JP3290620B2 - 加工物をコーティングする方法および装置 - Google Patents

加工物をコーティングする方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工物をコーティ
ングするための装置に使用される新規なモジュール式の
コーティング用の取付具、および加工物のコーティング
のための方法に関するものである。本発明は特に、工業
用のタービンおよびジェットエンジンのためのベーン
(vane)やブレード(blade )のコーティングに特に有
用である。
【0002】
【従来の技術】工業用のタービンやジェットエンジンな
どにおいて使用されるベーンやブレードでは、一般的
に、それらの腐食、熱疲労に対する耐性を改良し、また
その他の点において性能を改善するために、コーティン
グ処理が施される。経済的な点から、同時に多数の加工
物をコーティングできる業務用の方法が望まれている。
【0003】複数の加工物を同時にコーティングするた
めの業務用のシステムは、米国特許第4、192、25
3号に開示されている。このシステムでは、コーティン
グされるべき複数の加工物はコーティング用チャンバ内
に挿入され、またコーティング処理の間においてそれら
の長手軸の回りで同時に回転される。加工物をそれらの
縦軸の回りで同時に回転させることは、取付具の先端に
各加工物を取付け、取付具の他端を複雑なギアにより動
作される駆動システムに連結して、取付具およびその上
に取付けられた個々の加工物を回転させるによって行わ
れる。この形式のシステムは種々の理由により不利であ
る。例えば、このシステムは複雑であり、維持管理の観
点から面倒なものであり、また、このようなシステムに
関連するコストが非常にかかる。さらに、別の欠点とし
て、コーティングされた加工物を各取付具から個々に取
り外し、またコーティングすべき新しい加工物を取付具
の上に取付ける際に遅延れが生じることである。
【0004】最近、モジュール式の取付具構成を使用し
て多数の加工物を単一時間でコーティングすることが提
案されている。この形式のコーティングシステムは、
「MODULAR COATING FIXTURE」
と題され、John W.Menchetti等によ
り、1997年1月13日に出願され、本願の出願人に
譲渡された、米国特許出願第08/782、398号に
例示されている。
【0005】電子ビーム物理的蒸気蒸着法のような特定
のコーティング技術は、コーティング材料源の視線内に
存在しない加工物の表面がコーティングされない視線技
術である。よって、コーティングされる加工物の他の表
面に垂直あるいは略垂直である、プラットフォーム(pl
atform)のような表面をコーティングすることができる
装置と方法が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、多数の加工物を同時にコーテングすることを
容易に行うことができるモジュール式の取付具を提供す
ることにある。
【0007】本発明の別の目的は、互いに斜めに位置決
めされた表面をコーティングすることができる、上記の
取付具を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、部品の切換え
をより迅速に行え、また経済的に実行可能である、上記
の取付具を提供することにある。
【0009】本発明のさらに別の目的は、タービンのブ
レードやベーンのような加工物をコーティングするため
の改良された方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明の
モジュール式の取付具を用いた装置および方法により達
成される。本発明によれば、1つ以上の加工物をコーテ
ィングするための装置は、概括的には、コーティング動
作の間に各加工物をその長手軸の回りで同時に回転させ
るとともにコーティング材料源に向けて傾けさせるよう
に、コーティングされる各加工物を支持するための手段
を含むモジュール式取付具を含んで構成される。モジュ
ール式取付具は、長手方向に延在する軸およびこれに取
付けられた少なくとも1つの支持板を含んでいる。各作
業片のための支持手段は、各支持板内のブッシング装置
および加工物が取付けられる協働するスピンドル装置を
含んでいる。好ましい取付具の構造において、複数のブ
ッシング装置は各支持板の回りに放射状に離間してお
り、またスピンドル装置には各ブッシング装置が設けら
れている。ブッシング装置は、好ましくは、所望の寸法
の内側ボアを有し、その内側表面が粗面(roughened )
である中空の円筒状のスリーブを含んでいる。スピンド
ル装置は、好ましくは、スリーブの一端と接触するため
に拡大された端部および拡大された端部に取付けられた
軸部を有するピンを含んでいる。軸部は上記の内側ボア
の直径よりも小さい外径を有している。これと、ボアの
粗面とにより、モジュール式取付具がその長手軸の回り
を回転する際に、スピンドル装置に取付けられた加工物
がその長手軸の回りを回転することが可能となり、また
同時に取付具の長手軸に対し且つコーティング材料源に
向かって傾く。
【0011】本発明の方法は、概括的には、コーティン
グ材料源を設けるステップ、コーティングされる加工物
を取付具に取付けるステップ、および前記取付具および
これに取付けられた前記加工物を回転させ同時に前記加
工物をコーティング材料源に向かって傾けることにより
前記加工物の少なくとも1つの表面をコーティングする
ステップを含んで構成される。
【0012】より具体的には、本発明は次の構成を有し
ている。 (1) コーティング材料源を設け、取付具にコーティ
ングされる加工物を取付け、および前記取付具をその長
手軸の回りで回転させ、前記加工物をその長手軸の回り
で回転させ同時に前記加工物を前記コーティング材料源
に向けて傾斜させ、前記コーティング材料を前記加工物
の少なくとも1つの表面に加工物の長手軸に対して斜め
に接触させることにより前記コーティング材料で前記加
工物をコーティングする、各ステップを含んでなること
を特徴とするの加工物をコーティングする方法。
【0013】(2) 前記コーティングするステップが
前記加工物の2つの対向する表面をコーティングするこ
とを含んでなり、また前記傾斜させるステップにより前
記2つの対向する表面に実質的に垂直な表面がコーティ
ングされるようになることを特徴とする上記(1)の方
法。
【0014】(3) 前記取付けるステップが複数の加
工物を前記取付具に取付けることを含み、および前記コ
ーティングするステップが、前記取付具を前記取付具の
長手軸の回りで回転させ、前記加工物をその各長手軸の
回りで同時に回転させ、また前記加工物の全てを前記コ
ーティング材料源に向けて同時に傾斜させることをさら
に含んでなることを特徴とする上記(1)の方法。
【0015】(4) 前記取付けるステップが、ブッシ
ング装置およびスピンドル装置により前記取付具に固定
された保持装置内に各加工物を位置させることを含み、
また前記取付具を回転させるステップにより前記スピン
ドル装置および前記保持装置が前記取付具に対してロー
ルするようになることを特徴とする上記(3)の方法。
【0016】(5) 前記加工物が、前縁、2つの対向
する流れ表面、および前記対向する表面に実質的に垂直
なプラットフォームをそれぞれ有する複数のエーロフォ
イルを含み、またさらに前記取付具を前記保持装置内で
前記エーロフォイルとともに回転式駆動システムに取付
け、前記取付具と前記エーロフォイルをコーティングチ
ャンバ内に移送し、および前記エーロフォイルのそれぞ
れの前記前縁、対向する表面およびプラットフォームが
コーティングサイクルの間に前記コーティング材料にさ
らされるように前記取付具を回転する、各ステップをさ
らに含んでなることを特徴とする上記(4)の方法。
【0017】(6) 前記回転するステップが、前記取
付具を第1の軸の回りで回転させると同時に前記エーロ
フォイルのそれぞれを前記第1の軸と斜めの第2の軸の
回りで回転させることを含んでなり、前記第2の軸がコ
ーティング材料源に向かって傾斜していることを特徴と
する上記(5)の方法。
【0018】(7) 加工物をコーティングするための
モジュール式の取付具を含んでなり、前記モジュール式
の取付具は、コーティング動作の間において前記加工物
がその長手軸の回りで回転するのと同時にコーティング
材料源に向かって傾斜するように前記加工物を支持する
ための手段を含んでいることを特徴とする加工物をコー
ティングするための装置。
【0019】(8) 前記モジュール式取付具が、長手
方向に延在する軸およびそれに取付けられた支持板を含
み、および前記支持する手段が、前記支持板内のブッシ
ング装置および前記加工物に取付けられた協働するスピ
ンドル装置を含んでなることを特徴とする上記(7)の
装置。
【0020】(9) 前記ブッシング装置が内側ボアを
有する中空のスリーブ部材を含んでなり、前記スピンド
ル装置が、前記スリーブ部材の一端と接触するための拡
大された端部および前記拡大された端部に取付けられた
軸部を有するピンを含んでなり、前記軸部は前記ボアの
直径よりも小さい外径を有しており、および前記加工物
を支持する手段が、前記スピンドル装置の前記軸部に接
続された加工物の保持装置をさらに含んでいることを特
徴とする上記(8)の装置。
【0021】(10) 前記ボアおよび前記軸部が、前
記取付具の回転の間に前記加工物をロールさせる摩擦を
生じるための粗面を有していることを特徴とする上記
(9)の装置。
【0022】(11) 前記保持装置がカップ状のコネ
クタを一端に有し、前記カップ状のコネクタは2つの対
向するスロットを有し、前記軸部は、前記2つの対向す
るコネクタのスロットと嵌合するための少なくとも1つ
のスロットを有し、および前記コネクタを前記軸部に固
着するための手段を含んでなることを特徴とする上記
(9)の装置。
【0023】(12) 前記加工物の保持装置が、第1
の壁および前記第1の壁から延在した2つの側壁を有す
る加工物の保留装置であって、前記各側壁および前記第
1の壁は前記加工物を受容するための開口を規定した保
留装置、および前記加工物が前記保留装置内に位置決め
された後に前記開口を閉じるためのカバーを含んでなる
ことを特徴とする上記(9)の装置。
【0024】(13) 前記側壁の1つに取付けられこ
れから突出するとともに内部にスロットを有する舌状部
材を含み、前記カバーは前記カバーが前記開口を閉じた
ときに前記舌状部材が通過するスロットを有しており、
前記カバーを前記加工物の保留装置に固着するためのウ
ェッジ部材を含み、前記ウェッジ部材は前記舌状部材内
の前記スロットを通過し前記カバーの外側表面の一部に
接触し、前記加工物を前記加工物の保留装置内に位置決
めするための手段を含み、前記加工物の保留装置に取付
けられたマスキング装置を含み、および前記マスキング
装置が、コーティング作業の間にコーティングされない
前記加工物の部分上に延在していることを特徴とする上
記(12)の装置。
【0025】(14) 前記位置決めするための手段が
前記第1の壁に取付けられた位置決め部材あるいは前記
第1の壁と前記側壁の1つの間に延在する位置決め部材
を含んでなり、前記位置決め部材が前記加工物の一部と
協働することを特徴とする上記(13)の装置。
【0026】(15) 前記モジュール式の取付具をそ
の長手軸の回りで回転するための手段に前記モジュール
式の取付具を固着するための手段をさらに含んでなり、
前記固着する手段は、前記モジュール式の取付具の一端
から突出した円筒状の据付コラムを含んでなり、前記円
筒状の据付コラムは2つの対向するスロット、前記円筒
状の据付コラムに嵌合する軸部およびベース部を有し、
前記ベース部は前記2つの対向するスロットと内部で嵌
合するための少なくとも1つのスロット、前記モジュー
ル式の取付具を連結部材に固着するための前記2つの対
向するスロットおよび前記ベース部内の前記少なくとも
1つのスロットを通過する手段を有し、前記連結部材は
前記モジュール式の取付具が前記ベース部に対して移動
するのを許容するためのピボットを有してなることを特
徴とする上記(7)の装置。
【0027】(16) 前記加工物のそれぞれがコーテ
ィングサイクルの間にその長手軸の回りを回転するのと
同時に前記コーティングサイクルの間においてコーティ
ング材料源に向いて傾斜し各加工物の所望の部分が前記
コーティング材料によりコーティングされるように複数
の加工物を支持するための手段をさらに含んでなること
を特徴とする上記(7)の装置。
【0028】(17) 前記モジュール式の取付具が長
手方向に延在する部材および前記長手方向に延在する部
材に取付けられた支持板を有し、前記支持板は所望の距
離だけ分離されており、前記支持手段は前記支持板のぞ
れぞれに固定された複数のブッシングを含んでなり、お
よび前記加工物が取付けられる複数の協働するスピンド
ル装置をさらに含んでなることを特徴とする上記(1
6)の装置。
【0029】(18) 前記スピンドル装置が前記ブッ
シングに対してロールすることが許容されるとともに前
記モジュール式の取付具がコーティングサイクルの間に
回転するように、前記スピンドル装置が寸法付けされて
いることを特徴とする上記(17)の装置。
【0030】(19) 前記スピンドル装置のそれぞれ
に取付けられた加工物を保留するための手段をさらに含
んでなることを特徴とする上記(18)の装置。
【0031】(20) 前記スピンドル装置のそれぞれ
が、拡大された頭部および各ブッシング内のボアを通過
する軸部を含み、前記加工物を保留する手段のそれぞれ
が一端に取付けられたコネクタを含む、および前記コネ
クタを前記スピンドルの軸部の1つに固着するための手
段をさらに含んでなることを特徴とする上記(19)の
装置。
【0032】(21) 各前記加工物の保留手段が第1
の壁および前記第1の壁から延在した2つの側壁を含
み、前記側壁および前記第1の壁が前記加工物を受容す
るための開口を規定し、また前記加工物が前記保留する
手段内に位置決めされた後に前記開口を閉じるためのカ
バーをさらに含んでなることを特徴とする上記(19)
の装置。
【0033】本発明は、要約すると、複数の加工物を同
時にコーティングするための装置と方法に関するもので
ある。装置は、コーティングされる加工物を支持するた
めの複数のブッシング装置およびスピンドル装置を有す
るモジュール式の取付具を含んでいる。ブッシング装置
およびスピンドル装置は、各加工物がその長手軸の回り
で回転するとともに取付具の回転軸と交差する軸に沿っ
て傾いている。このようなブッシングおよびスピンドル
装置を設けることで、加工物の他の表面に実質的に垂直
な加工物の表面をコーティングすることが可能となる。
また、加工物を同時にコーティングするための方法は、
加工物がそれらの長手軸の回りで回転できて加工物が取
付具の回転軸に対して斜めに位置決めされるように複数
の加工物を取付具に取付け、前記加工物がロールするよ
うに取付具をその回転軸の回りで回転し、および取付具
が回転される際に加工物をコーティング材料にさらす、
各ステップから構成される
【0034】本発明の装置と方法の他の詳細な点、およ
び付随した他の目的および特長は、以下の詳細な説明お
よび図面中に開示されている。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。添付図面において、同じ構成要素には同じ符号
を付してある。
【0036】添付図面を参照して、特に図1は本発明に
係るコーティング用のモジュール式の取付具10を示し
た。図示の通り、この取付具10は、取付具10の長手
軸14と平行な方向に延在する中央の軸12を含んでい
る。取付具10は、好ましくは軸12に溶接された、2
つの離間した支持板16および18をさらに含んでい
る。必要ならば、支持板16および18は、その周辺部
の種々の位置において軸12に溶接されるとともに支持
板16および18に溶接された複数の支持体20によっ
て、軸12に固着される。軸12は重量軽減のために中
空とされる。
【0037】図2に示したように、円筒状の据付コラム
22が取付具10の一端から突出している。据付コラム
22は軸12の延長部、あるいは支持板16および18
の1つに溶接された別体の構成要素である。据付コラム
22は中空であり、また、取付具10をその長手軸14
の回りで回転するために、駆動システム(図示せず)に
固定された連結部材24の嵌め合い部分34を受容する
ために設計されている。図3を参照して、据付コラム2
2には、好ましくは、整列され対向した2つのスロット
26と28が設けられている。さらに、その一端に隣接
したキー溝30を有している。
【0038】図3と図4を参照して、連結部材24は、
ベース部32、およびピボット36によりベース部32
に連結された軸部34を含んでいる。図4に示したよう
に、ピボット36により軸部34はベース部32に対し
て移動できて、取付具10の据付および離脱が容易化さ
れる。軸部34は、中空の据付コラム22内に嵌合する
ように寸法付けされている。ベース部32には、コラム
22内にスロット26と28を組み合わせるために2つ
のスロット38および40が設けられている。さらに、
ベース部32は、スロット38および40がスロット2
6および28と正しく整列することを確保するために、
キー溝30内に嵌合するキー42を有している。
【0039】取付具10を連結部材24に固着するため
に、スロット26、38、40および28を通してウェ
ッジ44を挿入する。ウェッジ44は、好ましくは、所
定位置にロックするためのワイヤ(図示せず)を受容す
るためのアイレット46を一端に有している。
【0040】次に、図1を参照して、支持板16と18
のそれぞれの回りには複数のブッシング48が放射状に
離間している。各支持板内のブッシング48の数および
ブッシング48の軸12に対する間隔は、コーティング
される加工物のタイプにより決定される。図5に示した
ように、ブッシング48は、個々の支持板16あるいは
18に2側面上で溶接された中空円筒状に形成されたス
リーブ部材50により形成されている。スリーブ部材の
内側ボア52は所望の直径を有している。後述する理由
により、ボア52の表面は好ましくは粗面である。
【0041】コーティング作業の間、コーティングされ
る加工物54を、その長手軸122の回りで回転させ
て、前縁56および対向する流れ表面(floating surfa
ce)58と60のような加工物の多数の表面を実質的に
均一にコーティングすることが必要となる。また、多く
の用途において、十分にコーティングがされるために
は、表面62が流れ表面58および60に対して実質的
に垂直であることが望ましい。電子ビーム物理的蒸着プ
ロセスのような、視線コーティングプロセスにおいて
は、表面62をコーティングするため加工物54がその
長手軸122の回りで回転する際には、加工物54をコ
ーティング材料120の源に向けて傾けることが必要と
なる。本発明においては、表面62の所望のコーティン
グは、加工物をコーティング材料の源に向けて傾けるた
めに各ブッシング48を備えたスピンドル装置64を使
用することにより得られる。
【0042】次に、図6を参照して、スピンドル装置6
4は、好ましくは、軸部67と拡大した頭部68を有す
るピン66を含んで構成される。この頭部68は、それ
が組み合わされるブッシング48の一端に寄りかかって
いる。軸部67は粗面を有し、また、ボア52の内側直
径よりも小さい外側直径を有しており、ピン66がブッ
シング48に対して傾くことができるようになってい
る。スリーブ50の長さに沿った軸部67の直径および
ボア52の直径が傾きの程度を決定する。当然である
が、この傾きの程度は、コーティングの間において加工
物54が軸12に接触するようなものではならない。ピ
ン66は、後述するカップ状の部材72内に嵌合する変
形された軸部69をさらに含んでいる。
【0043】コーティングされる加工物54はスピンド
ル装置64に取付けられる。図6に示したように、加工
物54は、加工物の保持装置70および保持装置の一端
に取付けられたカップ状の部材72を介してピン66に
取付けられている。カップ状の部材72は、溶接などの
ように公知の適当な手段により保持装置70に取付けら
れる。カップ状の部材72は、スロット78を軸部69
の一端内に組み合わせるための2つの対向する開口74
と76を含んでいる。カップ状の部材72をピン66に
固着するため、ピンないしウェッジ状の部材80は、開
口74を通り、スロット78を通り、また開口76を通
って挿入される。ピンないしウェッジ状の部材80は、
保持装置70をスピンドル装置64に確実に固定するよ
うに設計されている。
【0044】図7に示したように、保持装置70は、背
壁82およびこれに接合された2つの側壁84および8
6を含む、面が開いて解放した構造である。保持装置7
0は、2つの壁84と86を接合する底壁88をさらに
含んでいる。コーティングされる加工物54は、側壁8
4と86、背壁82と底壁82、88により規定される
保持装置70内に位置決めされる。保持装置70内に位
置決めされたならば、コーティングされる加工物54の
一部は、底壁88に対向して位置決めされた解放端を通
って延在する。コーティングされるプラットフォームの
ような表面62を加工物54が有する場所では、側壁8
4と86および背壁82は表面62の形状と一致するよ
うに構成される。必要ならば、支持板90を備えた背壁
82が設けられる。支持板90は、これを所望の位置に
保持する好ましくは、加工物54上のリベット部あるい
はノッチ(図示せず)のような機構と協働する。
【0045】マスキング装置92は、後縁94のよう
な、加工物54の特定の部分がコーティングされるのを
防止するため、背壁82および/または側壁84に取付
けられている。マスキング装置92は適切な形状および
長さを有している。例えば、マスキング装置92はL形
状である。当然ではあるが、マスキング装置92の形状
は、加工物54のコーティングされない部分の形状に依
存する。
【0046】舌部材96は、溶接などにより、側壁84
の内側に固着されている。舌部材96は、内側に切断さ
れたスロット98を有しており、またカバー100を保
持装置70に固着させるために機能する。
【0047】図8を参照して、カバー100は側部10
2および104を有し、これらはカバー100が保持装
置70およびこれらの間に延在する接続部105上に着
座したときに、側壁84および86とオーバラップす
る。カバー105の接続部105は、舌部材96がそれ
を通って突出するスロット106を含んでいる。さら
に、カバー100の接続部105は、その外側表面11
0に取付けられたアイレット108およびその内側表面
114に取付けられた任意の支持部材112を有してい
る。支持部材112は、加工物54を保持装置70内の
所望の位置に保持するために、加工物54の一部と協働
する。
【0048】カバー100を保持装置70に固着するた
めにウェッジ(wedge )116が設けられている。図8
に示したように、ウェッジ116はその一端に隣接した
ボア118を有している。ウェッジ116がカバー10
0の外面114に隣接したその固定位置に載置されたと
き、ワイヤ(図示せず)がボア118およびアイレット
108を通過して、ウェッジ116をその正しい位置に
固着する。図9は保持装置70内に固定された加工物5
4を例示したものである。
【0049】軸12、支持板16と18、据付コラム2
2、保持装置70、ブッシング48、およびスピンドル
装置64のようなモジュール式の取付具10の種々の構
成要素は、当行分野において公知の適切な材料で作られ
る。好ましくは、これらはHASTALLOY−Xとし
て知られている材料で作られる。
【0050】本発明のモジュール式の取付具10は、次
のように使用される。第1に、コーティングされる複数
の加工物54が保持装置70の内部に置かれる。カバー
100を所定位置に固着した後、モジュール式の取付具
10は、所定位置の加工物54とともに、駆動システム
(図示せず)に示された連結部材24上に置かれる。上
述した通り、取付具10は、整列されたスロット26、
28、38および40およびこれらスロットを通過する
ウェッジ44を介して、連結部材24に固着される。取
付具10は連結部材24に固着された後は、コーティン
グ材料が公知の態様で位置された、電子ビーム物理的蒸
着チャンバのような、コーティングチャンバ内に移送さ
れる。コーティング材料を気化させる実際の技術は、本
発明の一部を形成するものではない。取付具10は多数
の異なる技術とともに使用することができる。
【0051】コーティング操作の間、モジュール式の取
付具10は駆動システム(図示せず)によりその長手軸
14の回りで回転される。取付具10が回転する際、重
力および各ブッシングおよび協働するスピンドル装置の
間の摩擦により、各保持装置70および各加工物54が
加工物の長手軸122の回りで回転するようになる。こ
れにより、各加工物54の対向する流れ表面58および
60と前縁56がコーティングされる。さらに、ブッシ
ング48およびスピンドル装置64が各加工物54を傾
けさせ、これにより軸122のそれぞれが長手軸14と
交差し、またコーティング材料120の源の方に向く。
この結果、プラットフォームの表面62のような、流れ
表面58および60に垂直な表面は、気化されたコーテ
ィング材料にさらされて同様にコーティングされる。コ
ーティング操作が完了した後、モジュール式の取付具1
0は加工物54とともに、コーティングチャンバから取
り外され、新しい取付具10がコーティングされる新し
い加工物54とともに設置される。
【0052】上記の記載から、本発明のモジュール式の
取付具は多くの工業上の特長を提供するものである。特
に、この取付具は多数の加工物を同時にコーティングす
ることができる。この取付具はさらに、内部に加工物を
容易に配置することができ、またこれから加工物を容易
に取り外すことができる。さらに、他のセットの加工物
が別の他の取付具上でコーティングされる一方で、加工
物を取付具内に置くとともに取付具から取り除くことが
できる。加えて、本発明の取付具は、従来技術のシステ
ムよりも使用が容易である。
【0053】本発明の取付具は、タービンのブレードや
ベーンのようなエーロフォイル(airfoil )をコーティ
ングする際に特に有用である。本発明の取付具を用いる
ことで、タービンのブレードあるいはベーンのプラット
フォーム部分とともに前縁および両方の流れ表面をコー
ティングすることが可能である。
【0054】本発明の取付具は、部品マニピュレーショ
ンシステムとして機能する高価なギア駆動式で長手方向
および横方向へ動作する装置と比べてデザインが比較的
簡単である。さらに、本発明の取付具によれば、略均一
なコーティング厚さおよび優れたコーティング構造を得
ることができる。本発明の取付具は簡単なデザインであ
るので、コーティングを非常に低コストで行うことがで
きる。
【0055】以上のように、本発明によれば、上記した
目的、手段、および特長を完全に満たすモジュール式取
付具を提供できることは明らかである。また、上記では
本発明をその特定の実施の形態に基づいて説明したが、
上記説明に鑑みて当業者が多くの代替え、修正、および
変更を行うことができることは明らかである。したがっ
て、本発明は、添付した請求の範囲内のこれらの代替
え、修正、および変更を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコーティング用のモジュール式の
取付具の斜視図である。
【図2】図1のコーティング用のモジュール式の取付具
の側面図である。
【図3】図1の取付具を駆動軸に連結するために使用さ
れる連結部材の部分的な断面の上面図である。
【図4】取付具が受容された位置/取り外された位置に
おいて示した図3の連結部材の側面図である。
【図5】図1のモジュール式の取付具の一部断面の側面
図である。
【図6】図1のモジュール式の取付具に使用されるスピ
ンドル装置の側面図である。
【図7】本発明のモジュール式の取付具に使用される加
工物の保持装置の正面図である。
【図8】カバーが定位置に固着された状態を示した、図
7の加工物の保持装置の断面図である。
【図9】図7および図8の保持装置内に位置決めされた
ベーン形の加工物の斜視図である。
【符号の説明】
10 取付具 12 軸 14 長手軸 16、18 支持板 24 連結部材 26、28 スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム エー.ネヘッツ,シニア アメリカ合衆国,コネチカット 06492, ウォーリングフォード,シエットランド ドライブ 5 (56)参考文献 特開 平6−76783(JP,A) 特開 平2−54766(JP,A) 実開 平4−44358(JP,U) 実開 昭61−125170(JP,U) 実開 昭64−53754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 B05C 11/08 B05D 1/40

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティング材料源を設け、取付具の長
    手軸に対して斜めに方向付け可能であると共にその長手
    軸がコーティング処理の間に前記コーティング材料源に
    向けて傾斜されるスピンドル装置に、コーティングされ
    る加工物を取付け、および前記取付具をその長手軸の回
    りで回転させ、前記加工物をその長手軸の回りで回転さ
    せ同時に前記加工物を前記コーティング材料源に向け
    ために前記スピンドル装置を傾斜させ、前記コーティン
    グ材料を前記加工物の少なくとも1つの表面に加工物の
    長手軸に対して斜めに接触させることにより、前記コー
    ティング材料で前記加工物をコーティングする、各ステ
    ップを含んでなることを特徴とする加工物をコーティン
    グする方法。
  2. 【請求項2】 前記コーティングするステップが前記加
    工物の2つの対向する表面をコーティングすることを含
    んでなり、また前記傾斜させるステップにより前記2つ
    の対向する表面に実質的に垂直な表面がコーティングさ
    れるようになることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記取付けるステップが複数の加工物を
    前記取付具に取付けることを含み、および前記コーティ
    ングするステップが、前記取付具を前記取付具の長手軸
    の回りで回転させ、前記加工物をその各長手軸の回りで
    同時に回転させ、また前記加工物の全てを前記コーティ
    ング材料源に向けて同時に傾斜させることをさらに含ん
    でなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記取付けるステップが、ブッシング装
    置および前記スピンドル装置により前記取付具に固定さ
    れた保持装置内に各加工物を位置させることを含み、ま
    た前記取付具を回転させるステップにより前記スピンド
    ル装置および前記保持装置が前記取付具に対してロール
    するようになることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記加工物が、前縁、2つの対向する流
    れ表面、および前記対向する表面に実質的に垂直なプラ
    ットフォームをそれぞれ有する複数のエーロフォイルを
    含み、またさらに前記取付具を前記保持装置内で前記エ
    ーロフォイルとともに回転式駆動システムに取付け、 前記取付具と前記エーロフォイルをコーティングチャン
    バ内に移送し、および前記エーロフォイルのそれぞれの
    前記前縁、対向する表面およびプラットフォームがコー
    ティングサイクルの間に前記コーティング材料にさらさ
    れるように前記取付具を回転する、各ステップをさらに
    含んでなることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記回転するステップが、前記取付具を
    第1の軸の回りで回転させると同時に前記エーロフォイ
    ルのそれぞれを前記第1の軸と斜めの第2の軸の回りで
    回転させることを含んでなり、前記第2の軸がコーティ
    ング材料源に向かって傾斜していることを特徴とする請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 加工物をコーティングするためのモジュ
    ール式の取付具を含んでなり、 前記モジュール式の取付具は、コーティング動作の間に
    おいて前記加工物がその長手軸の回りで回転するのと同
    時にコーティング材料源に向かって傾斜するように前記
    加工物を支持するための手段を含んでおり、 前記支持する手段が、ブッシング装置および前記加工物
    が取付けられた協働するスピンドル装置を含んでなり、 前記ブッシング装置が内側ボアを有する中空のスリーブ
    部材を含んでなり、および前記スピンドル装置が、前記
    中空のスリーブ部材と協同して前記取付具の回転の際に
    前記加工物の前記回転および前記傾斜を起こさせる、前
    記内側ボアを通って延在する回転可能なピンを含んでな
    る、 ことを特徴とする加工物をコーティングするための装
    置。
  8. 【請求項8】 前記モジュール式取付具が、長手方向に
    延在する軸およびそれに取付けられた支持板を含み、お
    よび前記ブッシング装置が前記支持板内に含まれてい
    、ことを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ピンが、前記スリーブ部材の一端と
    接触するための拡大された端部および前記拡大された端
    部に取付けられた軸部を有、前記軸部は前記ボアの直
    径よりも小さい外径を有しており、および前記加工物を
    支持する手段が、前記スピンドル装置の前記軸部に接続
    された加工物の保持装置をさらに含んでいることを特徴
    とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ボアおよび前記軸部が、前記取付
    具の回転の間に前記加工物をロールさせる摩擦を生じる
    ための粗面を有していることを特徴とする請求項9記載
    の装置。
  11. 【請求項11】 前記保持装置がカップ状のコネクタを
    一端に有し、 前記カップ状のコネクタは2つの対向するスロットを有
    し、 前記軸部は、前記2つの対向するコネクタのスロットと
    嵌合するための少なくとも1つのスロットを有し、およ
    び前記コネクタを前記軸部に固着するための手段を含ん
    でなることを特徴とする請求項9記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記加工物の保持装置が、 第1の壁および前記第1の壁から延在した2つの側壁を
    有する加工物の保留装置であって、前記各側壁および前
    記第1の壁は前記加工物を受容するための開口を規定し
    た保留装置、および前記加工物が前記保留装置内に位置
    決めされた後に前記開口を閉じるためのカバーを含んで
    なることを特徴とする請求項9記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記側壁の1つに取付けられこれから
    突出するとともに内部にスロットを有する舌状部材を含
    み、 前記カバーは前記カバーが前記開口を閉じたときに前記
    舌状部材が通過するスロットを有しており、 前記カバーを前記加工物の保留装置に固着するためのウ
    ェッジ部材を含み、 前記ウェッジ部材は前記舌状部材内の前記スロットを通
    過し前記カバーの外側表面の一部に接触し、 前記加工物を前記加工物の保留装置内に位置決めするた
    めの手段を含み、 前記加工物の保留装置に取付けられたマスキング装置を
    含み、および前記マスキング装置が、コーティング作業
    の間にコーティングされない前記加工物の部分上に延在
    していることを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記位置決めするための手段が前記第
    1の壁に取付けられた位置決め部材あるいは前記第1の
    壁と前記側壁の1つの間に延在する位置決め部材を含ん
    でなり、前記位置決め部材が前記加工物の一部と協働す
    ることを特徴とする請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記モジュール式の取付具をその長手
    軸の回りで回転するための手段に前記モジュール式の取
    付具を固着するための手段をさらに含んでなり、 前記固着する手段は、前記モジュール式の取付具の一端
    から突出した円筒状の据付コラムを含んでなり、前記円
    筒状の据付コラムは2つの対向するスロット、前記円筒
    状の据付コラムに嵌合する軸部およびベース部を有し、
    前記ベース部は前記2つの対向するスロットと内部で嵌
    合するための少なくとも1つのスロット、前記モジュー
    ル式の取付具を連結部材に固着するための前記2つの対
    向するスロットおよび前記ベース部内の前記少なくとも
    1つのスロットを通過する手段を有し、 前記連結部材は前記モジュール式の取付具が前記ベース
    部に対して移動するのを許容するためのピボットを有し
    てなることを特徴とする請求項7記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記加工物のそれぞれがコーティング
    サイクルの間にその長手軸の回りを回転するのと同時に
    前記コーティングサイクルの間においてコーティング材
    料源に向いて傾斜し各加工物の所望の部分が前記コーテ
    ィング材料によりコーティングされるように複数の加工
    物を支持するための手段をさらに含んでなることを特徴
    とする請求項7記載のモジュール式の装置。
  17. 【請求項17】 前記モジュール式の取付具が長手方向
    に延在する部材および前記長手方向に延在する部材に取
    付けられた支持板を有し、前記支持板は所望の距離だけ
    分離されており、 前記支持手段は前記支持板のぞれぞれに固定された複数
    のブッシングを含んでなり、および前記加工物が取付け
    られる複数の協働するスピンドル装置をさらに含んでな
    ることを特徴とする請求項16記載のモジュール式の装
    置。
  18. 【請求項18】 前記スピンドル装置が前記ブッシング
    に対してロールすることが許容されるとともに前記モジ
    ュール式の取付具がコーティングサイクルの間に回転す
    るように、前記スピンドル装置が寸法付けされているこ
    とを特徴とする請求項17記載のモジュール式の装置。
  19. 【請求項19】 前記スピンドル装置のそれぞれに取付
    けられた加工物を保留するための手段をさらに含んでな
    ることを特徴とする請求項18記載のモジュール式の装
    置。
  20. 【請求項20】 前記スピンドル装置のそれぞれが、拡
    大された頭部および各ブッシング内のボアを通過する軸
    部を含み、前記加工物を保留する手段のそれぞれが一端
    に取付けられたコネクタを含む、および前記コネクタを
    前記スピンドルの軸部の1つに固着するための手段をさ
    らに含んでなることを特徴とする請求項19記載のモジ
    ュール式の装置。
  21. 【請求項21】 各前記加工物の保留手段が第1の壁お
    よび前記第1の壁から延在した2つの側壁を含み、前記
    側壁および前記第1の壁が前記加工物を受容するための
    開口を規定し、また前記加工物が前記保留する手段内に
    位置決めされた後に前記開口を閉じるためのカバーをさ
    らに含んでなることを特徴とする請求項19記載のモジ
    ュール式の装置。
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