JP3298039B2 - 線路抵抗測定回路 - Google Patents
線路抵抗測定回路Info
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Description
路抵抗を測定するための線路抵抗測定回路に関するもの
である。
性が変化した場合には、その電話機が給電電流の変動に
応じて通話品質の補正を行って通話品質の劣化を防止し
ていたため、加入者回線の線路抵抗の測定を行う必要が
なかった。
電力化の一案としての半定電流給電方式(1994年電
子情報通信学会秋季大会)を加入者回線に用いた場合に
は、給電電流が変化しない領域では電話機の特性が変化
しないために、終端インピーダンスの不整合などにより
通話品質が劣化するという可能性があった。
定回路は、加入者回線の各線にそれぞれ接続された一対
の抵抗と、この一対の抵抗にそれぞれ発生する電圧を検
出して差分を求め、かつ、この差電圧に基づいて電話機
を含む加入者回線に流れる電流を検出し、該検出電流に
基づいて電圧に変換する加入者回線給電電流検出回路
と、加入者回線の線間電圧を検出し、かつ、その線間電
圧に基づく電圧信号を出力する加入者回線線間電圧監視
手段と、加入者回線給電電流検出回路の電圧と加入者回
線線間電圧監視手段の電圧信号とを比較して、加入者回
線の抵抗の基準値に対する差異を判定結果として出力す
る比較手段とを備えたものである。
路は、加入者回線の各線にそれぞれ接続された各抵抗の
両端電圧をそれぞれ検出して差分を求め、その差分電圧
に基づいて電話機を含む加入者回線に流れる電流を検出
して電圧に変換し、加入者回線線間電圧監視手段は、加
入者回線の線間電圧を検出して、この線間電圧に基づく
電圧信号を比較手段に出力する。この比較手段は、加入
者回線給電電流検出回路により変換された電圧と加入者
回線線間電圧監視手段からの電圧信号とを比較して、加
入者回線の抵抗の基準値に対する差異を判定結果として
出力する。
は電話機を含む加入者回線の線路抵抗に対する2線差動
電流電圧変換回路の出力電圧と電源補正回路の出力電圧
との関係を示す図である。
抗RL /2の和)を有する加入者回線で、一方の線(以
下、「A線」という)は、一端が電話機Tに接続され、
他端が抵抗R1 を介して給電回路10に接続されてい
る。また、他方の線(以下、「B線」という)は、一端
が前記電話機Tに接続され、他端が前記抵抗R1 の値と
同一の抵抗R2 を介して給電回路20に接続されてい
る。この加入者回線Lは、電話機Tのフックスイッチが
オフされたときは、そのときに形成される電話機抵抗R
T と線路抵抗RL との和による線路抵抗Rxをもつこと
になる。給電回路10は他方が接地され、給電回路20
は給電用電源VBBを介して接地されている。これら給電
回路10,20は加入者回線Lに半定電流を供給する回
路である。
路で、例えば2線差動電流電圧変換回路30aからな
り、入力側が加入者回線LのA線及びB線に接続された
各抵抗R1 ,R2 の両端にそれぞれ接続され、出力側は
例えば比較器50の反転入力端子に接続されている。各
抵抗R1 ,R2 の両端電圧をそれぞれ検出し、その各電
圧の差分に基づいて電話機Tを含む加入者回線Lに流れ
るループ電流IL を検出し、その電流IL に基づいて電
圧Vref に変換する。この電圧Vref は下記の式(1)
によって表され、式に示すaは、ループ電流IL を電圧
Vref に換算するための定数で、2線差動電流電圧変換
回路30aによって決まる。 Vref =a×IL …(1)
段に相当する加入者回線線間電圧監視回路で、例えばV
BB−VL 検出回路40a、電源電圧検出回路40b及び
電源補正回路40cからなっている。VBB−VL 検出回
路40aは、本発明の電圧減算回路に相当し、入力側は
加入者回線LのA線及びB線がそれぞれ接続され、出力
側は電源補正回路40cに接続されている。加入者回線
Lの線間電圧VL を検出して予め設定された給電用電源
VBBからその線間電圧VL を減算し、そして、その値に
基づいて電圧V1 を算出して電源補正回路40cに出力
する。線間電圧VL は線路抵抗Rxにループ電流IL が
流れたときの電圧で(式(2)参照)、出力電圧V1 は
下記の式(3)に基づいて得られた値である。なお、式
(2)のRxは、前述したように電話機抵抗RT と、加
入者回線LのA線及びB線の各線路抵抗RL /2とを加
算した線路抵抗であり、式(3)に示すbは例えば電圧
増幅率の定数でVBB−VL 検出回路40aによって決ま
る。 VL =Rx×IL …(2) V1 =b×(VBB−VL ) …(3)
が給電用電源VBBに接続され、出力側は電源補正回路4
0cに接続されている。給電用電源VBBを検出し、その
検出電圧に式(3)に示す定数bと同一の定数を乗算し
てなる電圧V2 を電源補正回路40cに出力する。 V2 =b×VBB …(4)
検出回路40bの出力電圧V2 を元に、VBB−VL 検出
回路40aの出力電圧V1を補正する回路で、式(5)
に示す演算で得られる電圧V3 を比較器50の非反転入
力端子に出力する。 V3 =V2 −V1 =(b×VBB)−{b×(VBB−VL )}=b×VL …(5) 前述した比較器50は、電圧Vref が電圧V3 より大き
いときローレベルの信号を出力し、逆に電圧Vref の方
が電圧V3 より小さいときはその信号のレベルをハイレ
ベルに反転する。
において、2線差動電流電圧変換回路30aを抵抗R1
,R2 の両端にそれぞれ接続し、またVBB−VL 検出
回路40aを加入者回線Lの他端に接続し、さらに電源
電圧検出回路40bを給電用電源VBBに接続すると、2
線差動電流電圧変換回路30aは、抵抗R1 ,R2 の両
端電圧をそれぞれ検出して、その各電圧の差分に基づい
て電話機Tを含む加入者回線Lに流れるループ電流IL
を検出し、その電流IL に基づいて電圧Vref に変換し
比較器50の反転入力端子に出力する。一方、VBB−V
L 検出回路40aは、加入者回線Lの線間電圧VL を検
出して、予め設定された給電用電源VBBからその線間電
圧VL を減算し、そして、その減算値に定数bを乗算し
て得られる電圧V1 を電源補正回路40cに出力する。
また、電源電圧検出回路40bは、給電用電源VBBを検
出して電圧V2 を電源補正回路40cに出力する。電源
補正回路40cは、VBB−VL 検出回路40aからの電
圧V1 及び電源電圧検出回路40bからの電圧V2 がそ
れぞれ入力されると、電源電圧検出回路40bの電圧V
2 を元にVBB−VL 検出回路40aの出力電圧V1 の補
正を行って、電圧V3として比較器50の非反転入力端
子に出力する。比較器50は、2線差動電流電圧変換回
路30aからの電圧Vref と電源補正回路40cからの
電圧V3 とを比較し、電圧Vref が電源補正回路40c
の電圧V3 より高いときは出力信号をローレベルにし、
逆に電圧V3 が2線差動電流電圧変換回路30aの電圧
Vref より高いときは出力信号のレベルを反転する。電
圧Vref の方が高いときは図2に示すように加入者回線
Lの線路抵抗Rxが低目であると判断し、また電圧V3
が高いときは線路抵抗Rxが高目であると判断する。
からRx=VL /IL とすることができるので、その式
に式(1),(5)をそれぞれ代入してなる下記式を得
ることができることから、線路抵抗Rxを算出すること
ができる。その場合、定数a,bは予め判っているので
Vref とV3 の電圧を測定する。 Rx=VL /IL =(a/b)×V3 /Vref …(6) また電話機抵抗RT を既知とした場合、加入者回線Lの
みの線路抵抗RL (RL=Rx−RT より)を算出する
ことができる。
線Lの線路抵抗RL を算出することができるので、終端
インピーダンスの不整合などによる通話品質の劣化に対
し、加入者回線の終端インピーダンスの調整が可能とな
り通話品質の劣化を防ぐことができる。
BB−VL 検出回路40aの出力V1と電源電圧検出回路
40bの出力V2 は、給電用電源変動量をΔVしたとき
以下のようになるが、 V1 =b×(VBB+ΔV−VL ) …(3−1) V2 =b×(VBB+ΔV) …(4−1) 電源補正回路40cの出力V3 は、以下の式から判るよ
うに給電用電源VBBが変動しないときと同様の出力電圧
になる。 V3 =V2 −V1 ={b×(VBB+ΔV)}−{b×(VBB+ΔV−VL } =b×VL …(5−1) よって、線路抵抗Rxは、前述した式(6)から得ら
れ、給電用電源VBBの変動に対して影響がないことが判
る。
線の各線にそれぞれ接続された各抵抗の両端電圧をそれ
ぞれ検出して差分を求め、その差分電圧に基づいて電話
機を含む加入者回線に流れる電流を検出して電圧に変換
し、また、加入者回線の線間電圧を検出してこの線間電
圧に基づく電圧信号を生成し、そして、この電圧信号と
前記電圧とを比較して、加入者回線の抵抗の基準値に対
する差異を判定結果とするようにしたので、加入者回線
の線路抵抗が高いか低いかの何れかが判別できるという
効果がある。
る2線差動電流電圧変換回路の出力電圧と電源補正回路
の出力電圧との関係を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 加入者回線の各線にそれぞれ接続された
一対の抵抗と、 この一対の抵抗にそれぞれ発生する電圧を検出して差分
を求め、かつ、この差電圧に基づいて電話機を含む加入
者回線に流れる電流を検出し、該検出電流に基づいて電
圧に変換する 加入者回線給電電流検出回路と、 前記加入者回線の線間電圧を検出し、かつ、その線間電
圧に基づく電圧信号を出力する加入者回線線間電圧監視
手段と、 前記加入者回線給電電流検出回路の電圧と前記加入者回
線線間電圧監視手段の電圧信号とを比較して、前記加入
者回線の抵抗の基準値に対する差異を判定結果として出
力する比較手段とを備えたことを特徴とする線路抵抗測
定回路。 - 【請求項2】 加入者回線の各線にそれぞれ接続された
一対の抵抗と、 この一対の抵抗にそれぞれ発生する電圧を検出して差分
を求め、かつ、この差電圧に基づいて電話機を含む加入
者回線に流れる電流を検出し、該検出電流に基づいて電
圧に変換する 加入者回線給電電流検出回路と、 前記加入者回線の線間電圧を検出し、この線間電圧を予
め設定された補正値に基づいて補正する加入者回線線間
電圧監視手段と、 前記加入者回線給電電流検出回路の出力電圧と前記加入
者回線線間電圧監視手段により補正された電圧とを比較
し、該比較結果に基づいて前記加入者回線の抵抗の基準
値に対する差異を判定結果として出力する比較器とを備
えたことを特徴とする線路抵抗測定回路。 - 【請求項3】 前記加入者回線線間電圧監視手段は、前
記加入者回線の線間電圧を検出し、予め設定された給電
用電源から前記線間電圧を減算する電圧減算回路と、前
記給電用電源の電圧を検出する電源電圧検出回路と、前
記電圧減算回路の出力電圧を電源電圧検出回路の検出電
圧に基づいて補正する電源補正回路とを有し、 前記比較器は、前記加入者回線給電電流検出回路の出力
電圧と前記電源補正回路により補正された電圧とを比較
し、該比較結果に基づいて前記加入者回線の抵抗の基準
値に対する差異を判定結果として出力することを特徴と
する請求項2記 載の 線路抵抗測定回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4101595A JP3298039B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 線路抵抗測定回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4101595A JP3298039B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 線路抵抗測定回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08233878A JPH08233878A (ja) | 1996-09-13 |
JP3298039B2 true JP3298039B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=12596575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4101595A Expired - Lifetime JP3298039B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 線路抵抗測定回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3298039B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004112490A (ja) | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Ricoh Co Ltd | 通信装置 |
CN104459405A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-03-25 | 国家电网公司 | 一种测量线路状态的方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4101595A patent/JP3298039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08233878A (ja) | 1996-09-13 |
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