は、少なくとも、測
定サンプルに先端を接触させて電気的な接続を外部に引
き出す4本のプローブと、前記測定サンプルを置くサン
プル台とを備えてなり、前記4本のプローブは、前記
測定サンプルに接続したときに、前記測定サンプルを含
めた単線からなる2組のループ状の配線を有し、少なく
とも前記測定サンプル付近では前記2組のループ状の配
線は夫々直線配線を有して、1組の前記ループ状配線の
前記直線配線は、もう1組の前記ループ状配線の前記直
線配線と約90度の角度で配置するものであり、或いは
前記4本のプローブは、前記測定サンプルに接続した
ときに、前記測定サンプルを含めた単線からなる2組の
ループ状の配線を有し、少なくとも前記測定サンプル付
近では前記2組のループ状の配線は夫々直線配線を有し
て、1組の前記ループ状配線の前記直線配線は、もう1
組の前記ループ状配線の前記直線配線と約90度の角度
で配置し、前記サンプル台を絶縁性の材料で構成するも
のであり、或いは前記4本のプローブは、前記測定サ
ンプルに接続したときに、前記測定サンプルを含めた単
線からなる2組のループ状の配線を有し、少なくとも前
記測定サンプル付近では前記2組のループ状の配線は夫
々直線配線を有して、前記サンプル台を絶縁性の材料で
構成した平板とし、前記直線配線を前記サンプル台と約
90度に配置するものである。
【0011】
【0012】
【作用】電流検出回路は、測定サンプルに電流を印加
し、その電流を測定する機能を持つ。電流検出回路内の
電源は電流検出回路に交流電流を供給する。電流計は電
流検出回路に流れる交流電流とその位相を検出する。第
1の配線は、電源、電流計、測定サンプルの間を直列に
接続し、閉回路を形成する。電圧検出回路は、測定サン
プルに流れた電流によって測定サンプルに誘導された電
圧とその位相を測定する機能をもつ。電圧検出回路内の
電圧計は電圧検出回路に誘導された電圧とその位相を検
出する。
【0013】第2の配線は、電圧計、測定サンプルの間
を直列に接続し、閉回路を形成する。サンプル台は、そ
の上に測定サンプルを置いて、機械的に支持する働きを
もつ。測定サンプルに電流を流すためには2点の接続が
必要であり、電圧を測定するためにも2点の接続が必要
である。電流検出回路の第1の配線は測定サンプルを含
んだ閉回路を形成するために、測定サンプルの2つの接
続点を結ぶ単線で構成されたループ状の配線を必要とす
る。このループ状の配線を少なくとも測定サンプル付近
では直線配線で構成する。
【0014】電圧検出回路も同様であり、第2の配線は
測定サンプルを含んだ閉回路を形成するために、測定サ
ンプルの2つの接続点を結ぶ単線で構成されたループ状
の配線を必要とする。このループ状の配線は同様に少な
くとも測定サンプル付近では直線配線で構成する。
【0015】上記課題のうち、電流検出回路の第1の配
線と、電圧検出回路の第2の配線との寄生インダクタン
スを小さくするためには、第1の配線の直線配線と前記
第2配線の直線配線とがなす角度を約90度とする。こ
うすると、第1の配線と第2の配線が近接して配置され
る測定サンプルの近くでは、直線配線がおよそ直角に配
置されているために、第1の配線の直線配線に電流が流
れて磁場が形成されても、第2の配線の直線配線に誘導
される起電力は小さい。その結果、測定誤差を生ずる寄
生インダクタンスを小さくできるため、微小なインダク
タンスをもつ測定サンプルのインダクタンスを測定でき
る。
【0016】尚、測定サンプルが2つの導体から成り、
1つの導体を電流検出回路に接続し、もう一つの導体を
電圧測定回路に接続した場合には測定値は相互インダク
タンスとなり、測定サンプルが1つの導体であれば、測
定値は自己インダクタンスとなることは言うまでもな
い。このインダクタンス測定装置によれば、測定サンプ
ルと直線配線との寄生インダクタンスは、サンプルの配
置によって必ずしもゼロとはならない。しかし、測定サ
ンプルが線状の導体であればこれらの寄生インダクタン
スはほぼお互いに打消あうため問題とはならない。サン
プルが板状の場合には次に説明する構成が有効である。
【0017】上記課題のうち、電流検出回路の第1の配
線及び電圧検出回路の第2の配線と、測定サンプルとの
寄生インダクタンスを小さくするためには、直線配線と
測定サンプルとがなす角度を約90度とする。そうする
と、直線配線と測定サンプルとは直交するため寄生イン
ダクタンスは十分小さくなる。
【0018】勿論、第1の配線の直線配線と第2の配線
の直線配線の間の相互インダクタンスはあるが、先に述
べた構成で予め線状の配線を同一のサンプル測定位置で
測定しておけば、この寄生インダクタンスを測定でき
る。その結果、板状導体を含むサンプルを測定した値か
ら、予め求めた寄生インダクタンスを差し引くことによ
り精度良く、測定を行うことができる。
【0019】上記課題のうち、測定サンプルと導体より
なるサンプル台との寄生インダクタンスによる誤差は、
サンプル台を絶縁性材料で構成することにより、サンプ
ル台に渦電流が流れないようにすることにより、取り除
くことができる。絶縁性材料としては、非磁性体の材料
で絶縁性があれば良く、アルミナ等の絶縁性セラミック
やアクリル等の樹脂材料が好ましい。
【0020】また、インダクタンス測定用プロ−ブ装置
は、上記発明の、インダクタンス測定装置と同じ作用を
持つため説明を省略する。◆上記のように、本発明によ
れば、測定配線、測定サンプル、サンプル台の寄生イン
ダクタンスを小さくできるため、微小なインダクタンス
をもつサンプルのインダクタンスを測定できるインダク
タンス測定装置及びインダクタンス測定用プロ−ブ装置
を提供できる効果がある。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1、図2及び表
1を用いて説明する。◆本実施例の概略の構成を述べ
る。図1及び図2は本実施例のインダクタンス測定装置
のそれぞれ、斜視図及び等価回路図を示す。第1の測定
サンプル1及び第2の測定サンプル2を絶縁性の材料で
構成したサンプル台4の上に置き、夫々の測定サンプル
にそれぞれ2本の同軸線の芯線を接触させて電気的導通
をとる。同軸線は電流及び電圧を検出するLCRメータ
300に接続する。電流検出回路101及び電圧検出回
路201を閉回路とするために、夫々の測定サンプルに
芯線を接続した同軸線の外被導体を単線で接続する。こ
こで、同軸線、単線は、電気抵抗が小さく非磁性の銅等
の金属が好ましい。また、サンプル台4を構成する絶縁
性材料は、非磁性で絶縁体であれば良く、アルミナ、ガ
ラス等の絶縁性セラミックや、アクリル、ポリカーボネ
イト等の樹脂材料が好ましい。
【0022】図1を用いてより詳しく構成を述べる。第
1の測定サンプル1には同軸線12a及び同軸線12b
の芯線を接触させ、同軸線12aの第1の測定サンプル
1付近の外被導体に直線配線10aを接続し、同軸線1
2bの第1の測定サンプル1付近の外被導体に直線配線
10bを接続し、これらの直線配線10a,10bを第
1の測定サンプル1より遠ざかる方向に、かつお互いに
平行に配置する。更に、直線配線10a及び直線配線1
0bの測定サンプル1から離れた端を接続配線11で接
続する。
【0023】同軸線12a及び同軸線12bはLCRメ
ータに接続する。同様に第2の測定サンプル2には同軸
線22a及び同軸線22bの芯線を接触させ、同軸線2
2aの第2の測定サンプル2付近の外被導体に直線配線
20aを接続し、同軸線22bの第2の測定サンプル2
付近の外被導体に直線配線20bを接続し、これらの直
線配線20a,20bを第1の測定サンプル2より遠ざ
かる方向に、かつお互いに平行に配置する。更に、直線
配線20a及び直線配線20bの測定サンプル2から離
れた端を接続配線21で接続する。
【0024】同軸線22a及び同軸線22bはLCRメ
ータに接続する。このとき直線配線10a及び10b
と、直線配線20a及び20bとのなす角度を約90度
に配置する。尚、第1の測定サンプル1の一端と、第2
の測定サンプルの一端は配線3により、接続する。こ
のように配線した本実施例のインダクタンス測定装置は
図2の等価回路図にある電流検出回路101及び電圧検
出回路201を構成する。電流検出回路101は基本的
には電源13、電流計14、第1の測定サンプル1を弟
1の配線101を用いて直列に接続して構成されてい
る。
【0025】本実施例のように、オートブリッジバラン
スを用いた4端子対LCRメータ300では、更に直列
に抵抗15、抵抗16、帰還電源17を接続し、安定な
測定が行える。同様に、電圧検出回路201は、基本的
には電圧計23、第2の測定サンプルを第2の配線20
0を用いて直列に接続して構成されている。本実施例の
ように、オートブリッジバランスを用いた4端子対LC
Rメータ300では、更に直列に帰還アンプ24が接続
されている。
【0026】第1の配線は、同軸線12a、12b、第
1の直線配線10a、10b、第1の接続配線11から
なっている。同様に、第2の配線は、同軸線22a、2
2b、第1の直線配線20a、20b、第1の接続配線
21からなっている。更に、同軸線12a、12b、2
2a、22bは芯線30と外被導体31よりなり、この
間には容量32が形成される。
【0027】本実施例の作用を以下述べる。電流検出回
路101の電源13により、この閉回路に交流電流を流
す。この交流電流は、抵抗15、同軸線12aの芯線3
0、第1の測定サンプル1、同軸線12bの芯線30、
電流計14、抵抗16、帰還電源17、同軸線12bの
外被導体31、直線配線10b、接続配線11、直線配
線10、同軸線12aの外被導体31を流れる。一部
の交流電流は、同軸線の容量32を流れるが、この値は
100pF程度であるため、測定電流約100mAと比
べて無視できる。
【0028】この閉回路に流れた電流値と位相を電流計
14で検出する。第一の測定サンプル1に交流電流が流
れると、測定サンプル1の周囲に形成される磁場の磁束
密度が変動し、第2の測定サンプル2に誘導起電力を発
生する。同軸線の芯線30と外被導体31とは、逆方向
に同じ電流が流れて磁場は打消あうため、外部の配線に
電磁誘導を生じない。そのため寄生インダクタンスによ
る誤差を生じない。
【0029】電圧検出回路201の第2の測定サンプル
2に誘導された交流電圧は、配線200で接続した電圧
計23でその電圧及び位相を測定する。このとき第2の
測定サンプル2に直列に接続した同軸線22aの芯線3
0により電圧計23の一端に接続し、測定サンプル2の
他端からは、同軸線22bの芯線30、帰還アンプ2
4、同軸線22bの外被導体31、直線配線20b、接
続配線21、直線配線20a、同軸線22aの外被導体
31を介して電圧計23に接続する。同軸線22a、2
2bは外部からの誘導磁場があっても、誘導起電力が芯
線30と外被導体31に等しく発生するので、閉回路で
はキャンセルして測定される電圧には影響しない。
【0030】帰還アンプ24はこのアンプの作動入力が
およそ0Vとなるように、帰還電源17に帰還をかけ、
2つのサンプルを結ぶ配線3を通して負帰還動作を行
う。電圧測定回路では、電圧計23及び帰還アンプ24
は高いインピーダンスをもつように構成すると、この閉
回路を流れる電流は無視できる。そのため、配線20
0、及び第2の測定サンプルの自己インダクタンスは測
定誤差を生じない。本実施例では測定誤差は、電流測定
回路101と電圧測定回路201の間の寄生インダクタ
ンスより発生する。
【0031】同軸線は寄生インダクタンスを発生させな
いので、同軸以外の配線、すなわち直線配線10a、1
0b、20a、20b、接続配線11、21、測定サン
プル1、2の間の寄生インダクタンスが問題となる。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示すように測定対象は二重丸で示す
第1の測定サンプル1と第2の測定サンプル2の間の相
互インダクタンスである。×印は原理的にそのインダク
タンスが誤差を生じないものを示し、〇印は誤差となる
要因を示す。また、⊥印は配線がお互いに垂直であれば
相互インダクタンスがゼロにできる要因を示す。ここ
で、半導体パッケージのリードを例にすると、測定サン
プル間の相互インダクタンスは10〜20nH程度であ
る。
【0034】誤差を生ずる原因となる寄生インダクタン
スは測定対象のインダクタンスの10%以下、望ましく
は1%以下とする必要がある。そのため、寄生インダク
タンスは1〜2nH以下、望ましくは0.1〜0.2n
H以下とする必要がある。配線間の相互インダクタンス
は、配線間の距離が近いほど、また平行成分が長いほど
大きい。電流測定回路101の直線配線10a、10b
は電圧測定回路201に近接して配置され、しかも長さ
が測定サンプルの長さに比べて長いが、電圧測定回路2
01の直線配線20a、20bとおよそ垂直に配置する
ことにより、寄生インダクタンスをゼロとすることがで
きる。
【0035】従って、測定誤差を生ずる寄生インダクタ
ンスは、第1の測定サンプル1と第2の接続配線21、
第2の測定サンプル2と第1の接続配線11、第1の接
続配線11と第2の接続配線21の3つの寄生インダク
タンスが主因となる。第一の直線配線10a、10b及
び第2の直線配線20a、20bの長さを長くすれば、
この3つの寄生インダクタンスを生ずる配線あるいは測
定サンプルの間の距離が大きくなるので、測定対象とす
るインダクタンスの値よりも十分小さい値とすることが
できる。実用的には、直線配線の長さは、測定サンプル
の長さのおよそ10倍以上とすれば良い。
【0036】尚、直線配線10a、10b、20a、2
0bと測定サンプル1、2とは直交すれば寄生インダク
タンスはゼロとなるが、測定サンプルによっては必ずし
も直交しない。例えば図1にあるように、第2の測定サ
ンプルが第1の直線配線10a、10bと直交しない場
合にも、第2の測定サンプルと第1の直線配線10aと
の相互インダクタンスは、第2の測定サンプルと第1の
直線配線10bとの相互インダクタンスと値がほぼ等し
く符号が逆になるので、お互いに打ち消し合って誤差は
小さい。
【0037】このように、本実施例によれば、電流測定
回路と電圧測定回路の寄生インダクタンスを小さくでき
るため、微小なインダクタンスを測定できるインダクタ
ンス測定装置を提供できる効果がある。また配線系の寄
生インダクタンスが十分小さくいため、測定サンプルご
とに寄生インダクタンスを測定するなどの面倒な手順は
必要なく、容易に各種の測定サンプルを測定できる。
【0038】尚、本実施例では、第1の測定サンプル1
と第2の測定サンプル2は異なる導体であり、測定する
値は第1の測定サンプル1と第2の測定サンプル2との
相互インダクタンスであったが、第1の測定サンプルと
第2の測定サンプルは同一の導体であっても良く、この
場合測定される値は自己インダクタンスであることは言
うまでもない。また、本実施例では、インダクタンスの
測定に4端子対のLCRメータを用いており、配線に同
軸線を用いているが、電流及び電圧の検出方法及び配線
方法は本実施例に述べた構成に限られるわけではない。
【0039】本発明の本質は、インダクタンス測定の電
流検出回路と電圧検出回路の構成で、両方の回路に測定
サンプルを含めて単線からなる閉ループ状の配線が必要
となることからきている。単線は周囲に磁場を形成し、
この磁場によって、電流検出回路と電圧検出回路との間
に寄生インダクタンスが生ずる。測定サンプル以外の単
線部分を測定サンプル付近では、直線状とし、電流検出
回路と電圧検出回路のこの直線配線をお互いにおよそ垂
直にすることにより、寄生インダクタンスを最小にする
のが本発明の本質である。
【0040】尚、電流検出回路と電圧検出回路の直線配
線をお互いに厳密に90度にするのが好ましいが、実用
上はこの角度が85度〜95度であれば寄生インダクタ
ンスが測定サンプルのインダクタンスよりも十分に小さ
くできる。尚、サンプル台4と直線配線10a、10
b、20a、20bの角度は約45度がサンプルをプロ
−ブしやすく、より好ましい。
【0041】本実施例によれば、電流測定回路と電圧測
定回路の寄生インダクタンスを小さくできるため、微小
なインダクタンスを測定できるインダクタンス測定装置
を提供できる効果がある。また本実施例によれば、寄生
インダクタンスが小さいため各種の測定サンプルを容易
に測定できる効果がある。また、本実施例によれば、サ
ンプル台に絶縁性材料を用いているために、サンプル台
にうず電流が流れないため、サンプル台との寄生成分が
なく、高精度にインダクタンスを測定できる効果があ
る。
【0042】次に、本発明の別の一実施例を図3用いて
説明する。絶縁性のサンプル台4のう上に第1の測定サ
ンプル1及び第2の測定サンプルを置き、それぞれの測
定サンプルに、それぞれ直線配線10a、10b及び2
0a、20bをプロ−ブする。電流測定回路101で
は、さらに、直線配線10a、10bを接続配線11、
撚り線12cを介して電流計14及び電源13に接続す
る。これにより、電流測定回路101は第1の測定サン
プル1、電流計14、電源13を、直線配線10a,1
0b接続配線11、撚り線12cからなる配線100に
より、直列に接続した閉回路となる。一方、電圧測定回
路201では、さらに、直線配線20a、20bを接続
配線21、撚り線22cを介して電圧計23に接続す
る。これにより、電圧測定回路201は第2の測定サン
プル2及び電圧計23を、直線配線20a,20b接続
配線21、撚り線22cからなる配線200により、直
列に接続した閉回路となる。
【0043】第1の直線配線10aと10b、第2の直
線配線20aと20bは平行にし、第1の直線配線と第
2の直線配線のなす角度を約90度とする。撚り線12
c,22c、直線配線10を構成する導体や、サンプル
台4を構成する材料は先の実施例と同様である。
【0044】本実施例の作用及び効果は本質的には先の
実施例と同一である。先の実施例と異なるのは、配線及
び回路を簡単にしていることである。サンプル台4、測
定サンプル1、2、電流計14、電源13、電圧計2
3、直線配線10a、10b、20a、20b及び接続
配線11、21の作用及び効果は先の実施例と同一であ
るので省略する。第1の配線100及び第2の配線20
0に用いている、撚り線12c及び22cは2本の線が
撚り合わされており、電流検出回路101ではこの2本
の線に同一の電流が逆方向に流れるため、他の配線と寄
生インダクタンスを作らない効果があり、電圧検出回路
201では2本の線付近で磁束密度の変動があっても、
閉回路では逆方向に電圧が誘導され測定電圧に影響を与
えない効果がある。
【0045】この効果は先の実施例で同軸線を用いた効
果と同様である。本実施例によれば、本実施例によれ
ば、電流測定回路と電圧測定回路の寄生インダクタンス
を小さくできるため、微小なインダクタンスを測定でき
るインダクタンス測定装置を提供できる効果がある。
尚、本実施例では、第1の測定サンプル1と第2の測定
サンプル2は異なる導体であり、測定する値は第1の測
定サンプル1と第2の測定サンプル2との相互インダク
タンスであったが、第1の測定サンプルと第2の測定サ
ンプルは同一の導体であっても良く、この場合測定され
る値は自己インダクタンスであることは言うまでもな
い。より簡単な構成でインダクタンスを測定できる効果
がある。
【0046】本実施例によれば、先の実施例の効果に加
えて、より簡単な構成でインダクタンスを測定できる効
果がある。◆次に、本発明の別の一実施例を図4、図2
及び表2を用いて説明する。
【0047】本実施例の構成は、第1図に示した実施例
と殆ど同一であり、また等価回路は図2と同一である。
そのため、異なる部分のみ詳細に説明する。本実施例で
は第1の直線配線10a、10b及び第2の直線配線2
0a、20bは共にサンプル台4におよそ垂直に配置し
ている。また、第1の測定サンプル1は線状であるが、
第2の測定サンプルにはシート状の導体を用いており、
測定サンプルと直線配線とはおよそ垂直となっている。
ここでおよそ垂直とは85度〜95度の角度をいう。こ
の範囲では、実用上測定サンプルと直線配線との寄生イ
ンダクタンスを測定サンプルのインダクタンスよりも十
分に小さくすることができる。測定方法は先に示した実
施例と同じであるが、測定系の寄生インダクタンスは表
2に示すようになる。
【0048】
【表2】
【0049】すなわち、電流測定回路101の第1の直
線配線10a、10bは、電圧測定回路201の第2の
直線配線20a、20bと平行に配置するので、ここに
大きな寄生インダクタンスが発生する。一方、これらの
直線配線は測定サンプルとおよそ垂直なので寄生インダ
クタンスは十分小さくなる。接続配線11及び21は共
に測定サンプルと寄生インダクタンスをもつが直線配線
の長さを十分に長くすることにより、十分小さい値にで
きることは先の実施例と同様である。しかし、これら接
続配線同士の距離は小さいため、ここにも大きな寄生イ
ンダクタンスが発生する。
【0050】このように電流測定回路101と電圧測定
回路201との間には大きな寄生インダクタンスが発生
するが、測定サンプルの測定位置が決まると、直線配線
及び接続配線の位置が決まるため、寄生インダクタンス
の値も決まる。この寄生インダクタンスは次の手順で測
定できる。
【0051】まず、本実施例のインダクタンス測定装置
によって測定したい測定サンプルのプロ−ブ位置を決め
る。次にそのプロ−ブ位置で測定できるような例えば図
1に示した直線状の測定基準となる測定サンプルを用意
する。この測定サンプルを先に図1で示した実施例のイ
ンダクタンス測定装置によりを測定し、更に同じ線状の
サンプルを本実施例のインダクタンス測定装置により測
定する。それらの測定値をそれぞれL1,L2とする
と、本実施例のインダクタンス測定装置の寄生インダク
タンスL0は、L0=L2−L1より容易に求めること
ができる。
【0052】次に、対象とする測定サンプルを本実施例
のインダクタンス測定装置で測定し、その結果をL3と
すると、芯の測定値L4はL4=L3−L0により寄生
インダクタンスを除去して測定することができる。 本
実施例によれば、シート状の導体を含んだ測定サンプル
であっても、測定サンプルと配線の寄生インダクタンス
を小さくできるため、インダクタンスを測定できるイン
ダクタンス測定装置を提供できる効果がある。
【0053】尚、本実施例は同軸線及びLCRメータを
用いているが、図3に示した実施例と同様に単線からな
る構成も同様に構成できることは言うまでもない。尚、
本実施例では、第1の測定サンプル1と第2の測定サン
プル2は異なる導体であり、測定する値は第1の測定サ
ンプル1と第2の測定サンプル2との相互インダクタン
スであったが、第1の測定サンプルと第2の測定サンプ
ルは同一の導体であっても良く、この場合測定される値
は自己インダクタンスである。
【0054】以上の本発明の実施例の説明はインダクタ
ンス測定装置についての説明であるが、同時にインダク
タンス測定プロ−ブ装置を含んでおり、発明の効果は同
一であるので省略する。ただし、インダクタンス測定プ
ロ−ブ装置を構成する要素は、図1から図4に示す実施
例では、配線100、サンプル台4である。場合によっ
ては配線100の同軸線12a、12bの一部や、撚り
線12cはインダクタンス測定プロ−ブ装置には含まれ
ない。また同軸線と撚り線の効果は同一であり、どちら
を用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、第1の配線の直線配線
と第2の配線の直線配線の角度を約90度に配置するこ
とにより両者の寄生インダクタンスを小さくすることが
できるため、微小なインダクタンスを測定可能な、イン
ダクタンスプロ−ブ装置及びインダクタンス測定装置を
提供できる効果がある。
【0056】本発明によれば、第1の配線の直線配線及
び第2の配線の直線配線と測定サンプルの角度を約90
度に配置することにより両者の寄生インダクタンスを小
さくすることができるため、微小なインダクタンスを測
定可能な、インダクタンスプロ−ブ装置及びインダクタ
ンス測定装置を提供できる効果がある。
【0057】本発明によれば、絶縁性のサンプル台を用
いることにより、測定サンプルや測定系の配線に電流を
流しても、サンプル台には渦電流が流れず、サンプル台
に起因する寄生インダクタンスをなくすることができる
ため、微小なインダクタンスを測定可能な、インダクタ
ンスプロ−ブ装置及びインダクタンス測定装置を提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインダクタンス測定プロ−
ブ装置及びインダクタンス測定装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のインダクタンス測定プロ−
ブ装置及びインダクタンス測定装置の等価回路図であ
る。
【図3】本発明の別の一実施例のインダクタンス測定プ
ロ−ブ装置及びインダクタンス測定装置の斜視図であ
る。
【図4】本発明の別の一実施例のインダクタンス測定プ
ロ−ブ装置及びインダクタンス測定装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…第1の測定サンプル、2…第2の測定サンプル、3
…帰還配線、4…サンプル台、10a,10b…第1の
直線配線、11…接続配線、12a,12b,22a,
22b…同軸線、22c…撚り線、13…電源、14…
電流計、15、16…抵抗、17…帰還電源、20a,
20b…第2の直線配線、23…電圧計、24…作動増
幅器、30…芯線、31…外被導体、32…容量、10
0…第1の配線、101…電流測定回路、200…第2
の配線、201…電圧測定回路、300…LCRメー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−19869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、電源、電流計、測定サンプル
    とを第1の配線を用いて直列に接続し閉回路を形成した
    電流検出回路と、電圧計、測定サンプルとを第2の配線
    を用いて直列に接続して閉回路を形成した電圧検出回路
    とを備えてなるインダクタンスの測定装置において、前
    記第1の配線は、少なくとも前記測定サンプル付近で単
    線からなる第1の直線配線を有し、前記第2の配線は、
    少なくとも前記測定サンプル付近で単線からなる第2の
    直線配線を有して、前記第1の直線配線と前記第2の直
    線配線とがなす角度を約90度とすることを特徴とする
    インダクタンスの測定装置。
  2. 【請求項2】少なくとも、電源、電流計、測定サンプル
    とを第1の配線を用いて直列に接続し閉回路を形成した
    電流検出回路と、電圧計、測定サンプルとを第2の配線
    を用いて直列に接続して閉回路を形成した電圧検出回路
    と、前記測定サンプルを載せるサンプル台とを備えてな
    るインダクタンスの測定装置において、前記第1の配線
    は、少なくとも前記測定サンプル付近で単線からなる第
    1の直線配線を有し、前記第2の配線は、少なくとも前
    記測定サンプル付近で単線からなる第2の直線配線を有
    して、前記第1の直線配線と前記第2の直線配線とがな
    す角度を約90度とし、前記サンプル台を絶縁性の材料
    で構成することを特徴とするインダクタンスの測定装
    置。
  3. 【請求項3】少なくとも、電源、電流計、測定サンプル
    とを第1の配線を用いて直列に接続し閉回路を形成した
    電流検出回路と、電圧計、測定サンプルとを第2の配線
    を用いて直列に接続して閉回路を形成した電圧検出回路
    と、前記測定サンプルを載せるサンプル台とを備えてな
    るインダクタンスの測定装置において、前記第1の配線
    は、少なくとも前記測定サンプル付近で単線からなる第
    1の直線配線を有し、前記第2の配線は、少なくとも前
    記測定サンプル付近で単線からなる第2の直線配線を有
    して、前記サンプル台を絶縁性の材料で構成した平板と
    し、前記第1の直線配線及び前記第2の直線配線を前記
    サンプル台と約90度に配置することを特徴とするイン
    ダクタンスの測定装置。
  4. 【請求項4】少なくとも、測定サンプルに先端を接触さ
    せて電気的な接続を外部に引き出す4本のプローブと、
    前記測定サンプルを置くサンプル台とを備えてなるイン
    ダクタンス測定用プローブ装置において、前記4本のプ
    ローブは、前記測定サンプルに接続したときに、前記測
    定サンプルを含めた単線からなる2組のループ状の配線
    を有し、少なくとも前記測定サンプル付近では前記2組
    のループ状の配線は夫々直線配線を有して、1組の前記
    ループ状配線の前記直線配線は、もう1組の前記ループ
    状配線の前記直線配線と約90度の角度で配置すること
    を特徴とするインダクタンス測定用プローブ装置。
  5. 【請求項5】少なくとも、測定サンプルに先端を接触さ
    せて電気的な接続を外部に引き出す4本のプローブと、
    前記測定サンプルを置くサンプル台とを備えてなるイン
    ダクタンス測定用プローブ装置において、前記4本のプ
    ローブは、前記測定サンプルに接続したときに前記測定
    サンプルを含めた単線からなる2組のループ状の配線を
    有し、少なくとも前記測定サンプル付近では前記2組の
    ループ状の配線は夫々直線配線を有して、1組の前記ル
    ープ状配線の前記直線配線は、もう1組の前記ループ状
    配線の前記直線配線と約90度の角度で配置し、前記サ
    ンプル台を絶縁性の材料で構成することを特徴とするイ
    ンダクタンス測定用プローブ装置。
  6. 【請求項6】少なくとも、測定サンプルに先端を接触さ
    せて電気的な接続を外部に引き出す4本のプローブと、
    前記測定サンプルを置くサンプル台とを備えてなるなる
    インダクタンス測定用プローブ装置において、前記4本
    のプローブは、前記測定サンプルに接続したときに、前
    記測定サンプルを含めた単線からなる2組のループ状の
    配線を有し、少なくとも前記測定サンプル付近では前記
    2組のループ状の配線は夫々直線配線を有して、前記サ
    ンプル台を絶縁性の材料で構成した平板とし、前記直線
    配線を前記サンプル台と約90度に配置することを特徴
    とするインダクタンス測定用プローブ装置。
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