JP3298186B2 - シリアルプリンタの制御方法及び制御装置 - Google Patents

シリアルプリンタの制御方法及び制御装置

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JP3298186B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電卓等に用いられ、駆
動源としてDCモータを使用し、印字手段を桁方向に移
動して印字を行うシリアルプリンタの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術は、特開昭57ー18
2472公報に示される先行例や特開昭58ー1127
81公報に示される従来例の様な桁方向に移動する一組
のキャリッジが複数の活字を有する活字輪の内側から印
字する目的の活字を押圧して押し出すことにより印字紙
に押し付けて印字を行なう方式のプリンタに利用される
制御装置として、シリアルプリンタの分野に於て広く使
用されているものである。
【0003】図8にシリアルプリンタの一例の外観を示
す。
【0004】従来のこの種の技術を、まず図9,図1
0,図11,図12,図13,図14、図15および図
16を用いて説明する。図9はシリアルプリンタの概略
図、図10は活字群切り換え機構の斜視図、図11,図
13,図15はシリアルプリンタのタイミングチャー
ト、図12,図14,図16はシリアルプリンタの機構
各部の挙動を表すグラフである。尚、本発明で説明する
シリアルプリンタは特開昭58−145472に記載さ
れている為、動作まわりについてのみ簡単に説明する。
【0005】DCモータ1の回転Aはモータ歯車2から
減速歯車3、遊星歯車4と伝達され、そこから印字切換
え歯車5と選択駆動歯車16に分配され、印字切換え歯
車5からは印字歯車6につながり印字軸7はB方向に回
転し、選択駆動歯車16からは選択歯車17とつながり
活字輪軸20はC方向に回転するようになっている。印
字軸7と活字輪軸20の回転の切り換えは、電磁石19
によって駆動される選択爪18が印字切り換え歯車5あ
るいは選択歯車17のどちらかに係合して回転を止める
事によって行われる。
【0006】印字軸7には、軸方向には摺動可能で回転
は印字軸7と同位相で回転する印字カム9が取り付けら
れ、その印字カム9をキャリッジ8が挟持している。印
字カム9が一回転すると、カム9bによってハンマー伝
達レバー10を介してハンマー11を駆動し、活字輪体
13に取り付けられインクロール12からインクを供給
された活字輪14を押圧し、用紙15に印字する動作
と、桁上げリード9aと位置決め板とが係合してキャリ
ッジの桁上げする動作が行われる。活字輪軸20には、
軸方向に摺動可能で回転は活字輪軸20と同位相で回転
する活字輪体13と活字クラッチ29と、活字輪軸20
の回転位相とは無関係に回転可能に軸支される外クラッ
チ27と中クラッチ28と、そして活字輪軸20と一体
に回転する検出車21が取り付けられている。活字輪体
13には活字群14a、14b,14cが保持されてい
る。活字輪体13の回転位相は検出車21に摺接する検
出ブラシ22から検出されるタイミングパルスと、検出
ブラシ23から検出されるリセットパルス(以下RPと
呼ぶ)で検出している。尚、実施例で説明する活字輪1
4は一周14分割されているため、検出車21の一周で
発生するタイミングパルスは14発である。キャリッジ
8はキャリッジばね24によってD方向に付勢されてい
る。活字輪14は活字輪ばね26によってD方向に、活
字クラッチ29はクラッチばね30によってE方向にそ
れぞれ付勢されている。
【0007】モータ駆動信号aがONされるとタイミン
グパルスbのカウントを開始し、リセットパルスc以後
のタイミングパルスをタイミングパルス0とカウント
し、所望の活字と対応したタイミングパルスのタイミン
グで文字選択信号dを投入して印字していく。一桁目の
文字選択信号dの立ち上がりから立ち下がりまでの間隔
は文字選択信号dの立ち上がりでタイマー(図示せず)
をスタートさせて計測している。これは、実施例で説明
するシリアルプリンタのキャリッジ復帰を、文字選択信
号dの立ち上がっている間隔の数倍を文字選択信号d投
入後に付加するキャリッジ復帰動作開始通電により行な
うために計測している。
【0008】キャリッジ動作fは文字選択信号dが印可
された後で行われ、活字群選択桁迄は活字輪体動作gも
連動し、活字群選択後はキャリッジ8と活字輪体13は
それぞれの活字群の配置された分だけずれ、再びキャリ
ッジ動作fと活字輪体動作gは連動する。
【0009】なおこの時、再び回転を始める活字輪に対
応して発生し始めるタイミングパルスは、印字のために
選択された活字の次の活字に対応したタイミングパルス
から発生し始める。
【0010】活字群14a、14b、14cの選択動作
を説明する(図9及び図10)。キャリッジ8の度当り
部8aと外クラッチ27の切り欠き部27aは所定の桁
迄は係合しているため、キャリッジ8に搭載されたハン
マー11とは活字群14aと相対位置にある。その間、
活字クラッチ29によって中クラッチ28は同位相で回
転している。活字群選択桁に於て、中クラッチ28の凸
部28aあるいは凹部28bがキャリッジ8の爪部8a
と対向する位置で文字選択を行い、活字輪軸20の回転
を停止させる。キャリッジ8が桁上げされると外クラッ
チ27はカム(図示せず)によってF方向に回転する。
それにより爪部8aと切り欠き部27aとの係合は外
れ、活字輪ばね26の力によって活字輪体13、外クラ
ッチ27、中クラッチ28はD方向に移動する。ハンマ
ー11には爪部8aと外クラッチ27bの凹部27bが
係合した場合は活字輪14cが対向し、爪部と中クラッ
チ28の凸部28aが係合した場合には活字輪14bが
対向する。
【0011】活字群が移動し爪部8aと外クラッチ27
bの凹部27bまたは中クラッチ28の凸部28aの係
合が完了する以前に印字動作中停止していた活字輪の回
転が始まりタイミングパルスが再び発生し始める。
【0012】この時、必要な移動量の大きい活字輪14
cを選択する場合の方が移動量が少なくて済む活字輪1
4bを選択する場合よりも移動に必要な時間が長くかか
ることは後に説明する図12を見るまでもなく明らかで
ある。
【0013】また活字輪体13,外クラッチ27および
中クラッチ28は活字輪軸20上を摺動するが、活字輪
軸より受ける側圧は活字輪軸の回転速度に比例して増加
するため活字輪軸回転速度が大きいほど摩擦による摺動
抵抗も増加し活字群の移動に要する時間も増大する。
【0014】また低温においては、活字輪体13と活字
輪軸20の摺動部の油の粘性が大きくなり摺動抵抗が増
大するため活字群の移動に要する時間は増大する。
【0015】同様に、プリンタの使用回数が増えるに従
い活字輪体13と活字輪軸20の摺動部にはインク,紙
粉等が付着しまた油の劣化も進行するため摺動抵抗が増
大し活字群の移動に要する時間は増大する。
【0016】所望の活字群選択後の次桁の文字選択信号
dの投入は、ハンマー11と所望の活字群が完全に対向
する位置に移動できるタイミングパルス数(以後活字群
スライドタイミングパルス数と呼ぶ)としてあらかじめ
唯一設定されたタイミングパルス数N1をカウントした
後に行っていた。
【0017】図11の活字輪体動作gには、タイミング
パルス間隔の短い(モータスピードが速い)場合に活字
群14cを選択した場合の動作をnで示し、タイミング
パルス間隔の短い場合に活字群14bを選択した場合の
動作をqで示し、タイミングパルス間隔の長い場合に活
字群14cを選択した場合の動作をmで示す。
【0018】図12はタイミングパルス間隔と活字群ス
ライドタイミングパルス数の関係を示すグラフである。
+マークは活字群14aから活字群14cまで移動する
のに要する各タイミングパルス間隔条件から得られたデ
ータのワースト値を示している。○マークは活字群14
aから活字群14bまで移動するのに要するその値であ
る。
【0019】以上の事より、活字群選択通電投入後活字
群スライドが完了し次桁の選択が可能となるまでの待ち
タイミングパルス数は、活字群スライドタイミングパル
ス数が最大となる場合すなわち活字輪14cを選択し,
周囲温度,活字輪軸の回転速度すなわちDCモーターの
回転速度を左右する電源電圧および使用回数等をワース
ト条件とした場合をもとにバラツキ等を考慮した数値N
2を用いていた。
【0020】最上位桁での文字選択が終了すると、図1
3の文字選択信号d中に示すキャリッジ復帰通電jが投
入され印字カム9の桁上げリード9aと位置決め板25
の突起25aとの係合が外れて活字輪ばね26とキャリ
ッジばね24に蓄えられた力によってキャリッジ8や活
字輪体13はD方向に移動してホームポジションに復帰
し始める。印字桁数が2〜3桁のように極端に少ない場
合を除き、キャリッジがホームポジションに復帰しきる
以前に印字動作中停止していた活字輪の回転が始まりタ
イミングパルスが再び発生し始める。
【0021】この時活字輪を支える活字輪体13は活字
輪軸20上を摺動するが、活字輪軸より受ける側圧は活
字輪軸の回転速度に比例して増加するため活字輪軸回転
速度が大きいほど摩擦による摺動抵抗も増加しキャリッ
ジ復帰に要する時間も増大する。
【0022】また低温においては、活字輪体13と活字
輪軸20の摺動部の油の粘性が大きくなり摺動抵抗が増
大するためキャリッジ復帰に要する時間は増大する。
【0023】同様に、プリンタの使用回数が増えるに従
い活字輪体13と活字輪軸20の摺動部にはインク,紙
粉等が付着しまた油の劣化も進行するため摺動抵抗が増
大しキャリッジ復帰に要する時間は増大する。
【0024】連続して次行を印字する場合、文字選択信
号dの投入は、キャリッジが完全にホームポジションに
復帰できるあらかじめ設定されたタイミングパルス数を
カウントした後におこなっていた。
【0025】前述のように、ホームポジションへの復帰
時間は印字した桁数(復帰しなければならない距離)お
よび周囲温度,活字輪の回転速度すなわちDCモーター
の回転速度を決定する電源電圧及び使用回数等により異
なる為このタイミングパルス数の設定値は最上位桁まで
の印字を行ないなおかつ温度,電源電圧,使用回数等を
ワースト条件とした場合にも復帰できる値を採用してい
た。
【0026】図14はタイミングパルス間隔とキャリッ
ジの復帰タイミングパルス数の関係を示すグラフであ
る。+マークは各タイミングパルス間隔条件から得られ
たデータのワースト値を示している。
【0027】これから、このキャリッジ復帰通電j投入
後キャリッジ復帰が完了し次行の文字選択が可能となる
までの待ちタイミングパルス数は、キャリッジ8がホー
ムポジションに復帰するまでに発生するタイミングパル
ス数(以後、キャリッジ復帰タイミングパルス数と呼
ぶ)の最大値をもとにバラツキ等を考慮した数値N3を
用いていた。(図13に示す)また、図16は温度とキ
ャリッジの復帰タイミングパルス数の関係を示すグラフ
である。+マークは各温度条件から得られたデータのワ
ースト値を示している。
【0028】これから、このキャリッジ復帰通電j投入
後キャリッジ復帰が完了し次行の文字選択が可能となる
までの待ちタイミングパルス数は、キャリッジ復帰タイ
ミングパルス数の最大値をもとにバラツキ等を考慮した
数値N2を用いていた(図15に示す)。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では、桁方向に移動するキャリッジの復帰動作が完了す
るまで次の行の文字選択開始を待つタイミングパルス数
または待ち時間は印字した桁数によらず一定となってい
た。そのため、(1)印字桁数が少なく戻る距離が短い
ため、短い戻り時間でホームポジションまで戻れる場合
にも必要以上に長い時間を待つことになり、一行の印字
に要する印字時間が長くなるすなわち印字スピードが遅
くなるという欠点を有していた。図3は従来技術によっ
たプリンタの制御装置の一例を示すフローチャートの一
部であるが、一行の印字終了後に制御のためにプリンタ
により発生されるタイミングパルスを実際の印字桁数と
は無関係に最も多い桁数を印字した場合に必要となる一
定数をステップP3aでカウントする様になっている。
また図4は従来技術による制御装置の他の一例であり、
ステップP4aの制御回路(プログラムも含む)の有す
る一定時間のタイマーを復帰のための待ち時間の測定に
用いるものであるが、次の行の文字選択動作可能となる
までの待ち時間は印字桁数によらず最も多い桁数の印字
の場合に必要な一定値となっている。
【0030】図5は従来技術によった制御装置により印
字に要する時間の内訳を示したグラフであり、一行の印
字時間のうちP5a,P5b,P5cで示すキャリッジ
の復帰のための待ち時間(待ちタイミングパルス数とし
ても同様)は印字桁数によらず最も多い桁数の印字の場
合に必要な一定値となっているため印字桁数が少ないほ
ど大きな割合を占めるようになる。しかも前述のように
その待ち時間は印字桁数が少ない場合ほど必要以上に長
いものとなっているのであるまた、従来技術によれば、
活字群選択後選択動作完了まで次桁選択を待つ待ちタイ
ミングパルス数は、モータ電圧最大で耐久等を含めたモ
ータ回転数が最大(タイミングパルス間隔最小)の条件
での活字群スライドタイミングパルス数の最大値をもと
にさらに活字群スライド時間が増大する低温状態を考慮
してあるため、(2)通常使用状態では余裕のありすぎ
る大きな値に設定されており、印字スピードの向上に対
し障害となっていた。
【0031】この欠点に対抗してプリンタの印字スピー
ドを上げるためには、活字群スライド時間を短くするこ
とが必要であり、その為活字輪ばねの荷重を高く設定す
るという対策を採ると、プリンタ負荷が増え消費電流の
上昇や、負荷に耐える耐久性の高い部品の採用等、コス
トアップとなるという問題が発生し、更には、キャリッ
ジの復帰音も大きくなるという問題が発生する。
【0032】さらに、従来のシリアルプリンタの制御装
置は、活字群によって活字群スライド時間が異なるにも
関わらず区別なく活字群スライド完了まで次桁の選択を
待つ待ち時間を設定していたので、(3)使用頻度の高
い活字群を活字群スライドタイミングパルス数の少ない
位置に配置し、その活字群を選択印字しても、印字スピ
ードは向上しないという欠点があった。
【0033】また、シリアルプリンタが電卓等に使用さ
れる場合、電源としてアルカリ電池あるいは低コストで
作られる低容量のACアダプターが使用されるが、電池
の場合最大電圧で使用される状態はごくわずかで中心電
圧以下で使用される場合の方が長く、一方ACアダプタ
ー使用の場合は、計算のみとプリンターも駆動させる両
方の使い方を満足させるために、つまり電流消費の少な
い計算だけの状態(出力電圧は高い)と電流消費の多い
プリンター駆動時(出力電圧は低い)のバランスをとる
ために、プリンタ駆動時は中心電圧を下回る使い方がほ
とんどであった。
【0034】そのために、前述の従来技術では、復帰動
作完了まで次行の活字選択を待つ待ちタイミングパルス
数は、モータ電圧最大で耐久等を含めたモータ回転数が
最大(タイミングパルス間隔最小)の条件でのキャリッ
ジ復帰タイミングパルス数の最大値をもとにバラツキ等
を考慮してあるため、(4)通常使用状態では余裕のあ
りすぎる大きな値に設定されており、印字スピードの向
上に障害となっていた。
【0035】さらに、シリアルプリンタを搭載した電卓
の使用温度範囲は低温から高温まで広範囲であるため
に、前述の従来技術では、復帰動作完了まで次行の活字
選択を待つ待ちタイミングパルス数は、低温でのワース
ト条件をもとに設定されており、(5)通常使用温度で
は余裕のありすぎる大きな値に設定されている為に印字
スピードを低く押さえてしまうという欠点を有してい
た。
【0036】これらの欠点に対しプリンタの印字スピー
ドを上げるためには、キャリッジがホームポジションに
復帰する時間を短くすることが必要であり、その為にキ
ャリッジばねの荷重を高く設定するという対策を採る
と、プリンタ負荷が増え消費電流の上昇や、負荷に耐え
る耐久性の高い部品の採用等コストアップとなるという
問題が発生し、さらにはキャリッジの復帰音も大きくな
っていた。
【0037】また、以上の欠点に対してプリンタの動作
速度を上げるという対策により印字スピードを上げよう
とすると、トルクの大きなモーターが必要となるためモ
ーターの形状・重量・価格等が増大しシリアルプリンタ
にとって重要な要素である形状・重量・価格を上昇させ
るという新たな問題を発生させるものであった。
【0038】本発明はこのような欠点を解決するために
なされたものであり、その目的は形状,重量,消費電
力,価格および騒音を上昇させる事なく、また耐久性の
高い部品を使用せずに、通常使用する事の多い印字文字
種類や温度条件および電源電圧条件における印字スピー
ドが速いシリアルプリンタの制御装置を提供することに
ある。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のシリアルプリンタの制御方法及び制御装
置は、桁方向に移動するキャリッジが一行の印字終了後
に次行の印字のために印字開始桁まで戻り前行に続けて
印字する一桁目の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生
し始めるタイミングパルスの所定計数値の計数により行
い、所定計数値を印字すべき文字と前行で印字した桁数
とに対応して設定した。
【0040】また、キャリッジのホームポジションへの
復帰動作の完了を、所定の活字輪回転停止時間の後に活
字の回転と共に発生するタイミングパルス数を印字した
桁数に対応した所定計数値計数することにより推定し
た。
【0041】また、印字した桁数により異なるキャリッ
ジのホームポジションへの復帰動作の完了の推定のため
の時間計測装置を有し、前行に連続して印字する一桁目
の文字選択を、キャリッジ復帰動作の時間計測値の所定
計測値の計測により行い、所定計測値を印字すべき文字
と前行で印字した桁数とに対応して設定した。
【0042】また、タイミングパルスの間隔を検出する
タイミングパルス間隔検出手段を有し、活字群選択後の
一桁目の文字選択を、活字群選択動作中に発生し始める
タイミングパルスの所定計数値の計数により行い、所定
計数値をタイミングパルス間隔検出手段の検出値に対応
して設定した。
【0043】また、活字群選択後の一桁目の文字選択
を、活字群選択動作中に発生し始めるタイミングパルス
の計数を所定計数値計数する事により行い、その所定計
数値を選択した活字群に対応して設定した。
【0044】また、プリンタ使用環境の温度を測定する
温度測定手段を有し、活字群選択後の一桁目の文字選択
を、活字群選択動作中に発生し始めるタイミングパルス
の所定計数値の計数により行い、その所定計数値を温度
測定手段の測定値に対応して設定した。
【0045】また、タイミングパルスの間隔を検出する
タイミングパルス間隔検出手段を有し、前行に連続して
印字する一桁目の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生
し始めるタイミングパルスの所定計数値の計数により行
い、その所定計数値を印字すべき文字とタイミングパル
ス間隔検出手段の検出値とに対応して設定した。
【0046】さらに、プリンタ使用環境の温度を測定す
る温度測定手段を有し、前行に連続して印字する一桁目
の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生し始めるタイミ
ングパルスの所定計数値の計数により行い、その所定計
数値を印字すべき文字と温度測定手段の測定値とに対応
して設定した。
【0047】
【作用】本発明の上記の構成によれば、桁方向に移動す
るキャリッジが一行の印字終了後に次行の印字のために
印字開始桁まで戻り前行に続けて印字する一桁目の文字
選択を、キャリッジ復帰中に発生し始めるタイミングパ
ルスの所定計数値の計数により行い、所定計数値を印字
すべき文字と前行で印字した桁数とに対応して設定する
ために、印字桁数が少なくキャリッジ復帰に要する時間
が短くて済む場合は所定計数値を少なくするため印字ス
ピードが向上する。
【0048】また、印字した桁数により異なるキャリッ
ジのホームポジションへの復帰動作の完了の推定のため
の時間計測装置を有し、前行に連続して印字する一桁目
の文字選択を、キャリッジ復帰動作の時間計測値の所定
計測値の計測により行い、所定計測値を印字すべき文字
と前行で印字した桁数とに対応して設定するために、印
字桁数が少なくキャリッジ復帰に要する時間が短くて済
む場合は所定計数値を少なくするため印字スピードが向
上する。
【0049】また、タイミングパルスの間隔を検出する
タイミングパルス間隔検出手段を有し、活字群選択後の
一桁目の文字選択を、活字群選択動作中に発生し始める
タイミングパルスの所定計数値の計数により行い、所定
計数値をタイミングパルス間隔検出手段の検出値に対応
して設定するためにモータスピードに対応させることが
でき、電源電圧の低い領域においては所定計数値を少な
くするためにプリンタの印字スピードを早めることがで
きる。
【0050】また、活字群選択後の一桁目の文字選択
を、活字群選択動作中に発生し始めるタイミングパルス
の計数を所定計数値計数する事により行い、その所定計
数値を選択した活字群に対応して設定するため、使用頻
度の高い活字群を選択する印字において所定計数値を少
なくすることにより電源電圧にかかわらず印字スピード
を早められる。
【0051】また、プリンタ使用環境の温度を測定する
温度測定手段を有し、活字群選択後の一桁目の文字選択
を、活字群選択動作中に発生し始めるタイミングパルス
の所定計数値の計数により行い、その所定計数値を温度
測定手段の測定値に対応して設定するため、通常使用す
ることの多い温度条件下で所定計数値を少なくすること
によりプリンタの印字スピードを早められる。
【0052】また、タイミングパルスの間隔を検出する
タイミングパルス間隔検出手段を有し、前行に連続して
印字する一桁目の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生
し始めるタイミングパルスの所定計数値の計数により行
い、その所定計数値を印字すべき文字とタイミングパル
ス間隔検出手段の検出値とに対応して設定するためにモ
ータスピードに対応させることができ、電源電圧の低い
領域においては所定計数値を少なくするためにプリンタ
の印字スピードを早めることができる。
【0053】さらに、プリンタ使用環境の温度を測定す
る温度測定手段を有し、前行に連続して印字する一桁目
の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生し始めるタイミ
ングパルスの所定計数値の計数により行い、その所定計
数値を印字すべき文字と温度測定手段の測定値とに対応
して設定するため、通常使用する事の多い温度条件での
所定計数値を少なくすることによりプリンタの印字スピ
ードを早められる。
【0054】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0055】(第1実施例)図1は本発明の一実施例に
おけるプリンタの制御装置のフローチャートの一部であ
り、ステップP1bに示す復帰待ちタイミングパルス数
(待ちTP数)は印字桁数に応じて設定される。図に従
って動作を説明すると、ステップP1aのループを繰り
返して一行の印字が完了するとステップP1bで印字し
た桁数に応じた復帰待ちタイミングパルス数を設定す
る。印字桁数による復帰待ちタイミングパルス数の設定
方法は、ある印字桁数を境として2種類の待ち時間の中
から選択したり印字桁数が一桁変わる毎に異なる値を採
る等様々な方法が有るが、全て印字した桁数によって復
帰待ちタイミングパルス数を変更するすなわち復帰待ち
タイミングパルス数は印字桁数の関数であるという点で
同一のものであり本発明に含まれるものである。続くス
テップP1cのループでタイミングパルスをカウントし
ステップP1bで設定した復帰待ちタイミングパルス数
を待った後、一行の印字を終了する。更にステップP1
dで次の行の印字の有無を確認し、有ればP1aに戻り
上記の動作を繰り返し無ければ全ての印字動作を終了す
る。
【0056】(第2実施例)図2は本発明の一実施例に
おけるプリンタの制御方法のフローチャートの一部であ
り、ステップP2に示す復帰待ち時間を決定するタイマ
ー回路(プログラムによるものも含む)の設定時間が印
字桁数に応じて設定される例を示してある。図6は第一
実施例及び第二実施例による制御方法の一例と従来の制
御装置の一例とによるプリンタの印字スピードの比を示
す表である。本図に示されるように実用上プリンタが使
用される頻度の高い印字桁数が少ない領域ほど印字スピ
ードの向上は著しい。
【0057】図7は本発明の一実施例により制御される
プリンタの印字機構の一例を示す上面図である。14は
複数の活字が連結され輪状に形成された弾性材より成る
活字輪であり、14dに示す外周面に活字が形成されて
いる。また11は図示していない駆動機構によって印字
の上位桁方向を示す矢印E方向に移動し一桁毎に選択さ
れた活字輪14を矢印H方向に押圧して印字紙15に押
し付け印字を行うハンマーであり、一行の印字が終了す
ると図示していないばね等を利用した復帰機構により印
字の下位桁方向を示す矢印Dの方向に移動し印字開始桁
へと復帰する。13は活字輪を保持する円筒形状をなす
保持体であり13aで示す活字輪を保持する部分13b
で示す印字する目的の活字を選択するために活字輪を回
転させる中心軸部とから成り、図示していない保持体を
回転させる機構により回転し、やはり図示していない活
字の種類を検出する機構によって印字する活字がハンマ
ー11に対向する位置に来るように選択をする。
【0058】なお図7は本発明による制御を使用するプ
リンタの一例であり押圧部材のみが桁方向に移動する機
構となっているが、図8の例のように回転する活字輪も
含めた印字機構部全体が桁方向に移動し一行印字終了後
に印字開始桁に復帰する機構のプリンタに対しても本発
明の制御が使用できることは言うまでもない。
【0059】(第3実施例)図17は本発明の請求項4
の一実施例のプリンタの制御装置を示すフローチャー
ト、図18はそのブロック図である。モータの起動時に
ステップF1でモータ駆動信号を投入し、ステップF2
でタイミングパルスカウントを初期化し、ステップF3
でタイミングパルスの立ち上がりを確認する制御を繰り
返し、タイミングパルスが立ち上がったらステップF4
でタイミングパルスカウントに1をプラスする。DCモ
ータを使用するプリンタのタイミングパルス間隔はタイ
ミングパルスが数発発生後(実施例で説明するプリンタ
は8発以内)にほぼ一定間隔になるため、ステップF3
〜F5で所定の数以上(実施例ではタイミングパルス>
7)立ち上がっていることを確認する。これは図22で
示すモーター回転速度が定常状態に達するまでの文字選
択禁止領域gの確認を行っている。
【0060】所定のタイミングパルス数以上立ち上がっ
たのを確認したら、ステップF6でリセットパルス(以
下RPと呼ぶ)の立ち上がりを確認する。RPの立ち上
がりが無ければステップF3へ戻り、RPが立ち上がれ
ばステップF7へ進む。所定のタイミングパルスカウン
トでRPが立ち上がった場合はステップF2に戻りタイ
ミングパルスカウントをやり直すが、それ以上であれば
ステップF8へ進み、RP=RP0とし、ステップF9
でタイミングパルスの立ち上がりを確認する制御を繰り
返し行う。タイミングパルスの立ち上がりを確認したら
ステップF10でタイミングパルス=TP0とし、ステ
ップF11の文字選択印字行程にはいる。
【0061】所望の文字に対応するTPnが立ち上がっ
たらステップF12で文字選択駆動信号を投入し、ステ
ップF13で文字選択駆動信号の間隔時間TWの計測の
タイマーをスタートさせてTPn〜TPn+1の間隔時
間TWを計測する。ステップF14で次桁の文字選択駆
動信号を投入し、ステップF15で印字桁が最上位桁で
あるかを確認し、最上位桁と判定したらステップF16
に進み、印字終了行程を行ってステップF17で終了す
る。最上位桁でない場合はステップF18に進み、活字
群選択桁であるかを判定する。活字群選択桁でなければ
ステップF14に戻り、活字群選択桁の場合は、ステッ
プF20に進む。
【0062】ステップF20において、間隔時間TWと
設定値W1との比較を行う。
【0063】TWが設定値W1より長い場合はステップ
F21に進み、タイミングパルスカウントを開始し、ス
テップF22でタイミングパルスがN1発立ち上がるの
をカウントしてから、ステップF14へ戻る。TWが設
定値W1より短い場合はステップF23に進みタイミン
グパルスカウントを開始し、ステップF24でタイミン
グパルスがN2発立ち上がるのをカウントし、ステップ
F14へ戻る。
【0064】ここで用いる数値N1とN2の大小関係
は、N1<N2である。
【0065】尚、本実施例では図11に示すように活字
群選択後の次桁文字選択待ちタイミングパルス数(文字
選択禁止領域)をjのN2×TPとkのN1×TPの2
段階に分けているが、図12のグラフを参照して多段階
にしても問題はない。この制御により、間隔時間TWが
長い場合は、活字群の選択動作開始から次の桁の文字選
択動作可能となるまでの待ちタイミングパルス数を少な
くすることができる。次に図18のブロック図により本
発明の制御装置の一例を説明する。制御部は、時間を計
測するタイマー30、演算処理中のデータを一時的に保
存するRAM31、プログラムを格納するROM32、
プログラム全体を統括制御するCPU33、紙送り・印
字等の為の電磁石駆動回路34、モータを駆動する為の
モータ駆動回路35、タイミング信号等を検出する検出
回路36とからなる。右側の破線部で囲まれた部分37
はプリンタ本体側を示す。
【0066】(第4実施例)次に本発明の請求項5にお
けるプリンタの制御装置の実施例を説明する。図19は
本発明の請求項5の一実施例のプリンタの制御装置を示
すフローチャートである。
【0067】図19において、ステップF1〜F11ま
では図17の説明と同じである。
【0068】ステップF14で文字選択駆動信号を投入
し、ステップF15で印字桁が最上位桁であるかを確認
し、最上位桁と判定したらステップF16に進み、印字
終了行程を行ってステップF17で終了する。最上位桁
でない場合はステップF18に進み、活字群選択桁であ
るかを判定する。活字群選択桁でなければステップF1
4に戻り、活字群選択桁の場合は、ステップF19に進
む。
【0069】ステップF19でどの活字群を選択したか
を判定し、活字群14c選択した場合はステップF23
に進み、タイミングパルスカウントを開始してステップ
F24でタイミングパルスがN2発立ち上がるのを確認
してから、ステップF14へ戻る。ステップF19で活
字群14cではなく、活字群14bを選択した場合はス
テップF21に進み、タイミングパルスカウントを開始
してステップF22でタイミングパルスがN1発立ち上
がるのを確認してから、ステップF14へ戻る。
【0070】この実施例の場合は、例えば赤・黒の二色
印字で活字群14bに黒インク塗布活字を配した場合等
は、活字群14bの使用頻度が高いので、活字群の選択
動作開始から次の桁の文字選択動作可能となるまでの待
ちタイミングパルス数が少ない場合が多くなり実使用上
の印字スピードを向上できる。
【0071】(第5実施例)次に本発明の請求項9にお
けるプリンタの制御装置の実施例を説明する。図20は
本発明の請求項9の一実施例のプリンタの制御装置を示
すフローチャートである。
【0072】図20において、ステップF1〜F18ま
では図17の説明と同じである。ステップ18で活字群
選択桁と判定した場合は、ステップF19に進む。ステ
ップF19でどの活字群を選択したかを判定し、活字群
14c選択した場合はステップF20に進む。ステップ
F20において、間隔時間TWと設定値W1との比較を
行う。
【0073】TWが設定値W1より長い場合はステップ
F21に進み、タイミングパルスカウントを開始し、ス
テップF22でタイミングパルスがN1発立ち上がるの
をカウントしてから、ステップF14へ戻る。TWが設
定値W1より短い場合はステップF23に進みタイミン
グパルスカウントを開始し、ステップF24でタイミン
グパルスがN2発立ち上がるのをカウントし、ステップ
F14へ戻る。
【0074】ステップF19で活字群14cではなく、
活字群14bを選択した場合はステップF21に進み、
ステップF21〜F22で前述の制御を実行後、ステッ
プF14へ戻る。
【0075】この実施例の場合は、間隔時間TWが長い
場合は、活字群の選択動作開始から次の桁の文字選択動
作可能となるまでの待ちタイミングパルス数を少なくす
ることができ、間隔時間TWが短い場合でも、活字群1
4bに使用頻度が高い活字群を配せば、活字群の選択動
作開始から次の桁の文字選択動作可能となるまでの待ち
タイミングパルス数が少ない場合が多くなり実使用上の
印字スピードを向上できる。
【0076】(第6実施例)図21は本発明の実施例に
おけるプリンタの制御装置を示すフローチャート、図2
2はモータの回転が遅い場合のタイミングチャートであ
る。図21のフローチャートに従って本発明の制御装置
の一例を説明する。
【0077】図21において、ステップF1〜F10ま
では図17の説明と同じである。
【0078】次にステップF11で文字選択印字行程に
入り、所望の文字に対応するTPnが立ち上がったらス
テップF12で文字選択駆動信号を投入し、ステップF
13で文字選択駆動信号の間隔時間TWの計測のタイマ
ーをスタートさせてTPn〜TPn+1の間隔時間TW
を計測する。ステップF15で印字桁が最上位桁である
かを確認し、そうでなければステップF12に戻り、最
上位桁と判定したらステップF31の連続駆動判定の制
御に進む。連続駆動で無い場合はステップF32のタイ
ミングパルスカウントを開始し、ステップF33でタイ
ミングパルスがN1発立ち上がる迄制御を繰り返し、ス
テップF34に進んだ所でモータ駆動信号をOFFす
る。ここでタイミングパルスをN1発カウントするの
は、実施例で説明するプリンタの紙送りがN1タイミン
グパルス数で終了する為である。(図22中の紙送り領
域h。)連続駆動の場合はステップF35で間隔時間T
Wと設定値W2との比較を行う。
【0079】図14に示すように、設定値W2とステッ
プF20の設定値W1はW1<W2の大小関係にあり、
電源電圧が高くモータスピードが早い場合の間隔時間T
Wは設定値W1よりも小さく、電源電圧が低くモータス
ピードが遅い場合は間隔時間TWは設定値W2より大き
い。ステップF38、ステップF43、ステップF45
で用いる数値N3、N1、N2はN1<N2<N3の大
小関係にある。間隔時間TWが設定値W2より小さい場
合はステップF36に進んで間隔時間TWと設定値W1
との比較を行い、設定値W1より小さい場合はステップ
F37に進みタイミングパルスカウントを開始し、ステ
ップF38でタイミングパルスがN3発立ち上がる迄制
御を繰り返し、ステップF11戻る。間隔時間TWが設
定値W1より大きい場合はステップF44に進んでタイ
ミングパルスカウントを開始し、ステップF45でタイ
ミングパルスがN2発立ち上がる迄制御を繰り返し、ス
テップF11に戻る。ステップF35で間隔時間TWが
設定値W2より大きい場合はステップF42に進んでタ
イミングパルスカウントを開始し、ステップF43でタ
イミングパルスがN1発立ち上がる迄制御を繰り返し、
ステップF11に戻る。ステップF42に進んだ場合、
図22で示すように紙送り領域hと文字選択禁止領域i
(選択待ちタイミングパルス数)が同じになる為、次桁
の印字開始までの時間は一番短くなる。尚、本実施例で
は文字選択駆動信号の間隔時間TWの長さによる文字選
択禁止領域i(選択待ちタイミングパルス数)を3段階
に分けていたが、2段階或は4段階以上に分けても問題
はない。
【0080】(第7実施例)図23は本発明の実施例に
おけるプリンタの制御装置を示すフローチャート、図2
4は常温でのタイミングチャート、図25はそのブロッ
ク図である。図23において、ステップF1〜F10ま
では図17の説明と同じである。
【0081】次にステップF11で温度測定を行い、文
字選択印字行程に入る。
【0082】所望の文字に対応するTPnが立ち上がっ
たらステップF12で文字選択駆動信号を投入し、ステ
ップF13で文字選択駆動信号の間隔時間TWの計測の
タイマーをスタートさせてTPn〜TPn+1の間隔時
間TWを計測する。ステップF15で印字桁が最上位桁
であるかを確認し、そうでなければステップF12に戻
り、最上位桁と判定したらステップF31の連続駆動判
定の制御に進む。連続駆動で無い場合はステップF32
でタイミングパルスカウントを開始し、ステップF33
でタイミングパルスがN1発立ち上がる迄制御を繰り返
し、ステップF34に進んだ所でモータ駆動信号をOF
Fして終了する。ここでタイミングパルスをN1発カウ
ントするのは、実施例で説明するプリンタの紙送りがN
1タイミングパルス数で終了する為である。(図24中
の紙送り領域h。)連続駆動の場合はステップF39に
進み、温度測定値Kと設定値K1との比較を行う。図1
6に示すように、設定値K1よりも温度保障範囲内で温
度測定値Kが高い場合、キャリッジの復帰タイミングパ
ルス数はN1以下であるために次の行の文字選択を開始
する前の文字選択禁止領域i(選択待ちタイミングパル
ス数)はN1×TPで良く、設定値K1よりも温度保障
範囲内で温度測定値Kが低い場合、キャリッジの復帰タ
イミングパルス数はN1以上N2以下であるために文字
選択禁止領域i(選択待ちタイミングパルス数)はN2
×TPであれば問題無い。この理由から、設定値K1よ
りも温度測定値Kの方が大きい(温度が高い)場合はス
テップF40に進みタイミングパルスをN1発カウント
した後、ステップF11に戻る。一方、設定値K1より
も温度測定値Kの方が小さい(温度が低い)場合はステ
ップF44に進み、タイミングパルスをN2発カウント
した後、ステップF11に戻る。
【0083】設定値K1は常温より低い値を用いてい
る。これにより通常使用することの多い常温ではステッ
プ40に進み、図24で示すように紙送り領域hと文字
選択禁止領域i(選択待ちタイミングパルス数)が同じ
になる為、次桁の印字開始までの時間は短くなる。
【0084】尚、本実施例では測定温度と比較する設定
値は1つしか設けてないが、複数設けても問題無い。
【0085】次に図25のブロック図により本発明の制
御装置の一例を説明する。制御部は、時間を計測するタ
イマー30、演算処理中のデータを一時的に保存するR
AM31、プログラムを格納するROM32、プログラ
ム全体を統括制御するCPU33、紙送り・印字等の為
の電磁石駆動回路34、モータを駆動する為のモータ駆
動回路35、タイミング信号等を検出する検出回路3
6、サーミスタ38と接続された温度検出回路39とか
らなる。右側の破線部で囲まれた部分37はプリンタ本
体側を示す。サーミスタ38はプリンタ本体37に取り
付けてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、桁方
向に移動するキャリッジが一行の印字終了後に次行の印
字のために印字開始桁まで戻り前行に続けて印字する一
桁目の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生し始めるタ
イミングパルスの所定計数値の計数により行い、所定計
数値を印字すべき文字と前行で印字した桁数とに対応し
て設定するために、印字桁数が少なくキャリッジ復帰に
要する時間が短くて済む場合は所定計数値を少なくする
ため印字スピードが向上する。
【0087】また、印字した桁数により異なるキャリッ
ジのホームポジションへの復帰動作の完了の推定のため
の時間計測装置を有し、前行に連続して印字する一桁目
の文字選択を、キャリッジ復帰動作の時間計測値の所定
計測値の計測により行い、所定計測値を印字すべき文字
と前行で印字した桁数とに対応して設定するために、印
字桁数が少なくキャリッジ復帰に要する時間が短くて済
む場合は所定計数値を少なくするため印字スピードが向
上する。
【0088】また幅広い電圧条件で使用されても、タイ
ミングパルスの間隔を検出するタイミングパルス間隔検
出手段を有し、活字群選択後の一桁目の文字選択を、活
字群選択動作中に発生し始めるタイミングパルスの所定
計数値の計数により行い、所定計数値をタイミングパル
ス間隔検出手段の検出値に対応して設定するためにモー
タスピードに対応させることができ、電源電圧の低い領
域においては所定計数値を少なくするためにプリンタの
印字スピードを早めることができる。
【0089】また幅広い電圧条件で使用されても、活字
群選択後の一桁目の文字選択を、活字群選択動作中に発
生し始めるタイミングパルスの計数を所定計数値計数す
る事により行い、その所定計数値を選択した活字群に対
応して設定するため、使用頻度の高い活字群を選択する
印字において所定計数値を少なくすることにより電源電
圧にかかわらず印字スピードを早められる。
【0090】また、プリンタ使用環境の温度を測定する
温度測定手段を有し、活字群選択後の一桁目の文字選択
を、活字群選択動作中に発生し始めるタイミングパルス
の所定計数値の計数により行い、その所定計数値を温度
測定手段の測定値に対応して設定するため、通常使用す
ることの多い温度条件下で所定計数値を少なくすること
によりプリンタの印字スピードを早められる。
【0091】また、タイミングパルスの間隔を検出する
タイミングパルス間隔検出手段を有し、前行に連続して
印字する一桁目の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生
し始めるタイミングパルスの所定計数値の計数により行
い、その所定計数値を印字すべき文字とタイミングパル
ス間隔検出手段の検出値とに対応して設定するためにモ
ータスピードに対応させることができ、電源電圧の低い
領域においては所定計数値を少なくするためにプリンタ
の印字スピードを早めることができる。
【0092】さらに、プリンタ使用環境の温度を測定す
る温度測定手段を有し、前行に連続して印字する一桁目
の文字選択を、キャリッジ復帰中に発生し始めるタイミ
ングパルスの所定計数値の計数により行い、その所定計
数値を印字すべき文字と温度測定手段の測定値とに対応
して設定するため、通常使用する事の多い温度条件での
所定計数値を少なくすることによりプリンタの印字スピ
ードを早められる。
【0093】すなわち、温度条件に合わせて所定計数値
を変えることができるので、低温でのキャリッジ復帰ス
ピードを上げるためにキャリッジばねを強くする必要が
無く、負荷の増大による電流値の上昇や、キャリッジ復
帰時の衝突音を増加させることも無く、多くの場合使用
される常温条件において連続印字の際の印字スピードを
あげることができる。
【0094】すなわち、シリアルプリンタにとって重要
な要素である形状,重量,消費電力,価格および騒音を
上昇させる事なく、また耐久性の高い部品を使用せず
に、通常使用することの多い印字文字種類や温度条件お
よび電源電圧条件における印字スピードが速いシリアル
プリンタを実現するという多大な効果を有ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1の一実施例を示すフローチ
ャート。
【図2】 本発明の請求項3の一実施例を示すフローチ
ャート。
【図3】 従来技術の一実施例を示すフローチャート。
【図4】 従来技術の他の実施例を示すフローチャー
ト。
【図5】 従来技術に依った印字に要する時間の内訳を
示すグラフ。
【図6】 本発明の一実施例と従来技術の一実施例とに
よるプリンタの印字スピードの比を示す図。
【図7】 シリアルプリンタの印字機構の一例図。
【図8】 シリアルプリンタの一例の外観図。
【図9】 シリアルプリンタの概略図。
【図10】 活字群切り換え機構の斜視図
【図11】 従来技術の例を示すタイミングチャート。
【図12】 TP間隔と活字群スライドTP数の関係を
示すグラフ。
【図13】 従来技術の例を示すタイミングチャート。
【図14】 TP間隔とキャリッジ復帰TP数のグラ
フ。
【図15】 従来技術の例を示すタイミングチャート。
【図16】 温度とキャリッジ復帰TP数のグラフ。
【図17】 本発明の請求項4の一実施例を示すフロー
チャート。
【図18】 本発明の制御装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図19】 本発明の請求項5の一実施例を示すフロー
チャート。
【図20】 本発明の請求項9の一実施例を示すフロー
チャート。
【図21】 本発明の請求項7の一実施例を示すフロー
チャート。
【図22】 本発明の一実施例を示すタイミングチャー
ト。
【図23】 本発明の請求項8の一実施例を示すフロー
チャート。
【図24】 本発明の一実施例を示すタイミングチャー
ト。
【図25】 本発明の制御装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
P1a 印字ループ P1b 復帰待ちTP数を決定するステップ P1c 復帰待ちTP数をカウントするループ P1d 次行印字有無を判断するステップ P5a,P5b,P5c キャリッジ復帰のための待ち
時間 1 DCモータ 8 キャリッジ 11 押圧部材 14 活字輪 24 キャリッジばね 26 活字輪ばね 33 CPU 38 サーミスタ 39 温度検出回路 F12 文字選択信号投入の処理 F13 文字選択信号の間隔時間TWの計測のタイマー
をスタートさせる処理 F15 印字桁が最上位桁かを判断する処理 F18 印字桁か活字群選択桁かを判断する処理 F19 どの活字群を選択したかを判断する処理 F31 プリンタを停止するか連続駆動するかを判断す
る処理 F35 間隔時間TWと設定値W2の大きさを比較する
処理 F36 間隔時間TWと設定値W1の大きさを比較する
処理 F39 温度測定値Kと設定値K1を比較する処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−301347 (32)優先日 平成4年11月11日(1992.11.11) (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 19/18 B41J 7/48

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源としてDCモータを使用し、活字
    の回転に対応してパルスを発生するタイミングパルス発
    生手段を備え、印字手段を保持するキャリッジが桁方向
    に逐次移動し、前記タイミングパルスを計数する事によ
    り印字する所望の前記活字を選択し、電磁石に通電する
    事によって歯車列により決まる所定時間前記活字の回転
    を停止させ、前記印字手段によって前記活字を押圧する
    印字および次桁への前記キャリッジの移動を行なった後
    に前記活字の回転が再び始まることを繰り返し、所定桁
    印字完了後に前記キャリッジの移動行程を利用して行な
    う付勢手段による前記キャリッジのホームポジションへ
    の復帰が完了する前にも前記活字の回転が始まり前記タ
    イミングパルスが発生し始める構造のシリアルプリンタ
    において、 前行に連続して印字する一桁目の文字選択を、前記キャ
    リッジ復帰中に発生し始める前記タイミングパルスの所
    定計数値の計数により行い、前記所定計数値を印字すべ
    き文字と前行で印字した桁数とに対応して設定すること
    を特徴とするシリアルプリンタの制御方法。
  2. 【請求項2】 駆動源としてDCモータを使用し、活字
    の回転に対応してパルスを発生するタイミングパルス発
    生手段を備え、印字手段を保持するキャリッジが桁方向
    に逐次移動し、前記タイミングパルスを計数する事によ
    り印字する所望の前記活字を選択し、電磁石に通電する
    事によって歯車列により決まる所定時間前記活字の回転
    を停止させ、前記印字手段によって前記活字を押圧する
    印字および次桁への前記キャリッジの移動を行なった後
    に前記活字の回転が再び始まることを繰り返し、所定桁
    印字完了後に前記キャリッジの移動行程を利用して行な
    う付勢手段による前記キャリッジのホームポジションへ
    の復帰が完了する前にも前記活字の回転が始まり前記タ
    イミングパルスが発生し始める構造のシリアルプリンタ
    において、 前記キャリッジの前記ホームポジションへの復帰動作の
    完了を、前記所定の活字輪回転停止時間の後に前記活字
    の回転と共に発生する前記タイミングパルス数を印字し
    た桁数に対応した所定計数値を計数することにより推定
    することを特徴とするシリアルプリンタの制御方法。
  3. 【請求項3】 駆動源としてDCモータを使用し、活字
    の回転に対応してパルスを発生するタイミングパルス発
    生手段を備え、印字手段を保持するキャリッジが桁方向
    に逐次移動し、前記タイミングパルスを計数する事によ
    り印字する所望の前記活字を選択し、電磁石に通電する
    事によって歯車列により決まる所定時間前記活字の回転
    を停止させ、前記印字手段によって前記活字を押圧する
    印字および次桁への前記キャリッジの移動を行なった後
    に前記活字の回転が再び始まることを繰り返し、所定桁
    印字完了後に前記キャリッジの移動行程を利用して付勢
    手段により前記キャリッジをホームポジションに復帰さ
    せる構造のシリアルプリンタにおいて、 印字した桁数により異なる前記キャリッジの前記ホーム
    ポジションへの復帰動作の完了の推定のための時間計測
    装置を有し、 前行に連続して印字する一桁目の文字選択を、前記キャ
    リッジ復帰動作の時間計測値の所定計測値の計測により
    行い、前記所定計測値を印字すべき文字と前行で印字し
    た桁数とに対応して設定することを特徴とするシリアル
    プリンタの制御方法。
  4. 【請求項4】 駆動源としてDCモータを使用し、活字
    の回転に対応してパルスを発生するタイミングパルス発
    生手段および選択可能な複数の活字群を備え、印字手段
    を保持するキャリッジが桁方向に逐次移動して一桁毎印
    字を行い、一行印字の途中桁で前記活字群の選択動作を
    行ない、前記活字群選択動作完了以前に前記活字の回転
    が始まり前記タイミングパルスが発生し始め、所定桁印
    字完了後付勢手段によって前記キャリッジをホームポジ
    ションに復帰させるシリアルプリンタにおいて、 前記タイミングパルスの間隔を検出するタイミングパル
    ス間隔検出手段を有し、 活字群選択後の一桁目の文字選択を、前記活字群選択動
    作中に発生し始める前記タイミングパルスの所定計数値
    の計数により行い、前記所定計数値を前記タイミングパ
    ルス間隔検出手段の検出値に対応して設定することを特
    徴とするシリアルプリンタの制御装置。
  5. 【請求項5】 駆動源としてDCモータを使用し、活字
    の回転に対応してパルスを発生するタイミングパルス発
    生手段および選択可能な複数の活字群を備え、印字手段
    を保持するキャリッジが桁方向に逐次移動して一桁毎印
    字を行い、一行印字の途中桁で前記活字群の選択動作を
    行ない、前記活字群選択動作完了以前に前記活字の回転
    が始まり前記タイミングパルスが発生し始め、所定桁印
    字完了後付勢手段によって前記キャリッジをホームポジ
    ションに復帰させるシリアルプリンタにおいて、 活字群選択後の一桁目の文字選択を、前記活字群選択動
    作中に発生し始める前記タイミングパルスの計数値の所
    定計数値により行い、前記所定計数値を選択した前記活
    字群に対応して設定することを特徴とするシリアルプリ
    ンタの制御装置。
  6. 【請求項6】 駆動源としてDCモータを使用し、活字
    の回転に対応してパルスを発生するタイミングパルス発
    生手段および選択可能な複数の活字群を備え、印字手段
    を保持するキャリッジが桁方向に逐次移動して一桁毎印
    字を行い、一行印字の途中桁で前記活字群の選択動作を
    行ない、前記活字群選択動作完了以前に前記活字の回転
    が始まり前記タイミングパルスが発生し始め、所定桁印
    字完了後付勢手段によって前記キャリッジをホームポジ
    ションに復帰させるシリアルプリンタにおいて、 プリンタ使用環境の温度を測定する温度測定手段を有
    し、 活字群選択後の一桁目の文字選択を、前記活字群選択動
    作中に発生し始める前記タイミングパルスの所定計数値
    の計数により行い、前記所定計数値を前記温度測定手段
    の測定値に対応して設定することを特徴とするシリアル
    プリンタの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシリアルプリンタにおい
    て、 タイミングパルスの間隔を検出するタイミングパルス間
    隔検出手段を有し、 前行に連続して印字する一桁目の文字選択を、前記キャ
    リッジ復帰中に発生し始める前記タイミングパルスの所
    定計数値の計数により行い、前記所定計数値を印字すべ
    き文字と前記タイミングパルス間隔検出手段の検出値と
    に対応して設定することを特徴とするシリアルプリンタ
    の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシリアルプリンタにおい
    て、 プリンタ使用環境の温度を測定する温度測定手段を有
    し、 前行に連続して印字する一桁目の文字選択を、前記キャ
    リッジ復帰中に発生し始める前記タイミングパルスの所
    定計数値の計数により行い、前記所定計数値を印字すべ
    き文字と前記温度測定手段の測定値とに対応して設定す
    ることを特徴とするシリアルプリンタの制御装置。
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